JP6167590B2 - アスファルト合材付着防止剤 - Google Patents

アスファルト合材付着防止剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6167590B2
JP6167590B2 JP2013059177A JP2013059177A JP6167590B2 JP 6167590 B2 JP6167590 B2 JP 6167590B2 JP 2013059177 A JP2013059177 A JP 2013059177A JP 2013059177 A JP2013059177 A JP 2013059177A JP 6167590 B2 JP6167590 B2 JP 6167590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesion
asphalt mixture
effect
mass
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013059177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014185200A (ja
Inventor
水田 元就
元就 水田
寛厚 江花
寛厚 江花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2013059177A priority Critical patent/JP6167590B2/ja
Publication of JP2014185200A publication Critical patent/JP2014185200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6167590B2 publication Critical patent/JP6167590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、アスファルト合材に対する付着防止効果、特に鉱物油が付着した状態での付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮でき、水で希釈後も常温ないし低温下で分離し難いアスファルト合材付着防止剤に関する。
道路舗装で用いられているアスファルト合材は、接着剤であるアスファルトと、道路の基礎部分となる骨材とからなっている。そして、アスファルトは、加熱された液状の状態で骨材と混合され、冷却されて固まることにより接着性を発現する。
アスファルト合材の製造工場やアスファルト合材を取り扱う道路舗装現場では、装置や機器へのアスファルト合材の付着を防止することが作業性を低下させないために重要である。
従来、アスファルト合材の付着防止には鉱物油が使用されていたが、環境負荷低減を目的に、水系で環境にやさしいアスファルト合材付着防止剤の使用が普及してきている。
特許文献1には、動植物油脂、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルを水で希釈し、乳化させたエマルション型のアスファルト合材付着防止剤が開示されている。
しかし、この付着防止剤では、良好な効果を得るために動植物油脂が多く配合されており、水希釈後にタンク内において経時で油水分離が生じてタンク内で濃度勾配が生じやすく、安定した付着防止効果、剥離効果が得られないという問題があった。
経時で油水分離するという問題を解決する手段として、油性成分を含まず水と親和性の高い基材を使用する方法が提案されており、特許文献2には多価アルコールを用いたアスファルト合材付着防止剤、特許文献3にはポリオキシアルキレングリコール誘導体を用いたアスファルト合材付着防止剤がそれぞれ開示されている。
しかし、これらの付着防止剤は、水希釈後の安定性が良好であり、安定した付着防止効果が得られるものの、剥離効果について十分ではなく、特にアスファルト合材が付着し易いホッパー、スキップエレベータ等の工場設備では使用するのに十分な性能ではなかった。
また、特許文献4には、油性成分としてテルペン系化合物とノニオン性活性剤またはアニオン性活性剤を用いたエマルション型のアスファルト合材付着防止剤が開示されている。
しかし、この付着防止剤も良好な剥離効果を得るためにテルペン系化合物が多く配合されており、水希釈後の安定性が十分でなく、安定した付着防止効果、剥離効果が得られないという問題があった。
以上のように、水で希釈して使用するアスファルト合材付着防止剤は、アスファルト合材が付着した場合の剥離効果が鉱物油より弱いので、アスファルト合材工場内の設備であるホッパー、スキップエレベータ、ベルトコンベアにアスファルト合材の付着が生じ易い。付着部にアスファルト合材が徐々に堆積すると、詰まり等の原因となり、作業効率が大幅に低下するので、水系のアスファルト合材付着防止剤を使用する場合は、工場内の設備の定期的な清掃が必須となっている。清掃時は工場の生産を停止し、環境へ配慮した上で、付着したアスファルト合材を鉱物油を使用して剥離し清掃を行っている。清掃後は工場設備からアスファルト合材が除去されるが、剥離剤として使用した鉱物油が設備表面を覆うことになる。したがって、水系のアスファルト合材付着防止剤が鉱物油で覆われた設備表面となじむことができないので、付着防止効果が十分発揮されず、アスファルト合材の付着を招き、清掃の頻度が高くなるという悪循環に陥ってしまう。
すなわち、現状では、アスファルト合材に対する付着防止効果、特に鉱物油が付着した状態での付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮でき、水で希釈後も常温ないし低温下で分離し難いアスファルト合材付着防止剤は得られていない。
国際公開第2003/035809号 特開2006−241409号公報 特開平8−127761号公報 特開2006−182859号公報
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、その目的は、アスファルト合材に対する付着防止効果、特に鉱物油が付着した状態での付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮でき、水で希釈後も常温ないし低温下で分離し難いアスファルト合材付着防止剤を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定のポリオキシエチレン誘導体、特定のモノテルペノイドのそれぞれを特定の割合で含有するアスファルト合材付着防止剤が、付着防止効果、特に鉱物油が付着した状態での付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮でき、水で希釈後も常温ないし低温下で分離し難いことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、式(1)で示される化合物(A)と、モノテルペノイド(B)としてリモネンおよび/またはジペンテンとを含有し、(A)、(B)の各質量比が、(A)85〜97質量%、(B)3〜15質量%であるアスファルト合材付着防止剤である。
1O−(EO)−H・・・(1)
(式中Rは分岐アルキル基を有する炭素数8〜10の炭化水素基、EOはオキシエチレン基、nはオキシエチレン基の平均付加モル数で、4〜10である。)
本発明のアスファルト合材付着防止剤は、アスファルト合材に対する付着防止効果、特に鉱物油が付着した状態での付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮でき、水で希釈後も常温ないし低温下で分離し難いので、水で希釈し常温ないし低温下で保存した後も付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明のアスファルト合材付着防止剤は、(A)成分および(B)成分を含有する。なお、(A)成分および(B)成分の各質量比の合計は100質量%である。まず、(A)成分について説明する。
〔(A)成分〕
本発明で用いられる(A)成分は、式(1)で示される化合物である。
1O−(EO)−H・・・(1)
式中、Rは分岐アルキル基を有する炭素数8〜10の炭化水素基である。炭素数が8未満であると鉱物油が付着した状態での良好な付着防止効果および良好な剥離効果が得られ難くなり、水希釈液の良好な安定性が得られ難くなる場合がある。炭素数が10を超えると水希釈液の良好な安定性が得られ難くなる場合がある。また、Rが直鎖の炭化水素基であると、良好な剥離効果が得られ難く、水希釈液の低温下における良好な安定性が得られ難くなる場合がある。
分岐アルキル基を有する炭素数8〜10の炭化水素基としては、例えば、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、イソノニル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、イソデシル基等が挙げられる。好ましくはイソデシル基である。
式中、EOはオキシエチレン基である。nは、オキシエチレン基の平均付加モル数を示し、4〜10であり、好ましくは4〜7である。nが4未満であると水希釈液の良好な安定性が得られ得られ難くなる場合があり、10を超えると良好な剥離効果が得られ難くなる場合がある。
式(1)で示される化合物(A)は、公知の方法により製造することができ、例えば、分岐アルキル基を有する炭素数8〜10の一価のアルコールに、所定量のエチレンオキサイドを付加させて得ることができる。炭化水素基の由来となる上記一価のアルコールの市販品としては、「Exaal8」(製品名,エクソン社製)、「Exaal9」(製品名,エクソン社製)、「Exaal10」(製品名,エクソン社製)等が挙げられる。
本発明においては、分岐アルキル基または炭素数が異なる2種以上の化合物(A)を用いることができる。このような2種以上の化合物(A)は、例えば、分岐アルキル基または炭素数が異なる2種以上の一価のアルコール混合物に、所定量のエチレンオキサイドを付加させて得ることができる。
化合物(A)は、アスファルト合材付着防止剤中、85〜97質量%であり、好ましくは87〜95質量%である。85質量%未満であると水希釈液の良好な安定性が得られ難くなる場合があり、97質量%を超えると鉱物油が付着した状態での良好な付着防止効果および良好な剥離効果が得られ難くなる場合がある。
〔(B)成分〕
本発明で用いられる(B)成分は、モノテルペノイドである。本発明におけるモノテルペノイドとは、リモネン、ジペンテン、水添リモネン、β−ピレン、ミルセン、テレピネン、カンフェン、トリシクレン、ターピノーレン、リナノール、ミルセノール、メントール、ゲラニオール、ターピネオール等が挙げられ、好ましくはリモネン、ジペンテンである。本発明においてモノテルペノイド(B)は1種を単独で、もしくは2種以上を併せて用いてもよい。
モノテルペノイド(B)は、アスファルト合材付着防止剤中、3〜15質量%であり、好ましくは5〜13質量%である。3質量%未満であると鉱物油が付着した状態での良好な付着防止効果および良好な剥離効果が得られ難くなる場合があり、15質量%を超えると水希釈液の良好な安定性が得られ難くなる場合がある。
〔アスファルト合材付着防止剤〕
本発明のアスファルト合材付着防止剤は、通常、水で希釈して使用する。希釈倍率は原液に対して水で3〜100質量倍、好ましくは5〜50質量倍である。但し、場合によっては本発明のアスファルト合材付着防止剤を原液で使用しても良い。
本発明のアスファルト合材付着防止剤は、ホッパー、スキップエレベータ等の合材工場設備で主に使用されるが、運搬に使用されるダンプトラックの荷台、舗装機器であるフィニッシャー、マカダムローラー、タイヤローラー等に使用しても良い。本発明のアスファルト合材付着防止剤は、ペットボトル等の容器を使用して散布するかあるいはスプレー等により噴霧して使用することができる。
本発明のアスファルト合材付着防止剤は、本発明の効果を阻害しない範囲内で、添加剤を含有し得る。かかる添加剤としては、例えば、有機または無機塩類、pH調整剤、殺菌剤、キレート剤、色素、香料などが挙げられる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
〔実施例1〜8、比較例1〜7〕
表2および表3に示す各成分を表2および表3に示す質量比で、アスファルト合材付着防止剤を調製した。得られた各アスファルト合材付着防止剤について下記のテストを行なった。全ての試験において「◎」および「○」の評価のものを合格とした。
なお、表2および表3に示すA1〜A4、A’1、A’2の各成分の式(1)における記号等の説明を表1に記載した。
Figure 0006167590
(1)付着防止効果テスト
200mlビーカー中にて、各アスファルト合材付着防止剤を10ml秤量し、90mlの水で10倍に希釈しスターラーチップを用いて25℃で10分間攪拌した。その後、希釈液を100mlスクリュー管に50ml入れて、吸い込みノズルがスクリュー管の底部に届くようスプレー噴射口を取り付けた。
希釈液1gを20cm×15cmのSS400鋼材にスプレーした後、150℃に加熱したストレートアスファルト合材(密粒度アスファルト合材、ストレートアスファルト:6質量%、ストレートアスファルト針入度:60〜80:JIS K−2207)を1kg乗せ、1分間常温で放置した。その後、鋼材を70度の角度に傾斜させ、ストレートアスファルト合材を落とした。この一連の操作、すなわちストレートアスファルト合材を1kg乗せる、1分間常温で放置する、鋼材を70度の角度に傾斜させストレートアスファルト合材を落とすという一連の操作を10回繰り返し行った。
その後の鋼板に付着したストレートアスファルト合材量と鋼板表面の外観を評価した。アスファルト合材の付着は細かいアスファルト合材の付着に始まり、繰り返し接触することで付着したアスファルト合材に堆積してゆき、大きなかたまりの付着となる。そのためアスファルト合材の大きなかたまりの付着のみならず、細かいアスファルト合材の付着が少ない防止剤ほど良好であると判断した。アスファルト合材付着防止剤の10倍水希釈液は、希釈直後の液と、25℃で1週間静置した後の液とで各々試験を行った。付着防止性の評価は、下記の評価基準に従い行なった。
(評価基準)
◎:付着量が5g未満であり、鋼材表面にアスファルト合材の付着がほとんど見られない。
○:付着量が5g以上10g未満であり、鋼材表面に細かいアスファルト合材の付着が多くみられる。
△:付着量が10g以上100g未満であり、鋼材表面に細かいアスファルト合材の付着が多くみられ、一部堆積しかたまりが生じている。
×:付着量が100g以上で、鋼材表面全体にアスファルト合材の堆積が見られる。
(2)鉱物油が付着した状態での付着防止効果テスト
200mlビーカー中にて、各アスファルト合材付着防止剤を10ml秤量し、90mlの水で10倍に希釈しスターラーチップを用いて25℃で10分間攪拌した。その後、希釈液を100mlスクリュー管に50ml入れて、吸い込みノズルがスクリュー管の底部に届くようスプレー噴射口を取り付けた。
次に、20cm×15cmのSS400鋼材に軽油を1g塗布した。このSS400鋼材に希釈液1gをスプレーした後、150℃に加熱したストレートアスファルト合材(密粒度アスファルト合材、ストレートアスファルト:6質量%、ストレートアスファルト針入度:60〜80:JIS K−2207)を1kg乗せ、1分間常温で放置した。その後、鋼材を70度の角度に傾斜させ、ストレートアスファルト合材を落とした。この一連の操作、すなわちストレートアスファルト合材を1kg乗せる、1分間常温で放置する、鋼材を70度の角度に傾斜させストレートアスファルト合材を落とすという一連の操作を10回繰り返し行った。
その後の鋼板に付着したストレートアスファルト合材量と鋼板表面の外観を評価した。アスファルト合材の付着は細かいアスファルト合材の付着に始まり、繰り返し接触することで付着したアスファルト合材に堆積してゆき、大きなかたまりの付着となる。そのためアスファルト合材の大きなかたまりの付着のみならず、細かいアスファルト合材の付着が少ない防止剤ほど良好であると判断した。アスファルト合材付着防止剤の10倍水希釈液は、希釈直後の液と、25℃で1週間静置した後の液とで各々試験を行った。付着防止性の評価は、(1)付着防止効果テストと同様の評価基準に従い行なった。
(3)剥離効果テスト
150℃に加熱したストレートアスファルト合材(密粒度アスファルト合材、ストレートアスファルト:6質量%、ストレートアスファルト針入度:60〜80:JIS K−2207)を20cm×15cmのSS400鋼材に0.5kg乗せて10分間常温で放置し、アスファルト合材が1kg付着した鋼材を作成した。
また1000mlビーカー中にて、各アスファルト合材付着防止剤を100ml秤量し、900mlの水で10倍に希釈しスターラーチップを用いて25℃で10分間攪拌した。その後、アスファルト合材が付着した鋼材を、各アスファルト合材付着防止剤を水で10倍に希釈した直後の液、および水で10倍に希釈した後、25℃で1週間静置しておいた液に、アスファルト合材が完全に浸漬するように鋼材を浸漬させ、70℃で30分間静置した。液から鋼材を取り出し、鋼材を70度の角度に傾斜させ、ストレートアスファルト合材を落とした。鋼材に付着しているアスファルト合材を計量した。剥離性の評価は、下記の評価基準に従い行なった。
(評価基準)
◎:付着量が2g未満である。
○:付着量が2g以上5g未満である。
△:付着量が5g以上10g未満である。
×:付着量が10g以上である。
(4)水希釈時の安定性テスト
上記(1)付着防止効果テストと同様に調製した各アスファルト合材の10倍希釈液を、100mlスクリュー管に50ml入れて、−5℃の恒温槽、および25℃の恒温槽にそれぞれ1週間静置した後、次の3段階の基準で外観を評価した。
(評価基準)
◎:透明からわずかに濁っているが、分離は見られない
○:白濁しているものの、分離は見られない。
×:分離が見られる。
Figure 0006167590
Figure 0006167590
本発明に係る実施例1〜8のアスファルト合材付着防止剤は、式(1)で示される化合物(A)およびモノテルペノイド(B)を特定の質量比で含有しているので、アスファルト合材に対する付着防止効果、特に鉱物油が付着した状態での付着防止効果および剥離効果を経時的に安定して発揮でき、水で希釈後も常温ないし低温下で分離し難く安定であった。
一方、(A)成分の代わりにポリオキシエチレン(7モル)ドデシルエーテル(A’1成分)を含有し、(B)成分が15質量%を超える付着防止剤(比較例1)は、希釈直後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好であったが、1週間静置後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果は不良であった。また、25℃、−5℃のいずれにおいても水希釈時の安定性が不良であった。
(A)成分の代わりにポリオキシエチレン(8モル)テトラデシルエーテル(A’2成分)を含有し、(B)成分が15質量%を超える付着防止剤(比較例2)は、希釈直後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好であったが、1週間静置後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果は不良であった。また、25℃、−5℃のいずれにおいても水希釈時の安定性が不良であった。
(A)成分の代わりにポリオキシエチレン(3モル)ポリオキシプロピレン(27モル)オクタデシルエーテル(A’成分)を含有し、(B)成分が15質量%を超える付着防止剤(比較例3)は、希釈直後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好であったが、1週間静置後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果は不良であった。また、25℃、−5℃のいずれにおいても水希釈時の安定性が不良であった。
(A)成分の代わりにポリオキシエチレン(30モル)ソルビトールテトラオクタデセネート(A’成分)を含有し、(B)成分が15質量%を超える付着防止剤(比較例4)は、希釈直後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好であったが、1週間静置後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果は不良であった。また、25℃、−5℃のいずれにおいても水希釈時の安定性が不良であった。
(A)成分の代わりにオレイン酸ジエタノールアミン塩(A’成分)を含有し、(B)成分が15質量%を超える付着防止剤(比較例5)は、希釈直後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好であったが、1週間静置後においては付着防止効果、鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果は不良であった。また、25℃、−5℃のいずれにおいても水希釈時の安定性が不良であった。
(A)成分の代わりにポリオキシエチレン(7モル)ドデシルエーテル(A’1成分)を含有する付着防止剤(比較例6)は、希釈直後および1週間静置後においても鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好ではなく、−5℃での水希釈時の安定性が不良であった。
(A)成分の代わりにポリオキシエチレン(8モル)テトラデシルエーテル(A’2成分)を含有する付着防止剤(比較例7)は、希釈直後および1週間静置後においても鉱物油付着時の付着防止効果、剥離効果が良好ではなく、−5℃での水希釈時の安定性が不良であった。

Claims (1)

  1. 式(1)で示される化合物(A)と、モノテルペノイド(B)としてリモネンおよび/またはジペンテンとを含有し、(A)、(B)の各質量比が、(A)85〜97質量%、(B)3〜15質量%であるアスファルト合材付着防止剤。
    1O−(EO)−H・・・(1)
    (式中Rは分岐アルキル基を有する炭素数8〜10の炭化水素基、EOはオキシエチレン基、nはオキシエチレン基の平均付加モル数で、4〜10である。)
JP2013059177A 2013-03-21 2013-03-21 アスファルト合材付着防止剤 Active JP6167590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059177A JP6167590B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 アスファルト合材付着防止剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059177A JP6167590B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 アスファルト合材付着防止剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014185200A JP2014185200A (ja) 2014-10-02
JP6167590B2 true JP6167590B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=51833073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013059177A Active JP6167590B2 (ja) 2013-03-21 2013-03-21 アスファルト合材付着防止剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6167590B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001271093A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Asahi Denka Kogyo Kk 洗浄剤組成物
US6211133B1 (en) * 2000-07-25 2001-04-03 Biospan Technology, Inc Bituminous substance removal composition
JP4782414B2 (ja) * 2004-12-27 2011-09-28 日華化学株式会社 アスファルト合材付着防止剤
JP5469808B2 (ja) * 2007-12-13 2014-04-16 日華化学株式会社 アスファルト合材付着防止剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014185200A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8748360B2 (en) Method of lubricating a conveyor belt
CA2719570A1 (en) A dry lubrication method employing oil-based lubricants
US20110017574A1 (en) Method of lubricating a conveyor belt
US20240150668A1 (en) Lubricant compositions and methods for using the same
JP6176250B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP6167590B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP4782414B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP5469808B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP5874300B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP5866963B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤組成物
JP6167773B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP5915270B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP6823812B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
CN1052028C (zh) 改良的地板脱漆剂组合物及脱落方法
JP6206076B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
JP6167550B2 (ja) アスファルト合材付着防止剤
CN104388196A (zh) 一种油槽车净洗剂及其制备方法
JPH09314459A (ja) 水性ラップ液組成物
JP2019210427A (ja) 鉛フリーはんだフラックス用洗浄剤組成物、鉛フリーはんだフラックスの洗浄方法
JP2014185199A (ja) アスファルト合材付着防止剤
CN112513231A (zh) 清洗油组合物、其制造方法、以及除水清洗方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6167590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250