JP6162460B2 - X線シャッタ及びx線管装置 - Google Patents

X線シャッタ及びx線管装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、X線シャッタ及びX線管装置に関する。
X線管装置は、X線管を備えている。X線管は、陽極ターゲットに電子ビームを衝突させてX線を発生する構成になっている。このようなX線管装置は、医療用の診断装置あるいは工業用の非破壊検査装置や材料分析装置など、多くの用途に利用されている。
X線管装置として、X線を間欠的に曝射可能なX線管装置が求められている。
ところで、X線は、X線管に高電圧を印加することにより得ることができる。但し、X線管の動作は、立ち上がりの数秒間不安定となる。このため、X線照射の都度、X線管に高電圧を印加すると、診断、検査、分析等に時間がかかってしまう。そこで、一旦、X線管に高電圧を印加した後は、X線管への高電圧の印加を継続(保持)している。したがって、一旦X線管に高電圧が印加されると、X線管からX線が出っぱなしとなる。
そこで、X線管とX線シャッタ板とを組合せたX線管装置が知られている。上記X線管装置を使用することにより、X線管からX線を出しっぱなしにした状態でX線シャッタ板を往復動させることにより、X線を間欠的に曝射させることができる。
特開2007−101259号公報 特許第4169828号公報 特開平3−1845号公報
近年、X線管装置を用いて動画像を撮影する技術の開発がなされている。
特に、X線管装置を用いて立体的な動画像を撮影する技術の開発がなされている。この場合、X線管装置は互いに間隔を置いた2個所からX線を曝射することにより、立体的な動画像を撮影することができる。そこで、例えば、X線シャッタ板を往復動させる技術と、互いに間隔を置いた2個の焦点からX線を曝射させる技術とを併用することが考えられる。
X線シャッタ板が往復動することにより、右目用の画像を撮影する第1撮影状態と、左目用の画像を撮影する第2撮影状態と、に交互に切替えることができる。第1撮影状態において、第1撮影状態のX線シャッタ板は、第1焦点から放射される第1X線を透過させ、第2焦点から放射される第2X線を遮蔽する。第2撮影状態のX線シャッタ板は、第1X線を遮蔽し、第2X線を透過させる。
しかしながら、X線シャッタ板を往復動させる構成では、第1X線の曝射と第2X線の曝射との切替えは遅くなってしまう。例えば次に挙げるような問題が生じる。
(1)X線検出器の検出動作を第1撮影状態と第2撮影状態との間の切替え動作に同期させた場合は、滑らかな動画像を得ることができず、表示する動画像はコマ送り状態となってしまう。
(2)撮影中の被写体(被検体)が静止状態にない場合は、第1撮影状態と第2撮影状態との間で被写体の状態がずれてしまい、動画像にぼけ等の異常が生じてしまう。
(3)滑らかな動画像を得るために必要な検出速度でX線検出器の検出動作を行った場合は、動画像を得難くなり、撮影した画像(動画像)のコントラストは低下してしまう。なぜなら、X線検出器による右目用の画像の検出を目的とする第1検出時と左目用の画像の検出を目的とする第2検出時とにおいて、X線シャッタ板は第1焦点から放射されるX線と第2焦点から放射されるX線とを共に透過させる状態になり得るためである。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、第1X線の曝射と第2X線の曝射との切替え速度の向上を図ることのできるX線シャッタ及びX線シャッタを備えたX線管装置を提供することにある。
一実施形態に係るX線シャッタは、
X線遮蔽材で形成され、第1位置から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1位置に間隔を置いた第2位置から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と、
を備える。
また、一実施形態に係るX線管装置は、
互いに間隔を置いて第1焦点及び第2焦点が形成されるターゲットと、
前記第1焦点及び第2焦点に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1焦点から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1X線透過部に間隔を置いて形成され前記第2焦点から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と、
を備える。
図1は、第1の実施形態に係るX線管装置を示す図であり、陽極ターゲットの上方から管軸に沿った方向にX線管装置を見た図である。 図2は、図1に示したX線管及びステータコイルを示す概略図である。 図3は、図2に示した陰極を示す拡大断面図である。 図4は、図2及び図3に示した陰極を陽極ターゲット側から見た拡大平面図である。 図5は、図1に示した第1X線遮蔽板を取り出して概略的に示す拡大正面図である。 図6は、図1に示した第2X線遮蔽板を取り出して概略的に示す拡大正面図である。 図7は、上記第1の実施形態に係るX線管装置が第1X線及び第2X線を曝射するタイミングを示す図である。 図8は、第2の実施形態に係るX線管装置を示す図であり、第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板を取り出して概略的に示す拡大正面図である。
以下、図面を参照しながら第1の実施形態に係るX線管装置について詳細に説明する。例えば、X線管装置は、X線平面検出器(X-ray flat panel detector)等とともにX線ステレオ撮影システムを形成することができる。その他にも、X線管装置は、X線イメージ管(X-ray image intensifier)等とともにX線ステレオシネ撮影システムを形成することができる。
図1及び図2に示すように、X線管装置は、回転陽極型のX線管1と、磁界を発生させるコイルとしてのステータコイル2と、X線シャッタ3とを備えている。図示しないが、X線管装置は、エンコーダとしての第1エンコーダと、他のエンコーダとしての第2エンコーダと、制御モータとしての第1制御モータと、他の制御モータとしての第2制御モータと、をさらに備えている。
X線管1は、陰極(陰極電子銃)10と、すべり軸受ユニット20と、陽極ターゲット60と、真空外囲器70と、を備えている。
図1、図2、図3及び図4に示すように、陰極10は、第1電子放出源としての第1フィラメント11及び第2電子放出源としての第2フィラメント12を有している。第1フィラメント11及び第2フィラメント12には、相対的に負の電圧と電流が与えられる。これにより、第1フィラメント11及び第2フィラメント12は電子(熱電子)を放出する。
陰極10は、図示しない収束電極も有している。収束電極は、第1フィラメント11及び第2フィラメント12のそれぞれに設けられ、第1フィラメント及び第2フィラメントから放出された電子を収束する。このため、陰極10は、電子を収束して放出することができる。
上記のように、この実施形態において第1フィラメント11及び第2フィラメント12の2個のフィラメント(電子放出源)を使用し、同時に駆動することにより、陽極ターゲット60に第1焦点F1及び第2焦点F2の2個の焦点を同時に形成することができる。
第1フィラメント11は第1焦点F1を形成し、第2フィラメント12は第2焦点F2を形成する。第1フィラメント11及び第2フィラメント12は同様に形成され、種類や特性は同一である。第1フィラメント11及び第2フィラメント12には、同一の電圧及び電流が与えられる。これにより、第1フィラメント11及び第2フィラメント12の電子放出量が同一となる。また、第1フィラメント11が形成する第1焦点F1のサイズと、第2フィラメント12が形成する第2焦点F2のサイズとが同一となる。
図2に示すように、すべり軸受ユニット20は、回転体30と、固定シャフト40と、潤滑材としての図示しない金属潤滑材と、を備え、すべり軸受を使っている。
回転体30は、円筒状に形成され、一端部が閉塞されている。回転体30は、この回転体の回転動作の中心軸となる回転軸に沿って延出している。この実施の形態において、上記回転軸は、X線管1の管軸a1と同一であり、以下管軸a1として説明する。回転体30は、管軸a1を中心に回転可能である。回転体30は、この一端部に位置した接続部31を有している。回転体30は、Fe(鉄)やMo(モリブデン)等の材料で形成されている。
固定シャフト40は、回転体30よりサイズの小さい円筒状に形成されている。固定シャフト40は、回転体30と同軸的に設けられ、管軸a1に沿って延出している。固定シャフト40は、回転体30の内部に嵌合されている。固定シャフト40は、FeやMo等の材料で形成されている。固定シャフト40の一端部は、回転体30の外部に露出されている。固定シャフト40は、回転体30を回転可能に支持している。
金属潤滑材は、回転体30及び固定シャフト40間の間隙に充填されている。
図1及び図2に示すように、陽極ターゲット(ターゲット)60は、管軸a1に沿った方向に、固定シャフト40の他端部に対向配置されている。陽極ターゲット60は、陽極61と、この陽極の外面の一部設けられたターゲット層62と、を有している。
陽極61は、接続部31を介して回転体30に固定されている。陽極61は、形状が円盤状であり、Mo等の材料で形成されている。陽極61は、管軸a1を中心に回転可能である。ターゲット層62は、管軸a1に沿った方向に陰極10に間隔を置いて対向配置されたターゲット面Sを有している。
陽極ターゲット60には、固定シャフト40及び回転体30を介して相対的に正の電圧が与えられる。ターゲット面Sには、互いに間隔を置いて第1焦点F1及び第2焦点F2が形成される。第1焦点F1及び第2焦点F2の間隔は、人間の右目と左目との間隔と概ね同一である。例えば、第1焦点F1は右目用の画像(動画像)の撮影に利用する第1X線を放射し、第2焦点F2は左目用の画像(動画像)の撮影に利用する第2X線を放射する。
真空外囲器70は、概略円筒状に形成されている。真空外囲器70は、ガラス及びセラミックなどの絶縁材や金属などの組合せで形成されている。真空外囲器70において、陽極ターゲット60と対向した個所の径は、回転体30と対向した個所の径より大きい。真空外囲器70は、開口部71を有している。真空外囲器70の密閉状態を維持するよう、開口部71は、固定シャフト40の一端部に密着している。真空外囲器70は、固定シャフト40を固定している。真空外囲器70は、この内壁に陰極10を取付けている。真空外囲器70は、密閉され、陰極10、すべり軸受ユニット20及び陽極ターゲット60等を収容している。真空外囲器70の内部は真空状態に維持されている。
図2に示すように、ステータコイル2は、回転体30の側面に対向して真空外囲器70の外側を囲むように設けられている。
図1、図5及び図6に示すように、X線シャッタ3は、X線遮蔽部材としてのX線絞り部材4と、X線遮蔽板としての第1X線遮蔽板5と、他のX線遮蔽板としての第2X線遮蔽板6とを備えている。第1X線遮蔽板5は焦点切替え用であり、第2X線遮蔽板6はフレームレート制御用である。X線シャッタ3は、コリメータとしても機能する。
X線絞り部材4は、X線管1に対する相対的な位置が固定され、静止状態で使用される。X線絞り部材4は、第1焦点F1及び第2焦点F2に対向配置されている。X線絞り部材4は、X線遮蔽材で形成されている。例えば、X線絞り部材4を、鉛や鉛合金を含む材料で形成したり、X線透過部材に鉛を貼り付けた物で形成したりすることができる。
X線絞り部材4は、第1X線透過部4aと、第2X線透過部4bとを有している。第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bは、互いに間隔を置いてそれぞれX線絞り部材4に形成された貫通孔で形成されている。ここでは、第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bは、同一のサイズを有し、円形である。第1X線透過部4aは、第1焦点F1と対向し、第1焦点F1(第1位置)から放射される第1X線を透過させる。第2X線透過部4bは、第2焦点F2と対向し、第2焦点F2(第2位置)から放射される第2X線を透過させる。
上記のことから、X線絞り部材4は、第1焦点F1から放射される第1X線を絞って第1X線束R1を取り出し、第2焦点F2から放射される第2X線を絞って第2X線束R2を取り出す。
第1X線遮蔽板5は、第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bに対向配置されている。この実施形態において、第1X線遮蔽板5は、X線絞り部材4に対してX線管1の反対側に位置している。第1X線遮蔽板5は、X線遮蔽材で形成されている。
第1X線遮蔽板5は、第1X線(第1X線束R1)及び第2X線(第2X線束R2)を透過させる1個のX線透過窓5aを有している。ここでは、X線透過窓5aは矩形状の開口である。X線透過窓5aのサイズは、第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bの各サイズと同等以上である。X線透過窓5aは、第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bの一方とのみ対向する。X線透過窓5aは、第1X線透過部4a又は第2X線透過部4bと対向することにより、第1X線透過部4a又は第2X線透過部4bを完全に露出させる。
また、第1X線遮蔽板5は、円盤状に形成されている。第1X線遮蔽板5の中心軸は、軸a2に沿っている。第1X線遮蔽板5は、この中心軸を中心に回転可能であり、第1状態、第2状態、第3状態及び第4状態に繰り返し切替えられる。
第1状態において、X線透過窓5aが第1X線透過部4aと対向し、第1X線遮蔽板5は、第1X線を透過させ第2X線を遮蔽し第1X線(第1X線束R1)を曝射させる。
第2状態において、X線透過窓5aが第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bから外れ、第1X線遮蔽板5は、第1X線及び第2X線を遮蔽する。
第3状態において、X線透過窓5aが第2X線透過部4bと対向し、第1X線遮蔽板5は、第2X線を透過させ第1X線を遮蔽し第2X線(第2X線束R2)を曝射させる。
第4状態において、X線透過窓5aが第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bから外れ、第1X線遮蔽板5は、第1X線及び第2X線を遮蔽する。
第2X線遮蔽板6は、X線絞り部材4に対向配置されている。この実施形態において、第2X線遮蔽板6は、第1X線遮蔽板5に対してX線絞り部材4の反対側に位置している。第2X線遮蔽板6は、X線遮蔽材で形成されている。例えば、第2X線遮蔽板6及び上記第1X線遮蔽板5を、モリブデンやタングステンを主成分とする合金で形成したり、構造鋼のフレームに鉛を貼り付けた物で形成したりすることができる。第2X線遮蔽板6は、円盤状に形成されている。
第2X線遮蔽板6は、第1X線(第1X線束R1)及び第2X線(第2X線束R2)を透過させる他のX線透過窓としてのX線透過窓6aを有している。ここでは、X線透過窓6aは扇形の開口である。X線透過窓6aは、第2X線遮蔽板6の2つの半径とその端点を結ぶ弧によって囲まれる部分である。X線透過窓6aは、X線透過窓5a及び第1X線透過部4aと対向することにより第1X線透過部4aを完全に露出させ、X線透過窓5a及び第2X線透過部4bと対向することにより第2X線透過部4bを完全に露出させる。
また、第2X線遮蔽板6は第1X線遮蔽板5と同軸的に設けられ、第2X線遮蔽板6の中心軸は、軸a2に沿っている。第2X線遮蔽板6は、この中心軸を中心に回転可能である。
第2X線遮蔽板6は、回転することにより、X線透過窓6aが第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bと対向する。これにより、第1X線遮蔽板5が第1状態に切替えられた期間、第2X線遮蔽板6は、第1X線を透過させるか又は遮蔽する。また、第1X線遮蔽板5が第3状態に切替えられた期間、第2X線遮蔽板6は、第2X線を透過させるか又は遮蔽する。
上記第1エンコーダは、位置を検出するセンサであり、第1X線遮蔽板5の回転数及び回転位相を電子的に読み取る。上記第2エンコーダは、位置を検出するセンサであり、第2X線遮蔽板6の回転数及び回転位相を電子的に読み取る。
上記第1制御モータは、第1エンコーダで読み取った第1X線遮蔽板5の回転数及び回転位相に基づいて第1X線遮蔽板5の回転動作を制御する。上記第2制御モータは、第2エンコーダで読み取った第2X線遮蔽板6の回転数及び回転位相に基づいて第2X線遮蔽板6の回転動作を制御する。第1X線遮蔽板5及び第2X線遮蔽板6は、独立して回転可能である。
第1制御モータ及び第2制御モータには、同期モータ、サーボモータ、ステッピングモータ等の制御機能を有したモータを利用することができ、回転位相角を任意に制御する機能を持たせることができる。
次に、上記X線管装置の動作状態について説明する。
図1及び図2に示すように、X線管装置の動作時、ステータコイル2は回転体30に与える回転トルクを発生させるため、回転体は回転する。これにより、陽極ターゲット60も回転することになる。
陽極ターゲット60が回転を開始すると、第1フィラメント11及び第2フィラメント12に電流を与え同時駆動する。第1フィラメント11及び第2フィラメント12に相対的に負の電圧及び電流が与えられる。陽極ターゲット60に相対的に正の電圧が与えられる。
陰極10(第1フィラメント11及び第2フィラメント12)と陽極ターゲット60との間にX線管電圧(以下、管電圧と称する)が加えられるため、第1フィラメント11及び第2フィラメント12から放出された電子は収束及び加速され、ターゲット層62に衝突される。すなわち、陰極10からターゲット層62の第1焦点F1及び第2焦点F2にX線管電流(以下、管電流と称する)が流れる。
ターゲット層62は電子と衝突するときにX線を放出する。これにより、第1焦点F1からは第1X線が放射され、第2焦点F2からは第2X線が放射される。X線絞り部材4は、X線管1から放射されるX線を絞り、第1X線(第1X線束R1)及び第2X線(第2X線束R2)を取り出す。
第1制御モータは、所定の条件で第1X線遮蔽板5を回転可能であるため、第1状態から第3状態に切替わる時間間隔等を制御することが可能である。これにより、第1X線遮蔽板5は、第1X線(第1X線束R1)及び第2X線(第2X線束R2)を短い時間間隔で独立して順に透過させることができる。
さらに、この実施形態において、X線管装置は第2X線遮蔽板6を備えている。第2制御モータは、所定の条件で第2X線遮蔽板6を回転可能であるため、第1状態から次回の第1状態に切替わる時間間隔等を制御することが可能である。また、第2制御モータは、第2状態の期間と第4状態の期間とが不均一となるように制御することが可能である。例えば、第2状態の期間より第4状態の期間を長くすることができる。第2X線遮蔽板6により第4状態の期間を調整してX線を遮蔽することができるため、X線の曝射を間引くことができる。
次に、図7を参照し、第1X線遮蔽板5及び第2X線遮蔽板6の回転と、第1及び第2X線曝射のタイミングとの関係について説明する。図7において、第1状態をS1、第2状態をS2、第3状態をS3、第4状態をS4としている。
図1及び図7に示すように、1フレーム期間T2の長さ(フレームレート)を必要最小限に抑えることが望ましい。被写体の被曝を低減することができるためである。また、滑らかな動画像を撮影することができるためである。
さらに、第1X線を曝射する第1状態と、第2X線を曝射する第3状態とを完全に分離している。第1X線(右目用の画像)と第2X線(左目用の画像)とを完全に独立させてX線検出器等に検出させるためである。これにより、良好な動画像を得ることができ、コントラスト特性に優れた画像(動画像)の撮影を可能にすることができる。
またさらに、第1状態S1に切替ってから第3状態S3に切替るまでの期間T1は、1フレーム期間T2によらず、常にX線平面検出器等が受容れられる最小限の期間で切替えられる事が望ましい。第1状態S1と第3状態S3との間で被写体の状態がずれてしまうことにより動画像にぼけが生じる等の視差の異常の度合いを低減することができるためである。
そこで、第1X線遮蔽板5を毎秒1/T1の回転数で回転させることにより、上記タイミングをつくり出すことができる。こうする事により、第1X線遮蔽板5のX線透過窓5aが、例えば、第1X線透過部4aと対向した位置に回転して来た時(一致した時)に、第1焦点F1から放射される第1X線を曝射させ、第2X線(第1焦点F1外X線)を遮蔽する事が可能となる。
X線透過窓5aの形状やサイズは、第1X線遮蔽板5の必要な回転速度と使用する最大曝射パルス時間に併せて決定することができる。X線透過窓5aの形状は丸でも、四角でも扇型でも良い。
X線シャッタ3が第2X線遮蔽板6無しに形成される場合でも、1フレーム期間T2の長さ(フレームレート)を必要最小限に抑えることで、視差の異常の度合いを最小限にすることは可能であるが、この場合、被写体の被爆が増加する可能性がある。
そこで、フレームレートを制御するために、X線シャッタ3は、第1X線遮蔽板5と独立した第2X線遮蔽板6を備えている。本実施形態では、第2X線遮蔽板6のX線透過窓6aの形状は半周分の扇型となっている。第2X線遮蔽板6を毎秒1/T2の回転数で回転させる事で、第2状態S2の期間より第4状態S4の期間を長くとることができ、不要な曝射を間引くことができる。例えば、第2X線遮蔽板6の回転数を第1X線遮蔽板5の回転数の1/2に制御することにより、被写体へのX線の曝射を半分に低減させることができる。
上記のように構成された第1の実施形態に係るX線管装置によれば、X線管装置は、X線管1とX線シャッタ3とを備えている。X線管1は、互いに間隔を置いて第1焦点F1及び第2焦点F2が形成される陽極ターゲット60を備えている。X線シャッタ3は、X線絞り部材4及び第1X線遮蔽板5を備えている。
X線絞り部材4は、第1焦点F1から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部4aと、第1X線透過部4aに間隔を置いて形成され第2焦点F2から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部4bと、を有している。
第1X線遮蔽板5は、第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓5aを有している。第1X線遮蔽板5は、回転することにより、第1状態S1と、第2状態S2と、第3状態S3と、第4状態S4と、に繰り返し切替えられる。第1X線遮蔽板5自体が回転する構成であるため、第1X線遮蔽板5の回転速度を制御することで、第1状態S1に切替ってから第3状態S3に切替るまでの期間T1を容易に短くすることができる。これにより、X線シャッタ3は、第1X線(第1X線束R1)の曝射と第2X線(第2X線束R2)の曝射との切替え速度を向上させることができる。
X線シャッタ3は、さらに第2X線遮蔽板6を備えている。第2X線遮蔽板6は、X線透過窓6aを有している。第2X線遮蔽板6は、回転することにより、X線透過窓6aが第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bと対向する。第2X線遮蔽板6の回転動作を制御することにより、1フレーム期間T2の長さ(フレームレート)を制御することができる。第2状態S2の期間と第4状態S4の期間とが不均一となるように制御することができる。第2状態S2の期間より第4状態S4の期間を長くとることができるため、不要なX線の曝射を間引くことができる。
また、陽極ターゲット60に2個の焦点を形成することができるため、被写体に対して視差が得られるように、2個所からX線を曝射することができる。右目用の画像と左目用の画像とを交互に繰り返し撮影し、これらの画像をデジタル的に立体的な画像(動画像)に再構成することができる。
X線管装置を、例えば、血管造影に用いる医用X線管装置に利用した場合、術者に立体感のある画像(動画像)を表示することができる。カテーテルを誘導中に血管とガイドワイヤーの位置関係を立体視による動画で観察するステレオパルス透視を実施するために必要な速度で撮影を行うことができる。このため、カテーテル等の追従も容易となる。
上記のことから、第1X線の曝射と第2X線の曝射との切替え速度の向上を図ることのできるX線シャッタ3及びX線シャッタを備えたX線管装置を得ることができる。そして、不要なX線の曝射を間引くことのできるX線シャッタ3及びX線管装置を得ることができる。また、2つの電子銃の内、片方を曝射中にもう片方のX線取りだし窓開口部から漏れる焦点外X線を遮蔽する効果も得られる。
次に、第2の実施形態に係るX線管装置について詳細に説明する。なお、この実施の形態において、他の構成は上述した第1の実施形態と同一であり、同一の部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8に示すように、X線シャッタ3は、X線絞り部材4と、第1X線遮蔽板7と、第2X線遮蔽板8とを備えている。第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8は、焦点切替え用であり、フレームレート制御用でもある。
第1X線遮蔽板7は、第1X線透過部4aに対向配置されている。この実施形態において、第1X線遮蔽板7は、X線絞り部材4に対してX線管1の反対側に位置している。第1X線遮蔽板7は、X線遮蔽材で形成されている。また、第1X線遮蔽板7は、円盤状に形成されている。第1X線遮蔽板7は、第1X線遮蔽板7の中心軸を中心に回転可能である。
第1X線遮蔽板7は、第1X線(第1X線束R1)を透過させる第1X線透過窓としてのX線透過窓7aを有している。ここでは、X線透過窓7aは矩形状の開口である。X線透過窓7aのサイズは、第1X線透過部4aのサイズと同等以上である。X線透過窓7aは、第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bの中、第1X線透過部4aとのみ対向する。X線透過窓7aは、第1X線透過部4aと対向することにより、第1X線透過部4aを完全に露出させる。
第2X線遮蔽板8は、第2X線透過部4bに対向配置されている。この実施形態において、第2X線遮蔽板8は、X線絞り部材4に対してX線管1の反対側に位置している。第2X線遮蔽板8は、X線遮蔽材で形成されている。例えば、第2X線遮蔽板8及び上記第1X線遮蔽板7を、モリブデンやタングステンを主成分とする合金で形成したり、構造鋼のフレームに鉛を貼り付けた物で形成したりすることができる。
また、第2X線遮蔽板8は、円盤状に形成されている。第2X線遮蔽板8は、第2X線遮蔽板8の中心軸を中心に回転可能である。
第2X線遮蔽板8は、第2X線(第2X線束R2)を透過させる第2X線透過窓としてのX線透過窓8aを有している。ここでは、X線透過窓8aは矩形状の開口である。X線透過窓8aのサイズは、第2X線透過部4bのサイズと同等以上である。X線透過窓8aは、第1X線透過部4a及び第2X線透過部4bの中、第2X線透過部4bとのみ対向する。X線透過窓8aは、第2X線透過部4bと対向することにより、第2X線透過部4bを完全に露出させる。
第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8は、それぞれ回転することにより、第1状態、第2状態、第3状態及び第4状態に繰り返し切替えられる。
第1状態において、X線透過窓7aが第1X線透過部4aと対向し第1X線遮蔽板7は第1X線を透過させ、X線透過窓8aが第2X線透過部4bから外れて第2X線遮蔽板8は第2X線を遮蔽し、これにより、第1X線を曝射させる。
第2状態において、X線透過窓7aが第1X線透過部4aから外れ第1X線遮蔽板7は第1X線を遮蔽し、X線透過窓8aが第2X線透過部4bから外れて第2X線遮蔽板8は第2X線を遮蔽する。
第3状態において、X線透過窓7aが第1X線透過部4aから外れ第1X線遮蔽板7は第1X線を遮蔽し、X線透過窓8aが第2X線透過部4bと対向し第2X線遮蔽板8は第2X線を透過させ、これにより、第2X線を曝射させる。
第4状態において、X線透過窓7aが第1X線透過部4aから外れ第1X線遮蔽板7は第1X線を遮蔽し、X線透過窓8aが第2X線透過部4bから外れて第2X線遮蔽板8は第2X線を遮蔽する。
上記第1エンコーダは、第1X線遮蔽板7の回転数及び回転位相を電子的に読み取る。上記第2エンコーダは、第2X線遮蔽板8の回転数及び回転位相を電子的に読み取る。
上記第1制御モータは、第1エンコーダで読み取った第1X線遮蔽板7の回転数及び回転位相に基づいて第1X線遮蔽板7の回転動作を制御する。上記第2制御モータは、第2エンコーダで読み取った第2X線遮蔽板8の回転数及び回転位相に基づいて第2X線遮蔽板8の回転動作を制御する。第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8は、独立して回転可能である。
この実施形態においても、第1制御モータ及び第2制御モータには、制御機能を有したモータを利用することができ、回転位相角を任意に制御する機能を持たせることができる。
上記のように構成された第2の実施形態に係るX線管装置によれば、X線管装置は、X線管1とX線シャッタ3とを備えている。X線管1は、互いに間隔を置いて第1焦点F1及び第2焦点F2が形成される陽極ターゲット60を備えている。X線シャッタ3は、X線絞り部材4、第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8を備えている。
X線絞り部材4は、第1焦点F1から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部4aと、第1X線透過部4aに間隔を置いて形成され第2焦点F2から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部4bと、を有している。
第1X線遮蔽板7は、第1X線を透過させるX線透過窓7aを有している。第2X線遮蔽板8は、第2X線を透過させるX線透過窓8aを有している。第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8は、回転することにより、第1状態S1と、第2状態S2と、第3状態S3と、第4状態S4と、に繰り返し切替えられる。第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8自体が回転する構成であるため、第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8の回転速度を制御することで、第1状態S1に切替ってから第3状態S3に切替るまでの期間T1を容易に短くすることができる。これにより、X線シャッタ3は、第1X線(第1X線束R1)の曝射と第2X線(第2X線束R2)の曝射との切替え速度を向上させることができる。
さらに、第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8の回転動作を制御することにより、1フレーム期間T2の長さ(フレームレート)を制御することができる。第2状態S2の期間と第4状態S4の期間とが不均一となるように制御することができる。第2状態S2の期間より第4状態S4の期間を長くとることができるため、第1X線の曝射と第2X線の曝射間の画像で視差を得る画像処理を実施する場合、2つの曝射間の被写体移動が動態ボケによるアーチファクトとなって画像に影響を与える事を最小限に留め、被爆低減のために、フレームレートを低くしても動態ボケの少ない立体画像を得る事が出来る。
その他、本実施形態に係るX線管装置は、上述した第1の実施形態に係るX線管装置と同様の効果を得ることができる。
上記のことから、第1X線の曝射と第2X線の曝射との切替え速度の向上を図ることのできるX線シャッタ3及びX線シャッタを備えたX線管装置を得ることができる。そして、不要なX線の曝射を間引くことのできるX線シャッタ3及びX線管装置を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、X線管1と被写体との間での、X線絞り部材4、第1X線遮蔽板5及び第2X線遮蔽板6の位置関係は上述した例に限定されるものではなく種々変形可能である。X線絞り部材4、第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8の位置関係についても同様である。
X線管装置は、X線管1及びステータコイル2を収容した筐体と、筐体内に充填された冷却液としての絶縁油とを備えていてもよい。この場合、X線絞り部材4は上記筐体の一部で形成されていてもよい。
2個の焦点を形成する手段及び手法は、種々変更可能である。例えばX線管装置がX線管1を2個用いて実現することができる。また、電子放出源を1個のみ用意し、この電子放出源から放出された電子を偏向させて実現することができる。
また、右目用の画像と左目用の画像とを同一の条件(線量)で撮影するための手段及び手法は種々変形可能である。このため、第1フィラメント11及び第2フィラメント12に互いに異なるフィラメントを使用したり、第1フィラメント11及び第2フィラメント12に互いに異なるフィラメント電流を流したりして実現することもでき得る。
なお、検出器側で検出した画像を補正することができる場合、X線管装置は、右目用の画像と左目用の画像とを同一の条件(線量)で撮影するように構成されていなくともよい。
X線絞り部材4、第1X線遮蔽板5、第2X線遮蔽板6、第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8の形成には、上述した例の他にも各種のX線遮蔽材料を利用することが可能である。例えば、X線遮蔽材料に、タングステン、タンタル、モリブデン、バリウム、ビスマス、希土類金属及び鉛の少なくとも1つである金属、並びにタングステン、タンタル、モリブデン、バリウム、ビスマス、希土類金属及び鉛の少なくとも1つの化合物を利用することができる。
X線管装置は、エンコーダ及び制御モータを1つずつ備えていてもよい。この場合、エンコーダは、第1X線遮蔽板5及び第2X線遮蔽板6(第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8)の回転数及び回転位相を電子的に読み取ることができる。制御モータは、回転角度が制御可能なステッピングモータやサーボモータで直接駆動する方式、またはギア等を介在させて第1X線遮蔽板5及び第2X線遮蔽板6(第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8)に回転トルクを伝達させることにより、第1X線遮蔽板5及び第2X線遮蔽板6(第1X線遮蔽板7及び第2X線遮蔽板8)の回転動作を制御することができる。
また、上記第1の実施形態において、第1フィラメント11及び第2フィラメント12から放出される電子を陽極ターゲット60に衝突させないように所定のタイミングで電気的に制御(グリッド電位制御)することも可能である。ここで、グリッド電位制御とは、第1フィラメント11及び第2フィラメント12と陽極ターゲット60との間に位置したグリッド電極の電位を制御することを言う。グリッド電極は、陽極ターゲット60への電子の衝突を許可する第1電位又は陽極ターゲット60への電子の衝突を禁止する第2電位に設定される。
第1焦点F1を形成する(第1X線を放射させる)タイミング及び第2焦点F2を形成する(第2X線を放射させる)タイミングを制御可能となるため、この場合には第2X線遮蔽板6無しにX線シャッタ3を形成しても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。次に、グリッド電位制御に関する事項を記載する。
互いに間隔を置いて第1焦点及び第2焦点が形成されるターゲットと、
前記第1焦点及び第2焦点で、電子的制御方法によりX線の出力をそれぞれ独立してON/OFF制御可能な機能を有する電子銃が対向配置されたX線管の外に、X線遮蔽材で形成され、回転可能な機構と、回転位相角を検出可能な機能と、回転速度を可変可能なモータを備える回転する前記第一遮蔽板を配置し、回転により、各焦点から取りだされるX線束を通過可能な開口部が2つの焦点から放出されるX線束を交互に取り出し可能な位置に1個以上設けられた構造のX線装置で、第一遮蔽板の回転位相角を検出し、これに同期し、片方の焦点取りだし窓の位置に開口部が来た時に電子的制御方法でX線を曝射する事で、前記のT1の周期とS1、S2、S3の周期を第一遮蔽板の回転速度で、T2の周期とS4の曝射しない時間を電子的制御方法でX線曝射を間引く事で、S2と、S4の間隔を任意の時間で制御実施する事を特徴とするX線管装置。
本発明の実施形態は、上述したX線管装置に限定されるものではなく、各種のX線管装置に適用可能である。また、本発明の実施形態は、X線ステレオ撮影システムやX線ステレオシネ撮影システム、ステレオパルス透視システム等の各種のシステムに適用可能である
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]X線遮蔽材で形成され、第1位置から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1位置に間隔を置いた第2位置から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と、
を備えたX線シャッタ。
[2]前記X線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取るエンコーダと、
前記エンコーダで読み取った前記回転数及び回転位相に基づいて前記X線遮蔽板の回転動作を制御する制御モータと、
をさらに備えた[1]に記載のX線シャッタ。
[3]前記制御モータは、前記第1状態から前記第3状態に切替わる時間間隔を制御する[2]に記載のX線シャッタ。
[4]前記X線遮蔽部材に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、X線を透過させる他のX線透過窓を有し、回転することにより、前記他のX線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部と対向する他のX線遮蔽板と、
前記他のX線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取る他のエンコーダと、
前記他のエンコーダで読み取った前記他のX線遮蔽板の回転数及び回転位相に基づいて前記他のX線遮蔽板の回転動作を制御する他の制御モータと、
をさらに備え、
前記他の制御モータは、前記第1状態から次回の前記第1状態に切替わる時間間隔を制御する[3]に記載のX線シャッタ。
[5]前記他の制御モータは、前記第2状態の期間と前記第4状態の期間とが不均一となるように制御する[4]に記載のX線シャッタ。
[6]前記X線遮蔽板は円盤状に形成されている、[1]に記載のX線シャッタ。
[7]前記X線遮蔽板に設けられたカウンターバランスをさらに備えている[1]に記載のX線シャッタ。
[8]前記X線遮蔽板は、回転バランスを平衡状態にする切り欠き部をさらに有している[1]に記載のX線シャッタ。
[9]X線遮蔽材で形成され、第1位置から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1位置に間隔を置いた第2位置から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線を透過させる第1X線透過窓を有した第1X線遮蔽板と、
前記第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第2X線を透過させる第2X線透過窓を有した第2X線遮蔽板と、を備え、
前記第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板は、それぞれ回転することにより、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部から外れて前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部から外れて前記第1X線を遮蔽し前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部から外れて前記第2X線を遮蔽する第2状態と、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部から外れて前記第1X線を遮蔽し前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部から外れて前記第1X線を遮蔽し前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部から外れて前記第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替える、X線シャッタ。
[10]前記第1X線遮蔽板又は第2X線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取るエンコーダと、
前記エンコーダで読み取った前記回転数及び回転位相に基づいて前記第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板の回転動作を制御する制御モータと、
をさらに備えた[9]に記載のX線シャッタ。
[11]前記制御モータは、前記第1状態から前記第3状態に切替わる時間間隔と、前記第1状態から次回の前記第1状態に切替わる時間間隔と、を制御する[10]に記載のX線シャッタ。
[12]前記制御モータは、前記第2状態の期間と前記第4状態の期間とが不均一となるように制御する[10]に記載のX線シャッタ。
[13]前記第1X線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取る第1エンコーダと、
前記第1エンコーダで読み取った前記回転数及び回転位相に基づいて前記第1X線遮蔽板の回転動作を制御する第1制御モータと、
前記第2X線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取る第2エンコーダと、
前記第2エンコーダで読み取った前記回転数及び回転位相に基づいて前記第2X線遮蔽板の回転動作を制御する第2制御モータと、
をさらに備えた[9]に記載のX線シャッタ。
[14]前記第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板の少なくとも一方は、円盤状に形成されている、[9]に記載のX線シャッタ。
[15]前記第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板の少なくとも一方に設けられたカウンターバランスをさらに備えている[9]に記載のX線シャッタ。
[16]前記第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板の少なくとも一方は、回転バランスを平衡状態にする切り欠き部をさらに有している[9]に記載のX線シャッタ。
[17]互いに間隔を置いて第1焦点及び第2焦点が形成されるターゲットと、
前記第1焦点及び第2焦点に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1焦点から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1X線透過部に間隔を置いて形成され前記第2焦点から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と、
を備えたX線管装置。
[18]互いに間隔を置いて第1焦点及び第2焦点が形成されるターゲットと、
前記第1焦点及び第2焦点に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1焦点から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1X線透過部に間隔を置いて形成され前記第2焦点から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線を透過させる第1X線透過窓を有した第1X線遮蔽板と、
前記第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第2X線を透過させる第2X線透過窓を有した第2X線遮蔽板と、を備え、
前記第1X線遮蔽板及び第2X線遮蔽板は、それぞれ回転することにより、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部から外れて前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部から外れて前記第1X線を遮蔽し前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部から外れて前記第2X線を遮蔽する第2状態と、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部から外れて前記第1X線を遮蔽し前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記第1X線透過窓が前記第1X線透過部から外れて前記第1X線を遮蔽し前記第2X線透過窓が前記第2X線透過部から外れて前記第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替える、X線管装置。
[19]電子放出源と、
互いに間隔を置いて第1焦点及び第2焦点が形成されるターゲットと、
前記第1焦点及び第2焦点に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1焦点から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1X線透過部に間隔を置いて形成され前記第2焦点から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と、
前記電子放出源と前記ターゲットとの間に位置し、前記第1焦点及び第2焦点を形成するタイミングを制御するグリッド電極と、を備えたX線管装置。
1…X線管、3…X線シャッタ、4…X線絞り部材、4a…第1X線透過部、4b…第2X線透過部、5,7…第1X線遮蔽板、6,8…第2X線遮蔽板、5a,6a,7a,8a…X線透過窓、10…陰極、11…第1フィラメント、12…第2フィラメント、60…陽極ターゲット、F1…第1焦点、F2…第2焦点。

Claims (5)

  1. X線遮蔽材で形成され、第1位置から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1位置に間隔を置いた第2位置から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
    前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と
    前記X線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取るエンコーダと、
    前記エンコーダで読み取った前記回転数及び回転位相に基づいて前記X線遮蔽板の回転動作を制御する制御モータと、
    前記X線遮蔽部材に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、X線を透過させる他のX線透過窓を有し、回転することにより、前記他のX線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部と対向する他のX線遮蔽板と、
    前記他のX線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取る他のエンコーダと、
    前記他のエンコーダで読み取った前記他のX線遮蔽板の回転数及び回転位相に基づいて前記他のX線遮蔽板の回転動作を制御する他の制御モータと、
    を備え、
    前記制御モータは、前記第1状態から前記第3状態に切替わる時間間隔を制御し、
    前記他の制御モータは、前記第1状態から次回の前記第1状態に切替わる時間間隔を制御する、
    線シャッタ。
  2. 前記他の制御モータは、前記第2状態の期間と前記第4状態の期間とが不均一となるように制御する請求項1に記載のX線シャッタ。
  3. 前記X線遮蔽板は円盤状に形成されている、請求項1に記載のX線シャッタ。
  4. 互いに間隔を置いて第1焦点及び第2焦点が形成されるターゲットと、
    前記第1焦点及び第2焦点に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1焦点から放射される第1X線を透過させる第1X線透過部と、前記第1X線透過部に間隔を置いて形成され前記第2焦点から放射される第2X線を透過させる第2X線透過部と、を有したX線遮蔽部材と、
    前記第1X線透過部及び第2X線透過部に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、前記第1X線及び第2X線を透過させるX線透過窓を有し、回転することにより、前記X線透過窓が前記第1X線透過部と対向し前記第1X線を透過させ前記第2X線を遮蔽し前記第1X線を曝射させる第1状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第2状態と、前記X線透過窓が前記第2X線透過部と対向し前記第2X線を透過させ前記第1X線を遮蔽し前記第2X線を曝射させる第3状態と、前記X線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部から外れ前記第1X線及び第2X線を遮蔽する第4状態と、に繰り返し切替えられるX線遮蔽板と
    前記X線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取るエンコーダと、
    前記エンコーダで読み取った前記回転数及び回転位相に基づいて前記X線遮蔽板の回転動作を制御する制御モータと、
    前記X線遮蔽部材に対向配置され、X線遮蔽材で形成され、X線を透過させる他のX線透過窓を有し、回転することにより、前記他のX線透過窓が前記第1X線透過部及び第2X線透過部と対向する他のX線遮蔽板と、
    前記他のX線遮蔽板の回転数及び回転位相を電子的に読み取る他のエンコーダと、
    前記他のエンコーダで読み取った前記他のX線遮蔽板の回転数及び回転位相に基づいて前記他のX線遮蔽板の回転動作を制御する他の制御モータと、
    を備え、
    前記制御モータは、前記第1状態から前記第3状態に切替わる時間間隔を制御し、
    前記他の制御モータは、前記第1状態から次回の前記第1状態に切替わる時間間隔を制御する
    線管装置。
  5. 電子放出源と
    前記電子放出源と前記ターゲットとの間に位置し、前記第1焦点及び第2焦点を形成するタイミングを制御するグリッド電極と、をさらに備えた請求項4に記載のX線管装置。
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