JP6156165B2 - オイルセパレータ - Google Patents
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Description
図1に示すように、車載内燃機関のエアクリーナ10は、下面に開口を有する上側ハウジング11と、上面に開口を有する下側ハウジング41とを備えている。また、上側ハウジング11と下側ハウジング41との間には図示しないフィルタエレメントが設けられている。上側ハウジング11のフランジ15と下側ハウジング41のフランジ45との間には上記フィルタエレメントのシール部が挟持されている。
図2、図3及び図7に示すように、上側ハウジング11の上壁12の内面には、オイルセパレータ20を構成する箱状のカバー21が組み付けられている。従って、カバー21はエアクリーナ10の内部におけるフィルタエレメントの下流側、すなわちクリーンサイドに設けられている。
図2〜図4、及び図7に示すように、カバー21の側壁23には接続筒部24が同側壁23の外側に向けて突設されている。図2〜図4に示すように、接続筒部24は筒部16に内嵌されている。筒部16及びカバー21は、内燃機関のブローバイガスをエアクリーナ10の内部におけるフィルタエレメントの下流側であるクリーンサイドに還流する還流通路の一部を構成している。筒部16はアウトレット14と平行に並設されている。
上壁12の内面には、一対の掛止突部19が突設されている。掛止突部19は上壁12から延びるとともに屈曲して前記仕切板17に向けて延びており、断面L字状をなしている。掛止突部19と上壁12の内面との間には前記軸線方向Aに沿って延びる凹溝19aが形成されている。
上側ハウジング11へのカバー21の組み付けに際しては、まず、図7(a),(b)に示すように、上壁12の内面にカバー21を当接させる。
このように、本実施形態においては、上側ハウジング11の凹溝19aにカバー21の突片29が圧入されているため、カバー21のがたつきが発生することはほとんどない。また、上側ハウジング11の上壁12からカバー21が離間することが掛止突部19によって阻止されている。
(1)上側ハウジング11及びカバー21は、上壁12の内面に沿ってカバー21をスライドさせることにより同上壁12に同カバー21を保持させるとともに上壁12からカバー21が離間することを規制する保持手段31を備えている。また、上側ハウジング11及びカバー21は、保持手段31により上壁12にカバー21が保持されている状態において同カバー21の保持状態が解除されることを規制する規制手段32を備えている。
なお、本発明に係るオイルセパレータは、上記実施形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・カバー側に凹部を設け、上側ハウジング側に同凹部に掛止される掛止部を設けるようにしてもよい。
Claims (7)
- 内燃機関のブローバイガスをエアクリーナの内部に還流する還流通路に適用され、前記エアクリーナのハウジングの壁部と、同壁部に組み付けられる箱状のカバーとによって形成され、ブローバイガスから霧状のオイルを分離する分離室を備えるオイルセパレータであって、
前記ハウジング及び前記カバーは、前記壁部の面に沿って前記カバーをスライドさせることにより同壁部に同カバーを保持させるとともに同壁部から同カバーが離間することを規制する保持手段と、前記保持手段により前記壁部に前記カバーが保持されている状態において同カバーの保持状態が解除されることを規制する規制手段と、を備えており、
前記規制手段は、前記ハウジング及び前記カバーの一方に形成された凹部と、前記ハウジング及び前記カバーの他方に形成され、前記凹部に掛止される掛止部とによって構成されている、
オイルセパレータ。 - 前記保持手段は、前記ハウジングの前記壁部及びカバーの一方に形成され、前記カバーのスライド方向に沿って延びるとともに前記壁部及びカバーの他方に向けて開口する凹溝と、前記ハウジングの前記壁部及び前記カバーの他方に形成され、前記凹溝に圧入される突片とによって構成されている、
請求項1に記載のオイルセパレータ。 - 前記突片は前記カバーの互いに対向する一対の側壁にそれぞれ形成され、
前記凹溝は、前記壁部から延びるとともに屈曲して前記カバーに向けて延びる掛止突部と同壁部とによって形成されている、
請求項2に記載のオイルセパレータ。 - 内燃機関のブローバイガスをエアクリーナの内部に還流する還流通路に適用され、前記エアクリーナのハウジングの壁部と、同壁部に組み付けられる箱状のカバーとによって形成され、ブローバイガスから霧状のオイルを分離する分離室を備えるオイルセパレータであって、
前記ハウジング及び前記カバーは、前記壁部の面に沿って前記カバーをスライドさせることにより同壁部に同カバーを保持させるとともに同壁部から同カバーが離間することを規制する保持手段と、前記保持手段により前記壁部に前記カバーが保持されている状態において同カバーの保持状態が解除されることを規制する規制手段と、を備えており、
前記保持手段は、前記ハウジングの前記壁部及びカバーの一方に形成され、前記カバーのスライド方向に沿って延びるとともに前記壁部及びカバーの他方に向けて開口する凹溝と、前記ハウジングの前記壁部及び前記カバーの他方に形成され、前記凹溝に圧入される突片とによって構成されている、
オイルセパレータ。 - 前記突片は前記カバーの互いに対向する一対の側壁にそれぞれ形成され、
前記凹溝は、前記壁部から延びるとともに屈曲して前記カバーに向けて延びる掛止突部と同壁部とによって形成されている、
請求項4に記載のオイルセパレータ。 - 前記カバーは前記ハウジングの内部に設けられるものであり、
前記ハウジングの壁部には前記還流通路を構成する筒部が外側に向けて突設され、
前記カバーは前記筒部に保持されて同筒部に接続される接続筒部を有し、
前記カバーのスライド方向は前記筒部の軸線方向に沿っている、
請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のオイルセパレータ。 - 内燃機関のブローバイガスをエアクリーナの内部に還流する還流通路に適用され、前記エアクリーナのハウジングの壁部と、同壁部に組み付けられる箱状のカバーとによって形成され、ブローバイガスから霧状のオイルを分離する分離室を備えるオイルセパレータであって、
前記ハウジング及び前記カバーは、前記壁部の面に沿って前記カバーをスライドさせることにより同壁部に同カバーを保持させるとともに同壁部から同カバーが離間することを規制する保持手段と、前記保持手段により前記壁部に前記カバーが保持されている状態において同カバーの保持状態が解除されることを規制する規制手段と、を備えており、
前記カバーは前記ハウジングの内部に設けられるものであり、
前記ハウジングの壁部には前記還流通路を構成する筒部が外側に向けて突設され、
前記カバーは前記筒部に保持されて同筒部に接続される接続筒部を有し、
前記カバーのスライド方向は前記筒部の軸線方向に沿っている、
オイルセパレータ。
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