JP6161589B2 - 溶加材、マグネシウム(Mg)合金材料と溶加材との接合構造、マグネシウム(Mg)合金材料の溶融溶接による接合方法、マグネシウム(Mg)合金材料接合構造体、及びマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法 - Google Patents
溶加材、マグネシウム(Mg)合金材料と溶加材との接合構造、マグネシウム(Mg)合金材料の溶融溶接による接合方法、マグネシウム(Mg)合金材料接合構造体、及びマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法 Download PDFInfo
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Description
又、マグネシウム基合金にAl、Zn、Mn、Si、Cu、Ag、Y、Zrなどの元素群を含むマグネシウム溶接線が知られている(特許文献4)。添加元素の合計は20質量%以下とあるのみであり、Ag単独の添加元素としての添加量は記載も示唆もない。
本発明の実施の形態に係る溶加材は、マグネシウム(Mg)合金材料を溶融溶接によって接合する際に用いられる溶加材であって、AZ系、AZX系、AM系、AMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成である。
同様に、接合すべき材料、被接合材が(マグネシウム(Mg)合金材料)として、AMX602(合金組成:6質量%Al、0.5質量%マンガン(Mn)(以下、「Mn」ということがある)、2質量%Ca、残部Mg)を用いる場合、溶加材は、合金組成として、Al、Mn、Ca、が質量比でほぼ6質量%:0.5質量%:2質量%で含まれ、更にAg及び/又はGaを所定量含有し、残部Mgの組成から構成されていることが好ましい。
一方、鋳造材の場合、通常は、元々結晶粒径が大きいので、溶接しても結晶粒径の粗大化が少なく、固溶強化による効果が少ないと考えられるが、急冷凝固等の技術で鋳造材の結晶粒径を小さくしておく技術が存在するので、本発明を好適に適用することができる場合がある。
Δσは、Mg合金の降伏応力
σmatrixは、Mgの降伏応力
Δσsは、固溶による強化量
kは、Mgに固有の値=220(MPa/μm)
dは、粒径(μm)、をそれぞれ示す。
本発明の実施の形態に係るマグネシウム(Mg)合金材料と溶加材との接合構造は、マグネシウム(Mg)合金材料が溶加材を介して溶融溶接によって接合された前記マグネシウム(Mg)合金材料と前記溶加材との接合構造であって、前記溶加材は、上述の溶加材、すなわち、AZ系、AZX系、AM系、AMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材、
AZ系合金がAZ31、AZ61、AZ91、AZX系合金がAZX911、AZX912、AM系合金がAM60、AMX系合金がAMX602である溶加材、
又は、AZX系又はAMX系合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材である。
本発明の実施の形態に係るMg合金材料の溶融溶接による接合方法は、マグネシウム(Mg)を50質量%以上含有する複数のマグネシウム(Mg)合金材料を、溶加材を用いて溶融溶接によって接合する方法であって、溶加材として、上述の溶加材、すなわち、AZ系、AZX系、AM系、AMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材、
AZ系合金がAZ31、AZ61、AZ91、AZX系合金がAZX911、AZX912、AM系合金がAM60、AMX系合金がAMX602である溶加材、
又は、AZX系又はAMX系合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材である。
本発明の実施の形態に係るマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体は、マグネシウム(Mg)を50質量%以上含有する複数のマグネシウム(Mg)合金材料が溶加材を介して溶融溶接によって接合されたマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体であって、溶加材は、上述の溶加材、すなわち、AZ系、AZX系、AM系、AMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材、
AZ系合金がAZ31、AZ61、AZ91、AZX系合金がAZX911、AZX912、AM系合金がAM60、AMX系合金がAMX602である溶加材、
又は、AZX系又はAMX系合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材である。
本発明の実施の形態に係るマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法は、マグネシウム(Mg)を50質量%以上含有する複数のマグネシウム(Mg)合金材料を、溶加材を用いて溶融溶接によって接合するマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法であって、溶加材として、上述の溶加材、すなわち、AZ系、AZX系、AM系、AMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材、
AZ系合金がAZ31、AZ61、AZ91、AZX系合金がAZX911、AZX912、AM系合金がAM60、AMX系合金がAMX602である溶加材、
又は、AZX系又はAMX系合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材である。
(溶加材の作製)
AZ91D合金に難燃性付与のために、2.0質量%のカルシウム(Ca)を添加したマグネシウム(Mg)合金「AZ91D−2質量%Ca」をベースにして、これに追加添加物として、ガリウム(Ga)を、合金組成100質量%において0.08質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AZ91D合金、カルシウム(Ca)及び追加添加物(ガリウム(Ga))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AZX912+0.08質量%Ga)を作製した。ここで、AZX912は、9質量%Al、1質量%Zn、2質量%Ca、残部がMgおよび不可避不純物からなる。すなわち、溶加材は、合金組成100質量%中に、9質量%Al、1質量%Zn、2質量%Ca、0.08質量%Ga、残部がMgおよび不可避不純物から構成されている。組成は、固形形成した円筒形状の塊から一部を切り出し、酸分解後にICP発光分光分析法で成分分析した。以下の実施例及び比較例においても同様である。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AZX912:組成:9質量%Al、1質量%Zn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、及び直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AZX912+0.08質量%Ga)を1本用いた。溶接方法は、ティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAZX912溶接接合構造体(接合構造)(溶接継手)を作製した。接合構造体(接合構造)の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下の通りである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。なお、以下、「溶接接合構造体(接合構造)」及び「接合構造体(接合構造)」は、「接合構造体」ということがある。
(溶加材の作製)
ガリウム(Ga)を、合金組成100質量%において実施例2では0.15質量%、実施例3では0.22質量%、実施例4では0.30質量%、実施例5では0.59質量%、実施例6では1.28質量%、そして実施例7では2.68質量%にしたこと以外は、実施例1と同様に溶加材を作製した。
Mg合金溶加材が、実施例2では(AZX912+0.15質量%Ga)、実施例3では(AZX912+0.22質量%Ga)、実施例4では(AZX912+0.30質量%Ga)、実施例5では(AZX912+0.59質量%Ga)、実施例6では(AZX912+1.28質量%Ga)、そして実施例7では(AZX912+2.68質量%Ga)のものを用いたこと以外は、実施例1と同様に溶接接合構造体を作製した。
(溶加材の作製)
AZ91D合金に難燃性付与のために、2.0質量%のカルシウム(Ca)を添加したマグネシウム(Mg)合金「AZ91D−2質量%Ca」をベースにして、これに追加添加物として、銀(Ag)を、合金組成において0.01質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AZ91D合金、カルシウム(Ca)及び追加添加物(銀(Ag))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AZX912+0.01質量%Ag)を作製した。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AZX912:組成:9質量%Al、1質量%Zn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、及び直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AZX912+0.01質量%Ag)を1本用いた。溶接方法は、ティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAZX912溶接接合構造体(溶接継手)を作製した。接合構造体の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下のとおりである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。
(溶加材の作製)
銀(Ag)を、合金組成100質量%において実施例9では0.03質量%、実施例10では0.05質量%、実施例11では0.10質量%、実施例12では0.22質量%、実施例13では0.43質量%、実施例14では0.84質量%、実施例15では1.00質量%、そして実施例16では3.81質量%にしたこと以外は、実施例8と同様に溶加材を作製した。
Mg合金溶加材が、実施例9では(AZX912+0.03質量%Ag)、実施例10では(AZX912+0.05質量%Ag)、実施例11では(AZX912+0.10質量%Ag)、実施例12では(AZX912+0.22質量%Ag)、実施例13では(AZX912+0.43質量%Ag)、実施例14では(AZX912+0.84質量%Ag)、実施例15では(AZX912+1.00質量%Ag)、そして実施例16では(AZX912+3.81質量%Ag)のものを用いたこと以外は、実施例8と同様に溶接接合構造体を作製した。
(溶加材の作製)
AZ91D合金に難燃性付与のために、2.0質量%のカルシウム(Ca)を添加したマグネシウム(Mg)合金「AZ91D−2質量%Ca」をベースにして、これに追加添加物として、ガリウム(Ga)を、合金組成100質量%において0.55質量%になるように、また銀(Ag)を、合金組成において0.81質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AZ91D合金、カルシウム(Ca)及び追加添加物(ガリウム(Ga)および銀(Ag))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AZX912+0.55質量%Ga+0.81質量%Ag)を作製した。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AZX912:組成:9質量%Al、1質量%Zn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、及び直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AZX912+0.55質量%Ga+0.01質量%Ag)を1本用いた。溶接方法は、ティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAZX912溶接接合構造体(溶接継手)を作製した。接合構造体の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下のとおりである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。
(溶加材の作製)
AM60B合金に難燃性付与のために2.0質量%のカルシウム(Ca)が添加されたマグネシウム(Mg)合金「AM60B−2質量%Ca」をベースにし、これに追加添加物として、ガリウム(Ga)を、合金組成において1.4質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AM60B合金、カルシウム(Ca)及び追加添加物(ガリウム(Ga))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AMX602+1.4質量%Ga)を作製した。ここで、AMX602は、6質量%Al、0.5質量%Mn、2質量%Ca、残部Mgの組成からなる。すなわち、溶加材は、合金組成100質量%中に、6質量%Al、0.5質量%Mn、2質量%Ca、1.4質量%Ga、残部Mgの組成から構成されている。組成は、固形形成した円筒形状の塊から一部を切り出し、酸分解後にICP発光分光分析法で成分分析した。以下の実施例及び比較例においても同様である。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AMX602:組成:6質量%Al、0.5質量%Mn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、並びに直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AMX602+1.4質量%Ga)を1本用いた。溶接方法はティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAMX602溶接接合構造体(溶接継手)を作製した。接合構造体の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下のとおりである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。
(溶加材の作製)
AM60B合金に難燃性付与のために2.0質量%のカルシウム(Ca)が添加されたマグネシウム(Mg)合金「AM60B−2質量%Ca」をベースにし、これに追加添加物として、ガリウム(Ga)を、合金組成において2.8質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AM60B合金、カルシウム(Ca)及び追加添加物(ガリウム(Ga))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AMX602+2.8質量%Ga)を作製した。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AMX602:組成:6質量%Al、0.5質量%Mn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、並びに直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AMX602+2.8質量%Ga)を1本用いた。溶接方法はティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAMX602溶接接合構造体(溶接継手)を作製した。接合構造体の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下のとおりである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。
(溶加材の作製)
AM60B合金に難燃性付与のために2.0質量%のカルシウム(Ca)が添加されたマグネシウム(Mg)合金「AM60B−2質量%Ca」をベースにし、これに追加添加物として、銀(Ag)を、合金組成において1.6質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AM60B合金、カルシウム(Ca)及び追加添加物(銀(Ag))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AMX602+1.6質量%Ag)を作製した。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AMX602:組成:6質量%Al、0.5質量%Mn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、並びに直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AMX602+1.6質量%Ag)を1本用いた。溶接方法はティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAMX602溶接接合構造体(溶接継手)を作製した。接合構造体の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下のとおりである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。
(溶加材の作製)
AM60B合金に難燃性付与のために2.0質量%のカルシウム(Ca)が添加されたマグネシウム(Mg)合金「AM60B−2質量%Ca」をベースにし、これに追加添加物として、銀(Ag)を、合金組成において2.1質量%になるように添加した。次に、溶解鋳造炉のるつぼの中で、AM60B合金、カルシウム及び追加添加物(銀(Ag))を600〜750℃で溶解し、溶解した溶湯が均質になるよう撹拌した後、円筒状に固化形成した。
次に、これをビレットとして、押し出し比を150、押し出し温度を420℃で熱間押し出し加工、次に冷間での伸線加工を経て直径3mmの棒状の溶加材(AMX602+2.1質量%Ag)を作製した。
厚さが3mm、幅が120mm、成形方向に長さが300mmのMg合金材料(AMX602:組成:6質量%Al、0.5質量%Mn、2質量%Ca、残部Mg)からなる2枚の試験板、並びに直径が3mmの、上述のようにして作製されたMg合金溶加材(AMX602+2.1質量%Ag)を1本用いた。溶接方法はティグ(TIG)溶接法で、TIG溶接機(ダイヘン社製:商品名:DA300P)を用いてAMX602溶接接合構造体(溶接継手)を作製した。接合構造体の形状は、幅が240mm、長さが300mmになるように並べて、成形方向に平行に突合せ部を溶接した。主な溶接条件は以下のとおりである。すなわち、直径2.4mmの純タングステン電極を用い、電極と試験版の距離は2mm、交流式で電流120A、溶接速度は200mm/min、不活性ガスにはアルゴンガスを用い、その流量は12L/minとした。
(溶加材の作製)
ガリウム(Ga)を、合金組成100質量%において0.05質量%になるように、銀(Ag)を、合金組成100質量%において0.004質量%、にしたこと以外は、実施例17と同様に溶加材を作製した。
この場合、銀(Ag)含有量X質量%は0.004%であって、銀(Ag)単独での下限値0.01%以下であり、かつガリウム(Ga)の含有量Y質量%は0.05%であって、ガリウム(Ga)単独での下限値0.08%以下であり、かつ
0.004/0.01+0.05/0.08=0.4+0.625=1.025≧ 1を満たす場合に相当する。
Mg合金溶加材が、(AZX912+0.04質量%Ga+0.004質量%Ag)のものを用いたこと以外は、実施例17と同様に溶接接合構造体を作製した。
溶加材として、直径が3mmのMg合金溶加材(AZX912単独)を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてAZX912溶接継手を形成した。
溶加材として、直径が3mmのMg合金溶加材(AMX602単独)を用いたこと以外は、実施例18と同様にしてAMX602溶接継手を形成した。
(溶加材の作製)
銀(Ag)を、合金組成100質量%において比較例3では0.0025質量%、そして比較例4では0.00125質量%にしたこと以外は、実施例8と同様に溶加材を作製した。
Mg合金溶加材が、比較例3では(AZX912+0.0025質量%Ag)、そして比較例4では(AZX912+0.00125質量%Ag)のものを用いたこと以外は、実施例8と同様に溶接接合構造体を作製した。
実施例1〜22及び比較例1〜4で得られた溶接継手(溶接部)について、以下の評価試験を行った。その結果を表1に示す。
引張試験は、JISZ2241「金属材料引張試験方法」に基づき行った。図3に示すように、JIS1A号試験片に準じ、引張試験用試料の寸法は、外形寸法の長さが240mm、幅が37mmで、評価部の幅は25mmとした。溶接部の幅方向の中央が図中の「斜線部」の中央に位置するようにした。試験片は、フライス加工で溶接における余盛り部を取り除き、帯鋸で37mm幅に切断した後、フライス加工でダンベル形状に切り出して引張試験片形状とした。なお、溶接部の余盛りは削除し肉厚が元厚である3mmになるようにした。引張試験は、室温で行った。破断強度を接合強度とした。
継手効率は、溶接材の強度を母材強度で除し、100を掛けて%として算出した。
産業上の利用可能性
Claims (7)
- マグネシウム(Mg)合金材料を溶融溶接によって接合する際に用いられる溶加材であって、AZ系、AZX系、AM系、AMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材。
- AZ系合金がAZ31、AZ61、AZ91、AZX系合金がAZX911、AZX912、AM系合金がAM60、AMX系合金がAMX602である、請求項1記載の溶加材。
- マグネシウム(Mg)合金材料を溶融溶接によって接合する際に用いられる溶加材であって、AZX系又はAMX系のマグネシウム(Mg)合金に更に銀(Ag)及び/又はガリウム(Ga)を含有する合金組成からなり、銀(Ag)単独を含有する場合は0.01質量%以上6.3質量%以下の銀(Ag)を含有する合金組成、ガリウム(Ga)単独を含有する場合は0.08質量%以上4.2質量%以下のガリウム(Ga)を含有する合金組成、銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する場合は、銀(Ag)の質量%をXとすると0<X<0.01であり、ガリウム(Ga)の質量%をYとすると0<Y<0.08であって、かつ、X/0.01+Y/0.08≧ 1となる銀(Ag)及びガリウム(Ga)を含有する合金組成、から構成されてなる溶加材。
- マグネシウム(Mg)合金材料が溶加材を介して溶融溶接によって接合された前記マグネシウム(Mg)合金材料と前記溶加材との接合構造であって、前記溶加材は、請求項1乃至3のいずれかに記載の溶加材である、マグネシウム(Mg)合金材料と溶加材との接合構造。
- マグネシウム(Mg)合金材料を、溶加材を用いて溶融溶接によって接合する方法であって、前記溶加材として、請求項1乃至3のいずれかに記載の溶加材を用いることを特徴とするマグネシウム(Mg)合金材料の溶融溶接による接合方法。
- マグネシウム(Mg)合金材料が溶加材を介して溶融溶接によって接合されたマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体であって、前記溶加材は、請求項1乃至3のいずれかに記載の溶加材であることを特徴とするマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体。
- マグネシウム(Mg)合金材料を、溶加材を用いて溶融溶接によって接合するマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法であって、前記溶加材として、請求項1乃至3のいずれかに記載の溶加材を用いることを特徴とするマグネシウム(Mg)合金材料接合構造体の製造方法。
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