JP6159243B2 - 携帯端末、操作処理方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents

携帯端末、操作処理方法、プログラム、及び、記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、主に、表示画面に対する操作を受け付ける携帯端末、及び、そのような携帯端末による操作処理方法に関する。
タッチパネルを備えた様々な携帯端末(例えば、タブレット端末、スマートフォン等)が広く普及している。このような携帯端末は、タッチパネルの表示画面に対する指による入力操作を受け付けることが可能となっている。そのような携帯端末としては、例えば、特許文献1〜特許文献4の携帯端末が挙げられる。
タッチパネルを備えた携帯端末(特に、額縁領域の狭い携帯端末、及び、額縁領域のない図13に示すような携帯端末)では、ユーザが端末を持つ手で意図せずタッチパネルの端部に触れ、無意識に誤操作をしてしまうことがあるが、特許文献1〜特許文献4の携帯端末は、そのような誤操作をある程度防ぐことができるようになっている。
例えば、特許文献1の携帯端末は、ユーザが無効領域設定アプリケーションを用いて該ユーザが触れたタッチパネル上の領域を無効領域として設定した場合、該ユーザと識別情報が同一又は類似のユーザによるその無効領域への手の接触を入力として扱わないようになっている(特許文献1の段落0016〜0028、図3、図5を参照)。
これにより、特許文献1の携帯端末は、例えば、図13のようにユーザが片手で端末を持ちながら端末を持っている手の母指でタッチパネルを操作しているときに、端末を持っている手の中指、薬指、小指、及び/又は、母指球が意図せずタッチパネルに触れてしまうことによる誤操作を防ぐことができる。
特開2012−234386号公報(2012年11月29日公開) 特開2011−28603号公報(2011年2月10日公開) 特開2013−69190号公報(2013年4月18日公開) 特開2000−39964号公報(2000年2月8日公開)
しかしながら、特許文献1の携帯端末は、ユーザが予め無効領域設定アプリケーションを動作させない限り、上述の誤操作防止機能を働かせることはできない。加えて、特許文献1の携帯端末は、タッチパネルの極一部の領域にしか触れないように端末を持つユーザが無効領域設定アプリケーションを動作させた場合、そのユーザと識別情報が類似する他のユーザによる上述の誤操作を防止できないことがある。携帯端末を持ったときに端末を持つ手が意図せず接触し得るタッチパネル上の領域の広さは、手の特徴(手の大きさや指の長さ等)に応じたものとなるからである。
また、特許文献2の携帯端末は、誤操作をし易い特定の状況下(具体的には、図13のようにユーザが右側面に母指球を接触させつつ左側面に母指以外の4本の指を接触させるようにして片手で該端末を持っている間)では、両手で操作されていると誤認識するために誤操作防止機能を働かせることはできない。
また、特許文献3の携帯端末は、ユーザが連続的なタッチ操作を行っている間に意図せずタッチパネルの隅に触れた場合には、誤操作防止機能を働かせることができない。さらに、特許文献4の携帯端末は、手書き入力モード時には誤操作防止機能を働かせることができるものの、通常表示モード時には誤操作防止機能を働かせることができない。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであるものであり、その主な目的は、誤操作がされ易い特定の状況下では誤操作防止機能を確実に働かせることが可能な携帯端末を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る携帯端末は、座標を指定する操作を受け付ける表示画面と、自端末の複数の側面の各々に設けられた接触検出部と、接触物を複数の上記接触検出部が検出しているか否かを判定する判定手段と、上記判定手段により接触物を複数の上記接触検出部が検出していると判定された場合に、上記表示画面内の特定の領域内の座標を指定する操作を無効化する無効化手段とを備えている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る操作処理方法は、座標を指定する操作を受け付ける表示画面が設けられ、自端末の側面に接触検出部が設けられた携帯端末による操作処理方法であって、上記接触検出部は、上記携帯端末の複数の側面の各々に設けられており、接触物を複数の上記接触検出部が検出しているか否かを判定する判定ステップと、上記判定工程にて接触物を複数の上記接触検出部が検出していると判定された場合に、上記表示画面内の特定の領域内の座標を指定する操作を無効化する無効化ステップと、を含んでいる。
本発明の一態様に係る携帯端末は、誤操作がされ易い特定の状況下では誤操作防止機能を確実に働かせることができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係るスマートフォンの外観図である。 図1のスマートフォンの動作を示すフローチャートである。 図1のスマートフォンの操作無効領域を例示した図である。 本発明の実施形態2に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。 図5のスマートフォンの動作を示すフローチャートである。 図5のスマートフォンの操作無効領域を例示した図である。 本発明の実施形態3に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。 図8のスマートフォンの動作を示すフローチャートである。 図8のスマートフォンの操作無効領域を説明するための図である。 図8のスマートフォンの変形例に係る動作を示すフローチャートである。 図8のスマートフォンが図11に示す変形例に係る動作をする場合に規定する操作無効領域を例示した図である。 従来のスマートフォンの外観図である。 図5のスマートフォンが操作無効領域の面積を決定するために参照するデータを模式的に例示した図である。 本発明の様々な形態に係る携帯端末について、外縁部分の断面を模式的に示した図である。
<実施形態1>
以下、図1〜図4を参照して、本発明に係る携帯端末の一実施形態1であるスマートフォン1について説明する。なお、スマートフォンは携帯端末の一例に過ぎず、本発明に係る携帯端末は、例えば、フィーチャーフォン、タブレット端末等の形態で実施できる。
〔スマートフォン1の概要〕
図2はスマートフォン1の外観図である。図2の(a)に示すように、スマートフォン1には額縁領域がなく、スマートフォン100の前面全体がタッチパネル式の表示画面で覆われている。また、図2の(a)及び(b)に示すように、スマートフォン100の左側面Lには接触センサ13Lが設けられ、スマートフォン100の右側面Rには接触センサ13Rが設けられている。
すなわち、ユーザが右側面に母指球を接触させつつ左側面に母指以外の4本の指を接触させるようにして片手でスマートフォン1を持っている間、接触センサ13L及び接触センサ13Rの両方が手の接触を検知するようになっている。そして、接触センサ13L及び接触センサ13Rの両方によって接触が検知されると、スマートフォン1は、表示画面の右端及び左端に操作無効領域(領域内の座標を指定するタッチ操作が無効化される特定の領域)を設けるようになっている。
なお、本発明に係る携帯端末は、操作無効領域が設けられる表示画面を自端末の前面に備えるだけでなく、操作無効領域が設けられるタッチパッドを自端末の背面にも備えていてもよい。この場合、携帯端末は、2つの接触センサの両方によって接触が検知されると、表示画面の左端および右端に操作無効領域を設けるとともに、タッチパッドの左端および右端に操作無効領域を設けてもよい。また、本発明に係る携帯端末は、表示画面の周囲に額縁領域が設けられていてもよい。
次に、スマートフォン1の要部構成について図1を参照して説明する。
〔スマートフォン1の構成〕
図1はスマートフォン1の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、スマートフォン1は、記憶部11、制御部12、2つの接触センサ(接触センサ13R、13L)、及び、表示部14を備えている。
(記憶部11)
記憶部11は、OS(Operating System)プログラムや、各種アプリケーションプログラム、各種制御プログラム、各種データ等を記憶している。
(制御部12)
制御部12はスマートフォン1全体を統括して制御するCPUである。制御部12は、対応するプログラムを記憶部11から読み出すことで、アプリ実行部121、タッチイベント制御部122、及び、センサ状態検出処理部123としても機能する。
(アプリ実行部121)
アプリ実行部121は、制御部12から読み出したアプリケーション(以下、「アプリ」)に応じた処理を行う。例えば、アプリ実行部121は、アプリのユーザインタフェース画面(UI画面)を表示部14に表示する。
(タッチイベント制御部122)
タッチイベント制御部122は、表示画面上の接触座標を引数とするタッチイベントをフォアグラウンドのアプリに対して発行する。
これに関し、タッチイベント制御部122は、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している場合、操作無効領域内の座標を指定するタッチ操作を無効にするようになっている。すなわち、タッチイベント制御部122は、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している場合、操作無効領域内の座標のみを指定するタッチ操作を検出してもタッチイベントを発行しないようになっている。
また、タッチイベント制御部122は、操作無効領域特定部1221を備えている。
(操作無効領域特定部1221)
2つの接触センサの両方が手の接触を検知すると、操作無効領域特定部1221は、操作無効領域の位置及び大きさを示すデータを読み出して操作無効領域を特定する。
(センサ状態検出処理部123)
センサ状態検出処理部123は、2つの接触センサの両方が手(接触物)の接触を検知している状態にあるか否かを判定する。
(接触センサ13R及び接触センサ13L)
接触センサ13Rは、手の接触を検知した場合に手の接触を検知した旨をセンサ状態検出処理部123に通知する。同様に、接触センサ13Lは、手の接触を検知した場合に手の接触を検知した旨をセンサ状態検出処理部123に通知する。
(表示部140)
表示部140は、アプリのユーザインタフェース画面等を表示するタッチパネル式のディスプレイである。
〔スマートフォン1の動作〕
次に、図3及び図4を参照しながら、ユーザがタッチパネル(表示画面)上の1点に手を接触させた場合にスマートフォン1が行う動作を説明する。図3は当該動作を示すフローチャートであり、図4は、スマートフォン1の操作無効領域を例示した図である。
まず、スマートフォン1は、図3に示すように、2つの接触センサの状態を確認する(S1)。具体的には、タッチイベント制御部122はタッチパネル上の手が接触した座標(タッチ座標)を特定し、センサ状態検出処理部123に対し、2つの接触センサの両方が触られているか否かを問い合わせる。
これを受けて、センサ状態検出処理部123は、手の接触を検知した旨の通知を2つの接触センサの両方から受け取っているか否かを判定する(S2)。
S2において2つの接触センサの両方が触られている(すなわち、上記通知を2つの接触センサの両方から受け取っている)と判定した場合、センサ状態検出処理部123は、判定結果をタッチイベント制御部122に通知する。なお、スマートフォン1は、S2において2つの接触センサの一方又は両方が触られていない(すなわち、上記通知を2つの接触センサの一方又は両方から受け取っていない)と判定した場合、後述のS6に進む。
上記通知を受けたタッチイベント制御部122の操作無効領域特定部1221は、操作無効領域の位置及びサイズを示すデータを記憶部11から読み出す。例えば、操作無効領域特定部1221は、タッチパネルの左端付近の矩形の操作無効領域(図4参照)の4隅の座標とタッチパネルの右端付近の矩形の操作無効領域(図4参照)の4隅の座標とを示すデータを読み出す(S3)。
そして、タッチイベント制御部122は、読み出したデータに基づき、タッチ座標が操作無効領域内に位置するか否かを判定する(S4)。
タッチイベント制御部122は、タッチ座標が操作無効領域内に位置すると判定した場合にはタッチ操作が無効である旨を示す情報を表示部140に表示する(S5)。すなわち、タッチイベント制御部122は、タッチ座標を引数とするタッチイベントをアプリ実行部121に対して発行せずに図3のフローチャートに従った動作を終了する。
一方、スマートフォン1は、タッチ座標が操作無効領域内に位置しないと判定した場合には、S6に進む。
S6において、スマートフォン1は、タッチ操作を有効とし、タッチイベントに従った動作を行う。具体的には、タッチイベント制御部122がタッチ座標を引数とするタッチイベントをアプリ実行部121に対して発行し、アプリ実行部121が、タッチイベントに応じた処理を実行する。スマートフォン1は、S6の後、図3のフローチャートに従った動作を終了する。
(スマートフォン1の利点)
以上のように、スマートフォン1は、座標を指定する操作を受け付ける表示画面(表示部140)と、自端末の両側面の各々に設けられた接触センサ(接触センサ13R及び接触センサ13L)と、手の接触を2つの接触センサの両方が検出しているか否かを判定するセンサ状態検出処理部123と、2つの接触センサの両方が手の接触を検出していると判定された場合に表示画面内の操作無効領域に対する操作を無効化するタッチイベント制御部122と、を備えている。
上記の構成によれば、スマートフォン1は、例えば、ユーザが一方の手の掌にスマートフォン1を載せている場合(すなわち、スマートフォン1を握っておらず、2つの接触検出部の一方又は両方が手の接触を検出していない場合)には誤操作防止機能を働かせない。すなわち、スマートフォン1は、誤操作がされにくい状況下では誤操作防止機能を働かせない。一方、スマートフォン1は、スマートフォン1を握る手の親指で操作されている場合、操作中にスマートフォン1を握る手(母指球や小指等の部分)が意図せず操作無効領域に触れたときには、操作無効領域内の座標を指定するタッチ操作を無効にする。すなわち、スマートフォン1は、誤操作がされ易い特定の状況下では誤操作防止機能を働かせる。そして、誤操作防止機能は、スマートフォン1を使用するユーザがどのようなユーザ(例えば、スマートフォン1が誤操作防止機能を備えていることを知らないユーザ)であっても確実に働くことになる。
従って、スマートフォン1は、誤操作がされにくい状況下では誤操作防止機能を働かせず、尚且つ、誤操作がされ易い特定の状況下では誤操作防止機能を確実に働かせることが可能であると言える。
(実施形態1の付記事項1)
実施形態1では、スマートフォン1は、ユーザがタッチパネル上の1点に手を接触させた場合に、S2にて、手の接触を検知した旨の通知を2つの接触センサの両方から受け取っているか否かを判定した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。
すなわち、スマートフォン1は、ユーザがタッチパネル上に手を接触させているか否かに関わらず、手の接触を検知した旨の通知を2つの接触センサの両方から受け取っているか否かを定期的に判定し、判定の度に判定結果を示す情報をキャッシュしてもよい。そして、スマートフォン1は、ユーザがタッチパネル上の1点に手を接触させた場合、S1およびS2の処理を実行せずにS3以降の処理を実行してもよい。この場合、スマートフォン1は、直近でキャッシュされた情報に基づいてS3に進むかS6に進むかを最初に決定し、その決定に基づいてS3またはS6の処理を次に実行してもよい。
(実施形態1の付記事項2)
タッチ操作が無効である旨を示す情報を表示するS5は省略してもよい。
<実施形態2>
以下、図2、及び、図5〜図7を参照して本発明に係る携帯端末の別の一実施形態に係るスマートフォンについて説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と全く同じ機能又は略同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、基本的にその説明を省略する。
〔スマートフォン1Aの概要〕
本実施形態に係るスマートフォン1Aの外観は、図2に示すように、スマートフォン1の外観と同じである。
スマートフォン1Aは、ユーザが右側面に母指球を接触させつつ左側面に母指以外の4本の指を接触させるようにして片手でスマートフォン1Aを持っている間、接触センサ13AL及び接触センサ13ARの両方が手の接触及び接触面積を検知するようになっている。そして、2つの接触センサの両方によって接触が検知されると、スマートフォン1Aは、接触センサ13ALが検知した接触面積と接触センサ13ARが検知した接触面積との和に比例した広さの操作無効領域を表示画面の左端および右端に設けるようになっている。
次に、スマートフォン1Aの要部構成について図5を参照して説明する。
〔スマートフォン1Aの構成〕
図5はスマートフォン1Aの要部構成を示すブロック図である。図5に示すように、スマートフォン1Aは、記憶部11、制御部12A、2つの接触センサ(接触センサ13AR、13AL)、及び、表示部14を備えている。
(制御部12A)
制御部12Aはスマートフォン1A全体を統括して制御するCPUである。制御部12Aは、対応するプログラムを記憶部11から読み出すことで、アプリ実行部121、タッチイベント制御部122A、及び、センサ状態検出処理部123Aとしても機能する。
(タッチイベント制御部122A)
タッチイベント制御部122と同様に、タッチイベント制御部122Aは、表示画面上の接触座標を引数とするタッチイベントを発行するが、操作無効領域内の座標のみを指定するタッチ操作を検出してもタッチイベントを発行しないようになっている。タッチイベント制御部122Aは、操作無効領域決定部1221Aを備えている。
(操作無効領域決定部1221A)
2つの接触センサの両方が手の接触及び接触面積を検知すると、操作無効領域決定部1221Aは、操作無効領域の位置(表示画面の左端及び右端)を示すデータを読み出す。操作無効領域決定部1221Aは、接触センサ13ALが検知した接触面積と接触センサ13ARが検知した接触面積との和に比例した広さの操作無効領域を表示画面の左端および右端に設ける事を決定する。
(センサ状態検出処理部123A)
センサ状態検出処理部123と同様に、センサ状態検出処理部123Aは、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している状態にあるか否かを判定する。センサ状態検出処理部123Aは、接触面積特定部1231を備えている。
(接触面積特定部1231)
接触面積特定部1231は、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している状態にあると判定した場合に、接触センサ13ARと手との接触面積、及び、接触センサ13ALと手との接触面積を特定する。
(接触センサ13AR及び接触センサ13AL)
接触センサ13ARは、手の接触を検知した場合、手の接触を検知した旨と接触面積とを接触面積特定部1231に通知する。同様に、接触センサ13ALは、手の接触を検知した場合、手の接触を検知した旨と接触面積とを接触面積特定部1231に通知する。
〔スマートフォン1Aの動作〕
次に、図6及び図7を参照しながら、ユーザがタッチパネル(表示画面)上の1点に手を接触させた場合のスマートフォン1Aの動作を説明する。図6は当該動作を示すフローチャートであり、図7は、スマートフォン1Aの操作無効領域を例示した図である。
図6に示すように、まず、スマートフォン1Aは、S11にてS1と同様の処理を行い、S12にてS2と同様の処理を行う。
S12において2つの接触センサの両方が触られていると判定した場合、接触面積特定部1231は、接触センサ13ARと手との接触面積、及び、接触センサ13ALと手との接触面積を特定し(S13)、各接触面積をタッチイベント制御部122に通知する。なお、スマートフォン1Aは、S12において2つの接触センサの一方又は両方が触られていないと判定した場合、S17の処理(S6と同様の処理)を行う。
上記通知を受けたタッチイベント制御部122Aの操作無効領域決定部1221Aは、図7に示すように、接触面積の和が大きいほど表示画面の右端及び左端の操作無効領域が大きくなるように操作無効領域の大きさを決定する(S14)。
スマートフォン1Aは、S14の後にS15以降の処理を行うが、S15〜S17は、それぞれ、S4〜S6と同じ工程であるので、その説明は省略する。
(実施形態2の付記事項)
スマートフォン1Aは、表示画面の左端に接触センサ13ALが検知した接触面積に応じた広さの操作無効領域を設け、表示画面の右端に接触センサ13ARが検知した接触面積に応じた広さの操作無効領域を設けるように構成されていてもよい。
例えば、スマートフォン1Aは、表示画面の左端に接触センサ13ALが検知した接触面積の大きさに比例した広さの操作無効領域を設け、表示画面の右端に接触センサ13ARが検知した接触面積の大きさに比例した広さの操作無効領域を設けるように構成されていてもよい。あるいは、スマートフォン1Aは、接触面積の大きさに関する所定のN段階の階級(例えば、図14(a)の3段階の階級)の中から接触センサ13ALが検知した接触面積が属する階級を特定し、特定した階級に応じた広さの操作無効領域を表示画面の左端に設けてもよい。同様に、スマートフォン1Aは、接触面積の大きさに関する所定のM(M=Nであっても、M≠Nであってもよい)段階の階級(例えば、図14(b)又は図14(c)の2段階の階級)の中から接触センサ13ARが検知した接触面積が属する階級を特定し、特定した階級に応じた広さの操作無効領域を表示画面の右端に設けてもよい。
<実施形態3>
以下、図2、及び、図8〜図10を参照して本発明に係る携帯端末の更に別の一実施形態に係るスマートフォンについて説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と全く同じ機能又は略同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、基本的にその説明を省略する。
〔スマートフォン1Bの概要〕
本実施形態に係るスマートフォン1Bの外観は、図2に示すように、スマートフォン1及びスマートフォン1Aの外観と同じである。
スマートフォン1Bは、ユーザが右側面に母指球を接触させつつ左側面に母指以外の4本の指を接触させるようにして片手でスマートフォン1Bを持っている間、接触センサ13BL及び接触センサ13BRの両方が手の接触及び接触位置を検知するようになっている。そして、2つの接触センサの両方によって接触が検知されると、スマートフォン1Bは、操作無効領域を、表示画面の左端における、接触センサ13BLが検知した接触位置に応じた位置(具体的には、接触位置に隣接する位置)に設ける。これと同時に、スマートフォン1Bは、操作無効領域を、表示画面の右端における、接触センサ13BRが検知した接触位置に応じた位置(具体的には、接触位置に隣接する位置)に設ける。
なお、接触センサ13BL及び接触センサ13BRは、接触検出面において手が接触している領域の中心座標を接触位置として検知してもよい。
次に、スマートフォン1Bの要部構成について図8を参照して説明する。
〔スマートフォン1Bの構成〕
図8はスマートフォン1Bの要部構成を示すブロック図である。図8に示すように、スマートフォン1Bは、記憶部11、制御部12B、2つの接触センサ(接触センサ13BR、13BL)、及び、表示部14を備えている。
(制御部12B)
制御部12Bはスマートフォン1B全体を統括して制御するCPUである。制御部12Bは、対応するプログラムを記憶部11から読み出すことで、アプリ実行部121、タッチイベント制御部122B、及び、センサ状態検出処理部123Bとしても機能する。
(タッチイベント制御部122B)
タッチイベント制御部122と同様に、タッチイベント制御部122Bは、表示画面上の接触座標を引数とするタッチイベントを発行するが、操作無効領域内の座標のみを指定するタッチ操作を検出してもタッチイベントを発行しないようになっている。タッチイベント制御部122Bは、操作無効領域決定部1221Bを備えている。
(操作無効領域決定部1221B)
2つの接触センサの両方が手の接触及び接触位置を検知すると、操作無効領域決定部1221Bは、表示画面の左端に設ける操作無効領域の位置を接触センサ13BLが検知した接触位置に基づいて決定し、表示画面の右端に設ける操作無効領域の位置を接触センサ13BRが検知した接触位置に基づいて決定する。
(センサ状態検出処理部123B)
センサ状態検出処理部123と同様に、センサ状態検出処理部123Bは、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している状態にあるか否かを判定する。センサ状態検出処理部123Bは、接触位置特定部1232を備えている。
(接触位置特定部1232)
接触位置特定部1232は、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している状態にあると判定した場合に、接触センサ13BRと手との接触位置、及び、接触センサ13BLと手との接触位置を特定する。
(接触センサ13BR及び接触センサ13BL)
接触センサ13BRは、手の接触を検知した場合、手の接触を検知した旨と接触位置とを接触位置特定部1232に通知する。同様に、接触センサ13ALは、手の接触を検知した場合、手の接触を検知した旨と接触位置とを接触位置特定部1232に通知する。
〔スマートフォン1Bの動作〕
次に、図9及び図10を参照しながら、ユーザがタッチパネル(表示画面)上の1点に手を接触させた場合のスマートフォン1Bの動作を説明する。図9は当該動作を示すフローチャートであり、図10はスマートフォン1Bの操作無効領域を例示した図である。
図9に示すように、まず、スマートフォン1Bは、S21にてS1と同様の処理を行い、S22にてS2と同様の処理を行う。
S22において2つの接触センサの両方が触られていると判定した場合、接触位置特定部1232は、接触センサ13ARと手との接触位置、及び、接触センサ13ALと手との接触位置(例えば、上述の中心座標)を特定し(S23)、各接触位置をタッチイベント制御部122に通知する。なお、スマートフォン1Bは、S22において2つの接触センサの一方又は両方が触られていないと判定した場合、S27の処理(S6と同様の処理)を行う。
上記通知を受けたタッチイベント制御部122Bの操作無効領域決定部1221Bは、接触センサ13BLが検知した接触位置に基づいて表示画面の左端における操作無効領域の位置を決定し、接触センサ13ARが検知した接触位置に基づいて表示画面の右端における操作無効領域の位置を決定する(S24)。例えば、操作無効領域決定部1221Bは、接触センサ13ALが検知した接触位置がスマートフォン1Bの底面から距離dだけ離れている場合、図10の(a)〜(d)に示すように、表示画面の左端における、操作無効領域の中心座標と表示画面の下端との間の距離がdとなるような位置に、操作無効領域を設けることを決定する。すなわち、操作無効領域決定部1221Bは、「接触センサ13ALにおける指との接触領域」に隣接する表示画面内の領域を操作無効領域とすることを決定する。ここで、本実施形態において接触領域と表示画面内の領域とが「隣接する」とは、当該接触領域と当該「表示画面内の領域」とが接することを意味している。また、操作無効領域決定部1221Bは、表示画面の右端における操作無効領域の位置も同様にして決定する。
スマートフォン1Bは、S24の後にS25以降の処理を行うが、S25〜S27は、それぞれ、S4〜S6と同じ工程であるので、その説明は省略する。
なお、操作無効領域は、図10の(c)に示すような半楕円の領域であってもよいし、図10の(d)に示すような矩形の領域であってもよいし、その他の形状の領域(例えば、円形の領域)であってもよい。また、図10の(c)では、半楕円の長径の長さが短径の長さの3倍になっているが、半楕円の長径の長さは短径の長さの3倍未満(例えば2倍)であってもよいし、長径の長さは短径の長さの3倍より大きくてもよい(例えば4倍であってもよい)。また、図10の(d)では、矩形の長辺の長さが短辺の長さの3倍になっているが、矩形の長辺の長さは短辺の長さの3倍未満(例えば2倍)であってもよいし、長辺の長さは短辺の長さの3倍より大きくてもよい(例えば4倍であってもよい)。
<実施形態3の変形例>
以下、図2、図11及び図12を参照しながらスマートフォン1Bの一変形例について説明する。本変形例に係るスマートフォン1Bは、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している間、表示画面に設ける操作無効領域の広さを動的に変化させるようになっている。
具体的には、スマートフォン1Bは、表示画面内の座標を指し示す指の有無に関わりなく接触センサが検知した接触位置に応じた位置となるように表示画面内の第1の領域を規定する。より具体的には、スマートフォン1Bは、この第1の領域を、図10の操作無効領域を規定する方法と同じ方法を用いて規定する。さらに、スマートフォン1Bは、指が第1の領域内の座標を指し示している場合には表示画面内に当該座標の位置に応じた第2の領域を規定する。
そして、スマートフォン1Bは、指が第1の領域内の座標を指し示していない場合には第1の領域を操作無効領域として規定し、指が第1の領域内の座標を指し示している場合には第1の領域と第2の領域とを含む領域を操作無効領域として規定する。
本変形例に係るスマートフォン1Bの構成は既に説明した図8に示した通りの構成であるので、本変形例に係るスマートフォン1Bの構成については改めて触れない。以下、本変形例に係るスマートフォン1Bの動作について図11および図12を参照しながら説明する。
〔変形例に係るスマートフォン1Bの動作〕
図11は当該動作を示すフローチャートであり、図12は、表示画面の左端における、スマートフォン1Bの操作無効領域を例示した図である。なお、図12では、表示画面上の領域であって波線の円周に囲まれた領域が操作無効領域を示している。
図11に示すように、まず、スマートフォン1Bは、S31にてS1と同様の処理を行い、S32にてS2と同様の処理を行う。
S32において2つの接触センサの両方が触られていると判定した場合、接触位置特定部1232は、接触センサ13ARと手との接触領域の上端の座標及び下端の座標、並びに、接触センサ13ALと手との接触領域の上端の座標及び下端の座標を特定する。そして、操作無効領域決定部1221Bは、特定された4つの座標のうちの何れかの座標から一定距離r内(上述の第1の領域内)に位置するような、タッチパネル上のタッチ座標(対象タッチ座標)が1つ以上あるか否かを判定する(S33)。図12の例では、タッチ座標Aおよびタッチ座標Bが第1の領域内に位置するので、対象タッチ座標が1つ以上存在すると判定する。なお、スマートフォン1Bは、S32において2つの接触センサの一方又は両方が触られていないと判定した場合、S36に進む。
S33または後述のS35にて対象タッチ座標が1つ以上存在すると判定された場合、タッチイベント制御部122Bは、全ての対象タッチ座標をタッチ操作イベントの引数に含めないことを決定する(S34)。なお、スマートフォン1Bは、S33において対象タッチ座標が存在しないと判定した場合、S36に進む。
その後、操作無効領域決定部1221Bは、S34にてタッチ操作イベントの引数に含めないことを決定した1つ以上の座標のうち何れかの座標から一定距離r内に位置するような、タッチパネル上のタッチ座標(対象タッチ座標)が1つ以上存在するか否かを判定する(S35)。スマートフォン1Bは、対象タッチ座標が1つ以上存在すると判定した場合にはS34に戻り、対象タッチ座標が存在しないと判定した場合にはS36に進む。なお、図12の例では、初回のS35では、タッチ座標Cがタッチ座標Aから一定距離r内(第2の領域内)に位置し、タッチ座標Dがタッチ座標Bから一定距離r内(第2の領域内)に位置するので、対象タッチ座標が1つ以上存在すると判定する。2回目のS35では、タッチ座標Eがタッチ座標Dから一定距離r内に位置するので対象タッチ座標が1つ以上存在すると判定する。一方、3回目のS35では、残りのどのタッチ座標もタッチ座標Eから一定距離r内に位置しないので対象タッチ座標が存在しないと判定する。
S36において、タッチイベント制御部122Bは、タッチイベントの引数に含めないことが決定されていないタッチ座標(対象タッチ座標)が存在するか否かを判定する。図12の例では、タッチ座標Fが対象タッチ座標に該当するので、対象タッチ座標が存在すると判定する。
タッチイベント制御部122Bは、S36にて対象タッチ座標が存在すると判定した場合、全対象タッチ座標を引数とするタッチ操作イベントをアプリ実行部121に発行する。そして、アプリ実行部121は、発行されたタッチ操作イベントに従った処理を実行する(S37)。S37の後、スマートフォン1Bは、図11のフローチャートに従った動作を終了する。一方、S36にて対象タッチ座標が存在すると判定した場合、タッチイベント制御部122は、タッチ座標を引数とするタッチイベントをアプリ実行部121に対して発行せずに図11のフローチャートに従った動作を終了する。
(実施形態3の付記事項)
スマートフォン1Bの代わりに額縁領域が設けられた携帯端末を用いてもよい。この場合、携帯端末の操作無効領域決定部は、操作無効領域決定部1221Bと同様に「接触センサにおける指との接触領域」に隣接する表示画面内の領域を操作無効領域とすることを決定する。ここで、接触領域と表示画面内の領域とが「隣接する」とは、当該接触領域と当該「表示画面内の領域」との間の最短距離が当該接触領域と表示画面の全領域との間の最短距離に等しいことを意味している。
なお、本発明に係る携帯端末は様々な形態をとることができるが、4種類の形態の携帯端末を例に挙げて各形態における「接触センサにおける指との接触領域」に隣接する操作無効領域の位置を図15に示した。
図15は、各携帯端末の外縁部分の断面(具体的には、携帯端末の底面と、接触センサにおける指との接触領域の中心と、の間の距離dだけ底面から離れた「底面に平行な面」で切った断面)を模式的に示した図である。図15に示すように、どの形態の携帯端末も、「接触センサにおける指との接触領域」に隣接する「表示画面内の領域」を操作無効領域とするようになっている。
(実施形態1〜3の付記事項1)
各実施形態に係るスマートフォンは、操作無効領域に画像を表示するように構成されていてもよいが、操作無効領域に画像を表示しないように構成されていてもよい。
また、本発明に係る携帯端末は、前面がタッチパネルに覆われ、対向する2つの側面(左側面及び右側面)に接触センサが設けられた端末に限定されない。すなわち、本発明に係る携帯端末は、左側面、前面及び右側面の3面を覆うタッチパネルが設けられた端末であって上述の2つの接触センサが設けられていない端末であってもよい。この場合、タッチパネルのうちの左側面を覆う部分と該表示部のうちの右側面を覆う部分とが特許請求の範囲における接触検出部としての役割を担うことになる。
(実施形態1〜3の付記事項2)
本発明に係る携帯端末は、複数の側面に接触センサが設けられたものであればよい。例えば、本発明に係る携帯端末は、対向する2つの側面(上側面及び下側面)に接触センサが設けられた端末Aであってもよいし、上下左右の4つの側面の各々に接触センサが設けられた端末Bであってもよい。
端末Aのタッチイベント制御部は、2つの接触センサの両方が手の接触を検知している場合、表示画面の上端の領域および下端の領域を含む操作無効領域内の座標を指定するタッチ操作を無効にするようになっていてもよい。この場合、端末Aは、ユーザが端末Aの左側面又は右側面が上方を向くように両手で端末Aの上端及び下端を持ってカメラ撮影をしようとしている時に、ユーザの手が意図せず表示画面に触れてしまうことによる誤操作が発生するのを防ぐことができる。
また、端末Bのタッチイベント制御部は、4つの接触センサのうち上側面に設けられた接触センサと下側面に設けられた接触センサとの両方が手の接触を検知している場合、表示画面の上端の領域および下端の領域を含む操作無効領域内の座標を指定するタッチ操作を無効にするようになっていてもよい。同様に、端末Bのタッチイベント制御部は、4つの接触センサのうち右側面に設けられた接触センサと左側面に設けられた接触センサとの両方が手の接触を検知している場合、表示画面の右端の領域および左端の領域を含む操作無効領域内の座標を指定するタッチ操作を無効にするようになっていてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
各実施形態のスマートフォンの制御ブロック(特に、タッチイベント制御部、及び、センサ状態検出処理部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、スマートフォンは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る携帯端末(スマートフォン1)は、座標を指定する操作を受け付ける表示画面(表示部140)と、自端末の複数の側面の各々に設けられた接触検出部(接触センサ13L、13R)と、接触物(手の接触)を複数の上記接触検出部が検出しているか否かを判定する判定手段(センサ状態検出処理部123)と、上記判定手段により接触物を複数の上記接触検出部が検出していると判定された場合に、上記表示画面内の特定の領域(操作無効領域)内の座標を指定する操作を無効化する無効化手段(タッチイベント制御部122)と、を備えている。
上記の構成によれば、上記携帯端末は、誤操作がされ易い特定の状況下では誤操作防止機能を確実に働かせることができる、という効果を奏する。
本発明の態様2に係る携帯端末(スマートフォン1A)は、上記態様1において、上記特定の領域を規定する規定手段(操作無効領域決定部1221A)を更に備え、上記規定手段は、上記接触検出部における上記接触物の接触面積が大きいほど上記特定の領域の面積が大きくなるように上記特定の領域を規定してもよい。
上記の構成によれば、上記携帯端末は、図13に示す持ち方をされた場合、該端末を握る手が大きい(すなわち、手が意図せず表示画面に接触しやすい)ときほど上記特定の領域の面積が大きくなるように上記特定の領域を規定する。従って、上記携帯端末は、手の大きいユーザにより操作された場合において、誤操作を従来よりも確実に防ぐことができるという更なる効果を奏する。
本発明の態様3に係る携帯端末(スマートフォン1B)は、上記態様1において、上記特定の領域を規定する規定手段(操作無効領域決定部1221B)を更に備え、上記規定手段は、上記特定の領域が上記接触検出部における上記接触物の接触位置に応じた位置に位置するように、上記特定の領域を規定してもよい。
上記の構成によれば、上記携帯端末は、図13に示す持ち方をされた場合、誤操作を従来よりも確実に防ぐことができるという更なる効果を奏する。
本発明の態様4に係る携帯端末は、上記態様3において、上記規定手段が、上記表示画面内の座標を指し示す指の有無に関わりなく上記表示画面内に第1の領域を規定するとともに、指が第1の領域内の座標を指し示している場合には上記表示画面内に当該座標の位置に応じた第2の領域を規定するようになっており、上記規定手段は、指が第1の領域内の座標を指し示していない場合には第1の領域を上記特定の領域として規定し、指が第1の領域内の座標を指し示している場合には第1の領域と第2の領域とを含む領域を上記特定の領域として規定してもよい。
本発明の態様5に係る携帯端末は、上記態様1から態様4までのいずれかの態様において、上記特定の領域が、上記接触物を検出している複数の接触検出部の各々について上記表示画面の端部の領域であって当該接触検出部が設けられている側面側の端部の領域が上記特定の領域の一部となるように、規定された領域であってもよい。
本発明の態様6に係る操作処理方法は、座標を指定する操作を受け付ける表示画面が設けられ、自端末の側面に接触検出部が設けられた携帯端末による操作処理方法であって、上記接触検出部は、上記携帯端末の複数の側面の各々に設けられており、接触物を複数の上記接触検出部の両方が検出しているか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップにて接触物を複数の上記接触検出部が検出していると判定された場合に、上記表示画面内の特定の領域内の座標を指定する操作を無効化する無効化ステップを含んでいる。
上記の構成によれば、上記操作処理方法は、本発明の態様1に係る携帯端末と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る携帯端末は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記携帯端末が備える手段として動作させることにより当該手段をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
の 本発明は、スマートフォン等の各種携帯情報端末に好適に利用することができる。
1、1A、1B スマートフォン(携帯端末)
12、12A、12B 制御部
122、122A、122B タッチイベント制御部(無効化手段)
1221A、1221B 操作無効領域決定部(規定手段)
123、123A、123B センサ状態検出処理部(判定手段)
13、13AL、13BL 接触センサ(接触検出部)
13、13AR、13BR 接触センサ(接触検出部)
14 表示部(表示画面)

Claims (8)

  1. 座標を指定する操作を受け付ける表示画面と、
    自端末の複数の側面の各々に設けられた接触検出部と、
    接触物を複数の上記接触検出部が検出しているか否かを判定する判定手段と、
    上記判定手段により接触物を複数の上記接触検出部が検出していると判定された場合に、上記表示画面内の特定の領域内の座標を指定する操作を無効化する無効化手段と、を備えていることを特徴とする携帯端末。
  2. 上記特定の領域を規定する規定手段を更に備え、
    上記規定手段は、上記接触検出部における上記接触物の接触面積が大きいほど上記特定の領域の面積が大きくなるように、上記特定の領域を規定する、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 上記特定の領域を規定する規定手段を更に備え、
    上記規定手段は、上記特定の領域が上記接触検出部における上記接触物の接触位置に応じた位置に位置するように、上記特定の領域を規定する、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  4. 上記規定手段は、上記表示画面内の座標を指し示す指の有無に関わりなく上記表示画面内に第1の領域を規定するとともに、指が第1の領域内の座標を指し示している場合には上記表示画面内に当該座標の位置に応じた第2の領域を規定するようになっており、
    上記規定手段は、指が第1の領域内の座標を指し示していない場合には第1の領域を上記特定の領域として規定し、指が第1の領域内の座標を指し示している場合には第1の領域と第2の領域とを含む領域を上記特定の領域として規定する、ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 上記特定の領域は、上記接触物を検出している複数の接触検出部の各々について上記表示画面の端部の領域であって当該接触検出部が設けられている側面側の端部の領域が上記特定の領域の一部となるように、規定された領域である、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 座標を指定する操作を受け付ける表示画面が設けられ、自端末の側面に接触検出部が設けられた携帯端末による操作処理方法であって、
    上記接触検出部は、上記携帯端末の複数の側面の各々に設けられており、
    接触物を複数の上記接触検出部が検出しているか否かを判定する判定ステップと、
    上記判定ステップにて接触物を複数の上記接触検出部が検出していると判定された場合に、上記表示画面内の特定の領域内の座標を指定する操作を無効化する無効化ステップと、を含んでいることを特徴とする操作処理方法。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末が備える上記各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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