JP6158574B2 - 上位局に対する通信品質に応じて下位局の接続上限数を制御するアクセスポイント、プログラム及び方法 - Google Patents

上位局に対する通信品質に応じて下位局の接続上限数を制御するアクセスポイント、プログラム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)を介した端末からの接続を制限するアクセスポイントの技術に関する。
図1は、端末とアクセスネットワークとの間にアクセスポイントが配置されたシステム構成図である。
移動環境におけるブロードバンド化や多様なアプリケーション利用の拡大に伴って、汎用的で安価な無線LAN用のアクセスポイントが広く普及している。図1によれば、複数の端末3は、無線LANを介してアクセスポイント1と通信することができる。端末3は、アクセスポイント1から周期的(例えば100ms)に配信されるビーコン信号を受信することによって、当該アクセスポイント1の存在を認識することができる。
各アクセスポイント1は、無線のバックホール側ネットワークを介してアクセスネットワークのエッジ装置(例えば基地局)2に接続している。バックホール側ネットワーク(WAN(Wide Area Network))としては、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)や、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)であってもよい。
バックホール側ネットワークを接続するエッジ装置2は、通信事業者のアクセスネットワークを介して、インターネットに接続する。端末3は、アクセスポイント1及びエッジ装置2を経由して、アクセスネットワーク及びインターネットを介してサーバ4にアクセスすることができる。
従来技術によれば、アクセスポイントが、無線LANにおける現在使用中の通信帯域を監視し、その通信帯域が所定閾値以上となった際に、端末からの接続を制限する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、アクセスポイントは、無線LANの通信帯域を十分に確保できない場合、無線LANを介した接続要求に対する接続応答を抑制し、又は、所定数の端末へ強制的な切断要求を送信する。
また、アクセスポイントが、無線LANにおける現在使用中の通信帯域が所定閾値を超えた場合、通信中の端末の中で最弱の通信電波である端末へ、エラーを含む通信フレームを断続的に送信する技術がある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、あえて、端末に対して通信電波状況が悪化したと判定させる。これによって、端末は、ローミング機能によって、通信相手のアクセスポイントを切り替えることができる。
特開2008−11068号公報 特開2009−118321号公報
図1のシステムによれば、アクセスポイントから見て、端末側ネットワークに限られず、バックホール側ネットワークにも無線区間を設けている。そのために、バックホール側ネットワークにおける通信品質の劣化が、端末におけるスループットにも影響を与えることとなる。即ち、無線LANの通信品質が常時安定的であっても、バックホール側ネットワークの通信品質が不安定となる場合、端末における十分なスループットが得られないという問題が生じる。
特許文献1及び2に記載された技術によれば、無線LANの通信品質によって接続可能な端末数を制限しているが、バックホール側ネットワークの通信品質については全く考慮されていない。
また、端末は、無線LANに限られず、3GやLTE、WiMAXのような様々な通信インタフェースを備えたものも多い。即ち、端末から見て、無線LANで接続するアクセスポイントにおけるバックホール側ネットワークの通信品質が劣化した場合には、あえて無線LANで通信を継続することなく、他の3G等の通信インタフェースを用いて接続することが好ましい。端末は、無線LANのアクセスポイント1から接続不許可又は切断要求を受信することによって、直ぐに他の3G等の通信インタフェースへ切り替えることができる。即ち、端末からの通信ネットワークを分散させることによって、端末を操作するユーザの体感速度を改善させることができる。一方で、無線LANの通信を継続している端末に対しては、できる限り高いスループットで通信させることが好ましい。
そこで、本発明は、上位局に対する通信品質に応じて下位局の接続を制御するアクセスポイント、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、上位局に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局に対して第2の無線リンクを介して接続するアクセスポイントにおいて、
続中の下位局の現接続数と、接続可能な下位局の新規接続上限数及び維持接続上限数(新規接続上限数<維持接続上限数)とを記憶する接続数管理手段と、
上位局に対する第1の無線リンクを介した第1の通信品質を計測する第1の通信品質計測手段と、
第1の通信品質に応じて、新規接続上限数及び維持接続上限数を更新する接続上限数更新手段と、
現接続数が新規接続上限数以上の場合に、第2の無線リンクを介して下位局から接続要求を受信した際に、当該下位局に対して接続不許可とし、現接続数が維持接続上限数よりも多い場合に、所定条件に基づいて選択した接続中の下位局に対して切断要求を送信する接続制限制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明のアクセスポイントにおける他の実施形態によれば、
各下位局に対する第2の無線リンクを介した第2の通信品質を計測する第2の通信品質計測手段を更に有し、
接続制限制御手段は、所定条件として、現に接続中の下位局の中から、第2の通信品質が低い下位局から順に選択する
ことも好ましい。
本発明のアクセスポイントにおける他の実施形態によれば、
第2の通信品質は、無通信時間であり、
接続制限制御手段は、現に接続中の下位局の中から、無通信時間が長い下位局から順に選択することも好ましい。
本発明のアクセスポイントにおける他の実施形態によれば、
通信品質計測手段は、通信品質として、RSSI(Received Signal Strength Indication/Indicator)及び/又はCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)を計測し、
接続上限数更新手段は、RSSI及び/又はCINRが低いほど、接続上限数も少なくなるように更新することも好ましい。
本発明のアクセスポイントにおける他の実施形態によれば、
第1の無線リンクは、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、3G(3rd Generation)又はLTE(Long Term Evolution)であり、
第2の無線リンクは、無線LAN(Wireless Local Area Network)である
ことも好ましい。
本発明によれば、上位局に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局に対して第2の無線リンクを介して接続するアクセスポイントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
続中の下位局の現接続数と、接続可能な下位局の新規接続上限数及び維持接続上限数(新規接続上限数<維持接続上限数)とを記憶する接続数管理手段と、
上位局に対する第1の無線リンクを介した第1の通信品質を計測する第1の通信品質計測手段と、
第1の通信品質に応じて、新規接続上限数及び維持接続上限数を更新する接続上限数更新手段と、
現接続数が新規接続上限数以上の場合に、第2の無線リンクを介して下位局から接続要求を受信した際に、当該下位局に対して接続不許可とし、現接続数が維持接続上限数よりも多い場合に、所定条件に基づいて選択した接続中の下位局に対して切断要求を送信する接続制限制御手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、上位局に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局に対して第2の無線リンクを介して接続するアクセスポイントの接続制限制御方法において、
続中の下位局の現接続数と、接続可能な下位局の新規接続上限数及び維持接続上限数(新規接続上限数<維持接続上限数)とを記憶しており、
上位局に対する第1の無線リンクを介した第1の通信品質を計測する第1のステップと、
第1の通信品質に応じて、新規接続上限数及び維持接続上限数を更新する第2のステップと、
現接続数が新規接続上限数以上の場合に、第2の無線リンクを介して下位局から接続要求を受信した際に、当該下位局に対して接続不許可とし、現接続数が維持接続上限数よりも多い場合に、所定条件に基づいて選択した接続中の下位局に対して切断要求を送信する第3のステップと
を有することを特徴とする。
そこで、本発明のアクセスポイント、プログラム及び方法によれば、上位局に対する通信品質に応じて下位局の接続上限数を制御することができる。
端末とアクセスネットワークとの間にアクセスポイントが配置されたシステム構成図である。 本発明におけるアクセスポイントの機能構成図である。 本発明における接続上限数更新部における接続上限数の変化を表す説明図である。 本発明における通信品質計測部における計測結果を表す説明図である。 本発明における新規接続上限数によって接続制限されるシーケンス図である。 本発明における維持接続上限数によって接続制限されるシーケンス図である。 本発明を適用したサービスシステムを表す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図2は、本発明におけるアクセスポイントの機能構成図である。
図2によれば、アクセスポイント1は、上位局(基地局)に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局(端末)に対して第2の無線リンクを介して接続する。第1の無線リンクは、例えばWiMAX、3G又はLTE(バックホール側ネットワーク)であり、第2の無線リンクは、例えば無線LAN(端末側ネットワーク)であってもよい。また、下位局としては、端末に限られず、データを中継するモバイルルータであってもよい。
図2のアクセスポイント1は、接続数管理部10と、第1の通信品質計測部110を含むバックホール側通信インタフェース11と、第2の通信品質計測部120を含む端末側通信インタフェース12と、接続上限数更新部13と、接続制限制御部14とを有する。通信インタフェース以外のこれら機能構成部は、アクセスポイントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現するものであってもよい。また、これら機能構成部の処理の流れは、アクセスポイントの接続制限制御方法としても理解できる。
[接続数管理部10]
接続数管理部10は、現に接続中の下位局の「現接続数」と、接続可能な下位局の「接続上限数」とを管理する。アクセスポイントは、規格によれば無線LANによって253台までの端末を接続することができる。しかし、干渉によって通信品質が低下し、使用に耐え得る接続数は、最大でも30台程度である。そのために、最大の接続上限数は、例えば「30」と設定される。
また、本発明によれば、接続上限数として、「新規接続上限数」及び「維持接続上限数」(新規接続上限数≦維持接続上限数)に区分して管理するものであってもよい。
「新規接続上限数」とは、無線LANを介した端末からの新たな接続要求に対して接続を不許可とすることによって制限すべき上限数を意味する。
「維持接続上限数」とは、無線LANを介して現に接続中の端末を切断してでも制限すべき上限数を意味する。
[第1の通信品質計測部110]
第1の通信品質計測部110は、基地局(上位局)に対するバックホール側ネットワーク(例えば第1の無線リンクとなるWiMAX)を介した第1の通信品質を計測する。ここで、第1の通信品質としては、RSSI(Received Signal Strength Indication/Indicator)及び/又はCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)であってもよい。RSSIは、受信信号強度であって、一般に距離が長くなるほど、RSSIは弱くなる。CINRは、搬送波レベル対干渉雑音比であり、当該搬送波に対して周辺の他の干渉雑音が与える影響を表す。計測された第1の通信品質は、接続上限数更新部13へ出力される。
[第2の通信品質計測部120]
第2の通信品質計測部120は、各端末(下位局)に対する無線LAN(第2の無線リンク)を介した第2の通信品質を計測する。ここで、第2の通信品質としては、MAC(Media Access Control)アドレス毎の「無通信時間」であってもよい。逆に「接続時間」であってもよい。また、総通信データ量や、直近1分間の通信データ量を更に含むものであってもよい。計測された第2の通信品質は、接続制限制御部14へ出力される。
[接続上限数更新部13]
接続上限数更新部13は、第1の通信品質に応じて、接続上限数を更新する。即ち、第1の通信品質が良好であるほど、接続上限数を増加させ、逆に、第1の通信品質が劣化するほど、接続上限数を低下させる。また、第1の通信品質がRSSI及び/又はCINRである場合、接続上限数更新部13は、RSSI及び/又はCINRが高いほど、接続上限数を増加させ、逆に、RSSI及び/又はCINRが低くなるほど、接続上限数を低下させる。
図3は、接続上限数更新部における接続上限数の変化を表す説明図である。
図3によれば、バックホール側ネットワークの通信品質に応じて、無線LAN側の「新規接続上限数」(太実線)と「維持接続上限数」(太破線)とが表されている。
(1)バックホール側ネットワークの通信品質が良好になるほど、「新規接続上限数」及び「維持接続上限数」が増加して、無線LAN側の端末の接続数が多くなる。
(2)バックホール側ネットワークの通信品質が劣化するほど、「新規接続上限数」及び「維持接続上限数」が低下して、無線LAN側の端末の接続数が制限される。
図3によれば、バックホール側ネットワークの通信品質は、レベルA(良)〜D(劣)に区分されている。
(レベルA(良好)) 新規接続上限数=30台、維持接続上限数=30台
(レベルB(準良好))新規接続上限数=20台、維持接続上限数=30台
(レベルA(準劣悪))新規接続上限数=10台、維持接続上限数=20台
(レベルA(劣悪)) 新規接続上限数= 0台、維持接続上限数=10台
ここで、新規接続上限数と維持接続上限数とに差(具体的には10台分)を設けた理由は、バックホール側の信品質が頻繁に変化する場合に、むやみに強制切断と新規接続とを繰り返すことを防止するためである。
図4は、本発明における通信品質計測部における計測結果を表す説明図である。
図4における第1の通信品質計測部110は、RSSI(dBm)及びCINR(dB)を計測しており、その計測結果によって、バックホール側ネットワークの通信品質のレベルA〜Dが決定される。RSSI及びCINRの両方が良好であるほど、レベルAとなり、逆に、RSSI及びCINRの両方が劣化するほど、レベルDとなる。
図4における第2の通信品質計測部120は、MACアドレス毎に、「無通信時間」、「接続時間」、「総通信データ量」、「直近1分間の通信データ量」が計測されている。ここでは、無線LANを介して接続している複数の端末の中で、所定条件として、活発に通信していない端末から順に選択するために用いられる。
「無通信時間」が長い端末ほど、ユーザデータが送受信されていないか、又は、端末が無線LANで通信できない距離へ移動したことを意味する。
「接続時間」が長い端末ほど、端末が接続されてから時間が経過していることを意味する
「総通信データ量」や「直近1分間の通信データ量」が少ない端末ほど、活発に通信していないと判断できる。例えば、無通信時間が最大の端末が複数ある場合、直近1分間の通信量が最小の端末を選択する。
図4によれば、無通信時間に注目する場合、最初に[aa:bb:cc:aa:bb:22]の端末が、切断要求を送信すべき端末候補となる。
[接続制限制御部14]
接続制限制御部14は、無線LAN(第1の無線リンク)を介して接続する端末(下位局)の現接続数が、接続上限数以下となるように、端末に対する接続不許可又は切断を制御する。ここで、接続上限数が、新規接続上限数/維持接続上限数である場合、以下のように制御する(前述した図3参照)。
(1)現接続数が「新規接続上限数」以上の場合に、無線LANを介して端末から接続要求を受信した際に、当該端末に対して接続不許可とする。
(2)現接続数が「維持接続上限数」よりも多い場合に、現に接続中の端末の中から、所定条件に基づいて端末を選択し、当該端末に対して切断要求を送信する(認証解除であってもよい)。ここで、所定条件として、現に接続中の端末(下位局)の中から、第2の通信品質が低い端末から順に選択する(前述した図4参照)。
尚、補足として、「現接続数が接続上限数以下となるように、下位局に対する接続不許可又は切断を制御する」とは、以下のような制御を意味する。
現接続数>接続上限数のときは、接続不許可し、切断制御する。
現接続数=接続上限数のときは、接続不許可し、切断制御しない。
現接続数<接続上限数のときは、接続不許可せず、切断制御しない。
即ち、「現接続数が新規接続上限数以上の場合に、下位局に対して接続不許可とする」とは、以下のような制御を意味する。
現接続数>新規接続上限数のときは、接続不許可する。
現接続数=新規接続上限数のときは、接続不許可する。
現接続数<新規接続上限数のときは、接続不許可しない。
一方で、「現接続数が維持接続上限数よりも多い場合に、下位局に対して切断制御する」とは、以下のような制御を意味する。
現接続数>維持接続上限数のときは、切断制御する。
現接続数=維持接続上限数のときは、切断制御しない。
現接続数<維持接続上限数のときは、切断制御しない。
図5は、本発明における新規接続上限数によって接続制限されるシーケンス図である。
(S11)最初に、アクセスポイント1とエッジ装置2との間で、バックホール側ネットワークを介して第1の無線リンクが確立している。この第1の通信品質は、比較的「良好」であったとする。
(S12)端末3は、無線LANを介してアクセスポイント1に対して、プローブ要求を送信する。
(S13)アクセスポイント1は、無線LANを介した現接続数が、新規接続上限数以上か否かを判定する。
(S14)アクセスポイント1は、S13によって偽と判定された場合、接続を許可するべく、端末3に対してプローブ応答を返信する。
(S15)端末3とアクセスポイント1との間で、認証及びアソシエーションの要求及び応答が送受信され、無線LANを介した第2の無線リンクが確立する。
(S21)S14に続いて、アクセスポイント1とエッジ装置2との間で、バックホール側ネットワークの第1の無線リンクにおける第1の通信品質が、比較的「劣化」したとする。
(S22)このとき、アクセスポイント1は、新規接続上限数を低下させるように更新する(前述した図3参照)。
(S23)その後、端末3は、無線LANを介してアクセスポイント1に対して、プローブ要求を送信する。
(S24)アクセスポイント1は、無線LANを介した現接続数が、新規接続上限数以上か否かを判定する。
(S25)アクセスポイント1は、S24によって真と判定された場合、接続を不許可するべく、端末3に対してプローブ応答を返信しない。これによって、アクセスポイント1は、新規に接続する端末を制限する。
(S26)その後、端末3は、S23のプローブ要求の送信後、タイムアウトによって、アクセスポイント1から接続不許可とされたことを認識し、他の例えば3Gのネットワークに対して接続要求を送信することができる。
図6は、本発明における維持接続上限数によって接続制限されるシーケンス図である。
(S31)最初に、アクセスポイント1とエッジ装置2との間で、バックホール側ネットワークを介して第1の無線リンクが確立している。この第1の通信品質は、比較的「良好」であったとする。
(S32)アクセスポイント1は、無線LANを介した現接続数が、維持接続上限数よりも多いか否かを判定する。ここでは、偽と判定され、何ら処理を実行しない。
(S41)アクセスポイント1のバックホール側ネットワークにおける第1の通信品質が、比較的「劣化」したとする。
(S42)このとき、アクセスポイント1は、新規接続上限数及び維持接続上限数を低下させるように更新する(前述した図3参照)。
(S43)次に、アクセスポイント1は、無線LANを介した現接続数が、維持接続上限数よりも多いか否かを判定する。
(S44)アクセスポイント1は、S43によって真と判定された場合、切断すべき1つ以上の端末を選択する(前述した図4参照)。
(S45)アクセスポイント1は、S44によって選択された端末3へ、切断(認証解除)要求を送信する。
(S46)これに対し、切断要求を受信した端末は、改めて、アクセスポイント1へ認証要求を送信する。しかしながら、アクセスポイント1は、これに対して、認証応答を返信しない。
(S47)その後、端末は、タイムアウトによって、アクセスポイント1から接続不許可とされたことを認識し、他の例えば3Gのネットワークに対して接続要求を送信することができる。
図7は、本発明を適用したサービスシステムを表す説明図である。
図7によれば、車両内に、アクセスポイント1が設置されている。また、車両内では、ユーザによって操作される多数の端末3が、無線LANを介してアクセスポイント1へ接続することができる。また、アクセスポイント1は、バックホール側ネットワークとして、外部の基地局に接続される。そのために、アクセスポイント1と端末3との間の通信品質は比較的良好であっても、車両の進行位置によっては、アクセスポイント1のバックホール側ネットワークの通信品質が劣化する。
特に、例えば電車のような車両が、駅に到着し、多数の乗客が下車する場合に、多数の端末3がアクセスポイント1との間で、切断処理をすることなく、接続を維持したままとなることが多い。そのために、アクセスポイント1は、配下に存在しない端末の無線リンクを維持しようとし、無駄に通信フレームを発生させてしまう。このような処理は、無線LANの通信帯域を無駄に消費し、他の端末におけるスループットが低下することとなる。
これに対し、本発明によれば、アクセスポイント1のバックホール側ネットワークの通信品質が劣化した場合、アクセスポイント1は端末3に対して新たな接続を不許可とするか、及び/又は、所定条件の端末3に対して切断要求を送信する。これによって、それら端末3は、直ぐに他の3G等の通信インタフェースへ切り替えることができる。即ち、端末からの通信ネットワークを分散させることによって、端末を操作するユーザの体感速度を改善させることができる。一方で、無線LANの通信を継続している端末に対しては、できる限り高いスループットで通信させることができる。
以上、詳細に説明したように、本発明のアクセスポイント、プログラム及び方法によれば、上位局に対する通信品質に応じて下位局の接続上限数を制御することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
1 アクセスポイント
10 接続数管理部
11 バックホール側通信インタフェース
110 第1の通信品質計測部
12 端末側通信インタフェース
120 第2の通信品質計測部
13 接続上限数更新部
14 接続制限制御部
2 エッジ装置、基地局
3 端末
4 サーバ
5 セルラ基地局

Claims (7)

  1. 上位局に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局に対して第2の無線リンクを介して接続するアクセスポイントにおいて、
    続中の下位局の現接続数と、接続可能な下位局の新規接続上限数及び維持接続上限数(新規接続上限数<維持接続上限数)とを記憶する接続数管理手段と、
    前記上位局に対する第1の無線リンクを介した第1の通信品質を計測する第1の通信品質計測手段と、
    第1の通信品質に応じて、前記新規接続上限数及び前記維持接続上限数を更新する接続上限数更新手段と、
    前記現接続数が前記新規接続上限数以上の場合に、第2の無線リンクを介して下位局から接続要求を受信した際に、当該下位局に対して接続不許可とし、前記現接続数が前記維持接続上限数よりも多い場合に、接続中の下位局に対して切断要求を送信する接続制限制御手段と
    を有することを特徴とするアクセスポイント。
  2. 各下位局に対する第2の無線リンクを介した第2の通信品質を計測する第2の通信品質計測手段を更に有し、
    前記接続制限制御手段は、接続中の下位局の中から、第2の通信品質が低い下位局から順に選択する
    ことを特徴とする請求項に記載のアクセスポイント。
  3. 第2の通信品質は、無通信時間であり、
    前記接続制限制御手段は、接続中の下位局の中から、無通信時間が長い下位局から順に選択する
    ことを特徴とする請求項に記載のアクセスポイント。
  4. 前記通信品質計測手段は、通信品質として、RSSI(Received Signal Strength Indication/Indicator)及び/又はCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)を計測し、
    前記接続上限数更新手段は、RSSI及び/又はCINRが低いほど、前記接続上限数も少なくなるように更新する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のアクセスポイント。
  5. 第1の無線リンクは、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、3G(3rd Generation)又はLTE(Long Term Evolution)であり、
    第2の無線リンクは、無線LAN(Wireless Local Area Network)である
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のアクセスポイント。
  6. 上位局に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局に対して第2の無線リンクを介して接続するアクセスポイントに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    続中の下位局の現接続数と、接続可能な下位局の新規接続上限数及び維持接続上限数(新規接続上限数<維持接続上限数)とを記憶する接続数管理手段と、
    前記上位局に対する第1の無線リンクを介した第1の通信品質を計測する第1の通信品質計測手段と、
    第1の通信品質に応じて、前記新規接続上限数及び前記維持接続上限数を更新する接続上限数更新手段と、
    前記現接続数が前記新規接続上限数以上の場合に、第2の無線リンクを介して下位局から接続要求を受信した際に、当該下位局に対して接続不許可とし、前記現接続数が前記維持接続上限数よりも多い場合に、接続中の下位局に対して切断要求を送信する接続制限制御手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とするアクセスポイント用のプログラム。
  7. 上位局に対して第1の無線リンクを介して接続すると共に、下位局に対して第2の無線リンクを介して接続するアクセスポイントの接続制限制御方法において、
    続中の下位局の現接続数と、接続可能な下位局の新規接続上限数及び維持接続上限数(新規接続上限数<維持接続上限数)とを記憶しており、
    前記上位局に対する第1の無線リンクを介した第1の通信品質を計測する第1のステップと、
    第1の通信品質に応じて、前記新規接続上限数及び前記維持接続上限数を更新する第2のステップと、
    前記現接続数が前記新規接続上限数以上の場合に、第2の無線リンクを介して下位局から接続要求を受信した際に、当該下位局に対して接続不許可とし、前記現接続数が前記維持接続上限数よりも多い場合に、接続中の下位局に対して切断要求を送信する第3のステップと
    を有することを特徴とするアクセスポイントの接続制限制御方法。
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