JP6163946B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本明細書に開示される発明は、カメラ機能を有する電子機器を用いて取得された撮像画像を補正する技術に関する。
従来から、携帯電話やスマートフォン(以下、スマホ)などのデジタルカメラ(以下、カメラ)が搭載された電子機器が知られている。これらの電子機器は、搭載されたカメラを用いて紙製のドキュメントや名刺などの原稿を撮影し、取得された撮像画像を保存する用途で用いられることがある。また、これらの電子機器を用いて取得された撮像画像を補正することも行われており、原稿に印刷された位置決めシンボルを用いて撮像画像を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2012−69082号公報
しかし、従来技術では、位置決めシンボルなどのマークを印刷して撮像画像を補正可能な原稿が特定されているため、様々な種類及びサイズの原稿に対して撮像画像を補正することができなかった。また、従来技術では、原稿にマークを印刷する必要があるが、原稿にマークを印刷する場合、その大きさや印刷位置がばらつくことがある。この結果、原稿に印刷されるマークのばらつきにより、撮像画像が精度良く補正できないことがあった。原稿にマークを印刷しなくても、撮像画像を補正することができる技術が求められている。
本明細書に開示される発明は、原稿にマークを印刷しなくても撮像画像を補正することができる技術を開示することにある。
本明細書によって開示される画像処理装置は、原稿を載置可能な載置面を有し、前記載置面にマークが形成された載置部と、画像を取得する取得部と、制御部と、記憶部と、を備え、前記取得部は、前記載置面に載置された前記原稿を撮影して取得された前記撮像画像であって、前記原稿を読み取った原稿画像とともに前記マークを読み取ったマーク画像を含む前記撮像画像を取得し、前記制御部は、前記取得部が取得した前記撮像画像内の前記マーク画像を検出するマーク画像検出処理と、前記マーク画像検出処理によって検出された前記マーク画像の形状情報が前記記憶部に記憶された前記マークの形状情報と一致するように、前記撮像画像を補正する補正処理と、を実行する。
この画像処理装置では、載置面にマークが形成されており、受信部はマーク画像を含む撮像画像を受信し、制御部は撮像画像に含まれるマーク画像の形状情報に基づいて撮像画像を補正する。つまり、原稿にマークを印刷しなくても撮像画像を補正することができる。この画像処理装置によれば、マーク画像を含む撮像画像であれば、原稿によらず撮像画像を補正することができる。また、原稿にマークを印刷しないことから、マークの印刷精度により補正精度が悪化することを抑制することができる。
上記の画像処理装置では、前記載置面において、前記マークは、第1方向に第1規定距離間隔で形成されているとともに、前記第1方向に対して規定角をなす第2方向に第2規定距離間隔で形成されており、前記記憶部には、前記マークの形状情報として、前記第1規定距離、前記第2規定距離、及び、前記規定角が記憶されており、前記制御部は、前記マーク画像検出処理において、前記第1方向に配される複数の前記マーク画像である第1マーク画像群と、前記第2方向に配される複数の前記マーク画像である第2マーク画像群と、を検出し、前記補正処理において、前記第1マーク画像群におけるマーク間距離が前記記憶部に記憶された前記第1規定距離と一致し、前記第2マーク画像群におけるマーク間距離が前記記憶部に記憶された前記第2規定距離と一致し、第1マーク画像群と前記第2マーク画像群とのマーク間角度が前記記憶部に記憶された前記規定角と一致するように、前記撮像画像を補正する構成としても良い。
この画像処理装置によれば、撮像画像を補正する際に、マーク間距離及びマーク間角度に基づいて撮像画像を補正するので、撮像画像を精度良く補正することができる。
上記の画像処理装置では、前記第1マーク画像群及び前記第2マーク画像群は、各々が少なくとも3つの前記マーク画像を含み、前記制御部は、前記補正処理において、前記第1マーク画像群及び第2マーク画像群が直線上に配列されるように、前記撮像画像を補正する構成としても良い。
この画像処理装置では、第1マーク画像群及び第2マーク画像群は、各々が少なくとも3つのマーク画像を含むので、例え各マーク画像群のマーク画像が撮影画像の端辺に沿って配置されたとしても、撮影画像の隅でない部分に少なくとも1つのマーク画像が配置される。そのため、従来のように、撮影画像の隅に載置されたマーク画像を用いて撮影画像を補正する場合に比べて、より中央側に載置されたマーク画像を用いて撮影画像を補正することができ、撮像画像を撮影したカメラに使用されるレンズの特性により、撮像画像が歪んでいる場合でも、撮像画像の歪みを補正することができる。
上記の画像処理装置では、前記制御部は、更に、前記撮像画像が単一の色成分を有するモノクロ画像か、複数の色成分を有するカラー画像かを判断する判断処理、を実行し、前記撮像画像が前記モノクロ画像であると判断した場合、前記検出処理と前記補正処理とを前記モノクロ画像を構成する前記単一の色成分に対して行い、前記撮像画像が前記カラー画像であると判断した場合、前記検出処理と前記補正処理とを前記カラー画像を構成する前記複数の色成分の各色成分に対して行う構成としても良い。
この画像処理装置によれば、撮像画像を撮影したカメラに使用されるレンズの特性により、撮像画像に色収差が発生している場合でも、撮像画像の色収差を補正することができる。
上記の画像処理装置では、前記制御部は、更に、前記補正処理によって補正された前記撮像画像に含まれる前記原稿画像のエッジ画像を検出するエッジ検出処理と、前記エッジ検出処理によって検出された前記エッジ画像に基づいて前記原稿画像を回転させる回転処理と、を実行する構成としても良い。
この画像処理装置によれば、歪みや色収差等が補正された対象物画像の回転を補正することができる。
上記の画像処理装置では、更に、画像形成部、を備え、前記制御部は、更に、前記回転処理によって回転された前記原稿画像を前記画像形成部に画像形成させる画像形成処理、を実行する構成としても良い。
この画像処理装置によれば、外部装置から受信した撮像画像を、装置内部で補正するとともに対象物画像を抽出し、その対象物画像を画像形成することができる。
上記の画像処理装置では、前記載置面は、前記画像処理装置の天面の少なくとも一部であって、前記載置面において、前記マークは、第1方向に第1規定距離間隔、前記第2方向に第2規定距離間隔で、格子状に全面に亘って形成されている構成としても良い。
この画像処理装置によれば、マークが載置面の全面に亘って格子上に形成されているため、原稿が載置面のどこに載置されても、撮像画像のなかにマーク画像を含めやすく、撮像画像に含まれる原稿画像の補正がしやすい。
上記の画像処理装置では、前記取得部は、前記撮像画像を受信する受信部であって、更に、前記対象物画像を送信する送信部、を備え、前記制御部は、更に、前記回転処理によって回転された前記対象物画像を前記送信部を用いて送信させる送信処理、を実行する構成としても良い。
この画像処理装置によれば、外部装置から受信した撮像画像を、装置内部で補正するとともに対象物画像を抽出し、その対象物画像を、再度、外部装置に送信することができる。
本明細書によって開示される画像処理装置によれば、原稿にマークを印刷しなくても撮像画像を補正することができる。
実施形態1、2における画像形成装置の模式的な外形図 実施形態1、2における載置面の拡大図 画像形成装置の電気的構成を概略的に示すブロック図 受信処理を示すフローチャート 受信処理を示すフローチャート 補正処理を示すフローチャート 実施形態1の補正処理における画像データの変化を示す図 実施形態1の補正処理における画像データの変化を示す図 実施形態2の補正処理における画像データの変化を示す図 その他の実施形態における画像形成装置の模式的な外形図 その他の実施形態における載置面の拡大図
<実施形態1>
実施形態1を、図1から図8を用いて説明する。
1.画像形成装置の機械的構成
図1は、本実施形態の画像処理装置の一例である画像形成装置10の外形図である。この画像形成装置10は、プリンタ機能を備える一方、スキャナ機能を備えない。そのため、この画像形成装置10は、スマホなどの外部撮像端末12が有するデジタルカメラなどの撮像部43を用いて取得した画像データDを、無線通信アンテナ32又は外部接続端子33から受信し、内蔵した画像形成部25を用いて画像形成を行う。画像データDは、撮像画像の一例である。
図1に示すように、画像形成装置10の前面10Aには、上述した無線通信アンテナ32及び外部接続端子33の他、電源スイッチ31が設けられている。また、画像形成装置10の天面10Bには、原稿シートGを載置可能な載置面34が形成されている。載置面34は、所定の平面性を有しており、使用者は、外部撮像端末12の撮像部43を用いて載置面34に載置された原稿シートGを撮影し、取得した画像データを保存等するのに用いることができる。画像形成装置10の天面10Bは、載置部の一例である。
載置面34は、方形且つ灰色の撮影エリアであり、画像形成装置10の天面10Bの略全面に広がっている。また、載置面34には、円形且つ黒色のマーク36が複数形成されている。図2に載置面34を拡大して示すように、載置面34において、マーク36は、画像形成装置10のお互いに直交する左右方向及び前後方向に規定距離L間隔で形成されており、載置面34の全面に亘って形成されている。つまり、載置面34において、マーク36は正方格子状に形成されている。左右方向は、第1方向の一例であり、前後方向は、第2方向の一例である。また、規定距離Lは、第1規定距離及び第2規定距離の一例であり、直交を意味する90度は、規定角の一例である。
具体的には、規定距離Lは、数mm程度である。そのため、図7の上段図ように、載置面34に載置した原稿シートGを、その全域が入るように外部撮像端末12を用いて撮影すると、取得された画像データDには、原稿シートGを読み取ったシート画像GDの外縁部に、マーク36を読み取ったマーク画像MDが写り込む。原稿シートGは、対象物の一例であり、シート画像GDは、原稿画像の一例である。
2.画像形成装置及び外部撮像端末の電気的構成
(画像形成装置の電気的構成)
図3に示すように、画像形成装置10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)29と、ROM26と、RAM27とを備え、これらに通信部23、USBインターフェイス24、画像形成部25が接続されている。図2に点線21で示すように、ASIC29と、ROM26と、RAM27とを含めたものが、制御部の一例であり、ROM26は、記憶部の一例である。また、通信部23とUSBインターフェイス24は、取得部及び送信部の一例であり、通信部23は、受信部の一例である。
ASIC29は、CPU20を含む他、画像処理回路22等の専用のハード回路を含む。ROM26には、画像形成装置10の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU20は、ROM26から読み出したプログラムに従って各部の制御を行うとともに、必要に応じてハード回路を用いて後述する受信処理等の処理を実行する。ROM26には、また、上述した規定距離L、及び、直交を意味する90度が記憶されている。規定距離L及び直交を意味する90度は、マークの形状情報の一例である。
通信部23は、無線通信アンテナ32を介して、画像形成装置10外部の外部撮像端末12に無線により接続される。USBインターフェイス24は、外部接続端子33に接続される図示されていない通信ケーブルを介して、画像形成装置10外部の外部撮像端末12に接続される。通信部23及びUSBインターフェイス24は、CPU20及び外部撮像端末12からの命令に応じて、外部撮像端末12との間で画像データDの受信やシート画像GDの送信を行う。RAM27には、通信部23及びUSBインターフェイス24を介して画像形成装置10外部から受信された画像データDが記憶される。
画像処理回路22は、CPU20からの命令に応じて、画像データDに公知の方法によって2値化処理やエンハンス処理等のエッジ検出処理を行い、画像データDに含まれるシート画像GDのエッジ画像ED(図7参照)を検出する。また、画像処理回路22は、CPU20からの命令に応じて、検出されたエッジ画像EDの傾きを求め、求められた傾きからシート画像GDを回転させる回転処理を実行する。更に、画像処理回路22は、CPU20からの命令に応じて、後述して説明する補正処理を実行する。
画像形成部25は、装置内に記録紙を載置する給紙カセット37、記録紙が排紙される排紙カセット39、トナー等を用いて記録紙に画像を形成する画像形成ヘッド、及び、記録紙を搬送する記録紙搬送部を含む。画像形成部25は、CPU20からの命令に応じて、画像処理回路22により回転処理されたマーク画像MDをRAM27から読み出し、読み出したマーク画像MDを記録紙に画像形成する。
(外部撮像端末の電気的構成)
次に、外部撮像端末12の構成について説明する。図3に示すように、外部撮像端末12は、例えば、ASIC49と、ROM46と、RAM47とを備え、これらに撮像部43、通信部44、タッチパネル45が接続されている。
ASIC49は、CPU40を含む。ROM46には、外部撮像端末12の動作を制御するための各種のプログラムが記憶されており、CPU40は、ROM46から読み出したプログラムに従って各部の制御を行い、例えば撮像部43を制御して原稿シートGを撮影し、画像データDを取得する。RAM47には、撮像部43により取得された画像データDが記憶される。
通信部44は、画像形成装置10の無線通信アンテナ32を介して、画像形成装置10の通信部23に無線により接続される。通信部44は、CPU40及び画像形成装置10からの命令に応じて、画像形成装置10との間で画像データDの送信やシート画像GDの受信を行う。RAM47には、撮像部43により取得された画像データDの他、通信部44を介して画像形成装置10から入力されたシート画像GDが記憶される。
タッチパネル45は、例えば、液晶表示部(LCD)を含む。外部撮像端末12が、スマホやタブレット等の場合、タッチパネル45は、表示部41と操作部42を兼ね備えている。そのため、外部撮像端末12が画像形成装置10と接続されることで、外部撮像端末12に画像形成装置10の表示部機能や操作機能を持たすことができる。また、外部撮像端末12がクラウドや外部ストレージと通信を行うことで、画像形成装置10は外部に各種データを送信したり、FAXすることもできる。
3.受信処理
次に、図4から図8を参照して、受信処理について説明する。受信処理において、画像形成装置10のCPU20は、外部撮像端末12からの命令に基づいて、外部撮像端末12が載置面34を用いて取得した画像データDを受信する。外部撮像端末12が取得した画像データDは、外部撮像端末12の撮像部43に用いられているレンズの特定によって、図7の左上段図に示すように凸状に歪んでいたり、図7の右上段図に示すように凹状に歪んでいたりすることがある。そのため、本実施形態の受信処理には、受信された画像データDの歪みをマーク画像MDを用いて補正する補正処理を含む。
図4に示すように、CPU20は、受信処理を開始すると、通信部23を介して外部撮像端末12から命令が受信されるのを待機する(S2:NO)。そして、命令が受信されると(S2:YES)、当該命令とともに外部撮像端末12から送信される画像データDを受信し(S4)、受信された画像データDをRAM27に一時的に記憶する。
次に、CPU20は、受信された画像データDに含まれるマーク画像MDを検出する(S6)。ROM26には、マーク画像MDの基準画像が予め記憶されており、CPU20は、マーク画像MDを検出する際に、基準画像を用いてマーク画像MDを検出する。本実施形態では、図7の上段図に示すように、シート画像GDを一重に取り囲むマーク画像MDが検出される場合を用いて説明を行う。
また、CPU20は、受信された画像データDがモノクロ画像かカラー画像か否かを判断する(S8)。CPU20は、受信された画像データDを構成する色成分の数を検出する。CPU20は、受信された画像データDが例えば緑成分の単一の色成分のみを有している場合、モノクロ画像であると判断する(S8:NO)。この場合、CPU20は、その単一の色成分を選出し(S10)、当該色成分に対して補正処理を実行する(S12)。
(補正処理)
図6に示すように、補正処理において、CPU20は、まず、画像データDでマーク画像MDが並んで配置されている2つの方向である第1方向D1及び第2方向D2を検出する(S42)。第1方向D1は、載置面34の前後方向又は左右方向の一方に相当し、第2方向D2は、載置面34の前後方向又は左右方向の他方に相当する。
上述したように、画像データDは歪んでいることがあり、第1方向D1及び第2方向D2は、S42で検出される第1方向D1及び第2方向D2は、必ずしも直線的な方向を意味しない。本実施形態では、図7の上段図の上端側及び下端側に並んで配置されるマーク画像MDの方向を第1方向D1として検出し、左端側及び右端側に並んで配置されるマーク画像MDの方向を第2方向D2として検出する。図7の上段図において、第1方向D1には、8つのマーク画像MDが並んで配置されており、第2方向D2には、5つのマーク画像MDが並んで配置されている。以後、第1方向D1に並んで配置された8つのマーク画像MDを、第1マーク画像群52と呼び、第2方向D2に並んで配置された5つのマーク画像MDを、第2マーク画像群54と呼ぶ。
次に、CPU20は、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54が直線上に配置されるように、画像データDを補正する(S44)。CPU20は、図7の上段図の上端側及び下端側の第1マーク画像群52が、共に直線上に配置されるように補正し、それに応じて、一対の第1マーク画像群52に挟まれたシート画像GDを第2方向に補正する。同様に、CPU20は、図7の上段図の左端側及び右端側の第2マーク画像群54が、共に直線上に配置されるように補正し、それに応じて、一対の第2マーク画像群54に挟まれたシート画像GDを第1方向に補正する。
CPU20は、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54を直線上に補正する際に、直線上に配置された第1マーク画像群52と第2マーク画像群54とのなす角度が、ROM26に記憶された角度、即ち、90度になるように画像データDを補正する(S46)。これにより、図7の中段図に示すように、画像データDは、直交するマーク画像群52、54を有する画像データDへと補正される。第1マーク画像群52と第2マーク画像群54とのなす角度は、マーク間角度の一例であり、マーク画像の形状情報の一例である。
次に、CPU20は、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54における各マーク画像MD間のマーク間距離を算出する(S48)。そして、当該マーク間距離が、ROM26に記憶された距離、即ち、規定距離Lと一致するように画像データDを補正し(S50)、補正処理を終了する。具体的には、CPU20は、ROM26に記憶された規定距離Lから、規定距離Lの当該画像データDに対応する規定マーク間距離を算出し、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54における各マーク画像MD間のマーク間距離と規定マーク間距離とが一致するように、画像データDを補正する。これにより、図7の下段図に示すように、画像データDは、直交、且つ、等間隔に配置されたマーク画像MDを有する画像データDへと補正される。マーク間距離は、マーク画像の形状情報の別例である。
一方、図4に示すように、CPU20は、受信された画像データDが例えば赤成分、緑成分、青成分の3つの色成分を有している場合、カラー画像であると判断する(S8:YES)。この場合、CPU20は、各色成分に成分番号Zを割り当てる(S14)。例えば、赤成分に成分番号Z:1を割り当て、緑成分に成分番号Z:2を割り当て、青成分に成分番号Z:3を割り当てる。そして、CPU20は、成分番号Z=0とし、成分番号Zを初期化する(S16)。
CPU20は、成分番号Zを1増加させ(S18)、増加させた後の成分番号Zの色成分を選出する(S20)。そして、選出した色成分に対して補正処理を実行する(S22)。S22における補正処理は、S12における補正処理と同一の処理であり、重複した説明を省略する。
CPU20は、画像データDを構成する全ての色成分について補正処理が行われたか否かを確認する(S24)。具体的には、CPU20は、成分番号Z=3であるか否かを確認し(S24)、成分番号Z<3である場合(S24:NO)、画像データDを構成する全ての色成分について補正処理が行われていないと判断し、画像データDを構成する各色成分についてS18からの処理を繰り返す。
図8に示すように、外部撮像端末12が取得したカラー画像の画像データDが凸状に歪んでいる場合、各色成分を取得するのに用いた光の波長が異なることから、各色成分が異なる形態で歪み、色収差が発生する。CPU20は、画像データDを構成する各色成分についてS18からの処理を繰り返す際に、同一の規定距離L及び同一の角度(90度)を用いて補正処理を繰り返す。これにより、画像データDにおける色収差が補正される。
一方、成分番号Z=3である場合(S24:YES)、CPU20は、画像データDを構成する全ての色成分について補正処理が行われたと判断し、補正処理(S22)の繰り返しを終了する。
CPU20は、補正処理(S12、S22)を終了すると、補正された画像データDに対してエッジ検出処理を行い、エッジ画像EDを検出する(S26)。CPU20は、検出されたエッジ画像EDをROM26に予め記憶されたA4やB5等の定型原稿サイズと比較し、原稿シートGの原稿サイズを検出する(S28)。
また、CPU20は、検出されたエッジ画像EDの傾きを求め、マーク画像MDを回転させる回転処理を実行する(S30)。CPU20は、補正された画像データDの長端辺に沿った主走査方向に対するエッジ画像EDの傾きを求め、当該傾きが0度となるように、シート画像GDを回転させる。これにより、シート画像GDが当該主走査方向に沿った姿勢へと補正される。
次に、CPU20は、外部撮像端末12から受信された命令が画像形成命令であるか否かを検出する(S32)。CPU20は、外部撮像端末12から受信された命令が画像形成命令である場合(S32:YES)、画像形成部25に対して画像形成を指示し、回転処理によって主走査方向に沿った姿勢へと補正されたシート画像GDを記録紙に画像形成させ(S34)、受信処理を終了する。
一方、CPU20は、外部撮像端末12から受信された命令が画像形成命令でない場合(S32:YES)、通信部23を介して命令を送信した外部撮像端末12に、回転処理によって主走査方向に沿った姿勢へと補正されたシート画像GDを送信し(S36)、受信処理を終了する。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態の画像形成装置10では、画像形成装置10の天面10Bに原稿シートGの撮影エリアとして利用可能な載置面34が形成されており、載置面34にマーク36が形成されている。載置面34は、画像形成装置10の天面10Bの略全面に広がっており、マーク36は、載置面の全面に亘って形成されている。そのため、使用者は、画像形成装置10の天面10Bのどの位置に原稿シートGを載置しても、載置面34に原稿シートGを載置することができる。また、使用者は、載置面34のどの位置に原稿シートGを載置した場合でも、原稿シートGを撮影した場合には、取得される画像データDの中に、マーク画像MDを含めることができる。
そして、画像形成装置10は、使用者により外部撮像端末12を用いて載置面34に載置された原稿シートGが撮影され、取得された画像データDを受信すると、画像データDに写り込んだマーク画像MDを用いて画像データDを補正する。つまり、原稿シートG自体にマーク36を印刷しなくても、画像形成装置10の載置面34に形成されたマーク36を用いて画像データDを補正することができる。
そのため、この画像形成装置10では、マーク画像MDを含む画像データDであれば、原稿シートGの種類や形状によらず画像データDを補正することができる。また、原稿シートGにマーク36を印刷せず、所定の形成精度で載置面34に形成されたマーク36を用いることから、マーク36の印刷時のばらつきにより補正精度が悪化することを抑制することができる。
(2)本実施形態の画像形成装置10では、載置面34においてマーク36が正方格子状に配置されており、互いに直交する画像形成装置10の左右方向及び前後方向に、マーク36が繰り返し配置されている。この画像形成装置10では、マーク36が二次元的に繰り返し配置されていることを利用して、画像データD補正する。
従来の画像データDを補正する技術では、画像データDに含まれるシート画像GDの領域を切り出し、その切り出した領域に対して台形補正をするものであった。そのため、外部撮像端末12の撮像部43に用いられているレンズの特定によって画像データDが歪んでいる場合には、画像データDに含まれるシート画像GDの歪みを十分に補正することができない問題があった。
具体的には、従来の台形補正では、画像データDの4隅にマーク画像MDが配置されるように画像データDを取得し、画像データDを補正する際に、この4隅に配置されたマーク画像MDを用いて画像データDの形状を補正していた。つまり、外部撮像端末12の撮像部43に用いられているレンズの特定によって画像データDが歪み、それに伴って画像データDの中央部に配置されたシート画像GDが歪んだ場合でも、画像データDの4隅に配置されたマーク画像MDを用いて補正が行われていた。レンズの特定による画像データDの歪みは、画像データDの隅と中央部で異なることがあり、その場合には、画像データDの4隅に配置されたマーク画像MDを用いてシート画像GDを十分に補正することができなかった。
この画像形成装置10では、二次元的に繰り返し配置されているマーク36に対応して、画像データDの第1方向D1に配置された第1マーク画像群52と、画像データDの第2方向D2に配置された第2マーク画像群54と、を用いて画像データDの補正を行う。第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54には、各々が3つ以上のマーク画像MDを含んでいることから、画像データDの隅でない部分、つまり、画像データDの端辺の中央部に少なくとも1つのマーク画像MDが配置されている。そして、端辺の中央部に配置されたマーク画像MDは、隅に配置されたマーク画像MDよりもシート画像GDに近接して配置される。そのため、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54を用いて画像データDを補正することで、隅に配置されたマーク画像MDよりも近接して配置されたマーク画像MDを用いて画像データDを補正することができ、レンズの特定による画像データDが歪んだ場合でも、シート画像GDを精度良く補正することができる。
(3)さらに、直線上に配置されるように補正される第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54を、直交して配置し、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54に含まれるマーク画像MDの間隔を、規定距離Lとする。これにより、正方格子状に配置されたマーク36に対応させて、画像データDを、直交、且つ、等間隔に配置されたマーク画像MDを有する画像データDへと補正することができる。
(4)本実施形態の画像形成装置10では、画像データDがカラー画像である場合、マーク画像MDを用いて画像データDを補正する処理を、カラー画像を構成する色成分毎に行う。これにより、外部撮像端末12の撮像部43に用いられているレンズの特定によって画像データDに色収差が発生している場合でも、その色収差を補正することができる。
(5)本実施形態の画像形成装置10では、補正処理後の画像データDに対してエッジ検出処理及び回転処理を実行するので、歪みや色収差が補正され、且つ、傾きが補正されたシート画像GDを取得することができる。
(6)そして、外部撮像端末12から受信された命令が画像形成命令である場合には、上記シート画像GDを記録紙上に画像形成する。これにより、載置面34を用いて撮影されて取得された画像データを、画像形成装置10内部で補正して画像形成することができる。
(7)また、外部撮像端末12から受信された命令が画像形成命令でない場合には、上記シート画像GDを外部撮像端末12に送り返す。これにより、外部撮像端末12の使用者は、載置面34を用いて撮影されて取得された画像データDを、載置面34を有する画像形成装置10で補正して外部撮像端末12に保存等することができる。
<実施形態2>
実施形態2を、図9を用いて説明する。本実施形態では、外部撮像端末12が取得した画像データDは、外部撮像端末12が原稿シートGに対して傾いた状態で撮影されたため、図9の上段図に示すように台形状に歪んでいる点で、凸状、又は、凹状に歪んでいる実施形態1と異なる。本実施形態のほうに、画像データDが台形状に歪んでいる場合でも、実施形態1と同一の補正処理により、画像データDの歪みをマーク画像MDを用いて補正することができる。
1.補正処理
補正処理において、CPU20は、第1方向D1及び第2方向D2を検出すると(S42)、図9の上段図に示すように、本実施形態1の画像データDでは、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54が直線上に配置されていることから、S44の処理を省略し、直線上に配置された第1マーク画像群52と第2マーク画像群54とのなす角度が、90度になるように画像データDを補正する(S46)。この際、CPU20は、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54における各マーク画像MD間のマーク間距離を算出し(S48)、当該マーク間距離が、規定距離Lと一致するように画像データDを補正する(S50)。これにより、図9の下段図に示すように、画像データDは、直交、且つ、等間隔に配置されたマーク画像MDを有する画像データDへと補正される。
2.本実施形態の効果
本実施形態の画像形成装置10では、画像データDが台形状に歪んでいる場合でも、画像データDを補正することができる。この際に、本実施形態の画像形成装置10では、各々が3つ以上のマーク画像MDを含んだ第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54を用いて画像データDを補正するので、従来の台形補正に比べて、シート画像GDを精度良く補正することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、プリント機能を有し、スキャン機能を有しない画像形成装置10を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、スキャン機能を有していても良ければ、プリント機能、ファックス機能、スキャン機能、コピー機能を有する複合機であっても良い。
上記実施形態では、画像形成装置10がプリント機能のみを有し、スキャン機能を有しない代わりに、載置面34が設けられ、且つ、外部撮像端末12との間で画像データDの受送信可能な通信部23、及び、USBインターフェイス24を有する。そのため、画像形成装置10では、外部撮像端末12の撮像機能、通信機能を利用してファックス機能、スキャン機能、コピー機能を補うことができ、外部撮像端末12と共に用いられることで、複合機として使用することができる。
(2)また、プリント機能を有していなくても良い。例えば、載置面34を有し、通信部23やUSBインターフェイス24を介して外部撮像端末12から受信される画像データDに補正処理を実行し、補正後のシート画像GDを外部撮像端末12に送信する専用の画像処理装置であっても良い。また、画像データDは、外部撮像端末12の撮像機能で得たものであれば、動画やパノラマ画像といった画像であってもよい。
(3)上記実施形態では、画像形成装置10がCPU20を有するASIC29を備え、このCPU20が必要に応じてASIC29内のハード回路を用いて受信処理等の各種処理を実行する制御部が構成される例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、CPUがASICとは別体として存在し、このCPUにより制御部が実行する処理が実行されてもよければ、ASIC内にCPUが存在せず、ASICに設けられたハード回路により制御部が実行する処理が実行されてもよい。さらには、単数又は複数のCPU及びASICによって、制御部が実行する処理を実行していてもよい。
(4)また、CPU20が実行するプログラムは必ずしもROM26に記憶されている必要はなく、CPU20自身に記憶されていてもよければ、他の記憶装置に記憶されていても良い。
(5)上記実施形態では、装置内の給紙カセット37に載置された記録紙に画像を形成する画像形成部25を有する画像形成装置10を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。図10に示すように、画像形成装置10の後面10Cに手挿しトレイ38が設けられており、手挿しトレイ38に載置された記録紙Rに画像を形成して排紙カセット39に排紙する画像形成部25を有する画像形成装置10であっても良い。
(6)上記実施形態では、第1マーク画像群52及び第2マーク画像群54が直線上に配置されるように補正する際に、一対の第1マーク画像群52及び一対の第2マーク画像群54を補正し、これに対応させてシート画像GDを補正する例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、図8の上段図に示すように、第1方向D1の中央部のマーク画像MDは、第1方向D1の端部のマーク画像MDに比べて、第1方向D1における歪みが少ない。同様に、第2方向D2の中央部のマーク画像MDは、第2方向D2の端部のマーク画像MDに比べて、第2方向D2における歪みが少ない。
そのため、第1マーク画像群52が直線上に配置されるように補正する際に、1つの第1マーク画像群52を補正して、画像データDの第2方向D2の中央部よりも当該第1マーク画像群52側の領域を補正し、この補正を第2方向D2の中央部よりも当該第1マーク画像群52と逆側の領域に、対称的に展開してもよい。同様に、第2マーク画像群54が直線上に配置されるように補正する際に、1つの第2マーク画像群54を補正して、画像データDの第1方向D1の中央部よりも当該第2マーク画像群54側の領域を補正し、この補正を第1方向D1の中央部よりも当該第2マーク画像群54と逆側の領域に、対称的に展開してもよい。
(7)上記実施形態では、載置面34に同一形状のマーク36のみが形成される例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、左右方向及び前後方向において、5個毎に異なる形状のマーク36が形成されてもよい。これにより、載置面34には、異なる2種類の正方格子が形成されることから、1種類の正方格子が形成される場合に比べて、画像データDを補正しやすい。
(8)上記実施形態では、載置面34に正方格子状のマーク36が形成されている例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。左右方向における規定距離と前後方向における規定距離が異なる長方格子であってもよければ、第1マーク画像群52と第1マーク画像群54とのなす角度が90度ではない斜行格子であってもよい。
(9)また、載置面34に形成されるマーク36は、円形且つ黒色でなくてもよい。例えば、図11に示すように、左右方向及び前後方向に折れ曲がる線62であってもよい。線62は、規定距離L毎に折れ曲がっており、更には、線62の曲がり角64同士の間隔、及び、線62同士の間隔も規定距離Lとなるように設定されている。そのため、載置面34に載置した原稿シートGを、その全域が入るように外部撮像端末12を用いて撮影し、シート画像GDの外縁部に線62を読み取った線画像が写り込むと、線画像の曲がり角部分のデータを用いて、画像データDを補正することができる。
(10)上記実施形態では、載置面34に複数のマーク36が形成されている例を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、2本の直線を用いて示されるL字や十字等の1つのマーク36が形成されていてもよい。この場合、ROM26には、規定距離Lや直交を意味する90度の代わりに、L字や十字等を構成する2本の直線の長さ、及び、2本の直線のなす角度が記憶されることで、画像データDを補正することができる。L字や十字等を構成する2本の直線の長さ、及び、2本の直線のなす角度は、マークの形状情報の別例である。
10:画像形成装置、10B:画像形成装置の天面、12:外部撮像端末、22:画像処理回路、23:通信部、24:USBインターフェイス、25:画像形成部、34:載置面、36:マーク、52:第1マーク画像群、54:第2マーク画像群、62:線、64:曲がり角、D:原稿データ、D1:第1方向、D2:第2方向、ED:エッジ画像、G:原稿シート、GD:シート画像、L:規定距離、MD:マーク画像

Claims (6)

  1. 原稿を載置可能な載置面を有し、前記載置面にマークが形成された載置部と、
    画像を取得する取得部と、
    制御部と、
    記憶部と、
    を備え、
    前記載置面において、前記マークは、第1方向に第1規定距離間隔で形成されているとともに、前記第1方向に対して規定角をなす第2方向に第2規定距離間隔で形成されており、
    前記記憶部には、前記マークの形状情報として、前記第1規定距離、前記第2規定距離、及び、前記規定角が記憶されるとともに、予め定められた原稿の大きさを示す定型原稿サイズが記憶されており、
    前記取得部は、
    前記載置面に載置された前記原稿を撮影して生成された撮像画像であって、前記原稿を読み取った原稿画像とともに前記原稿画像を一重に取り囲む前記マークを読み取ったマーク画像を含む前記撮像画像を取得し、
    前記制御部は、
    前記取得部が取得した前記撮像画像内の前記マーク画像を検出するマーク画像検出処理であって、前記マーク画像は、前記原稿画像の上端側に前記第1方向に並んで配置される3つ以上の前記マーク画像である上端側第1マーク画像群と、前記原稿画像の下端側に前記第1方向に並んで配置される3つ以上の前記マーク画像である下端側第1マーク画像群と、前記原稿画像の左端側に前記第2方向に並んで配置される3つ以上の前記マーク画像である左端側第2マーク画像群と、前記原稿画像の右端側に前記第2方向に並んで配置される3つ以上の前記マーク画像である右端側第2マーク画像群と、を含むマーク画像検出処理と、
    前記マーク画像検出処理によって検出された前記マーク画像の形状情報が前記記憶部に記憶された前記マークの形状情報と一致するように、前記撮像画像を補正する補正処理と、
    前記補正処理によって補正された前記撮像画像に含まれる前記原稿画像のエッジ画像を検出するエッジ検出処理と、
    前記エッジ画像を前記記憶部に記憶された前記定型原稿サイズと比較して前記載置面に載置された前記原稿の原稿サイズを検出する原稿サイズ検出処理と、
    を実行し、
    前記補正処理は、
    前記上端側第1マーク画像群および前記下端側第1マーク画像群が共に直線に配置されるように、前記上端側第1マーク画像群と前記下端側第1マーク画像群とに囲まれた前記原稿画像を前記第2方向に補正し、前記左端側第2マーク画像群および前記右端側第2マーク画像群が共に直線に配置されるように、前記左端側第2マーク画像群と前記右端側第2マーク画像群とに囲まれた前記原稿画像を前記第1方向に補正し、
    前記上端側第1マーク画像群および前記下端側第1マーク画像群と前記左端側第2マーク画像群および前記右端側第2マーク画像群とのマーク間角度が前記記憶部に記憶された前記規定角と一致し、前記上端側第1マーク画像群および前記下端側第1マーク画像群におけるマーク間距離が前記記憶部に記憶された前記第1規定距離と一致し、前記左端側第2マーク画像群および前記右端側第2マーク画像群におけるマーク間距離が前記記憶部に記憶された前記第2規定距離と一致するように、前記撮像画像を補正する画像処理装置。
  2. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    更に、
    前記撮像画像が単一の色成分を有するモノクロ画像か、複数の色成分を有するカラー画像かを判断する判断処理、
    を実行し、
    前記撮像画像が前記モノクロ画像であると判断した場合、前記検出処理と前記補正処理とを前記モノクロ画像を構成する前記単一の色成分に対して行い、
    前記撮像画像が前記カラー画像であると判断した場合、前記検出処理と前記補正処理とを前記カラー画像を構成する前記複数の色成分の各色成分に対して行う、画像処理装置。
  3. 請求項1、または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記制御部は、
    更に
    記エッジ検出処理によって検出された前記エッジ画像に基づいて前記原稿画像を回転させる回転処理と、
    を実行する、画像処理装置。
  4. 請求項記載の画像処理装置であって、
    更に、
    画像形成部、
    を備え、
    前記制御部は、
    更に、
    前記回転処理によって回転された前記原稿画像を前記画像形成部に画像形成させる画像形成処理、
    を実行する、画像処理装置。
  5. 請求項記載の画像処理装置であって、
    前記載置面は、前記画像処理装置の天面の少なくとも一部であって、
    前記載置面において、前記マークは、第1方向に第1規定距離間隔、前記第2方向に第2規定距離間隔で、格子状に全面に亘って形成されている、画像処理装置。
  6. 請求項または請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記取得部は、前記撮像画像を受信する受信部であって、
    更に、
    前記原稿画像を送信する送信部、
    を備え、
    前記制御部は、
    更に、
    前記回転処理によって回転された前記原稿画像を前記送信部を用いて送信させる送信処理、
    を実行する、画像処理装置。
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