JP6156208B2 - 蓄電装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、極板の露出部と集電板とがロウ材を含む接続部によって接続されてなる蓄電装置及びその製造方法に関する。
特許文献1〜3には、誘導加熱、電子ビームの照射又はレーザ光の照射によってロウ材を溶融させることにより、極板の露出部と集電板とを接続することが記載されている。
特開2010−258003号公報 特開2001−93505号公報 特開2013−4430号公報
特許文献1に記載の誘導加熱では、表皮効果(導体の内部ほど、磁束密度が減少し、渦電流密度が減少するという現象)が現れる。図13(a)〜(c)は、誘導加熱時におけるロウ材の変化を模式的に示す平面図である。図13(b)、(c)では、色の濃い方が温度が高いことを表す。集電板731の表面734の一部にロウ材745を設け(図13(a))、その後、表面734を誘導加熱すると、大きな渦電流が表面734の周縁に流れる。これにより、ロウ材745は、表面734の周縁側では溶融されて溶融ロウ材746となるが、それ以外の部分では溶融されない(図13(c))。そのため、集電板731と極板の露出部との接続面積を確保できない。
一般に、蓄電装置では、正極集電板の材料としてはアルミニウムを用い、負極集電板の材料としては銅を用いる。アルミニウム及び銅は、高い反射率と高い熱伝導率とを有する。そのため、電子ビームを正極集電板又は負極集電板に照射しても、正極集電板又は負極集電板の下に設けられたロウ材を溶融させることは難しい(図14)。よって、特許文献2に記載の方法であっても、集電板と極板の露出部との接続面積を確保できない。また、ロウ材を溶融させるために十分なエネルギーを集電板に照射すると、スパッタが形成され、また、集電板の一部が消失することがある(図15)。そのため、スパッタが集電板の消失部分から極板側に侵入して内部短絡の発生を引き起こすことがある。
特許文献3に記載のように集電板の貫通孔に充填されたロウ材にレーザ光を照射すると、ロウ材の一部が集電板から抜け落ちることがある(図16)。このように、特許文献1〜3の何れの方法を用いても蓄電装置の性能が低下することがある。本発明は、性能に優れた蓄電装置及びその製造方法の提供を目的とする。
本発明の蓄電装置の製造方法は、集電体が合剤層から露出されてなる露出部が幅方向一端に設けられた極板を準備する工程と、一部に開口が形成された集電板を準備する工程と、開口の近傍にロウ材が設けられた集電板の第1面を誘導加熱する工程と、誘導加熱により溶融されたロウ材に少なくとも露出部の先端面を接触させることにより、集電板と露出部とを接続する工程とを備える。
集電板の一部には開口が形成されている。このような集電板の第1面を誘導加熱すると、第1面の周縁だけでなく、開口を規定する開口周縁にも、大きな渦電流が流れる。これにより、第1面の周縁だけでなく開口周縁においても集電板が自己発熱を起こす。ロウ材は、集電板の第1面のうち開口の近傍に設けられているので、集電板の第1面の周縁側からだけでなく開口周縁側からも加熱される。このようにロウ材の大部分が溶融されるので、集電板と露出部との接続面積を確保できる。
「極板」は、正極及び負極のうちの少なくとも一方、又は、陽極及び陰極のうちの少なくとも一方を意味する。「極板の幅方向」は、電極体(後述)を形成していない状態の極板の長手方向に対して垂直な方向であって極板の厚さ方向とは異なる方向を意味する。「開口」は、集電板の厚み方向に貫通して形成されたものを意味し、例えば貫通孔又は切り欠き等である。「露出部の先端面」は、極板の幅方向端部に位置する露出部の端面を意味する。
「開口の近傍にロウ材が設けられた」は、集電板が開口周縁で自己発熱を起こすことによりロウ材が溶融される程度に、ロウ材を開口の近くに設けることを意味する。具体的には、集電板の第1面における開口周縁とロウ材との最短距離が0.2mm以上20mm以下となるようにロウ材を設けることを意味する。
「誘導加熱」は、電磁誘導の原理を利用して電流を流し、発熱させることを意味する。具体的には、導線に交流電流を流すと、その導線の周りに、向き及び強度の変化する磁力線が発生する。その導線の近くに導電部材(本発明では集電板)を置くと、上記磁力線の影響を受けて渦電流が導電部材に流れる。導電部材は、通常、電気抵抗を有する。そのため、渦電流が導電部材に流れると、ジュール熱が発生して導電部材が自己発熱を起こす。
本発明の蓄電装置の製造方法では、第1面のうち開口の近傍には凹部が形成されていることが好ましく、ロウ材を凹部に設けることが好ましい。これにより、溶融されたロウ材が集電板の第1面から流れ落ちることを防止できる。
「第1面のうち開口の近傍には凹部が形成されている」は、集電板が開口周縁で自己発熱を起こすことによりロウ材が溶融される程度に、ロウ材を設けることとなる凹部が開口の近くに形成されていることを意味する。具体的には、集電板の第1面における開口周縁と凹部との最短距離が0.2mm以上20mm以下となるように凹部が形成されていることを意味する。
本発明の蓄電装置は、例えば本発明の蓄電装置の製造方法にしたがって製造され、極板の幅方向一端に設けられ、集電体が合剤層から露出されてなる露出部と、露出部の先端面に対向する第1面を有する集電板と、露出部と集電板とを接続し、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材を含む接続部とを備える。接続部の近傍に位置する集電板の部分には、開口が形成されている。
「露出部の先端面に対向する第1面を有する集電板」には、集電板が露出部の先端面よりも極板の幅方向の外側に配置されて当該先端面を被覆する場合だけでなく、集電板の第1面の少なくとも一部が露出部の先端面に接する場合も含まれる。
「接続部の近傍に位置する集電板の部分には、開口が形成されている」は、集電板が開口周縁で自己発熱を起こすことによりロウ材(接続部に含まれることとなるロウ材)が溶融される程度に、開口が接続部の近くに形成されていることを意味する。具体的には、集電板の第1面における開口周縁と接続部との最短距離が0.2mm以上20mm以下となるように開口が形成されていることを意味する。
第1面のうち開口の近傍には凹部が形成されていることが好ましく、接続部は凹部に設けられていることが好ましい。これにより、蓄電装置の製造中に、溶融されたロウ材が集電板の第1面から流れ落ちることを防止できる。
本発明では、集電板と露出部との接続面積を確保できるので、集電板と露出部との接続強度を確保でき、よって、性能に優れた蓄電装置を提供できる。
本発明の一実施形態の蓄電装置の内部構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の要部平面図である。 図2に示すIII−III線における断面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の製造方法を工程順に示すフロー図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態の蓄電装置の製造方法を工程順に示す側面図である。 (a)、(b)は、図5(a)に示す領域VIの拡大図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態の誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の要部平面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態の誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の要部平面図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態の誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の要部平面図である。 (a)〜(c)は、従来の誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。 電子ビームを用いて集電板と露出部とを接続したときの断面画像である。 電子ビームを用いて集電板と露出部とを接続したときの断面画像である。 ロウ材の一部が集電板から抜け落ちた様子を示す断面画像である。
以下、本発明について図面を用いて説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分又は相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
以下では、蓄電装置の一例として非水電解質二次電池を例に挙げて本発明を説明するが、本発明は、非水電解質二次電池に限定されず、コンデンサ等にも適用可能である。
≪第1の実施形態≫
[非水電解質二次電池の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態の非水電解質二次電池の内部構造を示す平面図である。図2は、本実施形態の非水電解質二次電池の要部平面図である。図3は、図2に示すIII−III線における断面図である。
図1に示す非水電解質二次電池では、電極体11と正極集電板31と負極集電板71と電解質とがケース1のケース本体1Aに設けられている。電極体11は、正極13と負極17とがセパレータ15を挟んで巻回され扁平されて形成されている。正極13の正極露出部13Dと負極17の負極露出部17Dとは、電極体11の軸方向(電極体11の製造時に用いた巻回軸の長手方向、極板の幅方向に平行)においてセパレータ15から互いに逆向きに突出している。正極露出部13Dは、正極13の幅方向一端において正極集電体13Aが正極合剤層13Bから露出されて構成され、正極合剤層13Bが設けられていない正極集電体13Aの部分である。負極露出部17Dは、負極17の幅方向一端において負極集電体17Aが負極合剤層17Bから露出され、負極合剤層17Bが設けられていない負極集電体17Aの部分である。
正極露出部13Dは、正極集電板31によってケース1の蓋体1Bに設けられた正極端子3に接続されており、絶縁部材51,53によって蓋体1Bとは絶縁されている。同様に、負極露出部17Dは、負極集電板71によって蓋体1Bに設けられた負極端子7に接続されており、絶縁部材51,53によって蓋体1Bとは絶縁されている。
正極集電板31は、正極露出部13Dの先端面に対向する第1面34を有する正極対向部33と、正極対向部33から電極体11の軸方向内側に延びる正極延出部39とを有する。正極対向部33は、正極側接続部43によって正極露出部13Dに接続されている。正極側接続部43は、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材を含み、正極側接続部43の近傍に位置する正極対向部33の部分には、開口35が形成されている。正極延出部39は正極端子3に接続されている。
負極集電板71は、負極露出部17Dの先端面に対向する第1面74を有する負極対向部73と、負極対向部73から電極体11の軸方向内側に延びる負極延出部79とを有する。負極対向部73は、負極側接続部47によって負極露出部17Dに接続されている。負極側接続部47は、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材を含み、負極側接続部47の近傍に位置する負極対向部73の部分には、開口75が形成されている。負極延出部79は負極端子7に接続されている。以下、極性に限定されない場合には、正極又は負極を先頭に付すことなく部材名を記し、正極の部材に付された符号を付す。
以上説明したように、接続部43の近傍に位置する対向部33の部分には、開口35が形成されており、接続部43は、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材を含む。つまり、接続部43は、ロウ材45が設けられた対向部33の第1面34を誘導加熱することにより形成される。この誘導加熱により第1面34の周縁だけでなく開口35を規定する開口周縁においても大きな渦電流が流れるので、ロウ材45の大部分が溶融されて溶融ロウ材(溶融されたロウ材)46(図5(b)参照)となる。よって、対向部33と露出部13Dとの接続面積を確保できるので、対向部33と露出部13Dとの接続強度を確保でき、したがって、非水電解質二次電池の電気的特性が向上する。例えば非水電解質二次電池のI−V抵抗の上昇を防止できる。以上より、非水電解質二次電池の性能が向上する。
また、対向部33と露出部13Dとの接続面積を確保できるので、非水電解質二次電池に大電流を流した場合であってもその電気的特性を高く維持できる。したがって、本実施形態の非水電解質二次電池は、例えばハイブリッド自動車もしくは電気自動車などの自動車用電源、工場用電源又は家庭用電源などに使用される大型電池として好適である。以下では、電極体11、集電板31及び接続部43を具体的に示す。
<電極体>
電極体11は、正極13と負極17とがセパレータ15を挟んで巻回され扁平化されて形成されているので、電極体11の横断面の長軸方向(図2の横方向)中央に平坦部を有し、電極体11の横断面の長軸方向両端にコーナー部を有する。平坦部では、正極13とセパレータ15と負極17とが長軸方向に延びている。コーナー部では、正極13とセパレータ15と負極17とがアーチ状に配置されている。
<集電板>
電極体11の軸方向端部に位置する電極体11の端面の外形に合わせて、対向部33の外形を決定することが好ましい。電極体11は扁平な電極体であるので、対向部33の外形は矩形であることが好ましい。
開口35は、接続部43を挟むように対向部33の長手方向(図2の横方向)に間隔をあけて形成され、対向部33の短手方向(図2の縦方向)に延びている。
対向部33の第1面34のうち開口35の近傍には、凹部37が形成されている。ロウ材45が凹部37に設けられた状態で誘導加熱が行われるので(図5(a)参照)、溶融ロウ材46が対向部33の第1面34から流れ落ちることを防止できる。これにより、露出部13Dと対向部33との接続強度を更に確保できるので、非水電解質二次電池の電気的特性が更に向上する。よって、非水電解質二次電池の性能が更に向上する。それだけでなく、対向部33の第1面34から流れ落ちた溶融ロウ材46による内部短絡の発生を防止できるので、非水電解質二次電池の安全性を高めることもできる。
対向部33の第1面34のうち開口35の近傍に凹部37が形成されているのであれば、対向部33における開口35及び凹部37の位置は特に限定されない。例えば、後述の第2〜第4の実施形態で記載のように開口35と凹部37とを対向部33に形成しても良い。開口35は、例えばレーザ光の照射等によって形成可能であり、凹部37は、例えば座繰り加工又はプレス加工等によって形成可能である。
開口35の大きさ、開口35の個数及び開口35同士の間隔は限定されない。集電板31に要求される機械的強度及び電気的特性を満足するように、また、開口周縁での発熱によってロウ材45が加熱されるように、これらを決定することが好ましい。例えば対向部33の開口率が10%以上80%以下となるように、開口35の大きさ、開口35の個数又は開口35同士の間隔を決定することが好ましい。「対向部33の開口率」は、開口35及び凹部37が形成されていないと仮定した場合の対向部33の第1面34の面積(以下では「対向部33の第1面34の仮想面積」と記す)に対する開口35の平面面積(合計)の割合である。
凹部37の大きさ、凹部37の個数及び凹部37同士の間隔は限定されない。集電板31に要求される機械的強度及び電気的特性を満足するように、また、開口周縁での発熱によってロウ材45が加熱されるように、これらを決定することが好ましい。例えば凹部37の割合が10%以上50%以下となるように、凹部37の大きさ、凹部37の個数又は凹部37同士の間隔を決定することが好ましい。「凹部37の割合」は、対向部33の第1面34の仮想面積に対する凹部37の底面の面積(合計)の割合である。また、凹部37の深さは、対向部33の厚さの10%以上30%以下であることが好ましい。
<接続部>
接続部43は、電極体11の平坦部の露出部13Dと対向部33とを接続する。接続部43は、電極体11の横断面の長軸方向(図2の横方向)に間隔をあけて設けられ、その横断面の短軸方向(図2の縦方向)に延びている。つまり、接続部43は、平面視において露出部13Dと交差しており、2以上の露出部13Dと対向部33とを接続する。「平面視」は、対向部33の上方から、当該対向部33が接続された電極体11の軸方向端部に位置する電極体11の端面を見た場合を意味する。また、「2以上の露出部13D」は、電極体11では、周回の異なる露出部13Dを意味する。
開口35の近傍に接続部43が設けられているのであれば、接続部43の位置は特に限定されない。例えば、後述の第2〜第4の実施形態で記載のように接続部43を形成しても良い。
接続部43の大きさ、接続部43の個数及び接続部43同士の間隔は限定されない。集電板31に要求される機械的強度及び電気的特性を満足するように、これらを決定することが好ましい。例えば接続部43の割合が10%以上50%以下となるように、接続部43の大きさ、接続部43の個数又は接続部43同士の間隔を決定することが好ましい。「接続部43の割合」は、露出部13Dの先端面の面積(合計)に対する接続部43の平面面積(合計)の割合である。
接続部43は、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材だけでなく、露出部13Dの溶融物又は集電板31の溶融物等を含んでも良い。しかし、接続部43は、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材からなることが好ましい。
接続部43に含まれるロウ材は、露出部13D及び集電板31よりも融点の低い材料(例えば合金)であることが好ましい。これにより、誘導加熱時には、露出部13D及び集電板31が溶融されることなくロウ材45のみが溶融される。正極側接続部43に含まれるロウ材としては、例えば、アルミニウムと珪素との混合物又はアルミニウムと珪素と銅との混合物等を用いることができる。負極側接続部47に含まれるロウ材としては、例えば、銀と錫と銅の混合物又は銀とインジウムと銅との混合物等を用いることができる。より具体的には、ロウ材は、銀ロウ、アルミロウ、銅ロウ、リン銅ロウ又はニッケルロウ等であることが好ましい。
[非水電解質二次電池の製造]
図4は、本実施形態の非水電解質二次電池の製造方法を工程順に示すフロー図である。図5(a)〜(c)は、本実施形態の非水電解質二次電池の製造方法を工程順に示す側面図である。図6(a)、(b)は、図5(a)に示す領域VIの拡大図である。図7(a)〜(c)は、誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。図7(b)、(c)では、色の濃い方が温度が高いことを表す。
ステップS101において、電極体11及び集電板31を準備する。その後、ステップS102において、開口35の近傍にロウ材45が設けられた対向部33の第1面34を誘導加熱する。まず、集電板31の凹部37にロウ材45を設ける(図6(a))。これにより、ロウ材45は、対向部33の第1面34上であって開口35の近傍に設けられることとなる(図7(a))。
ロウ材45の形態は特に限定されず、非水電解質二次電池の製造中及び製造された非水電解質二次電池において凹部37に保持可能な形態であれば良い。例えば、ロウ材45を凹部37に嵌入可能な形状に成形してから凹部37に嵌入しても良いし、線状等の形状に成形された複数のロウ材45を凹部37に配置しても良いし、ペースト状又は粉体状のロウ材45を凹部37に供給しても良い。
次に、誘導加熱を行う(図5(a))。対向部33には開口35が形成されている。そのため、対向部33の第1面34を誘導加熱すると、対向部33の第1面34の周縁だけでなく開口周縁にも大きな渦電流が流れる。これにより、対向部33の第1面34の周縁だけでなく開口周縁においても集電板31が自己発熱を起こす。よって、集電板31の温度は対向部33の第1面34の周縁だけでなく開口周縁においても高くなる(図7(b))。
ロウ材45は、対向部33の第1面34上であって開口35の近傍に設けられているので、対向部33の第1面34の周縁側からだけでなく開口周縁側からも加熱される。これにより、ロウ材45の大部分が溶融ロウ材46となる(図7(c))。また、複数のロウ材45のいずれにおいても、ロウ材45の大部分が溶融されて溶融ロウ材46となるので、ロウ材45の溶融の度合いがロウ材45毎に異なることを防止できる。
また、ロウ材45が凹部37に設けられた状態で、対向部33の第1面34を誘導加熱する(図5(a))。これにより、溶融ロウ材46が対向部33の第1面34から流れ落ちることを防止できる(図6(b))。
なお、誘導加熱の条件としては、電極体の露出部と集電板とを接続するときの誘導加熱の条件として一般的な条件を適用でき、後述の実施例に記載の条件(出力、電流、周波数)に限定されない。
続いて、ステップS103において、溶融ロウ材46に、少なくとも露出部13Dの先端面を接触させる(図5(c))。誘導加熱によりロウ材45の大部分が溶融ロウ材46となっているので、溶融ロウ材46に接触する露出部13Dの先端面の面積を確保できる。溶融ロウ材46が固化することにより対向部33と露出部13Dとが接続されるので、対向部33と露出部13Dとの接続面積を確保でき、よって、対向部33と露出部13Dとの接続強度を確保できる。したがって、電気的特性に優れた非水電解質二次電池を製造できる。以上より、性能に優れた非水電解質二次電池を製造できる。
また、ロウ材45の溶融の度合いがロウ材45毎に異なることを防止できるので、接続部43毎に対向部33と露出部13Dとの接続強度が異なることを防止できる。このことからも、電気的特性に優れた非水電解質二次電池を製造できるので、性能に優れた非水電解質二次電池を製造できる。
さらに、誘導加熱により対向部33と露出部13Dとを接続するので、電子ビーム又は半導体レーザ光等の放射によって対向部33と露出部13Dとを接続する場合に比べて非水電解質二次電池の製造コストを低く抑えることができる。
それだけでなく、対向部33の欠損、スパッタの発生及びロウ材45の抜け落ち等を伴うことなく、対向部33と露出部13Dとを接続できる。これにより、非水電解質二次電池の電気的特性が製造中に低下することを防止できる。このことによっても、性能に優れた非水電解質二次電池を製造できる。また、スパッタ等が電極体11へ混入することを防止できるので、電極体11へのスパッタ等の混入に起因する内部短絡の発生を防止でき、よって、安全性に優れた非水電解質二次電池を製造できる。
その上、溶融ロウ材46が対向部33の第1面34から流れ落ちることを防止できるので、対向部33と露出部13Dとの接続強度を十分、確保できる。よって、電気的特性が更に優れた非水電解質二次電池を製造できるので、性能が更に優れた非水電解質二次電池を製造できる。また、対向部33の第1面34から流れ落ちた溶融ロウ材46による内部短絡の発生を防止できるので、安全性に優れた非水電解質二次電池を製造できる。
なお、誘導加熱された対向部33の第1面34よりも上に電極体11を配置して対向部33と露出部13Dとを接続すれば(図5(b))、溶融ロウ材46が電極体11へ向かって対向部33の第1面34から流れ落ちることを防止できる。これにより、ロウ材45が凹部37に設けられた状態で対向部33の第1面34を誘導加熱したことにより得られる効果と同様の効果が得られる。
また、熱容量の大きな部材が対向部33の下に設けられた状態で、溶融ロウ材46を固化させることが好ましい。これにより、溶融ロウ材46の固化速度が速くなるので、非水電解質二次電池の製造に要する時間を短縮できる。
ステップS103の後には、集電板31が接続された電極体11をケース本体1Aに配置し、蓋体1Bで蓋をする。その後、電解質をケース本体1Aに入れてケース1を封止する。このようにして非水電解質二次電池が得られる。
なお、正極集電板31及び負極集電板71の少なくとも一方が本実施形態に記載の構成を有していれば良い。このことは、後述の第2〜第4の実施形態においても言える。
≪第2の実施形態≫
本発明の第2の実施形態では、集電板の対向部に形成された開口の形状が上記第1の実施形態とは異なる。図8は、本実施形態の蓄電装置の要部平面図である。図9(a)〜(c)は、本実施形態の誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。図9(b)、(c)では、色の濃い方が温度が高いことを表す。以下、上記第1の実施形態との相違点を主に示す。
本実施形態では、隣り合う接続部43の間においては、集電板131の対向部133は電極体11の中空部(巻回後に巻回軸を取り出したことにより形成された部分)に対向する位置に設けられているに過ぎず、それ以外の部分は開口35である。このような場合であっても、対向部133の第1面134上であって開口35の近傍にロウ材45を設け(図9(a))、その第1面134を誘導加熱すると、第1面134の周縁だけでなく開口周縁においても大きな渦電流が流れる。よって、第1面134の周縁と開口周縁とにおいて集電板131の自己発熱が起こる(図9(b))。これにより、ロウ材45の大部分が溶融されて溶融ロウ材46となるので(図9(c))、上記第1の実施形態に記載の効果が得られる。
≪第3の実施形態≫
本発明の第3の実施形態では、集電板の対向部に形成された開口の位置と接続部の位置とが上記第1の実施形態とは異なる。図10は、本実施形態の蓄電装置の要部平面図である。図11(a)〜(c)は、本実施形態の誘導加熱工程でのロウ材の変化を模式的に示す平面図である。図11(b)、(c)では、色の濃い方が温度が高いことを表す。以下、上記第1の実施形態との相違点を主に示す。
接続部43は、電極体11のコーナー部の露出部13Dと対向部233とを接続する。接続部43は、電極体11の横断面の長軸方向(図10の横方向)の両端に設けられ、その方向に延びている。つまり、接続部43は、露出部13Dと交差しており、2以上の露出部13Dと対向部233とを接続する。開口35は、接続部43を囲むように接続部43の近傍に形成されている。
このような場合であっても、対向部233の第1面234上であって開口35の近傍にロウ材45を設け(図11(a))、その第1面234を誘導加熱すると、第1面234の周縁だけでなく開口周縁においても大きな渦電流が流れる。これにより、第1面234の周縁と開口周縁とにおいて集電板231の自己発熱が起こる(図11(b))。
図10の右側の接続部43に含まれることとなるロウ材45は開口周縁側から加熱され、その大部分が溶融ロウ材46となる(図11(c))。一方、図10の左側の接続部43に含まれることとなるロウ材45は第1面234の周縁側と開口周縁側とから加熱され、その大部分が溶融ロウ材46となる。よって、上記第1の実施形態に記載の効果が得られる。
≪第4の実施形態≫
本発明の第4の実施形態は、上記第1の実施形態と上記第3の実施形態との組合せである。よって、本実施形態では、上記第1の実施形態に記載の効果が得られる。図12は、本実施形態の蓄電装置の要部平面図である。以下、上記第1の実施形態との相違点を主に示す。
接続部43は、電極体11の平坦部及び電極体11のコーナー部の露出部13Dと集電板331の対向部333とを接続する。電極体11の平坦部では、接続部43は、電極体11の横断面の長軸方向(図12の横方向)に間隔をあけて設けられ、その横断面の短軸方向(図12の縦方向)に延びている。開口35は、接続部43を挟むように対向部33の長手方向(図12の横方向)に間隔をあけて形成され、対向部33の短手方向(図12の縦方向)に延びている。
電極体11のコーナー部では、接続部43は、電極体11の横断面の長軸方向の両端に設けられ、その方向に延びている。開口35は、接続部43を囲むように接続部43の近傍に形成されている。
以下、本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
(正極の作製)
正極活物質として、Liと3種の遷移金属元素(Co、Ni及びMn)とを含むリチウム含有遷移金属複合酸化物からなる粉末を準備した。正極活物質とアセチレンブラック(導電剤)とCMC(carboxymethylcellulose)のナトリウム塩(増粘剤)とを水に混ぜて正極合剤ペーストを得た。
Al箔(正極集電体、厚さが15μm)の幅方向一端が露出するように、正極合剤ペーストをAl箔の両面に塗布してから乾燥させた。これにより、正極合剤層がAl箔の両面に形成された。その後、ロール圧延機を用いて、正極合剤層及びAl箔を圧延した。このようにして、正極露出部を有する正極を得た。
(負極の作製)
負極活物質として、鱗片状黒鉛を準備した。負極活物質とSBR(スチレンブタジエンゴム(Styrene-butadiene rubber))(結着剤)とCMCのナトリウム塩(増粘剤)とを混ぜて、負極合剤ペーストを得た。
Cu箔(負極集電体、厚さが10μm)の幅方向一端が露出するように、負極合剤ペーストをCu箔の両面に塗布してから乾燥させた。これにより、負極合剤層がCu箔の両面に形成された。その後、ロール圧延機を用いて、負極合剤層及びCu箔を圧延した。このようにして、負極露出部を有する負極を得た。
(電極体の作製)
PE(polyethylene)からなるセパレータを準備した。正極合剤層と負極合剤層との間にセパレータを配置し、正極露出部と負極露出部とがAl箔(又はCu箔)の幅方向においてセパレータから逆向きに突出するように正極と負極とセパレータとを配置した。次に、Al箔(又はCu箔)の幅方向に対して平行となるように巻回軸(不図示)を配置し、その巻回軸を用いて正極、セパレータ及び負極を巻回させた。得られた円筒型の電極体に対して4kN/cm2の圧力を常温で2分間与え、扁平状の電極体を得た。
(電極体と集電板との接続)
まず、図2に示す構成を有する正極集電板及び負極集電板を準備した。正極集電板はA1050−Oアルミニウム(JIS H 4140で規定)からなり、その厚さは1.0mmであった。負極集電板はC1100−O(JIS H 3100:2000で規定)からなり、その厚さは1.0mmであった。正極集電板及び負極集電板の凹部は座繰り加工により形成されたものであり、各凹部にはロウ材が設けられていた。
次に、ロウ材が設けられた正極集電板の対向部の第1面を誘導加熱(出力1.2kW、電流130A、周波数270kHz)した。溶融ロウ材に正極露出部の先端(正極露出部の先端面を含む部分)を接触させ、溶融ロウ材が固化するまで放置した。このようにして正極集電板と正極露出部とが接続された。
また、ロウ材が設けられた負極集電板の対向部の第1面を誘導加熱(出力1.2kW、電流200A、周波数270kHz)した。溶融ロウ材に負極露出部の先端(負極露出部の先端面を含む部分)を接触させ、溶融ロウ材が固化するまで放置した。このようにして負極集電板と負極露出部とが接続された。
(評価)
正極集電板を正極露出部の先端から剥がして、ロウ材におけるAl箔又は正極集電板の付着領域を調べた。負極集電板を負極露出部の先端から剥がして、ロウ材におけるCu箔又は負極集電板の付着領域を調べた。その結果を表1の「ロウ材における箔又は集電板の付着領域」に記す。
正極集電板を正極露出部の先端から剥がし、負極集電板を負極露出部の先端から剥がしてから、電極体の内部を観察して溶融ロウ材の有無を調べた。その結果を表1の「電極体における溶融ロウ材の有無」に記す。
<実施例2〜4、比較例1>
実施例2では、図8に示す構成を有する正極集電板及び負極集電板を用いたことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって評価した。
実施例3では、図10に示す構成を有する正極集電板及び負極集電板を用いたことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって評価した。
実施例4では、図12に示す構成を有する正極集電板及び負極集電板を用いたことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって評価した。
比較例1では、開口が形成されていない正極集電板及び負極集電板を用いたことを除いては上記実施例1に記載の方法にしたがって評価した。
実施例1〜4では、ロウ材の長手方向全域において箔又は集電板が付着していた。このことから、誘導加熱によってロウ材の大部分が溶融したと言える。一方、比較例1では、ロウ材の長手方向の端部において箔又は集電板の付着が確認されたに過ぎなかった。その理由としては、正極集電板及び負極集電板に開口が形成されていなかったため、開口の近傍にロウ材を設けることができなかったことが考えられる。
実施例1〜4及び比較例1の何れにおいても、溶融ロウ材が電極体内に確認されなかった。その理由としては、誘導加熱によりロウ材を溶融させたことが考えられる。
今回開示された実施の形態及び実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、正極及び負極は、それぞれ、リチウムイオン二次電池の正極及び負極の一般的な構成を有することが好ましい。正極を構成する正極集電体及び正極合剤層の材料は上記実施例に記載の材料に限定されず、正極集電板の材料もまた上記実施例に記載の材料に限定されない。正極合剤層における正極活物質、導電剤及び結着剤のそれぞれの含有量は、リチウムイオン二次電池の正極合剤層における正極活物質、導電剤及び結着剤のそれぞれの含有量として一般的な含有量であることが好ましい。負極にも同様のことが言える。
セパレータは、リチウムイオン二次電池のセパレータの一般的な構成を有することが好ましい。セパレータは、異なる樹脂からなる2以上の層が積層されて構成されても良いし、150℃以上の耐熱温度を有する耐熱層を有していても良い。
非水電解質は、リチウムイオン二次電池の非水電解質の一般的な構成を有することが好ましい。非水電解質は、溶媒とリチウム塩とを含むことが好ましい。溶媒は1種以上の有機溶媒を含むことが好ましく、溶媒としてゲル溶媒を用いても良い。例えば、非水電解質は、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの混合溶媒(例えば体積比が1:1)と、約1mol/リットルのLiPF6とを含むことが好ましい。
電極体は、正極と負極とがセパレータを挟んで巻回されて構成された電極体(円筒型電極体)であっても良いし、正極とセパレータと負極とセパレータとが順に積層されて構成された電極体(積層型電極体)であっても良い。
1 ケース、1A ケース本体、1B 蓋体、3 正極端子、7 負極端子、11 電極体、13 正極、13A 正極集電体、13B 正極合剤層、13D (正極)露出部、15 セパレータ、17 負極、17A 負極集電体、17B 負極合剤層、17D 負極露出部、31,131,231,331,731 (正極)集電板、33,133,233,333 (正極)対向部、34,74,134,234 第1面、35,75 開口、37 凹部、39 正極延出部、43 (正極側)接続部、45,745 ロウ材、46,746 溶融ロウ材、47 負極側接続部、51,53 絶縁部材、71 負極集電板、73 負極対向部、79 負極延出部、734 表面。

Claims (4)

  1. 極板の幅方向一端に設けられ、集電体が合剤層から露出されてなる露出部と、
    前記露出部の先端面に対向する第1面を有する集電板と、
    前記露出部と前記集電板とを接続し、誘導加熱によって溶融された後に固化されたロウ材を含む接続部とを備え、
    前記接続部の近傍に位置する前記集電板の部分には、開口が形成されている蓄電装置。
  2. 前記第1面のうち前記開口の近傍には、凹部が形成されており、
    前記接続部は、前記凹部に設けられている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 集電体が合剤層から露出されてなる露出部が幅方向一端に設けられた極板を準備する工程と、
    一部に開口が形成された集電板を準備する工程と、
    前記開口の近傍にロウ材が設けられた前記集電板の第1面を誘導加熱する工程と、
    誘導加熱により溶融されたロウ材に少なくとも前記露出部の先端面を接触させることにより、前記集電板と前記露出部とを接続する工程とを備えた蓄電装置の製造方法。
  4. 前記第1面のうち前記開口の近傍には、凹部が形成されており、
    前記ロウ材を前記凹部に設ける工程を備える請求項3に記載の蓄電装置の製造方法。
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