JP6163976B2 - 受信装置、送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の形式のデータを通信する送信装置と、通信装置に関する。
従来、ホストコンピューター等の送信装置と、プリンター等の受信装置との間で行われる通信規格として、IEEE1284.4が知られている。以下、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1284.4に準じた通信をD4通信とも記載する。このD4通信では、データの先頭にこのデータの種別を判別するためのヘッダが付与されており、受信装置は、ヘッダの内容を確認することでデータの区切りを判別することができる。そのため、受信装置は、複数のデータが連続して送信される場合でも、受信データに含まれるヘッダの位置を確認することで、データの区切りを判別し、各データの送り先を素早く設定することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−102378号公報
今後、特定のOSでD4通信を使用することが禁止となる。D4通信の使用が禁止される場合、受信装置側でデータの区切りを容易に判断することができなくなる。その結果、送り先の異なるデータが連続して受信された場合、データの内容を解析する等の必要が生じ、データの処理に時間を要する場合がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、D4通信に変わる新たな通信方式を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様では、第1及び第2の処理機能部と、前記第1の処理機能部が処理する本データを含む第1送信データ、及び前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2送信データを受信する受信処理部と、第1の処理機能部が前記第1送信データを記録する第1のバッファ部と、第2の処理機能部が前記第2送信データを記録する第2のバッファ部と、を有し、前記第2送信データは、当該第2送信データを前記第1送信データから識別する識別データを含んだ第1データ領域と、前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2データ領域と、をこの順番で有しており、前記受信処理部は、前記第1データ領域を前記第1のバッファ部に記録させた状態で、記録された前記第1データ領域に前記識別データを検出した場合は、その後に受信する前記第2データ領域に含まれる前記本データを前記第1のバッファ部に送らずに前記第2のバッファ部に送信する。
上記のように構成された発明では、受信処理部は、第2送信データの第1データ領域を第1のバッファ部に記録させた状態で、記録された第1データ領域に識別データを検出した場合は、第2データ領域に含まれる本データを第2のバッファ部に送信する。そのため、送信データを連続して受信する場合であっても、第1データ領域の識別データをもとに、第2送信データを受信したことを判断することができる。その結果、従来のようにヘッダを付与させなくとも、受信装置側で送信データの区切りを認識することができる。
また、本発明の一態様として、前記第1データ領域のデータサイズは、前記第1のバッファ部の容量と比べて大きい、構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、第1データ領域のデータサイズが第1のバッファ部の容量と比べて大きく、受信処理部が受信した第2送信データの内、第1データ領域のみが、第2データ領域に先行して記録される。その結果、受信処理部は、第1のバッファ部に記録された第1データ領域から識別データを検出した場合、第1のバッファ部に第2データ領域が記録される前に、この第2データ領域に含まれる本データの送り先を変更することができる。
ここで、本データとは、画像データやコマンドデータを含み、第1又は第2の処理機能部が処理するデータである限り、どのようなデータであってもよい。
そして、前記第2データ領域には、前記第2送信データに含まれる前記本データの内容を特定するための特定データが含まれており、前記受信処理部は、前記第1のバッファ部に記録された前記第1データ領域に前記識別データを検出した場合は、前記特定データを解析し、前記本データの送り先を特定する、構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、送信データの先頭に、本データを識別するための識別データ(ヘッダ)を位置させないデータ形式とすることができる。
さらに、本発明の一態様として、前記受信処理部は、USB規格に対応した1つの通信経路を用いて、前記第1送信データ又は前記第2送信データを受信する、構成としてもよい。
上記のように構成された発明では、受信装置は、USB規格に対応した1つの通信経路を用いて異なるデータである第1送信データと第2送信データとを受信することができ、通信経路を複数備える必要がない。その結果、構成を簡素にすることができる。
また、本発明の一態様として、受信装置に対して送信データを送信する送信装置であってもよい。即ち、第1及び第2の処理機能部を有する受信装置に対して送信データを送信する送信装置であって、前記第1の処理機能部が処理する本データを含む第1送信データと、前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2送信データとを、送信する送信処理部を有し、前記第2送信データは、当該第2送信データを前記第1送信データと識別する識別データと所定サイズのダミーデータとを含んだ第1データ領域と、前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2データ領域とをこの順番で有する。
更に、上記のように構成された送信装置の一態様として、前記受信装置から該受信装置のバッファの容量に関する情報を取得する容量取得部さらに有し、前記ダミーデータのデータサイズは、取得した前記容量に応じて設定してもよい。
上記のように構成された発明では、受信装置のバッファの容量に応じてダミーデータのデータサイズを変更できる。そのため、受信装置がどのようなバッファを有する場合でも、本発明を適用することができる。
通信システムを説明する図である。 PC2の構成を説明するブロック構成図である。 プリンター3の構成を説明するブロック構成図である。 通信システム1で用いられる送信データのデータ形式を説明する図である。 通信システム1においてPC2からプリンター3へ送られるデータの処理を説明する図である。 受信制御部が送信データを各バッファに記録させる処理を説明する図である。 受信制御部が送信データを各バッファに記録させる処理を説明する図である。 受信制御部が送信データを各バッファに記録させる処理を説明する図である。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態:
1.1.通信システムの構成:
1.2.本発明の概要:
1.3.通信方法:
2.その他の実施形態:
1.第1の実施形態:
1.1.通信システムの構成:
図1は、通信システムを説明する図である。
通信システム1は、パーソナルコンピューター(PC)2と、プリンター3と、を備える。PC2と、プリンター3とは、USB(Universal Serial Bus)方式の通信経路4を用いて、通信可能に接続されている。PC2と、プリンター3は、IEEE1284.4の通信方式に対応し、相互に通信を行うことができる。本実施形態では、PC2が送信装置であり、プリンター3が受信装置である。
図2は、PC2の構成を説明するブロック構成図である。
PC2は、送信制御部(送信処理部)21と、ハードディスクドライブ(HDD)22と、操作パネル23と、表示部24とを有する。送信制御部21は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えている。PC2が備える各部は、バス26を通して互いに電気的に接続されている。
また、送信制御部21は、HDD22に記録されたプログラムを実行することで、OS(Operating System)25の機能を実現し、HDD22、操作パネル23、表示部24の駆動を制御する。また、送信制御部21がOS25の下、所定のプログラムを実行することで、プリンタドライバ251、FAXドライバ252、設定ツール253、パケット生成モジュール254の各機能を実現する。
プリンタドライバ251は、プリンター3に印刷処理等を実行させるための制御コマンドや、印刷データを生成する。
FAXドライバ252は、プリンター3が有するFAX機能によって送信される画像データを所定のデータ形式に変換したり、プリンター3にFAX機能を実現させるための制御コマンドを生成する。
設定ツール253は、プリンター3の諸機能を設定するための設定コマンドを生成する。
パケット生成モジュール254は、プリンタドライバ251、FAXドライバ252、設定ツール253が出力するデータ(本データとも記載する。)をもとに、PC2とプリンター3との間で設定されたプロトコルに応じたデータを生成する。例えば、パケット生成モジュール254は、本データに対して、所定のデータを付与して分割したデータ(パケット)を生成する。以下、パケット生成モジュール254により生成されたデータを送信データとも記載する。
また、送信制御部21は、USBIF255を備える。USBIF255は、例えば、周知のUSBボードや、USBチップにより構成される。USBIF255は、コネクター等を用いて通信経路4と着脱可能に接続され、PC2とプリンター3とを繋ぐUSB方式に応じたインタフェースとして機能する。
また、USBIF255は、送信制御部21とは別体となって実現されるものであってもよい。
USBIF255の機能により、PC2はプリンター3との間で論理的な通信端点であるエンドポイントを設定する。そして、送信制御部21は、このエンドポイントを複数用いることで、プリンター3との間で各エンドポイントを経由した論理的な複数の通信経路によりデータの通信を行うことができる。本実施形態では、パケット生成モジュール254により生成された送信データは、同一のエンドポイントを経由してプリンター3に送信される。そのため、プリンタドライバ251、FAXドライバ252、設定ツール253により生成されたデータ(後述する本データ)はエンドポイントを用いてプリンター3に送信される。
図3は、プリンター3の構成を説明するブロック構成図である。
プリンター3は、プリンタモジュール31、FAXモジュール32、操作パネル33、受信制御部(受信処理部)34、RAM35、ROM36と、を備える。プリンター3を実現する各部は、バス37を通して互いに電気的に接続されている。
プリンタモジュール31は、与えられた印刷データに応じて画像を印刷する。本実施例では、プリンタモジュール31は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)を含む複数のインクを利用したカラー印刷を実行する。
FAXモジュール32は、インターネットやLAN等のネットワークNに接続されており、PC2と、ネットワークNに接続された外部機器との間で、TCP/IPプロトコルに準じたPCFAX通信(以下、単にFAX通信とも記載する)を行う。
操作パネル33は、ユーザからの種々の指示を受けるための複数のボタンを含んでいる。本実施形態では、プリンタモジュール31が第1の処理機能部であり、FAXモジュール32が第2の処理機能部として以後の説明を行う。
受信制御部34は、図示しないCPUやASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されている。受信制御部34は、ROM36に記録されたプログラムを実行することで、プロトコル制御部341、パケット解析部342としても機能する。
また、受信制御部34は、USBIF343を備える。USBIF343は、例えば、周知のUSBボードや、USBチップにより構成される。USBIF343は、コネクターを用いて通信経路4と着脱可能に接続され、PC2とプリンター3とを繋ぐUSB方式に応じたインタフェースとして機能する。プリンター3は、USBIF343の機能によりPC2との間で論理的な通信端点であるエンドポイントを設定する。
RAM35は、受信制御部34によって利用される種々のデータを一時的に記録する。また、RAM35には、印刷用バッファ(第1のバッファ部)351、FAX用バッファ(第2のバッファ部)352、コマンド用バッファ353、受信用バッファ354が、それぞれ設けられている。印刷用バッファ351は、プリンタモジュール31により処理されるデータ(印刷データを含む)を格納する。また、FAX用バッファ352は、FAXモジュール32により処理されるデータを格納する。そして、コマンド用バッファ353は、受信制御部34により処理されるコマンドを格納する。さらに、受信用バッファ354は、受信制御部34が受信する送信データを一時的に記録する領域である。受信用バッファ354は、受信制御部34の内部に実装されるものであってもよい。
一例として、印刷用バッファ351、FAX用バッファ352は132kバイトの容量で構成されている。また、コマンド用バッファ353は16kバイトの容量で構成されている。そして、受信用バッファ354は、27バイトの容量で構成されている。なお、受信用バッファ354の容量は、送信データを受信(記録)することができればよく、27バイトに限定されるものではない。本実施形態では、受信制御部34が送信データを受信用バッファ354に記録することを受信とする。無論、受信バッファ354が受信制御部34内に実装されている場合も、受信の意味は同じである。

また、本実施形態では、各バッファ351〜354は、RAM35内の異なるアドレスを有する記録領域により実現される。これ以外にも、各バッファ351〜354が、異なるRAMにより実現されるものであってもよい。
図4は、通信システム1で用いられる送信データのデータ形式を説明する図である。図4(a)は、印刷用データとして用いられるデータ(第1送信データ)を示す。印刷用データ100は、本データのみで構成されている。この本データは、プリンタモジュール31が処理する画像データや制御コマンドにより構成されている。
図4(b)は、FAX用データ又はコマンド用データとして用いられるデータ(第2送信データ)を示す。FAX用データ110では、第1データ領域として機能するEND4識別子120及びダミーデータ130と、第2データ領域として機能するEND4ヘッダ140及び本データ150とを備える。
第1データ領域は、END4識別子120と、ダミーデータ130と、をこの順番で有する。第1データ領域の先頭の27バイトを構成するEND4識別子120は、送信データがEND4データであることを示す。即ち、END4識別子120が付与されている場合、この送信データを印刷用データから識別する。そおため、本実施形態では、END4識別子120が識別データである。また、ダミーデータ130は、END4識別子120に続くデータであり、少なくとも印刷用バッファ351の容量(132kバイト)を超えるデータサイズを有している。本実施形態では、ダミーデータ130は何ら意味をもたないデータである。
第2データ領域は、END4ヘッダ140と、本データ150と、をこの順番で有する。第2データ領域の先頭14バイトを構成するEND4ヘッダ140は、本データ150の内容を示すデータである。また、END4ヘッダ140は、END4部141、SocketID142、Control143、PSLength144、SPLength145をこの順番で有する。
END4部141は、送信データがEND4データであることを示す。また、SocketID142は、本データ150の種別を示す。そして、Control143は、データ150の終端を示す。さらに、PSLength144、SPLength145は、本データ150のデータサイズを示す。ここで、PSLength144は、PC2からプリンター3へ送信データが送信される場合の、本データ150のデータサイズを示す。また、SPLength145は、プリンター3からPC2へ送信データが送信される場合の、本データ150のデータサイズを示す。本実施形態では、END4部141やSocketID142が特定データとして機能する。
そして、本データ150は、FAXモジュール32が処理するデータで構成されている。即ち、本データ150には、PC2のFAXドライバ252から出力されたコマンドや画像データがパケット単位で記録されている。
なお、説明を省略するが、コマンド用データの場合は、各データの内容が異なる以外は、上述したFAX用データと同じ構成である。
1.2.本発明の概要:
図5は、通信システム1においてPC2からプリンター3へ送られるデータの処理を説明する図である。図5では、PC2からプリンター3に対して3種類の本データ(D1、D2、D3)が送信されていく。本データD1は、PC2のプリンタドライバ251が生成したデータである。また、本データD2は、PC2のFAXドライバ252が生成したデータである。そして、本データD3は、PC2の設定ツール253が生成したデータである。
図5(a)は、従来のデータ方式(D4方式)に対応する通信を説明する図である。従来のD4通信では、まず、各ドライバ251〜253が生成した本データ(D1〜D3)に対して、送信制御部21がヘッダを付与する。ヘッダは、このヘッダに続く本データ(D1〜D3)の種別を示す情報で構成されている。そして、PC2からヘッダが付与された送信データを、プリンター3側に設定されたエンドポイントに送信する。
プリンター3では、PC2からのデータを受信すると、受信制御部34は、各本データ(D1〜D3)の先頭に付与されたヘッダを参照し、本データ(D1〜D3)の位置と種別を特定する。そして、受信制御部34は、ヘッダにより特定された本データ(D1〜D3)の位置と種別に応じて、各データを各バッファ351〜353に記録する。そのため、図5(a)に示すように、プリンタドライバ251が生成した本データD1は、印刷用バッファ351に記録される。また、FAXドライバ252が生成した本データD2は、FAX用バッファ352に記録される。そして、設定ツール253が生成した本データD3は、コマンド用バッファ353に記録される。
図5(b)は、本発明のデータ方式(非D4方式)に対応した通信を説明する図である。送信データがヘッダを有さない場合、従来のように、受信制御部34がこのヘッダをもとに本データの位置や種別を特定することができない。特に、PC2から通信経路4を通じて送信される送信データが連続する場合、プリンター3はヘッダを参照して、送信データの区切りを判断することができなくなる。
そのため、本発明では、D4通信に代わる新たな通信方法を用いることで、送信データが連続してプリンター3に受信される場合でも、受信制御部34は、本データ(D1〜D3)を予め決められたバッファ351〜353のいずれかに記録させることができるようにした。
1.3.通信方法:
図6、図7は、受信制御部が送信データを各バッファに記録させる処理を説明する図である。図6は、通信経路4を通じて所定期間に送信される送信データが印刷用データ100のみを含んでいる場合の受信制御部34の処理を示す。また、図7は、通信経路4を通じて所定期間に送信される送信データがFAX用データ110のみを含んでいる場合の受信制御部34の処理を示す。なお、図6、7ともに実線はデータの流れを示し、破線は受信制御部34による処理を示す。
まずは、通信経路4を通じて所定期間に送信される送信データが印刷用データ100のみを含んでいる場合の受信制御部34の処理を説明する。
図6において、通信経路4を通じて送信データが受信されると、プロトコル制御部341は受信した送信データを受信用バッファ354に、順次、記録していく。次に、プロトコル制御部341は、受信用バッファ354に記録された送信データの先頭27バイトを解析する(ステップS1)。
図6に示す例では、送信データは印刷用データであるため(即ち、本データのみで構成されている)、先頭27バイトはEND4識別子120ではない。そのため、プロトコル制御部341は、印刷用データ100を印刷用バッファ351に記録させる(ステップS2)。印刷用バッファ351に記録された印刷用データ100は、パケット解析部342により解析され(ステップS3)、プリンタモジュール31に順次出力される(ステップS4)。以下、通信経路4を通じて送信される送信データ毎に図6に示す処理が繰返される。
次に、通信経路4を通じて所定期間に送信される送信データがFAX用データ110のみを含んでいる場合の受信制御部34の処理を説明する。
図7において、通信経路4を通じて送信データ(FAX用データ)を受信すると、プロトコル制御部341は、この送信データを受信用バッファ354に、順次、記録していく。
図7では、説明を容易にするため、受信用バッファ354内に全てのFAX用データ(120〜150)を記載することで、FAX用データが受信用バッファ354に記録されたこと表現している。しかし、本実施形態では、受信用バッファ354は27バイトであるため、27バイト毎にFAX用データを記録していくものとする。無論、受信用バッファ354がFAX用データ(120〜150)のデータサイズ以上の容量を備える場合、受信用バッファ354がFAX用データを一括で記録するものであってもよい。
次に、プロトコル制御部341は、受信用バッファ354に記録された送信データの先頭27バイトを解析する(ステップS11)。図7に示す例では、送信データの先頭27バイトはEND4識別子120で構成されているため、プロトコル制御部341は、第1データ領域(識別データ120、ダミーデータ130)と、を読み捨てる(ステップS12)。例えば、プロトコル制御部341は、END4ヘッダ140のEND4部141が検出されるまで、データの読み捨てを行う。
また、プロトコル制御部341は、第2データ領域に含まれる、END4ヘッダ140を解析する(ステップS13)。具体的には、プロトコル制御部341は、END4ヘッダ140に含まれるSocketID142をもとに、本データ150がFAXドライバ252から出力されたものであることを解析する。
そして、プロトコル制御部341は、第2データ領域の内、本データ150を、FAX用バッファ352に記録させる(ステップS14)。そして、FAX用バッファ352に記録された本データ150は、パケット解析部342により解析され(ステップS15)、FAXモジュール32に順次出力される(ステップS16)。以下、通信経路4を通じて送信されるFAX用データ毎に処理が繰返される。
次に、通信経路4を通じて所定期間に送信される送信データが、印刷用データ100と、FAX用データ110とを含んでいる場合の受信制御部34の処理を示す。図8は、受信制御部が受信データを各バッファに記録させる処理を説明する図である。図8では、通信経路4を通じて所定期間に送信される送信データ(パケット)の先頭はプリンタドライバ251から出力されたデータを含み、次のパケットはFAXドライバ252から出力されたデータを含んでいるものとする。
まず、先頭の印刷用データに対して、図6に示した処理と同様の処理が行われる。図示しないが、通信経路4を通じて受信制御部34の受信用バッファ354に先頭のデータ(印刷用データ100)が受信されると、プロトコル制御部341は、送信データの先頭27バイトを解析する。図8に示す例では、送信データの先頭は印刷用データ100であるため、本データのみで構成されている。そのため、プロトコル制御部341は、END4識別子120を検出せず、印刷用データ100を印刷用バッファ351に記録させる。印刷用バッファ351に記録された印刷用データ100は、パケット解析部342により解析され、プリンタモジュール31に順次出力される。
次に、通信経路4を通じて印刷用データ100の後に送信されるFAX用データ110に対しても、プロトコル制御部341は、記録先をそのまま印刷用バッファ351とする(ステップS21)。受信制御部は、印刷用データ100とFAX用データ110とのデータの区切りを判断することができないためである。
このとき、第1データ領域を構成するダミーデータ130のデータサイズは、印刷用バッファ351の容量に比べて大きく、受信用バッファ354から印刷用バッファ351に記録されるデータサイズは、第1データ領域(END4識別子120と、ダミーデータ130の一部)までとなる。即ち、第2データ領域に先立って、第1データ領域の一部のみが印刷用バッファ351に記録される。
そして、印刷用バッファ351記録された第1データ領域は、パケット解析部342によってその内容を解析される(ステップS22)。図8で示す例では、印刷用バッファ351に記録された第1データ領域の先頭はEND4識別子120である。そのため、パケット解析部342は、先頭のEND4識別子120を検出すると、まず、印刷用バッファ351に記録された第1データ領域(END4識別子120、ダミーデータ130)を消去する(ステップS23)。次に、パケット解析部342は、プロトコル制御部341に対して、END4識別子を検出したことを通知する(ステップS24)。
プロトコル制御部341は、パケット解析部342からの通知を受けると、図7に示したのと同様の処理により、本データ150をFAX用バッファ352に記録させる。即ち、プロトコル制御部341は、受信用バッファ354に保持されたパケットの内、第1データ領域(受信用バッファ354に記録された残りのダミーデータ130)を読み捨てる(ステップS25)。例えば、図7のステップS12で示したのと同様、プロトコル制御部341は、END4ヘッダ140のEND4部141が検出されるまで、データの読み捨てを行う。そして、受信制御部34に受信された第2データ領域の内、先頭のEND4ヘッダ140を検出し、解析する(ステップS26)。そのため、プロトコル制御部341は、END4ヘッダ140に含まれるSocketID142から、本データ150がFAX用データであることを解析する。そして、プロトコル制御部341は、受信用バッファ354に記録された本データ150をFAX用バッファ352に記録する(ステップS27)。
そして、FAX用バッファ352に記録された本データ150は、パケット解析部342により解析され(ステップS28)、FAXモジュール32に順次出力される(ステップS29)。
以上説明したように、FAXモジュール32が処理する本データ150が含まれる送信データには、この送信データを、プリンタモジュール31が処理するデータが含まれる送信データから識別するEND4識別子を含んだ第1データ領域と、本データを含む第2データ領域と、をこの順番で有している。そして、受信制御部は、送信データの第1データ領域を印刷用バッファに記録させた状態で、記録された第1データ領域にEND4識別子を検出した場合は、第2データ領域に含まれる本データをFAXモジュール32に送信する。
そのため、送信データを連続して受信する場合であっても、第1データ領域のEND4識別子をもとに、第2送信データを受信したことを判断することができる。その結果、従来のようにヘッダを付与させなくとも、受信装置側で送信データの区切りを認識することができる。
また、第1データ領域のデータサイズが印刷用バッファの容量と比べて大きく、受信制御部が受信した送信データの内、第1データ領域のみが、第2データ領域に先行して記録される。その結果、受信制御部は、印刷用バッファに記録された第1データ領域からEND4識別子を検出した場合、印刷用バッファに第2データ領域が記録される前に、この第2データ領域に含まれる本データの送り先をFAXモジュールに設定することができる。
そして、第2データ領域には、第2送信データに含まれる本データの内容を特定するための特定データ(END4部、SocketID)が含まれており、受信制御部は、印刷用バッファに記録された第1データ領域にEND4識別子を検出した場合は、特定データを解析し、本データの送り先を特定する。そのため、送信データの先頭に、本データを識別するためのヘッダを位置させないデータ形式とすることができる。
さらに、本発明の構成を有することで、プリンター3は、USB規格に対応した1つの通信経路を用いて異なるデータである第1送信データと第2送信データとを受信することができる。そのため、受信装置(プリンター)の構成を通信経路を複数備えない簡易な構成とすることができる。
2.その他の実施形態:
上述した実施形態では、PC2を送信装置とし、プリンター3を受信装置とした。しかし、プリンター3を送信装置とし、PC2を受信装置とするものであってもよい。また、送信装置と、受信装置とは、PCとプリンター以外の構成であってもよい。
また、第1データ領域がEND4識別子120に加えて、ダミーデータ130を有することは一例に過ぎない。これ以外にも、第1データ領域がEND4識別子のみで構成されていてもよい。
また、プリンタドライバ251が複数のプリンター(受信装置)に対応する場合には、データを送信する前にプリンターからプリンター機種名やこのプリンターが備えるバッファ(351〜354)の容量など直接的又は間接的にバッファ(351〜354)の容量を特定する情報を取得し、特定されたバッファの容量に応じて第1データ領域のデータサイズを変えてもよい。この場合、印刷用バッファ351の容量が大きければダミーデータ130を増量し、印刷用バッファ351の容量が小さければダミーデータ130を減量することで第1データ領域のサイズを変えることが望ましい。即ち、プリンタドライバ251は、本発明の容量取得部としても機能する。上記のように構成されることで、受信装置が備えるバッファの容量に応じてダミーデータのデータサイズを変更できる。そのため、受信装置がどのようなバッファを有する場合でも、本発明を適用することができる。
また、PC2とプリンター3とを繋ぐ通信経路をUSB方式に対応したものとすることは一例に過ぎず、相互に通信を行うことができる通信経路であればどの様なものを採用してもよい。また、装置もこれらに限られず、例えば送信装置をPC2とし、受信装置をデジタルカメラとすることで、通信システムを構成してもよい。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。
上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用してもよい。
1…通信システム、2…パーソナルコンピューター(PC)、3…プリンター、4…通信経路、21…送信制御部、22…ハードディスクドライブ(HDD)、23…操作パネル、24…表示部、25…OS、26…バス、31…プリンタモジュール、32…FAXモジュール、33…操作パネル、34…受信制御部、37…バス、100…印刷用データ、110…FAX用データ、120…END4識別子、130…ダミーデータ、140…END4ヘッダ、141…END4部、142…SocketID、143…Control、144…PSLength、145…SPLength、150…本データ、251…プリンタドライバ、252…FAXドライバ、253…設定ツール、254…パケット生成モジュール、341…プロトコル制御部、342…パケット解析部、351…印刷用バッファ、352…FAX用バッファ、353…コマンド用バッファ、354…受信用バッファ

Claims (6)

  1. 第1及び第2の処理機能部と、
    前記第1の処理機能部が処理する本データを含む第1送信データ、及び前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2送信データを受信する受信処理部と、
    前記第1の処理機能部が前記第1送信データを記録する第1のバッファ部と、
    前記第2の処理機能部が前記第2送信データを記録する第2のバッファ部と、
    を有し、
    前記第2送信データは、当該第2送信データを前記第1送信データから識別する識別データを含んだ第1データ領域と、前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2データ領域と、をこの順番で有しており、
    前記受信処理部は、前記第1データ領域を前記第1のバッファ部に記録させた状態で、記録された前記第1データ領域に前記識別データを検出した場合は、その後に受信する前記第2データ領域に含まれる前記本データを前記第1のバッファ部に送らずに前記第2のバッファ部に送信する、ことを特徴とする受信装置。
  2. 前記第1データ領域のデータサイズは、前記第1のバッファ部の容量と比べて大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記第2データ領域には、前記第2送信データに含まれる前記本データの内容を特定するための特定データが含まれており、
    前記受信処理部は、前記第1のバッファ部に記録された前記第1データ領域に前記識別データを検出した場合は、前記特定データを解析し、前記本データの送り先を特定する、ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記受信処理部は、USB規格に対応した1つの通信経路を用いて、前記第1送信データ又は前記第2送信データを受信する、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受信装置。
  5. 第1及び第2の処理機能部を有する受信装置に対して送信データを送信する送信装置であって、
    前記第1の処理機能部が処理する本データを含む第1送信データと、前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2送信データとを、送信する送信処理部を有し、
    前記第2送信データは、当該第2送信データを前記第1送信データと識別する識別データと所定サイズのダミーデータとを含んだ第1データ領域と、前記第2の処理機能部が処理する本データを含む第2データ領域とをこの順番で有する、ことを特徴とする送信装置。
  6. 前記受信装置から該受信装置のバッファの容量に関する情報を取得する容量取得部さらに有し、
    前記ダミーデータのデータサイズは、取得した前記容量に応じて設定する、ことを特徴とする請求項5に記載の送信装置
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