JP6169685B2 - 装具用の締付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人体を支持してその機能を維持するための装具用の、特に体躯に巻き付けられてそれを把持するようになっている脊椎用装具用の新規な締付け装置に関するものである。この締付け装置により、中央要素として構成された一つのバックプレートに、個々人に合わせて上下位置を調節可能であるように取り付けることができる、別個に構成された個々のテークルによって、支持効果をセグメント単位で個々人に対して適合化することを可能としている。
装具は、例えば腰や脊柱等の身体各部の運動機能を安定化させたり支持したりするための治療補助手段である。装具は、外傷後若しくは手術後に、又は保存療法の一環として、直接使用できるものである。使用にあたり、装具は通例、身体部位の周りに、例えば腰周りにあてがわれて、ベルトのように閉じられることによって、安定化の対象である身体領域に、これを安定化させる一定の圧力を加えようになっている。例えば腰椎用装具では、脊柱を特定の湾曲状態(脊椎前湾状態)に固定することによって、脊柱にそれ以上の障害が生じるのを防止することや、術後の状態を安定化させることによって回復状態を改善することが求められる場合がある。
公知である装具、例えば腰椎ベルトの多くには、複数の締付け装置が備えられ、これらを利用して、体躯に巻き付けられた装具から身体部位に加えられる締付け力/圧力をチェックしながら増加できるようになっている。そのためにも、何らかのテークル装置が備えられているとよい。このテークル装置は、公然周知であるように、装具ベルトの横幅全体に亘って引締め力を一様にする目的で、実質的に装具の横幅全体に亘って延びている。そのために、公知であるテークルをベースとした締付け装置は、装具の片側に向かって延びている、弛みのある引締め用ロープを有している。そのように構成された装具には、使用に際して次に挙げる様々な短所が随伴することが判明している。即ち、公知であるテークル機構によって引締め力の一様化がもたらされるため、締付け力を個々人に適合化させることも、又それにより支持効果を個々の治療目標に応じて適合化させることも不可能となっている。それと同時に、この公知であるテークル装置は、片側の引締め用ロープを使用して締め付けられることにより、力が装具の片側に作用することになり、又それに伴い装具に歪みや位置ずれを来すことになる。
複数のテークルを備えた締付け装置の改良例が、ドイツ特許出願公開第102010035309号明細書から知られている。
本発明は、上述の公知である短所を回避するために、装具用の締付け装置を改良して発展させることを課題として成されたものである。本発明が解決しようとする技術的な問題は、特にその支持機能において治療又は予防の様々な要求項目により良好に適合できるようにした、装具用の改良型締付け装置を提供することにある。特にこの装具によって、作用するそれぞれの力が、目標を指向して、身体の特定地点、特に脊柱の各部分に個別に導かれるようにする。
この技術的な問題は、請求項1に記載の締付け装置により解決される。
即ち、一方の第1の端部に配置される少なくとも一つの第1の側部要素と、それとは反対側の第2の端部に配置される少なくとも一つの第2の側部要素と、この両者間に配置される少なくとも一つの中央要素とを有している装具用の締付け装置において、第1及び第2の側部要素が、中央要素を間に挟んで、中央要素と第1の側部要素との間に延びている少なくとも一つの第1のテークルと、中央要素と第2の側部要素との間に延びている少なくとも一つの第2のテークルとにより相互に接続されており、それぞれのテークルを中央要素に繋ぎ止める結合点の上下位置を、複数の着脱自在な機械的連結手段を介して調節できるようになっている、装具用の締付け装置により解決される。
好ましい実施形態の一例においては、第1の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されており、又第2の側部要素も少なくとも更にもう二つのテークルを介して中央要素に接続されており、そこではこれらの少なくとも四つのテークルを中央要素に繋ぎ止める結合点の上下位置を、複数の着脱自在な機械的連結手段を介して、相互から独立して調節できるようになっている。
中央要素として利用される一つのバックプレートに、上下位置の調節を可能として個別に取り付けることができる複数のテークルが採用される場合は、装具、特に脊椎用装具のそれぞれの力のベクトルを、個々人に応じて、目標を指向して背中の愁訴箇所に合わせることが可能となり、その結果、それぞれのテークルがバックプレートに取り付けられる地点で、最大の締付け効果を脊柱に発揮できることになる。このため、特に本発明に従った締付け装置により、患者に脊椎用装具を処方する際には、脊柱の特定の部分に狙いを定めてピンポイントで負荷を加えたり、又はその部分にかかる負荷を軽減したりすることが可能となり、又それに伴い最大限の治療効果を達成することが可能となる。
本発明に従って、中央要素への各テークルの取付けは、複数の連結手段を介して行われることが好ましい。本発明に従って、一つの連結手段が一つの第1の連結要素と一つの第2の連結要素とから成ることが好ましいが、その場合は第1の連結要素が一つのテークルに配置され、第2の連結要素が中央要素に配置されることになる。
本発明に従って、一方の第1又は第2の連結要素は、何らかの引っ掛け要素であることが好ましい。本発明に従って、他方の第2又は第1の連結要素は、何らかの切欠き部であることが好ましい。
本発明に従って、中央要素への各テークルの取付けは、各テークルの引っ掛け要素を中央要素のそれぞれの切欠き部に引っ掛けることにより、又は中央要素のそれぞれの引っ掛け要素を各テークルの切欠き部に引っ掛けることにより、行われることが好ましい。
これらの引っ掛け要素は、例えば、後部把持要素、又はスナップオン式要素であるとよい。これらの切欠き部は、例えば穴であるとよい。これらの穴は、適切なものであれば、例えば円形又は楕円形等、どのような形状を有していてもかまわない。何が適切な形状であるかは、当業者の知るところとなっている。
好ましい実施形態の一例においては、それぞれの着脱自在な機械式連結手段が、後部把持要素又はスナップオン式要素として構成されている。
好ましい実施形態の一例においては、中央要素のそれぞれの連結要素が脊柱を覆う領域の左側及び右側に配置されている。
好ましい実施形態の別の一例においては、少なくとも一つの第1のテークル及び少なくとも一つの第2のテークルの結合点の上下位置を相互から独立して調節できるようになっている。別の好ましい実施形態においては、締付け装置の全てのテークルの結合点の上下位置を相互から独立して調節できるようになっている。
好ましい実施形態の一例においては、第1の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されている。別の好ましい実施形態においては、第2の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されている。更に別の好ましい実施形態においては、第1の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されていると共に、第2の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されているが、そこではこれらの少なくとも四つのテークルを中央要素に繋ぎ止める結合点の上下位置を、複数の着脱式の機械的連結要素を利用して相互から独立して調節できるようになっている。
好ましい実施形態の一例においては、それぞれのテークルを利用して各側部要素の相互距離を短縮することにより、締付け装置の締付け効果を達成できるようにしている。
好ましい実施形態の一例においては、それぞれのテークルを個別に締め付けることができる、及び/又は緩めることができるようになっている。即ち個々のテークルは、好ましいことにも、それぞれの上下位置を相互から独立して調節可能であるだけではなく、同時に相互から独立して締め付けることができる、及び/又は緩めることができるようになっている。
即ち好ましい実施形態の一例においては、第1の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されていると共に、第2の側部要素が少なくとも二つのテークルを介して中央要素に接続されているが、そこではこれらの少なくとも四つのテークルを中央要素に繋ぎ止める結合点の上下位置を、複数の着脱式の機械的連結要素を利用して相互から独立して調節可能であると同時に、これらの少なくとも四つのテークルは、相互から独立して締め付けることができる、及び/又は緩めることができるようになっている。
好ましい実施形態の一例においては、少なくとも一つのテークルが、少なくとも一つのロープ転向部と一つのロープ係留部とを有する一重又は多重のテークルとして構成されている。好ましい実施形態の一例においては、少なくとも一つのテークルが一重のテークルとして構成されている。更に別の好ましい実施形態においては、少なくとも一つのテークルが多重のテークルとして構成されている。
好ましい実施形態の一例においては、テークルの引締め用ロープが、側部要素と中央要素との間に延びている、柔軟なプラスチック材料製の一つの引締め用ロープ通しに通されて延びている。この引締め用ロープ通しは、弾性を示すことが好ましい。これには、引締め用ロープを引き締める際に、引締め用ロープ通しに寄る皺が殆ど無いか又は皆無であるという長所がある。
好ましい実施形態の一例においては、この引締め用ロープ通しが、側部要素と中央要素との間に延びる途中で分岐する、更にもう一つのロープ通し分岐路を有しており、引締め用ロープの垂れ下がった端はその内部へと取り廻されるようになっている。
好ましい実施形態の一例においては、左右の側部要素が例えば装具のニット素地に面ファスナにより付着できるようになっている。
好ましい実施形態の一例においては、中央要素が、バックプレートとして、脊柱の解剖学的構造の輪郭形状に馴染んだ形状を取ることができるように構成されている。その代替実施形態の一例においては、中央要素がブリッジプレートとして構成されている。しかし中央要素は、これをバックプレート及び/又はブリッジプレートとして使用可能であるように構成されたものであってもかまわない。
中央要素がブリッジプレートとして構成されている場合は、剛直なバーを押し込むことができる相応の溝形通路が複数設けられることが好ましい。
好ましい実施形態の一例においては、中央要素が、脊柱に沿ったところが凹型となるように構成されている。それにより脊柱に圧迫地点が生じるのを回避している。
上述の技術的な問題は他にも、何よりも、少なくとも一つの締付セグメントを有している、特に少なくとも二つの、非常に好ましくは複数の、切り離されている、別個の、特に実質的に平行に延びている、相互に隣接する、特に直接接し合っている、実質的に同種の締付セグメントを有していることを特徴とする、装具用の締付け装置において、これらの締付セグメントが、別個のテークルを利用して相互から独立して締付け可能であると共に、中央要素として構成された一つのバックプレートに、各テークルを個別に且つ上下位置の調節を可能として取付け可能である、装具用の締付け装置によっても解決される。
即ち実施形態の一例は、一方の第1の端部に配置される一つの第1の側部要素と、それとは反対側の第2の端部に配置される一つの第2の側部要素と、この両者間に配置される一つの中央要素とを有している、少なくとも一つの締付セグメント、特に少なくとも二つの締付セグメント、好ましくは独立して締付け可能な複数の別個の締付セグメントが含まれている、本発明に従った締付け装置において、一つの締付セグメントの第1及び第2の側部要素が、この締付セグメントの中央要素を間に挟んで、中央要素と第1の側部要素との間に延びている少なくとも一つの第1のテークル、及び中央要素と第2の側部要素との間に延びている少なくとも一つの第2のテークルにより、相互に接続されている、締付け装置である。
即ち実施形態の一例は、一方の第1の端部に配置される一つの第1の側部要素と、それとは反対側の第2の端部に配置される一つの第2の側部要素と、この両者間に配置される一つの中央要素とを有している、独立して締付け可能な複数の別個の締付セグメントが含まれている、本発明に従った締付け装置において、一つの締付セグメントの第1及び第2の側部要素が、この締付セグメントの中央要素を間に挟んで、中央要素と第1の側部要素との間に延びている一つの第1のテークル、及び中央要素と第2の側部要素との間に延びている一つの第2のテークルにより、上下位置の調節を可能として相互に接続されている、締付け装置である。
一つの締付セグメントの第1及び第2の側部要素は、この締付セグメントの中央要素を間に挟んで、中央要素と第1の側部要素との間に延びている一つの第1のテークルと、中央要素と第2の側部要素との間に延びている一つの第2のテークルとにより相互に接続されていることが好ましい。
一つの締付セグメントの各側部要素、中央要素及び各テークルは、前述したように実施されることが好ましい。
締付セグメントはそれぞれ、締付け装置の一方の第1の端部に配置される一つの第1の側部要素と、締付け装置のそれとは反対側の第2の端部に配置される一つの第2の側部要素とを有している。それらの間に、好ましくは第1及び第2の側部要素の間の中央に、一つの中央要素が配置されている。これらの側部要素が、この中央要素を間に挟んで、機械的に、具体的には中央要素と第1の側部要素との間に延びている、それぞれ少なくとも一つの、好ましくは一つの第1のテークルと、中央要素と第2の側部要素との間に延びている、それぞれ少なくとも一つの、好ましくは一つの第2のテークルとを介して、相互に接続されることによって、一つの締付セグメントが形成されている。
それぞれの締付セグメントの中央要素は、相互に接続されていることが好ましい。
少なくとも二つの、特に複数の締付セグメントの中央要素は、複数の接続要素を介して相互に接続されていることが好ましい。或いはその代わりにそれぞれの締付セグメントの中央要素が一緒に、一つの長い一体型の中央要素を形成するようにしてもよい。少なくとも二つの、特に複数の締付セグメントの中央要素は、例えば金属、特にアルミニウム、又はプラスチック製である、例えば複数の支柱、レール、又はチューブを介して、相互に接続されているとよい。しかし当然ながら、それぞれ二つの中央要素間をボルトで締結したり、スナップボタン又はフックを用いて接続したりすることも可能である。少なくとも二つの締付セグメントの中央要素は、相互に剛結されたものであっても、又は可撓性を持たせて、例えば一つの継手部材を介して相互に接続されたものであってもかまわない。
言うまでもないが、少なくとも二つの、特に複数の締付セグメントの中央要素は、上下に並べて配置されて相互に接続されている、即ち一番上と一番下の締付セグメントの中央要素はそれぞれ更にもう一つの中央要素に接続されており、又締付セグメントが少なくとも三つある場合は、一番上と一番下の締付セグメントの中央要素の間に位置している少なくとも一つの中央要素が、更に二つの別の中央セグメントに接続されていることになる。
しかし少なくとも二つの、特に複数の締付セグメントの中央要素は、直接相互に接続されているのではなく、複数のテークル及び/又は脊椎用装具だけを介して接続されたものであってもかまわない。
締付け装置は、装具があてがわれた状態にある時には、装具と共に身体部位の周りにあてがわれ、締付け装置の両側の端部は、摩擦力や付着力を利用して相互に接続されている。即ち締付け装置は、ベルトのように身体部位の周りを取り巻いて閉じられている。本発明においては、個々の締付セグメントの内部に、左右の側部要素に向かって延びるテークルを中央要素の両側に少なくとも一つずつ備えることが企図されている。同じ締付セグメントの反対側に位置しているそれぞれのテークルは、あてがわれた装具を利用する際には、装具の両側の引締め用ロープの弛みのある端部をそれぞれ逆方向に引っ張ることにより、輪を引き締めるように締め付けられる。締め付ける際には左右の側部要素間の相互距離が短縮され、それに伴い締付け装置の両端間の相互距離も短縮されて、身体部位の周りに環状に作用する締付け力が発生される。それにより有利なことには、中央要素に対して対称に作用する力が達成される。したがって、中央要素を挟んで両側には、この環状の締付け力が直接対称且つ一様に作用できるために、締付けに際して中央要素に位置ずれが生じることはない。締付け装置や締付け装置に接続される装具の、締付け時におけるねじれや位置ずれは、効果的に阻止される。
好ましい実施形態の一例においては、一つの締付セグメントの中央要素が、第1の側部要素を接続するために用いられる第1のテークル用に、少なくとも二つの上下に並べて配置される連結手段を有しており、又、第1の側部要素を接続するために用いられる第2のテークル用にも、少なくとも二つの上下に並べて配置される連結手段を有している。一つの締付セグメントの中央要素は、第1の側部要素を接続するための第1のテークル用に、少なくとも三つの上下に並べて配置される連結手段と、第1の側部要素を接続するための第2のテークル用に、少なくとも三つの上下に並べて配置される連結手段とを有することが非常に好ましい。
一つの締付セグメントの中央要素は、第1の側部要素を接続するための第1のテークル用に、三つ、四つ、五つ、六つ、又は七つの上下に並べて配置される連結手段と、第1の側部要素を接続するための第2のテークル用に、三つ、四つ、五つ、六つ、又は七つの上下に並べて配置される連結手段とを有することが好ましい。
本発明に従った構成形態の一例においては、それぞれのテークルが何度も転向されるように構成されている。これらのテークルはそれぞれ、同じ一つの締付セグメントの中央要素と第1の側部要素若しくは第2の側部要素とに係留されている。任意の締付セグメントのテークルは、別の締付セグメント、特に隣接する締付セグメントに、係留点又は転向点を一切有していない。即ち本発明においては、それぞれの締付セグメントが、別の締付セグメントに対して切り離されている固有のテークルを有している。
即ち本発明においては他にも、従来技術に反して、複数のテークルが、好適には相互に実質的に平行に、独立して、別個の締付セグメントに配置されていることが企図されている。それぞれのテークルはいずれも、そのテークルが割り当てられている一つの締付セグメントの中央要素とそれぞれの側部要素だけに作用するようになっているが、そこではテークルが中央要素に作用する作用点の上下位置を調節できるようになっている。即ちこの構成形態においては、好ましいことにも、それぞれの個々の締付セグメントに対して、個別に調節可能な一対のテークルだけが配置されている。それぞれのテークルは、その反対側に位置している、他方の端部の方を向いているテークルと共に、セグメント単位で、個々人に合わせて調節可能な、対称な締付け力が環状に作用することを可能としているが、そこでは、中央要素に関してこの締付け力が作用する位置を上下に調節可能とすることによって、作用する締付け力を、個々人に合わせて、目標を指向して、中央要素の特定の地点に導入することを可能としている。
本発明においては特に、中央要素に取り付けられて両側に向かって延びるテークルの形態を取るロープドライブを実現するために、セグメント毎にそれぞれ、各テークルの引締め用ロープの向きを変えるための引締め用ロープ転向要素を好ましくはきっかり一つずつ、又は選択により、又はそれに更に追加して、引締め用ロープ端部係留部を好ましくはきっかり一つずつ、設けることが企図されている。したがって、本発明により、複数の引締め用ロープ転向要素又は引締め用ロープの係留部が左右に並べて配置される公知の配置方式においてもたらされる、テークルからの入力の装具ベルトの大部分若しくは横幅全体に亘る一様化が回避されることになる。本発明に従ったテークルは、それよりもむしろ、締付セグメントの中央要素と側部要素に係留される係留点を、好ましくはきっかり一つずつ有しており、係留点はそれぞれ、引締め用ロープ転向要素として、好ましくはガイドプーリとして、又は引締め用ロープが固定式に取り付けられる係留点として、構成されている。即ち本発明によれば、好ましいことにも、締付セグメント毎にそれぞれ唯一の力の結合点に、テークルを介して力が作用するようになっている。この力の結合点は、テークルの配置構成に応じて、引締め用ロープ転向部として構成されている、又はその代わりに、若しくはそれに更に追加して、引締め用ロープ係留部として構成されている。本発明の特殊な実施形態の一例においては、オプションとして、締付け装置を個々人に適合化させるために、いずれもそれに代わる力の結合点として選択できるようになっている、離間して配置される少なくとも二つの係留点が、中央要素及び/又は側部要素に用意されることが企図されている。
特殊な構成形態においては、締付け装置が最低でも二つの、好ましくは三つ、又は四つ、又は五つの、個別に締め付けることができる締付セグメントを有している。好ましい変形例は、正確に三つ、四つ、又は五つの相互に接し合う締付セグメントを有しており、そのそれぞれに対してテークルが一対ずつ配置されている。即ちこれらの変形例は、三つ、四つ、又は五つのセグメントのところで、個別に締め付けることができるようになっている。
力が、セグメント単位で、一つのセグメント内の唯一の力の結合点に導入されることにより、何よりも特にこの締付け装置が、脊椎用装具の表面又は内部に取り付けられて使用される関係上、脊椎セグメントに正確に力を導入することができる。好適にも本発明のこの構成形態においては、最低でも一つの椎骨又は椎骨群に対して、一つの締付セグメントが割り当てられている。個々の締付セグメントから、正確に一つの椎骨又は椎骨部分に、若しくは椎骨周り又は椎骨部分周りに作用する力の圧倒的部分がもたらされ、又、それとは別の締付セグメントから、正確に一つのそれとは別の椎骨又は椎骨部分、若しくは椎骨周り又は椎骨部分周りに作用する力の圧倒的部分がもたらされることが好ましい。
別の特殊な構成形態においては、更にそれに加えて、本発明に従ってセグメント毎に力を作用させるために、身体部位に面する側に配置される、好ましくは弾性クッション材料から成る少なくとも一つのペロッテが、少なくとも一つの締付セグメントに、好ましくはその中央要素又は中央要素周りに追加して備えられることが企画されている。このペロッテは、締付セグメントの作用力が特定の身体領域に対して狙い通りに向けられるように構成されることが好ましい。好ましい変形例においては、このペロッテを締付け装置に個々人に合わせて取り付けたり取り外したりできるようになっている。このペロッテは、締付セグメントに作用する力を変更して様々な効果を達成可能であるように、その形状及び/又は材料を交換及び/又は調節可能であることが好ましい。特殊な変形例においては、締付セグメントの狙い通りに調節可能な作用力と抱き合わせて、身体部位の特定の軟部組織を個々人に合わせて揉み解して、これに刺激を与えるようになっている一つのペロッテが、一つの締付セグメントに対して配置されているとよい。それにより、例えば筋肉のツボに適切に刺激を与えることによって、例えば筋肉の狙い通りの緊張や緊張緩和を達成することができる。公知である締付け式装具によっては、そのような、身体部位に狙い通りにセグメント単位で調節可能であると共に付与可能である作用を達成するのは不可能である。
ペロッテが、中央要素上の、少なくとも一つのテークルの選択されている作用点のところに位置するように、ペロッテは、位置調節を可能として、特に上下位置の調節を可能として、取付け可能であることが好ましい。
特殊な構成形態においては、更にそれに加えて、締付け装置の最低でも二つの隣接する締付セグメントが相互に機械的に接続されていることが企画されている。そこでは、何らかの剛結式の連結部が備えられることが好ましい。或いはその代わりに、可撓性を示す連結部、特にフレキシブルテープ、例えばエラスティックテープの形態を取る連結部であることが好ましい。その特殊な構成形態においては、直接隣接している二つのセグメントの最低でも側部要素が機械的に相互接続されることで、少なくとも二つの側部要素から成る、少なくとも一つの一体型側部ブリッジが形成されている。別の特殊な構成形態においては、存在している全てのセグメントの側部要素がそのように相互接続されることにより、側部ブリッジが一つだけ形成されている。更に別の特殊な変形例においては、それぞれの側部ブリッジが一体型に構成されている。
或いはその代わりに、又はそれに更に追加して、その特殊な構成形態においては、直接隣接している二つのセグメントの最低でも中央要素が機械的に相互接続されることにより、少なくとも二つの中央要素から成る、少なくとも一つの一体型中央ブリッジが形成されている。別の特殊な構成形態においては、存在している全てのセグメントの中央要素がそのように相互接続されることにより、中央ブリッジが一つだけ形成されている。それぞれの中央ブリッジは、一体型に構成されたものであるとよい。
特殊な構成形態においては、更にそれに追加して、それぞれの一体型中央ブリッジが、それぞれのテークルの力の向きに対して垂直に延びる、少なくとも一つの身体部位用の支持要素を有しているか、又は少なくとも一つの身体部位用の支持要素から成っている。この支持要素は、中央要素に接して、又は中央要素の内部に、特に中央要素として、構成されている。この支持要素は、比較的非弾性の硬くて脆い材料製の仕様となっている。この支持要素は、一本の単純な支柱の形態で、例えば個々人に合わせて成形可能な金属支柱又は個々人に合わせて熱可塑成形可能なプラスチック支柱として、構成されたものであるとよい。本発明に従ってセグメント単位で加えることができる締付け力を利用して、この支持要素を個々人に合わせて身体部位にあてがうことによって、支持機能若しくは治療目的での整形機能を実現することができる。特にこの支持要素は、解剖学上も、又治療上も、目的に適うように成形されて、身体部位、特に脊柱を直接支持するために利用されるようになっている、即ちこの支持要素は、脊椎用装具の例では脊柱に沿って延びることにより、その支持に利用されるようになっている。
その代案においては、個々の支持支柱の代わりに、中央要素のそれぞれの切欠き部の間に形成されている複数のクロスブリッジを介して相互接続されている、相互に対して離間して配置される二つの棒状の支持要素が備えられている。それにより、特に脊椎用装具の場合は、椎骨の突起構造の左右で脊柱を直接支持することが可能となり、椎骨の突起構造が直接圧迫されることを回避している。
本発明により、特殊な構成形態においては、一つの第1の締付セグメントのテークルの引締め用ロープがいずれも一緒に取り廻されるものの、これに隣接している第2のセグメントのそれぞれの引締め用ロープからは切り離されて、そこから離間して取り廻されることが企図されている。特殊な構成形態の一例においては、そのために、中央要素とそれぞれの側部要素との間に一つずつ配置される格子型フレームが備えられているが、それぞれの格子型フレームは、一つのテークルのそれぞれの引締め用ロープを一緒に、いずれも別のテークルのそれぞれの引締め用ロープからは切り離して、そこから離間して保持するようになっている。そのために、それぞれの引締め用ロープは、格子型フレームの網の目に適宜通して取り廻されている。特に脊椎用装具の場合は、その際同時に格子型フレームが、回転運動の安定化作用を同時にもたらす、安定化用骨盤ハーネスとして構成されるようにすることが好ましい。
本発明の特殊な構成形態においては、一つのテークルのそれぞれの引締め用ロープが、一つの引締め用ロープ通しに通して取り廻されるようになっている。この引締め用ロープ通しは、側部要素と中央要素との間に延びていることが好ましい。この引締め用ロープ通しは、柔軟なプラスチック材料製の仕様であることが好ましいが、何らかの弾性編物であると非常に好ましい。このため本発明により、セグメント単位で個々人に合わせたテークルを、コンパクトでしかも使い勝手に優れるように実現することが可能となる。又それにより、隣接している各テークルの引締め用ロープ同士が接触したり、衣服の一部や装具の他の部材がこれに引っ掛かったりすることが、効果的に阻止されることになる。
この構成形態の特殊な変形例においては、この引締め用ロープ通しが、更にそれに加えて、側部要素と中央要素との間に延びる途上で分岐している一つのロープ通し分岐路を有している。一つのテークルのそれぞれの引締め用ロープの垂れ下がった端を、このロープ通し分岐路の内部に取り廻すことができるようになっている。引締め用ロープ通しと同様にプラスチック材料又はフレキシブル材料から構成されるとよいこのロープ通し分岐路により、隣接するそれぞれのテークルの引締め用ロープの端が絡まり合ったり結び目ができたりする怖れが阻止されて、装具をあてがって締め付ける際の締付け装置の取り扱いがより簡便となるように、垂れ下がった端を取り廻すことができる。それに代わる、又はそれに更に追加される構成形態においては、それぞれのテークルの引締め用ロープがそれぞれ切り離された状態で、一つのスペーサファブリックの内部に取り廻されるようになっている。
別の特殊な構成形態においては、それぞれの引締め用ロープが装具のニット素地の中に直接挿入されている。そのために装具のニット素地は、それぞれの引締め用ロープを他から切り離して取り廻すことを可能とする、複数の通し穴のような切欠き部又は留め具を有している。この構成形態においては、上述の構成形態において隣接する各テークルの引締め用ロープ間の間隔を保持するために備えられる格子型フレームのような追加措置が不要となる。ニット製装具の中に既に組み込まれているという、本発明に従った締付け装置のこの簡素化された構成形態においては、慣用の、特に従来構造の装具、特にニット製装具に、この締付け装置を取り付けたり取り外したりできるようにする必要はない。本発明に従ったこの締付け装置は、それよりもむしろ、ここに説明される本発明に従った相応に新規な装具の一体型の構成部品となっている。
別の特殊な構成形態においては、それぞれの引締め用ロープの垂れ下がった端が、一つのグリップの中に差し込まれて、その中に固定されている。利用者は、テークルの引締め用ロープの弛みのある端部を、このグリップを利用してぴんと張り渡すことができる。この張り渡された状態が維持されるようにするために、グリップは、テークルが接続される側部要素の領域に、即ち締付け装置のそれぞれの端部領域に、着脱自在に固定できるようになっている。引締め用ロープの端部の引締め長さを事前に設定するために、グリップエンドに何らかのクランプ装置が備えられるとよい。それにより、それぞれのテークルの「動作点」の位置をセグメント単位で調節できるようになるために、装具の個々人に対する適合化が保証されることになる。締付け装置へのグリップの一時的な固定は、それ自体としては公然周知であるように、面ファスナを利用するか、又は結び付けることにより行われるようになっている。
その代案として、固定位置を可変として固定可能な一つのグリップの代わりに、それぞれの側部要素の領域に、それぞれの引締め用ロープ用の、好適にはロック式である一つのリトラクタ機構が備えられてもかまわない。
側部要素及び/又は中央要素は、場合によっては着脱自在に装具に接続されるようにするための、接続手段を有している。したがって、本発明により、締付け装置は、既存の装具にも取り付けたり、取り外したりすることができるようになっている。特にこの既存の装具は、従来のニット製装具、特に固有弾性率により身体部位の周りに巻き付けられて、それ自体としては公然周知であるように留め具を使用して閉じられるようになっている、支柱式装具である。脊椎用装具である場合は、本発明に従った締付け装置が、背側及び腰側の領域で装具に取り付けられるようにするとよい。
本発明に従った締付け装置により、装具の締付け力を広い範囲に亘って個々人に合わせてピンポイントで適合化させることが可能となる。締付け装置自体が、装具の安定化効果並びに固定効果を実質的に完全に受け持つことになるために、締付け装置の下に位置する、弾性を示す、それ自体としては公然周知であるように構成されているニット製装具自体が、締付け効果や支持効果を完全に発揮する必要は最早なくなる。したがって有利なことにも、個々人の身体サイズに適合したニット製装具をその都度用意する必要はなく、スリーサイズの幅広い範囲に亘って、脊椎用装具の場合は例えばくびれたウェストであれ、太い腹周りであれ、大きな胸周りであれ、装着可能なニット製品を使用することができる。この場合はスリーサイズに対する適合化が、好ましくはそれぞれのテークルの調節だけを通じて、即ち特に各テークルの弛みのある端部の「動作点」の位置をセグメント単位で調節することによって、行われるようにするとよい。
本発明は他にも脊椎用装具用のバックプレートにも関するが、そこではこのバックプレートが、一本の仮想鉛直中心線を挟んで左右両側に、少なくとも二つの、好ましくは少なくとも三つの、上下に並べて配置される連結要素を有しているが、これらの連結要素は、一つのテークルを着脱自在に再び連結するために適したものとなっている。
このバックプレートは特に、本発明に従ったいずれか一つの締付け装置の中央要素、本発明に従ったいずれか一つの締付セグメントの中央要素、本発明に従った複数の締付セグメントの中央要素、又は本発明に従ったいずれかの装具の中央要素であるとよい。中央要素について既に説明したように、本発明に従ったいずれかのバックプレートにより、例えば、少なくとも一つの第1のテークルを、左側のいずれかの所望の連結要素に接続し、更に少なくとも一つの第2のテークルを、右側のいずれかの所望の連結要素に接続することによって、それぞれの締付け力を個々人に合わせてピンポイントで付与することが可能となる。
好ましい実施形態の一例においては、このバックプレートが、複数の接続要素を介して相互に接続された少なくとも二つのパックプレートセグメントを有している。これらのバックプレートセグメントは、例えば金属、特にアルミニウム、又はプラスチック製である、例えば複数の支柱、レール、又はチューブを介して接続されたものであるとよい。しかし当然ながら他にも、それぞれ二つの中央要素間をボルトで締結したり、スナップボタン又はフックを用いて接続したりすることも可能である。それぞれのバックプレートセグメントは、剛結されたものであっても、又は可撓性であってもよく、例えば一つの継手部材を介して相互に接続されたものであってもかまわない。
好ましい実施形態の一例においては、これらの連結要素が、テークルの一つの連結要素をスナップオン式に嵌め込むための穴、又は連結要素を通して後部から把持するための穴となっている。
本発明は他にも、本発明に従った一つの締付け装置が備えられた装具にも関する。
本発明は他にも、装具の締付け機能又は支持機能のセグメント単位でのピンポイント式制御を目的とする、本発明に従った締付け装置の用途にも関する。
当業者は、ドイツ特許出願公開第10 2010 035 309号明細書から、それ以外にも様々な構成形態を問題なく導き出すことができる。
以下では本発明を図面及び各図の説明を通じて詳しく解説するが、本発明はこれらに限定されないと解釈されたい。
本発明に従った締付け装置の実施形態の一例を示す図である。 本発明に従った締付け装置の実施形態の一例を切り取った切片を示す図である。 本発明に従ったバックプレート又は本発明に従った中央要素の異なる実施形態を示す図であって、二つの中央要素が一体式に構成された実施形態を示す図である。 本発明に従ったバックプレート又は本発明に従った中央要素の異なる実施形態を示す図であって、二つの中央要素が離間して配置されて接続要素を用いて相互に接続されている実施形態を示す図である。 本発明に従ったバックプレート又は本発明に従った中央要素の異なる実施形態を示す図であって、二つの中央要素が部分的に重なり合って、接続要素を用いて相互に接続されている実施形態を示す図である。
図1には、脊柱を安定化させるための脊椎用装具における使用向けに適合化された、本発明に従った締付け装置の構成形態の一例が示されている。この図には、図を見易くするために、全ての繰り返し構造が完全に示されている訳ではない。テークルの形態を取る引締め用ロープドライブ(14,15)が、締付セグメント(10)毎に二つずつ、中央要素(13)の左右に接続されているが、それぞれのテークルは、この図の左奥側に描かれている側部要素(11)と、右手前側に描かれている第2の側部要素(12)とに、機械的に接続されている。これらのテークル(14,15)はいずれも、複数の引締め用ロープ(19)、複数の引締め用ロープ転向部(17)、及び複数の引締め用ロープ係留部(18)を有しており、何重にも巻き付けられるテークルをそれぞれが形成している。したがって、それぞれのテークル(14,15)は、締付セグメント毎にきっかり一つずつの力の作用点(17,18)のところで、中央要素(13)及びそれぞれの側部要素(11,12)に係留されている。この図においては、各側部ブリッジ(31,32)を形成するように接続されているそれぞれの側部要素、及び、一つの中央ブリッジ(40)を形成するように接続されているそれぞれの中央要素が、仕切り線を書き込むことにより相互から区別されている。第1の締付セグメント(10)のテークル(14,15)はいずれも弛みのあるロープ端部(16)を有しており、これを利用してそれぞれのテークルを締め付けられるようにしているが、それにより締付けを行うために中央要素(13)とそれぞれの側部要素(11,12)との間の距離が短縮されることになる。
これに応じて隣接しているそれぞれの締付セグメント(20)が、引締め用ロープ(29)と弛みのある端部(26)とを持つテークル(24,25)を有している。これらのテークル(24,25)はそれぞれ、第1及び第2の側部要素(21,22)を、中央要素(23)を間に挟んで相互に接続している。
本発明に従った実施形態は、それぞれの締付セグメント(10,20)の中央要素(13,23)に各テークル(14,15,24,25)を繋げる係留地点、即ち力の作用点の上下位置を、複数の着脱可能な機械的連結手段を利用して調節可能であることを特色としている。これらの機械的連結手段は、それぞれの中央要素(13,23)に配設された、両端を絞られている複数の長穴(1a,1b,2a,2b)と、引締め用ロープ転向部(17)及び引締め用ロープ固定部(18)として構成され、一つの後部把持要素によって、各中央要素(13,23)の長穴(1a,1b,2a,2b)に引っ掛けることができる、複数の連結要素(31,32,33,34)とから成っている。第1の締付セグメント(10)のそれぞれの連結要素(31,32)は、相互から独立して、第1の締付セグメント(10)の上側の長穴(1a)又は第1の締付セグメント(10)の下側の長穴(1b)のいずれかに引っ掛けられるようになっている。第2の締付セグメント(20)のそれぞれの連結要素(33,34)は、相互から独立して、第2の締付セグメント(20)の上側の長穴(2a)又は第2の締付セグメント(20)の下側の長穴(2b)のいずれかに引っ掛けられるようになっている。したがって、本発明に従った方法により、有利なことにも、それぞれの中央要素(13,23)における個々のテークル(14,15,24,25)の力の結合点の上下位置を調節式とすることで、所望される領域への作用を可能とすることが達成される。当然ながら一つのセグメントに長穴を三つ以上、例えば三つから六つまで設けることもできるが、それにより上下位置を、更に一段と幅を持たせて、より精確に調節できることになる。
上下に並べて配置される別個の締付セグメント(10,20)は、機械的に相互に連結されている。そこでは第1の締付セグメント(10)の第1の側部要素(11)が、第2の締付セグメント(20)の第1の側部要素(21)にそれぞれ連結されて、一つの共通の一体型側部ブリッジ(31)を形成している。第1の締付セグメント(10)の第2の側部要素(21)も、これに準じて、第2の締付セグメント(20)の第2の側部要素(22)に連結されて、一つの一体型側部ブリッジ(32)を形成している。それと全く同様に、第1の締付セグメント(10)の中央要素(13)も、第2の締付セグメントの中央要素(23)に連結されて、一つの一体型中央ブリッジ(40)を形成している。それぞれの機械式締付セグメント(10,20)が、左右の側部ブリッジ(31,32)と中央ブリッジ(40)とを介して相互に機械的に連結されているにも拘らず、セグメント単位で切り離して取り廻されているそれぞれのテークルを利用して、締付け力をセグメント単位で個々人に対して適合化させることが可能となる。
中央ブリッジ(40)は、脊椎用装具として構成される場合には、装具があてがわれた状態にある時には、脊柱上又は脊柱周りに位置する解剖学的に輪郭形状を変えられる脊柱支柱を形成する。
個々の締付セグメント(10,20)のそれぞれのテークルの右側及び左側の弛みのある端(16,26)は、相互に対して離間した状態で、一つの共通グリップ(70)の内部に差し込まれるようになっている。このグリップ(70)は、側部要素/側部ブリッジ(11,12,31,32)の領域に着脱自在に固定できるようになっている。固定する際には、このグリップ(70)を回すことによって、締付け力を個々人に合わせて両方の締付セグメントに分散できるようになっている。図示の構成形態においては、形成されている左右の側部ブリッジ(31,32)がいずれも、留め具(80)となって終端しているが、ベルト又は帯具の形態を取る装具を身体にあてがう際には、これらの留め具(80)が摩擦力や付着力を利用して相互に接続されることにより、本発明に従った、セグメント単位での環状の摩擦力や付着力による係合部を達成している。
図2には、本発明に従った締付け装置の更にもう一つの構成形態から切り取られた一つの切片が概略図で示されている。この図には、図を見易くするために、片方の側部要素(11)と中央要素(13)だけしか示されていない。第2の側部要素は、この第1の側部要素と同様に、これをただ単に反転させた形で、中央要素の反対側の半部に続くことになる。側部要素(11)は、テークルの形態を取る二つの引締め用ロープドライブ(14,24)を介して、中央要素(13)に機械的に接続されている。これらのテークル(14,24)はいずれも、一つの引締め用ロープ(19)用の複数の引締め用ロープ転向部(17)、及び複数の引締め用ロープ係留部(18)を有しており、何重にも巻き付けられるテークルをそれぞれが形成している。したがってこれらのテークル(14,15)は、締付セグメント毎にそれぞれ一つの力の結合点(17,18)のところで、中央要素(13)と側部要素(11)とに係留されている。これらのテークル(14,24)はいずれも弛みのあるロープ端部(16)を有しており、これを利用してそれぞれのテークルを締め付けけられるようにしているが、それにより締付けを行うために中央要素(13)と側部要素(11)間の距離が短縮されることになる。
本発明に従った実施形態は、それぞれの締付セグメントの中央要素(13)に各テークル(14,24)を繋ぎ止める結合点、即ち力の結合点の上下位置を、複数の着脱可能な機械的連結手段を利用して調節可能であることを特色としている。これらの機械的連結手段は、それぞれの中央要素(13,23)に配設された、両端を絞られている複数の長穴(1aから1f,2aから2fb)と、引締め用ロープ転向部(17)及び引締め用ロープ固定部(18)として構成され、一つの後部把持要素によって、中央要素(13)の長穴(1aから1f,2aから2fb)に引っ掛けることができる、複数の連結要素(31,33)とから成っている。連結要素(31)は、上側の長穴(1aから1f)のいずれかに引っ掛けられるようになっている。連結要素(33)は、下側の長穴(2aから2f)のいずれかに引っ掛けられるようになっている。したがって、本発明に従った方法により、有利なことにも、中央要素(13)における個々のテークル(14,24)の力の結合点の上下位置を調整式とすることで、所望される領域への作用を可能とすることが達成される。当業者であれば問題なく理解するであろうが、第2の側部要素についても、これと同様にして中央要素(13)に接続することができる。
図3aから3cには、二つの中央要素(13,23)を有する一つのバックプレート若しくは中央ブリッジ(40)の様々な実施形態が示されている。中央要素は全て、両端を絞られている複数の長穴(1aから1f,2aから2fb)を有しており、その中に一つのテークルのそれぞれの連結要素を引っ掛けたり、スナップオン式に嵌め合わせたりすることができるようになっている。図3aにおいては、両方の中央要素(13,23)が一緒に一体式に構成されている。これらは二本のアルミニウム支柱又はアルミニウムチューブ(51,52)により補強されている。図3bにおいては、両方の中央要素(13,23)が相互から切り離され且つ離間して配置されて、二本のアルミニウム支柱又はアルミニウムチューブ(51,52)により相互に接続されている。図3cにおいては、両方の中央要素(13,23)が、相互から切り離されてはいるものの、部分的に重なり合っており、二つの接続要素(53,54)、例えばクリップ又はボルト締結部を介して、相互に接続されている。それぞれの中央要素には、長穴(1g,2g)が追加されている。両方の中央要素(13,23)が重なり合った領域に位置する長穴(1g,2a)は、この実施形態においては、各連結要素を引っ掛けるには不向きとなっている。

Claims (9)

  1. 装具用の締付け装置であって、
    一方の第1の端部に配置される少なくとも一つの第1の側部要素(11)と、これとは反対側の第2の端部に配置される少なくとも一つの第2の側部要素(12)と、この両者間に配置される一つの中央要素(13)とを有している、締付け装置において、
    第1及び第2の側部要素(11,12)が、前記中央要素(13)を間に挟んで、中央要素(13)と第1の側部要素(11)との間に延びている少なくとも一つの第1のテークル(14)と、中央要素(13)と第2の側部要素(12)との間に延びている少なくとも一つの第2のテークル(15)とにより、相互に接続されており、
    前記第1の側部要素(11)が、少なくとも二つのテークル(14,24)を介して、前記中央要素(13)に接続されており、前記第2の側部要素(12)が、少なくとも二つのテークル(15,25)を介して、前記中央要素(13)に接続されており、前記少なくとも四つのテークル(14,15,24,25)を前記中央要素(13)に繋ぎ止める前記各結合点の上下位置を、複数の着脱自在な機械的連結手段を介して、相互から独立して調節可能であり、各着脱自在な機械的連結手段が、前記中央要素(13)の有する長穴にスナップオン式要素を嵌め込む構成である、締付け装置。
  2. 一方の第1の端部に配置される少なくとも一つの第1の側部要素(11)と、これとは反対側の第2の端部に配置される少なくとも一つの第2の側部要素(12)と、この両者間に配置される一つの中央要素(13)とを有する、独立して締め付けることができる少なくとも一つの締付セグメント(10)を含み、
    前記締付セグメント(10)の第1及び第2の側部要素(11,12)が、この締付セグメントの前記中央要素(13)を間に挟んで、中央要素(13)と第1の側部要素(11)との間に延びている一つの第1のテークル(14)、及び中央要素(13)と第2の側部要素(12)との間に延びている一つの第2のテークル(15)により、相互に接続されている、請求項1に記載の締付け装置。
  3. 一方の第1の端部に配置される一つの第1の側部要素(11)と、これとは反対側の第2の端部に配置される一つの第2の側部要素(12)と、この両者間に配置される一つの中央要素(13)とを有する、相互から独立して締め付けることができる複数の別個の締付セグメント(10)を含み、
    一つの締付セグメント(10)の第1及び第2の側部要素(11,12)がそれぞれ、この締付セグメントの前記中央要素(13)を間に挟んで、中央要素(13)と第1の側部要素(11)との間に延びている一つの第1のテークル(14)、及び中央要素(13)と第2の側部要素(12)との間に延びている一つの第2のテークル(15)により、相互に接続されている、請求項1又は請求項2に記載の締付け装置。
  4. 一つの締付セグメントの前記中央要素が、前記第1の側部要素を接続するために用いられる前記第1のテークル用に、上下に並べて配置される少なくとも二つの連結手段を有しており、更に前記第2の側部要素を接続するために用いられる前記第2のテークル用に、上下に並べて配置される少なくとも二つの連結手段を有している、請求項2又は3に記載の締付け装置。
  5. 前記複数の締付セグメントの各中央要素が、複数の支柱、複数のボルト締結部、複数のスナップボタン式接続部、又は複数のフック式接続部を介して、相互に接続されている、請求項2から4のいずれか一項に記載の締付け装置。
  6. 前記少なくとも一つの第1のテークル及び前記少なくとも一つの第2のテークルの前記各結合点の上下位置を相互から独立して調節可能である、請求項1から5のいずれか一項に記載の締付け装置。
  7. 前記各テークル(14,15)を利用し、前記各側部要素(11,12)の相互距離を短縮することによって締付け装置の締付け効果を達成可能である、請求項1から6のいずれか一項に記載の締付け装置。
  8. 前記テークル(14,15)が、少なくとも一つの引締め用ロープ転向部(17)及び一つの引締め用ロープ係留部(18)を有する一重又は多重のテークルとして構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の締付け装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の締付け装置を含む、装具。
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