JP6169034B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室外機に関するものであり、特に室外機の配管接続部に位置するユニオン継手の構造に関するものである。
従来の空気調和機の室外機では、液側配管の端部に接続された液側ユニオン継手とガス側配管の端部に接続されたガス側ユニオン継手とが、室外機の側面に設置された取り付け板に固定され、取り付け板に固定された液側ユニオン継手およびガス側ユニオン継手に各々接続される冷媒配管を介して室内機が室外機に接続される。このように構成された室外機では、取り付け板において液側ユニオン継手およびガス側ユニオン継手が貫通する箇所から室外機内部に水や異物など(以下「水など」)が浸入し、室外機内部に浸入した水などが室外機内部の電気部品の故障の原因となることから、何らかの改善が求められていた。
例えば下記特許文献1に示される従来のユニオン継手の取り付け構造では、断面多角形状の胴部と、その後方に位置し胴部の断面より幅広に形成された停止部とが設けられ、取り付け板に形成された取り付け穴にユニオン継手を挿入した上で、胴部に形成された停止部を前方の継手取り付け板と後方の継手押え板とによって挟み込むことで、ユニオン継手が固定される。
また、下記特許文献2に示される従来のユニオン継手の取り付け構造では、ユニオン継手の外周に溝部を設けて、径方向外方から押え板を取り付け板に沿ってスライドさせることで継手の溝部に挿入し、取り付け板と押え板を固定することでユニオン継手が固定される。
特開2008−175405号公報 特開2000−179896号公報
しかしながら、上記特許文献1の構造によれば、継手を後方の継手押え板と前方の取り付け板によって固定しているものの、取り付け板に形成された取り付け穴にユニオン継手を挿入した際、取り付け穴とユニオン継手との間に隙間が生じる。そのため取り付け板の外部の水などがこの隙間から室外機内部へ浸入する虞があるという課題があった。また、上記特許文献1の構造によれば、後方の継手押え板が必要であり、それを固定するための複数のねじも必要であるためコストの増加を招くという課題もあった。
また、上記特許文献2の構造によれば、ユニオン継手に設けられた溝部に沿って押え板をスライドさせて取り付ける構造のため、継手の全周を塞ぐことが出来ず、上記特許文献1の構造と同様に、取り付け板に形成された取り付け穴とユニオン継手との間の隙間から水などが浸入する虞があるという課題があった。また、上記特許文献2の構造によれば、2つのユニオン継手を1組として、1組のユニオン継手に対して1つの押え板が必要であるため、ユニオン継手の組数に応じて押え板が必要になるだけでなく、押え板を各ユニオン継手の溝部に挿入するように構成されているため、押え板とユニオン継手の構成が複雑になり、製作コストの増加を招くという課題もあった。
このように従来のユニオン継手の取り付け構造では、取り付け板に形成された取り付け穴とユニオン継手との間の隙間が水などの浸入経路となるため、コストを増加させることなく水などの浸入経路を遮断することで更なる品質の向上を図るというニーズに対応することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コストを増加させることなく更なる品質の向上を図ることができる空気調和機の室外機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、一端側に室内機からの冷媒配管が接続され、他端側に室外機の液側配管またはガス側配管に接続される管継手部と、前記管継手部を挿入する挿入穴が形成され、前記管継手部を室外機内部に取り付ける取り付け板と、前記挿入穴に貫通する前記管継手部の貫通部の外周部に配置され、前記取り付け板との対向面が前記挿入穴を全周に渡って塞ぐ大きさに形成され、かつ、前記管継手部の貫通部が前記挿入穴に貫通した状態で前記対向面が前記取り付け板と密着する縁部と、を備え、前記管継手部の貫通部の外周部と一体に形成されて、この外周部から外径側へ突出し、かつ、前記取り付け板に形成されたねじ穴から挿入されるねじが螺入されるねじ穴を有するねじ穴形成部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、コストを増加させることなく更なる品質の向上を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機と室外機に接続された複数の室内機との斜視図である。 図2は、図1に示される室外機の配管接続部の拡大図である。 図3は、図2に示される取り付け板と取り付け板に固定された複数のユニオン継手部を室外機の背面側から見た図である。 図4は、ユニオン継手部と取り付け板との分解斜視図である。 図5は、図3に示すA―A矢視断面図である。 図6は、図5の符号Bで示される縁部と取り付け板との接触部の拡大図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機に用いられるユニオン継手部の斜視図である。
以下に、本発明に係る空気調和機の室外機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機1と室外機1に接続された複数の室内機3との斜視図である。図2は、図1に示される室外機1の配管接続部5の拡大図である。図3は、図2に示される取り付け板7と取り付け板7に固定された複数のユニオン継手部6を室外機1の背面側から見た図である。図4は、ユニオン継手部6と取り付け板7との分解斜視図である。図5は、図3に示すA―A矢視断面図である。図6は、図5の符号Bで示される縁部6dと取り付け板7との接触部の拡大図である。
図1には例えば本発明の実施の形態1に係る空気調和機の一例としてマルチタイプ空気調和機の接続状態が示され、図示例では、1台の室外機1に冷媒配管2を介して4台の室内機3が接続されている。
室外機1は室外機1の外郭筐体である直方体形の外部パネル4を備え、外部パネル4は前面パネル4a、側面パネル4b、天面パネル4cで構成され、前面パネル4aには吹き出しグリル4dが取り付けられている。
脚部10aを有する底板10の上面には仕切り板(図示せず)が立設され、仕切り板を境にして室外機1の内部が熱交換器と機械室とに区分される。熱交換器(図示せず)は、外部パネル4の背面の吸込グリル(図示せず)と吹き出しグリル4dとの間に形成され、熱交換器には室外ファン等が設置されている。
側面パネル4bは、機械室の側面と機械室の背面の一部とを覆うように断面L字状に形成され、室内機3の冷媒配管2を着脱する際に取り外される。図示例では配管接続部5の位置や形状を説明するため側面パネル4bの一部が省略された状態で示されている。
次に図2から図6を用いて液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bの構成を具体的に説明する。
図2に示すように室外機1の機械室側には、配管接続部5を構成する配管取り付け用の板(取り付け板7)が底板10の上側に立設されている。取り付け板7には、液側ユニオン継手部6Aとガス側ユニオン継手部6Bとから成る複数対のユニオン継手部6が、外部パネル4の背面側に向けて、上下方向に所定の間隔で設けられている。図示例の取り付け板7には、液側ユニオン継手部6Aとガス側ユニオン継手部6Bが交互に配置され、計4本の液側ユニオン継手部6Aと計4本のガス側ユニオン継手部6Bが設けられている。
室外機1の配管接続部5には、ガス分岐管12と液分岐管11が設けられており、液分岐管11からは複数の電動膨張弁13を介して液側配管11aが分岐され、ガス分岐管12からは複数のガス側配管12aが分岐されている。そして各液側配管11aの先端には液側ユニオン継手部6Aが取り付けられ、各ガス側配管12aの先端にはガス側ユニオン継手部6Bが取り付けられている。なお、ガス分岐管12には、図示しないガス本管を介して四路切換弁の一方の接続ポートが接続され、液分岐管11には、図示しない液本管を介して四路切換弁の他方の接続ポートが接続されている。
図2および図3に示されるように、取り付け板7に設置された液側ユニオン継手部6Aには、冷媒配管2を構成する液管が接続され、取り付け板7に設置されたガス側ユニオン継手部6Bには、冷媒配管2を構成するガス管を介して室内機3が接続される。
図4および図5に示されるように液側ユニオン継手部6Aは、断面多角形状の回動阻止部6aと、回動阻止部6aの一端側6b(外部パネル4の背面側)に形成され冷媒配管2が接続される頭部6gと、回動阻止部6aの他端側6c(外部パネル4の反背面側)の外周部に形成された断面多角形状の縁部6dとを有して構成されている。
頭部6gは、円筒状に形成され、内周側に形成され軸方向に貫通する貫通穴6kと、外周側に形成された雄ねじ6fとを有する。
回動阻止部6aの内径側には、貫通穴6kと連通すると共に液側配管11aの先端部が嵌合する貫通穴6mが形成されている。
縁部6dは、その外径側の側面6d1が、回動阻止部6aの外径側の側面6a1よりも径方向外側に位置し、かつ、縁部6dの取り付け板7側の面(取り付け板7の背面7dとの対向面6d2)が取り付け板7の挿入穴7aを全周に渡って塞ぐ大きさに形成されている。
さらに縁部6dの外径側の側面6d1には、この側面6d1から外径側へ突出するねじ穴形成部6hが形成されている。ねじ穴形成部6hにはねじ穴6eが形成され、ねじ穴6eには、取り付け板7に形成されたねじ穴7bから挿入されたねじ8が螺入される。
取り付け板7には、回動阻止部6aと同形状に形成された複数の挿入穴7aが形成されている。挿入穴7aの近傍には、図4に示されるように取り付け板7の正面7cから挿入されるねじ8用のねじ穴7bが設けられている。取り付け板7の背面7dに縁部6dが接した状態でねじ穴7bにねじ8が挿入され、ねじ穴7bに挿入されたねじ8は、縁部6dに形成されたねじ穴形成部6hのねじ穴6eに螺入される。このことで液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bが取り付け板7と一体に固定される。
こうして組み立てられた液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bには図1に示すように各室内機3に取り付けた冷媒配管2が接続される。すなわち、液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bの頭部6gの先端に、冷媒配管2のフレア拡管部(図示せず)を当接し、冷媒配管2側の袋ナットを回転させて頭部6gの雄ねじ6fに螺合することで、液側ユニオン継手部6Aと冷媒配管2を接続すると共に、ガス側ユニオン継手部6Bと冷媒配管2を接続する。
この際、取り付け板7に設けた挿入穴7aは回動阻止部6aの外径側の側面6a1と同一形状に形成され、かつ、ねじ穴形成部6hを設けたので、冷媒配管2の袋ナットを回転させて冷媒配管2を頭部6gに取り付けても、液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bが回転したり捻れたりすることがなく、軸方向に移動することもない。
ここで図5に示すように回動阻止部6aを挿入穴7aに挿入するためには、図6に示すように、取り付け板7の挿入穴7aと回動阻止部6aの外径側の側面6a1との間にクリアランス(隙間9)を設ける必要がある。前述した従来の構造では、本実施の形態に係る縁部6dを有していないため、この隙間9が水などの浸入経路となり、室外機1の外部の水などがこの隙間9を通じて機内へ浸入する虞があった。それに対して本実施の形態では、回動阻止部6aの他端側6cに形成された縁部6dの取り付け板7側の面(対向面6d2)が取り付け板7の挿入穴7aの周囲に全周に渡り密着するため、水などの浸入経路を効果的に遮断することができる。
なお、本実施の形態では、縁部6dの外径側の側面6d1に、1つのねじ穴形成部6hが形成されているが、ねじ穴形成部6hの数は1つに限定されるものではなく、2以上であってもよい。例えば、回動阻止部6aの軸中心6nに対して対称な位置に複数のねじ穴形成部6hを設けると共に、取り付け板7には各ねじ穴形成部6hのねじ穴6eに対応する位置にねじ穴7bが形成されることによって、複数のねじ8で縁部6dを取り付け板7に固定することができる。このことにより、ねじ穴形成部6hが1つ形成されている場合に比べて、液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bを取り付け板7へ一層堅牢に固定することができるだけでなく、縁部6dの対向面6d2が取り付け板7の挿入穴7aの周囲に全周に渡り均等に密着するため、浸入経路をより効果的に遮断することができる。
また、図示例の回動阻止部6aは、液側ユニオン継手部6Aへ冷媒配管2を構成する液管を接続する際、ダブルスパナなどのクランプ手段で固定するためにその断面が略六角形状に形成されているが、回動阻止部6aの形状はこれに限定されるものではない。
また、本実施の形態では図4に示されるガス側ユニオン継手部6Bの符号を省略している。ガス側ユニオン継手部6Bは液側ユニオン継手部6Aと同様に構成されているものとする。なお、液側ユニオン継手部6Aとガス側ユニオン継手部6Bとの相違点は、ガス側ユニオン継手部6Bでは、その貫通穴6mにガス側配管12aの先端部が嵌合する点と、その頭部6gに冷媒配管2を構成するガス管が接続される点である。
また本実施の形態では、サイドフロー方式の室外機1の配管接続部5を例にして説明したが、本実施の形態に係る液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bの構造はトップフロー方式の室外機の配管接続部にも適用可能である。
また、本実施の形態では、縁部6dの外径側の側面6d1に、ねじ穴6eを有するねじ穴形成部6hが設けられているが、例えば、このねじ穴形成部6hの代わりに、ねじ8の雄ねじ部に相当するねじ部を有するねじ形成部を用いてもよい。すなわち、縁部6dの外径側の側面6d1に、ねじ部を有するねじ形成部を形成し、取り付け板7のねじ穴7bにこのねじ形成部のねじ部を挿入して、取り付け板7の正面7cにこのねじ部を貫通させ、ねじ部にナットを締めることで図4に示される液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bと同様の効果を得ることができる。
以上に説明したように本実施の形態に係る空気調和機の室外機1は、一端側6bに室内機3からの冷媒配管2が接続され、他端側6cに室外機1の液側配管11aまたはガス側配管12aに接続される管継手部(液側ユニオン継手部6A、ガス側ユニオン継手部6B)と、管継手部を挿入する挿入穴7aが形成され、管継手部を室外機内部に取り付ける取り付け板7と、挿入穴7aに貫通する管継手部の貫通部(回動阻止部6a)の外周部(側面6a1)に配置され、取り付け板7との対向面6d2が挿入穴7aを全周に渡って塞ぐ大きさに形成され、かつ、管継手部の貫通部(回動阻止部6a)が挿入穴7aに貫通した状態で対向面6d2が取り付け板7と密着する縁部6dと、を備える。取り付け板7の挿入穴7aと貫通部(回動阻止部6a)との間に形成された隙間9が水などの浸入経路となるが、本実施の形態の構成によれば、回動阻止部6aの他端側6cに形成された縁部6dの取り付け板7側の面(対向面6d2)が取り付け板7の挿入穴7aの周囲に全周に渡り密着するため、浸入経路を遮断することができる。
また本実施の形態の縁部6dは、管継手部(液側ユニオン継手部6A、ガス側ユニオン継手部6B)の貫通部(回動阻止部6a)の外周部(側面6a1)と一体に形成されているため、水などの浸入経路を遮断することができると共に、後述する実施の形態2に係る管継手部に比べて部品点数が少ないため組立工数を低減することができる。
また本実施の形態の縁部6dの外径側の側面6d1には、この側面から外径側へ突出し、かつ、取り付け板7に形成されたねじ穴7bから挿入されるねじ8が螺入されるねじ穴6eを有するねじ穴形成部6hが形成されている。このことにより、冷媒配管2の袋ナットを回転させて冷媒配管2を頭部6gに取り付けても、液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bが回転したり捻れたりすることがなく、軸方向に移動することもない。また、ねじ穴7bに挿入されるねじ8をねじ穴形成部6hのねじ穴6eに螺入することで液側ユニオン継手部6Aおよびガス側ユニオン継手部6Bを取り付け板7に固定することができるため、前述した特許文献1の構造のような継手押え板やそれを固定するための複数のねじが不要になり、また前述した特許文献2の構造のようなスライド式の複数の押え板などが不要になる。従って、これらの部品の製造コストを抑えることができると共に構造が簡素化されるため、室外機1の信頼性の向上を図ることができ、室外機1を構成する部品の製造時の歩留りが向上し、当該部品の原材料の減容化や包装の減量化を図ることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機1に用いられるユニオン継手部(液側ユニオン継手部60A)の斜視図である。実施の形態1との相違点は、実施の形態1では縁部6dが回動阻止部6aの側面6a1と一体に形成されているのに対して、実施の形態2では縁部60dとは別体で製作された回動阻止部60aが縁部60dに嵌め合わされるように構成されている点である。なお、図7では一例として液側ユニオン継手部60Aのみ示されているが、ガス側ユニオン継手部6Bも同様に構成されているものとする。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図7に示される液側ユニオン継手部60Aは、断面多角形状の回動阻止部60aと、回動阻止部60aの一端側60bに形成され冷媒配管2が接続される頭部60gと、回動阻止部60aの他端側60cの外径側の側面60a1と一体に形成されたねじ穴形成部60hと、縁部60dとを有して構成されている。
頭部60gは、円筒状に形成され、内周側に形成され軸方向に貫通する貫通穴60kと、外周側に形成された雄ねじ60fとを有する。回動阻止部60aの内径側には、実施の形態1の回動阻止部6aと同様に、貫通穴60kと連通すると共に液側配管11aの先端部が嵌合する貫通穴(図示せず)が形成されている。
ねじ穴形成部60hにはねじ穴60eが形成され、ねじ穴60eには、取り付け板7に形成されたねじ穴7bから挿入されたねじ8が螺入される。また、ねじ穴形成部60hには凹部60jが形成され、この凹部60jは、ねじ穴60eと回動阻止部60aの側面60a1との間に位置し、かつ、一端側60bから他端側60c側に向けて窪むように形成されている。
縁部60dは、その外径側の側面60d1が、回動阻止部60aの外径側の側面60a1よりも径方向外側に位置し、かつ、縁部60dの取り付け板7側の面(取り付け板7の背面7dとの対向面60d4)が取り付け板7の挿入穴7aを全周に渡って塞ぐ大きさに形成されている。また縁部60dは、その内側面60d2が回動阻止部60aの外周面と同形状に形成されている。
また縁部60dは、その反対向面60d3のねじ穴形成部60hと対向する位置に凹部60d5が形成されている。この凹部60d5は、反対向面60d3側から対向面60d4側に向けて窪むように形成されている。
凹部60d5の底部60d6が凹部60jの底部60iと接するようにして縁部60dの内径側に回動阻止部60aを挿入することで、縁部60dが回動阻止部60aへ組み付けられる。
このようにして組み立てられた液側ユニオン継手部60Aが取り付け板7の挿入穴7aに挿入されることで、取り付け板7の背面7dに縁部60dが接する。この状態でねじ穴7bにねじ8が挿入され、ねじ穴7bに挿入されたねじ8がねじ穴形成部60hのねじ穴60eに螺入されことで液側ユニオン継手部60Aが取り付け板7と一体に固定される。実施の形態1のユニオン継手部6と同様に、取り付け板7の挿入穴7aと回動阻止部60aの外径側の側面60a1との間には隙間9ができるため、この隙間9が水などの浸入経路となるが、縁部60dの対向面60d4が全周に渡り取り付け板7と均等に密着するため、隙間9からの水などの浸入経路を効果的に遮断することができる。
なお、実施の形態2では縁部60dが回動阻止部60aと別体で製作されるため、縁部60dを回動阻止部60aへ組み付けた際、縁部60dの内側面60d2と回動阻止部60aの側面60a1との間に隙間が生じてこの隙間が水などの浸入経路になるようにも思われるが、例えば縁部60dの内側面60d2を、対向面60d4側から反対向面60d3側に向けて拡径し、かつ、対向面60d4側の内側面60d2が回動阻止部60aの側面60a1と接するように形成した上で、縁部60dを回動阻止部60aへ圧入するように組み付けることでこのような隙間を防ぐことができる。その他の対策としては、例えば回動阻止部60aの側面60a1を全周覆うように、弾性を有するシール材を所望の厚みとなるように巻き付けた上で、縁部60dを回動阻止部60aへ圧入するように組み付けることでも、このような隙間を防ぐことができる。
以上に説明したように本実施の形態に係る管継手部(例えば液側ユニオン継手部60A)では、縁部60dが、管継手部の貫通部(回動阻止部60a)の外周部(側面60a1)に嵌め合わされる形状を成し、かつ、この外周部の全周を取り囲む環状に形成されている。この構成により、縁部60dの対向面60d4が取り付け板7の挿入穴7aの周囲に全周に渡り密着するため、実施の形態1と同様に水などの浸入経路を遮断することができると共に、実施の形態1のように回動阻止部6aに縁部6dを形成するための加工費を低減することができる。
また管継手部の貫通部の外周部には、この外周部と一体に形成されて、この外周部から外径側へ突出し、かつ、取り付け板7に形成されたねじ穴7bから挿入されるねじ8が螺入されるねじ穴60eを有するねじ穴形成部60hが形成されている。このことにより、冷媒配管2の袋ナットを回転させて冷媒配管2を頭部60gに取り付けても、液側ユニオン継手部60Aが回転したり捻れたりすることがなく、軸方向に移動することもない。また、ねじ穴7bに挿入されるねじ8をねじ穴形成部60hのねじ穴60eに螺入することで液側ユニオン継手部60Aを取り付け板7に固定することができるため、前述した特許文献1の構造のような継手押え板やそれを固定するための複数のねじが不要になり、また前述した特許文献2の構造のようなスライド式の複数の押え板などが不要になる。従って、これらの部品の製造コストを抑えることができると共に構造が簡素化されるため、室外機1の信頼性の向上を図ることができ、室外機1を構成する部品の製造時の歩留りが向上し、当該部品の原材料の減容化や包装の減量化を図ることができる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明は、空気調和機の室外機に適用可能であり、特に、コストを増加させることなく更なる品質の向上を図ることができる発明として有用である。
1 室外機、2 冷媒配管、3 室内機、4 外部パネル、4a 前面パネル、4b 側面パネル、4c 天面パネル、4d 吹き出しグリル、5 配管接続部、6 ユニオン継手部(管継手部)、6A 液側ユニオン継手部(管継手部)、6B ガス側ユニオン継手部(管継手部)、6a 回動阻止部(貫通部)、6a1 側面(外周部)、6b 一端側、6c 他端側、6d 縁部、6d1 側面、6d2 対向面、6e ねじ穴、6f 雄ねじ、6g 頭部、6h ねじ穴形成部、6k,6m 貫通穴、6n 軸中心、7 取り付け板、7a 挿入穴、7b ねじ穴、7c 正面、7d 背面、8 ねじ、9 隙間、10 底板、10a 脚部、11 液分岐管、11a 液側配管、12 ガス分岐管、12a ガス側配管、13 電動膨張弁、60A 液側ユニオン継手部(管継手部)、60a 回動阻止部(貫通部)、60a1 側面(外周部)、60b 一端側、60c 他端側、60d 縁部、60d1 外側面、60d2 内側面、60d3 反対向面、60d4 対向面、60d5 凹部、60d6 底部、60e ねじ穴、60f 雄ねじ、60g 頭部、60h ねじ穴形成部、60i 底部、60j 凹部、60k 貫通穴。

Claims (4)

  1. 一端側に室内機からの冷媒配管が接続され、他端側に室外機の液側配管またはガス側配管に接続される管継手部と、
    前記管継手部を挿入する挿入穴が形成され、前記管継手部を室外機内部に取り付ける取り付け板と、
    前記挿入穴に貫通する前記管継手部の貫通部の外周部に配置され、前記取り付け板との対向面が前記挿入穴を全周に渡って塞ぐ大きさに形成され、かつ、前記管継手部の貫通部が前記挿入穴に貫通した状態で前記対向面が前記取り付け板と密着する縁部と、
    を備え
    前記管継手部の貫通部の外周部と一体に形成されて、この外周部から外径側へ突出し、かつ、前記取り付け板に形成されたねじ穴から挿入されるねじが螺入されるねじ穴を有するねじ穴形成部が形成されていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記縁部は、前記管継手部の貫通部の外周部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記縁部の外径側の側面には、この側面から外径側へ突出し、かつ、前記取り付け板に形成されたねじ穴から挿入されるねじが螺入されるねじ穴を有するねじ穴形成部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記縁部は、前記管継手部の貫通部の外周部に嵌め合わされる形状を成し、かつ、この外周部の全周を取り囲む環状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
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