JP6163990B2 - 流体供給設備 - Google Patents

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Description

本発明は、流体供給設備に関する。さらに詳しくは、自溶炉に精鉱反応用空気を供給するための空気供給設備等の流体供給設備に関する。
銅の乾式製錬に用いられる製錬炉として自熔炉が知られている。自熔炉は、硫黄分を含む銅精鉱と酸素との反応を利用した炉であり、乾燥させた銅精鉱を自溶炉内に装入すると同時に精鉱反応用空気を吹き込むことで銅精鉱を酸化溶融させる。銅精鉱処理量を増加させるには反応に必要な酸素量を増加させる必要があるため、工業用酸素を用いて精鉱反応用空気の酸素濃度を高くすることが行われる(例えば、特許文献1)。
図1に、自溶炉Fに精鉱反応用空気を供給するための空気供給設備Aを示す。空気供給設備Aは、空気供給源10が接続された主配管20の途中に、第1副配管21および第2副配管22が接続された構成である。第1副配管21には第1酸素供給源11が接続され、第2副配管22には第2酸素供給源12が接続されている。空気供給源10、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの空気および酸素が主配管20で混合され、精鉱反応用空気として自溶炉Fに供給される。
主配管20には、第1副配管21との接続部より下流側であって第2副配管22との接続部より上流側に主流量計30が設けられており、第2副配管22との接続部より下流側に主調節弁40が設けられている。また、第1副配管21には第1副流量計31と第1副調節弁41が設けられおり、第2副配管22には第2副流量計32と第2副調節弁42が設けられている。制御装置50は、これら流量計30、31、32の測定値に基づいて調節弁40、41、42を制御することで、精鉱反応用空気の流量および酸素濃度を調整している。
精鉱反応用空気の酸素濃度を高くするには、空気供給源10からの流量を減少させるとともに、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの流量を増加させる。ここで、空気供給源10の最大流量は、自溶炉Fに供給できる流量の上限と同程度であり、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12の最大流量は、それぞれ自溶炉Fに供給できる流量の上限の半分程度である。精鉱反応用空気の酸素濃度を最高とした状態では、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの流量が最大となり、空気供給源10からの流量がほぼ0となる。
主流量計30は、空気供給源10が最大流量の場合でも測定できる必要があるため、その測定可能範囲の上限は空気供給源10の最大流量よりも高く設定される。一方、主流量計30は、空気供給源10からの流量が0となった場合でも、第1酸素供給源11からの流量を測定する必要がある。しかし、第1酸素供給源11の最大流量は、空気供給源10の最大流量の半分程度であるため、主流量計30の測定範囲の下限付近となる場合がある。この場合、精鉱反応用空気の酸素濃度を高くすると主流量計30における流量が少なくなり、測定範囲の下限付近となって、主流量計30の測定値が0(測定不能)と実際の流量の値との間で揺れ動くハンチングが生じる。
制御装置50は、主流量計30と第2副流量計32の測定値を加算して精鉱反応用空気の流量とし、その結果を基に主調節弁40の開度を制御する。ところが、前述のごとく主流量計30の測定値がハンチングすると、精鉱反応用空気の流量の測定結果も変動することとなり、主調節弁40の動作が不安定となる。その結果、精鉱反応用空気を自溶炉Fに安定して供給できなくなるという問題がある。
特開2009−235547号公報
本発明は上記事情に鑑み、流体の流量を正確に測定できる流体供給設備を提供することを目的とする。
第1発明の流体供給設備は、主流体供給源が接続された主配管と、副流体供給源が接続され、前記主配管の途中に接続する副配管と、前記主配管の前記副配管との接続部より上流側に設けられた供給源元調節弁と、前記主配管の前記副配管との接続部より下流側に設けられた主流量計と、前記副配管に設けられ、測定可能範囲の下限が前記主流量計の測定可能範囲の下限よりも低い副流量計と、前記供給源元調節弁の開閉状態、および前記主流量計と前記副流量計の測定値が入力される制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記副流量計の測定値を採用することを特徴とする。
第2発明の流体供給設備は、第1発明において、前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記副流量計の測定値に流体が前記主流量計に至るまでの損失を考慮した値を採用することを特徴とする。
第3発明の流体供給設備は、主流体供給源が接続された主配管と、それぞれに副流体供給源が接続され、前記主配管の途中に接続する複数の副配管と、前記主配管の前記複数の副配管との接続部より上流側に設けられた供給源元調節弁と、前記主配管の前記複数の副配管との接続部より下流側に設けられた主流量計と、前記複数の副配管にそれぞれに設けられ、測定可能範囲の下限が前記主流量計の測定可能範囲の下限よりも低い複数の副流量計と、前記供給源元調節弁の開閉状態、および前記主流量計と前記複数の副流量計の測定値が入力される制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記複数の副流量計の測定値を加算した値を採用することを特徴とする。
第4発明の流体供給設備は、第3発明において、前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記複数の副流量計の測定値に流体が前記主流量計に至るまでの損失を考慮した値を加算した値を採用することを特徴とする。
第1発明によれば、供給源元調節弁が閉状態の場合に主流量計における流量が主流量計の測定可能範囲の下限以下となっても、主流量計の代わりに測定可能範囲の下限が低い副流量計の測定値を採用するので、流体の流量を正確に測定できる。
第2発明によれば、流体が主流量計に至るまでの損失を考慮するので、流体の流量をより正確に測定できる。
第3発明によれば、供給源元調節弁が閉状態の場合に主流量計における流量が主流量計の測定可能範囲の下限以下となっても、主流量計の代わりに測定可能範囲の下限が低い複数の副流量計の測定値を加算した値を採用するので、流体の流量を正確に測定できる。
第4発明によれば、流体が主流量計に至るまでの損失を考慮するので、流体の流量をより正確に測定できる。
本発明の第1実施形態に係る空気供給設備の説明図である。 本発明の第2実施形態に係る空気供給設備の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明に係る流体供給設備は、気体、液体等の流体を特定の設備に供給する設備である。以下では、自溶炉に精鉱反応用空気を供給するための空気供給設備を例に説明するが、供給する対象は空気や酸素のほか種々の気体でもよいし、液体でもよい。また、流体の供給先は自溶炉に限定されず、その他の設備でもよい。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る空気供給設備Aは、空気供給源10が接続された主配管20の途中に、第1副配管21および第2副配管22が接続された構成である。第1副配管21には第1酸素供給源11が接続され、第2副配管22には第2酸素供給源12が接続されている。空気供給源10、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの空気および酸素が主配管20で混合され、精鉱反応用空気として自溶炉Fに供給される。
なお、「空気供給源10」、「第1酸素供給源11」、「主配管20」、「第1副配管21」、および「空気供給設備A」が、それぞれ特許請求の範囲に記載の「主流体供給源」、「副流体供給源」、「主配管」、「副配管」、および「流体供給設備」に相当する。ここで、特許請求の範囲に記載の「副配管」とは、主流量計より上流側において主配管に接続された配管を意味する。したがって、本実施形態においては、後述の主流量計30より上流側において主配管20に接続された第1副配管21のみが、特許請求の範囲に記載の「副配管」に相当する。
空気供給源10の最大流量は自溶炉Fに供給できる流量の上限と同程度であり、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12の最大流量はそれぞれ自溶炉Fに供給できる流量の上限の半分程度である。例えば、自溶炉Fに供給できる流量の上限が40,000Nm3/hであるのに対して、空気供給源10の最大流量は40,000Nm3/h、第1酸素供給源11の最大流量は19,000Nm3/h、第2酸素供給源12の最大流量は21,000Nm3/hである。
主配管20には、第1副配管21との接続部より下流側であって第2副配管22との接続部より上流側に主流量計30が設けられている。また、第1副配管21には第1副流量計31が設けられおり、第2副配管22には第2副流量計32が設けられている。主流量計30により空気供給源10および第1酸素供給源11からの混合空気の流量が測定される。また、第1副流量計31により第1酸素供給源11からの流量が測定され、第2副流量計32により第2酸素供給源12からの流量が測定される。なお、「主流量計30」、および「第1副流量計31」が、それぞれ特許請求の範囲に記載の「主流量計」、および「副流量計」に相当する。
主流量計30、第1副流量計31、および第2副流量計32としては種々の方式の流量計を採用できるが、例えば差圧式流量計が用いられる。一般に、差圧式流量計は測定可能範囲が他の方式の測定可能範囲に比べて狭く、レンジアビリティが3:1程度である。主流量計30、第1副流量計31、および第2副流量計32の測定可能範囲は、それぞれの位置における流量に合わせて設定される。例えば、主流量計30の測定可能範囲は20,000〜50,000Nm3/h、第1副流量計31の測定可能範囲は6,000〜25,000Nm3/h、第2副流量計32の測定可能範囲は7,000〜27,000Nm3/hに設定される。このように、第1副流量計31の測定可能範囲の下限(6,000Nm3/h)は、主流量計30の測定可能範囲の下限(20,000Nm3/h)よりも低く設定される。
主配管20には、第2副配管22との接続部より下流側に主調節弁40が設けられており、第1副配管21との接続部より上流側に供給源元調節弁43が設けられている。また、第1副配管21には第1副調節弁41が設けられおり、第2副配管22には第2副調節弁42が設けられている。
空気供給設備Aはコンピュータ等で構成された制御装置50を備えている。制御装置50には5つの調節器51〜55が接続されている。供給源元調節弁43には調節器51が接続されており、調節器51により供給源元調節弁43の開閉状態が制御装置50に入力されている。なお、「開閉状態」には、供給源元調節弁43の開状態と閉状態のいずれかを示す2値情報のほか、供給源元調節弁43の開度等、供給源元調節弁43の開閉状態を判断できる情報も含まれる。主流量計30には調節器52が接続されており、調節器52により主流量計30の測定値が制御装置50に入力されている。主調節弁40には調節器53が接続されており、制御装置50の指示に従い調節器53が主調節弁40の開度を調節する。
第1副流量計31および第1副調節弁41には調節器54が接続されている。調節器54は制御装置50から流量指示が入力されている。調節器54は制御装置50からの流量指示を目標値、第1副流量計31の測定値を制御量、第1副調節弁41の開度を操作量とするフィードバック制御を行うことで、第1酸素供給源11からの流量を調節する。また、調節器54により第1副流量計31の測定値が制御装置50に入力されている。
第2副流量計32および第2副調節弁42には調節器55が接続されている。調節器55は制御装置50から流量指示が入力されている。調節器55は制御装置50からの流量指示を目標値、第2副流量計32の測定値を制御量、第2副調節弁42の開度を操作量とするフィードバック制御を行うことで、第2酸素供給源12からの流量を調節する。また、調節器55により第2副流量計32の測定値が制御装置50に入力されている。
自溶炉に供給する精鉱反応用空気の流量および酸素濃度は反応計算に基づいて定められる。制御装置50は、流量計30、31、32の測定値に基づいて調節弁40、41、42を制御することで、精鉱反応用空気の流量および酸素濃度が定められた状態となるように調整する。
精鉱反応用空気の酸素濃度を最低(空気と同程度)の状態とするには、空気供給源10からの流量を最大とし、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの流量をほぼ0とする。
精鉱反応用空気の酸素濃度を高くするには、まず第1副調節弁41を開き、第1酸素供給源11からの流量を増加させる。さらに精鉱反応用空気の酸素濃度を高くするには、第2副調節弁42を開き、第2酸素供給源12からの流量を増加させる。精鉱反応用空気の酸素濃度を最高の状態とするには、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの流量を最大とする。自溶炉Fに供給できる流量には上限があるため、第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの流量を増加させると、空気供給源10からの流量を減少させる必要がある。精鉱反応用空気の酸素濃度を最高とした状態では、供給源元調節弁43の開度はほぼ0%とされ、空気供給源10からの流量がほぼ0となる。
精鉱反応用空気の酸素濃度を最高とした場合、主流量計30における流量は、第1酸素供給源11の最大流量(例えば、19,000Nm3/h)となり、主流量計30の測定範囲の下限付近(例えば、20,000Nm3/h)となる。そうすると、主流量計30の測定値が0(測定不能)と実際の流量の値(例えば、19,000Nm3/h)との間で揺れ動くハンチングが生じる。
すなわち、空気供給源10から空気が供給されている場合、主流量計30における流量は主流量計30の測定可能範囲内であるが、空気供給源10から空気が供給されていない場合、主流量計30における流量は主流量計30の測定可能範囲の下限付近となりハンチングの恐れがある。そこで、本実施形態の空気供給設備Aでは、空気供給源10から空気が供給されているか否かにより、主流量計30における流量の定め方を切り替える。
空気供給源10から空気が供給されているか否かは、供給源元調節弁43の開閉状態により判断する。「開閉状態」として供給源元調節弁43の開度が制御装置50に入力されている場合は、制御装置50は供給源元調節弁43の開度が、0に近い所定の閾値以上の場合は供給源元調節弁43が開状態であると判断し、供給源元調節弁43の開度が閾値未満の場合は供給源元調節弁43が閉状態であると判断する。
供給源元調節弁43が開状態の場合、下記数1に示すように、制御装置50は主流量計30における流量Fとして主流量計30の測定値F0を採用する。
(数1)
F=F0
供給源元調節弁43が閉状態の場合、下記数2に示すように、制御装置50は主流量計30における流量Fとして第1副流量計31の測定値F1を採用する。ここで、第1副流量計31の測定値F1に係数αを掛けることで、第1酸素供給源11からの酸素が主配管20を逆流して供給源元調節弁43から漏れ出る等、主流量計30に至るまでの損失を考慮した値とすることが好ましい。係数αは例えば0.90〜0.98程度に設定される。第1酸素供給源11からの酸素が主流量計30に至るまでの損失を考慮することで、主流量計30における流量Fをより正確に測定できる。なお、損失が無視できる場合には、係数αを掛けなくてもよい。
(数2)
F=αF1
制御装置50は、上記いずれかの方法で求めた主流量計30における流量Fに第2副流量計32の測定値を加算することで精鉱反応用空気の流量を求める。そして、求めた精鉱反応用空気の流量を基に主調節弁40の開度を調節する。
以上のように、供給源元調節弁43が閉状態の場合に主流量計30における流量が主流量計30の測定可能範囲の下限付近またはそれ以下となっても、主流量計30の代わりに測定可能範囲の下限が低い第1副流量計31の測定値を採用するので、主流量計30における流量を正確に測定できる。そのため、精鉱反応用空気の流量の測定結果がハンチングにより変動することがなく、主調節弁40の動作が安定する。その結果、精鉱反応用空気を自溶炉Fに安定して供給できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態に係る空気供給設備Aは、主流量計30より上流側において主配管20に接続された副配管が第1副配管21の1本であるが、この副配管を複数本接続した実施形態としてもよい。
図2に示すように、本発明の第2実施形態に係る空気供給設備Bは、第1実施形態に係る空気供給設備Aにおいて、主流量計30が、主配管20の第2副配管22との接続部より下流側に設けられた構成である。すなわち、主流量計30より上流側において主配管20に接続された副配管が、第1副配管21と第2副配管22の2本である。第1副流量計31の測定可能範囲の下限、および第2副流量計32の測定可能範囲の下限は、主流量計30の測定可能範囲の下限よりも低く設定される。その余の構成は第1実施形態に係る空気供給設備Aと同様であるので、同一部材に同一符号を付して説明を省略する。
なお、本実施形態においては、「第1酸素供給源11」および「第2酸素供給源12」が特許請求の範囲に記載の「副流体供給源」に相当し、「第1副配管21」および「第2副配管22」が特許請求の範囲に記載の「複数の副配管」に相当し、「第1副流量計31」および「第2副流量計32」が特許請求の範囲に記載の「複数の副流量計」に相当する。
本実施形態では、供給源元調節弁43の開閉状態により、主流量計30における流量の定め方を以下のように切り替える。
供給源元調節弁43が開状態の場合、上記数1に示すように、制御装置50は主流量計30における流量Fとして主流量計30の測定値F0を採用する。
供給源元調節弁43が閉状態の場合、下記数3に示すように、制御装置50は主流量計30における流量Fとして第1副流量計31の測定値F1と第2副流量計32の測定値F2を加算した値を採用する。ここで、第1副流量計31の測定値F1に係数αを掛けることで、第1酸素供給源11からの酸素が主流量計30に至るまでの損失を考慮した値とすることが好ましい。また、第2副流量計32の測定値F2に係数βを掛けることで、第2酸素供給源12からの酸素が主流量計30に至るまでの損失を考慮した値とすることが好ましい。係数α、βは例えば0.90〜0.98程度に設定される。第1酸素供給源11および第2酸素供給源12からの酸素が主流量計30に至るまでの損失を考慮することで、主流量計30における流量Fをより正確に測定できる。なお、損失が無視できる場合には、係数α、βを掛けなくてもよい。
(数3)
F=αF1+βF2
制御装置50は、上記いずれかの方法で求めた主流量計30における流量Fを精鉱反応用空気の流量として、それを基に主調節弁40の開度を調節する。
以上のように、供給源元調節弁43が閉状態の場合に主流量計30における流量が主流量計30の測定可能範囲の下限付近またはそれ以下となっても、主流量計30の代わりに測定可能範囲の下限が低い第1副流量計31および第2副流量計32の測定値を加算した値を採用するので、主流量計30における流量を正確に測定できる。そのため、精鉱反応用空気の流量の測定結果がハンチングにより変動することがなく、主調節弁40の動作が安定する。その結果、精鉱反応用空気を自溶炉Fに安定して供給できる。
同様に、主流量計30より上流側において主配管20に接続された副配管が3本以上の実施形態においては、供給源元調節弁43が閉状態の場合に、主流量計30における流量として、それら複数の副流量計の測定値を加算した値を採用すればよい。
10 空気供給源
11 第1酸素供給源
12 第1酸素供給源
20 主配管
21 第1副配管
22 第1副配管
30 主流量計
31 第1副流量計
32 第1副流量計
40 主調節弁
41 第1副調節弁
42 第2副調節弁
43 供給源元調節弁
50 制御装置

Claims (4)

  1. 主流体供給源が接続された主配管と、
    副流体供給源が接続され、前記主配管の途中に接続する副配管と、
    前記主配管の前記副配管との接続部より上流側に設けられた供給源元調節弁と、
    前記主配管の前記副配管との接続部より下流側に設けられた主流量計と、
    前記副配管に設けられ、測定可能範囲の下限が前記主流量計の測定可能範囲の下限よりも低い副流量計と、
    前記供給源元調節弁の開閉状態、および前記主流量計と前記副流量計の測定値が入力される制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記副流量計の測定値を採用する
    ことを特徴とする流体供給設備。
  2. 前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記副流量計の測定値に流体が前記主流量計に至るまでの損失を考慮した値を採用する
    ことを特徴とする請求項1記載の流体供給設備。
  3. 主流体供給源が接続された主配管と、
    それぞれに副流体供給源が接続され、前記主配管の途中に接続する複数の副配管と、
    前記主配管の前記複数の副配管との接続部より上流側に設けられた供給源元調節弁と、
    前記主配管の前記複数の副配管との接続部より下流側に設けられた主流量計と、
    前記複数の副配管にそれぞれに設けられ、測定可能範囲の下限が前記主流量計の測定可能範囲の下限よりも低い複数の副流量計と、
    前記供給源元調節弁の開閉状態、および前記主流量計と前記複数の副流量計の測定値が入力される制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記複数の副流量計の測定値を加算した値を採用する
    ことを特徴とする流体供給設備。
  4. 前記制御装置は、前記主流量計における流量として、前記供給源元調節弁が開状態の場合は前記主流量計の測定値を採用し、前記供給源元調節弁が閉状態の場合は前記複数の副流量計の測定値に流体が前記主流量計に至るまでの損失を考慮した値を加算した値を採用する
    ことを特徴とする請求項3記載の流体供給設備。
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