JP6169745B1 - 3d模様付シート及びその製造方法 - Google Patents

3d模様付シート及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6169745B1
JP6169745B1 JP2016051881A JP2016051881A JP6169745B1 JP 6169745 B1 JP6169745 B1 JP 6169745B1 JP 2016051881 A JP2016051881 A JP 2016051881A JP 2016051881 A JP2016051881 A JP 2016051881A JP 6169745 B1 JP6169745 B1 JP 6169745B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
ridges
convex
pattern
patterned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016051881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017164967A (ja
Inventor
晴美 八木
晴美 八木
厚三 田中
厚三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUYA TEXTILE CO.,LTD.
Original Assignee
MARUYA TEXTILE CO.,LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARUYA TEXTILE CO.,LTD. filed Critical MARUYA TEXTILE CO.,LTD.
Priority to JP2016051881A priority Critical patent/JP6169745B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6169745B1 publication Critical patent/JP6169745B1/ja
Publication of JP2017164967A publication Critical patent/JP2017164967A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

【課題】最終製品を考慮した場合に、製造された3D模様付シートの方向や領域によって、視覚的な趣を異ならせたり、あるいは、または着心地や風合いという人の感性に訴える感触を異ならせたりする。【解決手段】線によって仕切られる複数の図形11における前記線の内側及び外側に、平行な複数の線状に延びる凹凸条12が形成され、前記図形11のいくつかにおいて、前記凹凸条12の壁が、基底部に対して異なる傾斜角により傾斜して形成されている3D模様付シートにおいて、前記シート内の所定方向に向かって、凹凸条12の物理パラメータである凹凸条12の前記基底部からの高さが異ならされている。【選択図】図1

Description

この発明は、布地、皮革生地、紙、合成樹脂シートなどの様々なシートであり、付された模様が見る方向によって異なって三次元的に見える3D模様付シートと、その3D模様付シートの製造方法に関するものである。
本願出願人は、ロール本体の外周に模様や図柄が刻設され、支持ロールとの間に解砕した布素材の表面にエンボス加工を施しながら回転するエンボスロールを実用新案として出願した(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のエンボスロールには、そのロール本体の外周面にレーザビームの照射によって切込み角度、切込み幅、密度、切込み深さが異なる複数パターンの細線溝が形成されている。
実用新案登録第3155463号明細書
上記のエンボスロールを用いることにより、見る者の視覚に訴える趣のある模様が付された3D模様付シートを提供することができた。しかるに、ロール本体の外周面にレーザビームの照射によって形成された細線溝は、切込み角度、切込み幅、密度、切込み深さが異なる複数パターンの細線溝であるものの、出来上がった3D模様付シートを用いて作成した製品である衣料品やバッグ・財布類、その他の製品において、正面、裏面あるいは底面になど部位ごとに見え方に差を付けるなどの考慮は行われていない。
また、発明者は、製造された3D模様付シートが、形成された細線溝である凹凸条の物理パラメータによってシートの剛性(柔軟性)を変更できることを突き止めた。これによれば、折り曲げられる部分であるか、ある程度剛性を要する部分であるかなどによって、凹凸条の物理パラメータを変更して使い勝手が良く、または着心地や風合いという人の感覚や感性に好適な最終製品を考慮した3D模様付シートの提供を発想するに到った。
本発明は、上記のような経緯からなされたもので、その目的は、最終製品を考慮した場合に、製造された3D模様付シートの方向や領域によって、視覚的な趣を異ならせたり、あるいは、または着心地や風合いという人の感性に訴える感触を異ならせたりした3D模様付シートを提供することである。
また、本発明では、上記のような3D模様付シートを製造する製造方法を提供する。
本発明に係る3D模様付シートは、線によって仕切られる複数の図形が隣接して設けられ、前記複数の各図形の領域に、平行な複数の線状に延びる凹凸条が形成されている3D模様付シートにおいて、それぞれの前記図形毎の領域内では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角が同一であり、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さが同一であり、前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角が異ならされており、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さが異ならされていることを特徴とする。本発明の図形には、「図形によって文字を表現したもの」を含むものとし、この「図形によって文字を表現したもの」によってシート内に例えばロゴを表記することができる。
本発明に係る3D模様付シートでは、物理パラメータは、前記凸条の高さ以外に、前記凹凸条に関する幅、前記傾斜角、前記凹凸条による線の密度、加熱温度による加工部位の剛性により構成され、前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記物理パラメータの少なくとも1つが異ならされていることを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートでは、前記シート内の所定方向に向かって前記シートが複数の領域に分割され、前記隣接する領域において前記物理パラメータの少なくとも1つが異ならされていることを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートでは、前記シート内の所定方向に向かう直線に対して前記シートの面において直交する線分により、前記シートが複数の領域に分割されていることを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートでは、前記シートの一方の面を表面とし、他方の面を裏面とし、前記表面に凹凸条による模様を有し、前記裏面が平坦であることを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートの製造方法は、線によって仕切られる複数の図形を隣接して設け、前記複数の各図形の領域に、平行な複数の線状に延びる凹凸条をシート内に形成し、それぞれの前記図形毎の領域内では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角を同一にして形成し、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さを同一にして形成し、前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角を異ならせて形成し、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さを異ならせて製造することを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートの製造方法では、物理パラメータは、前記凸条の高さ以外に、前記凹凸条に関する幅、前記傾斜角、前記凹凸条による線の密度、加工時の加熱温度により構成され、前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記物理パラメータの少なくとも1つを異ならせて製造することを特徴とする。

本発明に係る3D模様付シートの製造方法では、前記シート内の所定方向に向かって前記シートが複数の領域に分割し、前記隣接する領域において前記物理パラメータの少なくとも1つを異ならせて製造することを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートの製造方法では、前記シート内の所定方向に向かう直線に対して前記シートの面において直交する線分により、前記シートが複数の領域に分割し、前記凹凸条を形成することを特徴とする。
本発明に係る3D模様付シートの製造方法では、前記シートを前記凹凸条に対応する凹凸を有するエンボスロールと支持ロールにより挟持し、エンボスロールと支持ロール間の圧力、加工速度(ロールの回転速度)、 加工温度の少なくとも1つを調整し、または、前記エンボスロールにおける溝の深さを調整し、前記エンボスロールと対向する前記シートの一面である表面に凹凸条による模様を生じさせ、前記表面の裏面を平坦に形成することを特徴とする。
本発明によれば、シート内の所定方向に向かって、凹凸条の物理パラメータである凸条の基底部からの高さを異ならせて製造するので、製造された3D模様付シートの方向や領域によって、視覚的な趣を異ならせたり、あるいは、または着心地や風合いという人の感性に訴える感触を異ならせたりした3D模様付シートを提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る3D模様付シートの平面図。 本発明の実施形態に係る3D模様付シートのおける、ある部分の拡大平面図。 本発明の実施形態に係る3D模様付シートの凹凸条の壁が、基底部に対して異なる傾斜角を有することを示す断面図。 本発明の実施形態に係る3D模様付シートの区分された領域を示す平面図。 本発明の実施形態に係る3D模様付シートの区分された領域において凸条の高さが異なることを示す断面図。 本発明の実施形態に係る3D模様付シートの凹凸条の幅を説明する平面図。 本発明の実施形態に係る3D模様付シートの3区分された領域を示す平面図。
以下、添付図面を参照して本発明に係る3D模様付シートとその製造方法の実施形態を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1に、実施形態に係る3D模様付シートの平面図を示す。3D模様付シートには、線によって仕切られる複数の図形11が備えられている。この図形11の外郭線は、図形の範囲を示すものである。また、図形11は、番号11を付していない部分を含み、シートの下地の部分を指すこともある。シートは、繊維の布地、皮革生地、紙、合成樹脂シートなどの様々な材質のシートを用いることができる。
図形11における輪郭線の内側及び外側には、平行な複数の線状に延びる凹凸条12が形成されている。図2(a)は、図1の3D模様付シートにおけるある部分の拡大図を示す。図2(a)において、図形11aの凹凸条12aの長さ方向と、図形11bの凹凸条12bの長さ方向とは、異なる方向に形成されており、この実施形態では互いに直交する方向となっている。
本実施形態に係る3D模様付シートにおいて、図形11aと図形11bの境界の一形態は、図形11aにおける凹凸条12aの長手方向の終端と、図形11bにおける凹凸条12bの長手方向の終端とが対向して当接することにより形成される。また、図形11aと図形11bの境界の別の形態は、図形11a(11b)における凹凸条12a(12b)の側面に、図形11b(11a)における凹凸条12b(12a)の長手方向の終端が当接することにより形成される。
図2(b)に、図2(a)とは別の模様を有する本実施形態に係る3D模様付シートの要部拡大平面図を示す。本実施形態に係る3D模様付シートは、図2(b)に示すように、ほぼ正方形の領域を、下に凸の三角形の領域と上に凸の三角形の領域と右に凸の領域と左に凸の領域とに分け、一単位の領域としている。一単位の領域における各三角形領域内に複数の凹凸条を形成して模様としたものである。凹凸条が相互に当接している境界14は、図2(a)において説明した境界と同様に形成されている。また、本実施形態に係る3D模様付シートは、上記一単位の模様を上下左右に繰り返し形成したものである。ここで、一単位の模様が隣接する境界線15には、溝が形成されており、一単位の模様が4枚集合して生じる4本の境界線15の集合点16は、溝ではなく凸部とされている。
また、本実施形態では、図形11のいくつかにおいて、凹凸条12の壁が、基底部に対して異なる傾斜角により傾斜して形成されている。例えば図3(a)に示すように、図形11aの凹凸条12aの基底部13に対する傾斜角θ1と、図3(b)に示すように、図形11bの凹凸条12bの基底部13に対する傾斜角θ2とが異ならされる。このように、2種類の傾斜角が用意され、3D模様付シートのいくつかの図形11に対して第1の傾斜角が適用され、残りの図形11に対して第2の傾斜角が適用される構成とすることができる。勿論、傾斜角は3種類以上とすることも可能である。
更に、本実施形態では、シート内の所定方向に向かって、凹凸条12の物理パラメータである凹凸条12の上記基底部13からの高さが異ならされている。例えば、図4に示すように、シート10の横方向に対して直交するラインL1、L2、L3によりシート10を領域E1〜E4に4区分する。
そして、凹凸条12の上記基底部13からの高さとして、例えば、H1とH2を用意する。領域E1、E3において高さH1を採用し、領域E2、E4において高さH2を採用する。図5は、領域E1と領域E2の境界を、凹凸条12の上記基底部13からの高さが現れるような断面とした断面図である。高さは、例えば、0.14mm〜0.3mmの間において選択することができる。
以上のように、構成される3D模様付シートは、特許文献1に示されたロールに上記3D模様付シートの凹凸条12に対応する溝をレーザーにより削刻し、加工前のシートを上記ロールと支持ロール間に挟みながら加熱して製造することができる。
上記のようにして製造した3D模様付シートは、領域によって凹凸条12の上記基底部13からの高さが異なるために、領域毎に風合いや剛性が異なり、3D模様付シートを用いて作成した製品である衣料品やバッグ・財布類、その他の製品において、所要の部位に所要の風合いや趣や剛性(或いは柔軟性)を有するものを製造することができる。因みに、凹凸条12の上記基底部13からの高さが高いほど加熱による固化がより強く現れ、剛性の大きい領域とすることができる。
なお、加工前のシート生地(基布)としては、ポリエステル100%加工糸により丸編地(インターロック=両面編)に生成した生地であって、製品目付けが、95g/m2〜110g/m2程度の厚さのものを用いることができる。このシート生地は、ダブル編機で編み立てられる組織を有する。そして、立体構造の編目が重なり合うため編目が詰んでいて、弾力性が大きく、安定性にも優れているという特性を有する。
以上の実施形態においては、領域を4領域として、凹凸条12の上記基底部13からの高さを2種類としたが、これは一例に過ぎない。領域を複数とすることができ、また、領域が3以上であれば高さの種類を3以上としても良い。また、領域の作り方は、境界線を横線としても良く、また、境界線を横線と縦線を用いてメッシュ状に領域を設けても良い。更に、境界線は、斜線でも良いし、直線に限らず曲線であっても良い。また、前述の実施形態のように、領域を分けるのではなく、連続的に凹凸条12の上記基底部13からの高さを変化させても良い。
物理パラメータは、上記した凹凸条12の高さ以外に、上記凹凸条12に関する幅W、上記傾斜角θ、上記凹凸条12による線の密度、加工時の加熱温度を用いることができる。上記幅Wは、一つの図形における一部の平面図である図6に示される凹凸条12の幅を指し、凹凸条12による線の密度は、例えば単位長さに対し凹凸条12による線が何本含まれるかを指す。そして、他の実施形態では、これらの物理パラメータの少なくとも1つがシート内の所定方向に向かって(隣接する領域において)異ならされている。
上記他の実施形態の構成によって、幅Wを広くするほど剛性を大きくすることができる。幅Wは、例えば理論的には10mm〜500mmの間で選択することができ、50mm〜200mmの間が好適である。また、線の密度を高密度とするほど剛性を大きくすることができる。傾斜角θを小さくするほど剛性を大きくすることができる。
次に、物理パラメータとして、加工時の加熱温度を変更して剛性の変化を測定する試験を実施した。加工前のシート生地としては、前述のポリエステル100%加工糸により丸編地に生成した生地を用いた。試験方法は、JIS L 1096 G法(ドレープ係数法)を用いた。原布、180℃加工布、190℃加工布に対して試験を行い、原布(0.121)、180℃加工布(0.182)、190℃加工布(0.222)というドレープ係数の試験結果を得た。このように、加工時の加熱温度という加工条件により、加工部位の剛性を変化させることが出来る。即ち、目的の剛性を得る為に、加工時の加熱温度という加工条件を整えれば良い。
尚、本実施形態において、凹凸条12の上記基底部13からの高さは、通常例えば、0.14mm〜0.3mmの間とすることは既述の通りである。この高さに対応する溝を有するエンボスロールと支持ロールを用いて、この間に加工前のシートを挟みながら加熱して製造することにより、エンボスロール側を表面とする3D模様付シートを得ることができる。この場合、模様はシートの表面側に生じるが、裏面にも生じることもある。製造した3D模様付シートを用いて作成される最終製品の種類によっては、裏面が平坦であるほうが望ましいものがある。このような要望に応えて、裏面が平坦である3D模様付シートを得るために、エンボスロールと支持ロール間の圧力、加工速度(ロールの回転速度)、 加工温度の少なくとも1つを調整し、または、上記エンボスロールにおける溝の深さを浅く調整し、柄(模様)が裏面に出ないようにすることができる。
上記のように、柄(模様)が裏面に出ないようにするための彫刻の深さについては、使用する彫刻ロール(エンボスロール)における彫刻の深さは、0.14mm〜0.3mmの範囲で任意に選択できる。
既に説明した図4においては、4領域において凹凸条12の上記基底部13からの高さを変えた。これに対し、図7に示すように、領域E11、E12、E13の3領域にシートを分割し、彫刻ロールにおける彫刻の深さを、領域E11、E13では、0.3mmとし、領域E12では、0.14mmとし、エンボス加工を行った。これにより、領域E11、E13において領域E12より相対的に柔かい風合いを得ることができた。逆に、領域E12において領域E11、E13より相対的に硬い風合いを得ることができた。この風合いは剛性の差によるものであり、上述したドレープ係数法による試験によって、ドレープ係数の差として検出できることは勿論である。
上記のように、柄(模様)が裏面に出ないようにすることによって、基布の持つ表面感(肌触り)を変えずに、表面に柄付けすることができる利点がある。更に、本実施形態に係る3D模様付シートに対し、エンボス加工後の2次加工、例えば 裏ラミネート加工(表地の裏側にラミネートする加工)を施す際に、裏側の面が基布の持つ滑らかさ(平面性)を維持できているため、スムーズに加工できる利点を有している。即ち、裏側の面に凹凸があると、裏ラミネート加工を阻害する場合があるが、本実施形態の3D模様付シートによって係る事態を回避することができる。
10 シート
11 図形
12 凹凸条
12a 凹凸条
12b 凹凸条
13 基底部
E1-E4 領域



Claims (10)

  1. 線によって仕切られる複数の図形が隣接して設けられ、前記複数の各図形の領域に、平行な複数の線状に延びる凹凸条が形成されている3D模様付シートにおいて、
    それぞれの前記図形毎の領域内では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角が同一であり、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さが同一であり、
    前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角が異ならされており、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さが異ならされていることを特徴とする3D模様付シート。
  2. 物理パラメータは、前記凸条の高さ以外に、前記凹凸条に関する幅、前記傾斜角、前記凹凸条による線の密度、加熱温度による加工部位の剛性により構成され、
    前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記物理パラメータの少なくとも1つが異ならされていることを特徴とする請求項1に記載の3D模様付シート。
  3. 前記シート内の所定方向に向かって前記シートが複数の領域に分割され、前記隣接する領域において前記物理パラメータの少なくとも1つが異ならされていることを特徴とする請求項1または2に記載の3D模様付シート。
  4. 前記シート内の所定方向に向かう直線に対して前記シートの面において直交する線分により、前記シートが複数の領域に分割されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の3D模様付シート。
  5. 前記シートの一方の面を表面とし、他方の面を裏面とし、前記表面に凹凸条による模様を有し、前記裏面が平坦であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の3D模様付シート。
  6. 線によって仕切られる複数の図形を隣接して設け、前記複数の各図形の領域に、平行な複数の線状に延びる凹凸条をシート内に形成し、
    それぞれの前記図形毎の領域内では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角を同一にして形成し、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さを同一にして形成し、
    前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記凹凸条における壁の、前記シート基底部に対する傾斜角を異ならせて形成し、且つ前記シート内の所定方向に向かって、前記凹凸条の物理パラメータである凸条の前記基底部からの高さを異ならせて
    製造することを特徴とする3D模様付シートの製造方法。
  7. 物理パラメータは、前記凸条の高さ以外に、前記凹凸条に関する幅、前記傾斜角、前記凹凸条による線の密度、加工時の加熱温度により構成され、
    前記シート内のいくつかの図形における領域相互では、前記物理パラメータの少なくとも1つを異ならせて製造することを特徴とする請求項6に記載の3D模様付シートの製造方法。
  8. 前記シート内の所定方向に向かって前記シートが複数の領域に分割し、前記隣接する領域において前記物理パラメータの少なくとも1つを異ならせて製造することを特徴とする請求項6または7に記載の3D模様付シートの製造方法。
  9. 前記シート内の所定方向に向かう直線に対して前記シートの面において直交する線分により、前記シートが複数の領域に分割し、前記凹凸条を形成することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の3D模様付シートの製造方法。
  10. 前記シートを前記凹凸条に対応する凹凸を有するエンボスロールと支持ロールにより挟持し、エンボスロールと支持ロール間の圧力、加工速度(ロールの回転速度)、 加工温度の少なくとも1つを調整し、または、前記エンボスロールにおける溝の深さを調整し、前記エンボスロールと対向する前記シートの一面である表面に凹凸条による模様を生じさせ、前記表面の裏面を平坦に形成することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の3D模様付シートの製造方法。
JP2016051881A 2016-03-16 2016-03-16 3d模様付シート及びその製造方法 Active JP6169745B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051881A JP6169745B1 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 3d模様付シート及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016051881A JP6169745B1 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 3d模様付シート及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6169745B1 true JP6169745B1 (ja) 2017-07-26
JP2017164967A JP2017164967A (ja) 2017-09-21

Family

ID=59384419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016051881A Active JP6169745B1 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 3d模様付シート及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6169745B1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711272A (en) * 1980-06-25 1982-01-20 Sakai Textile Mfg Co Ltd Production of raised cloth having embossed pattern
JPH03874U (ja) * 1989-02-16 1991-01-08
JPH0445040U (ja) * 1990-08-13 1992-04-16
JPH1058538A (ja) * 1996-08-14 1998-03-03 Meiwa Gravure Kk 装飾シート
CN101835597B (zh) * 2007-09-21 2013-05-22 3M创新有限公司 光学膜
JP3155463U (ja) * 2009-08-21 2009-11-19 株式会社マルヤテキスタイル エンボスロール
US9044353B2 (en) * 2011-04-26 2015-06-02 The Procter & Gamble Company Process for making a micro-textured web

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017164967A (ja) 2017-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5913755B1 (ja) 座席用表皮材、座席用表皮材の製造方法、及びエンボスロール
US5436057A (en) High softness embossed tissue with nesting prevention embossed pattern
US5874156A (en) High softness embossed tissue
WO2019116674A1 (ja) 傾斜シート材、傾斜シート材の製造方法、及び、エンボス型材
ES2220979T5 (es) Banda fibrosa no tejida de gran volumen y gofrada.
JP2010535111A (ja) エンボス加工装置
RU2628381C2 (ru) Тканеподобный текстурированный нетканый материал, содержащий бумагообразующие волокна, каландровочный валок и способ изготовления материала
JP6616025B2 (ja) 不織布シート及びこれを作る方法
JP6169745B1 (ja) 3d模様付シート及びその製造方法
JP6065151B1 (ja) 人工皮革
JP2018199264A (ja) 3dシート材、及び、3dシート材の製造方法
JP3181754U (ja) エンボスロール
JP5803158B2 (ja) ロール状積層連続シート
KR100366116B1 (ko) 엠보싱 패턴을 갖는 셀룰로우스 섬유질 웹
JP6890866B2 (ja) 座席用表皮材の製造方法、及び座席用表皮材の製造に用いられる金型装置
JP2018016213A (ja) 乗物内装品の表皮
JP2005160860A (ja) 衛生用紙
JP6746680B2 (ja) 貼付剤
CN107217112A (zh) 一种皮革压花辊及具有其的压花机
JP6938979B2 (ja) 画像形成体
JP6711191B2 (ja) 乗物内装品の表皮の製造方法
JP7121091B2 (ja) 丸みを帯びた傾斜を付けたエンボス加工
KR102513735B1 (ko) 타공을 통해 물성을 변화시키는 매트리스
JP2018016212A (ja) 乗物内装品の表皮
JPH0135735B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6169745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250