JP2007060237A - 無線通信機能を有するカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 接地型のアンテナを用いた場合でも、カメラの剛性や品位を犠牲にすることなく良好な通信性能を確保する。
【解決手段】 金属カバー1内に、無線通信回路11および接地型のアンテナ12が実装された無線通信基板5を配置し、金属カバー1を介してアンテナの接地を図ったカメラにおいて、金属カバー1の所定面(X面)にはアンテナ突出用の開口OPが形成され、無線通信基板5の一端側に設けたアンテナ12が開口OPから外方に突出するように、無線通信基板5を所定面(X面)に対して傾斜して配置する。上記開口OPを例えば樹脂製のカバー14で覆うことで、アンテナ12を視覚的に隠蔽する。
【選択図】 図1
【解決手段】 金属カバー1内に、無線通信回路11および接地型のアンテナ12が実装された無線通信基板5を配置し、金属カバー1を介してアンテナの接地を図ったカメラにおいて、金属カバー1の所定面(X面)にはアンテナ突出用の開口OPが形成され、無線通信基板5の一端側に設けたアンテナ12が開口OPから外方に突出するように、無線通信基板5を所定面(X面)に対して傾斜して配置する。上記開口OPを例えば樹脂製のカバー14で覆うことで、アンテナ12を視覚的に隠蔽する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線通信機能を有するカメラに関し、通信用アンテナの配置を工夫したものである。
特許文献1には、銀塩カメラにパトローネ型撮像装置を装着することにより電子カメラとして使用可能なものが記載されている。パトローネ型撮像装置は無線通信機能を有し、これをカメラに装着すると、アンテナ部分がフイルム確認窓から視認可能となり、同時に確認窓(非金属部分)を介して電波の送受信が行える。
しかしながら、接地型のアンテナを用い、金属製のカメラボディを介して接地を図る場合には、アンテナが接地面である金属ボディよりも外方に突出していないと通信性能が悪化する。このため特許文献1の構造では、接地型のアンテナを使用した場合には、上記確認窓を設けた面全体的を非金属(例えば、樹脂)で構成しなければならず、剛性や品位を犠牲にせざるを得ない。
本発明は、金属カバー内に、無線通信回路および接地型のアンテナが実装された無線通信基板を配置し、金属カバーを介してアンテナの接地を図ったカメラに適用される。金属カバーの所定面にはアンテナ突出用の開口が形成され、無線通信基板の一端側に設けたアンテナが開口から外方に突出するように、無線通信基板を所定面に対して傾斜して配置する。
請求項2の発明は、無線通信回路を制御する制御回路が実装されたメイン基板を更に備え、メイン基板と無線通信基板とを電気的に接続するコネクタは、撮影レンズ鏡筒と金属カバーの角部との間のスペースに設けられる。
請求項3の発明では、開口を非金属製のカバーで覆うことでアンテナを視覚的に隠蔽する。
請求項2の発明は、無線通信回路を制御する制御回路が実装されたメイン基板を更に備え、メイン基板と無線通信基板とを電気的に接続するコネクタは、撮影レンズ鏡筒と金属カバーの角部との間のスペースに設けられる。
請求項3の発明では、開口を非金属製のカバーで覆うことでアンテナを視覚的に隠蔽する。
本発明によれば、無線通信基板の一端側に設けたアンテナが金属カバーの所定面に設けた開口から外方に突出するように、無線通信基板を所定面に対して傾斜して配置したので、接地型のアンテナであっても満足な通信性能を維持でき、非金属部分を極力少なくできる。またフレキシブルプリント基板などの高価な基板を用いる必要がないので、コストダウンが図れる。
本発明の一実施の形態を説明する。
図1,図2は本実施形態における電子カメラをそれぞれ正面、上面から見た断面図である。カメラの筐体は、例えばアルミ等の金属製の前カバー1Aおよび後カバー1B(以下、総称して金属カバー1と呼ぶ)から構成される。筐体を金属カバー1で構成することにより、樹脂カバーと比べてカメラの剛性が高まるとともに、高級感を出すことができる。金属カバー1の上面には、レリーズボタンRBとモードダイアルMDが設けられる。また金属カバー1の上面と右側面との角部には、アンテナ露出用の開口OPが形成されている。
図1,図2は本実施形態における電子カメラをそれぞれ正面、上面から見た断面図である。カメラの筐体は、例えばアルミ等の金属製の前カバー1Aおよび後カバー1B(以下、総称して金属カバー1と呼ぶ)から構成される。筐体を金属カバー1で構成することにより、樹脂カバーと比べてカメラの剛性が高まるとともに、高級感を出すことができる。金属カバー1の上面には、レリーズボタンRBとモードダイアルMDが設けられる。また金属カバー1の上面と右側面との角部には、アンテナ露出用の開口OPが形成されている。
金属カバー1内には、撮影レンズ鏡筒2、液晶モニタ3、メイン基板4、無線通信基板5、メモリカードスロット6、電源電池7、閃光装置発光部8、ファインダ装置9などが配置される。メイン基板4は、カメラ動作を実現するための種々の電気部品を実装し、その実装面がカメラ前後方向を向くように背面近傍に配置される。
無線通信基板5は硬質の平面基板であり、鏡筒2と金属カバー1の右側面と間において、その実装面がカメラ左右方向を向くように配置される。その実装面には、無線通信回路を構成する電気部品11が実装されるとともに、図示上端には接地型のアンテナ12が実装されている。アンテナ12は、無線通信基板5に設けた接地部および金属カバー1を介して接地される。また基板5上の無線通信回路は、コネクタ13を介してメイン基板4上の制御回路と電気的に接続される。この構成により、撮像した画像データ等を電波に変え、アンテナから外部に送信することができる。
ここで、一般にアンテナ12は機器の角部に配置することで良好な通信性能が期待できるとされる。本実施形態では、無線通信基板5を図示の位置に配置することで、アンテナ12をカメラ側面と上面の角部に位置させることができる。またアンテナ12がグリップ側(図示左側)と反対側に設けられているので、アンテナ上部を手で覆ってしまう心配もない。
しかし、無線通信基板5を図示の位置に配置した場合、金属カバー1の右側面(X面)が接地面となり、この接地面よりもアンテナ12を外方に突出させないと通信性能が悪化する。そこで本実施形態では、図示のように無線通信基板5を金属カバー1の右側面に対して傾斜して配置し、金属カバー1の開口OPからアンテナ12を外方に突出させた。これによれば、無線通信基板5をX面と平行に配置する場合と比べてアンテナ12のX面からの突出量を多くすることができ、良好な通信性能を保つことができる。
金属カバー1の開口OPは、樹脂製の不透明のカバー(以下、樹脂カバー)14で覆われ、これによりアンテナ12は視覚的に隠蔽される。樹脂は電波をよく通すので通信性能が悪化することはない。また、無線通信基板5とメイン基板4とを電気的に接続するコネクタ13は、図示の如く従来デッドスペースであったレンズ鏡筒2と金属カバー1の下角部との間に位置するので、基板5を傾けてもスペース的に不利になることはない。
図3,図4は無線通信基板5を傾けずに配置した比較例を示している。この場合は、アンテナ12をX面よりも突出させるために、金属カバー1の右側面に上下全域に渡って開口を形成し、ここを樹脂カバー14で覆わねばならず、カメラ右側の強度不足に加えて品位の低下をもたらす。図2,図3の例では、金属カバー1の開口OPは、実質的にアンテナ12を突出させるのに足る大きさでよく、開口OPを覆う樹脂カバー14も小さくて済むので、強度および品位の低下を最小限に抑制できる。
なお、例えば無線通信基板を回路基板とアンテナ基板とに分け、両者を可撓性の配線部材で接続したり、無線通信基板全体を可撓性の基板(例えば、フレキシブルプリント基板)で構成すれば、基板を傾けずともアンテナをX面から突出させることができるが、これらの方法はいずれもコストアップとなる。本実施形態では、無線通信基板として1枚のリジッド基板を用いるだけでよいので、コスト的に有利である。
以上では、金属カバーの上角部にアンテナが位置する例を示したが、アンテナの位置はこれに限定されない。
1 金属カバー
1A 前カバー
1B 後カバー
2 撮影レンズ鏡筒
4 メイン基板
5 無線通信基板
12 アンテナ
13 コネクタ
14 樹脂カバー
1A 前カバー
1B 後カバー
2 撮影レンズ鏡筒
4 メイン基板
5 無線通信基板
12 アンテナ
13 コネクタ
14 樹脂カバー
Claims (3)
- 金属カバー内に、無線通信回路および接地型のアンテナが実装された無線通信基板を配置し、前記金属カバーを介してアンテナの接地を図ったカメラにおいて、
前記金属カバーの所定面にはアンテナ突出用の開口が形成され、前記無線通信基板の一端側に設けた前記アンテナが前記開口から外方に突出するように、前記無線通信基板を前記所定面に対して傾斜して配置したことを特徴とする無線通信機能を有するカメラ。 - 前記無線通信回路を制御する制御回路が実装されたメイン基板を更に備え、該メイン基板と前記無線通信基板とを電気的に接続するコネクタは、撮影レンズ鏡筒と前記金属カバーの角部との間のスペースに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信機能を有するカメラ。
- 前記開口を非金属製のカバーで覆うことで前記アンテナを視覚的に隠蔽したことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信機能を有するカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005242513A JP2007060237A (ja) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | 無線通信機能を有するカメラ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005242513A JP2007060237A (ja) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | 無線通信機能を有するカメラ |
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Family
ID=37923330
Family Applications (1)
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JP2005242513A Pending JP2007060237A (ja) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | 無線通信機能を有するカメラ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007060237A (ja) |
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-
2005
- 2005-08-24 JP JP2005242513A patent/JP2007060237A/ja active Pending
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