JP6156111B2 - 把持装置及び把持対象物の把持方法 - Google Patents

把持装置及び把持対象物の把持方法 Download PDF

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Description

本発明は、把持装置及び把持対象物の把持方法に関する。
パーツなどを把持して搬送する把持装置は、把持対象となるパーツの形状に合わせた把持片が開閉自在になるように設けられている。また、把持装置には、外形が異なる複数種類のパーツを把持できるように、把持片をパーツの形状に合わせて交換可能に構成されているものがある。ここで、複数種類のパーツを把持可能な従来の把持装置では、ジャミング転移現象を利用して形状の異なるパーツを把持できるように構成することが提案されている。ジャミング転移現象とは、粉流体を封入した袋状の可撓膜の内部を大気開放又は加圧状態にすることで変形可能な状態になる一方で可撓膜の内部を真空状態にしたときには可撓膜が硬くなる現象である。
ジャミング転移現象を利用した把持装置では、例えば、把持部に粉流体を封入した可撓膜を把持部の一対の把持片の内側に1つずつ配置する。可撓膜の内部を大気開放すると可撓膜が変形可能になることから、この状態でパーツを挟み込むと可撓膜がパーツの形状に合わせて変形する。この後、可撓膜の内部の流体を排気すると、可撓膜がパーツによって変形させられた形状で硬くなる。この結果、一対の把持片の間に可撓膜を介してパーツが保持される。このような把持装置では、可撓膜がパーツの形状に合わせて変形した状態で硬化するので、異なる形状のパーツを部品交換することなく把持できる。また、把持装置の位置がパーツに対して少しずれていた場合でも、可撓膜の変形によって位置ずれが吸収されるので、パーツを確実に把持できる。
特開2002−370188号公報 特開平11−90064号公報
ここで、生産ラインでは、把持装置で把持したパーツを他の部品の穴に位置決めして挿入することがある。ところが、可撓膜を利用した把持装置では、パーツの位置と穴の位置がずれていると、パーツを穴に挿入できなくなることがある。例えば、パーツを最初に把持したときに可撓膜によってパーツの位置ずれを修正すると、把持片の中心位置とパーツの中心位置がずれた状態でパーツが把持される。このために、把持片の中心位置と穴の中心が一致するように把持片の位置を制御すると、パーツの中心位置が可撓膜で位置ずれを修正した分だけ穴の中心位置からずれてしまう。この場合、把持片の中心と穴の中心は一致するが、パーツの中心と穴の中心は不一致になるため、パーツを穴に挿入できなくなる。
ここで、可撓膜を把持片に対して倣い機構(コンプライアンス機構)を関して連結すると、パーツを穴に挿入するときに可撓膜が把持片に対して移動可能になり、穴とパーツの位置ずれを修正することができると考えられる。このような用途に使用可能な倣い機構としては、把持片と可撓膜とをバネで連結することが考えられる。このような倣い機構では、例えば、直交するXY方向のX方向に可撓膜を移動させるような力が作用した場合、X方向に伸縮するバネによってX方向の移動が可能になる。
ところが、可撓膜がX方向に移動するときには、Y方向に伸縮するバネを引き摺りながら移動することになるので、Y方向用のバネが可撓膜のX方向への移動を阻害する要因になり、コンプライアンス性能の低下を引き起こす。特に、バネが縮んだ状態では、伸縮方向と異なる方向への可撓膜の動きを阻害し易くなる。なお、可撓膜をX方向に移動させるときにはY方向の倣い機構を機械的に切り離し、可撓膜をY方向に移動させるときにはX方向の倣い機構を機械的に切り離すと、異なる方向への移動を阻害する要因を低減できる。しかしながら、倣い機構の動作を選択する構造を追加すると、把持装置の構成が複雑化したり、重量が増加したりする。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、把持対象物を倣い動作可能に把持することを目的とする。
実施形態の一観点によれば、開閉自在な複数の把持片と、少なくとも1つの前記把持片にコンプライアンス機構を介して接続され、把持対象物に押し付けられる把持部と、を含み、前記コンプライアンス機構は、弾性変形可能な制御部を有し、前記制御部内には第1の球体と、前記第1の球体より柔らかく、外径が前記第1の球体より大きい第2の球体とが一対のプレートの間に配置され、前記制御部の内部の気体を吸引する通気管を有することを特徴とする把持装置が提供される。
また、実施形態の別の観点によれば、開閉自在な複数の把持片と、把持対象物に押し付けられる把持部とを連結する制御部の内部を排気し、前記制御部の幅を収縮させ、前記把持片と前記把持部の間の距離を所定値に固定する工程と、複数の前記把持片を閉じ、前記把持部で前記把持対象物を把持する工程と、前記制御部の幅を収縮させたままで前記制御部の前記把持部側の部分を前記把持片に対して前記制御部の幅方向に直交する方向に平行移動させることにより、前記把持部を前記把持片に対して移動させる工程と、を含むことを特徴とする把持対象物の把持方法が提供される。
制御部の幅を所定値に収縮させた状態でも球体の移動や回転によってプレートを平行移動させて制御部を変形させることができるので、把持部を幅方向に直交する方向に少ない抵抗で移動させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る把持装置を含む組立装置の概略構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る把持装置の把持ユニットの概略構成の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る把持装置の把持ユニットの把持部の構成の一例を拡大して示す断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る把持装置の把持ユニットの把持部の構成の一例を拡大して示し、図3のA−A線に沿った断面図である。 図5Aは、本発明の実施の形態に係る把持装置の把持部の制御部の構成の一例を拡大して示し、図3のB−B線に沿った断面図である。 図5Bは、本発明の実施の形態に係る把持装置の把持部の制御部の変形例を示す図である。 図6Aは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Bは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Cは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Dは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Eは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Fは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Gは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図6Hは、本発明の実施の形態に係る把持対象物の把持方法の一例を模式的に説明する図である。 図7Aは、本発明の実施の形態に係る把持装置において、図3に示す制御部の幅を収縮させた状態の一例を示す図である。 図7Bは、本発明の実施の形態に係る把持装置において把持部の一部がスライド移動するメカニズムを模式的に説明する図である。 図7Cは、本発明の実施の形態に係る把持装置において制御部が変形することによって可撓性把持部が移動することを模式的に示す図である。
発明の目的及び利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素及び組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、典型例及び説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
図1に把持装置を含む組立装置を示す。組立装置1は、ワーク2を搬送するコンベア装置3を有し、ワーク2に組み付けるパーツ4を供給するパーツ供給装置5,6,7と、パーツ4を把持して移動させる把持装置8とを有する。また、組立装置1には、把持装置8などを制御する制御装置9が設けられている。さらに、組立装置1には、制御装置9の指令を受けてコンベア装置3を制御するコンベアコントローラ10と、把持装置8を駆動させるロボットコントローラ11を有すると共に、把持装置8によるパーツ4の把持位置を確認するためのカメラ12が接続されている。また、把持装置8には、駆動源として機能する複数の空調ライン21,22,23,24,25が接続されている。空調ライン21〜25は、真空制御弁26A〜26Eと、真空ポンプ27を配管接続させることで形成されている。
コンベア装置3は、例えば、ベルト3Aをローラ3Bで移動させることにより、ベルト3A上に載置されたワーク2を所定の方向に搬送するように構成されている。なお、コンベア装置3の構成は、図1に限定されない。
パーツ供給装置5〜6は、不図示のラックに取り付けられており、制御装置9の指令を受けてパーツ4を1つずつ把持装置8で把持可能な位置に供給する。ここで、パーツ4には、ネジや電子部品などの様々な部品が使用可能である。図1においては、3つのパーツ供給装置5〜7が配置された例が示されており、3種類のパーツ4をワーク2に供給することができる。パーツ供給装置5〜7は、パーツ4の種類に応じて設けられるもので、1つ、又は2つ、あるいは4つ以上配置しても良い。
把持装置8は、パーツ4を搬送する移動機構31を有する。移動機構31には、例えば、多関節ロボットが使用される。移動機構31の先端には、把持ユニット32が取り付けられている。把持ユニット32は、移動機構31の先端に固定された本体部41を有し、本体部41には一対の把持片42が開閉自在に取り付けられている。なお、把持装置8は、制御装置9、ロボットコントローラ11、空調ライン21〜25を含んでも良い。
図2に拡大して示すように、把持ユニット32の一対の把持片42は、基端部が本体部41に対して矢印方向に移動自在に支持されており、ここから延びる把持片42の先端部の対向する内面のそれぞれに凹部51が1つずつ形成されている。各凹部51には、コンプライアンス機能を有する把持部52が挿入されている。
把持部52の構成について、図3及び図4を主に参照して説明する。なお、図3は、図2の一部をさらに拡大した断面構造を示している。図4は、図3のA−A線に沿った断面構図である。把持部52は、パーツ4に直接に接する部分であり、柔軟性を有し、機密を保持可能な材料から製造された中空の可撓部材61を有する。可撓部材61は、内部の空間が仕切られることにより、パーツ4の形状に合わせて変形可能でパーツ4の把持に使用される可撓把持部62と、把持部52の倣い機構を実現するコンプライアンス制御部63とを区画されている。
可撓把持部62は、ジャミング転移現象を利用して変形可能な状態と、個体のように固定された状態とを切り替え可能に構成されている。具体的には、可撓把持部62内には、多数の粒子が収容されており、粒子の密度が低い場合には粒子同士が流動することでパーツ4の形状に合わせて可撓把持部62が変形する。一方、可撓把持部62内の粒子の密度が所定値を越えると粒子同士の流動性が失われ、可撓把持部62の形状が保持される。可撓把持部62は、可撓部材61の内部空間を真空引き可能な通気管74を有する。可撓把持部62は、内部が大気開放されているときには内部の粒子の密度が所定値を下回り、パーツ4の形状に合わせて変形することができる。一方、通気管74から可撓把持部62内の気体を排気して内部の粒子密度を高めると、所定の強度でパーツ4を保持できる程度に硬化する。なお、把持装置8は、可撓把持部62の代わりに、所定の形状の固定された固定把持部を使用することも可能である。
コンプライアンス制御部63は、把持片42にX方向で接触する領域に配置される第1の制御部71と、把持片42にY方向で接触する領域に配置される第2の制御部72と、把持片42にZ方向で接触する領域に配置される第3の制御部73とを有する。可撓把持部62と、コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73のそれぞれには、通気管75,76,77が1つずつ接続されており、通気管75〜77を通して内部に大気を供給したり、内部の大気を排気したりすることが可能になっている。ここで、第1の制御部71は、把持部52のX方向のコンプライアンス機能を実現させ、把持部52をX方向に移動させるために設けられている。第2の制御部72は、把持部52のY方向のコンプライアンス機能を実現させ、把持部52をY方向に移動させるために設けられている。第3の制御部73は、把持部52のZ方向のコンプライアンス機能を実現させ、把持部52をZ方向に移動させるために設けられている。
可撓把持部62と、コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73のそれぞれの内部は、2種類の球体81,82がそれぞれ複数収容されている。第1の球体である硬質球体81は、2つの球体81,82のうちで硬度が高い球体である。第2の球体である柔軟球体82は、硬質球体81より外径が大きい球体で、硬質球体81より硬度が低く、可撓部材61より硬度が高い材料から製造されている。硬質球体81と柔軟球体82は、略同数ずつ収容されている。可撓把持部62における球体81,82の充填率は、ジャミング転移現象を実現可能に設定されている。なお、一対の把持片42の下端部42Aは、変形可能な状態の可撓把持部62の垂れ下がりを防止するように可撓把持部62の下方まで延びている。
コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73における球体81,82の充填率は、例えば、真空引きしたときに各制御部71〜73の幅を数mm程度変形できる程度である。各制御部71〜73の幅が変形する方向は、コンプライアンス機能を実現する方向である。例えば、第1の制御部71は、X方向に幅が縮小し、第2の制御部72は、Y方向に幅が縮小する。第3の制御部73は、Z方向に幅が縮小する。なお、可撓把持部62に収容される粒子は、一方の球体81,82のみでも良い、また、可撓把持部62には、球体81,82と異なる硬度や外径を有する球体を使用することも可能である。
さらに、図3及び図4、並びに図5Aを参照してコンプライアンス制御部63の各制御部71〜73の構造について説明する。なお、図5Aは、例えば、図3のB−B線に沿った断面図である。コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73は、隔壁85によって小さい部屋86に仕切られている。隔壁85によって仕切られた各部屋86には、硬質球体81と柔軟球体82のいずれかが1つずつ、交互に配置されるように収容されている。なお、部屋86の数や、形容、配置は、図3から図5Aに例示するもの限定されない。
隔壁85には、微小な孔87が形成されており、隣り合う部屋86同士が連通されている。そして、隔壁85の変形することで、球体81,82が可撓部材61に引っかからないようになっている。その一方、各制御部71〜73同士の間や、各制御部71〜73と可撓把持部62の間を仕切っている壁88には孔が形成されておらず、可撓把持部62と、コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73のそれぞれの間を流体や球体81,82が移動することはできない。
ここで、図5Bに各制御部71〜73の変形例を示す。各制御部71〜73の隔壁85には、87Bが2つずつ形成されている。孔87Bの数が増えることで、孔87Bが粒81,82によって塞がれ難くなる。孔87Bの数及び配置は、変更することが可能である。孔87,87Bの大きさや数は、球体81,82が隔壁85に接触したときでも隣り合う2つの部屋86の間の連通が確保できるように設定されている。
さらに、図3及び図4に示すように、コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73の対向する2つの内面には、プレート90,91が1つずつ接着されている。プレート90,91は、各部屋86の把持片42に接触する壁部の内面80A(第1の内面)と、可撓把持部62との間の仕切り壁88の内面80B(第2の内面)とに1枚ずつ配置されている。
ここで、硬質球体81には、例えば、ポリカーボネートなどの硬質の樹脂が使用される。また、硬質球体81の直径は、例えば、8mm程度である。一方、柔軟球体82には、例えば、発泡スチロールが使用される。柔軟球体82の直径は、例えば、10mm程度である。可撓部材61には、柔軟球体82より変形し易い材料が使用されている。プレート90,91は、アルミニウムなどの金属や硬質のプラスチックなど、球体81,82より硬い材料が使用される。図3に示すように、大気開放状態のコンプライアンス制御部63の各制御部71〜73の変形方向の幅TH0は、柔軟球体82より僅かに大きく、例えば、1mm〜2mm程度大きくなっている。なお、2種類の球体81,82の直径や材料、充填率、プレート90,91の材質や、各制御部の幅は、変更することが可能である。
次に、図1を参照して、把持ユニット32の動力源について説明する。
把持ユニット32は、空気圧を動力源にしている。具体的には、第1の空調ライン21は、把持片42の開閉に使用する不図示のアクチュエータに接続されている。アクチュエータは空気圧の変化に応じて把持片42を開閉方向に移動させるように構成されている。第1の空調ライン21は、経路中に真空制御弁26Aを有し、真空ポンプ27に接続されている。
また、第2の空調ライン22は、可撓把持部62の通気管74に接続され、可撓把持部62の内部圧力を調整するために設けられている。通気管74は、把持片42の下端部42Aを通って可撓把持部62の内部空間に連通させられている。第2の空調ライン22は、経路中に真空制御弁26Bを有し、真空ポンプ27に接続されている。さらに、第3の空調ライン23は、コンプライアンス制御部63の第1の制御部71の通気管75に接続されている。第4の空調ライン24は、コンプライアンス制御部63の第2の制御部72の通気管76に接続されている。第5の空調ライン25は、コンプライアンス制御部63の第3の制御部73の通気管77に接続されている。第2から第5の空調ライン22〜25は、経路中に1つずつ真空制御弁26B,26C,26D,26Eを有し、真空ポンプ27に接続されている。各真空制御弁26A〜26Eは、開くと把持ユニット32側の真空引きが開始され、閉じると把持ユニット32側が大気開放されるように構成されている。各通気管74〜77は、把持片42に挿入されている。通気管74〜77の形状や配置は、図3及び図4に限定されない。
次に、把持装置8を使用したパーツ4の組み付け工程について説明する。なお、理解を容易にするために、図6Aから図6Hでは第1の制御部71及び第2の制御部72のみを図示している。
初期状態では、図6Aに示すように、制御装置9は、第1の空調ライン21の真空制御弁26Aを例えば閉じており、一対の把持片42は開いている。一対の把持片42の内面間の距離は、一対の把持片42の間にパーツ4を挿入可能な長さである。さらに、第2〜第5の空調ライン22〜25の真空制御弁26B〜25Eは閉じている。このために、把持部52の可撓把持部62及びコンプライアンス制御部63の内部は、大気開放されており、柔軟性を有している。
ここから、図6Bに矢印で示すように、制御装置9は、コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73を真空引きし、XYZの直交する3方向の倣い機構をOFFにする。具体的には、制御装置9は、第3の空調ライン23から第5の空調ライン25の真空制御弁26C〜25Eを閉じる。コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73の部屋86の内部の大気が孔87や通気管75〜77を通して排出され、各制御部71〜73内の気圧が低下、例えば真空状態になる。これによって、各制御部71〜73の幅が減少する。
このとき、例えば、図7Aと、図7Aの一部拡大図である図7Bに示すように、例えば、第1の方向であるX方向に配置された第1の制御部71の一対のプレート90,91の間の距離が狭まり、大径で変形し易い柔軟球体82が潰される。柔軟球体82は、一対のプレート90,91の間の距離が硬質球体81の直径に略等しくなるまで潰される。硬質球体81は硬度が高いため、空調ライン22〜25の真空引きによって潰されることはない。さらに、プレート90,91は、2つの球体81,82より硬いので変形することはない。例えば、X方向に配置された第1の制御部71では、一対のプレート90,91が2種類の球体81,82のそれぞれに当接することにより、第1の制御部71の幅方向であるX方向の長さが一定の幅TH1に収縮する。即ち、第1の制御部71がX方向に縮まって幅が固定されることによって可撓把持部62がX方向に移動不能になり、X方向の倣い機能がOFFになる。
同様に、X方向に直交するY方向に配置された第2の制御部72では、幅方向であるY方向の長さが一定の幅TH1に収縮し、可撓把持部62のY方向への移動が禁止される。これによって、可撓把持部62のY方向の倣い機能がOFFになる。さらに、X方向に直交するZ方向に配置された第3の制御部73では、幅方向であるZ方向の長さが一定の幅TH1に収縮し、可撓把持部62のZ方向への移動が禁止される。これによって、可撓把持部62のZ方向のコンプライアンス機能がOFFになる。このように、XYZの直交する3方向への可撓把持部62の移動がコンプライアンス制御部63によって規制されることにより、可撓把持部62が把持片42に対して固定される。
続いて、制御装置9は、コンベア装置3を駆動させ、ワーク2の搬送を開始する。さらに、ロボットコントローラ11に把持装置8の移動機構31の制御信号を出力し、移動機構31を駆動させ、把持ユニット32をいずれかのパーツ供給装置5〜7上のパーツ受け取り位置に移動させる。これと同時に、又はこれに先立って、制御装置9は、パーツ供給装置5〜7に指令を送り、いずれかのパーツ供給装置5〜7において、把持対象となるパーツ4を把持装置8で把持可能に受け取り位置に待機させる。
制御装置9は、把持装置8の把持ユニット32を受け取り位置に移動させる。把持ユニット32は、一対の把持片42をパーツ4より幅広に開いているので、一対の把持片42の間にパーツ4が進入する。この後、制御装置9は、一対の把持片42を閉じる。このとき、一対の可撓把持部62がパーツ4の外形に合わせて変形することで、パーツ4が一対の把持片42の間に挟み込まれる。
この状態で、制御装置9が第2の空調ライン22の真空制御弁26Bを開き、可撓把持部62を真空引きする。図6Dに矢印で示すように、可撓把持部62の内部の流体が通気管74から排出されることにより、斜線で示すように可撓把持部62が個体状態になり、パーツ4が把持ユニット32に保持される。
次に、ロボットコントローラ11によって移動機構31を移動させ、カメラ12の撮影範囲にパーツ4を移動させる。カメラ12でパーツ4と把持ユニット32を撮影し、画像処理により、パーツ4の把持ミスの有無を調べる。パーツ4が把持ユニット32に正しく把持されていたら、図6Eに示すように、パーツ4をコンベア装置3上のワーク2の所定位置に移動させる。ここで、パーツ4は、ワーク2の挿入穴2Aに挿入されるものとする。この場合、制御装置9は、可撓把持部62でパーツ4をワーク2の挿入穴2Aの上方に移動させたら、図6Fに示すように、第1の制御部71を大気開放し、第1の制御部71の各部屋86に外気を導入する。
この後、制御装置9は、一対の把持片42を僅かに開かせる。具体的には、柔軟球体82の内径から硬質球体81の内径を引いた差分に相当する長さだけ一対の把持片42を開く。これにより、一対のプレート90,91の間が開き、第2の粒子82の外径が初期状態に復元する。これによって、図3に示すように、第1の制御部71の幅がTh0に戻る。第1の制御部71の固定が解除されることで把持部52がX方向に移動可能になり、X方向のコンプライアンス性が確保される。一対の把持片42の移動量は、第3の空調ライン23の真空制御弁26Cの開度によって制御される。
このとき、Y方向のコンプライアンス機能を司る第2の制御部72と、Z方向のコンプライアンス機能を司る第3の制御部73は、真空引きが継続されているので、幅がTH1に固定された状態を維持している。この状態では、図7Bに例示するように、第2の制御部72及び第3の制御部73内の2種類の球体81,82は、一対のプレート90,91の間で回転したり、移動したりすることが可能である。プレート90,91は、可撓部材61より硬質な材料で製造されているので、プレート90,91に球体81,82が食い込んで球体81,82の回転が阻害されることを防止できる。また、第2の制御部72及び第3の制御部73のそれぞれの把持片42側の壁部は、把持片42に固定されているので、把持片41側のプレート90は移動しない。一方、可撓把持部62側のプレート91は固定されていないので移動可能である。このために、図7Cに模式的に示すように、第2の制御部72内の可撓把持部62側のプレート91は、把持片42側のプレート90に対して矢印AR1に例示するように平行移動できる。プレート90の移動に伴って可撓部材61が変形し、第2の制御部72の可撓把持部62側が変形し、その分だけ可撓把持部62が矢印AR1方向にスライド移動する。ここで、第2の制御部72における矢印AR1は、Y方向に直交するX方向及びZ方向である。即ち、第2の制御部72がONになると、幅方向であるY方向の移動は禁止されるが、球体81,82が回転等することによって幅方向に直交するXZ方向の移動は抑制されない。
また、第3の制御部73内の可撓把持部62側のプレート91は、把持片42側のプレート90に対して矢印AR1に例示するように平行移動できる。プレート91が移動することによって、第3の制御部73の可撓把持部62側が変形し、その分だけ可撓把持部62が矢印AR1方向にスライド移動する。ここで、第3の制御部73における矢印AR1は、Z方向に直交するX方向及びY方向である。即ち、第3の制御部73がONになると、幅方向であるZ方向の移動は禁止されるが、球体81,82が回転等することによって幅方向に直交するXY方向の移動は抑制されない。
このように、第1の制御部71をOFFにし、第2及び第3の制御部72,73をONにすると、第2の制御部72がY方向(第1の方向に直交する方向)の移動を禁止し、第3の制御部73がZ方向(第1の方向の直交する方向)の移動を禁止することから、可撓把持部62はX方向(第1の方向)のみに移動可能になる。従って、把持装置8は、本体部41に対して可撓把持部62をX方向のみに平行移動させることが可能になり、図6Fに矢印AR2で示すようにパーツ4をワーク2の挿入孔2Aの位置に倣うようにX方向に微動させることが可能になる。
そして、図6Gに示すように、把持ユニット32をワーク2に向けて移動させると、嵌め合い動作によってパーツ4がワーク2の挿入穴2Aに挿入される。パーツ4の中心位置と挿入穴2Aの中心位置がずれていた場合でもX方向の倣い動作によって位置ずれが修正され、パーツ4が所定位置に挿入される。パーツ4が挿入穴2Aに挿入されたら、第2の空調ライン22の真空制御弁26Bを閉じて大気開放し、可撓把持部62を可撓状態に切り変える。さらに、図6Hに示すように、第1の空調ライン21の真空制御弁26Aを閉じ、一対の把持片42を開く。これにより、パーツ4の把持が解除されるので、移動機構31を駆動させ、把持ユニット32をワーク上から退避させる。
ここで、Y方向に倣い機能を持たせる場合、第1の制御部71及び第3の制御部73は真空状態を維持し、第2の制御部72は大気開放する。これによって、Y方向の移動が可能になる。第1の制御部71は、真空状態が維持されるので、X方向の移動は禁止される。ここで、第1の制御部71内の2種類の球体81,82は、一対のプレート90,91の間で回転することが可能なので、一対のプレート90,91がYZ方向に平行移動することが可能になる。このため、第1の制御部71は、固定されている把持片42側に対して可撓把持部62側をX方向に直交するY方向やZ方向にスライド移動させることが可能になる。この結果、第1の制御部71による把持部52のY方向のコンプライアンス性が実現される。Z方向については、第1の制御部71及び第2の制御部72を真空状態にし、第3の制御部73を大気開放することにより同様にして倣い機能を実現できる。XYZの3方向のうち、2方向の倣い機能を実現するときには、2方向の制御部71〜73を大気開放し、残る1方向の制御部71〜73を真空状態にする。これによって、2方向への倣い機能が確保される。XYZの3方向の倣い機能を実現するときには、3つの制御部71〜73を大気開放する。
以上、説明したように、把持装置8は、開閉自在な一対の把持片42にコンプライアンス機構を介して変形可能な可撓把持部62を1つずつ取り付けたので、可撓把持部62を倣い動作させることが可能になる。可撓把持部62にジャミング転移現象を利用したので、形状の異なるパーツ4を部品交換することなく把持できる。パーツ4の中心位置と把持ユニット32の中心位置がずれていた場合でもコンプライアンス制御部63によって可撓把持部62と共にパーツ4の位置が微動することにより、パーツ4を正しい位置に配置することができる。コンプライアンス制御部63は、直交する3方向のそれぞれに設けたので、パーツ4を3方向に倣い動作させることができる。コンプライアンス制御部63は、1方向又は2方向のみに設けても良い。コンプライアンス制御部63は、隔壁85を有しなくても良い。球体81,82の配置は、交互に限定されない。コンプライアンス機構を有する可撓把持部62は、一つの把持片42のみに設けても良い。また、真空引きしたときの3つの制御部71〜73の幅は、TH1に限定されず、制御部71〜73毎に異なる幅になっても良い。
また、コンプライアンス制御部63の各制御部71〜73内の球体81,82は、対称性を有し、XYZの他の制御部71〜73の状態と無関係に部屋86内で移動や回転が可能である。このために、各制御部71〜73は、他の2つの制御部71〜73のロック状態に関係なく低抵抗でスライド移動が可能になり、コンプライアンス機能を実現することができる。従来のように、ばねを使用する場合に比べて、機械的な引き摺りがなく、複雑な機械的な制御機構が不用になり、装置構成を簡略でき、小型化できる。また、コンプライアンス機能の有無を真空引きで切り換えるように構成したので、装置構成を簡略化できる。
ここで挙げた全ての例及び条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明及び概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例及び条件に限定することなく解釈するものであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換及び変形を施すことができる。
以下に、前記の実施の形態の特徴を付記する。
(付記1) 開閉自在な複数の把持片と、少なくとも1つの前記把持片にコンプライアンス機構を介して接続され、把持対象物に押し付けられる把持部と、を含み、前記コンプライアンス機構は、弾性変形可能な制御部を有し、前記制御部内には第1の球体と、前記第1の球体より柔らかく、外径が前記第1の球体より大きい第2の球体とが一対のプレートの間に配置され、前記制御部の内部の気体を吸引する通気管を有することを特徴とする把持装置。
(付記2) 一対の前記プレートは、前記制御部の前記把持片側の第1の内面と、前記第1の内面に対向し、前記把持部側に配置される第2の内面のそれぞれに取り付けられていることを特徴とする付記1に記載の把持装置。
(付記3) 前記制御部は、孔で連通された複数の部屋に区画され、複数の前記部屋のそれぞれに前記第1の球体と前記第2の球体が1つずつ収容されていることを特徴とする付記1又は付記2に記載の把持装置。
(付記4) 前記制御部は、直交する3方向の少なくとも2つ以上の前記把持片と前記把持部の間に1つずつ配置されていることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一項に記載の把持装置。
(付記5) 開閉自在な複数の把持片と、把持対象物に押し付けられる把持部とを連結する制御部の内部を排気し、前記制御部の幅を収縮させ、前記把持片と前記把持部の間の距離を所定値に固定する工程と、複数の前記把持片を閉じ、前記把持部で前記把持対象物を把持する工程と、前記制御部の幅を収縮させたままで前記制御部の前記把持部側の部分を前記把持片に対して前記制御部の幅方向に直交する方向に平行移動させることにより、前記把持部を前記把持片に対して移動させる工程と、を含むことを特徴とする把持対象物の把持方法。
(付記6) 前記制御部は、内部に一対のプレートに挟まれた球体が収容されており、前記球体に対して前記プレートを移動させることにより、前記制御部の前記把持部側の部分を前記制御部の幅方向に直交する方向に移動させることを特徴とする付記5に記載の把持対象物の把持方法。
(付記7) 前記制御部は、直交する3方向の少なくとも2つ以上の前記把持片と前記把持部の間に1つずつ配置されており、前記把持部を前記把持片に対して第1の方向に移動させるときには、前記第1の方向において前記把持片と前記把持部の間に配置された前記制御部を大気開放し、他の前記制御部内を排気することを特徴とする付記5又は付記6に記載の把持対象物の把持方法。
1 組立装置
4 パーツ(把持対象物)
8 把持装置
42 把持片
62 可撓性把持部
63 コンプライアンス制御部(コンプライアンス機構)
71 第1の制御部
72 第2の制御部
73 第3の制御部
75,76,77 通気管
80A 内面(第1の内面)
80B 内面(第2の内面)
81 第1の球体
82 第2の球体
86 部屋
87 孔
90,91 プレート

Claims (5)

  1. 開閉自在な複数の把持片と、
    少なくとも1つの前記把持片にコンプライアンス機構を介して接続され、把持対象物に押し付けられる把持部と、
    を含み、
    前記コンプライアンス機構は、弾性変形可能な制御部を有し、前記制御部内には第1の球体と、前記第1の球体より柔らかく、外径が前記第1の球体より大きい第2の球体とが一対のプレートの間に配置され、前記制御部の内部の気体を吸引する通気管を有することを特徴とする把持装置。
  2. 一対の前記プレートは、前記制御部の前記把持片側の第1の内面と、前記第1の内面に対向し、前記把持部側に配置される第2の内面のそれぞれに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の把持装置。
  3. 前記制御部は、孔で連通された複数の部屋に区画され、複数の前記部屋のそれぞれに前記第1の球体と前記第2の球体が1つずつ収容されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の把持装置。
  4. 開閉自在な複数の把持片と、把持対象物に押し付けられる把持部とを連結する制御部の内部を排気し、前記制御部の幅を収縮させ、前記把持片と前記把持部の間の距離を所定値に固定する工程と、
    複数の前記把持片を閉じ、前記把持部で前記把持対象物を把持する工程と、
    前記制御部の幅を収縮させたままで前記制御部の前記把持部側の部分を前記把持片に対して前記制御部の幅方向に直交する方向に平行移動させることにより、前記把持部を前記把持片に対して移動させる工程と、
    を含むことを特徴とする把持対象物の把持方法。
  5. 前記制御部は、直交する3方向の少なくとも2つ以上の前記把持片と前記把持部の間に1つずつ配置されており、前記把持部を前記把持片に対して第1の方向に移動させるときには、前記第1の方向において前記把持片と前記把持部の間に配置された前記制御部を大気開放し、他の前記制御部内を排気することを特徴とする請求項4に記載の把持対象物の把持方法。
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