JP6168468B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
の時間によって、照射の消灯・点灯を調整することができる。そのため、照射部の寿命を
長く持たせ、かつ、寿命末期時においても光触媒膜を励起するのに必要な強度の紫外線を
ボウル部の表面に照射できる。また、このトイレ装置によれば、初期は第1の照射部のみ点灯し、一定の照射時間を越えた時点で、第1の照射部は消灯し、第2の照射部が点灯する。そして、さらに一定の照射時間を越えた時点で両方の照射部が点灯する。これにより、照射部の寿命を長く持たせ、かつ、寿命末期時においても光触媒膜を励起するのに必要な強度の紫外線をボウル部の表面に照射できる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるトイレ装置を表す模式図である。
なお、図1(a)は、本実施形態にかかるトイレ装置を斜め上方から眺めた模式的斜視図である。図1(b)は、図1(a)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。但し、図1(a)は、便蓋が開いた状態のトイレ装置を表している。図1(b)は、便蓋が閉じた状態のトイレ装置を表している。
本願明細書において、「光触媒」とは、光を照射すると、酸化作用および還元作用の少なくともいずれかが促進されるものをいう。その結果、雑菌や細菌や臭気物質などの有機物を分解する分解作用と、表面が水に濡れやすい親水作用と、菌の繁殖を抑制するあるいは菌の活動を停止させる抗菌作用と、を得ることができる。光触媒層813が形成されたボウル部811は、汚物の付着を抑制したり、汚物を分解したり、付着した水垢を容易に除去できるため、便器810の清掃負担を軽減し、きれいな便器810を維持することができる。
なお、図2(a)は、本実施形態にかかるトイレ装置を斜め上方から眺めた模式的斜視図である。図2(b)は、図2(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。但し、図2(a)は、便蓋が開いた状態のトイレ装置を表している。図2(b)は、便蓋が閉じた状態のトイレ装置を表している。
光源装置500は、便蓋320の内部に設けられている。具体的には、便蓋320は、便蓋本体321と、カバー部材(底板)322と、を有する。光源装置500は、便蓋本体321とカバー部材322との間に設けられ、便蓋320が閉じた状態で便座220の着座面221と対面する便蓋320の面(裏面)323に取り付けられている。光源装置500は、便蓋320が閉じた状態において、カバー部材322に設けられた開口部322aを通して便器820のボウル部821の表面に対して紫外線を照射することができる。
図3は、本実施形態の光源装置の具体例を例示する模式図である。
なお、図3(a)は、本実施形態の光源装置を斜め上方から眺めた模式的斜視図である。図3(b)は、本実施形態の光源装置の模式的分解図である。図3(a)では、説明の便宜上、保護カバー523を省略している。
図4は、本実施形態の第1の冷陰極管511と第2の冷陰極管512の照射の点灯・消灯の調整の具体例を例示するフローチャートである。
なお、一定の照射時間は冷陰極管の性能に応じて、可変するものである。
図5は、本実施形態のボウル部を表す模式図である。
なお、図5(a)は、本実施形態のボウル部を上方から眺めた模式的平面図である。図5(b)は、本実施形態のボウル部を右側方から眺めた模式的平面図である。図5(a)および図5(b)では、図2(a)および図2(b)に関して前述したトイレ装置20の便器820のボウル部821を例に挙げて説明する。
図5(a)および図5(b)に関する以上の説明は、図1(a)および図1(b)に関して前述したトイレ装置10についても同様である。
本実施形態の光触媒層813は、バリア層813aと、機能層813bと、を有する。例えば、光触媒層813としては、TiO2/ZrO2系触媒焼成膜が用いられる。例えば、バリア層813aにおけるTiO2とZrO2との配合比率は、機能層813bにおけるTiO2とZrO2との配合比率とそれぞれ異なる。但し、図8に表した光触媒層813は、一例である。本実施形態の光触媒層813は、これだけに限定されるわけではない。
図8は、冷陰極管のスペクトルの一例を例示するグラフ図である。
図7に表したグラフ図の横軸は、波長(nm)を表す。図7の表したグラフ図の縦軸は、吸光特性(任意単位:a.u.)を表す。
図8に表したグラフ図の横軸は、冷陰極管が放射する光の波長(nm)を表す。図8に表したグラフ図の縦軸は、冷陰極管が放射する光の強度(a.u.)を表す。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (1)
- 着座面を有する便座と、
閉じた状態で前記着座面を覆い前記着座面と対面する裏面を有する便蓋と、
前記裏面に設けられ、前記便蓋が閉じた状態において、便器のボウル部であって光触媒膜が形成されたボウル部に紫外線を照射する照射装置と、
を備え、
前記照射装置は、少なくとも第1の照射部と第2の照射部を有する複数の照射部を有し、
前記第1の照射部と前記第2の照射部とは、照射した積算の時間によって、照射の点灯・消灯を調整し、
前記照射装置は、一定時間前記第1の照射部を点灯し、前記第2の照射部を消灯し、
その後一定時間前記第1の照射部を消灯し、前記第2の照射部を点灯し、
その後前記第1の照射部、前記第2の照射部ともに点灯することを特徴とするトイレ装置。
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