JP2016012906A - 装置 - Google Patents

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信一郎 津田
匠 古市
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匠 古市
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Akira Sawai
亮 澤井
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Abstract

【課題】周波数帯域をより効率的に使用することを可能にする。【解決手段】周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、上記周波数帯域を優先的に使用不能な上記第2の基地局に関する情報を取得する取得部と、上記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、上記第2の基地局に要求する制御部と、を備える装置が提供される。【選択図】図10

Description

本開示は、装置に関する。
2002年より、日本で第3世代と呼ばれる3G方式の携帯電話サービスが開始された。当初は、音声通話及びメールの送信などのために小さいサイズのパケットが送受信されていた。しかし、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の導入により、音楽ファイルのダウンロード及び動画のストリーミングなどのために、より大きいサイズのパケットが送受信されるようになった。
このようなパケット容量の増加に伴い、無線ネットワーク側の拡張のために、ダウンリンクにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を使用するLTE(Long Term Evolution)のサービスも開始された。さらに、2015年頃には、4Gサービスの開始が予定されている。これにより、準固定で最大1Gbps(bit per second)が実現され、移動環境でも最大100Mbpsが実現され得る。また、例えば、トラフィックが局所的に集中するホットスポットへの対応のため、又は周波数リソースの利用効率の向上のために、スモールセルの活用が検討されている。また、例えば、ホワイトスペースと呼ばれる時間的、局所的に使用されていない周波数帯域をルールに従ってシステム間で共用するための周波数共用技術の導入が検討されている。また、北米では、時間的又は局所的に使用されない周波数帯域をルールに従ってシステム間で共用するための、SAS(Spectrum Access System)と呼ばれる周波数共用技術の導入が検討されている。
例えば、特許文献1には、2つ以上のアクセスポイントの各々のトラフィックロード(又は接続される端末装置の数)に応じて当該2つ以上のアクセスポイントに帯域を割り当てる技術が、開示されている。例えば、特許文献2には、2つのeNB(evolved Node B)間でRAN(Radio Access Network)リソースを共用してロードバランシングを行う技術が、開示されている。
米国特許出願公開第2009/0034457号 米国特許出願公開第2013/0303114号
しかし、上記特許文献1及び2に開示されている技術では、周波数帯域の使用について同じ優先度(又は同じ権利)を有するノード間で当該周波数帯域が共用されることを前提としている。そのため、例えば、上記周波数帯域について同じ優先度を有するノードが存在しなければ、上記周波数帯域が効率的に使用されない可能性がある。
そこで、周波数帯域をより効率的に使用することを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、上記周波数帯域を優先的に使用不能な上記第2の基地局に関する情報を取得する取得部と、上記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、上記第2の基地局に要求する制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、上記周波数帯域を優先的に使用不能な上記第2の基地局が、上記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、上記データを取得する取得部と、上記第2の基地局が上記端末装置へ上記データを送信するように、上記第2の基地局による無線通信を制御する制御部と、を備える装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、周波数帯域をより効率的に使用することが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 周波数帯域の優先的な使用の第1の例を説明するための説明図である。 他の周波数帯域の例を説明するための説明図である。 周波数帯域の優先的な使用の第2の例を説明するための説明図である。 他の周波数帯域の例を説明するための説明図である。 周波数帯域の優先的な使用の第3の例を説明するための説明図である。 他の周波数帯域の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る第1の基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第2の基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 7つの既存のTDDコンフィギュレーションを説明するための説明図である。 ダウンリンク専用コンフィギュレーションを説明するための説明図である。 他の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.システムの概略的な構成
3.第1の基地局の構成
4.第2の基地局の構成
5.周波数帯域の使用についての3つのケース
5.1.第1のケース
5.2.第2のケース
5.3.第3のケース
6.より高い優先度を伴う他の無線通信システムの考慮
7.処理の流れ
8.変形例
8.1.第1の変形例
8.2.第2の変形例
9.他の実施形態
10.応用例
10.1.他のネットワークノードに関する応用例
10.2.基地局に関する応用例
10.3.端末装置に関する応用例
11.まとめ
<<1.はじめに>>
まず、SAS(Spectrum Access System)と呼ばれる周波数共用技術を説明する。
FCC(Federal Communications Commission)から2012年12月に発行された“NOTICE OF PROPOSED RULEMAKING AND ORDER”は、北米の3.5GHz帯における市民向けの新たなブロードバンドサービスの創出を提案している。3.5GHz帯は、現在、非連邦の固定衛星サービス及び国防総省のレーダの用途(即ち、“Incumbent Use”)のために用いられている。そこで、SASを活用したダイナミック共用(Dynamic Sharing)モデルが導入され、“Incumbent Use”のために使用される周波数帯域を市民向けの新たなブロードバンドサービスでも使用するためのフレームワークの作成が開始されている。
上述した“NOTICE OF PROPOSED RULEMAKING AND ORDER”の“three-tiered licensing proposal”では、周波数帯域のユーザの各々は3つのグループのうちのいずれかに分類される。このグループは、“tier”と呼ばれる。当該3つのグループは、“Incumbent Access”、“Priority Access”及び“General Authorized Access (GAA)”と呼ばれるグループである。周波数帯域の使用について、“Incumbent Access”の優先度が最も高く、“Priority Access”の優先度がその次に高く、“General Authorized Access”の優先度が最も低い。
“Incumbent Access”は、“Incumbent Use”のために周波数帯域を使用するユーザのグループである。“Incumbent Access”は、より低い優先度を有する“Priority Access”及び“General Authorized Access”への干渉の回避又は抑制を要求されない。また、“Incumbent Access”は、“Priority Access”及び“General Authorized Access”による干渉から保護される。即ち、“Incumbent Access”のユーザは、他のグループの存在を考慮することなく、周波数帯域を使用する。
“Priority Access”は、より高い優先度を有する“Incumbent Access”への干渉の回避又は抑制を要求されるが、より低い優先度を有する“General Authorized Access”への干渉の回避又は抑制を要求されない。また、“Priority Access”は、より高い優先度を有する“Incumbent Access”による干渉から保護されないが、より低い優先度を有する“General Authorized Access”による干渉から保護される。
“General Authorized Access”は、より高い優先度を有する“Incumbent Access”及び“Priority Access”への干渉の回避又は抑制を要求される。また、“General Authorized Access”は、より高い優先度を有する“Incumbent Access”に及び“Priority Access”よる干渉から保護されない。即ち、“General Authorized Access”のユーザは、日和見的な(opportunistic)使用のみが許される“tier”である。
<<2.システムの概略的な構成>>
続いて、図1〜図7を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成を説明する。図1は、本開示の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、システム1は、第1の基地局100及び第2の基地局200を含む。
(第1の基地局100)
第1の基地局100は、端末装置との無線通信を行う。例えば、第1の基地局100は、第1の基地局100のカバレッジエリア10内に位置する端末装置との無線通信を行う。例えば、第1の基地局100は、端末装置へのデータ及び/又は制御情報を送信し、端末装置からのデータ及び/又は制御情報を受信する。
第1の基地局100は、他のネットワークノードと通信する。例えば、第1の基地局100は、第2の基地局200と通信する。
(第2の基地局200)
第2の基地局200は、端末装置との無線通信を行う。例えば、第2の基地局200は、第1の基地局100のカバレッジエリア10と重なるカバレッジエリア20を有し、カバレッジエリア20内に位置する端末装置との無線通信を行う。例えば、第2の基地局200は、端末装置へのデータ及び/又は制御情報を送信し、端末装置からのデータ及び/又は制御情報を受信する。なお、カバレッジエリア20の一部のみがカバレッジエリア10と重なっていてもよく、又は、カバレッジエリア20全体がカバレッジエリア10と重なっていてもよい。
例えば、第2の基地局200は、他のネットワークノードと通信する。例えば、第1の基地局100と通信する。
(第1の基地局100と第2の基地局200との関係)
例えば、第1の基地局100は、マクロセルの基地局であり、第2の基地局200は、上記マクロセルと重なるスモールセルの基地局である。即ち、カバレッジエリア10はマクロセルであり、カバレッジエリア20はスモールセルである。
例えば、第1の基地局100は、第1の無線通信システムの基地局であり、第2の基地局200は、上記第1の無線通信システムとは異なる第2の無線通信システムの基地局である。
例えば、第1の基地局100は、第1の事業者により運用される基地局であり、第2の基地局200は、上記第1の事業者とは異なる第2の事業者により運用される基地局である。一例として、第1の基地局100は、第1のMNO(Mobile Network Operator)により運用される基地局であり、第2の基地局200は、第2のMNOにより運用される基地局であってもよい。別の例として、第1の基地局100は、MNOにより運用される基地局であり、第2の基地局200は、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)により運用される基地局であってもよい。
なお、第2の基地局200は、基地局として動作可能な端末装置であってもよい。具体的に、例えば、第2の基地局200は、局所ネットワーク(Localized Network)のマスタノードである端末装置、テザリングを行う端末装置、又はモバイルルータなどであってもよい。
第1の基地局100(又は上記第1の無線通信システム)及び第2の基地局200(又は上記第2の無線通信システム)は、例えば、同一の通信方式に従って無線通信を行う。一例として、当該同一の通信方式は、LTE又はLTE−Advancedである。あるいは、上記同一の通信方式は、HSPA(High-Speed Downlink Packet Access)を含むW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11などであってもよい。なお、第1の基地局100(又は上記第1の無線通信システム)及び第2の基地局200(又は上記第2の無線通信システム)は、異なる通信方式に従って無線通信を行ってもよい。
(周波数帯域の使用)
本開示の実施形態では、第1の基地局100は、周波数帯域を優先的に使用可能である。例えば、第1の基地局100を含む第1の無線通信システムは、上記周波数帯域を優先的に使用可能である。一例として、上記周波数帯域について、第1の基地局100(又は上記第1の無線通信システム)は、SASにおける“Priority Access”のユーザである。
さらに、本開示の実施形態では、第2の基地局200は、当該周波数帯域を優先的に使用不能である。例えば、第2の基地局200を含む第2の無線通信システムは、上記周波数帯域を優先的に使用不能である。一例として、上記周波数帯域について、第2の基地局200(又は上記第2の無線通信システム)は、SASにおける“General Authorized Access (GAA)”のユーザである。
(a)第1の例
第1の例として、第2の基地局200は、上記周波数帯域を優先的に使用可能な無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に上記周波数帯域を使用可能である。例えば、当該無線通信システムは、第1の基地局100を含む第1の無線通信システムである。これにより、例えば、上記無線通信システムは第2の基地局200の存在にかかわらず上記周波数帯域を使用することが可能になる。
例えば、第2の基地局200は、上記無線通信システムが上記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間に上記周波数帯域の当該一部又は全部を使用可能である。これにより、例えば、第2の基地局200から上記無線通信システム(例えば、第1の基地局100)への干渉が回避される。
例えば、第1の基地局100(例えば、後述する制御部153)は、上記期間を第2の基地局200に通知する。これにより、例えば、第2の基地局200は、上記期間内に上記周波数帯域を使用することが可能になる。なお、第1の基地局100の代わりに、他のネットワークノード(例えば、上記周波数帯域を管理する周波数管理システム)が、上記期間を第2の基地局200に通知してもよい。
以下、図2を参照して、周波数帯域の優先的な使用の例を説明する。
図2は、周波数帯域の優先的な使用の第1の例を説明するための説明図である。図2を参照すると、周波数帯域31が示されている。第1の基地局100は、周波数帯域31を優先的に使用可能である。一方、第2の基地局200は、周波数帯域31を優先的に使用可能な無線通信システム(例えば、第1の基地局100を含む第1の無線通信システム)への干渉の回避又は抑制を行うことを条件に周波数帯域31を使用可能である。具体的には、例えば、周波数帯域31は、SASにおける“Priority Access”及び“General Authorized Access (GAA)”の両方ための帯域であり、周波数帯域31について第1の基地局100は“Priority Access”のユーザであり、周波数帯域31について第2の基地局200は“General Authorized Access”のユーザである。
なお、第2の基地局200は、上記周波数帯域とは異なる他の周波数帯域を使用可能であってもよい。以下、この点について図3を参照して具体例を説明する。
図3は、他の周波数帯域の例を説明するための説明図である。図3を参照すると、周波数帯域31及び周波数帯域33が示されている。第2の基地局200は、周波数帯域33を使用可能である。具体的には、例えば、周波数帯域33は、SASにおける“General Authorized Access (GAA)”のための帯域であり、周波数帯域33について第2の基地局200は“General Authorized Access”のユーザである。
(b)第2の例
第2の例として、第2の基地局200は、上記周波数帯域を許可なく使用不能であってもよい。これにより、例えば、原則として、第1の基地局100は第2の基地局200の存在にかかわらず上記周波数帯域を使用することが可能になる。
例えば、上記許可は、第1の基地局100による許可である。なお、上記許可は、他のノード(一例として、周波数帯域を管理する周波数管理システム)による許可であってもよい。
以下、図4を参照して、周波数帯域の優先的な使用の例を説明する。
図4は、周波数帯域の優先的な使用の第2の例を説明するための説明図である。図4を参照すると、周波数帯域31が示されている。第1の基地局100は、周波数帯域31を優先的に使用可能である。一方、第2の基地局200は、周波数帯域31を許可なく使用不能である。具体的には、例えば、周波数帯域31は、SASにおける“Priority Access”のための帯域であり、周波数帯域31について第1の基地局100は、“Priority Access”のユーザであり、周波数帯域31について第2の基地局200は“Priority Access”のユーザではない。
なお、第2の基地局200は、上記周波数帯域とは異なる他の周波数帯域を使用可能であってもよい。以下、この点について図5を参照して具体例を説明する。
図5は、他の周波数帯域の例を説明するための説明図である。図5を参照すると、周波数帯域31及び周波数帯域33が示されている。基地局200は、周波数帯域33を使用可能である。具体的には、例えば、周波数帯域33は、SASにおける“General Authorized Access (GAA)”のための帯域であり、周波数帯域33について第2の基地局200は“General Authorized Access”のユーザである。
(c)第3の例
上述した第1の例及び第2の例が組合せられてもよい。以下、この点について図6を参照して、周波数帯域の優先的な使用の例を説明する。
図6は、周波数帯域の優先的な使用の第3の例を説明するための説明図である。図6を参照すると、周波数帯域31A及び周波数帯域31Bが示されている。第1の基地局100は、周波数帯域31A及び周波数帯域31Bを優先的に使用可能である。一方、第2の基地局200は、周波数帯域31Aを許可なく使用不能であり、周波数帯域31Bを優先的に使用可能な無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に周波数帯域31Bを使用可能である。具体的には、例えば、周波数帯域31Aは、SASにおける“Priority Access”のための帯域であり、周波数帯域31Bは、SASにおける“Priority Access”及び“General Authorized Access (GAA)”の両方ための帯域である。そして、周波数帯域31A及び周波数帯域31Bについて第1の基地局100は“Priority Access”のユーザであり、周波数帯域31Bについて第2の基地局200は“General Authorized Access”のユーザである。
なお、第2の基地局200は、上記周波数帯域とは異なる他の周波数帯域を使用可能であってもよい。以下、この点について図7を参照して具体例を説明する。
図7は、他の周波数帯域の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、周波数帯域31A、周波数帯域31B及び周波数帯域33が示されている。基地局200は、周波数帯域33を使用可能である。具体的には、例えば、周波数帯域33は、SASにおける“General Authorized Access (GAA)”のための帯域であり、周波数帯域33について第2の基地局200は“General Authorized Access”のユーザである。
以上、第1の基地局100が優先的に使用可能である周波数帯域を説明した。なお、当然ながら、第1の基地局100が優先的に使用可能である2つ以上の周波数帯域が存在してもよい。
(より高い優先度を有する他の無線通信システム)
例えば、上記周波数帯域は、第1の基地局100を含む無線通信システム(即ち、第1の無線通信システム)よりも他の無線通信システム(以下、「第3の無線通信システム」と呼ぶ)によりさらに優先的に使用される帯域である。この場合に、第1の基地局100は、上記第3の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に上記周波数帯域を使用可能である。
一例として、上記周波数帯域における上記第3の無線通信システムは、SASにおける“Incumbent Access”のユーザである。さらに、第1の基地局100(又は第1の基地局100を含む上記第1の無線通信システム)は、SASにおける“Priority Access”のユーザである。また、第2の基地局200(又は第2の基地局200を含む上記第2の無線通信システム)は、SASにおける“General Authorized Access”のユーザである。
なお、上記周波数帯域は、上記第3の無線通信システムにより使用される帯域の一部であってもよい。例えば、図3、図5及び図7の例を再び参照すると、上記第3の無線通信システムにより使用される当該帯域は、周波数帯域31に加えて、周波数帯域33をさらに含んでもよい。あるいは、上記周波数帯域は、上記第3の無線通信システムにより使用される全帯域であってもよい。例えば、図2、図4及び図6の例を再び参照すると、上記第3の無線通信システムにより使用される当該帯域は、周波数帯域31のみであってもよい。
第1の基地局100が上記周波数帯域をどのように使用可能であるかについては、後に詳細に説明する。
<<3.第1の基地局の構成>>
図8を参照して、本開示の実施形態に係る第1の基地局100の構成の一例を説明する。図8は、本開示の実施形態に係る第1の基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照すると、第1の基地局100は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(無線通信部120)
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、カバレッジエリア10内に位置する端末装置へのダウンリンク信号を送信し、カバレッジエリア10内に位置する端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のネットワークノードへの情報を送信し、他のネットワークノードからの情報を受信する。例えば、上記他のネットワークノードは、第2の基地局200を含む。
(記憶部140)
記憶部140は、第1の基地局100の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部150)
処理部150は、第1の基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び制御部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部151)
情報取得部151は、第2の基地局200に関する情報を取得する。上述したように、第2の基地局200は、第1の基地局100のカバレッジエリア10と重なるカバレッジエリア20を有し、第1の基地局100が優先的に使用可能な周波数帯域を優先的に使用不能である。
例えば、第2の基地局200に関する上記情報は、第2の基地局200の識別情報(例えば、セルID)、第2の基地局200のアドレス(例えば、IPアドレス)、第2の基地局200の位置を示す位置情報、及び/又は、第2の基地局200についての端末装置による測定結果などを含む。
例えば、第2の基地局200に関する上記情報は、記憶部140に記憶され、情報取得部151は、記憶部140から、当該情報を取得する。
(制御部153)
制御部153は、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する。
(a)端末装置
例えば、上記端末装置は、第2の基地局200の近くに位置する端末装置である。具体的には、例えば、上記端末装置は、第2の基地局200のカバレッジエリア20内に位置する端末装置である。
一例として、制御部153は、上記端末装置の位置、又は、第2の基地局200についての上記端末装置による測定の結果に基づいて、上記端末装置が第2の基地局200の近くに位置すると判定する。例えば、制御部153は、上記端末装置に対して、メジャメント・ギャップを設定して、当該メジャメント・ギャップにおいて第2の基地局200が送信するリファレンス信号の受信品質の測定を指示してもよい。
(b)具体的な処理
例えば、制御部153は、ネットワーク通信部130を介して、上記端末装置への上記データの送信を要求するための制御情報(例えば、メッセージ又はコマンドなど)を第2の基地局200へ送信する。また、例えば、制御部153は、ネットワーク通信部130を介して、上記データを第2の基地局200へ転送する。
(c)トリガ
一例として、制御部153は、第1の基地局100におけるトラフィック量又はトラフィックロードが閾値以上になった場合に、上記データを上記端末装置へ送信するように第2の基地局200に要求する。
別の例として、制御部153は、上記端末装置が第2の基地局200の近くに位置すると判定した場合に、上記データを上記端末装置へ送信するように第2の基地局200に要求してもよい。
なお、要求のトリガは上述した例に限られず、様々な種類のトリガが本開示の実施形態に適用され得る。
以上のように、制御部153は、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する。これにより、例えば、第2の基地局200が上記データを上記端末装置へ送信する。その結果、例えば、周波数帯域をより効率的に使用することが可能になる。より具体的には、例えば、第1の基地局100を含む無線通信システムの他の基地局(例えば、スモールセルの基地局)が第1の基地局100の近傍に存在しなくても、第1の基地局100の代わりに、例えば上記端末装置により近い第2の基地局が上記データを上記端末装置へ送信し得る。その結果、リンクアダプテーションの効果により、より少ない無線リソースを使用して、上記端末装置へ上記データが送信され得る。あるいは、同じ量の無線リソースを使用して、より高い信頼性で上記端末装置へ上記データが送信され得る。つまり、トラフィックオフロードが実現され得る。このように、上記周波数帯域はより効率的に使用され得る。
なお、制御部153は、上記データの送信の要求に付随して、他の動作を行う。当該他の動作は後に詳細に説明する。
<<4.第2の基地局の構成>>
図9を参照して、本開示の実施形態に係る第2の基地局200の構成の一例を説明する。図9は、本開示の実施形態に係る第2の基地局200の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、第2の基地局200は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部250を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、カバレッジエリア20内に位置する端末装置へのダウンリンク信号を送信し、カバレッジエリア20内に位置する端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部230)
ネットワーク通信部230は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部230は、他のネットワークノードへの情報を送信し、他のネットワークノードからの情報を受信する。例えば、上記他のネットワークノードは、第1の基地局100を含む。
(記憶部240)
記憶部240は、第2の基地局200の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部250)
処理部250は、第2の基地局200の様々な機能を提供する。処理部250は、情報取得部251及び制御部253を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部251)
情報取得部251は、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを第2の基地局200が当該端末装置へ送信するように第2の基地局200が要求される場合に、上記データを取得する。ここで、第1の基地局100に接続される端末装置は、少なくとも、制御情報を送受信する(C−Plane)ための接続を第1の基地局100との間で行ってもよい。
上述したように、第1の基地局100は、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する。より具体的には、例えば、第1の基地局100は、上記データの送信を要求するための制御情報(例えば、メッセージ又はコマンドなど)を第2の基地局200へ送信する。また、第1の基地局100は、上記データを第2の基地局200へ転送する。そして、当該データは、記憶部240に記憶される。その後のいずれかのタイミングで、情報取得部251は、記憶部240から当該データを取得する。
(制御部253)
制御部253は、第2の基地局200が上記端末装置へ上記データを送信するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
例えば、制御部253は、上記データを送信のためのスケジューリングを行う。即ち、制御部253は、上記データを送信するために使用する帯域の無線リソースを、上記データの信号に割り当てる。そして、制御部253は、割り当てられた当該無線リソースに、上記データの信号をマッピングする。つまり、記憶部240は、上記データの送信制御においては、バッファとしての役割を果たす。
なお、制御部253は、上記データの送信に付随して、他の動作を行う。当該他の動作は後に詳細に説明する。なお、制御部253は、第2の基地局200に上記端末装置へ上記データを送信させるための制御だけでなく、第2の基地局200に上記端末装置からのデータを受信させるための制御を行ってもよい。ここで、受信のための制御は、例えば、割り当てられた無線リソースにデータの信号をマッピングするように上記端末装置に指示することを含む。
<<5.周波数帯域の使用についての3つのケース>>
続いて、上記データの送信のための周波数帯域の使用についての3つのケースを説明する。当該3つのケースは、以下のように整理される。
Figure 2016012906
<5.1.第1のケース>
第1のケースでは、第2の基地局200は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域(即ち、第2の基地局200が優先的に使用不能な上記周波数帯域)を使用して、第1の基地局100に接続される上記端末装置への上記データを当該端末装置へ送信する。
(第1の基地局100の動作)
(a)データの送信の要求
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域を使用して上記データを上記端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する。
(b)周波数帯域の使用の許可
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域の使用を第2の基地局200に許可する。
−許可される使用
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100が上記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間での上記周波数帯域の当該一部又は全部の使用を第2の基地局200に許可する。
図2〜図7を再び参照すると、例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100が周波数帯域31の全部を使用しない期間での周波数帯域31の使用を、第2の基地局200に許可する。あるいは、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100が周波数帯域31の一部を使用しない期間での周波数帯域31の当該一部の使用を、第2の基地局200に許可する。
これにより、例えば、第2の基地局200から第1の基地局100への干渉を回避することが可能になる。
なお、上記期間は、1つ以上の無線フレーム又は1つ以上のサブフレームなどであってもよく、時刻により示される期間(例えば、開始時刻及び終了時刻、又は開始時刻及び期間の長さ)であってもよい。
−具体的な処理
−−決定
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100が周波数帯域31の一部又は全部を使用しない期間を決定する。また、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域の一部の使用を許可する場合には、上記周波数帯域の当該一部も決定する。
−−端末装置への通知
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、当該期間を第2の基地局200に通知する。また、上記周波数帯域の一部の使用が許可される場合には、例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域の当該一部も第2の基地局200に通知する。
例えば、第1の基地局100は、上記データを当該端末装置へ送信するように第2の基地局200に要求する際に、上記期間(及び上記周波数帯域の上記一部)を第2の基地局200に通知する。具体的には、例えば、第1の基地局100は、上記端末装置へのデータの送信を要求するための制御情報(例えば、メッセージ又はコマンドなど)であって、上記期間(及び上記周波数帯域の上記一部)を示す当該制御情報を生成し、当該制御情報を第2の基地局200へ送信する。
なお、上記期間を示す情報の第2の基地局200への送信が上記周波数帯域の使用の許可と等価であるとも考えることもできる。また、上記期間(及び上記周波数帯域の上記一部)を示す情報の第2の基地局200への送信が上記データの送信の要求と等価であるとも考えることもできる。
−−不使用
例えば、第1の基地局100は、上記周波数帯域の上記一部又は全部の使用を上記期間に使用しない。
例えば、第1の基地局100の制御部153は、第1の基地局100が上記周波数帯域の上記一部又は全部の使用しないように、第1の基地局100の無線通信を制御する。具体的には、例えば、制御部153は、上記期間における上記周波数帯域の上記一部又は全部の無線リソースに信号をマッピングしない。
なお、第2の基地局200が上記周波数帯域の上記一部を使用する場合には、当該一部の帯域と残りの帯域との間にガードバンドが設けられてもよい。また、上記周波数帯域の上記一部は、当該ガードバンドを考慮して決定されてもよい。
−許可の取り消し
第1の基地局100(制御部153)は、上記第2の基地局への上記周波数帯域の使用の許可を取り消してもよい。
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域の使用の許可の取り消しを決定し、第2の基地局200に上記周波数帯域の使用の停止を指示してもよい。なお、第2の基地局200は、上記周波数帯域の使用を停止したことを第1の基地局100に通知してもよく、第1の基地局100は、第2の基地局200による通知の後に、上記周波数帯域の使用を開始してもよい。
これにより、例えば、第1の基地局100は、より柔軟に上記周波数帯域を使用することが可能になる。
例えば以上のように、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域の使用を第2の基地局200に許可する。これにより、例えば、第2の基地局200は、第1の基地局100と同様に上記周波数帯域を優先的に使用することが可能になる。
なお、例えば図2などを参照して説明したように、第2の基地局200が、優先的にではないが上記周波数帯域を使用可能である場合には、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域の使用を第2の基地局200に許可しなくてもよい。この場合に、第2の基地局200は、優先的にではないが上記周波数帯域を使用して、上記データを上記端末装置へ送信してもよい。
(c)SCCの使用の指示
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記データを送信するために第2の基地局200により使用される帯域を、第1の基地局100により使用されるプライマリコンポーネントキャリア(Primary Component Carrier:PCC)に付随するセカンダリコンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier:SCC)として使用するように、上記端末装置に指示する。
より具体的には、例えば、制御部153は、第1の基地局100により使用されるPCC(上記端末装置にとってのPCC)に付随するSCCとして上記帯域をアクティベートする。一例として、制御部153は、アンテナ部110及び無線通信部120を介して、SCCとして上記帯域をアクティベートするためのRRCコネクションリコンフィギュレーション(RRC(Radio Resource Control) Connection Reconfiguration)メッセージを上記端末装置へ送信する。別の例として、制御部153は、アンテナ部110及び無線通信部120を介して、SCCとして上記帯域をアクティベートするためのMACコントロールエレメント(MAC(Media Access Control) control element)を送信してもよい。
これにより、例えば、上記端末装置のハンドオーバなしに、第2の基地局200が、上記データを上記端末装置へ送信することが可能になる。
なお、第1のケースでは、上記データを送信するために第2の基地局200により使用される上記帯域は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域である。
(d)スケジューリング情報の送信
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第2の基地局200による上記データの送信のためのスケジューリングの結果を示すスケジューリング情報を、上記端末装置へ送信する。
具体的には、例えば、後述するように、第2の基地局200は、上記スケジューリングを行い、上記スケジューリング情報を第1の基地局100へ送信する。そして、第1の基地局100(制御部153)は、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する。例えば、第1の基地局100は、上記周波数帯域、又は、上記端末装置との無線通信のために第1の基地局100が使用する他の周波数帯域(例えば、上記端末装置のPCC)を使用して、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する。例えば、第1の基地局100は、制御チャネル(例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel))上で上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する。
なお、第2の基地局200が、上記スケジューリングを行う代わりに、第1の基地局100が、上記スケジューリングを行ってもよい。また、第1の基地局100が、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する代わりに、第2の基地局200が、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信してもよい。
(第2の基地局200の動作)
(a)データの送信
第2の基地局200は、上記周波数帯域を使用して、上記データを上記端末装置へ送信する。例えば、第2の基地局200の制御部253は、第2の基地局200が上記周波数帯域を使用して上記端末装置へ上記データを送信するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
−許可に応じた送信
例えば、第1の基地局100は、第1の基地局100が上記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間での上記周波数帯域の当該一部又は全部の使用を第2の基地局200に許可する。そして、第2の基地局200は、上記周波数帯域の上記一部又は全部を使用して、上記データを上記端末装置へ送信する。例えば、第2の基地局200の制御部253は、第2の基地局200が上記周波数帯域の上記一部又は全部を使用して上記データを上記端末装置へ送信するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
なお、上述したように、上記期間(及び上記周波数帯域の上記一部)は、第1の基地局100により第2の基地局200に通知される。
−具体的な処理
例えば、制御部253は、上記データを送信のためのスケジューリングを行う。即ち、制御部253は、上記期間内の上記周波数帯域の上記一部又は全部の無線リソースを、上記データの信号に割り当てる。そして、制御部253は、割り当てられた当該無線リソースに、上記データの信号をマッピングする。
なお、第2の基地局200が、上記スケジューリングを行う代わりに、第1の基地局100が、上記スケジューリングを行ってもよい。
(b)SCCとしての周波数帯域の使用
例えば、第2の基地局200は、上記データを送信するために使用する帯域を、第1の基地局100により使用されるPCCに付随するSCCとして使用する。例えば、制御部253は、第2の基地局200が上記帯域を上記SCCとして使用するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
これにより、例えば、上記端末装置のハンドオーバなしに、第2の基地局200が、上記データを上記端末装置へ送信することが可能になる。
なお、第1のケースでは、上記データを送信するために第2の基地局200により使用される上記帯域は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域である。
(c)スケジューリング情報の送信
例えば、第2の基地局200(制御部253)は、上記スケジューリングの結果を示すスケジューリング情報を第1の基地局100へ送信する。そして、第1の基地局100が、上記スケジューリング情報を端末装置へ送信する。
なお、第1の基地局100が、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する代わりに、第2の基地局200(制御部253)は、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信してもよい。例えば、第2の基地局200は、制御チャネル(例えば、PDCCH)上で、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信してもよい。
(d)さらなるデータの送信
上記周波数帯域の無線リソースのうちの、第2の基地局200が使用可能な無線リソースが、上記データを上記端末装置へ送信するために使用される無線リソースよりも多い場合には、第2の基地局200は、余分な無線リソースを使用して、上記端末装置又は他の端末装置に他のデータを送信してもよい。これにより、例えば、上記周波数帯域の無線リソースがより有効に利用される。
(第1の基地局100及び第2の基地局200の同期)
例えば、第1の基地局100及び第2の基地局200は、互いに同期する。
例えば、第1の基地局100及び第2の基地局200は、上記周波数帯域について互いに同期する。例えば、第1の基地局100及び第2の基地局200は、上記周波数帯域について時間方向及び/又は周波数方向で互いに同期する。
一例として、第2の基地局200は、第1の基地局100が送信する同期信号に基づいて、第1の基地局100と同期してもよい。別の例として、第2の基地局200は、他のネットワークノード(例えば、第1の基地局100又はコアネットワークノード)から、第1の基地局100と同期するための情報を提供され、当該情報に基づいて、第1の基地局100と同期してもよい。
例えば以上のように、第1のケースでは、第2の基地局200は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域(即ち、第2の基地局200が優先的に使用不能な上記周波数帯域)を使用して、第1の基地局100に接続される上記端末装置へのデータを当該端末装置へ送信する。これにより、例えば、第2の基地局200は、無線リソースについての負担なしに、上記データを上記端末装置へ送信することが可能になる。
<5.2.第2のケース>
第2のケースでは、第2の基地局200は、第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯を使用して、第1の基地局100に接続される上記端末装置へのデータを当該端末装置へ送信する。上記他の周波数帯域は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域とは異なる帯域である。
(第1の基地局100の動作)
(a)データの送信の要求
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯域を使用して上記データを上記端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する。
図3、図5及び図7を再び参照すると、一例として、上記他の周波数帯域は、周波数帯域33である。即ち、第2の基地局200は、周波数帯域33を使用して、上記データを上記端末装置へ送信する。なお、上記他の周波数帯域は、この例に限られず、第2の基地局200が使用可能な任意の他の周波数帯域である。
(b)周波数帯域の使用の許可
第2のケースでは、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域の使用を第2の基地局200に許可しなくてもよい。
(c)SCCの使用の指示
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記データを送信するために第2の基地局200により使用される帯域を、第1の基地局100により使用されるPCCに付随するSCCとして使用するように、上記端末装置に指示する。具体的な処理についての説明は、上述した第1のケースと第2のケースとの間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
これにより、例えば、上記端末装置のハンドオーバなしに、第2の基地局200が、上記データを上記端末装置へ送信することが可能になる。
なお、第2のケースでは、上記データを送信するために第2の基地局200により使用される上記帯域は、第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯域である。当該他の周波数帯域は、第1の基地局100にとって既知であってもよく、又は第2の基地局200により第1の基地局100に通知されてもよい。
(d)スケジューリング情報の送信
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第2の基地局200による上記データの送信のためのスケジューリングの結果を示すスケジューリング情報を、上記端末装置へ送信する。
具体的には、例えば、後述するように、第2の基地局200は、上記スケジューリングを行い、上記スケジューリング情報を第1の基地局100へ送信する。そして、第1の基地局100(制御部153)は、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する。例えば、第1の基地局100は、上記端末装置との無線通信のために第1の基地局100が使用する周波数帯域(例えば、上記端末装置のPCC)を使用して、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する。例えば、第1の基地局100は、制御チャネル(例えば、PDCCH)上で上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する。
なお、第2の基地局200が、上記スケジューリングを行う代わりに、第1の基地局100が、上記スケジューリングを行ってもよい。また、第1の基地局100が、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する代わりに、第2の基地局200が、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信してもよい。
(第2の基地局200の動作)
(a)データの送信
第2の基地局200は、第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯域を使用して、上記データを上記端末装置へ送信する。例えば、第2の基地局200の制御部253は、上記他の周波数帯域を使用して第2の基地局200が上記データを上記端末装置へ送信するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
−具体的な処理
例えば、制御部253は、上記データを送信のためのスケジューリングを行う。即ち、制御部253は、上記他の周波数帯域の無線リソースを、上記データの信号に割り当てる。そして、制御部253は、割り当てられた当該無線リソースに、上記データの信号をマッピングする。
なお、第2の基地局200が、上記スケジューリングを行う代わりに、第1の基地局100が、上記スケジューリングを行ってもよい。
(b)SCCとしての周波数帯域の使用
例えば、第2の基地局200は、上記データを送信するために使用する帯域を、第1の基地局100により使用されるPCCに付随するSCCとして使用する。例えば、制御部253は、第2の基地局200が上記帯域を上記SCCとして使用するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
これにより、例えば、上記端末装置のハンドオーバなしに、第2の基地局200が、上記データを上記端末装置へ送信することが可能になる。
なお、第2のケースでは、上記データを送信するために第2の基地局200により使用される上記帯域は、第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯域である。
(c)スケジューリング情報の送信
例えば、第2の基地局200(制御部253)は、上記スケジューリングの結果を示すスケジューリング情報を第1の基地局100へ送信する。そして、第1の基地局100が、上記スケジューリング情報を端末装置へ送信する。
なお、第1の基地局100が、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する代わりに、第2の基地局200(制御部253)は、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信してもよい。例えば、第2の基地局200は、制御チャネル(例えば、PDCCH)上で、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信してもよい。
(第1の基地局100及び第2の基地局200の同期)
例えば、第1の基地局100及び第2の基地局200は、互いに同期してもよく、又は同期しなくてもよい。
例えば以上のように、第2のケースでは、第2の基地局200は、第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯を使用して、第1の基地局100に接続される上記端末装置へのデータを当該端末装置へ送信する。これにより、例えば、第1の基地局100が優先的に使用可能な周波数帯域を第1の基地局100のために確保することが可能になる。即ち、第1の基地局100が使用可能な帯域の減少が回避される。また、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域の第1の基地局100による使用状況にかかわらず、第2の基地局200が上記データを上記端末装置へ送信し得る。
<5.4.第3のケース>
第3のケースでは、第2の基地局200は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域、及び第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯のうちの、選択された少なくとも一方を使用して、上記データを上記端末装置へ送信する。
(第1の基地局100の動作)
例えば、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域、及び第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯のうちの、選択された少なくとも一方を使用して、上記データを上記端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する。
第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域が選択される場合には、第1の基地局100は、上述した第1のケースと同様に動作する。
第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯域が選択される場合には、第1の基地局100は、上述した第2のケースと同様に動作する。
上記周波数帯域及び上記他の周波数帯域の両方が選択される場合には、第1の基地局100は、上述した第1のケースの動作及び上述した第2の動作の両方を行う。なお、上述した第1のケースの動作及び上述した第2の動作は、別々に行われてもよく、適宜統合されて行われてもよい。
なお、例えば、第1の基地局100(制御部153)が、上記周波数帯域及び上記他の周波数帯域のうちの少なくとも一方を選択する。
(第2の基地局200の動作)
第2の基地局200は、上記周波数帯域及び上記他の周波数帯域のうちの選択された少なくとも一方を使用して、上記データを上記端末装置へ送信する。例えば、第2の基地局200の制御部253は、上記選択された一方を使用して上記データを上記端末装置へ送信するように、第2の基地局200による無線通信を制御する。
第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域が選択される場合には、第2の基地局200は、上述した第1のケースと同様に動作する。
第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯域が選択される場合には、第2の基地局200は、上述した第2のケースと同様に動作する。
上記周波数帯域及び上記他の周波数帯域の両方が選択される場合には、第2の基地局200は、上述した第1のケースの動作及び上述した第2の動作の両方を行う。なお、上述した第1のケースの動作及び上述した第2の動作は、別々に行われてもよく、適宜統合されて行われてもよい。
(第1の基地局100及び第2の基地局200の同期)
例えば、第1の基地局100及び第2の基地局200は、互いに同期する。この点についての説明は、上述した第1のケースと第3のケースとの間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(少なくとも一方の帯域の選択)
上記周波数帯域(即ち、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域)及び上記他の周波数帯域(即ち、第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯)のうちの少なくとも一方の選択の例を説明する。
(第1の例)
第1の例として、第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯域が存在する場合には、当該他の周波数帯域が選択され、当該他の周波数帯域が存在しない場合には、上記周波数帯域が選択される。
例えば、図3、図5及び図7に示される例ようのように周波数帯域33が存在する場合に、上記他の周波数帯域が選択される。当然ながら、上記他の周波数帯域は、この例に限られず、第2の基地局200が使用可能な任意の他の周波数帯域である。
なお、上記他の周波数帯域が存在する場合には、上記他の周波数帯域に加えて、上記周波数帯域も選択されてもよい。
これにより、例えば、第1の基地局100が優先的に使用可能な周波数帯域を第1の基地局100のために可能な限り確保することが可能になる。即ち、第1の基地局100が使用可能な帯域の減少が、可能な限り回避される。
(第2の例)
第2の例として、上記周波数帯域及び上記他の周波数帯域のうちの上記選択された少なくとも一方は、上記他の周波数帯域の無線リソースのうちの第2の基地局200が上記データの送信に使用可能な無線リソース(以下、「残りリソース」と呼ぶ)の量又は割合に基づいて選択されてもよい。
例えば、上記残りリソースの上記量又は上記割合が大きい(例えば、上記残りリソースの上記量又は上記割合が第1の閾値以上である)場合には、上記他の周波数帯域が選択され、上記周波数帯域は選択されない。
また、例えば、上記残りリソースの上記量又は上記割合が小さい(例えば、上記残りリソースの上記量又は上記割合が第1の閾値未満である)場合には、上記他の周波数帯域及び上記周波数帯域の両方が選択される。
なお、上記残りリソースの上記量又は上記割合が小さい(例えば、上記残りリソースの上記量又は上記割合が第1の閾値未満である)場合に、上記周波数帯域のみが選択されてもよい。あるいは、上記残りリソースの上記量又は上記割合が非常に小さい(例えば、上記残りリソースの上記量又は上記割合が第2の閾値(第1の閾値より小さい閾値)未満である)場合に、上記周波数帯域のみが選択されてもよい。
これにより、例えば、第1の基地局100が優先的に使用可能な周波数帯域を第1の基地局100のために可能な限り確保することが可能になる。即ち、第1の基地局100が使用可能な帯域の減少が、可能な限り回避される。
さらに、少なくとも上記周波数帯域が選択される場合には、上記周波数帯域の無線リソースのうちの、第2の基地局200が使用する無線リソースの量(例えば、期間又は帯域)が、上記残りリソースの上記量又は上記割合に基づいて決定されてもよい。例えば、上記量がより多く、又は上記割合がより大きい場合には、上記周波数帯域の無線リソースのうちの、第2の基地局200が使用する無線リソースの量が、より少なくてもよい(例えば、期間がより短くてもよく、又は帯域がより狭くてもよい)。例えば、上記量がより少なく、又は上記割合がより小さい場合には、上記周波数帯域の無線リソースのうちの、第2の基地局200が使用する無線リソースの量が、より多くてもよい(例えば、期間がより長くてもよく、又は帯域がより広くてもよい)。これにより、例えば、干渉低減及びトラフィックの平準化が期待される。
なお、上記残りリソースの上記量又は上記割合は、第2の基地局200(制御部253)により算出され、第2の基地局200(制御部253)により第1の基地局100に通知されてもよい。あるいは、上記残りリソースの上記量又は上記割合は、第2の基地局200により提供される情報(例えば、上記他の周波数帯域についてのスケジューリング情報)に基づいて、第1の基地局100(制御部153)により算出されてもよい。
<<6.より高い優先度を伴う他の無線通信システムの考慮>>
続いて、より高い優先度を伴う他の無線通信システム(即ち、上記第3の無線通信システム)を考慮した第1の基地局100及び第2の基地局200の動作を説明する。
上述したように、例えば、上記周波数帯域は、第1の基地局100を含む無線通信システム(即ち、第1の無線通信システム)よりも他の無線通信システム(即ち、第3の無線通信システム)によりさらに優先的に使用される帯域である。この場合に、第1の基地局100は、上記第3の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に上記周波数帯域を使用可能である。
(第1の基地局による周波数帯域の使用)
(a)第1の例
第1の例として、第1の基地局100は、上記第3の無線通信システムにおいて上記周波数帯域を使用して送信される信号の第1の基地局100における受信電力が閾値以下である場合に、上記周波数帯域を使用可能である。
例えば、第1の基地局100(例えば、処理部150)は、上記第3の無線通信システムにおいて上記周波数帯域を使用して送信される送信される信号の受信電力を測定する。そして、処理部150(例えば、制御部153)は、当該受信電力が閾値以下であるかを判定する。そして、制御部153は、上記受信電力が閾値以下である場合に、第1の基地局100が上記周波数帯域を使用して信号を送信するように、第1の基地局100による無線通信を制御する。
これにより、例えば、第3の無線通信システムへの干渉が抑制される。
(b)第2の例
第2の例として、第1の基地局100は、第1の基地局100が上記第3の無線通信システムへの干渉を許容レベル以下に抑制可能な位置に第1の基地局100が位置する場合に、上記周波数帯域を使用可能であってもよい。
例えば、第1の基地局100は、上記第3の無線通信システムの排他的ゾーン(exclusive zone)外に第1の基地局100が位置する場合に、上記周波数帯域を使用可能であってもよい。当該排他的ゾーンは、任意の送信電力で送信される信号が上記第3の無線通信システムに許容レベルを超える干渉を与える可能性があるエリアである。
具体的には、例えば、上記周波数帯域の使用を管理する周波数管理システムは、第1の基地局100の位置を示す位置情報を取得し、当該位置が上記排他的ゾーンに含まれるかを判定する。その後、上記周波数管理システムは、この判定の結果を第1の基地局100に通知する。そして、上記位置が上記排他的ゾーンに含まれない場合には、制御部153は、第1の基地局100が上記周波数帯域を使用して信号を送信するように、第1の基地局100による無線通信を制御する。なお、上記周波数管理システムの代わりに、第1の基地局100が、第1の基地局100の位置が上記排他的ゾーンに含まれるかを自ら判定してもよい。また、上記周波数管理システムは、上記位置が上記排他的ゾーンに含まれない場合には、上記判定の結果を第1の基地局100に通知する代わりに、使用可能な周波数帯域に係る情報を第1の基地局100へ送信してもよい。使用可能な周波数帯域に係る当該情報は、上記周波数帯域を示す情報、上記周波数帯域についての最大送信電力を示す情報、及び、上記周波数帯域を使用可能な期間を示す情報などを含んでもよい。
これにより、例えば、第3の無線通信システムへの干渉が抑制される。
(c)第3の例
第3の例として、第1の基地局100は、上記第3の無線通信システムが上記周波数帯域を使用しない期間に上記周波数帯域を使用可能であってもよい。上述したように、当該周波数帯域は、上記第3の無線通信システムにより使用される帯域の一部であってもよく、上記第3の無線通信システムにより使用される全帯域であってもよい。
例えば、上記周波数帯域の使用を管理する周波数管理システム、又は上記第3の無線通信システムは、上記期間を第1の基地局100に通知してもよい。そして、制御部153は、第1の基地局100が上記期間内に上記周波数帯域を使用して信号を送信するように、第1の基地局100による無線通信を制御してもよい。
(第2の基地局による周波数帯域の使用)
(a)第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域
例えば、第2の基地局200は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域を優先的にではないが使用可能である。この場合に、例えば、第2の基地局200は、第1の基地局100(又は第1の無線通信システム)及び上記第3の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に上記周波数帯域を使用可能である。
例えば、第2の基地局200は、第1の基地局100(又は上記第1の無線通信システム)及び上記第3の無線通信システムの両方が上記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間に、上記周波数帯域の当該一部又は全部を使用可能である。
例えば、第1の基地局100又は他のネットワークノード(例えば、上記周波数帯域を管理する周波数管理システム)が、上記期間を第2の基地局200に通知する。そして、第2の基地局200は、上記期間内に上記周波数帯域の上記一部又は全部を使用して、信号を送信し、又は受信する。
(b)第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯域
なお、第2の基地局200が使用可能な他の周波数帯域も、上記第3の無線通信システムにより優先的に使用される帯域であってもよい。この場合に、第2の基地局200は、第1の基地局100と同様に、上記第3の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に上記他の周波数帯域を使用可能である。
なお、上記第3の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制の手法についての説明は、対象となる帯域の相違を除き、上述した第1の基地局100(制御部153)による手法と、第2の基地局200(制御部253)による手法との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(第1の基地局による周波数帯域の使用の許可)
上述したように、例えば、第1の基地局100(制御部153)は、上記周波数帯域を使用して上記端末装置への上記データを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する場合に、上記周波数帯域の使用を第2の基地局200に許可する。
また、上述したように、例えば、第2の基地局200は、上記周波数帯域を許可なく使用不能であってもよい。この場合に、第1の基地局100(制御部153)が、上記周波数帯域の一部又は全部の使用を第2の基地局200に許可してもよい。
例えば、第1の基地局100の制御部153は、第1の基地局100が上記周波数帯域を使用可能な範囲内で、当該周波数帯域の使用を第2の基地局200に許可する。一例として、制御部153は、第1の基地局100が上記周波数帯域を使用可能な期間での当該周波数帯域の一部又は全部の使用を、第2の基地局200に許可する。
これにより、例えば、第2の基地局200による上記第3の無線通信システムへの干渉が回避され、又は抑制される。
<<7.処理の流れ>>
続いて、図10を参照して、本開示に実施形態に係る処理の一例を説明する。図10は、本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
第1の基地局100は、第2の基地局200に関する情報を取得し、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する(S401)。
また、第1の基地局100は、上記端末装置への上記データを第2の基地局200へ転送する(S403)。
また、第1の基地局100は、SCCのアクティベートのための制御情報(例えば、RRCコネクションリコンフィギュレーションメッセージ、又はMACコントロールエレメント)を端末装置へ送信する(S405)。
第2の基地局200は、上記データの送信のためスケジューリングを行い、当該スケジューリング結果を示すスケジューリング情報を第1の基地局100へ送信する(S407)。
第1の基地局100は、上記スケジューリング情報を上記端末装置へ送信する(S409)。さらに、第2の基地局200は、上記データを上記端末装置へ送信する(S411)。
<<8.変形例>>
続いて、本開示の実施形態の第1の変形例及び第2の変形例を説明する。
<8.1.第1の変形例>>
本開示の実施形態の第1の変形例では、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100に接続される上記端末装置への上記データを送信するために第2の基地局200により使用される帯域についてのリンク方向に関する、第2の基地局200への指示(以下、「リンク方向関連指示」と呼ぶ)を行う。
一方、第2の基地局200は、上記リンク方向関連指示に従って、上記帯域を使用して無線通信を行う。第2の基地局200の制御部253は、上記リンク方向関連指示に従って、第2の基地局200による無線通信を制御する。
(帯域)
例えば、上記帯域は、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域(即ち、第2の基地局200が優先的に使用不能な帯域)である。なお、上記帯域は、第2の基地局200が使用可能な上記他の周波数帯域であってもよい。
なお、上記帯域が、第1の基地局100が優先的に使用可能な上記周波数帯域である場合に、上記リンク方向関連指示は、例えば、上記周波数帯域のSCCとしてのアクティベートと併せて行われる。
(リンク方向関連指示)
(a)複信方式の指示
例えば、上記リンク方向関連指示は、上記帯域に適用される複信方式の指示を含む。即ち、第1の基地局100は、上記帯域に適用される複信方式の指示を行い、第2の基地局200は、当該複信方式に従って、上記帯域を使用して無線通信を行う。
例えば、上記複信方式は、TDD(Time Division Duplex)又はFDD(Frequency Division Duplex)である。
これにより、例えば、第1の基地局100は、必要に応じて、使用する複信方式を第2の基地局200に変えさせることが可能になる。
(b)TDD:TDDコンフィギュレーションの指示
例えば、上記帯域に適用される複信方式は、TDDである。この場合に、例えば、上記リンク方向関連指示は、上記帯域に適用されるTDDコンフィギュレーションの指示を含む。即ち、第1の基地局100は、上記帯域に適用されるTDDコンフィギュレーションの指示を行い、第2の基地局200は、当該TDDコンフィギュレーションに従って、上記帯域を使用して無線通信を行う。
上記TDDコンフィギュレーションは、無線フレームにおけるサブフレーム単位でのリンク方向を表す。換言すると、上記TDDコンフィギュレーションは、無線フレームに含まれる各サブフレームがダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、又はスペシャルサブフレームのいずれであるかを表す。なお、上記TDDコンフィギュレーションは、アップリンクダウンリンクコンフィギュレーション、又はTDDアップリンクダウンリンクコンフィギュレーションとも呼ばれる。
なお、第2の基地局200が、複数の周波数帯域(例えば、複数のコンポーネントキャリア(CC))を使用して無線通信を行う場合に、当該複数の周波数帯域のうちの少なくとも2つの周波数帯域に、異なる複信方式が適用されてもよい。例えば、1つの周波数帯域にTDDが適用され、別の1つの周波数帯域にFDDが適用されてもよい。
(b−1)既存のTDDコンフィギュレーションの指示
例えば、上記帯域に適用される上記TDDコンフィギュレーションは、7つの既存のTDDコンフィギュレーションのうちの1つである。当該7つの既存のTDDコンフィギュレーションは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)の技術規格(TS 36.211 Table 4.2-2: Uplink-downlink Configuration)において定義されている以下、図11を参照して、上記7つの既存のTDDコンフィギュレーションを説明する。
図11は、7つの既存のTDDコンフィギュレーションを説明するための説明図である。図11を参照すると、7つの既存のTDDコンフィギュレーションが示されている。TDDコンフィギュレーションにおいて、各サブフレームは、ダウンリンク用のサブフレームであるダウンリンクフレーム、アップリンク用のサブフレームであるアップリンクフレーム、及びスペシャルサブフレームのうちのいずれかである。スペシャルサブフレームは、基地局から端末装置への伝搬遅延を考慮するために、ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームとの切換えの際に設けられる。
なお、第1の基地局100(制御部153)は、TDDコンフィギュレーションのコンフィギュレーション番号(0〜6)の通知を行うことにより、上記帯域に適用されるTDDコンフィギュレーションの指示を行ってもよい。
これにより、例えば、TDDが採用される場合に、アップリンクサブフレーム及びダウンリンクサブフレームの比率を必要に応じて変えることが可能になる。例えば、ダウンリンクでの信号の送信のためにより多くの無線リソースを割り当てることが可能になる。
(b−2)新規のTDDコンフィギュレーションの指示
上記TDDコンフィギュレーションは、図11に示される既存のTDDコンフィギュレーション以外のTDDコンフィギュレーションであってもよい。例えば、上記TDDコンフィギュレーションは、全てのサブフレームがダウンリンクサブフレームであるTDDコンフィギュレーション(以下、「ダウンリンク専用コンフィギュレーション」)であってもよい。即ち、上記リンク方向関連指示は、ダウンリンク専用コンフィギュレーションの指示を含んでもよい。以下、図12を参照して当該TDDコンフィギュレーションを説明する。
図12は、ダウンリンク専用コンフィギュレーションを説明するための説明図である。図12を参照すると、ダウンリンク専用のTDDコンフィギュレーションが示されている。図12に示されるように、ダウンリンク専用のTDDコンフィギュレーションでは、いずれのサブフレームも、ダウンリンクサブフレームである。
これにより、例えば、TDDが採用される場合でも、全ての無線リソースをダウンリンクでの信号の送信に使用することが可能になる。また、FDDで動作する第1の基地局100により使用されるPCCに付随するダウンリンク用のSCCにこのダウンリンク専用のTDDコンフィギュレーションが適用されてもよい。
なお、第2の基地局200が、複数の周波数帯域(例えば、複数のCC)を使用して無線通信を行う場合に、当該複数の周波数帯域のうちの少なくとも2つの周波数帯域に、異なるTDDコンフィギュレーションが適用されてもよい。
(c)FDD:周波数帯域のリンク方向の指示
例えば、上記帯域に適用される複信方式は、FDDである。この場合に、例えば、上記リンク方向関連指示は、ダウンリンク帯域としての上記帯域の使用の指示を含む。即ち、第1の基地局100は、ダウンリンク帯域としての上記帯域の使用の指示を行い、第2の基地局200は、ダウンリンク帯域として上記帯域を使用して無線通信を行う。
なお、上記リンク方向関連指示は、ダウンリンク帯域としての上記帯域の使用の指示の代わりに、アップリンク帯域としての上記帯域の使用の指示を含んでもよい。即ち、第1の基地局100は、アップリンク帯域としての上記帯域の使用の指示を行ってもよく、第2の基地局200は、アップリンク帯域として上記帯域を使用して無線通信を行ってもよい。
(具体的な処理)
(a)リンク方向関連指示
第1の基地局100(制御部153)は、上記リンク方向関連指示を行うための制御情報(例えば、メッセージ又はコマンドなど)を第2の基地局200へ送信する。そして、第2の基地局200(制御部253)は、上記制御情報に従って、上記帯域を使用して無線通信を行う。
なお、第1の基地局100が、第1の基地局100に接続される上記端末装置への上記データを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する場合に、上記制御情報は、上記リンク方向関連指示を行うための制御情報であり、且つ、上記端末装置への上記データの送信を要求するための制御情報であってもよい。
(b)データの送信
例えば、TDDが適用される場合に、第2の基地局200の制御部253は、ダウンリンクサブフレームの無線リソースを、上記端末装置への上記データの信号に割り当て、当該無線リソースに当該信号をマッピングする。
例えば、FDDが適用される場合に、第2の基地局200の制御部253は、ダウンリンク帯域の無線リソースを、上記端末装置への上記データの信号に割り当て、当該無線リソースに当該信号をマッピングする。
<8.2.第2の変形例>>
本開示の実施形態の上述した例では、第1の基地局100が、第2の基地局200への要求(即ち、端末装置へのデータの送信の要求)、及び周波数帯域の使用の許可などを行う。
本開示の実施形態の第2の変形例では、例えば、第1の基地局100の代わりに、他のネットワークノードが、第2の基地局200への要求(即ち、端末装置へのデータの送信の要求)、及び周波数帯域の使用の許可などを行ってもよい。一例として、上記他のネットワークノードは、周波数帯域を管理する周波数管理システムであってもよい。
より具体的には、例えば、情報取得部151及び制御部153の少なくとも一部が、上記他のネットワークノードにより備えられてもよい。また、情報取得部151及び制御部153の残りが、第1の基地局100により備えられてもよい。
<<9.他の実施形態>>
続いて、本開示の他の実施形態を説明する。
(技術的課題)
例えば、トラフィックのオフロードのために、有線バックホールに接続されていない無線通信装置(例えば、基地局として動作可能な端末装置、又は単に有線バックホールに接続されていない基地局など)が、基地局(例えば、スモールセルの基地局)として動作し得る。この場合に、当該無線通信装置は、当該無線通信装置と他の基地局(例えば、マクロセルの基地局)との間の無線バックホールを利用し得る。
しかし、無線バックホールのために使用する周波数帯域が確保できなければ、そもそも無線バックホールを介してデータを送受信することができない。また、無線バックホールのために使用する周波数帯域が十分に確保できなければ、無線バックホールにおいて遅延が生じる可能性があり、その結果、上記無線通信装置のカバレッジ内での通信速度が低くなり得る。
そこで、無線バックホールを介して効率良くデータの送受信を行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
(技術的特徴)
例えば、第1の基地局100(情報取得部151)は、第1の基地局100のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局200に関する情報を取得する。そして、第1の基地局100(制御部153)は、第1の基地局100及び第2の基地局200との間の無線バックホールであって、第2の基地局200が使用可能な周波数帯域を使用した当該無線バックホールを介して、第2の基地局200に接続される端末装置と第2の基地局200との間で送受信されるデータを送信し又は受信するように、第2の基地局200に要求する。
(a)第2の基地局200
−無線バックホールに接続されていない基地局
例えば、第2基地局200は、無線バックホールに接続されていない基地局である。第2の基地局200は、基地局として動作可能な端末装置であってもよく、又は単に有線バックホールに接続されていない基地局であってもよい。
−第2の基地局200に関する情報
例えば、第2の基地局200に関する上記情報は、第2の基地局200の識別情報(例えば、セルID)、第2の基地局200のアドレス(例えば、IPアドレス)、第2の基地局200の位置を示す位置情報、及び/又は、第2の基地局200についての端末装置による測定結果などを含む。
例えば、第2の基地局200に関する上記情報は、記憶部140に記憶され、情報取得部151は、記憶部140から、当該情報を取得する。
(b)無線バックホール
上述したように、第1の基地局100及び第2の基地局200との間の上記無線バックホールは、第2の基地局200が使用可能な上記周波数帯域を使用した無線バックホールである。
−周波数帯域
−−具体的な例
例えば、第2の基地局200が使用可能な上記周波数帯域は、当該他の実施形態の前に説明した実施形態に係る「他の周波数帯域」である。より具体的には、例えば、第2の基地局200が使用可能な上記周波数帯域は、図3、図5又は図7に示される周波数帯域33である。
−−許可
例えば、上記周波数帯域は、上記無線バックホールのために使用することを許可された周波数帯域である。上記周波数帯域は、要求の際に既に許可された周波数帯域であってもよく、要求の後に許可される周波数帯域であってもよい。
例えば、第2の基地局200が、上記無線バックホールのために上記周波数帯域を使用することを許可する。
例えば、上記周波数帯域は、第2の基地局200が端末装置との通信のために上記周波数帯域を使用しない期間で上記無線バックホールのために使用することを許可される。
−さらなる周波数帯域
上記無線バックホールは、上記周波数帯域に加えて、さらなる周波数帯域を使用した無線バックホールであってもよい。当該さらなる周波数帯域は、第1の基地局100が使用可能な周波数帯域であってもよい。より具体的には、上記さらなる周波数帯域は、図2〜図7のいずれかに示される周波数帯域31であってもよい。また、第1の基地局100がライセンス周波数帯域を割り当てられた通信事業者によって管理されている場合には、上記さらなる周波数帯域は上記ライセンス周波数帯域であってもよい。
(c)具体的な処理
例えば、制御部153は、無線通信部120を介して、第2の基地局200への要求のための制御情報(例えば、メッセージ又はコマンドなど)を第2の基地局200へ送信する。
なお、例えば、制御部153は、無線通信部120を介して、第2の基地局200へ上記データを送信し、又は第2の基地局200から上記データを受信する。
(処理の流れ)
図13は、本開示の他の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
第1の基地局100は、第2の基地局200に関する情報を取得する。そして、第1の基地局100は、第1の基地局100及び第2の基地局200との間の無線バックホールであって、第2の基地局200が使用可能な周波数帯域を使用した当該無線バックホールを介して、第2の基地局200に接続される端末装置と第2の基地局200との間で送受信されるデータを送信し又は受信するように、第2の基地局200に要求する(S421)。上記周波数帯域は、上記無線バックホールのために使用することを既に許可されていてもよく、あるいは、この要求の後に、上記無線バックホールのために使用することを許可されてもよい。
そして、第2の基地局200は、第1の基地局100に応答する(S423)。
その後、第1の基地局100は、第2の基地局200に接続される端末装置へのデータをネットワークから受信すると、上記無線バックホールを介して当該データを第2の基地局200へ転送する(S425)。すると、第2の基地局200は、当該データを当該端末装置へ送信する(S427)。
また、第2の基地局200に接続される端末装置は、データを第2の基地局200へ送信し(S429)、第2の基地局200は、上記無線バックホールを介して、当該データを第1の基地局100へ送信する(S423)。なお、第1の基地局100は、当該データを上記ネットワークへ転送する。
(変形例)
上述した例では、第1の基地局100が、上記無線バックホールを介して上記データを送信し又は受信するように、第2の基地局200に要求する。しかし、当該他の実施形態は、このような例に限定されない。
第1の変形例として、第1の基地局100及び第2の基地局200とは異なるネットワークノード(情報取得部)が、第2の基地局200に関する情報を取得してもよい。そして、当該ネットワークノード(制御部)が、上記無線バックホールを介して上記データを送信し又は受信するように、第1の基地局100及び第2の基地局200の一方又は両方に要求してもよい。その結果、第1の基地局100及び上記第2の基地局200は、上記無線バックホールを介して上記データを送受信してもよい。
第2の変形例として、第2の基地局200(情報取得部251)が、第2の基地局200に関する情報を取得してもよい。そして、第2の基地局200(制御部253)が、上記無線バックホールを介して上記データを送信し又は受信するように、第1の基地局100に要求してもよい。その結果、第1の基地局100及び上記第2の基地局200は、上記無線バックホールを介して上記データを送受信してもよい。
<<10.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、本開示の実施形態に係る基地局(例えば、第1の基地局100又は第2の基地局200)は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、上記基地局は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。上記基地局は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、上記基地局として動作してもよい。さらに、上記基地局の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、第2の変形例に係る上記他のネットワークノードは、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、上記他のネットワークノードの少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)において実現されてもよい。
また、例えば、第2の基地局200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、第2の基地局200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、第2の基地局200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<10.1.他のネットワークノードに関する応用例>
図14は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図14に示したサーバ700において、図8を参照して説明した処理部150に含まれる構成要素(例えば、情報取得部151及び/又は制御部153)の少なくとも一部は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記少なくとも一部の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記少なくとも一部が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記少なくとも一部を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
<10.2.第1の基地局及び第2の基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図15は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図15に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図15にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図15に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図15に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図15には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図15に示したeNB800において、図8を参照して説明した処理部150に含まれる構成要素(例えば、情報取得部151及び/又は制御部153)の少なくとも一部は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又コントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記少なくとも一部が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記少なくとも一部の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又コントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記少なくとも一部を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図9を参照して説明した処理部250に含まれる構成要素(例えば、情報取得部251及び/又は制御部253)の少なくとも一部も、処理部150に含まれる構成要素の上記少なくとも一部と同様である。
また、図15に示したeNB800において、図8を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。これらの点については、図9を参照して説明したアンテナ部210、無線通信部220及びネットワーク通信部230も、アンテナ部110、無線通信部120及びネットワーク通信部130と同様である。
(第2の応用例)
図16は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図16に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図16にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図15を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図15を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図16に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図16には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図16に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図16には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図16に示したeNB830において、図8を参照して説明した処理部150に含まれる構成要素(例えば、情報取得部151及び/又は制御部153)の少なくとも一部は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又コントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記少なくとも一部が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記少なくとも一部の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又コントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記少なくとも一部を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記少なくとも一部として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。これらの点については、図9を参照して説明した処理部250に含まれる構成要素(例えば、情報取得部251及び/又は制御部253)の少なくとも一部も、処理部150に含まれる構成要素の上記少なくとも一部と同様である。
また、図16に示したeNB830において、例えば、図8を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。これらの点については、図9を参照して説明したアンテナ部210、無線通信部220及びネットワーク通信部230も、アンテナ部110、無線通信部120及びネットワーク通信部130と同様である。
<10.3.第2の基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図17は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図17に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図17には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図17に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図17にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図17に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図17に示したスマートフォン900において、図9を参照して説明した処理部250に含まれる構成要素(例えば、情報取得部251及び/又は制御部253)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図17に示したスマートフォン900において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図18は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図18に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図18には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図18に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図18にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図18に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図18に示したカーナビゲーション装置920において、図9を参照して説明した処理部250に含まれる構成要素(例えば、情報取得部251及び/又は制御部253)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図18に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図9を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、上記構成要素(例えば、情報取得部251及び/又は制御部253)を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<11.まとめ>>
ここまで、図1〜図18を参照して、本開示の実施形態に係る各装置及び各処理を説明した。
本開示に係る実施形態によれば、第1の基地局100(又は他のネットワークノード)は、周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局100のカバレッジエリア10と重なるカバレッジエリア20を有する第2の基地局200であって、上記周波数帯域を優先的に使用不能な第2の基地局200に関する情報を取得する情報取得部151と、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、第2の基地局200に要求する制御部153と、を備える。
また、本開示に係る実施形態によれば、第2の基地局200は、周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局100のカバレッジエリア10と重なるカバレッジエリア20を有する第2の基地局200であって、上記周波数帯域を優先的に使用不能な第2の基地局200が、第1の基地局100に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、上記データを取得する情報取得部251と、 第2の基地局200が上記端末装置へ上記データを送信するように、第2の基地局200による無線通信を制御する制御部253と、を備える。
これにより、例えば、周波数帯域をより効率的に使用することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、第1の基地局(又は当該第1の基地局を含む第1の無線通信システム)よりも高い優先度を伴う第3の無線通信システムが存在する例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、上記第3の無線通信システムは存在しなくてもよい。即ち、周波数帯域のユーザは、3つのグループ(例えば、3つの“tier”)ではなく、2つのグループ(例えば、2つの“tier”)に分けられてもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、基地局、当該基地局のための基地局装置、若しくは、当該基地局若しくは当該基地局装置のためのモジュール、又は、他のネットワークノード、若しくは当該他のネットワークノードのためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、情報取得部及び制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局に関する情報を取得する取得部と、
前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する制御部と、
を備える装置。
(2)
前記制御部は、前記周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記制御部は、前記周波数帯域の使用を前記第2の基地局に許可する、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記制御部は、前記第1の基地局が前記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間での前記周波数帯域の当該一部又は全部の使用を前記第2の基地局に許可する、前記(3)に記載の装置。
(5)
前記制御部は、前記第2の基地局への前記周波数帯域の使用の許可を取り消す、前記(3)又は(4)に記載の装置。
(6)
前記第1の基地局及び前記第2の基地局は、互いに同期する、前記(2)〜(5)のいずれか1項に記載の装置。
(7)
前記制御部は、前記第2の基地局が使用可能な他の周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記制御部は、前記周波数帯域、及び前記第2の基地局が使用可能な他の周波数帯域のうちの、選択された少なくとも一方を使用して、前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する、前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の装置。
(9)
前記周波数帯域及び前記他の周波数帯域のうちの前記選択された少なくとも一方は、前記他の周波数帯域の無線リソースのうちの前記第2の基地局が前記データの送信に使用可能な無線リソースの量又は割合に基づいて選択された帯域である、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記第2の基地局は、前記周波数帯域を優先的に使用可能な無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に前記周波数帯域を使用可能である、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の装置。
(11)
前記第2の基地局は、前記無線通信システムが前記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間に前記周波数帯域の当該一部又は全部を使用可能である、前記(10)に記載の装置。
(12)
前記制御部は、前記期間を前記第2の基地局に通知する、前記(11)に記載の装置。
(13)
前記第2の基地局は、前記周波数帯域を許可なく使用不能である、前記(1)〜(9)のいずれか1項に記載の装置。
(14)
前記制御部は、前記データを送信するために前記第2の基地局により使用される帯域を、前記第1の基地局により使用されるプライマリコンポーネントキャリアに付随するセカンダリコンポーネントキャリアとして使用するように、前記端末装置に指示する、前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の装置。
(15)
前記制御部は、前記データを送信するために前記第2の基地局により使用される帯域についてのリンク方向に関する、前記第2の基地局への指示を行う、前記(1)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(16)
前記指示は、前記帯域に適用される複信方式の指示を含む、前記(15)に記載の装置。
(17)
前記指示は、前記帯域に適用されるTDD(Time Division Duplex)コンフィギュレーションの指示を含む、前記(15)又は(16)に記載の装置。
(18)
前記TDDコンフィギュレーションは、全てのサブフレームがダウンリンクサブフレームであるTDDコンフィギュレーションである、前記(17)に記載の装置。
(19)
前記指示は、ダウンリンク帯域としての前記帯域の使用の指示を含む、前記(15)又は(16)に記載の装置。
(20)
前記周波数帯域は、前記第1の基地局を含む無線通信システムよりも他の無線通信システムによりさらに優先的に使用される帯域であり、
前記第1の基地局は、前記他の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に前記周波数帯域を使用可能である、
前記(1)〜(19)のいずれか1項に記載の装置。
(21)
前記制御部は、前記周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求し、
前記制御部は、前記第1の基地局が前記周波数帯域を使用可能な範囲内で、前記周波数帯域の使用を前記第2の基地局に許可する、
前記(20)に記載の装置。
(22)
前記装置は、前記第1の基地局、前記第1の基地局のための基地局装置、若しくは、当該第1の基地局若しくは当該基地局装置のためのモジュール、又は、他のネットワークノード、若しくは当該他のネットワークノードのためのモジュールである、前記(1)〜(21)のいずれか1項に記載の装置。
(23)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局が、前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、前記データを取得する取得部と、
前記第2の基地局が前記端末装置へ前記データを送信するように、前記第2の基地局による無線通信を制御する制御部と、
を備える装置。
(24)
前記制御部は、前記第2の基地局が前記周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記無線通信を制御する、前記(23)に記載の装置。
(25)
前記制御部は、前記第2の基地局が使用可能な他の周波数帯域を使用して前記第2の基地局が前記データを前記端末装置へ送信するように、前記無線通信を制御する、前記(23)又は(24)に記載の装置。
(26)
前記制御部は、前記第2の基地局が、前記データを送信するために使用する帯域を、前記第1の基地局により使用されるプライマリコンポーネントキャリアに付随するセカンダリコンポーネントキャリアとして使用するように、前記無線通信を制御する、前記(23)〜(25)のいずれか1項に記載の装置。
(27)
前記制御部は、前記データを送信するために前記第2の基地局により使用される帯域についてのリンク方向に関する、前記第2の基地局への指示に従って、前記無線通信を制御する、前記(23)〜(26)のいずれか1項に記載の装置。
(28)
前記装置は、前記第2の基地局、前記第2の基地局のための基地局装置、又は当該第2の基地局若しくは当該基地局装置のためのモジュールである、前記(23)〜(27)のいずれか1項に記載の装置。
(29)
前記第1の基地局は、マクロセルの基地局であり、
前記第2の基地局は、前記マクロセルと重なるスモールセルの基地局である、
前記(1)〜(28)のいずれか1項に記載の装置。
(30)
前記第1の基地局は、第1の事業者により運用される基地局であり、
前記第2の基地局は、前記第1の事業者とは異なる第2の事業者により運用される基地局である、
前記(1)〜(29)のいずれか1項に記載の装置。
(31)
前記第2の基地局は、基地局として動作可能な端末装置である、前記(1)〜(28)のいずれか1項に記載の装置。
(32)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局に関する情報を取得することと、
プロセッサにより、前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求することと、
を含む方法。
(33)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局に関する情報を取得することと、
前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(34)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局に関する情報を取得することと、
前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。

(35)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局が、前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、前記データを取得することと、
プロセッサにより、前記第2の基地局が前記端末装置へ前記データを送信するように、前記第2の基地局による無線通信を制御することと、
を含む方法。
(36)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局が、前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、前記データを取得することと、
前記第2の基地局が前記端末装置へ前記データを送信するように、前記第2の基地局による無線通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(37)
周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局が、前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、前記データを取得することと、
前記第2の基地局が前記端末装置へ前記データを送信するように、前記第2の基地局による無線通信を制御することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(N1)
第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局に関する情報を取得する取得部と、
前記第1の基地局及び前記第2の基地局との間の無線バックホールであって、前記第2の基地局が使用可能な周波数帯域を使用した当該無線バックホールを介して、前記第2の基地局に接続される端末装置と前記第2の基地局との間で送受信されるデータを送信し又は受信するように、前記第1の基地局又は前記第2の基地局に要求する制御部と、
を備える装置。
(N2)
前記周波数帯域は、前記無線バックホールのために使用することを許可された周波数帯域である、前記(N1)に記載の装置。
(N3)
前記周波数帯域は、前記無線バックホールのために使用することを前記第2の基地局により許可された周波数帯域である、前記(N2)に記載の装置。
(N4)
前記周波数帯域は、前記第2の基地局が端末装置との通信のために前記周波数帯域を使用しない期間で前記無線バックホールのために使用することを許可された周波数帯域である、前記(N2)又は(N3)に記載の装置。
(N5)
前記装置は、前記第1の基地局、前記第1の基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記無線バックホールを介して前記データを送信し又は受信するように、前記第2の基地局に要求する、
前記(N1)〜(N4)のいずれか1項に記載の装置。
(N6)
前記装置は、前記第1の基地局及び前記第2の基地局とは異なるネットワークノード又は当該ネットワークノードのためのモジュールであり、
前記制御部は、前記無線バックホールを介して前記データを送信し又は受信するように、前記第1の基地局及び前記第2の基地局の一方又は両方に要求する、
前記(N1)〜(N4)のいずれか1項に記載の装置。
(N7)
前記装置は、前記第2の基地局、前記第2の基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールであり、
前記制御部は、前記無線バックホールを介して前記データを送信し又は受信するように、前記第1の基地局に要求する、
前記(N1)〜(N4)のいずれか1項に記載の装置。
1 システム
10、20 カバレッジエリア
31、33 周波数帯域
100 第1の基地局
151 情報取得部
153 制御部
200 第2の基地局
251 情報取得部
253 制御部

Claims (20)

  1. 周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局に関する情報を取得する取得部と、
    前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する制御部と、
    を備える装置。
  2. 前記制御部は、前記周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記制御部は、前記周波数帯域の使用を前記第2の基地局に許可する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の基地局が前記周波数帯域の一部又は全部を使用しない期間での前記周波数帯域の当該一部又は全部の使用を前記第2の基地局に許可する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の基地局への前記周波数帯域の使用の許可を取り消す、請求項3に記載の装置。
  6. 前記制御部は、前記第2の基地局が使用可能な他の周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記制御部は、前記周波数帯域、及び前記第2の基地局が使用可能な他の周波数帯域のうちの、選択された少なくとも一方を使用して、前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求する、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第2の基地局は、前記周波数帯域を優先的に使用可能な無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に前記周波数帯域を使用可能である、請求項1に記載の装置。
  9. 前記第2の基地局は、前記周波数帯域を許可なく使用不能である、請求項1に記載の装置。
  10. 前記制御部は、前記データを送信するために前記第2の基地局により使用される帯域を、前記第1の基地局により使用されるプライマリコンポーネントキャリアに付随するセカンダリコンポーネントキャリアとして使用するように、前記端末装置に指示する、請求項1に記載の装置。
  11. 前記制御部は、前記データを送信するために前記第2の基地局により使用される帯域についてのリンク方向に関する、前記第2の基地局への指示を行う、請求項1に記載の装置。
  12. 前記指示は、前記帯域に適用されるTDD(Time Division Duplex)コンフィギュレーションの指示を含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記周波数帯域は、前記第1の基地局を含む無線通信システムよりも他の無線通信システムによりさらに優先的に使用される帯域であり、
    前記第1の基地局は、前記他の無線通信システムへの干渉の回避又は抑制を行うことを条件に前記周波数帯域を使用可能である、
    請求項1に記載の装置。
  14. 前記制御部は、前記周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記第2の基地局に要求し、
    前記制御部は、前記第1の基地局が前記周波数帯域を使用可能な範囲内で、前記周波数帯域の使用を前記第2の基地局に許可する、
    請求項13に記載の装置。
  15. 前記装置は、前記第1の基地局、前記第1の基地局のための基地局装置、若しくは、当該第1の基地局若しくは当該基地局装置のためのモジュール、又は、他のネットワークノード、若しくは当該他のネットワークノードのためのモジュールである、請求項1に記載の装置。
  16. 周波数帯域を優先的に使用可能な第1の基地局のカバレッジエリアと重なるカバレッジエリアを有する第2の基地局であって、前記周波数帯域を優先的に使用不能な前記第2の基地局が、前記第1の基地局に接続される端末装置へのデータを当該端末装置へ送信するように要求される場合に、前記データを取得する取得部と、
    前記第2の基地局が前記端末装置へ前記データを送信するように、前記第2の基地局による無線通信を制御する制御部と、
    を備える装置。
  17. 前記制御部は、前記第2の基地局が前記周波数帯域を使用して前記データを前記端末装置へ送信するように、前記無線通信を制御する、請求項16に記載の装置。
  18. 前記制御部は、前記第2の基地局が使用可能な他の周波数帯域を使用して前記第2の基地局が前記データを前記端末装置へ送信するように、前記無線通信を制御する、請求項16に記載の装置。
  19. 前記制御部は、前記第2の基地局が、前記データを送信するために使用する帯域を、前記第1の基地局により使用されるプライマリコンポーネントキャリアに付随するセカンダリコンポーネントキャリアとして使用するように、前記無線通信を制御する、請求項16に記載の装置。
  20. 前記第2の基地局は、基地局として動作可能な端末装置である、請求項1に記載の装置。
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