JP6159612B2 - 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計 - Google Patents

電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計 Download PDF

Info

Publication number
JP6159612B2
JP6159612B2 JP2013161671A JP2013161671A JP6159612B2 JP 6159612 B2 JP6159612 B2 JP 6159612B2 JP 2013161671 A JP2013161671 A JP 2013161671A JP 2013161671 A JP2013161671 A JP 2013161671A JP 6159612 B2 JP6159612 B2 JP 6159612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power line
modem
line
voltage distribution
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013161671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015033013A (ja
Inventor
佐々木 博之
博之 佐々木
敏幸 前多
敏幸 前多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Magnus Communications Ltd
Original Assignee
NEC Magnus Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Magnus Communications Ltd filed Critical NEC Magnus Communications Ltd
Priority to JP2013161671A priority Critical patent/JP6159612B2/ja
Publication of JP2015033013A publication Critical patent/JP2015033013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6159612B2 publication Critical patent/JP6159612B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、電力線通信システムに関し、特に、電力使用量の監視に好適な電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計に関する。
近年、震災の影響で原子力発電所の運転ができないケースが増え、電力供給の余裕度がなくなり、各電力会社は綱渡りの運用状態が続いている。これを受けて、電力の遠隔検針システムと需要家の消費電力を可視化して節電を促すモニタリングシステム(以下、宅内システム)の導入が急ピッチで検討されている(特許文献1〜3参照)。
特開2007−019669号公報 特開2010−288287号公報 特開2011−199909号公報
電力会社が運用する遠隔検針システムと需要家向け宅内システムは、セキュリティ上の問題から同一システムとすることができないため、別々のシステムとして構築する必要がある。日本で使用できる電力線通信には、10k〜450kHzの低域側の周波数帯を使用するものと、2M〜30MHzの広域側の周波数帯を使用するものの2種類が存在するが、高域側は法規制の関係上、屋内での使用のみが許されている。遠隔検針システムは、屋外から引き込む電力線を使って通信するものであるため、低域側の周波数帯を必然的に使用することになる。宅内システムについても、高域側の周波数帯を使用した屋内LAN製品との干渉を避ける目的で、低域側の周波数帯を使用することが望ましい。
しかしながら、遠隔検針システムと宅内システムの両方で低域側の周波数帯を使用した場合、同一電力線上に同一周波数帯を使用する2つのシステムが存在することになり、互いの通信の干渉が避けられないという問題がある。この問題を避けるため、10k〜450kHzの周波数を両者で分割する案も考えられるが、もともと帯域が狭いため、分割すると伝送速度の低下や耐ノイズ性の低下などの問題が発生する。また、両者を時分割する案も考えられるが、遠隔検針システムのモデムと宅内システムのモデムとの間での同期をとる必要があり、システムが複雑になるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、共通の電力線上で低域側の周波数帯を使用して遠隔検針システムと宅内システムの両方を共存させることが可能な電力線通信システムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、そのような電力線通信システムを実現するための電力量計を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による電力線通信システムは、変圧器から需要家へと延びる接地線、第1の非接地線および第2の非接地線からなる単相3線式の低圧配電線と、前記需要家よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続され前記需要家の電力使用量を計測する電力量計とを有する配電設備に設置する電力線通信システムであって、前記電力量計よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続された第1の電力線モデムと、前記電力量計よりも前記需要家寄りにおいて前記低圧配電線に接続された第2の電力線モデムと、前記第1の電力線モデムの接続点よりも前記需要家寄りであって前記第2の電力線モデムの接続点よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続され、前記第1の電力線モデムと電力線通信を行う第3の電力線モデムと、前記第3の電力線モデムの接続点よりも前記需要家寄りであって前記第2の電力線モデムの接続点よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続され、前記第2の電力線モデムと電力線通信を行う第4の電力線モデムと、前記低圧配電線上の前記第3の電力線モデムの接続点と前記第4の電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第1の非接地線とを接続する第1のバイパスコンデンサと、前記低圧配電線上の前記第3の電力線モデムの接続点と前記第4の電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第2の非接地線とを接続する第2のバイパスコンデンサとを備え、前記第1の電力線モデムおよび前記第3の電力線モデムは、前記低圧配電線の前記接地線に誘導結合方式により接続されており、前記第2の電力線モデムおよび前記第4の電力線モデムは、前記低圧配電線の前記第1の非接地線および前記第2の非接地線の両方に容量結合方式により接続されていることを特徴とする。



本発明によれば、第1の電力線モデムと第3の電力線モデムとの間の通信ルート(Aルート)と第2の電力線モデムと第4の電力線モデムとの間の通信ルート(Bルート)とを第1および第2のバイパスコンデンサによって分離することができる。したがって、遠隔検針システムを構成するAルートの電力線通信と宅内システムを構成するBルートの電力線通信との相互干渉を防止することができ、共通の電力線上で同じ周波数帯を使用して2つの異なる電力線通信を共存させることができる。
また、本発明によれば、非接地線に対して容量結合方式を採用する際に用いるカップリングコンデンサのサイズは、誘導結合方式を採用する際に用いる誘導結合器よりも小型であるため、第4の電力線モデムの小型化を図ることができる。さらに、容量結合方式においてその信号注入点をバイパスコンデンサの近くに設けた場合に信号の注入効率が悪いことを積極的に利用することにより、Aルートの電力線通信とBルートの電力線通信とを確実に分離することができる。
本発明において、前記第3の電力線モデムおよび前記第4の電力線モデムは、前記電力量計内に設けられていることが好ましい。上記のように第4の電力線モデムが小型であることから、電力量計に第3および第4の電力線モデムを組み込んだ場合に電力量計自身を小型化することができる。したがって、狭いスペースに設置可能な小型で高性能な電力量計を用いてシステムを構築することができる。
本発明による電力線通信システムは、前記電力量計よりも前記需要家寄りにおいて前記低圧配電線を分岐させる分電盤をさらに備え、前記第2の電力線モデムは前記分電盤内に設けられていることが好ましい。この構成によれば、第2の電力線モデムと第4の電力線モデムとの間の距離が近いので、信号の注入効率が悪い容量結合方式を採用したとしても十分に通信でき、遠隔検針システム側への干渉を防止することができる。
本発明において、前記第3の電力線モデムは、前記電力量計によって計測された前記電力使用量の検針データを前記第1の電力線モデムに送信することが好ましく、前記第4の電力線モデムは、前記電力量計によって計測された前記電力使用量の検針データを前記第2の電力線モデムに送信することが好ましい。この構成によれば、共通の低圧配電線上に遠隔検針システムと宅内システムの両方を共存させることができる。
本発明において、前記第1乃至第4の電力線モデムの使用周波数は10k〜450kHzであることが好ましい。この構成によれば、低域側の周波数帯を使用して2つの異なる電力線通信を共存させることができる。
また、本発明による電力量計は、変圧器から需要家へと延びる接地線、第1の非接地線および第2の非接地線からなる単相3線式の低圧配電線の需要家寄りに設置され、前記需要家の電力使用量を計測する電力量計であって、前記低圧配電線に接続され、前記電力使用量を計測する計量部と、前記計量部よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続された変圧器側電力線モデムと、前記変圧器側電力線モデムの接続点よりも前記需要家寄りにおいて前記低圧配電線に接続された需要家側電力線モデムと、前記低圧配電線上の前記変圧器側電力線モデムの接続点と前記需要家側電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第1の非接地線とを接続する第1のバイパスコンデンサと、前記低圧配電線上の前記変圧器側電力線モデムの接続点と前記需要家側電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第2の非接地線とを接続する第2のバイパスコンデンサとを備え、前記変圧器側電力線モデムは、前記計量部に接続されると共に、前記低圧配電線の前記接地線に誘導結合方式により接続されており、前記需要家側電力線モデムは、前記計量部に接続されると共に、前記低圧配電線の前記第1の非接地線および前記第2の非接地線の両方に容量結合方式により接続されており、前記変圧器側および需要家側電力線モデムは、前記計量部によって計測された前記電力使用量の検針データを送信することを特徴とする。
本発明によれば、共通の電力線上で低域側の周波数帯を使用して遠隔検針システムと宅内システムの共存を可能にする小型な電力量計を低コストで提供することができる。
本発明において、前記変圧器側電力線モデムおよび前記需要家側電力線モデムは、前記計量部と共通の回路基板上に実装されていることが好ましい。この構成によれば、同じ筐体内に組み込む場合でも、そのサイズを小さくすることができ、小型で高性能な電力量計を用いてシステムを構築することができる。
本発明によれば、共通の電力線上で低域側の周波数帯(10k〜450kHz)を使用して遠隔検針システムと宅内システムの両方を共存させることが可能な電力線通信システムを提供することができる。また、本発明によれば、そのような電力線通信システムを実現するための電力量計を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態による電力線通信システムの構成図である。 電力量計11の具体的な構成の一例を示す略平面図である。 実施例1による電力線通信システムの等価回路である。 実施例2による電力線通信システムの等価回路である。 実施例1におけるPLCテスト信号の伝送特性の測定結果を示すグラフである。 実施例2におけるPLCテスト信号の伝送特性の測定結果を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による電力線通信システムの構成図である。
図1に示すように、電力線通信システム1は、単相3線式の低圧配電線2の終端に接続された分電盤4と、分電盤4を介して低圧配電線2に接続された複数の家電機器7A〜7Eと、低圧配電線2に接続された電力線モデム10A〜10Dと、家電機器7A〜7Eを使用する需要家の電力使用量を計測する電力量計11とを備えている。
低圧配電線2は、高圧配電線の電圧(6600V)を商用電圧(100Vまたは200V)に降圧する柱上トランス(変圧器)3の2次側(低圧側)に接続された3本の電力線2a,2b,2cからなる。これらの電力線のうち、柱上トランス3の2次側の一端および他端に接続された電力線2a,2c(赤相、黒相)は非接地線であり、2次側の中点に接続された電力線2b(白相)は接地線(中性線)である。電力線2a,2c間(赤黒相)の電圧は200Vであり、電力線2a,2b間(赤白相)および電力線2c,2b間(黒白相)の電圧はともに100Vである。
電力線モデム10A(第1の電力線モデム)は、柱上トランス3寄りの低圧配電線2に接続されている。電力線モデム10Aは、低圧配電線2の白相の電力線2bに誘導結合方式により接続されている。電力線2bには誘導結合器5Aが結合されており、電力線モデム10Aの信号入出力端子に接続された信号線6Aはこの誘導結合器5Aを介して電力線2bに結合している。誘導結合器5Aは例えばトロイダルコアであり、電力線2bおよび信号線6Aはトロイダルコアの中空部を貫通している。
電力線モデム10Aは、柱上トランス3の近くに設置された光ファイバ回線8を介してサーバ9Aに接続されている。光ファイバ回線8との接続を容易にするため、電力線モデム10Aは柱上トランス3と一緒に電柱上に装柱されることが好ましい。
柱上トランス3から延びる低圧配電線2には、分電盤4を介して複数の家電機器7A〜7Eが接続されている。家電機器7A、7Bは、接地線と一方の非接地線との間(赤白相)に接続され、AC100Vの電力が供給される機器であり、家電機器7D、7Eは、接地線と他方の非接地線との間(黒白相)に接続され、AC100Vの電力が供給される機器である。さらに、家電機器7Cは、2本の非接地線間(赤黒相)に接続され、AC200Vの電力が供給される機器である。なお家電機器の種類や数は特に限定されない。これらの家電機器の電力使用量は電力量計11で計測される。
本実施形態において、家電機器7A,7Eには電力線モデム10E,10Fがそれぞれ組み込まれている。電力線モデム10E,10Fは、低圧配電線2の赤相の電力線2aおよび黒相の電力線2cに容量結合方式により接続されている。すなわち、電力線モデム10Eの一対の信号入出力端子は、カップリングコンデンサ14a,14bを介して電力線2aと電力線2bにそれぞれ接続されており、電力線モデム10Fの一対の信号入出力端子は、カップリングコンデンサ14a,14bを介して低圧配電線2の電力線2cと電力線2bにそれぞれ接続されている。
家電機器7A,7Eは、例えば電力表示機能を有する機器であり、電力量計11からの検針データを受信し、電力使用状況をディスプレイに表示(可視化)して節電を促す機器である。また、家電機器7A,7Eは、電力量計11からの検針データに基づいて、自身の電力使用を制御する機能を有するものであってもよい。電力線モデム10E,10Fは、後述する電力線モデム10Dと通信を行ってもよく、電力線モデム10Cと通信を行ってもよい。
電力線モデム10D(第2の電力線モデム)は、電力量計11の接続点よりも需要家寄りにおいて低圧配電線2に接続されている。電力線モデム10D分電盤4内の低圧配電線2に接続されていることが好ましい。通常、電力量計11は分電盤4の近くに設置されるため、電力線モデム10Dを分電盤4内に設けた場合には、後述する電力量計11内の電力線モデム10Cとの距離を近づけることができ、宅内システム側の電力線通信の信頼性を高めることができる。電力線モデム10Dは、低圧配電線2の赤相の電力線2aおよび黒相の電力線2cの両方に容量結合方式により接続されている。すなわち、電力線モデム10Dの信号入出力端子から延びる一対の信号線6D,6Dは、カップリングコンデンサ14a,14bを介して電力線2a,2cにそれぞれ接続されている。
電力線モデム10DはHEMS(Home Energy Management. System)サーバ9Bに接続されている。HEMSサーバ9Bは家電機器7A〜7Eの電力使用量を統合的に管理する機器である。HEMSサーバ9Bは、電力量計11が計測した電力使用量を取得し、これに基づいて各家電機器の電力使用量を個別に制御する。HEMSサーバ9Bと各家電機器7A〜7Eとの通信にはZigbee(登録商標)等の近距離無線通信を用いてもよく、電力線通信を用いてもよい。例えば、電力線モデム10E,10Fをそれぞれ有する家電機器7A,7EとHEMSサーバ9Bとの間では電力線通信を行うことができる。
電力量計11は、需要家の電力使用量を実際に計測する計量部12と、低圧配電線2に接続された2つの電力線モデム10B,10Cと、低圧配電線2上の電力線モデム10Bの接続点と電力線モデム10Cの接続点との間に設けられた第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bとを備えている。電力量計11は、分電盤4の近くであって分電盤4よりも柱上トランス3寄りの低圧配電線2に接続されている。
電力線モデム10B(第3の電力線モデム)は、低圧配電線2の白相の電力線2bに誘導結合方式により接続されている。電力線2bには誘導結合器5Bが結合されており、電力線モデム10Bの信号入出力端子に接続された信号線6Bはこの誘導結合器5Bを介して電力線2bに結合している。誘導結合器5Bはトロイダルコアであり、電力線2bおよび信号線6Bはトロイダルコアの中空部を貫通している。
電力線モデム10C(第4の電力線モデム)は、低圧配電線2の赤相の電力線2aと黒層の電力線2cの両方に容量結合方式により接続されている。すなわち、電力線モデム10Cの信号入出力端子から延びる一対の信号線6C,6Cは、カップリングコンデンサ14a,14bを介して電力線2a,2cにそれぞれ接続されている。
本実施形態において、電力線モデム10B,10Cはともに計量部12に接続されており、計量部12による電力使用量の検針データは電力線モデム10B,10Cにそれぞれ提供される。電力線モデム10Bは、検針データの変調信号を電力線2bに注入して電力線モデム10Aに送信する。また、電力線モデム10Cは、検針データの変調信号を電力線2aおよび2cに注入して電力線モデム10D,10E,10Fのいずれかに送信する。
第1のバイパスコンデンサ13aは、白相の電力線2bと赤相の電力線2aとを接続するものであり、第2のバイパスコンデンサ13bは白相の電力線2bと黒相の電力線2cとを接続するものである。第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bは、電力線モデム10A〜10Fの使用周波数に対して低インピーダンスとなり、商用周波数(50Hzまたは60Hz)に対して高インピーダンスとなるものである。
遠隔検針システムは、電力線モデム10Aと電力線モデム10Bとの間の通信によって実現される。電力量計11に組み込まれた一方の電力線モデム10Bは、電力線2b経由で電力線モデム10Aに検針データを送信する。このように、電力線モデム10Aと電力量計11内の電力線モデム10Bとの間の通信ルート(Aルート)は、電力量計11の検針データを電力会社に提供するルートである。
一方、宅内システムは、電力線モデム10Dと電力線モデム10Cとの間の通信によって実現される。電力量計11に組み込まれた他方の電力線モデム10Cは、電力線2aおよび2c経由で電力線モデム10Dに検針データを送信する。このように、電力線モデム10Dと電力量計11内の電力線モデム10Cとの間の通信ルート(Bルート)は、電力量計11の検針データを電力需要家に提供するルートである。
本実施形態においては、電力線モデム10Bと電力線モデム10Cとの間には両者を分離する2つのバイパスコンデンサ13a,13bが設けられており、第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bは、Aルートで使用する信号をAルート側へ反射させ、Bルートで使用する信号をBルート側へ反射させる効果を有するので、両者間の減衰を確保することができる。これにより、電力線モデム10Aと電力線モデム10Bとの間で構成される通信ルート(Aルート)と電力線モデム10Cと電力線モデム10Dとの間で構成される通信ルート(Bルート)とが分離されるので、Aルートの電力線通信とBルートの電力線通信が相互に干渉することを防止することができ、通信品質を向上させることができる。
さらに、AルートとBルートとの間では、電力線通信に使用する相を変えているので、一方のルートから他方のルートへ侵入する信号のさらなる減衰が期待できる。Aルートで使用する電力線とBルートの通信で使用する電力線が異なり、Aルートでは電力線2b(接地線)を使用した通信が行われ、Bルートでは電力線2a,2c(非接地線)を使用した通信が行われるので、AルートとBルートとで通信が相互に干渉することを確実に防止することができ、通信品質を向上させることができる。
また、本実施形態おいては、電力線モデム10Cと低圧配電線2との接続に容量結合方式を採用しているので、電力線モデム10Cの小型化が可能である。接地線(電力線2b)に流れる電流は、第1の非接地線(電力線2a)と第2の非接地線(電力線2c)にそれぞれ流れる電流の差分であり、電流値は比較的小さいが、第1の非接地線や第2の非接地線に流れる電流は非常に大きい。そのため、これらの接地線に誘導結合方式により接続する際に用いるトロイダルコアにはその飽和電流が大きいことが要求され、コアサイズも必然的に大きくなる。しかし容量結合方式を採用する際に用いるカップリングコンデンサのサイズはトロイダルコアよりも小さいため、信号注入部の小型化を図ることができ、電力線モデム10Cを含めた電力量計11全体の小型化を図ることができる。
さらに本実施形態によれば、BルートからAルートへ侵入する信号のさらなる減衰が期待できる。電力線モデム10Cと電力線2a,2cとの接続に容量結合方式を採用し、その信号注入点をバイパスコンデンサ13a,13bの近くに設けた場合、注入信号に対するバイパスコンデンサ13a,13bのインピーダンスが非常に低いことから、信号の注入効率は非常に悪い。よってこのような信号を電力量計11の遠方に位置する電力線モデム10Aで受信することは非常に困難である。一方、電力量計11の近くに位置する電力線モデム10Dは、この信号を受信することが十分に可能である。このように、本実施形態においては容量結合方式の注入効率が良くないことを積極的に利用して、遠隔検針システム側と宅内システム側とを確実に分離することができ、Bルートの通信品質を確保しつつBルートからAルートへの通信干渉を抑えることができる。
図2は、電力量計11の具体的な構成の一例を示す略平面図である。
図2に示すように、電力量計11は、電力使用量を実際に計測する計量部12と、計量部12で計測された電力使用量の検針データを変調して電力線上に送出する電力線モデム10B、10Cと、検針データや電力量計11の動作状態を表示する表示部16と、計量部12、電力線モデム10B,10Cおよび表示部16を制御する制御部17とを有し、これらはプリント基板18の一方の主面に実装されている。
プリント基板18の一方の主面(表面)には、3本のプリント配線19a,19b,19cが互いに並走するように設けられている。プリント配線19a,19b,19cは、図1における低圧配電線2の3本の電力線2a,2b,2cの一部を構成するものである。具体的には、プリント配線19aが赤相の電力線2a、プリント配線19bが白線の電力線(中性線)2b、プリント配線19cが黒相の電力線2cとなる。プリント配線19a,19b,19cの一端側は、柱上トランス3側の低圧配電線2に接続され、他端側は分電盤4側の低圧配電線2に接続される。
電力線モデム10Bは、電力線2bを構成するプリント配線19bに誘導結合方式により接続されている。誘導結合器5Bを構成するトロイダルコアのループは、プリント配線19bを挟んでその両側にそれぞれ形成されたプリント基板18を貫通する2つの開口18a,18bを通過してプリント配線19bの周囲を取り囲むように設置されている。すなわち、プリント配線19bはトロイダルコアの中空部を貫通している。また、開口18a,18bに挟まれたプリント基板18の他方の主面(裏面)の領域であって、平面視にてプリント配線19bと重なる位置(図2では意図的に少しずらして示している)には、電力線モデム10Bの信号入出力端子から延びる信号線であるプリント配線19dが配線されており、プリント配線19dもまたトロイダルコアの中空部を貫通している。なお、図中の破線は裏面の配線であることを示している。
電力線モデム10Cは、電力線2a,2cをそれぞれ構成するプリント配線19a,19cに容量結合方式により接続されている。電力線モデム10Cの一対の信号入出力端子の一方および他方は、プリント配線19e,19fおよびカップリングコンデンサ14a,14bを介してプリント配線19a,19cにそれぞれ接続されている。特に、プリント配線19fは、その進行方向を横切るプリント配線19a,19bとの接触を回避するため、プリント基板18の他方の主面を経由してプリント配線19cに接続されている。
電力線モデム10Bの接続点である誘導結合器5Bの設置位置と電力線モデム10Cの接続点との間には、バイパスコンデンサ13a,13bが設けられている。バイパスコンデンサ13aの一端はプリント配線19aに接続され、他端はプリント配線19bに接続されている。またバイパスコンデンサ13bの一端はプリント配線19cに接続され、他端はプリント配線19bに接続されている。
このように、本実施形態においては、バイパスコンデンサ13a,13bが設けられているので、AルートとBルートとの間の通信を分離することができ、相互干渉を抑制することができる。さらに、電力線モデム10Cと電力線(プリント配線19a,19c)との接続に容量結合方式を採用しているので、電力線モデム10Cから電力線に注入される信号のレベルを抑えることができ、これにより宅内システムの信号が遠隔検針システムの通信に与える影響を十分に小さくすることができる。さらに、電力線モデム10Cと電力線との接続に誘導結合方式を採用した場合に必要となるトロイダルコアに比べると、カップリングコンデンサ14a,14bのサイズは十分に小さいことから、電力量計11の小型化に寄与することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、低圧配電線2の一端側に接続された変圧器が柱上トランス3である場合を例に挙げたが、本発明は柱上トランス3に限定されるものではなく、例えば集合住宅の変電室内に設置された変圧器であっても構わない。大規模な団地やマンションなどではその敷地内に高圧配電線路を直接引き込んで変圧する場合があり、敷地内に設けられた建物の一室に変圧器が設けられるが、このような変圧器を対象とすることもできる。
(実施例1)
図3に示した電力線通信システムの等価回路を用いてPLC(Power Line Communication:電力線通信)テスト信号の伝送特性を測定した。低圧配電線2の各電力線2a、2b、2cの一端側(上流側)には、柱上トランスの等価回路(インピーダンス0Ω(短絡))を設けた。また、各電力線2a、2b、2cの他端側(下流側)の赤白相間ならびに黒白相間には12Ωの終端抵抗25を挿入した。
電力線2bには、誘導結合器5Bを介して信号線6Bを結合させ、信号線6Bはバラン23を介してネットワークアナライザ22の入力端子に接続した。また、電力線2aおよび2cには、カップリングコンデンサ5C,5Cを介して信号線6C,6Cをそれぞれ接続し、信号線6C,6Cはバラン24を介してネットワークアナライザ22の出力端子に接続した。カップリングコンデンサ5C,5Cのキャパシタンスはともに0.47μFとした。
低圧配電線2上の誘導結合器5Cの接続点とカップリングコンデンサ5C,5Cの接続点との間には、第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bをそれぞれ設置した。第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bのキャパシタンスはともに1μFとした。
以上の構成において、ネットワークアナライザ22からテスト信号を出力し、カップリングコンデンサ5C,5Cを介して電力線2a,2cにそれぞれ重畳させた。テスト信号の周波数は、電力線モデムの搬送周波数帯である50k〜450kHzとした。そして、電力線の一端側に伝送されたテスト信号をネットワークアナライザ22で受信し、BルートからAルートへ向かうPLCテスト信号の利得を求めた。
さらに、ネットワークアナライザ22の入出力端子の接続を逆にして、AルートからBルートへ向かうPLCテスト信号の利得も求めた。すなわち、バラン24をネットワークアナライザ22の入力端子に接続し、バラン23をネットワークアナライザ22の出力端子に接続し、ネットワークアナライザ22からテスト信号を出力し、誘導結合器5Bを介して電力線2bに重畳させた。そして、電力線の他端側に伝送されたテスト信号をネットワークアナライザ22で受信し、PLCテスト信号の利得を求めた。
図5は、図3の等価回路におけるPLCテスト信号の伝送特性の測定結果を示すグラフであり、横軸は周波数[kHz]、縦軸は伝送特性[dB]を示している。また、図5において、グラフ"モデムB→モデムC"は、AルートからBルートへ向かうPLCテスト信号の伝送特性を示しており、グラフ"モデムC→モデムB"は、BルートからAルートへ向かうPLCテスト信号の伝送特性を示している。
図5に示すように、BルートからAルートへ向かうPLCテスト信号とAルートからBルートに向かうPLCテスト信号の伝送特性はほぼ同じになり、PLC信号の利得は−56dB以下となった。つまりA−Bルート間では50dB以上の減衰量が見込めることが分かった。この結果から、AルートとBルートとの間にバイパスコンデンサ13a,13bを設け、Aルートの注入点を接地線である電力線2bとし、Bルートの注入点を非接地線である電力線2a,2cとする場合には、PLC信号がBルートからAルートに伝わらないことが明らかとなった。
(実施例2)
図4に示した電力線通信システムの等価回路を用いてPLCテスト信号の伝送特性を測定した。その際、電力線2aおよび2cには、カップリングコンデンサ5C,5Cを介して信号線6C,6Cを接続し、信号線6C,6Cはバラン23を介してネットワークアナライザ22の出力端子に接続した。また、電力線2aおよび2cには、カップリングコンデンサ5D,5Dを介して信号線6D,6Dを接続し、信号線6D,6Dはバラン24を介してネットワークアナライザ22の入力端子に接続した。カップリングコンデンサ5C,5Cのキャパシタンスはともに0.47μFとした。
また、カップリングコンデンサ5C,5Cの接続点よりも柱上トランスの等価回路寄りには、第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bをそれぞれ設置した。第1および第2のバイパスコンデンサ13a,13bのキャパシタンスはともに1μFとした。
以上の構成において、ネットワークアナライザ22からテスト信号を出力し、カップリングコンデンサ5C,5Cを介して電力線2a,2cにそれぞれ重畳させた。テスト信号の周波数は、電力線モデムの搬送周波数帯である50k〜450kHzとした。そして、電力線の他端側に伝送されたテスト信号をネットワークアナライザ22で受信し、PLCテスト信号の利得を求めた。その結果を図6に示す。
図6に示すように、図4の等価回路の伝送特性は20kHzにおいて約−10dB、450kHzにおいて約−33dBとなり、同じBルート内の通信では最大約33dBの減衰量となることが分かった。この減衰量は、電力線通信システムにおいて通信可能なレベルであり、Bルートの一方の電力線モデム10Cから他方の電力線モデム10DにPLC信号を伝えることが可能である。
1 電力線通信システム
2 低圧配電線
2a 電力線(第1の非接地線)
2b 電力線(接地線、中性線)
2c 電力線(第2の非接地線)
3 柱上トランス
4 分電盤
5A 誘導結合器
5B 誘導結合器
5C,5C カップリングコンデンサ
5D,5D カップリングコンデンサ
6A,6B 信号線
6C,6C 信号線
6D,6D 信号線
7A〜7E 家電機器
8 光ファイバ回線
9A サーバ
9B HEMSサーバ
10A 電力線モデム(第1の電力線モデム)
10B 電力線モデム(第3の電力線モデム)
10C 電力線モデム(第4の電力線モデム)
10D 電力線モデム(第2の電力線モデム)
10E,10F 電力線モデム
11 電力量計
12 計量部
13a,13b バイパスコンデンサ
14a,14b カップリングコンデンサ
16 表示部
17 制御部
18 プリント基板
18a,18b 開口
19a〜19f プリント配線
22 ネットワークアナライザ
23 バラン
24 バラン
25 終端抵抗

Claims (8)

  1. 変圧器から需要家へと延びる接地線、第1の非接地線および第2の非接地線からなる単相3線式の低圧配電線と、前記需要家よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続され前記需要家の電力使用量を計測する電力量計とを有する配電設備に設置する電力線通信システムであって、
    前記電力量計よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続された第1の電力線モデムと、
    前記電力量計よりも前記需要家寄りにおいて前記低圧配電線に接続された第2の電力線モデムと、
    前記第1の電力線モデムの接続点よりも前記需要家寄りであって前記第2の電力線モデムの接続点よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続され、前記第1の電力線モデムと電力線通信を行う第3の電力線モデムと、
    前記第3の電力線モデムの接続点よりも前記需要家寄りであって前記第2の電力線モデムの接続点よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続され、前記第2の電力線モデムと電力線通信を行う第4の電力線モデムと、
    前記低圧配電線上の前記第3の電力線モデムの接続点と前記第4の電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第1の非接地線とを接続する第1のバイパスコンデンサと、
    前記低圧配電線上の前記第3の電力線モデムの接続点と前記第4の電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第2の非接地線とを接続する第2のバイパスコンデンサとを備え、
    前記第1の電力線モデムおよび前記第3の電力線モデムは、前記低圧配電線の前記接地線に誘導結合方式により接続されており、
    前記第2の電力線モデムおよび前記第4の電力線モデムは、前記低圧配電線の前記第1の非接地線および前記第2の非接地線の両方に容量結合方式により接続されていることを特徴とする電力線通信システム。
  2. 前記第3の電力線モデムおよび前記第4の電力線モデムは、前記電力量計内に設けられている、請求項1に記載の電力線通信システム。
  3. 前記電力量計よりも前記需要家寄りにおいて前記低圧配電線を分岐させる分電盤をさらに備え、
    前記第2の電力線モデムは前記分電盤内に設けられている、請求項1又は2に記載の電力線通信システム。
  4. 前記第3の電力線モデムは、前記電力量計によって計測された前記電力使用量の検針データを前記第1の電力線モデムに送信する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電力線通信システム。
  5. 前記第4の電力線モデムは、前記電力量計によって計測された前記電力使用量の検針データを前記第2の電力線モデムに送信する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電力線通信システム。
  6. 前記第1乃至第4の電力線モデムの使用周波数は10k〜450kHzである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電力線通信システム。
  7. 変圧器から需要家へと延びる接地線、第1の非接地線および第2の非接地線からなる単相3線式の低圧配電線の需要家寄りに設置され、前記需要家の電力使用量を計測する電力量計であって、
    前記低圧配電線に接続され、前記電力使用量を計測する計量部と、
    前記計量部よりも前記変圧器寄りにおいて前記低圧配電線に接続された変圧器側電力線モデムと、
    前記変圧器側電力線モデムの接続点よりも前記需要家寄りにおいて前記低圧配電線に接続された需要家側電力線モデムと、
    前記低圧配電線上の前記変圧器側電力線モデムの接続点と前記需要家側電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第1の非接地線とを接続する第1のバイパスコンデンサと、
    前記低圧配電線上の前記変圧器側電力線モデムの接続点と前記需要家側電力線モデムの接続点との間に設けられ、前記低圧配電線の前記接地線と前記第2の非接地線とを接続する第2のバイパスコンデンサとを備え、
    前記変圧器側電力線モデムは、前記計量部に接続されると共に、前記低圧配電線の前記接地線に誘導結合方式により接続されており、
    前記需要家側電力線モデムは、前記計量部に接続されると共に、前記低圧配電線の前記第1の非接地線および前記第2の非接地線の両方に容量結合方式により接続されており、
    前記変圧器側および需要家側電力線モデムは、前記計量部によって計測された前記電力使用量の検針データを送信することを特徴とする電力量計。
  8. 前記変圧器側電力線モデムおよび前記需要家側電力線モデムは、前記計量部と共通の回路基板上に実装されている、請求項7に記載の電力量計。
JP2013161671A 2013-08-02 2013-08-02 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計 Active JP6159612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161671A JP6159612B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161671A JP6159612B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015033013A JP2015033013A (ja) 2015-02-16
JP6159612B2 true JP6159612B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=52517990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013161671A Active JP6159612B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6159612B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6492256B2 (ja) * 2015-03-18 2019-04-03 Necマグナスコミュニケーションズ株式会社 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計
JP2020191485A (ja) * 2019-05-17 2020-11-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 Plc通信装置、及びそれを備えるplc通信システム
KR102371761B1 (ko) * 2020-10-20 2022-03-07 류성호 전력선 통신용 필터

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020109585A1 (en) * 2001-02-15 2002-08-15 Sanderson Lelon Wayne Apparatus, method and system for range extension of a data communication signal on a high voltage cable
KR20030097818A (ko) * 2001-03-29 2003-12-31 앰비언트 코오퍼레이션 전력선 통신의 결합 회로
JP2003298480A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信モジュール付回路基板、機器内部の回路装置、および電気機器
JP2005278083A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Yazaki Corp 車両情報通信システム
JP4708068B2 (ja) * 2005-04-05 2011-06-22 東北電力株式会社 電力線通信システム
JP2006345308A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Mitsubishi Electric Corp 電力線搬送通信システム
WO2008056367A2 (en) * 2006-11-09 2008-05-15 Mainnet Communications Ltd. Apparatus and method for data communication over power lines
JP5103595B2 (ja) * 2008-03-04 2012-12-19 ネッツエスアイ東洋株式会社 電力線通信システムに係る高周波注入装置
JP5415026B2 (ja) * 2008-06-20 2014-02-12 パナソニック株式会社 電力量計及び電力線搬送通信システム
JP5512212B2 (ja) * 2009-09-29 2014-06-04 パナソニック株式会社 電力管理システム
JP5778016B2 (ja) * 2011-12-05 2015-09-16 Necマグナスコミュニケーションズ株式会社 電力線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015033013A (ja) 2015-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2463705C2 (ru) Система связи по распределительным линиям электропередачи
JP6159612B2 (ja) 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計
US20120197563A1 (en) Electric power meter
JP6060411B2 (ja) 電力線通信システム
JP6060410B2 (ja) 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計
JP5778016B2 (ja) 電力線通信システム
JP6039022B2 (ja) エネルギー管理システム
JP6539837B2 (ja) 遠隔検針システム
JP6492256B2 (ja) 電力線通信システムおよびこれに用いる電力量計
EP2499503B1 (en) Current measuring apparatus
JP5861126B2 (ja) 電力量計
JP2016019241A (ja) 遠隔検針システム
JP6442689B2 (ja) 遠隔検針システム
JP6405515B2 (ja) 遠隔検針システム
JP6020795B2 (ja) 電力量計
JP2014039334A (ja) 電力量計、電力線搬送通信システム、及び通信モジュール
RU2445636C1 (ru) Способ учета электрической энергии
JP2009159302A (ja) 単相3線式交流電力線用plc信号ゲート装置及び該単相3線式交流電力線用plc信号ゲート装置を備えた分電盤及び電力計
JP6600781B2 (ja) 遠隔検針システム
JP6446825B2 (ja) 遠隔検針システム
JP5956016B2 (ja) 電力線通信システム
MOGHAVEMI et al. Pic Microcontroller-Based Automatic Meter Reading (AMR) System Using the Low Voltage (LV) Power Line Network
Shet et al. Data transmission through power line
Danışman Analysis of conventional low voltage power line communication methods for automatic meter reading and the classification and experimental verification of noise types for low voltage power line communication network
JP2016220141A (ja) 遠隔検針システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150424

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6159612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250