JP6162408B2 - ビーズ給送方法及びビーズ給送機 - Google Patents

Description

本発明は、タバコ産業の製品、特にシガレット用のフィルターに使用されるビーズを給送するための方法及び装置に関する。

本発明は、後にフィルター材料中に入れられる球状又は楕円形の物体の給送に関係する。単純化するために、このような物体を以下ビーズと称する。売り出されている既知の製品はシガレットであり、そのフィルターには芳香物質又は香味物質を含むビーズが入れられる。ビーズ内に含まれる物質は、喫煙中又はシガレットに火を点ける前に、フィルターを強く押して、ビーズをつぶすことによって、放出される。

しかしながら、ビーズが無傷のままで、かつ高い給送効率が維持され、つまり実際に製造された各フィルターがビーズを確実に含む方法で、個々のビーズをフィルター形成機に高速度で給送することは困難で、非常に重要な課題である。

既知のビーズ給送機では、ビーズをビーズ配送ホイールに移送する箇所まで給送するためのチャネルが用いられ、前記ホイールの機能は、配送されたビーズをフィルター材料の中に入れることにある。

特許文献１には、ビーズ給送機が開示されており、そのビーズ給送機の、ビーズ給送ユニットは、ボウルに接続されて、このボウルと一緒に回転する複数の半径方向に配列されたチャネルを備え、ビーズはチャネルの出口にあるポケットからビーズ移送ホイールによって真空移送によりピックアップされ、次に、ビーズ配送ホイールへと移送される。半径方向に配列されたチャネルの端部にあるポケットへのビーズの給送は、遠心力によるものであり、高い給送効率を保証するものではない。

特許文献２は、ビーズ給送ユニットにボウルと一緒に回転する通路が設けられ、ビーズは固定のアーチ型の楔端素子を用いて、最下位のビーズをそれより上にあるビーズから離した後に、ビーズ配送ホイールに給送される、ビーズ給送機を開示している。

特許文献３は、同様なビーズ給送機を開示しており、ここでは、ビーズは、複数の開口部を有し、かつ互いに回転する２つのプレートを用いて、ビーズ配送ホイールに給送され、それぞれの開口部が直接重なり合うように整列した後に１つのビーズが給送される。

特許文献４は、湾曲チャネルによって、ビーズをボウルから直接ビーズ配送ホイールへと給送するための装置を開示しており、ここでは、チャネルはビーズボウルと一緒に回転し、ビーズは真空移送によってボウルからピックアップされる。

米国特許第７９７５８７７号明細書 国際公開第２００９／０７１２７１号 国際公開第２００９／０７１２７２号 米国特許第７８３３１４６号明細書

本発明の目的は、固定のチャネルを経て供給されるビーズを、フィルター形成機に給送するビーズ給送機を改善し、既知の装置よりも高速度でビーズを給送することを可能にする。

本発明の主題は、ビーズ容器と、複数のビーズストリームを給送するための複数のチャネルが設けられたビーズ給送ユニットと、フィルター材料中にビーズを移送するためのビーズ移送ユニットとを備えている、たばこ産業のシステムにビーズを給送する方法にあり、ビーズは、ビーズ給送ユニットの保持ポケットからビーズ移送ユニットの受け入れポケットへと移送される。ここにおいて、ビーズはビーズ容器から保持ポケットを備えているビーズ給送ユニットの複数のチャネルに供給される。次に、ビーズ給送ユニットの保持ポケットからのビーズは、可動給送手段によって、ビーズを配送ホイールに移送するためのビーズ移送ユニットの受け入れポケットへと給送される。その後、ビーズは、可動案内手段によって受け入れポケットからピックアップされる。

本発明による方法は、ビーズがカム形体の可動給送手段によって供給されることを特徴とする。

本発明による方法は、ビーズが案内プレートの形体のビーズ給送ユニットによってピックアップされることを特徴とする。

本発明による方法は、ビーズ給送ユニットの可動給送手段の速度ω１が、ビーズ移送ユニットの可動案内手段の速度ω２よりも高速であるということを特徴とする。

本発明による方法は、速度ω１のω２に対する比が、隣接する保持ポケット間の距離ｓ１の、隣接する受け入れポケット間の距離ｓ２に対する比と等しいことを特徴とする。

本発明による方法は、保持ポケット間の距離ｓ１の受け入れポケット間の距離ｓ２に対する比と等しい速度ω１のω２に対する比が、整数であることを特徴とする。

本発明による方法は、ビーズ給送ユニットにおける複数のビーズストリームを供給するチャネルが、速度ω３にて動くことを特徴とする。

本発明による方法は、速度ω１及びω３の合計の速度ω２に対する比が保持ポケット間の距離ｓ１の受け入れポケット間の距離ｓ２に対する比に等しく、整数であることを特徴とする。

本発明の主題はまた、フィルター製造機にビーズを給送するための装置でもあり、ビーズ容器、複数のビーズストリームを供給する複数のチャネルが設けられたビーズ給送ユニット、ビーズがビーズ移送ユニットの保持ポケットからビーズ移送ユニットの受け入れポケットへ移送されるビーズ移送ユニットを備える。本発明によると、この装置は、ビーズをビーズ移送ユニットに給送するためのユニットにおける、速度ω１にて動く可動の給送手段と、ビーズ移送ユニットにおけるビーズ配送用の、速度ω２で動く可動の案内手段とを備える。

本発明による装置は、ビーズをビーズ給送ユニットの保持ポケットからビーズ移送ユニットの受け入れポケットに移送するための可動給送手段がカムであることを特徴とする。

本発明による装置は、ビーズ移送ユニットにおけるビーズ分配用の可動案内手段が案内プレートであることを特徴とする。

本発明による装置は、ビーズ給送ユニットの可動給送手段の速度ω１が、ビーズ移送ユニットの可動案内手段の速度ω２よりも速いことを特徴とする。

本発明による装置は、速度ω１のω２に対する比が、隣接する保持ポケット間の距離ｓ１の隣接する受け入れポケット間の距離ｓ２に対する比に等しいことを特徴とする。

本発明による装置は、速度ω１のω２に対する比が、保持ポケット間の距離ｓ１の受け入れポケット間の距離ｓ２に対する比に等しく、整数であることを特徴とする。

本発明による装置は、ビーズ給送ユニット内における複数のビーズストリームを供給するチャネルが速度ω３で動くことを特徴とする。

本発明による装置は、速度ω１及びω３の合計の速度ω２に対する比が、保持ポケット間の距離ｓ１の受け入れポケット間の距離ｓ２に対する比に等しく、整数であることを特徴とする。

本発明による装置は、供給チャネルを出てから、フィルター材料へ向かう途中のビーズのそれぞれの位置が完全に制御されるようにする。

以下、本発明を図面に示す好適な実施形態につき説明する。

ビーズ給送機の斜視図である。 第１実施形態におけるビーズ給送機の断片の上面図を示す図である。 図２においてＡ−Ａと記した、保持ポケットからビーズを押し出す前の、保持ポケットの断面図を示す図である。 図２においてＢ−Ｂと記した、ビーズを受け入れポケットに移送した後の、保持ポケットの断面図を示す図である。 第１実施形態におけるビーズ給送機の断片の連続するビーズ移送段階における上面図を示す図である。 第１実施形態におけるビーズ給送機の断片の連続するビーズ移送段階における上面図を示す図である。 第１実施形態におけるビーズ給送機の断片の連続するビーズ移送段階における上面図を示す図である。 第１実施形態におけるビーズ給送機の断片の連続するビーズ移送段階における上面図を示す図である。 図５ａにおいてＢ−Ｂと記した、ビーズを保持ポケットから押し出す前の、案内チャネルの第１実施形態における保持ポケットの断面図を示す図である。 図５ａにおいてＢ−Ｂと記した、ビーズを配送ホイールに移送した後の、案内チャネルの第２実施形態における保持ポケットの断面図を示す図である。 第２実施形態におけるビーズ給送機の断片の上面図を示す図である。

図１は、ビーズ２用の保管容器２Ａ、ビーズストリーム給送ユニット３、ビーズを配送ホイール７に移送するためのユニット１３及びファンネル９に沿って運ばれるフィルター材料にビーズ２を給送する配送ホイール７を備えたビーズ２用の給送機１を示している。単純化のために、個々の装置を留める要素は示していない。

ビーズ２を給送するユニット３は、容器２Ａからビーズ２が供給されるチューブ４の形体の複数本の固定チャネルを備えているが、チューブのうちの、１つの入り口の上に１つのビーズ２だけを示している。チューブ４の出口には、第１の保持ポケット１４があり（図３参照）、ビーズはそこから第１の案内プレート５と第２の案内プレート６との間の領域にある第２のビーズ受け入れポケット１８（図４参照）へと移送される。ここにおける案内プレート５及び６は、ビーズ２を配送ホイール７に移送するためのユニット１３に属する。ビーズ２は、プレート５とプレート６との間の案内チャネル１９を通過した後に、さらに移送され、ファンネル９内に運ばれてきたフィルター材料の中にビーズ２を入れる配送ホイール７の外周上のポケットに入れられる（図１参照）。

図２は、本発明の第１実施形態によるビーズ給送機１の断片を示す。ビーズ２を給送するユニット３及びビーズ２を配送ホイール７に移送するためのユニット１３が上面図にて示されている。ビーズ給送ユニット３には複数本のチューブ４が設けられており、全てのチューブ４はビーズ２で満たされている（ビーズが比較的小さいことからして、それらは図面では小さな黒い点で示されている）。単純化のために、チューブ４を給送機１のフレームに固定する要素及び駆動素子は示されていない。ビーズ給送ユニット３には押し出し縁１１を有する押し出しセグメント１０を備えるカム８形体の回転可能な給送手段が設けられ、カム８は回転軸１２の周りを速度ω１で回転し、押し出しセグメント１０はチューブ４の出口箇所における円形通路に沿って動く。図示の実施形態において、案内チャネル１９はポケット１８とともに速度ω１よりも低速の速度ω２で回転するプレート６に位置付けられる。ビーズ給送機の稼働中、回転カム８に配置されたセグメント１０は、案内チャネル１９の先頭に位置するポケット１８の中にビーズ２を押し込むが、速度ω１，ω２及びビーズ給送ユニットの最初の位置は、給送ユニットの稼働中に押し出しセグメント１０が案内チャネル１９における連続するポケット１８にビーズを押し込むように選定される。これは、案内チャネル１９を、チューブ４の出口及び第１の保持ポケット１４に対して、ビーズ２の移送を可能にするように、例えば、ビーズを受け入れるポケット１８が保持ポケット１４に対してほぼ半径方向に位置するように位置付ける場合に達成される。このビーズ給送ユニットは、数個のビーズ２が、案内チャネル１９に入っている状態で示されている。カム８の回転速度ω１は、例えば、プレート６の回転速度ω２の２倍の大きさとすることができる。こうすることで、角距離ｓ１の間隔をあけて配置したチューブ４内にあるビーズを、より密な間隔である角距離ｓ２の間隔をあけて配置した受け入れポケット１８に給送することができる。ここにおいて、角距離ｓ１は、隣接する保持ポケット１４間の角距離であり、角距離ｓ２は、隣接する受け入れポケット１８間の角距離である。本実施形態において、速度ω１は速度ω２の２倍とするため、供給チューブ４間の角距離ｓ１は、ビーズ２をポケット１４から受け入れるポケット１８間の角距離ｓ２の２倍の大きさとする。他の実施形態も可能であり、例えば、カム８の回転速度ω１を、受け入れポケット１８の回転速度ω２の３倍の大きさとする場合には、比例的に、隣接するチューブ４間の角距離ｓ１は、受け入れポケット１８間の角距離ｓ２の３倍の大きさとする必要がある。このビーズ給送装置は、それぞれの速度及び角距離の割合を連続する整数に等しくする場合に、同様の方法で構成することができる。

図３は任意のチューブ４の断面図を示し、例えば、図２においてこの部分はＡ−Ａと記した部分である。ビーズ２の列の最下のビーズ２′は、プレート１５によって下から、そしてプレート５とカム８の円周端１６とによって両側が限定された、チューブ４の出口に位置する保持ポケット１４内にある。

図４は、カム８の回転中の押し出しセグメント１０が、連続するチューブ４の下の、連続するポケット１４を通過して、ビーズ２′をポケット１４から、第１の案内プレート５と第２の案内プレート６との間の領域のポケット１８へと押し出した状況におけるチューブ４の断面図を示す。次に、ビーズ２′は案内チャネル１９内をほぼ水平に移送され、そこからピックアップされて、配送ホイール７へと移送される。案内チャネル１９を傾斜させることも可能であり、これは案内プレート５及び６を円錐形にすることによって達成できる。

図５ａは、本発明の第２の実施形態によるビーズ給送機１の断片を示す。ビーズ２を給送するユニット３及びビーズ２を配送ホイール７に移送するためのユニット１３の断片が上面図にて示されている。ビーズ給送ユニット３には、半径Ｒ１の円弧上に複数本のチューブ４が設けられているが、これら全てのチューブ４はビーズ２で満たされている（ビーズの寸法は比較的小さいことからして、それらは図面では小さな黒い点で示されている）。単純化のために、給送機１のフレームにチューブ４を固定する要素及び駆動素子は示していない。チューブ４の出口には、第１の保持ポケット１４（図６参照）が位置付けられ、そこからビーズは、第１の案内プレート５と第２の案内プレート６との間の案内プレート（５，６）の箇所に位置付けられた、ビーズ２を配送ホイール７に移送するためのユニット１３′に属する第２の受け入れポケット１８へ移送される。ビーズ２は、案内プレート５と案内プレート６との間のほぼ水平な案内チャネル１９を通過し、次にチャネル２１（図７参照）を経て下方に進んだ後、配送ホイール７の外周にあるポケットへと移送され、配送ホイール７は、ビーズ２をファンネル９（図１参照）内に運ばれたフィルター材料の中に入れる。案内チャネル１９は２つの部分で形成されている。この案内チャネル１９は、受け入れポケット１８とビーズを配送ホイール７に給送する案内チャネル１９の延長であるほぼ垂直のチャネル２１との間をビーズが進む経路とみなすべきである。案内チャネル１９の上側部分は、案内プレート５の底面部に案内プレート６に向けて形成した案内溝５Ａによって画定され、案内チャネル１９の下側部分は、案内プレート６の上側に案内プレート５に向けて形成した案内溝６Ａによって画定され、溝５Ａと６Ａは交差する。

ビーズ給送ユニット３には、押し出し縁１１を有する押し出しセグメント１０を備える回転可能な給送手段がカム８の形体で設けられ、カム８は回転軸１２の周りを速度ω１にて回転する。プレート５は固定であるが、第２のプレート６は回転可能であり、回転軸１２の周りをカム８の速度ω１よりも遅い速度ω２で回転する。両方の案内プレート５及び６の案内溝５Ａ及び６Ａは、破線で示されている。溝５Ａと６Ａの交差箇所には、プレート６が回転することからして、回転軸１２までの距離が大きくなるように移動する案内室２２が形成される。つまり、ビーズ２は、回転軸１２までの距離が次第に大きくなるように配送され、最終的に、ここに示す実施形態では、ビーズは半径Ｒ２の円に沿って水平方向に配送される（図５ｄ参照）。

ビーズ給送機の稼働中、回転カム８上に配置されたセグメント１０は、連続するビーズ２を連続する保持ポケットから案内チャネル１９の開始部に位置する受け入れポケット１８へ押し込むのであるが、保持ポケット１４からビーズ２′を押しだした瞬間に、受け入れポケット１８は、溝５Ａと６Ａが交差することによって形成された室２２と重なる。図示のビーズ給送ユニットは、所定数のビーズ２がチャネル２１内に入れられた状態で示されている。図示の実施形態において、カム８の回転速度ω１は、プレート６の回転速度ω２の２倍である。このようにすることで、角距離ｓ１をあけて配置したチューブ４内のビーズは、より密な間隔の角距離ｓ２をあけて配置した受け入れポケット１８に給送することができる。実施形態において、速度ω１を速度ω２の２倍とする場合には、供給チューブ４間の角距離ｓ１はビーズ２をポケット１４から受け入れるポケット１８間の角距離ｓ２の２倍の大きさとする。他の実施形態も可能であり、例えば、カム８の回転速度ω１を受け入れポケット１８の回転速度ω２よりも３倍大きくする場合には、比例的に隣接するチューブ４間の角距離ｓ１は、受け入れポケット１８間の角距離ｓ２より３倍大きくする必要がある。このような装置は、それぞれの速度及び角距離の割合が連続する整数である場合には、同様の方法で構成することができる。

図６は、例えば、図５ａにおいてＡ−Ａと記した箇所のチューブ４の断面図を示す。ビーズ列の最下のビーズ２′は、チューブ４の出口で、プレート１５によって下から、そしてプレート５とカム８の円周縁１６とによって両側から制限されたチューブ４の出口に配置された保持ポケット１４に入れられる。

図７は、カム８の回転中に、作業セグメント１０が、連続するチューブ４の下の、連続するポケット１４を通過して、ビーズ２′をポケットから押し出し、次に、前記ビーズはポケット１８を通過して、案内室２１の移動経路である案内チャネル１９にほぼ水平方向に移送され、その後下方へと移送されて、配送ホイール７に進み、その上に例えば、真空によって保持される。

図５ａ，５ｂ，５ｃ及び５ｄは、第１実施形態において、案内チャネル１９（ビーズの移動経路）に沿う案内室内におけるビーズ２′の連続する移動過程を示す。図５ａでは、押し出しセグメント１０はビーズ２′の真正面の位置にあり、溝５Ａ及び６Ａの交点における案内室２２が形成し始める。図５ｂでは、セグメント１０は、ビーズ２′を通し、室２２内に押し入れ、この室はプレート６及び溝６Ａの回転に伴い、回転軸１２から離れるように移動し始める。図５ｃでは、ビーズ２′はまだ案内室２２内にあり、ビーズをチャネル２１に給送する直前である。図５ｄでは、ビーズ２′はチャネル２１に入れられ、ビーズはさらに、半径Ｒ２の円に沿って移動すると共に案内プレート６と一緒に回転するチャネル２１と一緒に移動し、配送ホイール７に給送される。

本発明による装置の他の実施形態において、案内溝５Ａ及び５Ｂは、真空が供給される溝として形づくることができる。そのような解決策により、ビーズは溝の側縁をこすらずに、溝に沿って転がすことができる。

図８は、本発明による第２実施形態のビーズ給送機の断片の上面図を示す。本実施形態における、複数のビーズストリームを給送するユニットでは、チューブ４の形体のビーズストリーム移送チャネルは、回転軸１２の周りを回転し得るように設計されている。チューブ４は、保持ポケット１４から受け入れポケット１８へのビーズ２の移送開始前に、ビーズ２に初速度を与えるために回転速度ω３にて動く。本発明によると、ビーズ２給送ユニット３の給送手段３の回転速度ω１及びビーズ２移送ユニットの案内手段６の速度ω２の場合に、速度ω１とω３の和の速度ω２に対する比は、保持ポケット１４間の距離ｓ１の受け入れポケット１８間の距離ｓ２に対する比に等しくし、さらに整数とする。

１ ビーズ給送機
２ ビーズ
２Ａ ビーズ容器
３ ビーズ給送ユニット
７ 配送ホイール
９ ファンネル
１３ ビーズ移送ユニット
１４ 保持ポケット
１８ 受け入れポケット
１９ 案内チャネル

Claims (16)

1. ビーズ（２）用の容器（２Ａ）と、ビーズストリーム供給チャネル（４）が設けられたビーズ給送ユニット（３）と、ビーズを移送するためのビーズ移送ユニット（１３）であって、
   ビーズ給送ユニット（３）の保持ポケット（１４）からのビーズを当該ビーズ移送ユニット（１３）の受け入れポケット（１８）に配送するビーズ移送ユニット（１３）とを備えている、たばこ産業のシステムにおけるフィルター形成機にビーズ（２）を給送する方法であって、
   前記ビーズは、前記保持ポケット（１４）を備えている前記ビーズ給送ユニット（３）の複数のチャネル（４）へ供給され、
   前記ビーズは前記ビーズ給送ユニット（３）の前記保持ポケット（１４）から前記ビーズ移送ユニット（１３）の前記受け入れポケット（１８）へ可動給送手段（８）によって給送され、
   前記ビーズは可動案内手段（５，６）によって前記受け入れポケット（１８）から配送ホイール（７）へ移送され、
   前記ビーズは前記可動案内手段（５，６）によって半径方向に案内される
   ことを特徴とするビーズ給送方法。
2. 前記ビーズ（２）は、カム（８）形体の可動給送手段（８）によって給送されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 前記ビーズ（２）は、案内プレート（５，６）の形体の前記ビーズ給送ユニット（３）によってピックアップされることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
4. 前記ビーズ給送ユニット（３）の前記可動給送手段（８）の第１の回転速度（ω１）は、前記ビーズ移送ユニット（１３）の前記可動案内手段（５，６）の第２の回転速度（ω２）よりも速いことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記載の方法。
5. 前記第１の回転速度（ω１）の前記第２の回転速度（ω２）に対する比は、隣接する前記保持ポケット（１４）間の距離（ｓ１）の、隣接する前記受け入れポケット（１８）間の距離（ｓ２）に対する比に等しいことを特徴とする、請求項４に記載の方法。
6. 前記保持ポケット（１４）間の距離（ｓ１）の前記受け入れポケット（１８）間の距離（ｓ２）に対する比に等しい前記第１の回転速度（ω１）の前記第２の回転速度（ω２）に対する比は整数であることを特徴とする、請求項４または５に記載の方法。
7. 前記ビーズ給送ユニット（３）において、複数ストリームのビーズ（２）を供給する前記チャネル（４）は第３の回転速度（ω３）で動くことを特徴とする、請求項４〜６に記載の方法。
8. 前記第１の回転速度（ω１）及び前記第３の回転速度（ω３）の合計の前記第２の回転速度（ω２）に対する比は、前記保持ポケット（１４）間の距離（ｓ１）の前記受け入れポケット（１８）間の距離（ｓ２）に対する比に等しく、整数であることを特徴とする、請求項７に記載の方法。
9. ビーズ（２）用の容器（２Ａ）と、複数のビーズストリームを供給する複数のチャネル（４）が設けられたビーズ給送ユニット（３）と、ビーズ移送ユニット（１３）であって、前記ビーズを前記ビーズ給送ユニット（３）の保持ポケット（１４）から当該ビーズ移送ユニット（１３）の受け入れポケット（１８）に供給する、ビーズ移送ユニット（１３）とを備えている、フィルター製造機にビーズを配送するためのビーズ給送機において、
   該ビーズ給送機は、前記ビーズ移送ユニット（１３）にビーズを給送する前記ビーズ給送ユニット（３）における、第１の回転速度（ω１）で動作するように適合させた可動給送手段（８）と、ビーズ移送ユニット（１３）における、配送ホイール（７）へのビーズの半径方向配送用の第２の回転速度（ω２）で動作するように適合させた可動案内手段（５，６）とを備えることを特徴とする、
   ビーズ（２）給送機。
10. 前記ビーズ（２）を前記ビーズ給送ユニット（３）の前記保持ポケット（１４）から前記ビーズ移送ユニット（１３）の前記受け入れポケット（１８）に移送するための前記可動給送手段（８）は、カム（８）であることを特徴とする、請求項９に記載のビーズ供給機。
11. 前記ビーズ移送ユニット（１３）における前記配送ホイール（７）へのビーズの半径方向配送用の可動案内手段（５，６）は、案内プレート（５，６）であることを特徴とする、請求項９に記載のビーズ供給機。
12. 前記ビーズ給送ユニット（３）の前記可動給送手段（８）の第１の回転速度（ω１）は、前記ビーズ移送ユニット（１３）の可動案内手段（５，６）の第２の回転速度（ω２）よりも速いことを特徴とする、請求項９に記載のビーズ給送機。
13. 前記第１の回転速度（ω１）の前記第２の回転速度（ω２）に対する比は、隣接する前記保持ポケット（１４）間の距離の隣接する前記受け入れポケット（１８）間の距離に対する比に等しいことを特徴とする、請求項９〜１２のいずれかに記載のビーズ給送機。
14. 前記第１の回転速度（ω１）の前記第２の回転速度（ω２）に対する比は、前記保持ポケット（１４）間の距離（ｓ１）の前記受け入れポケット（１８）間の距離（ｓ２）に対する比に等しく、整数であることを特徴とする、請求項９〜１３のいずれかに記載のビーズ給送機。
15. 前記ビーズ給送ユニット（３）における複数のビーズストリームを供給するためのチャネルは、第３の回転速度（ω３）で動くことを特徴とする、請求項９〜１４のいずれかに記載のビーズ給送機。
16. 前記第１の回転速度（ω１）及び前記第３の回転速度（ω３）の合計の前記第２の回転速度（ω２）に対する比は、前記保持ポケット（１４）間の距離（ｓ１）の前記受け入れポケット（１８）間に対する距離（ｓ２）の比に等しく、整数であることを特徴とする、請求項１５に記載のビーズ給送機。

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