JP6164333B2 - 情報処理装置及び通信制御装置 - Google Patents

情報処理装置及び通信制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6164333B2
JP6164333B2 JP2016083743A JP2016083743A JP6164333B2 JP 6164333 B2 JP6164333 B2 JP 6164333B2 JP 2016083743 A JP2016083743 A JP 2016083743A JP 2016083743 A JP2016083743 A JP 2016083743A JP 6164333 B2 JP6164333 B2 JP 6164333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
small cell
information processing
processing apparatus
access type
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016083743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016154379A (ja
Inventor
亮 澤井
亮 澤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JP2016154379A publication Critical patent/JP2016154379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6164333B2 publication Critical patent/JP6164333B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/541Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using the level of interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0032Distributed allocation, i.e. involving a plurality of allocating devices, each making partial allocation
    • H04L5/0035Resource allocation in a cooperative multipoint environment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/0073Allocation arrangements that take into account other cell interferences
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/045Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using private Base Stations, e.g. femto Base Stations, home Node B

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本開示は、通信制御装置、通信制御方法及び基地局に関する。
近年、LTE(Long Term Evolution)及びWiMAXなどの高速なセルラ無線通信方式が実用化され、モバイルユーザにより享受される無線通信サービスの通信レートは大きく向上した。さらに、LTE−A(LTE-Advanced)などの第4世代セルラ無線通信方式が導入されれば、通信レートは一層向上するものと期待される。
一方で、モバイルユーザの数は急速に増加しており、高データレートを要求するアプリケーションの利用も広まってきている。結果として、セルラ無線通信方式の発展は、モバイルユーザの全てのニーズを満足させるには至っていない。そこで、マクロセルを補完して通信容量を増加させるために、スモールセルの導入が進められている。スモールセルは、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなどを含む概念である。スモールセルは、典型的には、マクロセルの基地局(例えば、LTEにおけるeNB(evolved Node B))と比較してより小さい基地局(アクセスポイントともいう)を設置することにより導入される。しかし、マクロセルとスモールセルとが重複する領域では、スモールセルにおいて送受信される無線信号がマクロセルに接続する端末へ干渉を与えるというリスクが生じる。
セルラ無線通信システムにおける干渉のリスクを回避するための技術としては、例えば下記特許文献1により提案されている技術が知られている。下記特許文献1により提案されている技術によれば、隣接するマクロセルの基地局間で干渉チャネル情報が交換され、交換された干渉チャネル情報に応じてこれら基地局により送信電力が調整される。
特開2011−45118号公報
しかしながら、マクロセルを補完して通信容量を増加させるというスモールセルの役割を考慮すると、マクロセル間の干渉制御のための仕組みを単純にマクロセルとスモールセルとの間の干渉制御に適用することは、必ずしも適切でない。例えば、マクロセル端末に干渉を与えるスモールセルが存在する場合において、マクロセル端末が干渉源であるスモールセルに接続可能であるときは、送信電力の削減により干渉を抑制するよりも、マクロセル端末を当該スモールセルへ接続させる方が、全体としての通信容量の観点で有益である。
従って、マクロセルとスモールセルとの間の干渉制御のためにより適した仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、情報処理装置であって、前記情報処理装置と通信不能な第1のユーザ端末と通信する他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置が前記第1のユーザ端末と通信するために使用する無線リソースを示すリソース情報を受信し、前記リソース情報に基づいて、第2のユーザ端末へデータ信号を送信する、ように構成される回路、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、第1の情報処理装置のアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのいずれであるかを判定し、第2の情報処理装置へ接続されているユーザ端末であって、前記第1の情報処理装置からの無線信号に起因する干渉から保護されるべき当該ユーザ端末を、当該ユーザ端末から受信されるセンシング結果に基づいて識別し、前記第1の情報処理装置、及び前記第2の情報処理装置へ接続されている前記ユーザ端末、の少なくとも一方が信号を送信するために使用する無線リソースを、前記第1の情報処理装置へ通知する、ように構成される回路、を備える通信制御装置が提供される。
本開示に係る技術によれば、マクロセルとスモールセルとの間の干渉制御のためにより適した仕組みが提供される。
システムの概要について説明するための説明図である。 干渉制御のための協調マネージャの配置のいくつかの例について説明するための説明図である。 一実施形態に係る協調マネージャの構成の一例を示すブロック図である。 LTEにおけるダウンリンクフレームフォーマットについて説明するための説明図である。 LTEにおけるアップリンクフレームフォーマットについて説明するための説明図である。 スモールセル基地局へ送信されるスケジューリング情報の第1の例を示す説明図である。 スモールセル基地局へ送信されるスケジューリング情報の第2の例を示す説明図である。 一実施形態に係るスモールセル基地局の構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る通信制御処理の全体的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る通信制御処理の全体的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る協調マネージャにより実行される干渉制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る通信制御処理が実行された結果の一例について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序で説明を行う。
1.システムの概要
1−1.スモールセルの例
1−2.協調マネージャ(CM)の配置
2.協調マネージャの構成
3.スモールセル基地局の構成
4.処理の流れ
4−1.システム全体の処理
4−2.協調マネージャによる通信制御処理
5.まとめ
<1.システムの概要>
[1−1.スモールセルの例]
まず、図1及び図2を用いて、システムの概要について説明する。図1には、一例としての無線通信システム1が示されている。無線通信システム1は、例えば、LTE、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX又はLTE−Aなどの任意のセルラ無線通信方式に基づくシステムであってよい。
図1を参照すると、マクロセル10内の端末へ無線通信サービスを提供する基地局11(例えば、LTEにおけるeNB)が示されている。マクロセルの半径は、一般的には、数百メートルから十数キロメートルである。しかし、マクロセルの境界付近、建物の陰、地下又は屋内などの空間では、マクロセルの基地局からの無線信号の強度が低下する結果として、通信が不能となり又はデータレートが不足するといった問題が生じ得る。このような状況において、スモールセルは、マクロセルを補完して通信容量を増加させるために導入され得る。スモールセルは、上述したように、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなどを含む概念であり、様々な種類の中小規模の基地局を設置することにより導入される。表1は、スモールセル基地局のいくつかの種類を例示している。
Figure 0006164333
表1において「IFタイプ」は、マクロセルの基地局との間のインタフェースに関する分類である。マクロセルの基地局との間にX2インタフェースを有するRRH及びホットゾーン基地局はタイプ2に、X2インタフェースを有しないフェムトセル基地局及び中継局はタイプ1に分類され得る。「アクセスタイプ」は、UEからのアクセスの受け入れに関する分類である。オープンアクセスタイプのスモールセルには、原則として全てのユーザ端末が接続可能である。一方、クローズドアクセスタイプのスモールセルには、原則として限定されたユーザ端末のみが接続可能である。クローズドアクセスタイプのスモールセル基地局は、例えば、接続を受け入れるユーザ端末の識別情報(アドレス、デバイスID又はユーザIDなど)のリストを保持し、当該リストに基づいてユーザ端末からのアクセスを制御し得る。表1の例では、RRH、ホットゾーン基地局及び中継局により運用されるスモールセルのアクセスタイプはオープンである。一方、フェムトセル基地局により運用されるスモールセルのアクセスタイプは、クローズド又はオープンである。なお、表1に示したアクセスタイプの分類は、一例に過ぎない。
図1には、スモールセル基地局16a、16b及び16cが示されている。スモールセル基地局16a、16b及び16cは、マクロセル10と少なくとも部分的に重複するスモールセル14a、14b及び14c内の端末へそれぞれ無線通信サービスを提供する。図1において、マクロセルに接続する端末(以下、マクロセル端末という)は黒丸で、スモールセルに接続する端末(以下、スモールセル端末という)は白丸でそれぞれ示されている。
このようにマクロセル内にスモールセルが配置される場合、スモールセルにおいて送信される無線信号がマクロセル端末へ干渉を与えるというリスクが生じる。図1の例では、マクロセル端末12aは、スモールセル14aにおいて送信される無線信号から干渉を受け得る。マクロセル端末12b及び12cは、スモールセル14bにおいて送信される無線信号から干渉を受け得る。マクロセル端末12d、12e、12f及び12gは、スモールセル14cにおいて送信される無線信号から干渉を受け得る。これら干渉のリスクを回避するための既存の手法の1つは、送信電力の制御である。スモールセルの送信電力を削減すれば、スモールセルにおいて送信される無線信号に起因する干渉のレベルは低減される。しかし、送信電力の削減は、スモールセルの通信容量の減少を意味する。従って、システム全体の通信容量を維持し又は高めるという観点では、可能な限り、送信電力の削減とは異なるアプローチで干渉を制御することが望ましい。そこで、本開示に係る技術において、次項より詳細に説明する協調マネージャ(CM:Cooperation Manager)が導入される。
[1−2.協調マネージャ(CM)の配置]
協調マネージャは、スモールセル基地局との間で通信可能ないずれの通信ノード上に配置されてもよい。図2は、協調マネージャの配置のいくつかの例について説明するための説明図である。図2には、LTEベースのネットワークアーキテクチャが一例として示されている。LTEベースのネットワークアーキテクチャにおいて、マクロセル10の基地局(eNB)11は、コアネットワーク20と接続される。コアネットワーク20は、例えばP−GW、S−GW及びMMEを含むEPC(Evolved Packet Core)として実装される。コアネットワーク20は、さらに外部ネットワーク30に接続される。外部ネットワーク30は、PDN(Packet Data Network)とも呼ばれるIP(Internet Protocol)ネットワークであり、外部ネットワーク30上には様々なアプリケーション(AP)サーバが実装され得る。
図2に示した各ノードは、それぞれ次のような役割を有する。なお、ここでは代表的なノードのみを示しているが、他の種類のノードもまたネットワークアーキテクチャに含まれ得る。
・HSS(Home Subscriber Server):加入者の識別情報、プロフィール情報及び認証情報などを管理するサーバである。
・MME(Mobility Management Entity):UEとの間でNAS(Non Access Stratum)信号を送受信し、モビリティ管理、セッション管理及びページングなどを行うエンティティである。複数のeNBと接続される。
・P−GW(PDN-Gateway):EPCとPDNとの間の接続点に位置し、UEへのIPアドレスの割当て、IPヘッダの付与及び削除などを行うゲートウェイである。課金管理を行う場合もある。
・S−GW(Serving-Gateway):E−UTRANとEPCとの間の接続点に位置し、ユーザプレーンのパケットをルーティングするゲートウェイである。UEがeNB間又はUTRAN間でハンドオーバする場合には、S−GWがアンカーポイントとなる。
・eNB(evolved Node B):マクロセル内の無線リンクを実現する基地局である。無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)、無線ベアラ制御及びスケジューリングなどを行う。
図2に例示したようなネットワークアーキテクチャにおいて、協調マネージャは、コアネットワーク20内の新たな制御ノードとして配置されてもよい(CM1)。また、協調マネージャは、コアネットワーク20内の既存の制御ノード(例えば、MME)上の新たな機能として配置されてもよい(CM2)。また、協調マネージャは、マクロセルの基地局(eNB)上の新たな機能として配置されてもよい(CM3)。また、協調マネージャは、スモールセル基地局上の新たな機能として配置されてもよい(CM4)。また、協調マネージャは、外部ネットワーク30内の新たなサーバ装置として配置されてもよい(CM5)。
いずれの配置においても、協調マネージャは、X2インタフェース(若しくはその他の論理的/物理的インタフェース)、コアネットワーク20又は外部ネットワーク30などを含むシグナリング経路上で、マクロセル基地局及びスモールセル基地局と通信する。そして、協調マネージャは、通信容量を可能な限り減少させることなく、スモールセルからの無線信号に起因する干渉から、マクロセル端末を保護する。
<2.協調マネージャの構成>
図3は、協調マネージャ100の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照すると、協調マネージャ100は、通信部110、記憶部120及び制御部130を備える。
(1)通信部
通信部110は、協調マネージャ100による他のノードとの間の通信のための通信モジュールである。通信部110は、アンテナ及びRF(Radio Frequency)回路を含む無線通信モジュールを含んでもよく、又はLAN(Local Area Network)接続端子などの有線通信モジュールを含んでもよい。
(2)記憶部
記憶部120は、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体を用いて、協調マネージャ100の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部120は、スモールセル基地局から受信されるスモールセル関連情報を記憶する。スモールセル関連情報は、例えば、スモールセル基地局の識別情報及び位置などを含み得る。また、記憶部120は、マクロセル基地局から受信されるスケジューリング情報をも記憶し得る。
(3)制御部
制御部130は、CPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサに相当する。制御部130は、記憶部120又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、協調マネージャ100の様々な機能を動作させる。本実施形態において、制御部130は、判定部132、識別部134及び干渉制御部136という3つの機能モジュールを有する。
(3−1)判定部
あるマクロセル内にスモールセルが設置されると、スモールセルの初期セットアップが行われる。その初期セットアップ手続の中で(又はより後の段階で)、スモールセル基地局は、スモールセル関連情報を協調マネージャ100へ登録する。判定部132は、新たなスモールセル基地局を認識すると、当該スモールセル基地局により運用されるスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのいずれであるかを判定する。アクセスタイプの判定は、スモールセル関連情報に直接的に含まれ得るアクセスタイプ情報に基づいて行われてもよく、又はスモールセル基地局の識別情報をキーとしてデータベースへの問合せを実行することにより行われてもよい。
判定部132によりスモールセルのアクセスタイプがオープンアクセスタイプであると判定された場合、当該スモールセルの内部又は近傍に位置するマクロセル端末は、当該スモールセルへ接続可能である。従って、マクロセル端末は、スモールセルからの干渉レベルが許容されるレベルを超えていれば、接続先をマクロセルからオープンアクセスタイプのスモールセルへ切り替える(即ち、ハンドオーバする)ことにより、干渉を回避して所望の通信を継続することができる。一方、判定部132によりスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプであると判定された場合、予め登録されていないマクロセル端末からの当該スモールセルへの接続は、拒否され得る。そこで、次に説明する識別部134は、そのようなクローズドアクセスタイプのスモールセルからの干渉を受ける可能性のあるマクロセル端末を識別する。
(3−2)識別部
識別部134は、スモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプであると判定された場合に、当該スモールセルからの無線信号に起因する干渉から保護されるべきマクロセル端末を識別する。より具体的には、本実施形態において、識別部134は、スモールセル基地局から受信されるセンシング結果に基づいて、保護されるべきマクロセル端末を識別する。ここでのセンシングとは、典型的には、スモールセルの周辺(例えば、スモールセルの内部及びその近傍)に位置するユーザ端末からのアップリンク信号についての信号レベルの測定をいう。スモールセル基地局は、自発的にセンシングを実行してもよい。その代わりに、識別部134がスモールセル基地局へセンシングを要求してもよい。
スモールセル基地局から提供されるセンシング結果は、例えば、単一の又は複数のリソースブロックの単位で、所定のレベルを超えるアップリンク信号が検出されたか(検出されれば“1”、そうでなければ“0”、など)を示してもよい。その代わりに、センシング結果は、単一の又は複数のリソースブロックの単位で、検出されたアップリンク信号の信号レベルを示してもよい。さらに、識別部134は、マクロセルのスケジューリング情報をマクロセル基地局(又はその他の制御ノード)から取得する。当該スケジューリング情報は、どのマクロセル端末がどのリソースブロックを使用してアップリンク信号を送信したかを示す。そして、識別部134は、スモールセル基地局から取得したセンシング結果をマクロセルのスケジューリング情報と照合することにより、保護されるべきマクロセル端末を識別する。例えば、所定のレベルを超えるアップリンク信号が検出されたリソースブロックについてのアップリンク許可(UL Grant)が与えられていた(即ち、スケジューリングされていた)マクロセル端末は、保護対象として識別され得る。
識別部134は、このように識別される保護対象のマクロセル端末の識別情報と対応するスモールセル基地局の識別情報とを、干渉制御部136へ出力する。
(3−3)干渉制御部
干渉制御部136は、識別部134により識別されるマクロセル端末への干渉が抑制されるように、対応するスモールセルからの無線信号に起因する干渉を制御する。例えば、干渉制御部136は、保護されるべきマクロセル端末に割当てられる無線リソースとは異なる無線リソースがスモールセルにおいて使用されるように、スモールセル基地局へマクロセルのスケジューリング情報を送信する。
図4は、一例としてのLTEにおけるダウンリンクフレームフォーマットについて説明するための説明図である。図4の上部には、10msecの長さを有する1つの無線フレーム(radio frame)が示されている。1つの無線フレームは、それぞれ1msecの長さを有する10個のサブフレームから構成される。1つのサブフレームは、2つの0.5msスロットを含む。1つの0.5msスロットは、通常、時間方向に7個(拡張サイクリックプレフィクスが使用される場合には6個)のOFDMシンボルを含む。そして、1つのOFDMシンボルと周波数方向の12本のサブキャリアとにより、1つのリソースブロックが構成される。このような時間−周波数リソースのうち所定の位置のリソースは、制御シグナリングのために利用される。例えば、帯域中央に位置するいくつかのリソースブロックには、プライマリ同期チャネル(Primary Synchronization Channel)、セカンダリ同期チャネル(Secondary Synchronization Channel)及びブロードキャストチャネルが配置される。プライマリ同期チャネル及びセカンダリ同期チャネルは、セルサーチ及び同期のために利用される。ブロードキャストチャネルは、システム帯域幅及びMIMOアンテナ構成などのシステム情報をブロードキャストするために利用される。残りのリソースブロックは、ダウンリンクのデータ送信のために利用され得る。
図5は、一例としてのLTEにおけるアップリンクフレームフォーマットについて説明するための説明図である。アップリンクにおいても、1つの無線フレームは、それぞれ1msecの長さを有する10個のサブフレームから構成される。アップリンクリソースのうち所定の位置のリソースは、制御シグナリングのために利用される。例えば、0.5msスロットの各々の時間方向の中央には、アップリンク信号の復調のためのリファレンスシーケンスが配置される。CQI測定用のリファレンスシーケンスは、第2サブフレーム(#1)の先頭に配置され得る。ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、ユーザ端末からのランダムアクセスのために利用される。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、アップリンクのデータ送信のために利用され得る。
マクロセル端末へのダウンリンクのデータ送信及びマクロセル端末からのアップリンクのデータ送信のためのリソースの割当ては、マクロセル基地局により決定される。そして、マクロセル基地局は、リソース割当てを示すスケジューリング情報を、マクロセル端末へ配信する。さらに、本実施形態において、マクロセル基地局は、当該スケジューリング情報を協調マネージャ100にも提供する。干渉制御部136は、例えば、マクロセル基地局から提供されるスケジューリング情報から、保護されるべきマクロセル端末が関与するリソースブロックについての情報をフィルタリングし、フィルタリングされたスケジューリング情報をスモールセル基地局へ送信してよい。
図6Aは、干渉制御部136からスモールセル基地局へ送信されるスケジューリング情報の第1の例を示す説明図である。図6Aの例において、時間−周波数平面上の個々のマスはリソースブロック(RB)に相当するものとする。網掛けされたマスは、保護されるべきマクロセル端末に割当てられたリソースブロックである。網掛けされていないマスは、スモールセルにより利用可能なリソースブロックである。干渉制御部136からスモールセル基地局へ送信されるスケジューリング情報は、スモールセルによる利用が制限されるリソースブロックと利用可能なリソースブロックとをこのように区別するビットマップのような情報であってよい。
また、干渉制御部136は、例えば、保護されるべきマクロセル端末が関与するリソースブロックに加えて、隣接するスモールセルにおいて利用されるリソースブロックをも示すスケジューリング情報を、スモールセル基地局へ送信してもよい。
図6Bは、干渉制御部136からスモールセル基地局へ送信されるスケジューリング情報の第2の例を示す説明図である。図6Bの例において、塗りつぶされたマスは、当該スケジューリング情報を受け取るスモールセル基地局の近傍に位置するスモールセルにおいて利用されるリソースブロックである。このようなスケジューリング情報を提供することにより、隣接する複数のスモールセル間の干渉も抑制されるように、それらスモールセルによるスケジューリングを制御することができる。
図6A又は図6Bに例示したスケジューリング情報を受信したスモールセル基地局は、当該スケジューリング情報において利用可能とされたリソースブロックのみがスモールセル端末により使用されるように、当該スモールセル内の通信を制御する。但し、マクロセル端末の数が多い場合、又は多数のリソースブロックを消費するマクロセル端末が存在する場合に、マクロセル端末への干渉を適切に抑制しつつスモールセルにおいて十分な通信機会を確保することが困難となるケースもある。そこで、干渉制御部136は、例えば、保護されるべきマクロセル端末の数又は当該マクロセル端末により使用される無線リソースの割合に依存して、少なくとも1つのマクロセル端末のスモールセルへのハンドオーバの受け入れを、スモールセル基地局へ要求してもよい。この場合、干渉制御部136から送信されるハンドオーバ受け入れ要求は、ハンドオーバしようとするマクロセル端末の識別情報を含み得る。クローズドアクセスタイプのスモールセル基地局は、かかる要求を受信すると、接続を受け入れるユーザ端末のリストに上記マクロセル端末の識別情報を追加し、当該端末からのハンドオーバを待ち受ける。
マクロセル端末は、協調マネージャ100による干渉制御が開始された後に、移動する可能性がある。従って、スモールセル基地局は、継続的に周辺をセンシングすることが望ましい。例えば、保護されるべきマクロセル端末がスモールセルから遠くへ移動した場合には、スケジューリングに課された制限がもはや不要となり、スモールセルにおいて利用可能なリソースは増加する。しかし、アップリンク信号が送信される可能性のある全てのリソースブロックについて絶え間なくセンシングを行うことは、スモールセル基地局及びスモールセル端末にとっての大きな負荷となる。そこで、干渉制御部136は、例えば、保護されるべきマクロセル端末によりアップリンク信号が送信されるリソースの位置(タイミング及び周波数の少なくとも一方)を、スモールセル基地局へ通知してもよい。ここでのアップリンク信号は、例えば、ダウンリンク信号に対する確認応答信号(ACK)を含み得る。一般的に、ダウンリンク信号を受信した端末は所定の期間(例えば、8msec)内にACK(又はNACK)を返送すべきとされている。そこで、アップリンク信号が送信されるリソース位置をその期間に従って絞り込むことで、スモールセルにおけるセンシングの負荷を低減することができる。また、上記アップリンク信号は、PUSCH上でCQI(Channel Quality Indicator)を搬送する信号を含んでもよい。特に、データサイズの大きいファイルを端末がダウンロードする場合、又は端末がストリーミングデータを受信する場合には、端末からのアップリンク信号の送信はダウンリンク信号の受信と比較して極めて少ない頻度でしか行われない。よって、アップリンク信号が送信されるリソース位置をスモールセル基地局へ通知することにより、スモールセル基地局がセンシングを実行すべきリソース位置を絞り込むことを可能とすることが有益である。また、上記アップリンク信号は、保護されるべきマクロセル端末が放送サービスを利用する際の認証信号(例えば、ハンドシェイク又は課金を目的として送信される信号)であってもよい。放送サービスは、例えば、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)フレームを利用して提供される。MBMSフレーム上で信号を受信する端末は、ACKを返送しない。そこで、ACK信号ではなく上述した認証信号をセンシングすることにより、マクロセル端末の移動を少ないセンシング負荷で捕捉することができる。
<3.スモールセル基地局の構成>
スモールセル基地局200は、上述した協調マネージャ100と共に通信制御システムを構成する。図7は、一実施形態に係るスモールセル基地局200の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、スモールセル基地局200は、無線通信部210、ネットワーク通信部220、記憶部230及び制御部240を備える。
(1)無線通信部
無線通信部210は、スモールセル端末へ無線通信サービスを提供するための無線通信モジュールである。無線通信部210は、アンテナ及びRF回路を含む。無線通信部210は、後に説明する通信制御部246によるスケジューリングに従って、1つ以上のスモールセル端末との間で無線信号を送受信する。
(2)ネットワーク通信部
ネットワーク通信部220は、スモールセル基地局200と協調マネージャ100などの制御ノードとの間の通信のための通信モジュールである。ネットワーク通信部220は、無線通信部210と共通化され得る無線通信モジュールを含んでもよく、又はLAN接続端子などの有線通信モジュールを含んでもよい。
(3)記憶部
記憶部230は、ハードディスク又は半導体メモリなどの記憶媒体を用いて、スモールセル基地局200の動作のためのプログラム及びデータを記憶する。例えば、スモールセル基地局200により運用されるスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプである場合には、記憶部230は、接続を受け入れるユーザ端末の識別情報のリストを予め記憶する。また、記憶部230は、協調マネージャ100から提供されるマクロセル(及び隣接スモールセル)のスケジューリング情報をも記憶し得る。
(4)制御部
制御部240は、CPU又はDSPなどのプロセッサに相当する。制御部240は、記憶部230又は他の記憶媒体に記憶されるプログラムを実行することにより、スモールセル基地局200の様々な機能を動作させる。本実施形態において、制御部240は、設定部242、測定部244及び通信制御部246という3つの機能モジュールを有する。
(4−1)設定部
設定部242は、スモールセル基地局200により運用される無線通信サービスをセットアップする。例えば、設定部242は、マクロセル内にスモールセル基地局200が設置されると、協調マネージャ100を検索し、検出された協調マネージャ100へスモールセル関連情報を送信する。スモールセル関連情報は、例えば、当該スモールセルのアクセスタイプを示すアクセスタイプ情報を含んでもよい。当該スモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプである場合には、後に説明する通信制御部246は、協調マネージャ100による制御に従って、マクロセル端末に与える干渉を抑制する。
(4−2)測定部
測定部244は、スモールセルの周辺のユーザ端末からのアップリンク信号をセンシングする。測定部244は、設定部242によるスモールセルの初期セットアップが完了した後、自発的にセンシングを実行してもよい。その代わりに、測定部244は、協調マネージャ100からの要求に応じてセンシングを実行してもよい。また、測定部244は、自らのセンシングに加えて(又はその代わりに)、スモールセル基地局200に接続するスモールセル端末にセンシングの実行を要求してもよい。センシングの結果は、測定部244により取りまとめられ、協調マネージャ100へ送信される。
測定部244は、協調マネージャ100による干渉制御が開始された後にも、継続的にスモールセルの周辺のユーザ端末からのアップリンク信号をセンシングする。保護対象として既に識別されたマクロセル端末の移動を捕捉するためのセンシングは、協調マネージャ100から推奨される(絞り込まれた)リソース位置においてのみ実行され得る。一方、保護されるべき新たなマクロセル端末の出現を捕捉するためのセンシングは、より広いリソース位置を対象として、比較的低い頻度で実行されてよい。
(4−3)通信制御部
通信制御部246は、スモールセル基地局200とスモールセル端末との間の無線通信を制御する。例えば、通信制御部246は、設定部242による設定に従って、セルサーチ及び同期のための同期信号並びにシステム情報をブロードキャストする。また、通信制御部246は、データチャネル上のリソースブロックを各スモールセル端末に割当てる。そして、通信制御部246は、割当てに従って無線通信部210によりアップリンク信号を受信させ及びダウンリンク信号を送信させる。スモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプである場合には、通信制御部246は、予め記憶されるユーザ端末のリストを用いて、ユーザ端末からのアクセスを容認し又は拒否する。
通信制御部246は、協調マネージャ100から干渉制御信号が受信されると、受信された干渉制御信号に従って、マクロセル端末に与える干渉を抑制する。例えば、干渉制御信号は、保護されるべきマクロセル端末に割当てられた無線リソースを示すスケジューリング情報を含む。その場合、通信制御部246は、スケジューリング情報により示された無線リソースとは異なる無線リソースを、スモールセル端末に割当てる。このような簡易なリソース分離方式によれば、マクロセル端末の識別情報又は位置などをスモールセル基地局200が把握しなくても、当該スモールセルからの干渉を受ける可能性のあるマクロセル端末を適切に保護することができる。通信制御部246は、隣接するスモールセルにおいて使用される無線リソースもまたスケジューリング情報において示されている場合には、当該無線リソースをも割当ての対象から除外してよい。
また、通信制御部246は、特定のマクロセル端末の自セルへの接続(即ち、ハンドオーバ)を受け入れることを協調マネージャ100から要求された場合には、許容されるユーザ端末のリストに当該マクロセル端末を追加する。それにより、当該マクロセル端末によるマクロセルからスモールセル(スモールセル基地局200にとっての自セル)へのハンドオーバが可能となる。なお、通信制御部246は、何らかの条件(例えば、品質要件、位置、デバイスの種類などに関連する条件)が満たされない場合には、協調マネージャ100からのハンドオーバ受け入れ要求を拒否してもよい。
<4.処理の流れ>
[4−1.システム全体の処理]
(1)第1の例
図8Aは、本実施形態に係る通信制御処理の全体的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。図8Aに示した通信制御処理には、協調マネージャ100、スモールセル基地局200、スモールセル端末(UE)及びマクロセル基地局(eNB)が関与する。
まず、協調マネージャ100は、1つ以上のマクロセル基地局との間で、周期的に又は要求ベースで情報を交換する(ステップS100)。ここで交換される情報には、マクロセルについてのスケジューリング情報が含まれ得る。
次に、いずれかのマクロセル内にスモールセル基地局200が設置されると、スモールセル基地局200と協調マネージャ100との間で初期セットアップ手続が行われる(ステップS120)。初期セットアップ手続の中で、スモールセル基地局200の設定部242は、アクセスタイプ情報を含み得るスモールセル関連情報を協調マネージャ100へ送信する(ステップS120)。
図8Aの例では、次に、協調マネージャ100からスモールセル基地局200へ、センシング要求が送信される(ステップS125)。それに応じて、スモールセル基地局200(及びスモールセル端末)は、スモールセルの周辺のユーザ端末からのアップリンク信号をセンシングする(ステップS130)。そして、スモールセル基地局200の測定部244は、センシング結果を協調マネージャ100へ報告する(ステップS135)。
次に、協調マネージャ100の判定部132は、スモールセル基地局200により運用されるスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのいずれであるかを判定する(ステップS140)。また、識別部134は、アクセスタイプがクローズドアクセスタイプであると判定されると、報告されたセンシング結果とマクロセル基地局から提供されたスケジューリング情報とを照合することにより、保護されるべきマクロセル端末を識別する(ステップS150)。そして、干渉制御部136は、識別されたマクロセル端末へのスモールセルからの干渉を抑制するための制御内容を決定する(ステップS160)。なお、ここでのステップS140〜S160に相当する、協調マネージャ100における干渉制御処理について、後により詳細に説明する。
次に、協調マネージャ100は、ステップS160において決定した制御内容に従って、干渉制御信号をスモールセル基地局200へ送信する(ステップS170)。ここで送信される干渉制御信号には、例えば、保護されるべきマクロセル端末についてのスケジューリング情報又はハンドオーバ受け入れ要求が含まれ得る。さらに、協調マネージャ100は、スモールセル基地局200がセンシングすべきリソース位置を示す推奨センシング情報を、スモールセル基地局200へ送信してもよい(ステップS180)。
その後、スモールセル基地局200の通信制御部246による制御の下で、スモールセル基地局200と1つ以上のスモールセル端末との間のデータの送受信が行われ、及び継続的なセンシングが実行される(ステップS190)。
(2)第2の例
図8Bは、本実施形態に係る通信制御処理の全体的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。
まず、協調マネージャ100は、1つ以上のマクロセル基地局との間で、周期的に又は要求ベースで情報を交換する(ステップS100)。ここで交換される情報には、マクロセルについてのスケジューリング情報が含まれ得る。
次に、いずれかのマクロセル内にスモールセル基地局200が設置されると、スモールセル基地局200は、マクロセル基地局からの同期チャネルを検出し、マクロセルに同期する(ステップS110)。そして、スモールセル基地局200(及びスモールセル端末)は、スモールセルの周辺のユーザ端末からのアップリンク信号をセンシングする(ステップS115)。ここで、所定の信号レベルを超えるアップリンク信号が検出されると、スモールセル基地局200は、干渉制御の必要性を認識する。
次に、スモールセル基地局200と協調マネージャ100との間で初期セットアップ手続が行われる(ステップS120)。初期セットアップ手続の中で、スモールセル基地局200の設定部242は、アクセスタイプ情報を含み得るスモールセル関連情報を協調マネージャ100へ送信する。また、スモールセル基地局200の測定部244は、センシング結果を協調マネージャ100へ報告する(ステップS135)。
その後の処理は、図8Aに示した第1の例と同様であるため、その説明を省略する。なお、第1の例及び第2の例のいずれにおいても、ステップS150における保護されるべきマクロセル端末の識別は、協調マネージャ100の代わりにマクロセル基地局により行われてもよい。
[4−2.協調マネージャによる通信制御処理]
図9は、本実施形態に係る協調マネージャ100により実行される干渉制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9を参照すると、まず、判定部132は、スモールセル基地局200により運用されるスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのいずれであるかを判定する(ステップS140)。ここで、スモールセルのアクセスタイプがオープンアクセスタイプである場合には、マクロセル端末はいつでも当該スモールセルへハンドオーバすることができるため、その後の干渉制御処理はスキップされる。
スモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプである場合には、識別部134は、スモールセル基地局200から、アップリング信号についてのセンシング結果を取得する(ステップS145)。そして、識別部134は、取得したセンシング結果をマクロセルの過去のスケジューリング情報と照合することにより、保護されるべきマクロセル端末を識別する(ステップS150)。
次に、干渉制御部136は、マクロセル端末を保護するためにスモールセルによるスケジューリングを制限してもスモールセルの通信機会が十分に確保されるかを判定する(ステップS160)。例えば、保護されるべきマクロセル端末の数が所定の閾値よりも多い場合、又は保護されるべきマクロセル端末により所定の閾値を超える割合のリソースブロックが消費される場合には、スモールセルの通信機会は十分に確保されないと判定され得る。干渉制御部136は、スモールセルの通信機会が十分に確保されると判定した場合には、スケジューリングが制限されるリソース位置を示すスケジューリング情報を、スモールセル基地局200へ送信する(ステップS162)。一方、干渉制御部136は、スモールセルの通信機会が十分に確保されないと判定した場合には、マクロセル端末のハンドオーバの受け入れをスモールセル基地局200に要求する(ステップS164)。
[4−3.制御結果の一例]
図10は、図1に例示した状況の後、本節において説明した処理が実行された結果の一例について説明するための説明図である。図10を参照すると、スモールセル基地局16a、16b及び16cによりそれぞれ運用されるスモールセル14a、14b及び14cが再び示されている。ここで、スモールセル14a及び14cのアクセスタイプはクローズドアクセスタイプであり、スモールセル14bのアクセスタイプはオープンアクセスタイプであるものとする。図中で円に囲まれた黒丸は、リソース分離方式によって保護されるマクロセル端末である。
スモールセル14aに着目すると、マクロセル端末12aは保護されるべき端末として識別されている。従って、スモールセル基地局16aは、マクロセル端末12aに割当てられた無線リソースとは異なる無線リソースを、スモールセル14a内のスモールセル端末に割当てる。結果として、スモールセル14aから許容されるレベルを超える干渉を受けるマクロセル端末は存在していない。
スモールセル14bに着目すると、図1の例においてマクロセルに接続していた端末12b及び12cは、スモールセル14bへハンドオーバしている。そして、スモールセル基地局16bの送信電力は削減されるのではなくむしろ増加し、スモールセル14bのカバレッジはわずかに拡大している。結果として、スモールセル14bから許容されるレベルを超える干渉を受けるマクロセル端末は存在していない。
スモールセル14cに着目すると、図1の例においてマクロセルに接続していた端末12e及び12fは、スモールセル14cへハンドオーバしている。これは、スモールセル基地局16cが協調マネージャ100からのハンドオーバ受け入れ要求を容認したためである。一方、マクロセル端末12d及び12gは保護されるべき端末として識別されている。従って、スモールセル基地局16cは、マクロセル端末12d又は12gに割当てられた無線リソースとは異なる無線リソースを、スモールセル14c内のスモールセル端末に割当てる。結果として、スモールセル14cから許容されるレベルを超える干渉を受けるマクロセル端末は存在していない。
このような干渉制御によって、システム全体としての通信容量を損なうことなく、マクロセルとスモールセルとの間の干渉を効果的に抑制することができる。
<5.まとめ>
ここまで、図1〜図10を用いて、本開示に係る技術の実施形態を詳細に説明した。上述した実施形態によれば、協調マネージャにより、スモールセルのアクセスタイプが判定される。そして、当該アクセスタイプがクローズドアクセスタイプである場合に、スモールセルからの無線信号に起因する干渉を受ける可能性のあるマクロセル端末が識別され、識別されたマクロセル端末への干渉がスモールセル基地局によって抑制される。このように干渉制御の対象のスモールセルをアクセスタイプに基づいて限定することで、干渉制御の結果としてスモールセルの通信容量が不必要に減少してしまうことを回避することができる。
また、上述した実施形態によれば、保護されるべきマクロセル端末は、スモールセルの周辺のユーザ端末からのアップリンク信号についてのセンシング結果とマクロセルのスケジューリング情報とを照合することにより識別される。このような手法によれば、協調マネージャ及びスモールセル基地局が各端末の位置を把握していなくても、保護されるべきマクロセル端末を適切に識別することができる。この場合、保護されるべきマクロセル端末を識別するために位置データをシグナリグし及び距離等のパラメータを計算することは必要とされないため、干渉制御処理のためのオーバヘッドは削減され、システムの負荷は軽減される。
また、上述した実施形態によれば、クローズドアクセスタイプのスモールセルであっても、保護されるべきマクロセル端末の数又は当該端末により使用される無線リソースの割合に依存して、当該スモールセルへの新たな端末の接続が受け入れられ得る。従って、マクロセルを補完するスモールセルの機能性を積極的に活用することにより、実質的に有害な干渉を抑制しつつ、システム全体としての通信容量を維持することができる。
また、上述した実施形態によれば、スモールセルにおいて継続的なセンシングが行われるべきリソース位置が、協調マネージャから通知される情報に従って絞り込まれる。従って、スモールセルの通信容量がセンシングの実行を原因として低下することを防止することができる。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の制御処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
無線通信システムのマクロセルに少なくとも部分的に重複するスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのいずれであるかを判定する判定部と、
前記スモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプであると判定された場合に、前記スモールセルからの無線信号に起因する干渉から保護されるべき前記マクロセルのユーザ端末を識別する識別部と、
前記識別部により識別される前記ユーザ端末への干渉が抑制されるように、前記スモールセルの基地局へ干渉制御信号を送信する干渉制御部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記識別部は、前記スモールセルの周辺のユーザ端末からのアップリンク信号についての、前記スモールセルの基地局から受信されるセンシング結果に基づいて、保護されるべき前記マクロセルのユーザ端末を識別する、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記干渉制御部は、保護されるべきユーザ端末に割当てられる無線リソースとは異なる無線リソースが前記スモールセルにおいて使用されるように、前記スモールセルの基地局へ前記マクロセルのスケジューリング情報を送信する、前記(1)又は前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記干渉制御部は、保護されるべきユーザ端末の数又は当該ユーザ端末により使用される無線リソースの割合に依存して、少なくとも1つのユーザ端末の前記スモールセルへの接続を受け入れることを前記スモールセルの基地局へ要求する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の通信制御装置。
(5)
前記干渉制御部は、保護されるべきユーザ端末により前記アップリンク信号が送信されるリソース位置を、前記スモールセルの基地局へ通知する、前記(2)に記載の通信制御装置。
(6)
前記アップリンク信号は、ダウンリンク信号に対する確認応答信号を含む、前記(5)に記載の通信制御装置。
(7)
前記アップリンク信号は、保護されるべきユーザ端末が放送サービスを利用する際の認証信号を含む、前記(5)に記載の通信制御装置。
(8)
前記識別部は、前記マクロセルのスケジューリング情報と前記センシング結果とを照合することにより、保護されるべき前記マクロセルのユーザ端末を識別する、前記(2)に記載の通信制御装置。
(9)
無線通信システムのマクロセルに少なくとも部分的に重複するスモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのいずれであるかを判定することと、
前記スモールセルのアクセスタイプがクローズドアクセスタイプであると判定された場合に、前記スモールセルからの無線信号に起因する干渉から保護されるべき前記マクロセルのユーザ端末を識別することと、
識別された前記ユーザ端末への干渉が抑制されるように、前記スモールセルの基地局へ干渉制御信号を送信することと、
を含む通信制御方法。
(10)
クローズドアクセスタイプのスモールセルの基地局であって、
無線通信システムのマクロセルに前記スモールセルが少なくとも部分的に重複する場合に、前記マクロセルと前記スモールセルとの間の干渉を制御する制御ノードへ前記基地局のアクセスタイプがクローズドアクセスタイプであることを通知し、
前記スモールセルからの無線信号に起因する干渉から保護されるべき前記マクロセルのユーザ端末への干渉が抑制されるように、前記通知に応じて前記制御ノードから送信される干渉制御信号に従って、前記スモールセル内の通信を制御する制御部、
を備える基地局。
(11)
クローズドアクセスタイプのスモールセルの基地局において、
無線通信システムのマクロセルに前記スモールセルが少なくとも部分的に重複する場合に、前記マクロセルと前記スモールセルとの間の干渉を制御する制御ノードへ前記基地局のアクセスタイプがクローズドアクセスタイプであることを通知することと、
前記スモールセルからの無線信号に起因する干渉から保護されるべき前記マクロセルのユーザ端末への干渉が抑制されるように、前記通知に応じて前記制御ノードから送信される干渉制御信号に従って、前記スモールセル内の通信を制御することと、
を含む通信制御方法。
10 マクロセル
11 マクロセル基地局
14a〜14c スモールセル
16a〜16c スモールセル基地局
100 協調マネージャ(通信制御装置)
132 判定部
134 識別部
136 干渉制御部
200 スモールセル基地局

Claims (6)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置と通信不能な、前記情報処理装置からの無線信号に起因する干渉から保護されるべきユーザ端末を識別するための第1のセンシングを実行して、第1のセンシング結果を他の情報処理装置へ報告し、
    前記第1のセンシング結果に基づいて識別される第1のユーザ端末への干渉を抑制しながら第2のユーザ端末へデータ信号を送信し、
    前記他の情報処理装置から、前記第1のユーザ端末がアップリンク信号を送信するために使用する無線リソースを示すリソース情報を受信し、
    前記リソース情報に基づいて、前記第1のユーザ端末により送信される前記アップリンク信号について第2のセンシングを実行して、第2のセンシング結果を前記他の情報処理装置へ報告する、
    ように構成される回路、を備える、情報処理装置。
  2. 前記回路は、前記情報処理装置に関するアクセスタイプ情報を含む情報を前記他の情報処理装置へ送信する、ようにさらに構成される、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記アクセスタイプ情報は、ユーザ端末からのアクセスの受け入れの分類についての、前記情報処理装置のアクセスタイプを示す、請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記アクセスタイプは、少なくともオープンアクセスタイプ及びクローズドアクセスタイプのうちの一方を含み、
    前記オープンアクセスタイプの情報処理装置には全てのユーザ端末が接続可能であり、
    前記クローズドアクセスタイプの情報処理装置には限定されたユーザ端末のみが接続可能である、
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 第1の情報処理装置のアクセスタイプがクローズドアクセスタイプ及びオープンアクセスタイプのうち前記クローズドアクセスタイプであることを判定し、
    第2の情報処理装置へ接続されているユーザ端末のうち、前記第1の情報処理装置からの無線信号に起因する干渉から保護されるべき第1のユーザ端末を、前記第1の情報処理装置から受信される第1のセンシング結果に基づいて識別し、
    識別した前記第1のユーザ端末への干渉を抑制しながら前記第1の情報処理装置に第2のユーザ端末へデータ信号を送信させ、
    前記第1のユーザ端末がアップリンク信号を送信するために使用する無線リソースを示すリソース情報を、前記第1の情報処理装置へ通知
    前記第1のユーザ端末により送信される前記アップリンク信号についての前記リソース情報に基づく第2のセンシング結果を、前記第1の情報処理装置から受信する、
    ように構成される回路、を備える通信制御装置。
  6. 前記オープンアクセスタイプの情報処理装置には全てのユーザ端末が接続可能であり、
    前記クローズドアクセスタイプの情報処理装置には限定されたユーザ端末のみが接続可能である、
    請求項に記載の通信制御装置。
JP2016083743A 2012-03-05 2016-04-19 情報処理装置及び通信制御装置 Expired - Fee Related JP6164333B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047867 2012-03-05
JP2012047867 2012-03-05

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014503715A Division JP5924400B2 (ja) 2012-03-05 2013-01-29 通信制御装置、通信制御方法及び基地局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016154379A JP2016154379A (ja) 2016-08-25
JP6164333B2 true JP6164333B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=49116407

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014503715A Expired - Fee Related JP5924400B2 (ja) 2012-03-05 2013-01-29 通信制御装置、通信制御方法及び基地局
JP2016083743A Expired - Fee Related JP6164333B2 (ja) 2012-03-05 2016-04-19 情報処理装置及び通信制御装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014503715A Expired - Fee Related JP5924400B2 (ja) 2012-03-05 2013-01-29 通信制御装置、通信制御方法及び基地局

Country Status (11)

Country Link
US (2) US9374830B2 (ja)
EP (1) EP2824955B1 (ja)
JP (2) JP5924400B2 (ja)
KR (1) KR20140143741A (ja)
CN (1) CN104137591B (ja)
AU (1) AU2013228834B2 (ja)
CA (1) CA2863032A1 (ja)
IN (1) IN2014DN07238A (ja)
MX (1) MX2014010408A (ja)
RU (1) RU2581605C2 (ja)
WO (1) WO2013132920A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2012370634B2 (en) * 2012-02-20 2017-03-02 Sony Corporation Communication control device, communication control method, and communication control system
JP6320683B2 (ja) * 2013-04-05 2018-05-09 株式会社Nttドコモ 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法
MY177294A (en) * 2013-09-24 2020-09-11 Sony Corp Communication control device, communication control method, terminal device, and information processing device
KR20150041574A (ko) * 2013-10-04 2015-04-16 (주)휴맥스 홀딩스 Lte 복수 기지국 연결 시 스몰셀 간섭 회피 방법
JP2015089028A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社Nttドコモ 中央制御局、無線基地局及び無線通信制御方法
JP2016012906A (ja) * 2014-06-04 2016-01-21 ソニー株式会社 装置
ES2875602T3 (es) 2015-10-22 2021-11-10 Ericsson Telefon Ab L M Métodos y aparato relacionados con la mejora selectiva de señales de radio
CN107889117B (zh) 2016-09-30 2022-05-10 英国电讯有限公司 小小区簇的资源分配装置、资源分配方法以及通信系统
CN107889116B (zh) 2016-09-30 2022-05-10 英国电讯有限公司 多级小区或小区簇的配置方法、装置以及通信系统
CN107889127B (zh) 2016-09-30 2022-08-16 英国电讯有限公司 小区簇的资源管理方法、装置及通信系统
US11706635B2 (en) * 2019-12-09 2023-07-18 Amazon Technologies, Inc. Scalable network architecture
US11991536B1 (en) * 2021-06-07 2024-05-21 T-Mobile Innovations Llc Multiplexing technology selection

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7610050B2 (en) * 2002-08-14 2009-10-27 Tadaaki Chigusa System for mobile broadband networking using dynamic quality of service provisioning
WO2009133764A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 シャープ株式会社 基地局装置、移動局装置、移動通信システム及び移動通信方法
WO2009157414A1 (ja) * 2008-06-23 2009-12-30 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局装置及びユーザ装置並びに通信制御方法
DE602008001803D1 (de) 2008-10-24 2010-08-26 Ntt Docomo Inc Koordination der Funkressourcenzuteilung in einem Makro-/Mikrozellen-Funkkommunikationssystem
KR20100070279A (ko) * 2008-12-17 2010-06-25 이용석 무선통신 시스템에서 펨토셀의 운영방법
JP5180109B2 (ja) * 2009-01-26 2013-04-10 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び無線基地局
WO2010087172A1 (ja) * 2009-02-02 2010-08-05 三菱電機株式会社 移動体通信システム
CN102318388B (zh) 2009-02-12 2015-05-06 Lg电子株式会社 使用毫微微基站类型的改变的通信技术
EP2408236A1 (en) * 2009-03-13 2012-01-18 Nec Corporation Wireless communication system, base station apparatus, wireless communication terminal, gateway apparatus and communication method
CN102461223A (zh) 2009-04-20 2012-05-16 捷讯研究有限公司 更新用户设备(ue)允许的封闭订户组列表(acl)
US8838116B2 (en) * 2009-05-19 2014-09-16 Qualcomm Incorporated Minimizing interference to non-associated users
CN101790133A (zh) * 2009-05-27 2010-07-28 天津中启创科技有限公司 家庭基站的上行干扰消除的方法
US20110237250A1 (en) * 2009-06-25 2011-09-29 Qualcomm Incorporated Management of allowed csg list and vplmn-autonomous csg roaming
US8246828B2 (en) 2009-08-04 2012-08-21 Geosynfuels, Llc Methods for selectively producing hydrogen and methane from biomass feedstocks using an anaerobic biological system
US8447314B2 (en) 2009-12-21 2013-05-21 Cisco Technology, Inc. System and method for providing resource management in a network environment
US8843129B2 (en) 2009-12-21 2014-09-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and apparatus to support base station detection and selection in multi-tier wireless networks
WO2011107292A1 (en) * 2010-03-04 2011-09-09 Nec Europe Ltd. Method and femtocell base station for supporting wireless connectivity of a mobile station to a cellular network
US8447315B2 (en) * 2010-06-03 2013-05-21 Nokia Corporation Method and apparatus for facilitating device-to-device communication
JP5388366B2 (ja) * 2010-06-21 2014-01-15 株式会社Nttドコモ 干渉低減方法、無線基地局及び無線通信システム
US9185619B2 (en) * 2010-06-29 2015-11-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for mitigating interference in femtocell deployments
JP5122612B2 (ja) * 2010-08-03 2013-01-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局装置及び送信電力制御方法
JP4790861B2 (ja) 2010-10-04 2011-10-12 京セラ株式会社 移動通信システム、基地局装置およびその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140143741A (ko) 2014-12-17
EP2824955B1 (en) 2019-01-02
AU2013228834A1 (en) 2014-07-24
JP5924400B2 (ja) 2016-05-25
CA2863032A1 (en) 2013-09-12
EP2824955A1 (en) 2015-01-14
RU2581605C2 (ru) 2016-04-20
MX2014010408A (es) 2014-09-22
WO2013132920A1 (ja) 2013-09-12
US20150094075A1 (en) 2015-04-02
US9374830B2 (en) 2016-06-21
CN104137591A (zh) 2014-11-05
AU2013228834B2 (en) 2017-05-04
JPWO2013132920A1 (ja) 2015-07-30
IN2014DN07238A (ja) 2015-04-24
RU2014135385A (ru) 2016-03-20
US9794948B2 (en) 2017-10-17
JP2016154379A (ja) 2016-08-25
EP2824955A4 (en) 2016-01-27
US20160278100A1 (en) 2016-09-22
CN104137591B (zh) 2018-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6164333B2 (ja) 情報処理装置及び通信制御装置
EP3216294B1 (en) D2d communication device and method of transmission for overlapped d2d resource pools
US10051661B2 (en) Method and apparatus for communicating using unlicensed bands in mobile communication system
US9801207B2 (en) Evolved node-B and methods for supporting co-existence with Wi-Fi networks in an unlicensed frequency band
US20190364472A1 (en) Signaling design of enhanced handover support for drones in a cellular network
JP2019530272A (ja) Ueおよび基地局の動作方法
CN107040864B (zh) 设备到设备d2d资源的配置方法及装置
JP6201997B2 (ja) 通信制御装置、端末装置及び通信制御方法
JPWO2014196295A1 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、無線通信システム、基地局及び端末装置
JP6070687B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、基地局及び通信制御システム
US11109360B2 (en) Channel configuration and DLUL configuration for NB-IoT-U system
CN104254081A (zh) 一种集中式组网的方法及终端设备
EP3101927A1 (en) User terminal, wireless base station, wireless communication method, and wireless communication system
JP5825421B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法及び通信制御システム
EP3001732A1 (en) Cell discovery method and device
US10742297B2 (en) CQI and PMI offset for unlicensed EMTC transmission
FONSECA HIDALGO Handover techniques for coexisting LTE macro and femtocells

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170605

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6164333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees