JP6155681B2 - 空調室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調室内機に関する。
近年、刊行物等によって、吹出口の下方または後方に吸込口が設けられている空調室内機が広く紹介されている。例えば、特許文献1(特開2001−116346号公報)には、本体の前面上部および上面に上部吸込口を、本体の底面に下部吸込口を有している空調室内機が開示されている。下部吸込口には開閉板が回動自在に取り付けられている。特許文献1によれば、開閉板は、通常の運転中は下部吸込口を全開にし、運転停止中やメンテナンスを行う場合などには必要に応じて下部吸込口を閉じる。
しかしながら、上記のような空調室内機では、調和空気の吹出角度を調整する風向調整羽根がスイングモード中に特定の下向き姿勢になったとき、調和空気が風向調整羽根を越えて吸込口に直に吸い込まれる現象、いわゆるショートサーキットが発生し、能力が著しく低下する。
本発明の課題は、風向調整羽根の揺動範囲に基づいて吸込口を開状態にするか否かを決定し、ショートサーキットを未然に防止する空調室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、少なくとも2つの吸込口と調和空気を吹き出す吹出口とが設けられている壁掛け式の空調室内機であって、本体ケーシングと、開閉板と、風向調整羽根と、制御部と、揺動範囲決定手段とを備えている。本体ケーシングは、吹出口よりも下方または後方に位置する第1吸込口と、吹出口よりも上方に位置する第2吸込口とを有している。開閉板は、第1吸込口を開閉する。風向調整羽根は、水平面に対する傾斜角度を変更して調和空気の吹出角度を調整する。制御部は、スイングモードが設定されている。スイングモードは、風向調整羽根の傾斜角度を自動で変更することによって風向調整羽根を揺動させるモードである。揺動範囲決定手段は、風向調整羽根の揺動範囲の選択または設定を行う。風向調整羽根の傾斜角度がとり得る範囲の中に、制御部が第1吸込口の開閉の判断を行うための閾値となる閾角度が設定されている。制御部は、スイングモードにおいて、閾角度が風向調整羽根の揺動範囲内にある場合には、開閉板を介して第1吸込口を閉じる。
通常、風向は段階的に切換可能であるので風向が下向きに切り換えられたとき、吹出口よりも下方または後方に第1吸込口がある空調室内機では、ショートサーキットが発生し易い。それゆえ、風向調整羽根の傾斜角度をそれ以上大きくするとショートサーキットを発生させてしまう閾角度を予め設定しておき、風向設定によって決定された風向調整羽根の傾斜角度が閾角度よりも大きくなる風向設定では、第1吸込口を閉じ、ショートサーキットを防止する。
ところが、スイングモードでは、風向調整羽根の傾斜角度が閾角度よりも大きくなったり小さくなったりするので、その都度、第1吸込口を開閉した場合、ユーザーに視覚的不快感を与えるだけでなく、開閉板の動作時の音による聴覚的不快感をも与える懸念がある。
しかしながら、この空調室内機では、制御部が、スイングモードにおいて、傾斜角度が予め設定されている閾角度となる位置が揺動範囲にある場合には、開閉板を介して第1吸込口を閉じるので、ショートサーキットを防止するだけでなく、ユーザーに視覚的不快感および聴覚的不快感を与えることも防止することができる。
また、メーカー側にとってマイナーチェンジ等によって風向調整羽根の揺動範囲の変更が必要な場合は、容易に変更することができる。さらに、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根の揺動範囲が適切でないような場合にはその揺動範囲を容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点に係る空調室内機であって、制御部は、風向モードとして、スイングモードとマニュアルモードとが切換可能に設定されている。マニュアルモードは、風向調整羽根の傾斜角度を使用者の選択する角度に維持するモードである。マニュアルモードでは、所定角度範囲内で風向調整羽根の傾斜角度の選択が可能である。閾角度は、その所定角度内に設定されている。制御部は、マニュアルモードにおいて選択された風向調整羽根の傾斜角度が閾角度を超えているときは、開閉板を介して第1吸込口を閉じる。
この空調室内機では、風向調整羽根の傾斜角度をそれ以上大きくするとショートサーキットを発生させてしまう閾角度を予め設定しておき、風向設定によって決定された風向調整羽根の傾斜角度が閾角度よりも大きくなる風向設定では、第1吸込口を閉じ、ショートサーキットを防止する。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第2観点に係る空調室内機であって、閾角度を設定する閾角度設定手段をさらに備えている。
この空調室内機では、メーカー側にとってマイナーチェンジ等によって風向調整羽根の閾角度の変更が必要な場合は、容易に設定値を変更することができる。
また、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根の閾角度が適切でないような場合にはその閾角度を容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
本発明の第観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る空調室内機であって、制御部が、風向調整羽根の揺動範囲が確定した後に、又は風向調整羽根の揺動動作が安定した後に第1吸込口を閉じる。
例えば、風向調整羽根の揺動範囲が確定しないまま、又は風向調整羽根の揺動動作が安定しないまま、開閉板が第1吸込口を閉じる動作に入った場合、その揺動範囲が確定するまで、又はその揺動動作が安定するまで開閉板の動作が繰り返されユーザーに不快感を与える。
しかし、この空調室内機では、風向調整羽根の揺動範囲が確定し、又はその揺動動作が安定した後に第1吸込口を閉じることによって、開閉板の不要な動作が省かれるので、ユーザーの不快感も解消される。
本発明の第観点に係る空調室内機は、第1観点から第観点のいずれか1つに係る空調室内機であって、閾角度が、風向調整羽根の傾斜角度のうち、第1吸込口が開状態のときに吹出口から吹き出された調和空気が風向調整羽根を越えて第1吸込口に直に吸い込まれる現象を発生させない下方限界の角度である。
この空調室内機では、制御部が、スイングモードにおいて、傾斜角度が予め設定されている閾角度となる位置が揺動範囲にある場合には、開閉板を介して第1吸込口を閉じるので、ショートサーキットを防止するだけでなく、ユーザーに視覚的不快感および聴覚的不快感を与えることも防止することができる。
本発明の第1観点又は第観点に係る空調室内機では、制御部が、スイングモードにおいて、傾斜角度が予め設定されている閾角度となる位置が揺動範囲にある場合には、開閉板を介して第1吸込口を閉じるので、ショートサーキットを防止するだけでなく、ユーザーに視覚的不快感および聴覚的不快感を与えることも防止することができる。
また、メーカー側にとってマイナーチェンジ等によって風向調整羽根の揺動範囲の変更が必要な場合は、容易に変更することができる。さらに、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根の揺動範囲が適切でないような場合にはその揺動範囲を容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
本発明の第2観点に係る空調室内機では、風向調整羽根の傾斜角度をそれ以上大きくするとショートサーキットを発生させてしまう閾角度を予め設定しておき、風向設定によって決定された風向調整羽根の傾斜角度が閾角度よりも大きくなる風向設定では、第1吸込口を閉じ、ショートサーキットを防止する。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、メーカー側にとってマイナーチェンジ等によって風向調整羽根の閾角度の変更が必要な場合は、容易に設定値を変更することができる。
また、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根の閾角度が適切でないような場合にはその閾角度を容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
本発明の第観点に係る空調室内機では、風向調整羽根の揺動範囲が確定し、又はその揺動動作が安定した後に第1吸込口を閉じることによって、開閉板の不要な動作が省かれるので、ユーザーの不快感も解消される。
運転時の空調室内機の斜視図。 図1における空調室内機の断面図。 空調室内機の制御ブロック図。 風向調整羽根の下向きの傾斜角度θが閾角度θsより大きいときの下部吸込口の周辺の断面図。 風向調整羽根の下向きの傾斜角度θが閾角度θsより小さいときの下部吸込口周辺の断面図。 スイングモードにおける下部吸込口の開閉制御の制御フローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空調室内機10の構成
図1は、運転時の空調室内機10の斜視図である。また、図2は、図1における空調室内機10の断面図である。図1及び図2において、空調室内機10には、本体ケーシング11、室内熱交換器13、室内ファン14、底フレーム16、及び制御部40が搭載されている。
(1−1)本体ケーシング11
本体ケーシング11は、天面部11a、前面パネル11b、背面板11c及び下部水平板11dを有し、内部に室内熱交換器13、室内ファン14、底フレーム16、フィルタ24、及び制御部40を収納している。
天面部11aは、本体ケーシング11の上部に位置し、天面部11aの前部には、上部吸込口12が設けられている。
前面パネル11bは空調室内機10の前面部を構成しており、吸込開口がない湾曲した形状を成している。また、前面パネル11bは、その上端が天面部11aに回動自在に支持され、ヒンジ式に動作することができる。
(1−2)フィルタ24
上部吸込口12と室内熱交換器13との間にはフィルタ24が配置されている。フィルタ24は、上部吸込口12から吸い込まれた空気に含まれる塵埃を除去する。なお、フィルタ24は、フィルタ自動清掃ユニット25に組み込まれた状態で本体ケーシング11に収納されている。
(1−3)室内熱交換器13
室内熱交換器13は、通過する空気との間で熱交換を行う。また、室内熱交換器13は、側面視において両端が下方に向いて屈曲する逆V字状の形状を成す。
(1−4)室内ファン14
図2において、室内ファン14は、室内熱交換器13の下方に位置する。室内ファン14は、クロスフローファンであり、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器13に当てて通過させた後、室内に吹き出す。室内ファン14および室内熱交換器13は、底フレーム16に取り付けられている。
(1−5)垂直風向調整板20
図1に示すように、垂直風向調整板20は、本体ケーシング11の吹出口15より奥側に配置されている。垂直風向調整板20は、複数の羽根片201と、複数の羽根片201を連結する連結棒203を有している。
複数枚の羽根片201は、連結棒203が吹出口15の長手方向に沿って水平往復移動することによって、その長手方向に対して垂直な状態を中心に左右に揺動する。なお、連結棒203は、ステッピングモータ(図示せず)によって水平往復移動する。
(1−6)風向調整羽根31
吹出口15が、本体ケーシング11の下部に設けられている。吹出口15には、吹出口15から吹き出される調和空気の方向を変更する風向調整羽根31が回動自在に取り付けられている。風向調整羽根31は、ステッピングモータ(図示せず)によって駆動し、調和空気の吹き出し方向を変更するだけでなく、吹出口15を開閉することもできる。風向調整羽根31は、傾斜角が異なる複数の姿勢をとることが可能である。
(1−7)コアンダ羽根32
また、吹出口15の近傍にはコアンダ羽根32が設けられている。コアンダ羽根32は、ステッピングモータ(図示せず)によって前後方向に傾斜した姿勢をとることが可能であり、運転停止時に前面パネル11bに設けられた収容部130に収容される。コアンダ羽根32は、傾斜角が異なる複数の姿勢をとることが可能である。
本実施形態の空調室内機10は、調和空気の吹き出し方向を制御する手段として、風向調整羽根31のみを回動させて調和空気の吹き出し方向を調整する通常吹出モードと、風向調整羽根31及びコアンダ羽根32を回動させてコアンダ効果によって調和空気をコアンダ羽根32の外側面32aに沿わせたコアンダ気流にして調整するコアンダ効果利用モードとを有している。
なお、コアンダ(効果)とは、気体や液体の流れのそばに壁があると、流れの方向と壁の方向とが異なっていても、壁面に沿った方向に流れようとする現象である(朝倉書店「法則の辞典」)。
(1−8)吹出流路18と吸込流路22
また、吹出口15は、吹出流路18によって本体ケーシング11の内部と繋がっている。吹出流路18は、吹出口15から底フレーム16のスクロール17に沿って形成されている。
室内空気は、室内ファン14の稼動によって上部吸込口12、室内熱交換器13を経て室内ファン14に吸い込まれ、室内ファン14から吹出流路18を経て吹出口15から吹き出される。
さらに本体ケーシング11の下面部には、下部吸込口21が吹出口15よりも壁側に設けられている。下部吸込口21は、吸込流路22によって本体ケーシング11の内部と繋がっており、吸込流路22は下部吸込口21からスクロール17に沿って形成されている。つまり、吸込流路22は、スクロール17を挟んで吹出流路18と隣接している。
開閉板29が開状態のとき、下部吸込口21近傍の室内空気は、室内ファン14の稼動によって下部吸込口21、吸込流路22、フィルタ24及び室内熱交換器13を経て室内ファン14に吸い込まれ、室内ファン14から吹出流路18を経て吹出口15から吹き出される。
(1−9)制御部40
図3は、空調室内機10の制御ブロック図である。図3において、制御部40は、CPU41とメモリ42とを搭載している。制御部40は、垂直風向調整板20のステッピングモータ208、風向調整羽根31のステッピングモータ318、コアンダ羽根32のステッピングモータ328、及び開閉板29のステッピングモータ308に接続されている。
また、制御部40は、遠隔操作装置(以下「リモコン45」とよぶ)と赤外線信号の送受信を行う。ユーザーは、制御部40に対しリモコン45を介して風向設定、閾角度設定、及びスイング範囲設定などの指令を送信することができる。それゆえ、リモコン45には、風向設定部451、閾角度設定部453、及びスイング範囲設定部455が設けられている。
制御部40では、風向調整羽根31の動作モードとして、スイングモードとマニュアルモードとが切換可能に設定されており、風向設定部451によって切り換えることができる。なお、スイングモードとは、風向調整羽根31の水平面に対する傾斜角度を自動で変更することによって風向調整羽根31を揺動させるモードである。マニュアルモードとは、風向調整羽根31の水平面に対する傾斜角度を使用者の選択する角度に維持するモードである。
(2)細部構成
(2―1)下部吸込口21の開閉機構30
図4Aは、風向調整羽根31の下向きの傾斜角度θが閾角度θsより大きいときの下部吸込口21周辺の断面図である。また、図4Bは、風向調整羽根31の下向きの傾斜角度θが閾角度θsより小さいときの下部吸込口21周辺の断面図である。
図4Aにおいて、下部吸込口21には、開閉機構30が設置されている。開閉機構30は、回動式の開閉板29と、その開閉板29を回動させるステッピングモータ308を含む。
開閉板29は、下部吸込口21の開口に嵌り込んで下部吸込口21を塞ぐことができる大きさである。開閉板29の回動軸307は下部吸込口21の長手方向両端部の上方に位置している。開閉板29と回動軸307とは、ヒンジリンク309とで連結されている。
また、開閉板29が下部吸込口21を閉じる閉位置において、回動軸307は開閉板29の上方で且つ開閉板29の幅方向の中央よりも吹出口15寄りに位置している。それゆえ、回動軸307が図4AにおいてCW方向に90°回動することによって、開閉板29は、その外面が下部吸込口21の前方縁(吹出口15に近い側の縁)に近接した鉛直姿勢となる。
その結果、図4Bに示すように、開閉板29は下部吸込口21から鉛直下方へ僅かに突出した状態となる。その突出寸法は、開閉板29の幅方向寸法の半分以下が好ましい。なぜなら、空調室内機10の取り付け位置がカーテンレールの真上にあるような場合、開閉板29の突出寸法が長過ぎるとカーテンレールと干渉するからである。
この場合、開閉板29の突出寸法が短いので、吹出口15から下部吸込口21の方向に流れ出た気流の遮断が不十分となり、ショートサーキットが発生する可能性がある。それゆえ、風向調整羽根31の傾斜角度θが下向きに閾角度θsより大きい場合には、下部吸込口21を閉じる制御によって、ショートサーキットを未然に防止する。つまり、閾角度θsは、風向調整羽根31の傾斜角度θのうち、ショートサーキットを発生させない下向きの限界角度と言える。
ここで、ショートサーキットとは、下部吸込口21が開状態のときに吹出口15から吹き出された調和空気が風向調整羽根31を越えて下部吸込口21に直に吸い込まれる現象をいう。
本実施形態では、断面が円弧形状の風向調整羽根31を採用しているので、風向調整羽根31の水平面に対する傾斜角度θを認定する際には、図4A及び図4Bに示すように、風向調整羽根31の上面前端Fと上面後端Rとを結んだ直線と水平面との角度をもって傾斜角度θとしている。
(2−2)リモコン45の風向設定部451
風向設定部451は、風向モードをマニュアルモード及びスイングモードのいずれか一方を選択させる構成になっている。さらに、マニュアルモードを選択した場合、所定角度範囲内で風向調整羽根31の傾斜角度θの選択が可能である。
例えば、風向調整羽根31がスイングモードで動作中に、使用者が風向モードをマニュアルモードへ切り換えた場合、風向調整羽根31はその切り換え操作直後の傾斜角度θで停止し、使用者が風向設定をしなければその傾斜角度θはそのまま維持される。
さらに、風向は段階的に切換可能であり、例えば上向きから下向きへ5段階の風向設定が可能である。したがって、使用者が風向モードをマニュアルモードへ切り換えた場合、風向調整羽根31はその切り換え操作直後の傾斜角度θで停止するが、使用者が5段階の風向から一の風向を選択することによってその風向に設定維持される。
なお、閾角度θsは、上記所定角度範囲内に設定されており、ショートサーキット防止のため、制御部40が下部吸込口21の開閉の判断を行うための閾値となる。
(2−3)リモコン45の閾角度設定部453
制御部40では、風向調整羽根31の水平面に対する傾斜角度のうち、ショートサーキットを発生させない下方限界の角度である閾角度θsの設定が可能であり、閾角度設定部453(図3参照)によって設定することができる。
この閾角度θsは、空調室内機10の機種によっては異なることがあるので、空調室内機10が工場出荷される際に設定される。それゆえ、メーカー側がマイナーチェンジ等によって風向調整羽根31の閾角度θsの変更が必要な場合は、容易に設定値を変更することができる。
また、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機10の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根31の閾角度θsが適切でないような場合にはその閾角度θsを容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
(2−4)リモコン45のスイング範囲設定部455
また、制御部40では、風向調整羽根31のスイングモードにおけるスイング範囲を設定が可能であり、スイング範囲設定部455によって設定することができる。
スイング範囲は、空調室内機10の機種によっては異なることがあるので、空調室内機10が工場出荷される際に設定される。それゆえ、メーカー側にとってマイナーチェンジ等によって風向調整羽根31のスイング範囲の変更が必要な場合には、容易にそれを変更することができる。
また、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機10の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根31のスイング範囲が適切でないような場合にはそのスイング範囲を容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
(3)下部吸込口21の開閉制御
(3−1)マニュアルモードによる風向設定時の下部吸込口21の開閉制御
例えば、ユーザーがリモコン45の風向設定部451を介して風向調整羽根31の傾斜角度θを変更し、変更後の傾斜角度θを確定したとき、その確定後の傾斜角度θが下向きに閾角度θsより大きかった場合、制御部40は、開閉板29を介して下部吸込口21を閉じて、ショートサーキットの発生を防止する。
逆に、ユーザーがリモコン45の風向設定部451を介して風向調整羽根31の傾斜角度θを変更し、変更後の傾斜角度θを確定したとき、その確定後の傾斜角度θが閾角度θsより小さくなった場合、制御部40は、ショートサーキットの発生はないと判断して、閉じていた下部吸込口21を開ける。
但し、制御部40が、開閉板29を介して下部吸込口21を開閉するのは、風向調整羽根31の傾斜角度θへの動作が完了した後である。なぜなら、ユーザーが風向調整羽根31による風向設定を繰り返している間は、風向調整羽根31の姿勢(傾斜角度)は確定しておらず、風向調整羽根31の姿勢が確定しないまま、開閉板29が下部吸込口21を閉じる動作に入った場合、風向が設定される毎に開閉板29の動作が繰り返され、ユーザーに不快感を与えるからである。しかし、風向調整羽根31の動作が完了した後に開閉板29が下部吸込口21を開閉する動作に入ることによって、開閉板29の不要な動作が省かれるので、ユーザーの不快感も解消される。
なお、制御部40は、ステッピングモータ318へ入力するパルス数および/又はステッピングモータ318の励磁状態に基づいて風向調整羽根31の動作が完了したか否かを判定している。ステッピングモータ318には、風向調整羽根31が現在位置から狙いの傾斜角度θとなる位置までに相当する目標パルスが入力されるので、入力パルス数が目標パルスに到達するまでの間は風向調整羽根31の動作が完了しない。したがって、ステッピングモータ318への入力パルス数に基づいて風向調整羽根31の動作の完了を合理的に判定することができる。
また、ステッピングモータ318にパルスが入力されている間は、ステッピングモータ318は励磁状態であるので、励磁状態であるか否かによっても風向調整羽根31の動作完了を合理的に判定するができる。
(3−2)スイングモードにおける下部吸込口21の開閉制御
スイングモードでは、風向調整羽根31の傾斜角度θが閾角度θsよりも大きくなったり小さくなったりするので、その都度、開閉板29が下部吸込口21を開閉した場合、ユーザーに視覚的不快感を与えるだけでなく、開閉板29の動作時の音による聴覚的不快感をも与える懸念がある。
そこで、本実施形態では、ユーザーがリモコン45の風向設定部451を介してスイングモードに設定したとき、風向調整羽根31の傾斜角度θが閾角度θsとなる位置がスイング範囲にある場合には、制御部40は風向調整羽根31の確定した或いは安定したスイング動作を検知した後に、開閉板29を介して下部吸込口21を閉じるようにし、その後に正規のスイングモードを実行するようにしている。以下、フローチャートを用いて、その詳細を説明する。
図5は、スイングモードにおける下部吸込口21の開閉制御の制御フローチャートである。図5において、制御部40は、ステップS1で「スイングモードの設定指令があるか否か」を判定し、スイングモードの設定指令があるときはステップS2へ進み、スイングモードの設定指令がないときは待機して、「スイングモードの設定指令があるか否か」の判定を継続する。
次に、制御部40は、ステップS2で「風向調整羽根31の閾位置(傾斜角度θが閾角度θsとなる位置)が揺動範囲(スイング範囲)内であるか否か」を判定し、閾位置がスイング範囲内であるときはステップS3へ進み、閾位置がスイング範囲内でないときはステップS4へ進む。
制御部40は、ステップS3で開閉板29を介して下部吸込口21を閉じる。これによって、風向調整羽根31の傾斜角度θが閾角度θsよりも大きくなったり小さくなったりしても、その都度、開閉板29が下部吸込口21を開閉することはなく、ユーザーに視覚的不快感および聴覚的不快感を与えることがない。
なお、制御部40がステップS2で「閾位置がスイング範囲内でない」と判定してステップS4へ進んだ場合は、ステップS4において開閉板29を介して下部吸込口21を開ける、或いは、当初から開いている場合はそのまま開状態を維持する。なぜなら、風向調整羽根31の傾斜角度θが閾角度θsよりも大きくなることがないので、下部吸込口21を開状態に維持していても、ショートサーキットが発生しないからである。
最後に、制御部40は、ステップS5においてスイングモードを実行する。
(4)下部吸込口21の開閉制御の具体例
(4−1)具体例A
例えば、空調室内機10の据え付け位置の下方に家具があり、吹き出された調和空気の方向がその家具によって偏向され、風向調整羽根31が予め設定されていた閾角度θsに到達する前にショートサーキットが発生するような場合、閾角度θsがそのまま維持されることは適切でない。そのような場合、サービスパーソンは、閾角度設定部453を介して閾角度θsを初期設定知よりも小さい値に設定することができる。したがって、変更後の閾角度θsにおける風向調整羽根31は、変更前に比べて上向きとなる。
空調室内機10の据え付け後、ユーザーは何も知らずにマニュアルモードで風向調整羽根31の傾斜角度θを変更後の閾角度θsより大きく設定し、吹き出された調和空気の方向が家具によって偏向されてショートサーキットを引き起こしそうな状態になっても、下部吸込口21が閉じるので、ショートサーキットの発生は回避される。
他方、閾角度θsの変更の影響として、変更前は閾位置(風向調整羽根31の傾斜角度θが閾角度θsとなる位置)が風向調整羽根31のスイングモードのスイング範囲内に入っていなかったのに対し、変更後は閾位置が風向調整羽根31のスイング範囲内に入ってしまい、風向調整羽根31が閾位置を超えて下向きになっているにも拘わらず下部吸込口21が開いたままになる、という不都合な事態が想定される。
しかしながら、上記ステップS1〜S5の制御が行われることによって、制御部40が、スイングモードにおいて閾位置が風向調整羽根31のスイング範囲にある場合には、開閉板29を介して下部吸込口21を閉じる。よって、上記のような不都合な事態が回避される。
(4−2)具体例B
例えば、空調室内機10の据え付け位置が標準よりも高位置になったため、予め設定されていた風向調整羽根31のスイング範囲では空調室内機10の下方から前下方にかけて広範囲に調和空気が届かない状態になるような場合、スイング範囲がそのまま維持されることは適切でない。そのような場合、サービスパーソンは、スイング範囲設定部455を介してスイング範囲を初期設定知よりも広く、つまり、下向きにより大きく設定することができる。
他方、スイング範囲の変更の影響として、変更前は閾位置が風向調整羽根31のスイング範囲内に入っていなかったのに対し、変更後は閾位置が風向調整羽根31のスイング範囲内に入ってしまい、風向調整羽根31が閾位置を超えて下向きになっているにも拘わらず下部吸込口21が開いたままになる、という不都合な事態が想定される。
しかしながら、上記ステップS1〜S5の制御が行われることによって、制御部40が、スイングモードにおいて閾位置が風向調整羽根31のスイング範囲にある場合には、開閉板29を介して下部吸込口21を閉じる。よって、上記のような不都合な事態が回避される。
(5)特徴
(5−1)
以上のように、空調室内機10では、制御部40が、スイングモードにおいて閾位置(風向調整羽根31の傾斜角度θが閾角度θsとなる位置)が風向調整羽根31のスイング範囲にある場合には、開閉板29を介して下部吸込口21を閉じるので、ショートサーキットを防止することができる。
また、風向調整羽根31が閾位置を挟んでスイングするたびに開閉板29が下部吸込口21を開閉する事態を回避することができるので、ユーザーに視覚的不快感および聴覚的不快感を与えることも防止することができる。
(5−2)
風向調整羽根31のスイング範囲が確定しないまま、又は風向調整羽根31のスイング動作が安定しないまま、開閉板29が下部吸込口21を閉じる動作に入った場合、そのスイング範囲が確定するまで、又はそのスイング動作が安定するまで開閉板29の動作が繰り返されるが、制御部40は、風向調整羽根31のスイング範囲が確定した後に、又は風向調整羽根31のスイング動作が安定した後に下部吸込口21を閉じるので、開閉板29の不要な動作が省かれ、ユーザーに不快感を与えることもない。
(5−3)
制御部40では、風向調整羽根31の水平面に対する傾斜角度θのうち、ショートサーキットを発生させない下方限界の角度である閾角度θsの設定が可能であり、閾角度設定部453によって設定することができる。
それゆえ、メーカー側がマイナーチェンジ等によって風向調整羽根31の閾角度θsの変更が必要な場合は、容易に設定値を変更することができる。
また、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機10の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根31の閾角度θsが適切でないような場合にはその閾角度θsを容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
(5−4)
制御部40では、風向調整羽根31のスイングモードにおけるスイング範囲を設定が可能であり、スイング範囲設定部455によって設定することができる。
それゆえ、メーカー側にとってマイナーチェンジ等によって風向調整羽根31のスイング範囲の変更が必要な場合には、容易にそれを変更することができる。
また、サービスパーソンまたはユーザー側にとっても、空調室内機10の据え付け位置によって予め設定されていた風向調整羽根31のスイング範囲が適切でないような場合にはそのスイング範囲を容易に変更することができるので、使い勝手がよい。
以上のように、本願発明は、複数の吸込口を有し、少なくとも1つの吸込口が吹出口の下方または後方に吸込口が設けられている空調室内機に有用である。
10 空調室内機
11 ケーシング
12 上部吸込口(第2吸込口)
21 下部吸込口(第1吸込口)
29 開閉板
31 風向調整羽根
40 制御部
453 閾角度設定部(閾角度設定手段)
455 スイング範囲設定部(揺動範囲設定部)
特開2001−116346号公報

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの吸込口と調和空気を吹き出す吹出口とが設けられている壁掛け式の空調室内機であって、
    前記吹出口よりも下方または後方に位置する第1吸込口(21)と、前記吹出口よりも上方に位置する第2吸込口(12)とを有する本体ケーシング(11)と、
    前記第1吸込口(21)を開閉する開閉板(29)と、
    水平面に対する傾斜角度を変更して前記調和空気の吹出角度を調整する風向調整羽根(31)と、
    前記傾斜角度を自動で変更することによって前記風向調整羽根(31)を揺動させるスイングモードが設定されている制御部(40)と、
    前記風向調整羽根(31)の揺動範囲の選択または設定を行う揺動範囲決定手段と、
    を備え、
    前記風向調整羽根(31)の前記傾斜角度がとり得る範囲の中に、前記制御部(40)が前記第1吸込口(21)の開閉の判断を行うための閾値となる閾角度が設定されており、
    前記制御部(40)は、前記スイングモードにおいて、前記閾角度が前記風向調整羽根(31)の揺動範囲内にある場合には、前記開閉板(29)を介して前記第1吸込口(21)を閉じる、
    空調室内機(10)。
  2. 前記制御部(40)は、風向モードとして、前記スイングモードと、前記風向調整羽根(31)の前記傾斜角度を使用者の選択する角度に維持するマニュアルモードとが切換可能に設定されており、
    前記マニュアルモードでは、所定角度範囲内で前記風向調整羽根(31)の前記傾斜角度の選択が可能であり、
    前記閾角度は、前記所定角度内に設定されており、
    前記制御部(40)は、前記マニュアルモードにおいて選択された前記風向調整羽根(31)の前記傾斜角度が前記閾角度を超えているときは、前記開閉板(29)を介して前記第1吸込口(21)を閉じる、
    請求項1に記載の空調室内機(10)。
  3. 前記閾角度を設定する閾角度設定手段をさらに備える、
    請求項2に記載の空調室内機(10)。
  4. 前記制御部(40)は、前記風向調整羽根(31)の前記揺動範囲が確定した後に、又は前記風向調整羽根(31)の揺動動作が安定した後に前記第1吸込口(21)を閉じる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。
  5. 前記閾角度は、前記風向調整羽根(31)の前記傾斜角度のうち、前記第1吸込口(21)が開状態のときに前記吹出口から吹き出された前記調和空気が前記風向調整羽根(31)を越えて前記第1吸込口(21)に直に吸い込まれる現象を発生させない下方限界の角度である、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の空調室内機(2)。
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