JP6156217B2 - 画像形成システム、中継装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システム、中継装置およびプログラムに関する。
公報記載の従来技術として、端末を介して印刷指定されたコンテンツデータを基に印刷ジョブを生成し、生成された印刷ジョブを送信する印刷サーバーシステムと、印刷ジョブを出力する画像形成装置とを通信可能な印刷中継サーバーシステムであって、印刷中継サーバーシステムにおけるユーザ毎に設けられている、印刷サーバーシステムから印刷ジョブを受信するプロキシーと、印刷中継サーバーシステムに接続されている画像形成装置毎に設けられている、受信された印刷ジョブを画像形成装置へ送信する中継仮想プリンターと、印刷指定時に指定された画像形成装置であって、印刷サーバーシステムに登録されている画像形成装置に関する装置情報を取得する取得手段と、取得された装置情報を基に中継仮想プリンターを特定し、受信された印刷ジョブを特定された仲介仮想プリンターに転送する転送手段と、を有する印刷中継サーバーシステムが存在する(特許文献1参照)。
特開2013−12066号公報
本発明は、端末装置が使用する特定プロトコルに対応していない非対応機において、特定の端末装置からの指示に基づく画像形成を実現することを目的とする。
請求項1記載の発明は、記録媒体に画像を形成するとともに特定プロトコルを用いた通信を行えない非対応機と、前記非対応機と通信を行うとともに前記特定プロトコルを用いて端末装置と通信を行う対応機とを含み、前記対応機は、前記非対応機を判別するための判別情報を登録する登録手段と、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、登録した前記非対応機に関する応答を行う応答手段と、前記端末装置から前記非対応機の使用要求があった場合に、当該非対応機の前記判別情報に当該端末装置を識別するための端末識別情報を関連付ける関連付け手段と、前記非対応機を用いた画像形成指示に対し、当該画像形成指示を行った装置を識別するための装置識別情報と当該非対応機の前記判別情報に関連付けられた前記端末識別情報とが一致する場合に、当該判別情報に基づいて当該非対応機に当該画像形成指示を転送する転送手段とを含む画像形成システムである。
請求項2記載の発明は、前記転送手段は、前記装置識別情報と前記端末識別情報とが一致しない場合に、前記非対応機に前記画像形成指示を転送しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成システムである。
請求項3記載の発明は、前記転送手段は、前記装置識別情報と前記端末識別情報とが一致しない場合に、前記端末装置および前記非対応機の少なくとも一方に失敗情報を転送することを特徴とする請求項2記載の画像形成システムである。
請求項4記載の発明は、前記関連付け手段により前記非対応機の前記判別情報に前記端末識別情報が関連付けられた状態において、前記応答手段は、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、前記非対応機に関する応答を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成システムである。
請求項5記載の発明は、前記対応機は、記録媒体に画像を形成する機能をさらに有し、
前記対応機に設けられた前記応答手段は、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、さらに当該対応機に関する応答を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成システムである。
請求項6記載の発明は、記録媒体に画像を形成するとともに特定プロトコルを用いた通信を行えない非対応機との間で通信を行い、端末装置との間では当該特定プロトコルを用いた通信を行う通信手段と、前記非対応機を判別するための判別情報を登録する登録手段と、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、登録した前記非対応機に関する応答を行う応答手段と、前記端末装置から前記非対応機の使用要求があった場合に、当該非対応機の前記判別情報に当該端末装置を識別するための端末識別情報を関連付ける関連付け手段と、前記非対応機を用いた画像形成指示に対し、当該画像形成指示を行った装置を識別するための装置識別情報と当該非対応機の前記判別情報に関連付けられた前記端末識別情報とが一致する場合に、当該判別情報に基づいて当該非対応機に当該画像形成指示を転送する転送手段とを含む中継装置である。
請求項7記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段をさらに含み、前記応答手段は、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、さらに自身に関する応答を行うことを特徴とする請求項6記載の中継装置である。
請求項8記載の発明は、コンピュータに、記録媒体に画像を形成するとともに特定プロトコルを用いた通信を行えない非対応機との間で通信を行い、端末装置との間では当該特定プロトコルを用いた通信を行う機能と、前記非対応機を判別するための判別情報を登録する機能と、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、登録した前記非対応機に関する応答を行う機能と、前記端末装置から前記非対応機の使用要求があった場合に、当該非対応機の前記判別情報に当該端末装置を識別するための端末識別情報を関連付ける関連付け手段と、前記非対応機を用いた画像形成指示に対し、当該画像形成指示を行った装置を識別するための装置識別情報と当該非対応機の前記判別情報に関連付けられた前記端末識別情報とが一致する場合に、当該判別情報に基づいて当該非対応機に当該画像形成指示を転送する機能とを実現させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、端末装置が使用する特定プロトコルに対応していない非対応機において、特定の端末装置からの指示に基づく画像形成を実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、特定の端末装置以外からの指示に基づく誤った画像形成を抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、画像形成が行えなかったことをユーザ等に通知することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、特定の端末装置以外が非対応機を使用するのを抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、端末装置からの指示に基づいて対応機にて画像形成を行うことが可能になる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、端末装置が使用する特定プロトコルに対応していない非対応機において、特定の端末装置からの指示に基づく画像形成を実現することができる。
請求項7記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、端末装置からの指示に基づいて自機にて画像形成を行うことが可能になる。
請求項8記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、端末装置が使用する特定プロトコルに対応していない非対応機において、特定の端末装置からの指示に基づく画像形成を実現することができる。
実施の形態における印刷システムの全体構成例を示した図である。 第1印刷装置のハードウェア構成例を示した図である。 第1印刷装置の機能構成例を示した図である。 第2印刷装置の機能構成例を示した図である。 携帯端末の機能構成例を示した図である。 印刷システムの動作例を説明するための図である。 デバイス登録要求処理の手順を説明するためのフローチャートである。 非対応機登録処理の手順を説明するためのフローチャートである。 (a)は登録要求の内容を、(b)は代理応答情報の内容を、それぞれ示した図である。 印刷装置探索要求処理の手順を説明するためのフローチャートである。 検索応答処理の手順を説明するためのフローチャートである。 (a)は自機(対応機)の応答メッセージの内容を、(b)は非対応機の応答メッセージの内容を、(c)は印刷可能プリンタリストの内容を、それぞれ示した図である。 プリントジョブ送信処理の手順を説明するためのフローチャートである。 ジョブ転送処理の手順を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)はプリントジョブ送信処理において携帯端末の表示部に表示される画面の構成例を説明するための図である。 (a)は使用要求の内容を、(b)は追記がなされた代理応答情報の内容を、(c)は印刷ジョブデータの内容を、(d)は転送用ジョブデータの内容を、それぞれ示した図である。 転送ジョブ受信処理の手順を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<背景>
AirPrint(登録商標)のように、所謂モバイル機器(携帯端末)から印刷を行おうとする度に、モバイル機器で使用可能なプリンタ(印刷装置)をモバイル機器が探索し、探索によって得られたプリンタの中から印刷で用いるプリンタをモバイル機器にて選択する無線プリントシステムが実用化されている。このような無線プリントシステムでは、一般に、モバイル機器と同じサブネットに接続されたプリンタまたはこれよりも広い範囲のネットワークに接続されたプリンタに対して、モバイル機器が、Bonjour(登録商標)等のディスカバリプロトコルを用いて探索要求を行う。そして、探索要求に対するプリンタからの応答に基づいて、使用可能なプリンタが、モバイル機器に設けられた画面に一覧表示される。
しかしながら、モバイル機器からの探索要求に対する応答が可能であるのは、BonjourおよびAirPrintに対応したプリンタ(以下では対応機と呼ぶ)だけであり、BonjourおよびAirPrintに対応していないプリンタ(以下では非対応機と呼ぶ)は、モバイル機器からの探索要求に対する応答を行うことができない。このため、対応機および非対応機の両者が共通のネットワークに接続されるとともに、例えばモバイル機器を操作するユーザに近い位置に非対応機が配置され、このユーザから遠い位置に対応機が配置されているような場合にあっては、ユーザは、近くにある非対応機で印刷を行うことができず、遠くにある対応機で印刷を行わざるを得ない。
そこで、以下に説明する実施の形態では、非対応機であっても、対応機等を介して、モバイル機器による探索要求に応答できるような構成とするとともに、実際にAirPrintによる印刷を可能にする。
<実施の形態>
図1は、実施の形態における印刷システムの全体構成例を示した図である。
この印刷システムは、画像を形成する機能を有するとともにAirPrintおよびBonjourにも対応した対応機の一例としての第1印刷装置10と、画像を形成する機能を有する一方でAirPrintおよびBonjourには対応していない非対応機の一例としての第2印刷装置20と、これら第1印刷装置10および第2印刷装置20を接続するネットワーク30と、AirPrintおよびBonjourに対応するとともに第1印刷装置10と通信可能な端末装置の一例としての携帯端末40とを有している。
第1印刷装置10および第2印刷装置20は、それぞれ、用紙等の記録媒体に画像を形成し、印刷媒体として出力する物理プリンタ(画像形成装置)である。また、第1印刷装置10および第2印刷装置20は、例えば社内にある共有プリンタである。ここで、第1印刷装置10および第2印刷装置20としては、プリント機能のみを有するものを用いてもよいが、プリント機能に加えて、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を有するものを用いてもよい。
なお、図1に示すネットワーク30は、第1印刷装置10と第2印刷装置20との間の情報通信に用いられるものであって、例えばLAN(Local Area Network)で構成される。この例において、第1印刷装置10と第2印刷装置20とを接続するネットワーク30では、通信プロトコルとして例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)が用いられ、第1印刷装置10と携帯端末40とを接続するネットワーク(他のネットワークと呼ぶ)では、通信プロトコルとして特定プロトコルの一例としてのIPP(Internet Printing Protocol)が用いられる。したがって、第1印刷装置10はTCP/IPおよびIPPの両者に対応するが、第2印刷装置20はTCP/IPには対応する一方IPPには対応していない。また、この例において、ネットワーク30は有線ネットワークにて構成され、他のネットワークは無線ネットワークで構成される。
図2は、図1に示す第1印刷装置10のハードウェア構成例を示した図である。
本実施の形態の第1印刷装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、RAM(Random Access Memory)102と、ROM(Read Only Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、操作パネル105と、画像形成部106と、通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)107とを備える。
CPU101は、ROM103等に記憶された各種プログラムをRAM102にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM102は、CPU101の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM103は、CPU101が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
HDD104は、画像形成部106における画像形成動作で用いる画像データ等を記憶する例えば磁気ディスク装置である。
ここで、CPU101が実行するプログラムは、予めROM103に記憶させておく形態の他、例えばCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU101に提供したり、あるいは、ネットワーク30(図1参照)を介してCPU101に提供したりすることも可能である。
操作パネル105は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行うタッチパネルである。ここで、操作パネル105は、各種情報が表示されるディスプレイと、指やスタイラスペン等で指示された位置を検出する位置検出シートとからなる。或いは、タッチパネルに代えて、ディスプレイ及びキーボードを用いてもよい。
画像形成手段の一例としての画像形成部106は、記録媒体に画像を形成するものである。ここで、画像形成部106は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F107は、ネットワーク30あるいは他のネットワークを介して他の装置(例えば第2印刷装置20や携帯端末40)との間で各種データの送受信を行う。
なお、図1に示す第2印刷装置20のハードウェア構成も、上述した第1印刷装置10と共通である。ただし、第2印刷装置20に設けられた通信I/F107は、ネットワーク30を介した通信は行えるものの、他のネットワークを介した通信を行うことはできない。また、図1に示す携帯端末40のハードウェア構成は、画像形成部106が設けられていない点、および、HDD104に代えてフラッシュメモリが設けられている点を除いて、上述した第1印刷装置10と共通である。ただし、携帯端末40に設けられた通信I/F107は、他のネットワークを介した通信は行えるものの、ネットワーク30を介した通信を行うことはできない。
図3は、第1印刷装置10の機能構成例を示した図である。
第1印刷装置10は、ネットワーク入出力部11と、ジョブ受信部12と、RIP(Raster Image Processor)部/印字部13と、非対応機登録部14と、論理プリンタ記憶部15と、非対応機代理応答DB16と、検索応答部17と、ジョブ転送部18とを備えている。
通信手段の一例としてのネットワーク入出力部11は、ネットワーク30を介して第2印刷装置20との間でデータの入出力を行うとともに、他のネットワークを介して携帯端末40との間でデータの入出力を行う。
関連付け手段の一例としてのジョブ受信部12は、外部から送られてくる印刷ジョブデータを、ネットワーク入出力部11を介して受信する。
RIP部/印字部13は、ジョブ受信部12が受信した印刷ジョブデータの内容を解釈し、記録媒体に対して印字(画像形成)を行う。
登録手段の一例としての非対応機登録部14は、ネットワーク入出力部11を介して、第2印刷装置20などの非対応機から送られてきた登録要求に基づき、非対応機に関連付けた論理プリンタの作成および登録、そして、作成した論理プリンタに関連付けた非対応機代理応答の作成および登録を行う。
論理プリンタ記憶部15は、非対応機登録部14が作成した論理プリンタの内容を記憶する。
非対応機代理応答DB16は、非対応機登録部14が作成した非対応機代理応答の内容を記憶する。
応答手段の一例としての検索応答部17は、ネットワーク入出力部11を介して、携帯端末40等からBonjourを用いた探索要求を受け取った場合に、対応機である自機(第1印刷装置10)に関する検索応答を行うとともに、非対応機に関する登録があった場合には、非対応機(例えば第2印刷装置20)に関する検索応答を行う。
転送手段の一例としてのジョブ転送部18は、ネットワーク入出力部11を介して、携帯端末40等から送られてきた印刷ジョブデータの宛先が、対応機である自機(第1印刷装置10)ではなく自機に登録されている非対応機(例えば第2印刷装置20)であった場合に、受け取った印刷ジョブデータを転送用ジョブデータとして、本来の宛先である非対応機(例えば第2印刷装置20)に向けて転送する。
図4は、第2印刷装置20の機能構成例を示した図である。
第2印刷装置20は、ネットワーク入出力部21と、ジョブ受信部22と、RIP部/印字部23と、対応機特定部24と、非対応機情報生成部25と、デバイス登録要求部26とを備えている。
ネットワーク入出力部21は、ネットワーク30を介して第1印刷装置10との間でデータの入出力を行う。
ジョブ受信部22は、外部から送られてくる印刷ジョブデータを、ネットワーク入出力部21を介して受信する。なお、ジョブ受信部22が受信する印刷ジョブデータには、携帯端末40から第1印刷装置10を介して送られてくる転送用ジョブデータが含まれる。
RIP部/印字部23は、ジョブ受信部22が受信した印刷ジョブデータ(転送用ジョブデータ)の内容を解釈し、記録媒体に対して印字(画像形成)を行う。
対応機特定部24は、登録要求の出力先(登録先)となる対応機(例えば第1印刷装置10)を特定する。
非対応機情報生成部25は、登録要求を作成するのに先立って、自機(第2印刷装置20)に関する各種情報を含む非対応機情報を作成する。
デバイス登録要求部26は、対応機特定部24によって特定された登録先に、非対応機情報生成部25によって作成された非対応機情報を関連付けた登録要求を作成し、ネットワーク入出力部21およびネットワーク30を介して登録先(例えば第1印刷装置10)に向けて出力する。
図5は、携帯端末40の機能構成例を示した図である。
携帯端末40は、ネットワーク入出力部41と、入力受付部42と、表示部43と、印刷装置検索部44と、印刷可能プリンタリスト記憶部45と、印刷データ作成部46と、印刷ジョブ送信部47とを備えている。
ネットワーク入出力部41は、他のネットワークを介して第1印刷装置10との間でデータの入出力を行う。
入力受付部42は、ユーザによる入力を受け付ける。
表示部43は、ユーザに対して各種画面を表示する。
印刷装置検索部44は、入力受付部42を介してユーザから印刷装置の検索指示を受け付けた場合に印刷装置検索イベントを発生させ、ディスカバリプロトコル(この例ではBonjour)を用いた印刷装置の探索要求(問い合わせの一例)を、ブロードキャストによって行う。
印刷可能プリンタリスト記憶部45は、印刷装置検索部44を用いた印刷装置の探索要求を行った後、対応機(例えば第1印刷装置10)から送られてきた、携帯端末40で使用可能なプリンタ(印刷装置)のリスト(印刷可能プリンタリスト)を記憶する。
印刷データ作成部46は、入力受付部42を介してユーザから受け付けた指示に基づき、印刷データの作成を行う。
印刷ジョブ送信部47は、印刷可能プリンタリスト記憶部45に記憶される印刷可能プリンタリストの中から、入力受付部42を介して受け付けた特定のプリンタ(論理プリンタ)を宛先とし、印刷データ作成部46にて作成された印刷データを関連付けた印刷ジョブデータを作成し、ネットワーク入出力部41および他のネットワークを介して送信する。
図6は、印刷システムの動作例を説明するための図である。
ここでは、まず、非対応機である第2印刷装置20が、対応機である第1印刷装置10に対し、ネットワーク30を介して自機(第2印刷装置20)のデバイス登録要求を行う(ステップ1)。続いて、第1印刷装置10は、第2印刷装置20からネットワーク30を介して受け取ったデバイス登録要求に基づいて、非対応機(第2印刷装置20)の登録を行う(ステップ2)。
その後、携帯端末40が、他のネットワークを介して印刷装置の探索要求を行う(ステップ3)。なお、ステップ3では、携帯端末40が、Bonjour等のディスカバリプロトコルの検索パケットをブロードキャストで送出する。ここで、対応機である第1印刷装置10は、他のネットワークを介して携帯端末40からの印刷装置の探査要求を受け取り、この探索要求に対する検索応答を行う(ステップ4)。このとき、第1印刷装置10は、他のネットワークを介して、対応機である自機(第1印刷装置10)に関する検索応答と、ステップ2で登録した非対応機である他機(第2印刷装置20)に関する検索応答とを行う。なお、非対応機である第2印刷装置20は、他のネットワークの範囲内におかれていたとしても、ステップ3の探索要求に対する検索応答を自らが行うことはできない。
それから、携帯端末40は、印刷で使用する印刷装置を特定するとともに特定した印刷装置の使用を要求する使用要求の作成を行い、作成した使用要求を、他のネットワークを介して対応機である第1印刷装置10に送出し、さらに、画像形成指示の一例としての印刷ジョブデータの作成を行い、作成した印刷ジョブデータを、他のネットワークを介して対応機である第1印刷装置10に送出するプリントジョブの送信を行う(ステップ5)。
これに対し、第1印刷装置10は、他のネットワークを介して受け取った使用要求に基づいて、携帯端末40による特定の印刷装置の使用予約を行う。その後、第1印刷装置10は、他のネットワークを介して受け取った印刷ジョブデータが自機(第1印刷装置10)を宛先とし且つ自機に対する使用予約を行った携帯端末40から送られてきたものであった場合には、自機にて印刷ジョブデータに基づく印刷を行う。一方、受け取った印刷ジョブデータが非対応機(第2印刷装置20)を宛先とし且つ非対応機に対する使用予約を行った携帯端末40から送られてきたものであった場合、第1印刷装置10は、印刷ジョブデータに基づく転送用ジョブデータの作成を行うとともに、作成した転送用ジョブデータを、ネットワーク30を介して第2印刷装置20に送出するジョブ転送を行う(ステップ6)。
そして、第2印刷装置20は、受け取った転送用ジョブデータ(印刷ジョブデータ)に基づく印刷を行い(ステップ7)、この処理を完了する。
では、図6に示す各ステップについて、より具体的に説明を行う。
図7は、デバイス登録要求処理(ステップ1)の手順を説明するためのフローチャートである。このデバイス登録要求処理は、非対応機である第2印刷装置20(図4参照)が実行する。
処理の開始に伴い、対応機特定部24は、自機(第2印刷装置20)の登録先となる対応機を特定する(ステップ11)。ここで、ステップ11では、登録先となる対応機の、ネットワーク30上でのIPアドレス(送信先IPアドレスと呼ぶ)が特定される。この例では、第1印刷装置10が、登録先となる対応機として特定される。
次に、非対応機情報生成部25は、自機(第2印刷装置20)のネットワーク30上でのIPアドレス(送信元IPアドレスと呼ぶ)を含む非対応機情報を作成する(ステップ12)。続いて、デバイス登録要求部26は、ステップ11で特定した送信先IPアドレスとステップ12で作成した非対応機情報とを関連付けた登録要求の作成を行い、得られた非対応機情報を含む登録要求を、ネットワーク入出力部21およびネットワーク30を介して、対応機の送信先IPアドレスに向けて送信し(ステップ13)、この処理を完了する。
図8は、非対応機登録処理(ステップ2)の手順を説明するためのフローチャートである。この非対応機登録処理は、対応機である第1印刷装置10(図3参照)が実行する。
この処理では、まず、図7に示すステップ13において非対応機(第2印刷装置20)からネットワーク30を介して送信された登録要求を、ネットワーク入出力部11を介して非対応機登録部14が受信する(ステップ21)。続いて、非対応機登録部14は、受信した登録要求から非対応機情報を抽出し(ステップ22)、抽出した非対応機情報に基づいて、非対応機(第2印刷装置20)に対応するジョブ受信用の論理プリンタを作成し(ステップ23)、作成した論理プリンタを論理プリンタ記憶部15に記憶させる。また、非対応機登録部14は、ステップ23で作成した論理プリンタの名前(論理プリンタ名と呼ぶ)と、この論理プリンタの基となる登録要求に含まれていた非対応機(第2印刷装置20)のIPアドレス(送信元IPアドレス)とを関連付けた代理応答情報を作成して非対応機代理応答DB16に登録し(ステップ24)、この処理を完了する。
ここで、図9(a)は図7に示すステップ13で作成される登録要求の内容を、図9(b)は図8に示すステップ24で作成される代理応答情報の内容を、それぞれ示した図である。
まず、図9(a)に示す例において、登録要求は、送信先IPアドレス(第1印刷装置10のIPアドレス)と非対応機情報と関連付けたものとなっており、非対応機情報は送信元IPアドレス(第2印刷装置20のIPアドレス)を含むものとなっている。この例において、第1印刷装置10のIPアドレスは「192.168.1.100」であり、第2印刷装置20のIPアドレスは「192.168.1.101」であるものとする。
また、図9(b)に示す例において、代理応答情報は、論理プリンタ名と登録要求における非対応機情報とを関連付けたものとなっており、非対応機情報は、判別情報の一例としての(送信元)IPアドレスを含むものとなっている。この例において、第2印刷装置20に対して設定された論理プリンタ名は「プリンタB」となっている。また、この例において、第1印刷装置10自身には、論理プリンタ名として「プリンタA」が設定されているものとする。
図10は、印刷装置探索要求処理(ステップ3)の手順を説明するためのフローチャートである。この印刷装置探索要求処理は、携帯端末40(図5参照)が実行する。
入力受付部42を介してユーザから印刷装置の検索指示を受け付けると、印刷装置検索部44は、印刷装置検索イベントを発生させ(ステップ31)、Bonjourを用いた印刷装置探索要求を、ネットワーク入出力部41および他のネットワークを介してブロードキャストする(ステップ32)。
その後、印刷装置検索部44は、予め決められた設定時間に到達するまで、換言すればタイムアウトとなるまで、印刷装置探索要求に対する印刷装置からの返答(応答メッセージ)を待つ。この間に、他のネットワークおよびネットワーク入出力部41を介して印刷装置からの応答メッセージを受信すると(ステップ33)、印刷装置検索部44は、受信した応答メッセージから印刷装置名および印刷装置能力情報を取得する(ステップ34)。そして、印刷装置検索部44は、取得した印刷装置名および印刷能力得情報を関連付けた印刷可能プリンタリストを、印刷可能プリンタリスト記憶部45に追加して記憶させる(ステップ35)。そして、予め決められた設定時間に到達すること、換言すればタイムアウトとなることにより、この処理を完了する。なお、応答メッセージ、応答メッセージに含まれる印刷装置名および印刷装置能力情報の詳細と、印刷可能プリンタリストの詳細とについては後述する。
図11は、検索応答処理(ステップ4)の手順を説明するためのフローチャートである。この検索応答処理は、対応機である第1印刷装置10(図3参照)が実行する。
この処理では、まず、図10に示すステップ32において携帯端末40から他のネットワークを介してブロードキャスト(送信)された印刷装置探索要求を、ネットワーク入出力部11を介して検索応答部17が受信する(ステップ41)。続いて、検索応答部17は、自機(第1印刷装置10)の印刷装置能力情報を生成する(ステップ42)。ここで、自機の印刷装置能力情報には、例えば画像形成機能(モノクロ/カラー、片面/両面)が含まれる。さらに、検索応答部17は、自機(第1印刷装置10)の論理プリンタ名およびIPアドレスとステップ42で作成した自機の印刷装置能力情報とを関連付けた自機の応答メッセージ(対応機に関する応答あるいは自身に関する応答)を作成し、得られた自機の応答メッセージを、ネットワーク入出力部11および他のネットワークを介して、携帯端末40に向けて送信する(ステップ43)。
次に、検索応答部17は、非対応機代理応答DB16を参照し、登録(記憶)されている全ての非対応機代理応答DBのエントリに関し、繰り返し処理を行う。より具体的に説明すると、この間に、検索応答部17は、非対応機代理応答DB16に登録されている代理応答情報を1つずつ取得し(ステップ44)、取得した代理応答情報に基づいて、この非対応機の印刷装置能力情報を生成する(ステップ45)。ここで、非対応機の印刷装置能力情報には、自機の印刷装置能力情報と同じく、例えば画像形成機能(モノクロ/カラー、片面/両面)が含まれる。さらに、検索応答部17は、非対応機の論理プリンタ名およびIPアドレスとステップ45で作成した非対応機の印刷装置能力情報とを関連付けた非対応機の応答メッセージ(非対応機に関する応答)を作成し、得られた非対応機の応答メッセージを、ネットワーク入出力部11および他のネットワークを介して、携帯端末40に向けて送信する(ステップ46)。そして、非対応機代理応答DB16に登録されている全ての非対応機に対応する応答メッセージを送信し終わることにより、この処理を完了する。
ここで、図12(a)は図11に示すステップ43で作成される自機(第1印刷装置10)の応答メッセージの内容を、図12(b)は図11に示すステップ46で作成される非対応機(第2印刷装置20)の応答メッセージの内容を、図12(c)は図10に示すステップ35で順次追加され、最終的に得られる印刷可能プリンタリストの内容を、それぞれ示した図である。
まず、図12(a)に示す例において、自機(第1印刷装置10)の応答メッセージは、第1印刷装置10の論理プリンタ名(プリンタA)と、第1印刷装置10のIPアドレス(192.168.1.100)と、第1印刷装置10の印刷装置能力情報(モノクロ/カラー可、片面/両面可)とを関連付けたものとなっている。
また、図12(b)に示す例において、非対応機(第2印刷装置20)の応答メッセージは、第2印刷装置20の論理プリンタ名(プリンタB)と、第1印刷装置10のIPアドレス(192.168.1.100)と、第2印刷装置20の印刷装置能力情報(モノクロ/カラー可、片面/両面可)とを関連付けたものとなっている。
さらに、図12(c)に示す例において、印刷可能プリンタリストは、印刷装置名(論理プリンタ名)と、印刷装置のIPアドレスと、印刷装置の印刷装置能力情報とを関連付けたものとなっている。この例では、印刷可能プリンタリストに2つの印刷装置(第1印刷装置10に対応するプリンタA(論理プリンタ)および第2印刷装置20に対応するプリンタB(論理プリンタ))が登録されている。そして、第1印刷装置10に対応するプリンタAには、第1印刷装置10のIPアドレス(192.168.1.100)および第1印刷装置10の印刷装置能力情報(モノクロ/カラー可、片面/両面可)が関連付けられており、第2印刷装置20に対応するプリンタBには、第1印刷装置10のIPアドレス(192.168.1.100)および第2印刷装置20の印刷装置能力情報(モノクロ/カラー可、片面/両面可)が関連付けられている。
図13は、プリントジョブ送信処理(ステップ5)の手順を説明するためのフローチャートである。このプリントジョブ送信処理は、携帯端末40が実行する。
ユーザが印刷を所望する入力を、入力受付部42を介して受け付けると、印刷データ作成部46は、印刷可能プリンタリスト記憶部45から読み出した印刷可能プリンタリストに含まれる1または複数の印刷装置名(論理プリンタ名)を、表示部43に表示させる(ステップ51)。次に、表示部43に表示された1または複数の印刷装置(論理プリンタ)に関し、ユーザが入力受付部42を介して1つの印刷装置を選択する(ステップ52)。すると、印刷データ作成部46は、ステップ52で選択された印刷装置(論理プリンタ)およびこの印刷装置のIPアドレス(送信先IPアドレス)と、自機(携帯端末40)のIPアドレス(要求元IPアドレス)とを関連付けた使用要求を作成し、得られた使用要求を、使用要求に含まれる印刷装置のIPアドレスを送信先として送信する(ステップ53)。
続いて、印刷データ作成部46は、ステップ52で選択された印刷装置に関し、ステップ51で読み出した印刷可能プリンタリストからこの印刷装置の印刷装置能力情報を取得し、印刷オプションとして表示部43に表示させる(ステップ54)。その後、ユーザが、入力受付部42を介して印刷オプションを選択し(ステップ55)、さらに入力受付部42を介して印刷指示を行う(ステップ56)。
印刷指示が行われることに伴い、印刷データ作成部46は、印刷対象となる印刷データの作成を行う(ステップ57)。なお、ステップ57で印刷データ作成部46が作成する印刷データは、予め決められたPDL(Page Description Language)で記述されるものであり、ここでは、PDF(Portable Document Format)あるいはURF(Universal Raster Format)が用いられる。
そして、印刷ジョブ送信部47は、ステップ52で選択された印刷装置(論理プリンタ)およびこの印刷装置のIPアドレスと、ステップ55で選択された印刷オプションを含む印刷指示データと、ステップ56で作成された印刷データと、送信元となる自機(携帯端末40)のIPアドレスとを関連付けた印刷ジョブデータを作成し、得られた印刷ジョブデータを、印刷ジョブデータに含まれる印刷装置のIPアドレスを送信先として送信し(ステップ58)、この処理を完了する。なお、使用要求、印刷ジョブデータ、印刷ジョブデータに含まれる印刷指示データおよび印刷データの詳細については後述する。
図14は、ジョブ転送処理(ステップ6)の手順を説明するためのフローチャートである。このジョブ転送処理は、対応機である第1印刷装置10(図3参照)が実行する。
この処理では、まず、図13に示すステップ53において携帯端末40から他のネットワークを介して送信された使用要求を、ネットワーク入出力部11を介してジョブ受信部12が受信する(ステップ601)。続いて、ジョブ受信部12は、受信した使用要求から、印刷装置名および要求元IPアドレスを抽出する(ステップ602)。次に、ジョブ受信部12は、非対応機代理応答DB16に登録されている代理応答情報に、ステップ602で抽出した印刷装置名および要求元IPアドレスを関連付けて追記(登録)する(ステップ603)。
その後、図13に示すステップ57において携帯端末40から他のネットワークを介して送信された印刷ジョブデータを、ネットワーク入出力部11を介してジョブ受信部12が受信する(ステップ604)。続いて、ジョブ受信部12は、受信した印刷ジョブデータから、印刷装置名および送信元IPアドレスを抽出する(ステップ605)。
次に、ジョブ転送部18は、ステップ605で抽出した印刷装置名および送信元IPアドレスが、非対応機代理応答DB16に登録されている代理応答情報における印刷装置名および要求元IPアドレスと一致しているか否かを判断する(ステップ606)。すなわち、受信した印刷ジョブデータが、事前に使用予約を行った携帯端末40から送られてきたものであるか否かを判断する。
ステップ606で肯定の判断(YES)を行った場合、ジョブ転送部18は、次に、ステップ605で抽出された印刷装置すなわち転送先が、自機(第1印刷装置10)であるか、論理プリンタ記憶部15に論理プリンタとして登録(記憶)されている非対応機(例えば第2印刷装置20)であるかを判断する(ステップ607)。
ステップ607において転送先が自機であると判断した場合、ジョブ転送部18は、ステップ604で受信した印刷ジョブデータを自機(第1印刷装置10)のRIP部/印字部13に出力し、RIP部/印字部13が印刷ジョブデータに基づく自機による印刷を実行し(ステップ608)、後述するステップ611へと進む。
一方、ステップ607において転送先が非対応機であると判断した場合、ジョブ転送部18は、ステップ604で受信した印刷ジョブデータから転送用ジョブデータを作成し(ステップ609)、得られた転送用ジョブデータを、対応する非対応機(ここでは第2印刷装置20)に送信し(ステップ610)、後述するステップ611へと進む。
そして、ステップ608あるいはステップ610の後、ジョブ転送部18は、非対応機代理応答DB16に登録されている代理応答情報から、この印刷ジョブデータに関連する要求元IPアドレス(使用予約)を削除し(ステップ611)、一連の処理を完了する。
他方、上記ステップ606において否定の判断(NO)を行った場合、ジョブ転送部18は、印刷ジョブデータの送信元となる携帯端末40や印刷ジョブデータの転送先となる第2印刷装置20に対し、印刷ができなかったことを示すエラーメッセージ(失敗情報の一例)を送信する(ステップ612)。続いて、ジョブ転送部18は、ステップ604で受信した印刷ジョブデータを削除し(ステップ613)、この処理を完了する。
図15(a)〜(c)はプリントジョブ送信処理(ステップ5)において携帯端末40の表示部43に表示される画面の構成例を説明するための図である。より具体的に説明すると、図15(a)は、図13に示すステップ51の前に表示部43に表示される画面の構成例を、図15(b)は図13に示すステップ51において表示部43に表示される画面の構成例を、図15(c)は図13に示すステップ52において表示部43に表示される画面の構成例を、それぞれ示した図である。
まず、図15(a)では、表示部43に表示された特定のアイコンをタップすることにより、「プリント」を選択するためのボタンが表示された例を示している。この画面において、「プリント」ボタンが選択されると、表示部43には、図15(b)に示すプリンタオプション画面が表示される。図15(b)では、プリンタすなわち印刷装置を特定するためのボタンと、印刷部数を指定するためのボタンと、プリントすなわち印刷指示を行うためのボタンとが表示される。なお、ここには表示していないが、各プリンタの印刷装置能力情報に基づき、プリンタオプションとして「カラー/モノクロ」や「片面/両面」などを表示させることもできる。ここで、図15(b)に示す画面において、プリンタボタンの「>」が選択されると、図15(c)に示すプリンタ選択画面が表示される。図15(c)では、印刷可能プリンタリスト記憶部45に記憶されている2台の印刷装置(「プリンタA」および「プリンタB」)が表示される。ここで、例えばプリンタBボタンが選択されると、図15(b)に示すプリンタオプション画面が再度表示される。ただし、このときのプリンタ選択画面では、プリンタAではなくプリンタBが、選択されたプリンタとして表示されることになる。このように、図15(c)に示すプリンタ選択画面でいずれかプリンタ(論理プリンタ)が選択されると、携帯端末40は、図13のステップ53に示す使用要求の作成および送信を行う。そして、この状態で、図15(b)に示すプリントボタンが選択されると、図13のステップ56に示すユーザの印刷指示(プリンタB(第2印刷装置20)を用いた印刷指示)がなされることとなる。
また、図16(a)は図13に示すステップ53で作成される使用要求の内容を、図16(b)は図14に示すステップ603で追記がなされた代理応答情報の内容を、図16(c)は図13に示すステップ58で作成される印刷ジョブデータの内容を、図16(d)は図14に示すステップ610で作成される転送用ジョブデータの内容を、それぞれ示した図である。
まず、図16(a)に示す例において、使用要求は、送信先IPアドレス(192.168.1.100)と、論理プリンタ名(プリンタB)と、端末識別情報の一例としての要求元IPアドレス(ここでは携帯端末40のIPアドレス)とを関連付けたものとなっている。この例において、携帯端末40のIPアドレスは「192.168.1.50」であるものとする。
また、図16(b)に示す例において、代理応答情報は、図9(b)に示したものに対し、さらに、上記要求元IPアドレスを含む使用予約をさらに関連付けたものとなっている。ここでは、上述した使用要求に従い、論理プリンタBに対し、要求元IPアドレスとして携帯端末40のIPアドレス(192.168.1.50)が関連付けられている。
さらに、図16(c)に示す例において、印刷ジョブデータは、送信先IPアドレス(192.168.1.100:第1印刷装置10のIPアドレス)と、論理プリンタ名(プリンタB)と、印刷指示データ(1部、カラー、片面)と、印刷データ(PDF形式)と、送信元IPアドレス(192.168.1.50:携帯端末40のIPアドレス)とを対応付けたものとなっている。
また、図16(d)に示す例において、転送用ジョブデータは、転送先IPアドレス(192.168.1.101:第2印刷装置20のIPアドレス)と、印刷指示データ(1部、カラー、片面)と、印刷データ(PDF形式)と、装置識別情報の一例としての送信元IPアドレス(192.168.1.50:ここでは携帯端末40のIPアドレス)とを対応付けたものとなっている。
図17は、転送ジョブ受信処理(ステップ7)の手順を説明するためのフローチャートである。なお、この転送ジョブ受信処理は、非対応機である第2印刷装置20(図4参照)が実行する。
この処理では、まず、図14に示すステップ610において第1印刷装置10からネットワーク30を介して送信された転送用ジョブデータを、ネットワーク入出力部21を介してジョブ受信部22が受信する(ステップ71)。続いて、ジョブ受信部22は、受信した転送用ジョブデータを自機のRIP部/印字部23に出力し、RIP部/印字部23が転送用ジョブデータ(印刷ジョブデータ)に基づく自機による印刷を実行し(ステップ72)、この処理を完了する。
このように、本実施の形態では、対応機である第1印刷装置10に、非対応機である第2印刷装置20を、論理プリンタとして予め登録しておくようにした。そして、携帯端末40からBonjourを用いた印刷装置探索要求があった場合に、第1印刷装置10が、自機(第1印刷装置10)に関する検索応答を行うとともに、登録されている非対応機(第2印刷装置)に関する検索応答も行うようにした。これにより、携帯端末40は、対応機である第1印刷装置10に加えて、非対応機である第2印刷装置20も、印刷可能なプリンタとして把握することが可能になる。
また、本実施の形態では、その後、携帯端末40にて第2印刷装置20を用いた印刷指示が生じた場合に、この印刷指示に対応する印刷ジョブデータを、携帯端末40から他のネットワークを介して第1印刷装置10に送信し、印刷ジョブデータを受け取った第1印刷装置10が、この印刷ジョブデータを転送用ジョブデータとした後、ネットワーク30を介して第2印刷装置20に転送するようにした。これにより、携帯端末40から第2印刷装置20を出力先とする印刷(AirPrint)を行うことが可能になる。
ここで、本実施の形態では、例えば携帯端末40にて第2印刷装置20を用いた印刷を行おうとする場合に、まず、第1印刷装置10に対し第2印刷装置20の使用予約を行うようにした。そして、第1印刷装置10では、携帯端末40を含む複数の端末装置(装置の一例)から第2印刷装置20に対する印刷指示があった場合に、第2印刷装置20の使用予約における要求元IPアドレスと、印刷指示(印刷ジョブデータ)における送信元IPアドレスとが一致するものについてのみ、この印刷ジョブデータを転送用ジョブデータとして第2印刷装置20に転送するようにした。これにより、予期しないユーザ(端末装置)から第2印刷装置20に印刷ジョブデータが転送されることに伴い、第2印刷装置20において印刷が行われてしまうという事態を回避することができる。
なお、本実施の形態では、印刷機能を有する第1印刷装置10を対応機とした場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、対応機は印刷機能を有してなくてもよい。すなわち、サーバ等のコンピュータ装置で対応機を構成してもかまわない。
また、本実施の形態では、端末識別情報および装置識別情報として、携帯端末40を含む各種端末装置のIPアドレスを用いる場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではない。これら端末識別情報および装置識別情報として、例えば端末装置のMACアドレス、ホスト名、SSID、端末装置を使用するユーザ名等を用いてもかまわない。
さらに、本実施の形態では、1つの論理プリンタに対して設定可能な使用予約の数について、特に説明を行わなかったが、1つの論理プリンタに対する使用予約は、1つの端末装置からのもののみを受け付けるようにしてもよいし、台数を限定せず、複数の端末装置からのものをまとめて受け付けるようにしてもよい。ここで、前者の場合にあっては、例えば第2印刷装置20に対し携帯端末40による使用予約を受け付けた後は、他の端末装置からの印刷装置探索要求があったとしても、第2印刷装置20(論理プリンタB)に関する応答を行わないようにするとよい。このような設定を行えば、印刷装置探索要求を行った他の端末装置において、第2印刷装置20の存在を隠すことが可能になる。
10…第1印刷装置、11…ネットワーク入出力部、12…ジョブ受信部、13…RIP部/印字部、14…非対応機登録部、15…論理プリンタ記憶部、16…非対応機代理応答DB、17…検索応答部、18…ジョブ転送部、20…第2印刷装置、21…ネットワーク入出力部、22…ジョブ受信部、23…RIP部/印字部、24…対応機特定部、25…非対応機情報生成部、26…デバイス登録要求部、30…ネットワーク、40…携帯端末、41…ネットワーク入出力部、42…入力受付部、43…表示部、44…印刷装置検索部、45…印刷可能プリンタリスト記憶部、46…印刷データ作成部、47…印刷ジョブ送信部、50…他の携帯端末、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…HDD、105…操作パネル、106…画像形成部、107…通信I/F

Claims (8)

  1. 記録媒体に画像を形成するとともに特定プロトコルを用いた通信を行えない非対応機と、
    前記非対応機と通信を行うとともに前記特定プロトコルを用いて端末装置と通信を行う対応機とを含み、
    前記対応機は、
    前記非対応機を判別するための判別情報を登録する登録手段と、
    前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、登録した前記非対応機に関する応答を行う応答手段と、
    前記端末装置から前記非対応機の使用要求があった場合に、当該非対応機の前記判別情報に当該端末装置を識別するための端末識別情報を関連付ける関連付け手段と、
    前記非対応機を用いた画像形成指示に対し、当該画像形成指示を行った装置を識別するための装置識別情報と当該非対応機の前記判別情報に関連付けられた前記端末識別情報とが一致する場合に、当該判別情報に基づいて当該非対応機に当該画像形成指示を転送する転送手段と
    を含む画像形成システム。
  2. 前記転送手段は、前記装置識別情報と前記端末識別情報とが一致しない場合に、前記非対応機に前記画像形成指示を転送しないことを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記転送手段は、前記装置識別情報と前記端末識別情報とが一致しない場合に、前記端末装置および前記非対応機の少なくとも一方に失敗情報を転送することを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記関連付け手段により前記非対応機の前記判別情報に前記端末識別情報が関連付けられた状態において、
    前記応答手段は、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、前記非対応機に関する応答を行わないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成システム。
  5. 前記対応機は、記録媒体に画像を形成する機能をさらに有し、
    前記対応機に設けられた前記応答手段は、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、さらに当該対応機に関する応答を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成システム。
  6. 記録媒体に画像を形成するとともに特定プロトコルを用いた通信を行えない非対応機との間で通信を行い、端末装置との間では当該特定プロトコルを用いた通信を行う通信手段と、
    前記非対応機を判別するための判別情報を登録する登録手段と、
    前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、登録した前記非対応機に関する応答を行う応答手段と、
    前記端末装置から前記非対応機の使用要求があった場合に、当該非対応機の前記判別情報に当該端末装置を識別するための端末識別情報を関連付ける関連付け手段と、
    前記非対応機を用いた画像形成指示に対し、当該画像形成指示を行った装置を識別するための装置識別情報と当該非対応機の前記判別情報に関連付けられた前記端末識別情報とが一致する場合に、当該判別情報に基づいて当該非対応機に当該画像形成指示を転送する転送手段と
    を含む中継装置。
  7. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段をさらに含み、
    前記応答手段は、前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、さらに自身に関する応答を行うこと
    を特徴とする請求項6記載の中継装置。
  8. コンピュータに、
    記録媒体に画像を形成するとともに特定プロトコルを用いた通信を行えない非対応機との間で通信を行い、端末装置との間では当該特定プロトコルを用いた通信を行う機能と、
    前記非対応機を判別するための判別情報を登録する機能と、
    前記特定プロトコルを用いた前記端末装置からの問い合わせに対し、登録した前記非対応機に関する応答を行う機能と、
    前記端末装置から前記非対応機の使用要求があった場合に、当該非対応機の前記判別情報に当該端末装置を識別するための端末識別情報を関連付ける関連付け手段と、
    前記非対応機を用いた画像形成指示に対し、当該画像形成指示を行った装置を識別するための装置識別情報と当該非対応機の前記判別情報に関連付けられた前記端末識別情報とが一致する場合に、当該判別情報に基づいて当該非対応機に当該画像形成指示を転送する機能と
    を実現させるプログラム。
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