JP6157253B2 - 光学装置および撮像装置 - Google Patents
光学装置および撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6157253B2 JP6157253B2 JP2013147292A JP2013147292A JP6157253B2 JP 6157253 B2 JP6157253 B2 JP 6157253B2 JP 2013147292 A JP2013147292 A JP 2013147292A JP 2013147292 A JP2013147292 A JP 2013147292A JP 6157253 B2 JP6157253 B2 JP 6157253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- wireless communication
- main body
- substrate
- microphone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Description
本発明の目的は、装置本体部を把持した状態でケラレの発生を回避しつつ、良好な無線通信を行えるようにすることである。
本実施形態の説明において、図1(A)に矢印で示す各方向を、X方向、Y方向、Z方向と定める。X方向はレンズ部の光軸方向を示し、Y方向はX方向に直交し、撮像装置の厚み方向を示す。Z方向は、X方向及びY方向と直交する撮像装置の幅方向を示す。また、撮像装置において被写体側を光軸方向前側とし、レンズ(バリア)側から見た面(図1(A)のX方向の手前側から見た面)を正面する。正面と対向する面を背面とし、正面に対して右側から見た面を右側面、正面に対して左側から見た面を左側面とする。正面に対して上側から見た面を天面(上面)とし、正面に対して下側から見た面を底面とする。
フロントユニット4は撮像装置の正面側に配置される。フロントカバー40はフロントユニット4の外観を成し、撮像装置の正面側及び天面側を覆う金属製部材である。マイクR42及びマイクL43は撮像装置の正面に配置され、音声入力信号を電気信号に変換する。バリア410は撮像装置内部のレンズ部1(図3参照)を保護する。バリア電源ノブ45は撮像装置の左側面部に配置され、スライド操作によりバリア410を開閉すると共に、撮像装置の電源のON/OFF操作に使用する。電源のON/OFF状態に応じてLED等の発光部の光は、透明部材で形成された電源LED窓46から外部へ出射する。フロントカバー40の天面側に形成されたスピーカー孔402は、装置本体部内に配置されたスピーカーが出力する音声を外部へ伝える。表示ユニット7は収納状態において撮像装置の天面に配置される。LCD(液晶表示パネル)等を有する表示部70は、撮影画像や再生画像を表示する。タッチパネル部71は表示部70の表面に配置され、ユーザのタッチ操作入力に使用する。
撮影時に操作するレリーズノブ92は、装置本体部の右側面部に配置された操作部材である。装置本体部を構成する側面部のうち、レリーズノブ92を配置した右側面部を第1の側面部とし、第1の側面部に対してレンズ部1の光軸を挟んで対向する左側面部を第2の側面部とする。蓋93は装置本体部の右側面部に配置され、蓋94は装置本体部の左側面部に配置され、いずれも装置本体部に対して開閉可能である。
撮影者がバリア電源ノブ45をスライド操作すると、バリア410は装置本体部内に収納される。装置本体部内のバリア検知スイッチ(後述)はバリアが開かれたことを検知し、本体制御部(後述)が撮像装置の電源を投入する。バリア410が開くことで、図3(A)に示すようにレンズ部1が露出する。レンズ部1に被写体からの光が入射し、撮像部に結像する。撮像部は光像を電気情報(画像情報)へ光電変換し、後述の主基板部へ出力する。画像情報は表示ユニット7へ伝達され、表示部70は画像を表示する。
図3(A)に示すように、表示ユニット7は装置本体部に対して回転可能に構成される。ヒンジ部72は本体内部の背面側の締結部によって装置本体部に締結される。また、ヒンジ部72はこの締結部近傍に第1回転軸(不図示)を有し、装置本体部に対する表示ユニット7の回転を可能にする。撮影者は表示ユニット7を回転させることで、表示内容を見やすい位置に調整可能である。
図3(B)は、図3(A)の状態から表示ユニット7を装置本体部に対してさらに回転させ、略90°の角度にした後、第2回転軸721により表示部70をヒンジ部72に対して180°の角度に回転させ、表示部70が撮像装置正面側に向いた状態を示す。この状態ではレンズ部1と表示部70が同じ方向を向く。撮影者がレンズ側にいる状態で撮影を行う場合(自分撮り)、撮影画像を表示部70で確認しながら撮影できるので便利である。
装置本体部の右側面に配置された蓋93を開くと、情報通信端子309及びカードコネクタ310が露出した状態となる。蓋93は、底面側にエラストマーで形成されたヒンジ部が設けられており、このヒンジ部により装置本体部に対して開閉可能である。情報通信端子309及びカードコネクタ310は、後述するメイン基板30に実装され、本体制御部によって各情報が制御される。情報通信端子309は、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子などである。情報通信ケーブルの一端部を情報通信端子309に装着し、他端部をコンピュータなどの外部機器に装着することで、撮像装置と外部機器との間で情報通信が可能となる。カードコネクタ310には、カード状記録媒体を挿入することで撮影画像データを記録可能である。また、カード状記録媒体に記録されている撮影画像データを読み出し、撮像装置で再生画像を表示して視聴できる。尚、情報通信端子309及びカードコネクタ310は、装置本体部の右側面部において、X方向の中央付近に配置される。
映像端子308に映像通信ケーブルの一端部を装着し、他端部をテレビジョン装置などの外部機器に装着することにより、撮像装置と外部機器との間で映像情報の通信が可能である。DC端子307及び映像端子308は、装置本体部の左側面側において、X方向の中央付近に配置される。
図5(A)にて撮影者は、左手親指Oとの左手人差し指Hで撮像装置を把持した状態で、右手人差し指MHでタッチ操作を行う。図5(A)は、撮像装置の底面部を左手掌上に載せて、左手で包み込むように把持した状態を示す。この時、撮影者の親指Oは、撮像装置の右側面部(第1の側面部)の正面寄りに配置されたレリーズノブ92を操作可能な位置にある。レリーズノブ92は、撮影時に使用する操作ノブであり、その押圧操作によって撮影が行われる。一方、撮影者の左手人指し指Hは、レリーズノブ92とレンズ部を跨いで対向する撮像装置の左側面部(第2の側面部)のバリア電源ノブ45付近に添えられ、装置本体部を支えている。また撮影者は、左手で撮像装置を把持した状態にて、右手人差し指MHで表示部70のタッチパネル部71を操作できる。
このような把持形態によれば、撮影画像に撮影者の把持手が写り込んでしまうという問題を回避できる。また、撮像装置の幅方向(Z方向)寸法については、左手親指Oと人差し指Hで挟みやすい寸法(70mm前後)に設定されている。
レンズユニットはレンズ部1とセンサ部2から構成される。レンズ群を有するレンズ部1に入射した光は、センサ部2が受光して光電変換により光像を電気信号(画像情報)へ変換する。センサ部2は、撮像素子であるセンサ200を備える。
装置本体部は主基板部3を有する。主基板部3は、本体制御部*wとメモリ部*mを備える。本体制御部*wは、画像及び音声情報の入出力、圧縮及び変換等の画像処理、記録及び再生等の処理を、メモリ部*mと通信しながら行う。本体制御部*wは、後述するメインIC301、電源IC302、オーディオIC303等の信号処理ICを含む。センサ部2が光電変換により出力した画像信号は、本体制御部*wに伝達される。本体制御部*wは画像信号に対して画像処理等を行う。また本体制御部*wは画像情報に応じて、絞りユニットを制御し、撮像画像の明度調整を行う。画像記録時には本体制御部*wが、外部記憶装置部320に画像情報を出力してカード状記録媒体へ撮影した画像データを記録させる。
発光部*sは、後述する電源LED305、アクセスLED314等を有する。本体制御部*wは、電源のON操作や外部記憶装置部320との通信情報に応じて各発光部の発光制御を行う。各LED素子による光は、透明材料で形成された電源LED窓46やアクセスLED窓81を通して出射される。電源部*tは、DC端子307、バッテリ端子306等を有する。DC端子307には外部電源ケーブルを介して外部電源より電力が供給される。バッテリ端子306には後述するバッテリ60より電力が供給される。電源部*tが得た電力は本体制御部*wに供給される。本体制御部*wは、各駆動要素に必要な電圧への電圧変換を行い、各部へ給電する。
表示ユニット7はパネル基板部Pを有する。パネル基板部Pは本体制御部*wと電気的に接続され、本体制御部*wとの間で情報伝達を行う。例えば、レンズユニットで撮影される画像情報を本体制御部*wが取得して画像処理を行う。その後、本体制御部*wはパネル基板部Pへ処理済みの画像情報を伝送する。パネル基板部Pは取得した画像情報を処理した後、表示部70へ伝送し、表示部70は撮影画像を表示する。また、撮影者が表示部70に設けたタッチパネル部71を操作した場合、その操作情報はパネル基板部Pへ伝達される。パネル基板部Pから本体制御部*wへ操作情報が伝送されると、本体制御部*wは操作情報に応じて各構成要素を制御する。
図9(B)に示すように、主基板部3はレンズ部1の高さ方向における寸法Vの範囲内において、センサ部2と垂直に配置される。ここで、レンズユニットの背面側において、単純に矩形状の主基板部3を背面側に延伸させる方向へ配置したのでは、レンズユニットの左右のスペースを有効に活用し難くなる。特に、図5に示す把持形態の装置では、左右側面部の範囲に操作系の要素の配置が望まれる。レンズユニットの左右スペースを活用しようとして、例えば、操作系専用の基板を別途に配置すると、部品点数及び工数が増加し、コストアップの原因となる。そこで、本実施形態の主基板部3は、図9(A)に示すように、レンズユニットの左右側面及び背面側の3辺を、コの字状に囲む配置とすることで、レンズユニットの左右のスペースを有効に活用できる。しかも、主基板部3の実装面積を確保できる。また、主基板部3は後述する切り欠き(図7(A)のP,Q参照)の形成により、略H形状を成している。
領域Uにはバッテリ端子306、DC端子307、映像端子308、情報通信端子309、カードコネクタ310等が配置される。各要素は、メイン基板30への実装にあたり、その周辺回路を含めた所定の面積を必要とする。例えば、カードコネクタ310は図7(B)に示すように、左右方向に所定の長さを有する。また、バッテリ端子306やDC端子307は、バッテリ及び外部電源から電源を受給し、電源信号を伝える電源パターンは他のメイン基板要素の信号パターンに影響を及ぼす場合がある。この為、電源信号は、電源受給後、直ちに電源IC302に伝送し、電源制御される。バッテリ端子306やDC端子307は、電源IC302とセットで各々近傍に配置される必要があり、メイン基板30にこれらの要素を配置する際、所定の面積を確保する必要がある。情報通信端子309や映像端子308も同様に、各端子の近傍にて各端子からの信号を制御するICを配置する必要がある為、所定の面積が必要となる。このような理由から、主基板部3の構成要素は、比較的広い面積を有する領域Uに配置される。
図7(A)及び図7(B)にて、領域J(延伸部)には、レリーズスイッチ311、マイクワイヤーコネクタ317、オーディオIC303、絞りFPCコネクタ315が配置される。また、領域Kには電源LED305、バリア検知スイッチ312、領域LにはアクセスLED314、領域Mには再生スイッチ313が配置される。発光部(電源LED305/アクセスLED314)、操作スイッチ類(レリーズスイッチ311/バリア検知スイッチ312/再生スイッチ313)は大規模な周辺処理回路を必要としない。これらは、単独で完結可能であって、ユーザインタフェース要素である為、領域JないしMへの配置に最適である。マイクワイヤーコネクタ317及びオーディオIC303に関しては、セットで近傍に配置する必要がある為、所定の面積を要する。これらの要素を領域Jに配置する有効性に関しては、後述する。
バッテリ60(図9(A)参照)は、切り欠きQ部の内側において、メイン基板30の主面に対し、所定の角度をもって傾斜して配置される。
図8(A)は、レンズユニットと主基板部3との位置関係を表した上面図である。図8(B)は、レンズユニットと主基板部3との位置関係を表した下面図である。メイン基板30は、その主面(実装面)が、センサ基板の主面(センサ200の実装面)と垂直となる方向へ配置される。
主基板部3は、レンズユニットの左右側面及び背面の3辺を、コの字状に囲んでいる。レンズユニットは、メイン基板30の切り欠きP内に配置される。図8(B)に示すように、レンズユニットの右側面側にて延伸された領域Jには、レリーズスイッチ311が撮像装置の右側面側に臨んで配置される。レリーズスイッチ311は光軸に対して垂直(図中の矢印方向)に操作されるスイッチである。レリーズスイッチ311は、図17(B)にて後述するレリーズノブ92と対向する位置にある。図17(B)における撮影者の親指Oによって、レリーズノブ92が操作され、レリーズスイッチ311がオン動作する。
以上のように、レンズ部1の光軸側方にて、撮影時に使用される操作スイッチは、光軸と垂直な方向に操作させるように配置される。このため、撮影時のスイッチ操作による、レンズ部1の光軸の回転方向への移動を防止できる為、撮影操作時のブレを低減できる。また、撮像装置の把持形態において、レリーズスイッチ311の領域Jへの配置は、撮影者が親指で操作する場合に操作上最適である。図17に示すように、レリーズスイッチ311を操作する面と対向する面については、撮影者の人差し指にて支えることになるため、レリーズスイッチ311の撮影操作時のブレを低減できる。また、操作スイッチ専用の他基板を用いることなく、領域J(延伸部)にレリーズスイッチ311を実装することで、コストダウンに繋がる。
マイクR42及びマイクL43で集音された音声は、アナログ音声信号としてマイクR42及びマイクL43から出力される。他の電気信号の影響により、アナログ音声信号にノイズが混入すると、音声信号品質が劣化する可能性がある。そのため、メイン基板30の内部にて信号線パターンとして引き廻すことは好ましくない。また、マイクからメイン基板30までのマイクワイヤー44による接続距離を、極力短縮することが望まれる。
そこで本撮像装置では、マイクL43に向けて延伸させた領域Jにマイクワイヤーコネクタ317を配置している。マイクL43のアナログ音声信号は、メイン基板30の内部を引き廻されることなく、マイクワイヤー44Lによって、マイクワイヤーコネクタ317に直近で接続される。
このように、マイクL43に向けて延伸されたメイン基板30の領域Jに、マイクワイヤーコネクタ317を配置することで、マイクL43とメイン基板30との間の、マイクワイヤー44による接続距離を短縮できる。よって、マイクから出力されるアナログ音声信号の信号品質の劣化防止と、マイクワイヤー44自体の短縮によるコストダウンに繋がる。さらには、オーディオIC303を、マイクワイヤーコネクタ317と表裏の位置関係で配置することによって、アナログ音声信号を直ちにオーディオICでA/D変換可能であるので、音声信号の品質劣化を防止できる。
図10(A)は、フロントユニット4を取り付けた状態を示す底面図である。図10(B)は、フロントカバー40と、フロントユニット4の構成部品の一部を非表示にした状態を示す図である。
組み立て工程の順番としては、フロントユニット4に対して、先にレンズユニットを組み込んでもよい。また、メイン基板30は、単独でメインホルダ31に締結して一体化しておいてもよい。このような組み立て工程によると、レンズユニットが組み込まれたフロントユニット4に対して、メイン基板30が一体化されたメインホルダ31を組み込むこととなる。三脚ベース33はこの状態において、メインホルダ31に対して組み込むことができる。
無線通信部5は、アンテナ部より放射状に無線通信用電波を送信することで、外部機器と無線通信を行う。近年の撮像装置では、ストリーミングRECが実現されている。
一般的に無線通信部は、無線通信用電波を遮蔽する金属部材や人体によってアンテナ部が覆われると、電波強度が低下する可能性がある。この為、撮像装置において無線通信部5を配置する場合には、アンテナ部を金属部材や撮影者の把持手で覆われない位置に配置することが非常に重要である。本実施形態に係る撮像装置は、天面側が金属外装(フロントカバー40)と表示ユニット7によって覆われる。また図5(B)に示すように、底面側の大部分は、撮影者の把持手によって覆われる。そこで、図5(B)に示す領域Wの装置内部に無線通信部5を配置する構造が採用される。
図11(A)は、図10(A)の状態から、無線通信部5の構成要素を組み込んだ状態を表した底面図である。図11(B)は、図11(A)に示す円形枠I部の詳細図である。また、図12は図11(A)の状態での斜視図である。
図11(B)において、無線ホルダ51は無線モジュール50の前端側部分を保持する保持部材である。2本の無線ホルダ位置決めボス510は、無線ホルダ51よりメイン基板30(紙面裏側)へ向かって突出している。無線モジュール50の位置決めボス511は、無線ホルダ51より底面方向(紙面表側)へ突出している。無線モジュール受け部512は、無線ホルダ51より底面方向(紙面表側)へ突出している。無線ホルダビス513は無線ホルダ51を締結する部材である。
図11(B)に示す保持板金52は無線モジュール50の後端側部分を保持する金属製部材である。無線モジュール位置決めリブR521は保持板金52より紙面左側に突出している。保持板金52は、三脚ベース33に対して図示しない締結部にて締結され、三脚ベース33と電気的に導通される。無線位置決めリブR521は、保持板金52の一側面から、図中左方向に突出して形成される。三脚ベース33には、無線位置決めリブL331が形成され、図中右方向に突出している。
図13(A)に示すように、無線モジュール50はメイン基板30の領域J付近の底面側においてメイン基板30と重なった状態で配置される。図13(B)において、略矩形を成す基板上にアンテナ部501、無線モジュールコネクタ502、及び図示しない無線制御IC等が実装され、無線モジュール50が構成される。無線FPC53は、一端側の部分が無線モジュール50に実装された無線モジュールコネクタ502と接続される。無線FPC53の他端側部分はメイン基板30に実装された無線FPCコネクタ316と接続されることで、無線モジュール50とメイン基板30とを相互に情報通信可能とする。
先ず、第1の課題について説明すると、無線モジュール50のアンテナ部501から放射される無線通信用電波は、アンテナ部501から球面波状に放射される。つまり、図13(B)において、無線通信用電波は、紙面表側だけでなく紙面裏側にも放射されることとなる。撮像装置の底面側(図13(A)の紙面表面側)に、無線通信用電波が放射される場合、ある方向の電波強度が下がると、他方向の電波強度にも影響を与えてしまうという特性がある。この為、図13(A)における、紙面裏側での電波強度にも注意が必要となる。しかしながら、前述したように、無線モジュール50はメイン基板30と重ねて配置される。この為、図13(A)における無線モジュールの紙面裏側において、無線モジュール50とメイン基板30が近接する場合、無線モジュール50の電波強度がメイン基板30の影響を受けて低下する虞がある。
図15及び図16を参照しながら、前記第1および第2の課題への対策を講じた無線通信部5の構造について詳細に説明する。
図15は、図13(A)の状態を右側から見た側面図である。無線モジュール50のアンテナ部501の付近は、無線ホルダ51の無線モジュール受け部512によって、メイン基板30に対して寸法dの距離で離間している。さらに、この寸法dの範囲内に、レリーズスイッチ311が配置されている。
また、無線モジュール50の前端部において、寸法dの範囲内にレリーズスイッチ311が配置されている。図13(B)にて、装置本体部の上面方向から見た場合に、レリーズスイッチ311と無線モジュール50とが重なって配置される。無線通信部5とレリーズスイッチ311との配置構成において、図13(B)の左右方向(Z方向)にて装置の小型化が可能となる。
このように、マイクワイヤー44は空隙部fに収納されることによって位置が規制されるため、無線ホルダ51と無線モジュール50との間の離間距離gが確実に確保され、前記第2の課題が解決される。すなわち、マイクワイヤー44に対し、無線モジュール50が放射する無線通信用電波の影響により音声信号が劣化するのを抑制することができる。
図17(B)は、図17(A)の状態を撮像装置の底面側から見た場合の底面図である。撮影者は親指Oでレリーズノブ92を図中の矢印方向に操作する。レリーズノブ92は図中の矢印方向に移動し、レリーズスイッチ311がオン動作する。レリーズスイッチ311がオン動作すると、主基板部3の本体制御部は撮影画像の記録動作を行う。図17(B)に示すように、無線モジュール50のアンテナ部501の位置では、撮像装置の底面側にて、撮影者の把持手がかかることなく、撮像装置の底面側に向かって露出している。
このように、撮像装置の一側面部に配置されるレリーズノブ92に対し、その近傍の底面側においてアンテナ部501を底面側に向けて実装した無線モジュール50が配置されるので、撮影者の把持手によりアンテナ部501が覆われることなく撮影を行える。
2‥‥センサ部
3‥‥主基板部
311‥‥レリーズスイッチ(操作スイッチ)
42,43‥‥マイク
44‥‥マイクワイヤー(配線部材)
5‥‥無線通信部
50‥‥無線モジュール
501‥‥アンテナ部
51‥‥無線ホルダ
52‥‥保持板金
92‥‥レリーズノブ(操作部材)
Claims (6)
- レンズ部を備え、装置本体部を構成する複数の側面部のうち、前記レンズ部の光軸を挟んで対向する第1の側面部及び第2の側面部を把持して使用する光学装置であって、
前記第1の側面部に配置された操作部材と、
前記装置本体部の内部における前記操作部材の近傍にアンテナ部が配置された無線通信部と、
音声信号を出力するマイクと、
前記光学装置を制御する基板部と、
前記マイクから前記音声信号を前記基板部へ伝送する配線部材と、
前記基板部に実装されて前記操作部材の操作により動作する操作スイッチと、
前記無線通信部を保持する、樹脂材料で形成された保持部材と、
を備え、
前記装置本体部の上面方向から見た場合に、前記操作スイッチと前記無線通信部とが重なって配置されるとともに、前記基板部、前記配線部材、前記保持部材及び前記無線通信部が重なって配置されることを特徴とする光学装置。 - 前記配線部材は、前記基板部と前記保持部材との間に配置され、前記無線通信部は前記保持部材に対して前記配線部材とは反対側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
- 前記無線通信部は、前記基板部に対して傾斜して配置されており、前記アンテナ部を設けた第1の端部と、前記基板部に近接する第2の端部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光学装置。
- 前記第2の端部は金属製部材によって保持されることを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
- レンズ部と、撮像素子を有する撮像部とを備え、装置本体部を構成する複数の側面部のうち、前記レンズ部の光軸を挟んで対向する第1の側面部及び第2の側面部を把持して使用する撮像装置であって、
前記第1の側面部に配置された操作部材と、
前記装置本体部の内部における前記操作部材の近傍にアンテナ部が配置された無線通信部と、
音声信号を出力するマイクと、
前記撮像装置を制御する基板部と、
前記マイクから前記音声信号を前記基板部へ伝送する配線部材と、
前記基板部に実装されて前記操作部材の操作により動作する操作スイッチと、
前記無線通信部を保持する、樹脂材料で形成された保持部材と、
を備え、
前記装置本体部の上面方向から見た場合に、前記操作スイッチと前記無線通信部とが重なって配置されるとともに、前記基板部、前記配線部材、前記保持部材及び前記無線通信部が重なって配置されることを特徴とする撮像装置。 - 前記基板部に実装されて前記操作部材により前記レンズ部の光軸と垂直な方向に動作するレリーズスイッチを備えることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013147292A JP6157253B2 (ja) | 2013-07-16 | 2013-07-16 | 光学装置および撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013147292A JP6157253B2 (ja) | 2013-07-16 | 2013-07-16 | 光学装置および撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015023296A JP2015023296A (ja) | 2015-02-02 |
JP6157253B2 true JP6157253B2 (ja) | 2017-07-05 |
Family
ID=52487443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013147292A Active JP6157253B2 (ja) | 2013-07-16 | 2013-07-16 | 光学装置および撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6157253B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9988526B2 (en) | 2011-11-04 | 2018-06-05 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Hybrid dendrite copolymers, compositions thereof and methods for producing the same |
US10053652B2 (en) | 2014-05-15 | 2018-08-21 | Ecolab Usa Inc. | Bio-based pot and pan pre-soak |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002112089A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-12 | Seiko Epson Corp | カメラ |
JP2006217354A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Olympus Corp | デジタルカメラ、アクセサリ装置、及びデジタルカメラシステム |
JP2007060237A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Nikon Corp | 無線通信機能を有するカメラ |
JP2008244735A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Nikon Corp | カメラ |
-
2013
- 2013-07-16 JP JP2013147292A patent/JP6157253B2/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9988526B2 (en) | 2011-11-04 | 2018-06-05 | Akzo Nobel Chemicals International B.V. | Hybrid dendrite copolymers, compositions thereof and methods for producing the same |
US10053652B2 (en) | 2014-05-15 | 2018-08-21 | Ecolab Usa Inc. | Bio-based pot and pan pre-soak |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015023296A (ja) | 2015-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1705875A2 (en) | Mobile terminal having multi-directional camera | |
JP2003204457A (ja) | 撮像装置 | |
CN102572246B (zh) | 配备有手柄单元的摄像设备 | |
JP6218469B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP6157253B2 (ja) | 光学装置および撮像装置 | |
JP2004007214A (ja) | 撮像装置 | |
JP2014235206A (ja) | 撮像装置 | |
JP5645634B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP6223031B2 (ja) | 撮像装置 | |
US8016496B2 (en) | Imaging apparatus having retractable barrier on an imaging side of an electrical component and retraction space below the lens | |
JP6141132B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2015004829A (ja) | 撮像素子調整機構 | |
US20240073607A1 (en) | Image pickup apparatus | |
JP2006284841A (ja) | 固体撮像装置 | |
JP5627548B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2013130797A (ja) | 電子機器 | |
JP3819671B2 (ja) | 撮像装置、撮像装置一体型ハンドセット電話機及び撮像装置一体型携帯情報機器 | |
JP7443146B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2016015661A (ja) | 無線通信機能付き撮像装置 | |
JP3012839B1 (ja) | 電子カメラ | |
US20130038747A1 (en) | Image pickup unit and image pickup apparatus | |
JP2012124705A (ja) | 電子機器 | |
JP2009175282A (ja) | 撮像装置 | |
JP2015005411A (ja) | 電子機器 | |
JP2006203472A (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170606 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6157253 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |