JP6162586B2 - 車体の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパーフェイスと衝撃吸収体を有する車体の前部構造についての技術分野に関する。
特開2004−203158号公報 特表2008−506589号公報
バンパーフェイスと衝撃吸収体が配置される車体の前部構造として、バンパーフェイスの内側に樹脂材料等によって形成された衝撃吸収体(補強部材や補強プレート)が配置され、衝撃吸収体がバンパーフェイスの後方に位置されるアンダーカバー等の所定の部材に締結部材によって結合された構造がある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。アンダーカバーは、一般に、車両の走行時における抵抗の低減等のために設けられる。
特許文献1に記載された車体の前部構造においては、衝撃吸収体が車両の幅方向における複数の箇所で締結部材によってバンパーフェイスに結合され、衝撃吸収体に車両の幅方向における中央部から後方に突出された突状部(延設部)が設けられ、突状部がアンダーカバーに締結部材によって結合されている。
また、特許文献2に記載された車体の前部構造においては、衝撃吸収体に車両の幅方向において離隔された複数の突状部(後部アーム)が設けられ、これらの突状部が取付部材(取り付け支柱)を介してバンパーフェイスの後端部にそれぞれ締結部材によって結合されている。
ところが、特許文献1及び特許文献2に記載された車体の前部構造にあっては、バンパーフェイスに衝撃吸収体が結合され、衝撃吸収体に後方に突出された突出部が設けられ、突出部がアンダーカバー等の所定の部材に結合されている。
従って、衝撃吸収体がアンダーカバー等に局所的に結合されている構造にされており、万が一、車両と歩行者等が衝突したときに車両の幅方向における全体に衝突時の荷重が伝達される構造にされておらず、衝突時における衝突エネルギーが十分に吸収されず、衝撃の緩和効果が不十分になるおそれがある。
また、バンパーフェイスの後方に位置されるアンダーカバー等の所定の部材が衝撃を緩和するための構造物としては用いられておらず、衝突時における衝突エネルギーの吸収が衝撃吸収体のみによって行われる構成にされている。
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、車両の幅方向における全体に衝突時の荷重が伝達されるようにして衝突エネルギーの吸収効果を高め、衝撃の十分な緩和を図ることを目的とする。
第1に、本発明に係る車体の前部構造は、車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置され後方に開口された挿入用凹部を有するバンパーフェイスと、前記バンパーフェイスに結合される結合部と車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置され後方に開口された差込用凹部と前記挿入用凹部に後方から挿入される挿入部とを有する衝撃吸収体と、前記バンパーフェイスに結合される結合用突部と前記差込用凹部に後方から挿入される挿入差込部とを有するアンダーカバーとを備えたものである。
これにより、衝突時に車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置されたバンパーフェイスの挿入用凹部を介して衝撃吸収体に荷重が伝達されると共に車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置された差込用凹部を介してアンダーカバーに荷重が伝達される。
第2に、上記した本発明に係る車体の前部構造においては、前記衝撃吸収体に衝撃吸収部が設けられ、前記衝撃吸収部が車両の幅方向に貫通する枠状に形成されることが望ましい。
これにより、衝突時にバンパーフェイスから衝撃吸収部に荷重が伝達されたときの荷重に対する戻し力が高くなり、衝撃吸収効果が高まる。
第3に、上記した本発明に係る車体の前部構造においては、前記差込用凹部と前記挿入差込部が車両の幅方向に離隔してそれぞれ複数設けられ、前記アンダーカバーにおける前記複数の挿入差込部間の部分がそれぞれ前記挿入差込部より前方に突出された突歯部として設けられ、前記複数の突歯部の少なくとも一つが前記結合用突部として設けられることが望ましい。
これにより、突歯部が変形し易く、衝突の初期段階において突歯部が確実に変形され、衝撃が分散されてアンダーカバーの全体に荷重が伝達される。
第4に、上記した本発明に係る車体の前部構造においては、前記結合部と前記結合用突部が重ねられた状態で前記バンパーフェイスに結合されることが望ましい。
これにより、バンパーフェイスに対する衝撃吸収体の結合とバンパーフェイスに対するアンダーカバーの結合とが同時に行われると共に結合部分の厚みが厚くなる。
第5に、上記した本発明に係る車体の前部構造においては、車両の幅方向において最も外側に位置する結合用突部の前記幅方向における両側にそれぞれ前記挿入差込部が位置されることが望ましい。
これにより、衝突時において結合用突部にバンパーフェイスからの剥離方向への力が付与されたときに、差込用凹部に対する挿入差込部の係合によって結合用突部のバンパーフェイスからの剥離を抑制する力が生じる。
第6に、上記した本発明に係る車体の前部構造においては、前記突歯部のうちの一部の突歯部が前記結合用突部として設けられることが望ましい。
これにより、アンダーカバーのバンパーフェイスに対する結合箇所が少なくなる。
本発明によれば、衝突時に車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置されたバンパーフェイスの挿入用凹部を介して衝撃吸収体に荷重が伝達されると共に車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置された差込用凹部を介してアンダーカバーに荷重が伝達されるため、車両の幅方向における全体に衝突時の荷重が伝達されて衝突エネルギーの吸収効果が高くなり、衝撃の十分な緩和を図ることができる。
図2乃至図10と共に本発明車体の前部構造の実施の形態を示すものであり、本図は、車体の前部構造の分解斜視図である。 車体の前部構造の斜視図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図2のV−V線に沿う断面図である。 衝撃吸収体の一部を示す拡大斜視図である。 アンダーカバーの斜視図である。 衝突時の状態を示す概念図である。 左右両端側に位置する結合用突部の左右両側に挿入差込部が設けられた例を示す斜視図である。 アンダーカバーにおける挿入差込部の先端部が上下方向において屈曲された形状に形成された例を示す断面図である。
以下に、本発明車体の前部構造を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
尚、以下の車体の前部構造はバンパーフェイスと衝撃吸収体とアンダーカバーを有し、これらのバンパーフェイスと衝撃吸収体とアンダーカバーは車両の前部の形状に応じて緩やかに屈曲された前方に凸の形状に形成されることが多いが、以下には説明を簡単にするために、それぞれ車両の幅方向(左右方向)に直線的に延びる形状に形成されたバンパーフェイスと衝撃吸収体とアンダーカバーを例として示す。
<車両の前部構造の構成>
車体の前部構造1は、基本の骨格構造として、車両の前端部における下端部に配置されたバンパーフェイス2とバンパーフェイス2の内側に配置された衝撃吸収体3と車両の下端部に配置されたアンダーカバー4とを有している(図1及び図2参照)。
バンパーフェイス2は車両の幅方向に延び、図示しないアッパーフェイス部とアッパーフェイス部の下方に位置されたロアーフェイス部5とを有している。ロアーフェイス部5は垂直断面形状において前方に凸の曲面状に形成され、上端5aが下端5bより前側に位置されている。
バンパーフェイス2のアッパーフェイス部とロアーフェイス部5の間には外気をエンジンルームに導く格子状のグリル6が配置されている。グリル6の下端部には後方に開口された保持凹部6aが設けられている(図3乃至図5参照)。グリル6の下端部には前後に貫通された係合孔6b、6b、6bが左右に離隔して形成されている。
ロアーフェイス部5の上下方向における中間部には後方に突出され左右に延びる突出壁部5cが設けられ、ロアーフェイス部5には突出壁部5cとその下側に位置された部分とによって垂直断面形状で後方に開口する凹状(略V字状)の挿入用凹部7が設けられている。尚、ロアーフェイス部5には複数の突出壁部が左右に離隔して設けられ、複数の突出壁部とそれらの下側に位置された各部分とによって左右に離隔して位置する複数の挿入用凹部が設けられていてもよい。
ロアーフェイス部5の下端部は各一部が左右に離隔して位置された複数の結合用端部8、8、・・・として設けられている(図1参照)。例えば、ロアーフェイス部5の下端部は左右方向における中央部と左右両端寄りの部分とがそれぞれ結合用端部8、8、8として設けられ、結合用端部8、8、8にはそれぞれ上下に貫通された挿通孔8a、8a、8aが形成されている。
衝撃吸収体3は樹脂材料によって各部が一体に形成されて成り、図1及び図2に示すように、車両の幅方向(左右方向)に延びる形状に形成され、ベース面部9と段差面部10と連結面部11と突面部12、12、・・・と衝撃吸収部13、13、・・・を有している。
ベース面部9は上下方向を向く板状に形成され、段差面部10はベース面部9の前縁から上方に突出され前後方向を向く板状に形成されている(図3乃至図6参照)。
連結面部11は段差面部10の上縁から前方に突出され、先端部の一部を除いて上下方向を向く板状に形成されている。連結面部11の左右方向における両端部は上方に折り曲げられて補強部11a、11aとして設けられている。補強部11a、11aによって連結面部11が補強され撓みが抑制される。連結面部11の先端部における補強部11a、11a間には、前方に突出された係合爪部11b、11b、11bが左右に離隔して設けられている。
突面部12、12、・・・はベース面部9の前縁から前斜め下方に突出された板状に形成され、左右に等間隔に離隔して設けられている。
衝撃吸収部13、13、・・・はそれぞれ突面部12、12、・・・間に設けられている(図1及び図6参照)。従って、突面部12、12、・・・と衝撃吸収部13、13、・・・は左右方向において交互に並んで設けられている。
衝撃吸収部13は、図3乃至図6に示すように、前後方向を向く板状に形成された後面部14と斜め方向を向く板状に形成された斜面部15と上下方向を向く板状に形成された下面部16と左右方向を向く板状に形成された側面部17、17とから成る。
後面部14はベース面部9の後縁から下方に突出され、斜面部15は後面部14の下縁から前斜め下方に突出されている。
下面部16、16、・・・のうち、例えば、三つの下面部16、16、16は後縁が斜面部15の前縁に連続され、他の下面部16、16、・・・は後端寄りの部分が斜面部15の前縁に連続されている。後端部が斜面部15の前縁に連続された下面部16は後端部が斜面部15の前端より後方かつ下方に位置され、この斜面部15の前端より後方かつ下方に位置する部分が突出片部16aとして設けられている。突出片部16aとその上側に位置された斜面部15の前端部とによって垂直断面形状で後方に開口する凹状(略V字状)の差込用凹部18が設けられている。
下面部16、16、・・・のうち後縁が斜面部15の前縁に連続された三つの下面部16、16、16は結合部19、19、19として設けられている。下面部16、16、・・・のうち、例えば、中央部と左右両端寄りの位置に存在する下面部16、16、16がそれぞれ結合部19、19、19として設けられている。結合部19、19、19にはそれぞれ結合用挿通孔19a、19a、19aが形成されている。
側面部17、17は略平行四辺形の枠状に形成され、左右方向において対向して位置されている。側面部17は、ベース面部9及び後面部14の各側縁に連続された上辺部17aと、斜面部15及び後面部14の各側縁に連続され後端が上辺部17aの後端に連続された第1の斜辺部17bと、後側の半部が下面部16の側縁に連続され後端が第1の斜辺部17bの前端に連続された下辺部17cと、突面部12の側縁に連続され後端が上辺部17aの前端に連続され前端が下辺部17cの前端に連続された第2の斜辺部17dとから成る。
上辺部17aと下辺部17bは略平行な状態にされ、第1の斜辺部17bと第2の斜辺部17dは略平行な状態にされ、下辺部17bは前半部が下面部17から前方に突出されている。下辺部17bは前端が上辺部17aの前端より前側に位置され、第2の斜辺部17dは前端が第1の斜辺部17bの前端寄り前側に位置されている。
衝撃吸収部13には突面部12の前端部と衝撃吸収部13の前端部とによって左右方向から見て前方に凸の楔状にされた部分が形成され、この楔状の部分がバンパーフェイス2の挿入用凹部7に挿入される挿入部20として設けられている。
アンダーカバー4は樹脂材料によって各部が一体に形成されて成り、図1及び図7に示すように、車両の幅方向(左右方向)に延びる形状に形成され、基面部21と前面傾斜部22と突歯部23、23、・・・と挿入差込部24、24、・・・を有している。
基面部21は上下方向を向く板状に形成され、前面傾斜部22は基面部21の前縁から前斜め上方に突出され板状に形成されている(図3、図4、図5及び図7参照)。
突歯部23、23、・・・は前面傾斜部22の上端寄りの部分から前方に突出された略矩形の板状に形成され、左右に離隔して設けられている。突歯部23、23、・・・のうちの複数、例えば、三つの突歯部23、23、23は他の突歯部23、23、・・・より横長の形状に形成され結合用突部25、25、25として設けられている。突歯部23、23、・・・のうち、例えば、中央部と左右両端に位置する突歯部23、23、23がそれぞれ結合用突部25、25、25として設けられている。結合用突部25、25、25にはそれぞれ結合孔25a、25a、25aが形成されている。
このようにアンダーカバー4は左右に離隔して突歯部23、23、・・・が設けられており、櫛歯状に形成されている。
結合用突部25以外の突歯部23の横幅は、衝撃吸収体3の衝撃吸収部13、13間の間隔と略同じにされ、結合用突部25の横幅は衝撃吸収体3の二つの突面部12、12と一つの衝撃吸収部13とを合計した横幅と略同じにされている。突歯部23、23、・・・間の間隔は衝撃吸収部13の横幅と略同じにされている。
挿入差込部24、24、・・・は前面傾斜部22の上縁から前方に突出され、それぞれ突歯部23、23、・・・間に設けられている。挿入差込部24の前面傾斜部22からの前方への突出量は突歯部23の前面傾斜部22からの前方への突出量より小さくされている。
アンダーカバー4には上面側に横リブ4aと縦リブ4b、4b、・・・が設けられている(図7参照)。横リブ4aは左右方向に延び基面部21に設けられ、縦リブ4b、4b、・・・は前後方向に延び基面部21から前面傾斜部22に亘る位置に設けられ、後端が横リブ4aの前面に連続されている。横リブ4aと縦リブ4b、4b、・・・によってアンダーカバー4の強度が高くされている。
バンパーフェイス2の後方には、図3乃至図5に示すように、図示しないラジエーターを保持するラジエーターロアフレーム40が配置され、ラジエーターロアフレーム40にブラケット50が取り付けられて保持されている。
<バンパーフェイスと衝撃吸収体とアンダーカバーの組付>
上記のように構成された車両の前部構造1において、バンパーフェイス2と衝撃吸収体3とアンダーカバー4は以下のように組み付けられる(図2乃至図5参照)。
衝撃吸収体3の下端部における上面にはアンダーカバー4の突歯部23、23、・・・(結合用突部25、25、25)が重ねられ、突歯部23、23、・・・の上面にはそれぞれ衝撃吸収体3の下面部16、16、・・・(結合部19、19、19)が重ねられる(図3参照)。この状態で結合用端部8、8、8の挿通孔8a、8a、8aと結合用突部25、25、25の結合孔25a、25a、25aと結合部19、19、19の結合用挿通孔19a、19a、19aとに下側から順にそれぞれクリップ30、30、30が挿通され、クリップ30、30、30によってバンパーフェイス2に衝撃吸収体3とアンダーカバー4が結合される。従って、アンダーカバー4は結合用突部25がバンパーフェイス2の結合用端部8と衝撃吸収体3の結合部19とに挟持された状態でバンパーフェイス2と衝撃吸収体3に結合される。
上記したように、衝撃吸収体3とアンダーカバー4は結合部19と結合用突部25が結合用端部8に重ねられた状態でバンパーフェイス2に結合されているため、バンパーフェイス2に対する衝撃吸収体3の結合とバンパーフェイス2に対するアンダーカバー4の結合とが同時に行われ、結合作業における作業効率の向上を図ることができると共に結合部分の厚みが厚くなり車両の前部構造1の高い強度を確保することができる。
また、突歯部23、23、・・・のうちの一部の突歯部23、23、23が結合用突部25、25、25として設けられているため、アンダーカバー4のバンパーフェイス2に対する結合箇所が少なくなり、結合作業における一層の作業効率の向上を図ることができる。
上記のようにバンパーフェイス2に衝撃吸収体3が結合された状態において、衝撃吸収体3は衝撃吸収部13、13、・・・の挿入部20、20、・・・がバンパーフェイス2の挿入用凹部7に挿入されている(図3乃至図5参照)。このとき挿入部20は挿入用凹部7に非接触又は当接した状態にされている。衝撃吸収体3は連結面部11の係合爪部11b、11b、11bがそれぞれグリル6の係合孔6b、6b、6bに挿入されて係合されると共に連結面部11の補強部11a、11aを除く前端部が保持凹部6aに挿入されてグリル6の下端部に結合されている。
また、衝撃吸収体3はブラケット50に固定されている。尚、衝撃吸収体3はラジエーターロアフレーム40に固定されていてもよく、ブラケット50やラジエーターロアフレーム40以外のクラッシュボックス等の他の車体の構造部品に固定されていてもよい。
上記のようにバンパーフェイス2にアンダーカバー4が結合された状態において、アンダーカバー4は挿入差込部24、24、・・・がそれぞれ衝撃吸収体3の差込用凹部18、18、・・・に挿入されている(図4参照)。このとき挿入差込部24は差込用凹部18に非接触又は当接した状態にされている。
アンダーカバー4は突歯部23、23、・・・のうち結合用突部25、25、25として設けられた以外の突歯部23、23、・・・がそれぞれ衝撃吸収体3の衝撃吸収部13、13、・・・間に後方から挿入されている。
このように突歯部23、23、・・・がそれぞれ衝撃吸収部13、13、・・・間に後方から挿入されることにより、突歯部23、23、・・・間に設けられた挿入差込部24、24、・・・の差込用凹部18、18、・・・に対する位置が定まり、挿入差込部24、24、・・・の差込用凹部18、18、・・・に対する挿入作業の容易化を図ることができる。
また、突歯部23、23、・・・がそれぞれ衝撃吸収部13、13、・・・間に挿入されることにより、衝撃吸収部13、13、・・・と突歯部23、23、・・・が左右方向において交互に位置されるため、衝撃吸収体3からアンダーカバー4を脱落し難くすることができる。
結合用突部25、25、25は、上記したように、それぞれバンパーフェイス2の結合端部8、8、8に重ねられ、結合端部8、8、8と衝撃吸収体3の結合部19、19、19に挟まれた状態でバンパーフェイス2に結合されている。このとき結合用突部25の左右両側には衝撃吸収部13、13が近接して位置される。
アンダーカバー4は後端部が車体の構造の一部である図示しないクロスメンバー等に固定されている。
<衝突時の状態>
次に、車両と歩行者が衝突したときの状態について説明する(図8参照)。
万が一、車両と歩行者等の衝突物100とが衝突すると、衝突によってバンパーフェイス2が変形し、荷重が、先ず、バンパーフェイス2から衝撃吸収体3の結合部19、19、19及びアンダーカバー4の結合用突部25、25、25に伝達される。アンダーカバー4は左右に離隔して突歯部23、23、・・・が設けられており櫛歯状に形成されているため、結合用突部25、25、25(突歯部23、23、23)が変形し易くされており、荷重が結合用突部25、25、25に伝達されると、先ず、アンダーカバー4において結合用突部25、25、25が確実に変形される。
このように結合用突部25、25、25が変形されると、アンダーカバー4の全体に荷重が伝達されアンダーカバー4の全体が変形される。従って、アンダーカバー4の全体の変形挙動の確実性及び安定性が図られ、衝突位置に拘わらず荷重が分散されてアンダーカバー4が広範囲で変形され、局所応力(応力集中)による塑性変形が抑制され、弾性変形の範囲が拡大される。アンダーカバー4の弾性変形の範囲が拡大されることにより、衝突に対する反発力が大きくなり、歩行者の保護が図られる。
また、衝突時にはバンパーフェイス2の変形により荷重が挿入用凹部7から衝撃吸収体3の挿入部20、20、・・・に伝達されると共にバンパーフェイス2の変形に伴う衝撃吸収体3の変形に伴って荷重が差込用凹部18、18、・・・からアンダーカバー4の挿入差込部24、24、・・・に伝達される。
このように荷重がバンパーフェイス2から衝撃吸収体3の挿入部20、20、・・・とアンダーカバー4の挿入差込部24、24、・・・に伝達されるため、挿入部20、20、・・・から衝撃吸収体3の全体に荷重が伝達されると共に挿入差込部24、24、・・・からもアンダーカバー4の全体に荷重が伝達され、バンパーフェイス2と衝撃吸収体3とアンダーカバー4が一体的に変形される。従って、バンパーフェイス2と衝撃吸収体3とアンダーカバー4の相対的な動き(変形)が拘束され、バンパーフェイス2と衝撃吸収体3とアンダーカバー4が三位一体となって変形されて衝突時の衝撃を吸収する構造として機能する。
また、荷重が挿入差込部24、24、・・・に伝達されると、結合用突部25、25、25に荷重が伝達された場合と同様に、アンダーカバー4において、先ず、挿入差込部24、24、・・・が確実に変形され、アンダーカバー4の全体に荷重が伝達されアンダーカバー4の全体が変形される。従って、アンダーカバー4の全体の変形挙動の一層の確実性及び安定性が図られ、衝突位置に拘わらず荷重が分散されてアンダーカバー4が広範囲で変形され、局所応力(応力集中)による塑性変形が抑制され、弾性変形の範囲が拡大される。
さらに、衝突時には変形されたバンパーフェイス2によって衝撃吸収体3が押し潰される。このときバンパーフェイス2は衝撃吸収体3の衝撃吸収部13、13、・・・に接触して衝撃吸収部13、13、・・・が変形される。衝撃吸収部13は側面部17、17が略平行四辺形状に形成されているが、側面部17、17はバンパーフェイス2に押し潰されて下辺部17cと第2の斜辺部17dが略一直線状になるように下方に変形される(図8参照)。尚、図8に、側面部17の変形前の状態を破線で示し、変形している状態の一例を実線で示す。
従って、側面部17、17は略三角形状に変形されて衝撃吸収体3にトラス構造が構成されると共に、歩行者の下脚受けがより下方に拡大される。トラス構造は荷重に対して高い強度を有する構造であるため、車両の前部構造1において衝突時の高い強度を確保しつつ、歩行者の下脚をしっかり受け止めることができる。
また、衝撃吸収体3においても衝突位置に拘わらず荷重が分散され、特に、衝撃吸収部13、13、・・・が広範囲で変形され、局所応力(応力集中)による塑性変形が抑制され、弾性変形の範囲が拡大されて衝突に対する反発力が大きくなり、歩行者の保護が図られる。
<まとめ>
以上に記載した通り、車両の前部構造1にあっては、バンパーフェイス2に衝撃吸収体3とアンダーカバー4が結合された状態において、バンパーフェイス2の挿入用凹部7に衝撃吸収体3の挿入部20、20、・・・が後方から挿入され、衝撃吸収体3の差込用凹部18、18、・・・にアンダーカバー4の挿入差込部24、24、・・・が後方から挿入されている。
従って、バンパーフェイス2及び衝撃吸収体3に加えてアンダーカバー4が衝撃の吸収を行う構造物として有効に利用され、車両の幅方向における全体に衝突時の荷重が伝達されるため、衝突エネルギーの吸収効果が高くなり、衝撃の十分な緩和を図ることができる。
また、バンパーフェイス2の挿入用凹部7に衝撃吸収体3の挿入部20、20、・・・が後方から挿入され、衝撃吸収体3の差込用凹部18、18、・・・にアンダーカバー4の挿入差込部24、24、・・・が後方から挿入されているため、挿入部20、20、・・・と挿入差込部24、24、・・・は後方側への移動しようとするバンパーフェイス2と衝撃吸収体3に対して突っ張り、衝突時に発生する荷重に対して抗力を有する部分として機能する。
従って、衝突時において衝撃吸収体3とアンダーカバー4が衝撃を受ける部分として有効に機能し、衝撃の一層の緩和を図ることができる。
さらに、衝撃吸収体3の衝撃吸収部13、13、・・・が車両の幅方向に貫通する枠状に形成されているため、高い衝撃吸収効果を確保することができると共に弾性変形範囲が拡大し戻し力の向上を図ることができる。特に、衝撃吸収部13の側面部17、17が略平行四辺形状に形成されているため、上記したように、衝突時に側面部17、17が略三角形状に変形されてトラス構造が構成され、衝撃吸収体3の高い強度を確保することができる。
さらにまた、アンダーカバー4が左右に離隔して設けられた突歯部23、23、・・・によって櫛歯状に形成されているため、突歯部23、23、・・・が変形し易く、衝突の初期段階において突歯部23、23、・・・が確実に変形され、衝撃が分散されてアンダーカバー4の全体に荷重が伝達されアンダーカバー4の全体が変形されるため、衝突位置に拘わらず高い衝撃吸収効果を確保することができる。
また、アンダーカバー4の全体に荷重が伝達されてアンダーカバー4の全体が変形され、衝突位置に拘わらず荷重が分散されてアンダーカバー4が広範囲で変形されて塑性変形が抑制されるため、歩行者の下腿側における戻し力が高まり歩行者の車両の下方への侵入が抑制され、歩行者の保護を図ることができる。
さらに、エアダム回りの構造物の全体が変形されるため、構造の機能性の向上及び構造の配置効率の向上が図られ、車両の前部構造1の軽量化及び低コスト化を図ることができる。
加えて、バンパーフェイス2に対する衝撃吸収体3とアンダーカバー4の結合がクリップ30、30、30によって行われるため、結合構造の簡素化及び結合作業における作業性の向上を図ることができると共に車両の前部構造1の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
尚、上記には、衝撃吸収体3とアンダーカバー4がバンパーフェイス2にクリップ30、30、30によって結合される例を示したが、例えば、衝撃吸収体3とアンダーカバー4がボルトとナット等の他の手段によってバンパーフェイス2に結合される構成にすることも可能である。
<その他>
上記には、アンダーカバー4において、左右方向における最も外側に位置する突歯部23、23が結合用突部25、25として設けられた例を示したが、これらの左右両端側に位置する結合用突部25の左右両側に挿入差込部24、24が設けられることが望ましい(図9参照)。
このように左右両端側に位置する結合用突部25の左右両側に挿入差込部24、24が設けられることにより、衝突時において結合用突部25にバンパーフェイス2からの剥離方向への力が付与されたときに、衝撃吸収体3の差込用凹部18、18に対する挿入差込部24、24の係合によって結合用突部25のバンパーフェイス2からの剥離を抑制する力が生じ、結合用突部25の剥離の抑制効果によりバンパーフェイス2に対するアンダーカバー4の結合状態の安定化を図ることができる。
また、衝撃吸収体3の差込用凹部18に挿入されるアンダーカバー4の挿入差込部24は先端部が上下方向において屈曲された形状に形成されていてもよい(図10参照)。
挿入差込部24の先端部が上下方向において屈曲された形状に形成されることにより、差込用凹部18への挿入差込部24の挿入時に、挿入差込部24の先端部が衝撃吸収体3の斜面部15又は突出片部16aに摺動されて案内され、差込用凹部18への挿入差込部24の挿入が容易になりアンダーカバー4の衝撃吸収体3に対する組付作業における作業性の向上を図ることができる。
尚、上記には、衝撃吸収体3の差込用凹部18が車両の幅方向に離隔して複数設けられた例を示したが、差込用凹部18は車両の幅方向に延びる溝状にされていてもよい。
また、上記には、バンパーフェイス2と衝撃吸収体3とアンダーカバー4にそれぞれ三つずつの結合用端部8、8、8と結合部19、19、19と突歯部23、23、23が設けられた例を示したが、結合用端部8と結合部19と突歯部23の数は任意であり、車両の幅方向に離隔して複数が設けられていればよい。
さらに、上記には、衝撃吸収部13、13、・・・に略平行四辺形状の側面部17、17、・・・が設けられた衝撃吸収体3を例として示したが、例えば、衝撃吸収体3に代えて、衝撃吸収部が前方に開口する凹形状(ラッパ状)に形成された衝撃吸収体を用いることも可能である。
1…車体の前部構造、2…バンパーフェイス、3…衝撃吸収体、4…アンダーカバー、7…挿入用凹部、13…衝撃吸収部、18…差込用凹部、19…結合部、20…挿入部、23…突歯部、24…挿入差込部、25…結合用突部

Claims (6)

  1. 車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置され後方に開口された挿入用凹部を有するバンパーフェイスと、
    前記バンパーフェイスに結合される結合部と車両の幅方向に延び又は車両の幅方向において離隔して位置され後方に開口された差込用凹部と前記挿入用凹部に後方から挿入される挿入部とを有する衝撃吸収体と、
    前記バンパーフェイスに結合される結合用突部と前記差込用凹部に後方から挿入される挿入差込部とを有するアンダーカバーとを備えた
    車体の前部構造。
  2. 前記衝撃吸収体に衝撃吸収部が設けられ、
    前記衝撃吸収部が車両の幅方向に貫通する枠状に形成された
    請求項1に記載の車体の前部構造。
  3. 前記差込用凹部と前記挿入差込部が車両の幅方向に離隔してそれぞれ複数設けられ、
    前記アンダーカバーにおける前記複数の挿入差込部間の部分がそれぞれ前記挿入差込部より前方に突出された突歯部として設けられ、
    前記複数の突歯部の少なくとも一つが前記結合用突部として設けられた
    請求項1又は請求項2に記載の車体の前部構造。
  4. 前記結合部と前記結合用突部が重ねられた状態で前記バンパーフェイスに結合された
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車体の前部構造。
  5. 車両の幅方向において最も外側に位置する結合用突部の前記幅方向における両側にそれぞれ前記挿入差込部が位置された
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車体の前部構造。
  6. 前記突歯部のうちの一部の突歯部が前記結合用突部として設けられた
    請求項3に記載の車体の前部構造。
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