JP6164972B2 - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数回の記録により画像を形成するための画像データを生成する技術に関する。
ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ、ファクシミリ等の画像出力装置としては一般に、所望される文字や画像等の情報を、用紙やフィルム等の記録媒体に記録する記録装置が用いられる。このような記録装置としては様々な記録方式のものがあるが、なかでも記録媒体に記録剤を吐出することで記録媒体上に画像を形成するドット記録方式が広く実用化されている。例えば、このような方式の代表例として、インクジェット記録方式が知られている。
インクジェット記録方式において、記録媒体の搬送や記録剤を吐出する記録素子の位置ズレなどによりドットの着弾位置が変動し、画像に濃度ムラが発生することがある。そこでインクジェット記録方式では、画像を複数のパスに分割し、複数回の走査で画像を形成することにより、濃度ムラを低減する方法がある。特許文献1には、走査毎に、ブルーノイズ型のディザマトリクスを用いてディザ処理を行う方法について開示している。これにより、各走査が記録するドットパターンの分散性を上げることにより、分散性劣化を抑制した画像を形成できる。
特開2000−103088号公報
しかしながら、各パスに対応するドットパターンにおける分散性が高くても、各パスを経て累積されるドットパターンにおいては分散性が高くならない場合がある。これは実際に記録装置が記録剤を吐出した結果、ドットの着弾位置が変動したり、近くのドット同士が付着してビーディングを起こしたりするためである。また、累積されるドットパターンにおいて同じ位置に吐出されるドットは、位置ズレにより大きいドットになったり濃度が濃くなったりするため、視認されやすい。特許文献1に記載された方法によれば、各走査を経て累積されるドットパターンの分散性や、各走査によって重なるドットの分散性は考慮されないため、必ずしも最終的に得られる画像における分散性は向上しない場合がある。
そこで本発明は、同一領域に対して複数回記録することにより画像を形成するドット記録方式の記録装置において、分散性が良い画像を出力できる画像データを生成することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、記録媒体上の同一領域に対して、N回(Nは2以上の整数)記録走査することにより、前記記録媒体上に画像形成するための画像処理装置であって、画像データに対し、前記記録走査に対応する走査データを設定する設定手段と、前記走査データのそれぞれ、ドットパターンを表すハーフトーン画像データに変換するハーフトーン処理手段とを有し、前記ハーフトーン画像データは、前記記録媒体上の領域において、p回目(1≦p≦N)の前記記録走査に対応するハーフトーン画像データとq回目(1≦q≦N、p≠q)の前記記録走査に対応するハーフトーン画像データとを累積して得られるドットパターンについて、前記累積して得られるドットパターンのうち一部のドットは重なり、重なるドットによるドットパターンはブルーノイズ特性を有し、前記累積して得られるドットパターンもブルーノイズ特性を有することを特徴とする。
本発明によれば、同一領域に対して複数回記録することにより画像を形成するドット記録方式の記録装置において、分散性が良い画像を出力可能な画像データを生成することができる。
画像処理装置、および画像形成装置の構成を示したブロック図 ヘッドの構成を示す図 画像処理装置1におけるフローチャートを示す図 色分解処理部103を示す図 走査番号に応じたヘッドと画像形成領域の関係を示す図 インク値分割率を示す図 走査データ設定の処理を示す図 通常データ設定値を示す図 重複用走査データ設定値を示す図 通常データ及び重複用走査データ設定の処理を示す図 走査番号に応じて色分解データ切り出し位置cut(k)の位置を示す図 ハーフトーン処理部107の構成を示すブロック図 ハーフトーン処理部107における処理フローを示すフローチャート ディザマトリクスを示す図 ハーフトーン画像について各パスのドットパターンを示す図 ハーフトーン画像について累積パターンを示す図 走査番号とディザマトリクスの階調範囲の関係を表す図 ハーフトーンデータ、通常データ、重複用走査データの累積パターンを示す図 ハーフトーンデータ、通常データ、重複用走査データの累積パターンの周波数特性を示す図 実施例1の変形例におけるインク値分割率を示す図 ハーフトーン処理部107の構成を示すブロック図 ハーフトーン処理部107の処理フローを示すフローチャート ディザ処理による2値化の概要
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に適用可能な画像形成システムの構成を示したブロック図である。本実施形態における画像形成システムは、画像処理装置1およびプリンタ2からなる。画像処理装置1は例えば、一般的なパーソナルコンピュータにインストールされたプリンタドライバによって実施され得る。その場合、以下に説明する画像処理装置1における各部は、コンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現されることになる。画像処理装置1とプリンタ2は、プリンタインタフェース又は回路によって接続されている。なお、プリンタ2が画像処理装置1を含む構成としてもよい。
画像処理装置1は、画像データ入力端子101より印刷対象の画像データを入力し、これを入力画像バッファ102に格納する。色分解処理部103は、入力された画像データをプリンタ2が備えるインク色へ色分解する。この色分解処理に際しては、色分解用ルックアップテーブル(LUT)104が参照される。本実施形態では、入力された画像データは、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)に対応する画像データである。また、プリンタ2は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、Lc(淡シアン)、Lm(淡マゼンタ)の色材を有する。つまり色分解処理部103は、RGBの画像データをCMYKLcLmそれぞれに対応する画像データに変換する。本実施形態において色分解処理部103から出力される各色の画像データ(以降、色分解後画像データとする)は、0〜255の画素値からなる8ビットのデータであるとする。
走査データ設定部105は、走査データ設定用LUT106に基づき、色分解処理部103から出力される色分解後画像データそれぞれを、さらに走査毎の走査データへ変換する。走査データ設定部105は、色分解後画像データにおける画素の画素値を、走査データ設定用LUT106により設定された分割率に従って、各走査に分割することにより走査データを生成する。本実施形態における走査データはすなわち、各走査において記録するインク量を示すものである。
通常データ設定部107は、走査データ設定部105によって得られた走査毎の走査データを、通常データに変換する。通常データは、走査データが示す画素値範囲のうち、一部またはすべての範囲を示すデータから生成される。なお、通常データに対応する画素値範囲を第一の画素値範囲とする。通常データ設定用LUT108は、走査データのうち一部またはすべての範囲を第一の画素値範囲に割り当てるための通常データ分割率を設定する。通常データ設定部107は、通常データ設定用LUT108を参照して走査毎の通常データを生成する。
重複用走査データ設定部109は、走査データ設定部105によって得られた走査毎の走査データを、重複用走査データへ変換する。重複用走査データとは、走査間で重複するドットを生成するためのデータである。重複用走査データは、走査データが示す画素値範囲のうち一部の範囲を示すデータから生成される。重複用走査データに対応する画素値範囲を第二の画素値範囲とすると、第一の画素値範囲と第二画素値範囲の合計が、走査データを構成する画素の画素値になる。重複用走査データ設定用LUT110は、走査データのうちのうち第二の画素値範囲に割り当てる重複用走査データ分割率を設定する。重複用走査データ設定部109は、重複用走査データ設定用LUT110を参照して、走査データから重複用走査データを生成する。以上のように、通常データ設定部107および重複用走査データ109とにより、走査データに基づいて2つの画素値範囲が設定される。例えば、走査データにおける注目画素について、注目画素を表す画素値が100であるとする。通常データ分割率が0.8、重複用走査データ分割率が0.2であり、第一の画素値範囲は画素値50以上、第二の画素値範囲は画素値60以上と定められているとする。この場合、注目画素の第一の画素値範囲は50〜130、第二の画素値範囲は60〜80のように設定される。
ハーフトーン処理部111は、通常データ設定部107から得られる通常データ及び重複用走査データ設定部109から得られる重複用走査データそれぞれに基づいて、ドットパターンを表すハーフトーン画像データを生成する。ハーフトーン処理部111は、ドット分散型閾値マトリクスを用いたディザ法によるハーフトーン処理を行う。走査データまたは重複用走査データを構成する各画素の画素値範囲に対応するハーフトーン画像データをディザ法により生成する具体的な方法については、後述する。処理対象の走査において通常データ分割率が100%である場合、通常データを変換して得られる通常ハーフトーン画像データが、そのまま処理対象走査に対応するハーフトーン画像データになる。また、処理対象の走査において通常データ分割率が100%未満である場合、通常ハーフトーン画像データと、重複用走査データを変換して得られる重複用ハーフトーン画像データを加算し、処理対象の走査に対応するハーフトーン画像データとして出力する。ハーフトーン処理部11は、生成したハーフトーン画像データはハーフトーン画像格納バッファ112に格納される。
ハーフトーン画像格納バッファ112に格納された各走査に対応するハーフトーン画像データは、出力端子113よりプリンタ2へ出力される。以上が画像処理装置1の構成である。
プリンタ2は、インクジェット方式の記録装置である。本実施形態においては、記録ヘッド201を記録媒体202に対して相対的に縦横に移動して複数回走査することにより、画像処理装置1にて形成されたハーフトーン画像データを記録媒体上に形成する。プリンタ2においてインク色選択部206は、受け取ったハーフトーン画像データに対応するインク色を選択する。移動部203は、ヘッド制御部204の制御下で、記録ヘッド201を移動させる。図2は、記録ヘッド201の構成例を示す図である。本実施形態では前述の通りシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のインクに加え、相対的にインク濃度が低い淡シアン(Lc)、淡マゼンタ(Lm)を含めた6色のインクを、記録ヘッド201に搭載している。搬送部205は、ヘッド制御部204の制御下で、記録媒体を搬送する。
なお、図2においては、説明を簡単にするため用紙搬送方向にノズルが一列に配置された構成を示しているが、ノズルの数、配置はこの例に限られるものではない。例えば、同一色でも吐出量が異なるノズル列を有しても良いし、同一吐出量ノズルが複数列あっても良いし、ノズルがジグザグに配置されているような構成であっても良い。また、図2ではインク色の配置順序はヘッド移動方向に一列となっているが、用紙搬送方向に一列に配置する構成であっても良い。
次に、上述した機能構成を備えた本実施形態の画像処理装置1における画像処理を説明する。図3は、画像処置装置1におけるフローチャートを示す。画像処理装置1は、図3が示すフローチャートを実現するプログラムをコンピュータが実行することにより実現される。
まずステップS101において、多階調のカラー入力画像データが入力端子101より入力され、入力画像バッファ102に格納される。ここで入力画像データは、RGBの3つの色成分によりカラー画像データを構築している。
次に、ステップS102において色分解処理部103は、入力画像バッファ102に格納されたカラー入力画像データに対し、色分解用LUT104を用いて、RGBからCMYK及びLcLmへの色分解処理を行う。本実施形態では、色分解後画像データを8ビットとして扱うが、それ以上の階調数への変換を行っても構わない。
以下、本実施形態における色分解処理の詳細について、図4を用いて説明する。
図4は、色分解処理部103における入出力データの詳細を示している。同図に示すように入力された画像データR’G’B’は、色分解用LUT104を参照して次式の通りに、CMYKLcLmデータへ変換される。
C=C_LUT_3D(R’,G’,B’) ・・・(1)
K=M_LUT_3D(R’,G’,B’) ・・・(2)
Y=Y_LUT_3D(R’,G’,B’) ・・・(3)
K=K_LUT_3D(R’,G’,B’) ・・・(4)
Lc=Lc_LUT_3D(R’,G’,B’) ・・・(5)
Lm=Lm_LUT_3D(R’,G’,B’) ・・・(6)
ここで、式(1)〜(6)の右辺に定義される各関数が、色分解用LUT104の内容に該当する。本実施形態では、3入力値から6出力値を得るLUT構成となる。以上の処理により、本実施形態における色分解処理が完了する。
図3に戻り、次に走査データ設定部105は、色分解後画像データを、前記同一画像領域に対して複数回に分けて記録する走査数に応じて階調変換を行う。まずステップS103において走査データ設定部105は、走査番号k及び色分解データ切り出し位置としてのY座標を示すcut(k)を設定する。cut(k)はすなわち、走査番号kにおける色分解データ切り出し位置であり、ノズル上端座標に相当する。なお、走査番号kの初期値は1であり、処理ループ毎に1ずつインクリメントされる。
ここで、16個のノズル列を具備し、記録領域上のある領域に対して4回の走査で画像を形成させる4パス印字の場合を例として、色分解後画像データの切り出し位置Y座標cut(k)の設定法を説明する。一般的に4パス印字の場合、図5に示すように、走査番号の初期値(k=1)では、ノズル下端1/4のみを使用して画像形成を行い、走査番号k=2では走査番号k=1に対してノズル長さ1/4分紙送りしてから画像形成を行う。さらに走査番号k=3では走査番号k=2に対してノズル長さ1/4分紙送りしてから画像を形成する。このような画像形成および紙送りを繰り返して、0が形成される。そのため、走査番号k=1の場合、ノズル上端座標に相当する色分解データ切り出し位置cut=−12となる。例えば領域Bは、走査番号k=2に対応する記録ヘッドの走査により、1パス目が印字され、走査番号k=5に対応する記録ヘッドの走査により4パス目が印字され、画像が形成される。
上述した色分解データ切り出し位置cut(k)を一般化すると、ノズル列数:Nzzl、パス数:Pass、走査番号:k、として次式で与えられる。
cut(k)=−Nzzl+(Nzzl/Pass)×k ・・・(7)
以上のようにcut(k)が設定されると、ステップS104において走査データ設定部105は、各色に対応する色分解後画像データを走査毎の走査データを設定する。走査毎の走査データは、縦方向がノズル数、横方向が画像のXサイズに相当するバンド状のデータである。なお以降は、C(シアン)の走査データについて、説明する。他の色に対応する走査データについても同様である。走査データ設定用LUT106によれば、4パスの場合、図6に示すような値が与えられる。図6は縦軸がノズル位置、横軸が分割率を示す。図6によれば、D_d(3)、D_d(7)、D_d(11)、D_d(15)の点を4ノズル毎に設定し、その点を線形補間した16ノズル分の分割率が、走査データ設定用LUT106として保持されている。ここで、D_d(3)、D_d(7)、D_d(11)、D_d(15)の数値は、以下のように設定される。
D_d(3)+D_d(7)+D_d(11)+D_d(15)=1.0 ・・・(8)
なお、走査データ設定用LUT106として保持される値は上記設定法に限られるものではなく、ノズル上端、下端部分の値で変更してもよい。また、点を細かく設定してもよいし、ノズル毎に直接指定しても良い。図6が示す通りシアンの分割率をD_dとすると、ノズル位置nyに関する関数は以下のようになる。
D_d(ny)=0.25 ・・・(9)
「なお、(0≦ny<Nzzl)」
シアンの分割率はノズル位置によらず1/4=0.25である。本実施形態では、ノズル12〜15が1パス目に、ノズル8〜11が2パス目に、ノズル4〜7が3パス目に、ノズル0〜3が4パス目に相当する。すなわち、ある領域において画像データを1/4ずつ4回の印字し、画像を形成する。
ステップS104において設定される走査データは、図7に示すように、色分解後画像データと走査データ設定用LUT106の積として設定される。色分解後画像データを構成する画素の画素値に対して、ノズルごとに設定された分割率を乗じることにより、走査データC_dとして設定される。
次に、ステップS105において通常データ設定部107は、ステップS104で設定される走査データC_dから、通常データ設定用LUT108を参照して、通常データを生成する。本実施形態では、走査データを構成する画素の画素値のうち、1パス目はそのままを通常データとし、2〜4パス目は0.53(53%)分を通常データに割り当てる。図8は、通常データ設定用LUT108を示す。通常データ設定用LUT108は、ノズル位置と通常データ設定値との関係で設定される。図10によれば、シアンの通常データ設定用LUTは、下位LUT(1601)、上位LUT(1602)の2種が設定される。下位LUTは点線(1604)および◇(1603)◆(1605)で示されたデータで、上位LUTは実線(1607)および□(1606)■(1608)で示されたデータである。シアン通常データ設定用LUT108の下位LUT、U_C_N_LUT(ny)、上位LUT、O_C_N_LUT(ny)は以下の規則によって生成される。
U_C_N_LUT(ny)=N_d(ny+Nzzl/4)
+N_d(ny+2×Nzzl/4)+N_d(ny+3×Nzzl/4)
・・・(10)
O_C_N_LUT(ny)=N_d(ny)+N_d(ny+Nzzl/4)
+N_d(ny+2×Nzzl/4)+N_d(ny+3×Nzzl/4)
・・・(11)
「なお、(0≦nx<画像Xサイズ)(0≦ny<Nzzl)」
すなわち、シアンの下位LUT、U_C_N_LUTの値は、
(0≦ny<4のとき) U_C_LUT(ny)=2.06
(4≦ny<8のとき) U_C_LUT(ny)=1.53
(8≦ny<12のとき) U_C_LUT(ny)=1.0
(12≦ny<16のとき) U_C_LUT(ny)=0.0 ・・・(12)
シアンの上位LUT、O_C_N_LUTの値は、
(0≦ny<4のとき) O_C_LUT(ny)=2.59
(4≦ny<8のとき) O_C_LUT(ny)=2.06
(8≦ny<12のとき) O_C_LUT(ny)=1.53
(12≦ny<16のとき) O_C_LUT(ny)=1.0 ・・・(13)
となる。上述の通常データ設定LUT108を用いて、シアンの通常データを設定する。シアンの通常データはシアン通常下位データU_C_N_d、シアン通常上位データO_C_N_dの2つのデータが設定される。
シアン走査データであるC_dと、シアン通常データ設定用LUT108の下位LUT「U_C_N_LUT」、上位LUT「O_C_N_LUT」から、下式のようにシアン通常下位データU_C_N_d、シアン通常上位データO_C_N_dは算出される。
U_C_N_d(nx、ny)=
C_d(nx、ny+cut(k))×U_C_N_LUT(ny)・・・(14)
O_C_N_d(nx、ny)=
C_d(nx、ny+cut(k))×O_C_N_LUT(ny)・・・(15)
「なお、(0≦nx<画像Xサイズ)(0≦ny<Nzzl)」
以上のようにシアン通常データは、走査データが示す画素値範囲のうち一部またはすべての範囲が割り当てられる第一の画素値範囲に対応する。具体的には、シアン通常下位データからシアン通常上位データまでの範囲が、第一の画素値範囲となる。次にステップS106において重複用走査データ設定部109は、ステップS104で設定される走査データC_dから、重複用走査データ設定用LUT110に基づき、重複用走査データを生成する。本実施形態では、2〜4パス目に対応する走査データのうち、0.47(47%)を用いて重複用走査データを生成する。つまり、通常データに割り当てられた範囲の残りが重複用走査データとなる。図9は、重複用走査データ設定用LUT110を示す。重複用走査データ設定用LUT110は、ノズル位置と重複用走査データ設定値との関係で設定される。
重複用走査データ設定用LUT110は、縦軸がノズル位置、横軸が重複用走査データ設定用LUTの値を示す。また、図によれば、シアンの重複用走査データ設定用LUTは、下位LUT(1701)、上位LUT(1702)の2種が設定される。下位LUTは点線(1704)および◇(1703)◆(1705)で示されたデータで、上位LUTは実線(1707)および□(1706)■(1708)で示されたデータである。ここで、図9に示されたシアン重複用走査データ設定用LUT110の下位LUT、U_C_P_LUT(ny)、上位LUT、O_C_P_LUT(ny)は以下の規則によって生成される。
U_C_P_LUT(ny)=P_d(ny+Nzzl/4)
+P_d(ny+2×Nzzl/4)+P_d(ny+3×Nzzl/4)
・・・(15)O_C_P_LUT(ny)=P_d(ny)+P_d(ny+Nzzl/4)
+P_d(ny+2×Nzzl/4)+P_d(ny+3×Nzzl/4)
・・・(16)すなわち、シアンの下位LUT、U_C_P_LUTの値は、
(0≦ny<4のとき) U_C_P_LUT(ny)=0.94
(4≦ny<8のとき) U_C_P_LUT(ny)=0.47
(8≦ny<12のとき) U_C_P_LUT(ny)=0.0
(12≦ny<16のとき) U_C_P_LUT(ny)=0.0 ・・・(17) シアンの上位LUT、O_C_P_LUTの値は、
(0≦ny<4のとき) O_C_P_LUT(ny)=1.41
(4≦ny<8のとき) O_C_P_LUT(ny)=0.94
(8≦ny<12のとき) O_C_P_LUT(ny)=0.47
(12≦ny<16のとき) O_C_P_LUT(ny)=0.0 ・・・(18) なお、シアン重複用走査データ設定用LUT110は、シアン通常データ設定用LUT108を参照して算出することも可能である。この場合には、重複用走査データLUT110を保持している必要はない。
上述の重複用走査データLUT110を用いて、シアンの重複用走査データを設定する。シアンの重複用走査データは、シアン重複用下位データU_C_P_d、シアン重複用上位データO_C_P_dの2つのデータが設定される。シアン走査データC_dと、シアン重複用走査データ設定用LUT110の下位LUT「U_C_P_LUT」、上位LUT「O_C_P_LUT」から、重複用下位データU_C_P_d、シアン重複用上位データO_C_P_dそれぞれが算出される。
U_C_P_d(nx、ny)=
C_d(nx、ny+cut(k))×U_C_P_LUT(ny)・・・(19)
O_C_P_d(nx、ny)=
C_d(nx、ny+cut(k))×O_C_P_LUT(ny)・・・(20)
「なお、(0≦nx<画像Xサイズ)(0≦ny<Nzzl)」
以上のようにシアン重複用走査データは、走査データが示す画素値範囲のうち一部の範囲が割り当てられる第二の画素値範囲に対応する。具体的には、シアン重複用下位データからシアン重複用上位データまでの範囲が、第二の画素値範囲となる。
図3に戻り、次にステップS107においてハーフトーン処理部111は、通常データを2値のハーフトーン画像データに変換するハーフトーン処理を行う。また、ステップS108においてハーフトーン処理部111は、並行して重複用走査データを2値のハーフトーン画像データに変換する。図12は、本実施形態におけるハーフトーン処理111の詳細な構成を示すブロック図である。ハーフトーン処理部111は、ドット分散型閾値マトリクスを用いたディザ法を行う。ディザ法は、入力された注目画素の画素値と、閾値マトリクスに格納された注目画素に対応する閾値とを比較することにより、出力値を決定する。ハーフトーン処理部111は、図14が示す閾値マトリクス2001を用いる。閾値マトリクス2001は、画像データのアドレスに対応した閾値を保持した閾値群である。ディザマトリクス2001における各閾値Thは、0〜255の何れかである。閾値マトリクス2001は、画像データに対してタイル状に繰り返し対応付けて用いる。閾値マトリクスは、ドット分散型である。ここではブルーノイズの周波数特性をもつブルーノイズマスクを用いるとする。ブルーノイズマスクは、各階調におけるドット配置が高分散になるように設計されている。
また図13は、ハーフトーン処理部111におけるハーフトーン処理のフローチャートを示す。ステップS1において、シアンの通常上位データO_C_N_dと閾値マトリクスTh2001の該当閾値とを比較する。
そして、ステップS2において、画素毎に、通常上位データを構成する画素値の方が閾値マトリクスよりも小さい場合は0、通常上位データを構成する画素値の方が閾値マトリクスよりも大きい場合は1を出力することにより、2値化する。シアンの通常上位ハーフトーン画像データOut_O_C_Nを出力する。
O_C_N_d<Thのとき、Out_O_C_N=0 ・・・(21)
Th≦O_C_N_dのとき、Out_O_C_N=255 ・・・(22)
次にステップS3において、シアンの通常下位データU_C_N_dとディザマトリクスTh2001の該当閾値とを比較する。
そして、ステップS4にてシアンの通常下位ハーフトーン画像データOut_U_C_Nを出力する。
U_C_N_d<Thのとき、Out_U_C_N=0 ・・・(23)
Th≦U_C_N_dのとき、Out_U_C_N=255 ・・・(24)
次に、ステップS5において、シアンの通常上位ハーフトーン画像データから通常下位ハーフトーン画像データを減算し、通常ハーフトーン画像データOut_C_Nを算出する。
Out_C_N=Out_O_C_N−Out_U_C_N ・・・(25)
次にステップS108において、通常データと同様に、重複用走査データのハーフトーン処理を行う。まず、ステップSにおいて、シアンの重複用上位データO_C_P_dと閾値マトリクスTh2001の該当閾値とを比較する。ステップSにおいてシアンの重複用上位ハーフトーン画像データOut_O_C_Pを出力する。
O_C_P_d<Thのとき、Out_O_C_P=0 ・・・(26)
Th≦O_C_P_dのとき、Out_O_C_P=255 ・・・(27)
次にステップSにおいて、シアンの重複用下位データU_C_P_dと閾値マトリクスTh2001の該当閾値とを比較する。
そして、ステップSにおいてシアンの重複用下位ハーフ画像データOut_U_C_Pを出力する。
U_C_P_d<Thのとき、Out_U_C_P=0 ・・・(28)
Th≦U_C_P_dのとき、Out_U_C_P=255 ・・・(29)
次に、ステップS10において、シアンの重複用上位ハーフトーン画像データから重複用下位ハーフトーン画像データを減算し、重複用ハーフトーン画像データOut_C_Pを算出する。
Out_C_P=Out_O_C_P−Out_U_C_P ・・・(30)
そしてステップS11において、上述したステップS1〜S10の処理をバンド内のアドレス(0,0)〜(W−1,Nzzl−1)まで行なうことによって、各走査に対応する通常ハーフトーン画像データ、重複用ハーフトーン画像データが生成される。
図3に戻り、次にステップS109においてハーフトーン処理部111は、シアンの通常ハーフトーン画像データと重複用ハーフトーン画像データを加算して、ハーフトーン画像データOut_C(2値)を算出し、ハーフトーン画像格納部112に格納する。
Out_C=Out_C_N+Out_C_P ・・・(31)
なお、パス番号1に対応する重複用ハーフトーン画像データはないので、通常ハーフトーン画像データをそのままハーフトーン画像データとして出力する。
次にステップS110においてハーフトーン画像格納バッファ113に蓄えられた、縦方向がノズル数(Nzzl)、横方向が画像のXサイズ(W)に相当するハーフトーン画像データが、画像出力端子113よりプリンタ2へ出力される。
次にステップS111において、全ての走査が終了したか否かの判定を行う。終了した場合には一連の画像処理が完了し、終了していない場合にはステップS103に戻る。以上により、処理の全てが終了する。なお、シアン以外の色に対応する画像データも同様に処理すればよい。ハーフトーン処理部111が用いる閾値マトリクスは色毎に異なる閾値マトリクスであることが好ましい。
ここで、シアンのハーフトーン画像データOut_Cについて演算途中と結果を比較しながら述べる。
15は、ハーフトーン処理部111によりハーフトーン画像データOut_Cを生成するまでの過程を示す。
パス番号1のシアン通常上位データO_C_N_d(3001)に基づいて、シアン通常上位ハーフトーン画像データOut_O_C_N(3002)が得られる。また、パス番号1のシアン通常下位データU_C_N_d(3003)に基づいて、シアン通常下位ハーフトーン画像データOut_U_C_N(3004)が求められる。その結果、式(25)より、シアン通常ハーフトーン画像データOut_C_N(3005)が求められる。一方パス番号1に対応する重複用走査データは全ての画素において画素値0である。なお、重複用走査データが算出される場合は、通常データと同様に、重複用ハーフトーン画像データが算出される。
これらの処理を繰り返すと、各パスのハーフトーン画像データを累積して得られるハーフトーン画像データ、および各パスのハーフトーン画像データは、図16のようになる。図16(a)は、パス番号1のハーフトーン画像データが示すドットパターンである。また、図16(b)はパス番号1+2の累積ドットパターン、図16(c)はパス番号1+2+3の累積ドットパターンである。また、図16(d)はパス番号1+2+3+4の累積ドットパターンである。すなわち図16(d)は最終的に形成されるドットパターンを示している。また、図16(e)はパス番号2、(f)はパス番号3、図4(g)はパス番号4のドットパターンを示している。図16からもわかるとおり、図16(a)〜(d)の累積ドットパターンをみると、分散性が高いことが分かる。また、パス間において重複するドットも分散性が高い。インクジェット記録方式の記録装置は、記録媒体の搬送誤差や記録素子のずれによりドットの着弾位置が変動してしまう。そのため、パス間におけるハーフトーン画像データが互いに排他的なドットパターンにしてしまうと、ドットの着弾位置の変動により、局所的にドットの重複が生じるため、濃度ムラが目立つ場合がある。そこで本実施形態では、パス間において予め一部のドットが重複するように、各パスに対応するハーフトーン画像データを生成する。なおかつ、それらの重複ドットは、実際に記録媒体上に印字されると着弾位置のずれやインクのにじみなどにより、重複しないドットよりも視認され易く、分散性への影響が大きい。そこで本実施形態では、重複ドットが分散性高い位置に配置されるように各パスに対応するハーフトーン画像データ決定する。
17に、閾値マトリクスに対応する各パス番号の通常データおよび重複用走査データとの対応関係を示す。各パス番号の通常データは、各パス番号の通常下位データと通常上位データによって定義される第一の画素値範囲に対応する閾値が格納された画素におけるドットがオンとなる。与えられた通常上位データは、次の走査番号で通常下位データになる。これにより各パス番号に対応する第一の画素値範囲は重複しないため、通常ハーフトーン画像データにおけるドットはパス間で重複しない。また、各通常データが対応する第一の画素値範囲は、0から連続した画素値範囲となる。従って閾値マトリクスはドット分散型であるため、全ての通常ハーフトーン画像データを累積した結果における分散性が高くなっていることがわかる。
一方、パス番号2〜4に対応する重複用走査データが示す第二の画素値範囲は、通常データが示す第一の画素値範囲に包含されるように設定されている。この様にすると、重複用走査データを変換して得られる重複用ハーフトーン画像データは、通常ハーフトーン画像データにおけるドットと重なるドットパターンになる。さらに、与えられた重なり上位データは、次の走査で重なり下位データになることが分かる。これにより、パス番号2からパス番号4までの重複用走査データが対応する第二の画素値範囲は、0から連続した範囲となる。そのため重複用ハーフトーン画像データを累積したドットパターンは、閾値マトリクスの一部の連続した階調値をON、それ以外の階調値をOFFとしたパターンなり、分散性が高い。
以上のように、ある領域に対する各パスのハーフトーン画像データを一部のドットがパス間において重なるように生成することができる。また、各パスのハーフトーン画像データ間の重なりドット数は、前走査までに記録されているドットに対して、通常データによるドットが近づく数と、重複用走査データによるドットが離れる数が同数程度現れるように設定されている。従って、ノズルの欠陥や走査間の物理的な精度誤差によるレジストレーションが微妙に変化しても、ドットの記録面積の変化が相殺されて、濃度のムラを抑制した画像を形成することができる。
18は、64×64画素の領域に対して本実施形態を適用した例であり、図18(a)は1〜4パスの累積した通常ハーフトーン画像データ(4001、4002、4003、4004)を示している。図18(b)は1〜4パスの累積した重複用ハーフトーン画像データ(4005、4006、4007、4008)を示している。図18(c)は通常ハーフトーン画像データと重複用ハーフトーン画像データを加算したハーフトーン画像データの累積結果を示している。なお、累積ドット数が1ドットの画素位置はグレー、2ドットの画素位置はブラックで表記している。本実施例ではブルーノイズ型の閾値マトリクスを用いているため、生成されるドットパターンの分散性が高いことがわかる。
また図19は、256×256画素の領域に対して本実施形態を適用したパターンに対して、フーリエ解析を行い、パワースペクトルの周方向の平均を算出した結果を示す。図19(a)、(b)、(c)が示すように、本実施形態を適用したパターンのパワースペクトルは、高周波域に比べて低周波域パワーが低い。このように高周波域に比べて低周波域におけるパワーが低い特性をブルーノイズ特性という。ブルーノイズ特性をもつドットパターンは、ドットの分散性が高いことが知られている。図19が示す通り、本実施形態によれば、各パスのドットパターンを累積した結果、重なったドットによりドットパターンも重ならないドットパターンも全てを累積したドットパターンも、ブルーノイズ特性をもつことがわかる。
以上説明したように本実施形態によれば、共通の閾値マトリクスから複数の走査間において重なるドットを有するように走査毎のハーフトーン画像データを生成することができる。これにより、物理的な精度誤差によるレジストレーションが微妙に変化しても、レジストレーションの変化に対する依存度が低下する。そのため、画像濃度が大きく変化せず濃度むらの軽減された均一な画像を形成することができる。さらに、ハーフトーン画像データの生成において、閾値マトリクスと比較する走査データの画素値範囲を制御することで、各ハーフトーン画像データを重ねた際に重なるドットの配置が高分散となり、分散性劣化が抑制された良好な画像を得ることができる。
なお、本実施形態では、パス番号2〜4の画素値範囲を2つに分割し、通常データと重複用走査データを設定したが、これに限らない。ある領域においてN回(Nは2以上の整数)記録走査により画像を形成する場合、N回のうち少なくとも1つの走査について重複用走査データを設定すればよい。p回目(1≦p≦N)の走査とq回目(1≦q≦N、p≠q)の走査に対応する走査データとについて、重なるドットによるドットパターンも重ならないドットによるドットパターンもブルーノイズ特性を有するようにハーフトーン画像データを生成する。これにより、同様の効果を得ることができる。この場合、N回の走査に対応するドットパターンのうち、2つのドットパターンにおいてのみ、重なるドットが生じることになる。
(変形例)
第1実施形態では、図6に示した通り、分割率として0.25の均一に分割する走査データ設定処理を行う例を説明した。しかし、均一な分割では、紙送りのずれによって、スジが目立つことがあるため、図20のようにノズル中央部分のインク分割率を大きくしてもよい。これによりスジが目立つのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、2〜4パスにおけるノズル毎の通常データ分割率として0.53の均一な分割処理を行う例を説明した。しかし、通常データ分割率は、レジストレーションズレが発生した場合に、前走査までに記録されているドットに対して、通常データによるドットが近づく数と、重複用データによるドットが離れる数が同数程度現れるように設定されるのが望ましい。
例えば前走査までに記録されているドット数が少ない場合には、1ドット分ズレが生じた場合に、重なりドットが離れる(単独ドットになる)可能性は高いが、通常ドットが近づく(重なりドットになる)可能性は低い。反対に、前走査までに記録されているドット数が多い場合には、1ドット分ズレが生じた場合に、重なりドットが離れる(単独ドットになる)可能性は低いが、通常ドットが近づく(重なりドットになる)可能性は高くなる。
従って、より効果的にレジストレーションズレによる濃度ムラを抑制した画像を得るために、各ノズルにおける重複用走査データ分割率として使用される値は、前走査までに記録されているドット数に応じて適宜変更するようにしてもよい。これを実現するために、通常データ設定用LUT108及び重複用走査データ設定用LUT110は、色分解後画像データに応じたLUTを複数用意しても良い。また、通常データ設定部107及び重複用走査データ設定部109は、色分解画像データに応じて動的に通常データ分割率や重複用走査データ分割率を算出してもよい。また、第1実施形態では、走査データ設定部105が、走査番号k及び色分解データ切り出し位置としてのY座標を示すcut(k)の設定と、走査データ設定用LUT106に基づく、走査毎のデータ値の設定を行う例を示した。しかし、この設定処理を通常データ設定部107及び重複用走査データ設定部109で行ってもよい。この場合、通常データ設定用LUT108及び重複用走査データ設定用LUT110は、走査データ設定用LUT106の役割も担う。
以上説明したように変形例によれば、第1実施形態のような走査データ設定部105及び走査データ設定用LUT106が必要なく、重なりドットの累積パターンをブルーノイズ特性にし、分散性を高めることができる。
また、上述の例では重複用走査データ分割率に応じて重複ドットを形成している。しかしながら、同じドット数でも重なりが多い方が、紙白部分が見えやすくなって濃度が薄くなる傾向になる。そのため、重複ドットを形成しない場合と同程度の濃度を出すためには、ドット数をするように設定してもよい。例えば、走査データ設定用LUT106を、以下の式のように設定することで実現可能である。
D_d(3)+D_d(7)+D_d(11)+D_d(15)>1.0 ・・・(32)
また、走査データのうち重なりドットを形成する割合を増やすため、式(33)に示すように設定することでも実現可能である。
P_d(ny)>1−N_d(ny) ・・・(33)
「なお、(0≦ny<Nzzl−Nzzl/4)」
また、色分解処理後の各画素を256階調(8ビット)として扱ったが、それ以上の階調数となるように補正処理を行ってもよい。または、2値化の際に使用する閾値マトリクス2001の閾値Thの最大値を255未満にしてもドット重なりによる濃度低下を抑制可能である。なお、上述したドット数補正の実現方法は、最終的に得られる画像濃度が目標濃度となるように設定されるのが望ましい。以上説明したように第1実施形態および変形例によれば、主走査毎にディザ法に基づく処理を行う際に、走査間で同じ位置に打たれる重なりドットが高分散になるように走査ごとのドットパターンを形成することで、最終ドットパターンの分散性を高める。これにより、分散性が良く、レジストレーションズレによる濃度ムラを抑制した画像を得られる。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では、上位データと下位データからハーフトーン処理によってそれぞれ算出されるハーフトーン画像データを減算し、各走査のドットパターンを生成した。第2実施形態では、制約情報バッファを用いることで処理コストを抑え、同等の処理を実現する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。図21は、本実施形態におけるハーフトーン処理部111の詳細な構成を示すブロック図である。また図22は、ハーフトーン処理部111におけるハーフトーン処理のフローチャート示す図である。
まず、ステップS21において加算部1501が式(37)の通りに、シアン通常データであるC_N_dと、通常データ制約情報バッファ1506に格納された通常データ制約情報C_N_rの合計値データINcを算出する。ただし、走査番号k=1の通常データ制約情報C_N_rは全て0である。
INc=C_N_d+C_N_r ・・・(37)
通常データ制約情報バッファ1506は、縦方向がノズル数、横方向が画像のXサイズに相当するバンド状の通常データ制約情報データを、色毎に格納している。通常データ制約情報バッファ1506には、記録される画像上のアドレスにドットが形成されやすいか否かを示す通常データ制約情報が格納され、走査番号kごとに更新される。ただし、走査番号k=1の処理開始時には、初期値として全て0が代入されている。すなわち、アドレス(X,Y)の各色通常データ制約情報をC_N_r(X,Y)、Lc_N_r(X,Y)、M_N_r(X,Y)、Lm_N_r(X,Y)、Y_N_r(X,Y)、K_N_r(X,Y)とすると、走査番号k=1のときは以下のようになる。なお、0≦nx<画像Xサイズ、0≦ny<Nzzl(ノズル列数:この場合16)である。
C_N_r(nx,ny)=0 ・・・(38)
Lc_N_r(nx,ny)=0 ・・・(39)
M_N_r(nx,ny)=0 ・・・(40)
Lm_N_r(nx,ny)=0 ・・・(41)
Y_N_r(nx,ny)=0 ・・・(42)
K_N_r(nx,ny)=0 ・・・(43)
そのため、実質的には走査番号k≧2の時に、通常データ制約情報バッファ1506は有意な制約情報に更新されていくことになる。通常データ制約情報の値が小さいほど、その箇所にドットが形成されにくく、逆に値が大きいほどドットが形成されやすい。具体的には、その箇所にドットが形成されやすい場合には正の値が、その箇所にドットが形成されにくい場合は負の値が格納されるが、通常データ制約情報の更新についての詳細は後述する。なお、本実施形態では通常データ制約情報バッファ1506に格納される値は、どのような走査番号のタイミングであっても、平均値が0となるように各値が格納されるとするが、これ以外の通常データ制約情報であってもよい。
次にステップS22において量子化部1503は、上記INcと閾値マトリクス2001の該当閾値とを比較し、ステップS23にてハーフトーン画像データを出力する。ここで図21に、本実施形態におけるディザ処理の概要を示す。このときの2値化の規則は、閾値マトリクス2001の閾値Th(0〜255)が以下のように表される。
I_N_c<Thのとき、Out_N_c=0 ・・・(44)
Th≦I_N_cのとき、Out_N_c=255 ・・・(45)
本実施例における閾値マトリクス2001は、ブルーノイズマスク配列をもつ。また、本実施形態では、走査番号毎に同一の閾値マトリクスを用いる。
そしてステップS24において、上述したステップS21〜S23の処理をバンド内のアドレス(0,0)〜(W−1,Nzzl−1)まで行なうことによって、ハーフトーンデータのドット位置が決定される。これにより、走査番号k=1での通常ドットパターン生成が終了する。
次にステップS25では減算部1504において、走査データC_dから、ハーフトーン画像データを減算する。
そしてステップS26で重み積算部1505において、重み係数h(実数)を積算する。
本実施形態ではh=1.0とする。
S_N(nx,ny)=(−Out_N_C+C_N_d)×h ・・・(48)
次にステップS27において加算部1509は、重み積算部605で算出されたデータをLFシフト部1507において、LF(紙送り量)だけシフトしたデータと、制約情報データ1506をLFシフト部1508にてLF分シフトされたデータを生成する。
ステップS28においてシフトされた制約情報C_N_r(nx,ny+LF)とシフトされたS_N(nx,ny+LF)を加算して、制約情報C_N_rを更新する。
C_N_r(nx,ny)←C_N_r(nx,ny+LF)+S_N(nx,ny+LF)・・・(47)
ただし、ny+LF≧Nzzlのときは、C_r(nx,ny)=0とする。すなわち、シフト後の下端LFノズル分(この場合4ノズル分)には0を代入する。
ここで算出された制約情報C_rは、次の走査番号k=2以降(すなわち現走査番号kに対する走査番号k+1)のハーフトーン処理用の制約情報として、制約情報バッファ1506に保存される。
以上のように、データを紙送り量LF分だけシフトさせる理由は、次の走査番号にて形成されるハーフトーン画像データが、記録媒体上で相対的に紙送り量LF分ずれるためである。
上述したように本実施形態における制約情報とは、現在の処理対象とする走査番号の次の走査番号におけるハーフトーン画データを生成する際に参照される、ドットが形成されるか否かを示す情報である。
以下、本実施形態における制約情報の更新方法を示す式(46)(47)について、詳細に説明する。式(46)において、ハーフトーン画像データOut_N_Cに負号を付して−Out_N_Cとし、更新前の制約情報から減算することで、その箇所にはドットが打たれなくする。これにより、次の走査番号以降でドットが形成されにくくなる。
ステップS31からステップS38にて、シアン重複用走査データであるC_P_dに対しても通常データと同様の処理を行う。ステップS31にてシアン重複用走査データであるC_P_dと、重複用走査データ制約情報バッファ2506に格納された重複用走査データ制約情報C_P_rとから、合計値データIPcを算出する。さらに、ステップS32にてIPcと閾値マトリクス2001の該当閾値とを比較し、ステップS33にてハーフトーン画像データを出力する。以降処理の詳細はS24からS28と同等であるため省略する。
最後に、ステップ21からステップ24の処理で生成された通常ハーフトーンが追うデータと、ステップ31からステップ34の処理で生成された重複用ハーフトーン画像データとを加算して、ハーフトーン画像データを算出する。以上により、ハーフトーン処理が終了する。
以上のように、本実施形態では、記録媒体上の同一領域において、先に記録されるハーフトーン画像データを減算したデータを制約情報として、走査ごとのハーフトーン画像データを生成する。
<その他の実施形態>
上述した各実施形態では、所定方向に配列された複数のノズルを有する記録ヘッドをノズルの配列方向と交差する方向に記録媒体上で走査させて、記録媒体にインクを吐出することで画像を形成するインクジェット記録方式を用いた画像処理装置を説明した。しかしながら本発明は、インクジェット方式以外の他の方式に従って記録を行う記録装置(例えば熱転写方式や電子写真方式)に対しても適用できる。この場合、インク滴を吐出するノズルはドットを記録する記録素子やレーザー発光素子に対応することとなる。
また本発明は例えば、記録媒体の記録幅に対応する長さの記録ヘッドを有し、記録ヘッドに対して記録媒体を移動させて記録を行う、いわゆるフルライン型の記録装置などにも適用できる。
本発明は、上述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても実現できる。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)がコンピュータが読み取り可能に記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することにより、上述した実施例の機能を実現する。

Claims (12)

  1. 記録媒体上の同一領域に対して、N回(Nは2以上の整数)記録走査することにより、前記記録媒体上に画像形成するための画像処理装置であって、
    画像データに対し、前記記録走査に対応する走査データを設定する設定手段と、前記走査データのそれぞれを、ドットパターンを表すハーフトーン画像データに変換するハーフトーン処理手段とを有し、
    前記ハーフトーン画像データは、前記記録媒体上の領域において、p回目(1≦p≦N)の前記記録走査に対応するハーフトーン画像データとq回目(1≦q≦N、p≠q)の前記記録走査に対応するハーフトーン画像データとを累積して得られるドットパターンについて、
    前記累積して得られるドットパターンのうち一部のドットは重なり、該重なるドットによるドットパターンはブルーノイズ特性を有し、
    前記累積して得られるドットパターンもブルーノイズ特性を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記設定手段は、前記画像データを構成する画素ごとに前記画素の画素値を分割することにより、前記記録走査の各々に対応する走査データを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記q回目の記録走査に対応する走査データを、2つの画素値範囲に分割することにより、通常データと重複用走査データとを設定する分割手段をさらに有し、
    前記q回目の記録走査に対応する重複用走査データは、前記p回目の記録走査に対応する前記走査データの画素値範囲に包含される画素値範囲にあり、前記q回目の記録走査に対応する通常データは、前記p回目の記録走査に対応する前記走査データと異なる画素値範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 記録媒体上の同一領域に対して、N回(Nは2以上の整数)記録走査することにより、前記記録媒体上に画像形成するための画像処理装置であって、
    画像データに対し、前記記録走査に対応する走査データを設定する設定手段と、前記走査データのそれぞれを、ドットパターンを表すハーフトーン画像データに変換するハーフトーン処理手段とを有し、
    前記ハーフトーン画像データは、前記記録媒体上における領域においてN回の前記記録走査に対応する前記ハーフトーン画像データを累積して得られる累積ドットパターンはブルーノイズ特性を有し、さらに、前記累積ドットパターンのうち一部は2つ以上のドットが重なったドットであり、前記重なったドットによるドットパターンもブルーノイズ特性を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記N回の記録走査に対応する走査データのうち少なくとも1つの走査データを、2つの画素値範囲に分割することにより、通常データと重複用走査データとを設定する分割手段を有し、
    前記分割手段により分割されなかった走査データは通常データとして、
    前記N回の走査に対応する通常データの合計および重複用走査データの合計について、前記重複用走査データの合計は、前記通常データの合計の一部である
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記分割手段は、前記走査データから、前記通常データの画素値範囲を示す下位データおよび上位データ、前記重複用走査データの画素値範囲を示す下位データおよび上位データとを設定することを特徴とする請求項3または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記ハーフトーン処理手段は、ドット分散型閾値マトリクスを用いたディザ法により、前記走査データを前記ハーフトーン画像データに変換することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ハーフトーン処理手段は、前記走査データのそれぞれに対して、共通の閾値マトリクスを用いることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記ハーフトーン画像データに基づいて、ドット記録方式により記録媒体上に画像を形成する画像形成手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載された画像処理装置。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8の何れか一項に記載された画像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 記録媒体上の同一領域に対して、N回(Nは2以上の整数)記録走査することにより、前記記録媒体上に画像形成するための画像処理方法であって、
    画像データに対し、前記記録走査に対応する走査データを設定し、
    前記走査データのそれぞれを、ドットパターンを表すハーフトーン画像データに変換し、
    前記ハーフトーン画像データは、前記記録媒体上の領域において、p回目(1≦p≦N)の前記記録走査に対応するハーフトーン画像データとq回目(1≦q≦N、p≠q)の前記記録走査に対応するハーフトーン画像データとを累積して得られるドットパターンについて、
    前記累積して得られるドットパターンのうち一部のドットは重なり、該重なるドットによるドットパターンはブルーノイズ特性を有し、
    前記累積して得られるドットパターンもブルーノイズ特性を有することを特徴とする画像処理方法。
  12. 記録媒体上の同一領域に対して、N回(Nは2以上の整数)記録走査することにより、前記記録媒体上に画像形成するための画像処理方法であって、
    画像データに対し、前記記録走査に対応する走査データを設定し、
    前記走査データのそれぞれを、ドットパターンを表すハーフトーン画像データに変換し、
    前記ハーフトーン画像データは、前記記録媒体上における領域においてN回の前記記録走査に対応する前記ハーフトーン画像データを累積して得られる累積ドットパターンはブルーノイズ特性を有し、さらに、前記累積ドットパターンのうち一部は2つ以上のドットが重なったドットであり、前記重なったドットによるドットパターンもブルーノイズ特性を有することを特徴とする画像処理方法。
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