JP6155531B2 - 光通信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に搭載される光通信モジュールに関する。
従来、光信号の送信または受信には、光トランシーバとも呼ばれる光通信モジュールが用いられている。光通信モジュールは基板上に搭載され、例えば、他の通信機器に対して、光ファイバーケーブルを介して光信号を送信および/または受信するようになっている。光通信モジュールは、半導体光素子(発光素子および/または受光素子)と、当該半導体光素子に電気的に接続された電子部品(発光駆動ICおよび/または光信号増幅IC)とを備えたものがある。光通信モジュールを形成する半導体光素子および電子部品は、駆動時において発熱する発熱体であり、当該発熱体が発生する熱を効率良く放熱し得る構造が、光通信モジュールの長寿命化および信頼性の向上を図る上で必要な条件となる。
このような光通信モジュールの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された光トランシーバ(光通信モジュール)は、発熱体であるレーザダイオード(発光素子)およびフォトダイオード(受光素子)を備えている。そして、レーザダイオードやフォトダイオードを囲うようにして設けられる保持フレームに放熱孔を形成し、当該放熱孔からレーザダイオードやフォトダイオードが発生する熱を放熱するようにしている(放熱構造A)。
さらに、特許文献1に記載された光トランシーバは、当該光トランシーバを構成する機器側コネクタ、つまりケーブル側コネクタが接続される部品を基板に固定するために、金属製のコネクタカバーを備えている。そして、特許文献1には、コネクタカバーをレーザダイオードやフォトダイオードに直接接触させたり、あるいはコネクタカバーの内側に棒状の伝熱部を形成して当該伝熱部をレーザダイオードやフォトダイオードに接触させたりすることで、発熱体の放熱効率を向上させる点も記載されている(放熱構造B)。
特開2012−247616号公報(図3,4)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された光通信モジュールにおいては、放熱孔がコネクタカバーで覆われている。このため、保持フレームに形成された放熱孔(放熱構造A)のみでは、十分な放熱効果が得られなかった。
また、コネクタカバーをレーザダイオードやフォトダイオードに接触させる放熱構造Bによれば、放熱構造Aよりも放熱効率が良くなる。しかし、発熱体であるレーザダイオードやフォトダイオードを囲うようにして保持フレームおよびコネクタカバーの2つの部材が設けられている。
本発明の目的は、部品点数の増加を抑えつつ、発熱体が発生する熱をより効率良く放熱し得る光通信モジュールを提供することにある。
本発明の一態様では、基板上に搭載される光通信モジュールであって、光信号を発光または受光する半導体光素子と、前記半導体光素子に電気的に接続される電子部品と、前記半導体光素子に対向して設けられ、前記半導体光素子からの光信号、または前記半導体光素子への光信号の光路を略90°変換する光学ブロックと、前記光学ブロックを保持しつつ、前記電子部品に熱的に接触される金属製のブロックホルダと、を備える。
本発明の他の態様では、前記ブロックホルダに、前記基板に対して垂直方向に延びる放熱フィンが一体に設けられる。
本発明の他の態様では、前記放熱フィンに、当該放熱フィンの表面積を増加させる切欠部または孔部のうちの少なくともいずれか一方が設けられる。
本発明の他の態様では、前記電子部品と前記ブロックホルダとの間に、可撓性を有する熱伝導性シートが設けられる。
本発明の他の態様では、前記光学ブロックと前記ブロックホルダとの間の一部に、熱伝導率が金属よりも小さな接着剤が介在される。
本発明によれば、光学ブロックを保持しつつ、電子部品に熱的に接触される金属製のブロックホルダを備えるので、発熱体である電子部品が発生する熱を、ブロックホルダを介して放熱することができる。ブロックホルダは、電子部品の配置部分から光学ブロックの配置部分に延在されるため、ブロックホルダの表面積を比較的大きくして、ひいては放熱効率を向上させることができる。また、ブロックホルダ単体で、光学ブロックの保持機能および電子部品の放熱機能の双方を有するため、放熱構造のために部品点数を増加させることが無い。
実施の形態1に係る光通信モジュールを示す平面図である。 図1の矢印A方向から見たブロックホルダ周辺の部分拡大図である。 図1のB−B線に沿う断面を部分的に拡大した斜視図である。 実施の形態2に係る光通信モジュールの図3に対応した斜視図である。 実施の形態3に係る光通信モジュールの図3に対応した斜視図である。 実施の形態4に係る光通信モジュールの図3に対応した斜視図である。
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて詳細に説明する。
図1は実施の形態1に係る光通信モジュールを示す平面図を、図2は図1の矢印A方向から見たブロックホルダ周辺の部分拡大図を、図3は図1のB−B線に沿う断面を部分的に拡大した斜視図をそれぞれ示している。
図1ないし図3に示すように、実施の形態1に係る光通信モジュール10は、多層基板11上に搭載されている。多層基板11は本発明における基板を構成しており、例えば、ガラス繊維製の布を積層してエポキシ樹脂(epoxy resin)を含浸させてなる一対の絶縁層12,13を備えている。また、各絶縁層12,13の間には、黄銅等の導電性に優れた導電体よりなる内層14が配置されている。さらに、一方の絶縁層12の表面には、プリント配線15が形成されている。
ここで、図1および図3に示すように、絶縁層12の一部がくり抜かれており、当該くり抜かれた部分からは内層14の一部が外部に露出されている。なお、プリント配線15と内層14とは、図示しない貫通ビア(through hole via)を介して互いに電気的に接続されている。
多層基板11上に搭載された光通信モジュール10は、半導体光素子としての垂直共振器面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)20を備えている。垂直共振器面発光レーザ20はVCSEL(ビクセル)とも呼ばれ、発光素子として機能するもので、図3に示すように内層14の外部に露出された部分に実装されている。
垂直共振器面発光レーザ20は、絶縁層12のプリント配線15上に実装された発光駆動IC(Integrated Circuit)21によって駆動されるようになっている。具体的には、垂直共振器面発光レーザ20は複数の発光素子を集積することでVCSELアレイとされ、発光駆動IC21からの駆動電流によって、単波長の光信号を同時にあるいは所定のタイミングで発光するようになっている。ここで、発光駆動IC21は、本発明における電子部品を構成しており、当該発光駆動IC21と垂直共振器面発光レーザ20とは、プリント配線15,貫通ビアおよび内層14を介して、互いに電気的に接続されている。
このように、本実施の形態においては、本発明における半導体光素子として、発光する垂直共振器面発光レーザ20を採用しつつ、本発明における電子部品として、垂直共振器面発光レーザ20を駆動する発光駆動IC21を採用している。ただし、本発明における半導体光素子としては、受光する受光素子、例えばフォトダイオード(Photodiode)であっても良く、この場合の電子部品としては、フォトダイオードからの電気信号(光信号)を増幅する光信号増幅ICを採用するようにする。
多層基板11の垂直方向に沿う垂直共振器面発光レーザ20の近傍、つまり、垂直共振器面発光レーザ20の上方側には、垂直共振器面発光レーザ20からの光信号を反射させる光学ブロック22が設けられている。この光学ブロック22は、透明な樹脂材料あるいはガラス材料により略直方体形状に形成されており、垂直共振器面発光レーザ20の発光方向(多層基板11の垂直方向)に対向して配置されている。
光学ブロック22の本体部22aには、傾斜凹部22bが一体に設けられている。この傾斜凹部22bは、本体部22aの垂直共振器面発光レーザ20側に向けて窪んでおり、垂直共振器面発光レーザ20からの光信号を全反射させ、垂直共振器面発光レーザ20からの出射光の光軸を略90°変換する反射面22cを有している。ここで90°からのずれ量は角度ずれとなり、角度ずれに伴う光結合損失、この場合は垂直共振器面発光レーザ20と光ケーブルCBの光結合損失増加となる。この光結合損失が許容される量となる角度ずれΔの範囲であれば良い。従って垂直共振器面発光レーザ20からの出射光の光軸を90°±Δの範囲で変換するように反射面22cが形成されている。これにより、図2の破線矢印(光路)に示すように、垂直共振器面発光レーザ20からの光信号は、光学ブロック22の内部を通過して反射面22cにより略90°の角度で反射され、多層基板11の水平方向に出力される。ここで、反射面22cによる光信号の反射率をより良好なものとするために、反射面22cにAuなどの金属膜を装着するようにしても良い。
光学ブロック22の光信号が出力される側(図3中左側)には、出力凹部22dが形成されている。この出力凹部22dには、複数のレンズ(図示せず)が並んで設けられ、これらのレンズは、反射面22cにより反射された光信号を平行光線にするコリメーター(collimator)として機能するようになっている。
ここで、傾斜凹部22bおよび出力凹部22dの幅寸法は、垂直共振器面発光レーザ20の大きさによって決定される。つまり、垂直共振器面発光レーザ20の長手方向寸法に比例して、光学ブロック22の長さ寸法も長くなる。このように、光学ブロック22は、垂直共振器面発光レーザ20の専用部品となっている。よって、光学ブロックは、垂直共振器面発光レーザの仕様(長手方向寸法)に合わせて適宜準備されるようになっている。
光学ブロック22の出力凹部22dの両脇には、一対のガイドピン22eが一体に設けられている。これらのガイドピン22eは、出力凹部22dの各レンズから出力される光信号の進行方向に向けて突出されている。各ガイドピン22eの先端部分は先細り形状となっており、図1の二点鎖線矢印Cの方向に光コネクタCNを移動させた際に、当該光コネクタCNの各ガイド穴Gに挿入され易くなっている。つまり、光コネクタCNの各ガイド穴Gに各ガイドピン22eを挿入することで、光コネクタCNを光学ブロック22に対して精度良く接続できるようになっている。
これにより、光コネクタCNに固定された複数本の光ケーブルCBの末端を、光学ブロック22の各レンズに高精度で対向させて、ひいては接続損失の発生を抑制している。なお、光コネクタCNと光学ブロック22とは、ロック爪あるいは接続クリップ(いずれも図示せず)等の接続手段によって、互いに抜け止めされた状態で接続される。
光学ブロック22の多層基板11側には、当該光学ブロック22を多層基板11上に固定するための、複数の固定脚22fが一体に設けられている。各固定脚22fは、多層基板11側に向けて突出されており、多層基板11上に接着剤等(図示せず)により固定される。ここで、光学ブロック22は、垂直共振器面発光レーザ20に対して調芯した後に、各固定脚22fを介して多層基板11上に接着固定される。そのため、光学ブロック22や垂直共振器面発光レーザ20等の各部品の寸法公差を気にすること無く、光学ブロック22を垂直共振器面発光レーザ20に対して、ずれることなく精度良く位置決めすることができる。
光学ブロック22には一対の保持壁22gが光ケーブルCBの光軸と平行となるように形成されている。これらの保持壁22gは、多層基板11の垂直方向に広がる平面を形成し、更に、それぞれの保持壁22gに沿って設けられた接着剤BO(図中クロスハッチングの部分)を介して、後述するブロックホルダ23の各保持腕23aによって、保持されるようになっている。
光通信モジュール10は、金属製のブロックホルダ23を備えている。このブロックホルダ23は、光学ブロック22を保持するとともに、発光駆動IC21に熱伝導可能に(熱的に)接触されるようになっている。ブロックホルダ23は、例えば、熱伝導性に優れた銅(Cu)やアルミニウム(Al)よりなる板材を、プレス加工等することで所定形状に形成されている。このように、ブロックホルダ23は、光学ブロック22を保持する機能に加えて、発熱体である発光駆動IC21が発生する熱を放熱する機能を備えている。ここで、垂直共振器面発光レーザ20の発熱量よりも、発光駆動IC21の発熱量の方が大きくなっている。
ブロックホルダ23は、図1に示すように、平面視で略U字形状に形成されており、一対の保持腕23aと、これらの保持腕23aの間に設けられる本体部23bとを備えている。各保持腕23aは光学ブロック22の短手方向(図1中左右方向)に延び、本体部23bは光学ブロック22の長手方向(図1中上下方向)に延びている。
各保持腕23aは、光学ブロック22の保持壁22gに対して略平行に配置されており、これらの保持腕23aは各保持壁22gとそれぞれ対向している。そして、各保持腕23aは光学ブロック22の保持壁22gに沿って延設され、接着剤BOを介して各保持壁22gに接着されている。また、各保持腕23aの多層基板11側には、ブロックホルダ23を多層基板11上に固定するための固定脚23c(図2参照)がそれぞれ一体に設けられている。各固定脚23cは、多層基板11側に向けて突出されており、多層基板11上に接着剤等(図示せず)により固定される。このように、ブロックホルダ23は、各保持腕23aおよび各固定脚23cの4箇所において、光学ブロック22および多層基板11のそれぞれに接着固定されるので、ブロックホルダ23を発光駆動IC21に対してガタつき無く固定することができる。
本体部23bには、光学ブロック22側(図1中左側)に向けて屈曲された接触片23dが一体に設けられ、この接触片23dは、サーマルシート(熱伝導性シート)24を介して発光駆動IC21に接触されている。つまり、ブロックホルダ23は、接触片23dを介して熱伝導可能に発光駆動IC21に接触されている。このように、ブロックホルダ23は、発光駆動IC21の配置部分から光学ブロック22の配置部分に延在して設けられるため、ブロックホルダ23の表面積を比較的大きく取ることができ、これにより放熱効率を向上させている。
図3に示すように、ブロックホルダ23の多層基板11側とは反対側には、図中一点鎖線を境界として、発光駆動IC21を搭載する多層基板11の面に対して垂直方向に延びる放熱フィン23eが一体に設けられている。この放熱フィン23eは、各保持腕23aおよび本体部23bのそれぞれに対応して設けられ、ブロックホルダ23の表面積をさらに増加させる役割を果たしている。つまり、放熱フィン23eを設けることで、ブロックホルダ23による発光駆動IC21の放熱効率をさらに向上させている。ここで、放熱フィン23eは、多層基板11の水平方向に延ばすことも可能であるが、本実施の形態においては、放熱フィン23eを多層基板11の垂直方向に延ばしている。これにより、多層基板11に対する他の電子部品の実装面積が小さくなるのを抑制している。
光学ブロック22と接触片23dとの間には、離間寸法L1の間隙S1が形成されており、これにより、発光駆動IC21に熱的に接触されて高温になり得る接触片23dによる光学ブロック22の熱変形(溶融等)が防止される。また、接触片23dが設けられる部分の放熱フィン23eと、光学ブロック22との間には、離間寸法L2の間隙S2が形成されている。ここで、離間寸法L2の方が離間寸法L1よりも大きい寸法に設定されている(L2>L1)。
これにより、図2の破線矢印に示すように、発光駆動IC21が発生する熱の経路(熱経路)を、光学ブロック22から遠ざけることができ、これによっても、発光駆動IC21の熱による光学ブロック22の熱変形を防止して、光学ブロック22を確実に保護することができる。
ここで、ブロックホルダ23の各保持腕23aと、光学ブロック22の各保持壁22gとの間に介在される接着剤BOとしては、金属(鉄等)の熱伝導率(80W/m・k以上)よりも遙かに小さい熱伝導率のエポキシ樹脂(0.2〜0.4W/m・k)を採用している。これにより、各保持腕23aから各保持壁22gへの熱の伝達を抑制して、光学ブロック22の熱変形をより確実に防止している。
また、ブロックホルダ23と発光駆動IC21との間に設けられ、両者を熱伝導可能に接触させるサーマルシート24としては、ブロックホルダ23と発光駆動IC21との双方に密着するよう、例えば、可撓性を有するシリコーン製(silicone)の放熱シートを採用している。これにより、発光駆動IC21の熱が効率良くブロックホルダ23に伝達されて、ひいては発光駆動IC21が過熱して損傷するのをより確実に防止している。ただし、サーマルシート24の厚み寸法は、ブロックホルダ23と発光駆動IC21との双方に密着できるのであれば、熱抵抗の上昇を抑えるためにも可能な限り薄い厚み寸法の方が良い。
ここで、多層基板11に対する光学ブロック22およびブロックホルダ23の組み立て手順について説明する。なお、光通信モジュール10は、垂直共振器面発光レーザ20,発光駆動IC21,光学ブロック22,ブロックホルダ23およびサーマルシート24から構成されている。
まず、垂直共振器面発光レーザ20および発光駆動IC21が実装された多層基板11を準備する。そして、発光駆動IC21とブロックホルダ23の接触片23dとの間にサーマルシート24を配置しつつ、ブロックホルダ23の各固定脚23cを、接着剤等により多層基板11上の所定箇所に固定する。このとき、熱伝達を良好なものとするために、サーマルシート24を押し潰すようにして弾性変形させ、これによりサーマルシート24を発光駆動IC21とブロックホルダ23との双方に密着させる。
次いで、光学ブロック22の各固定脚22fを、接着剤等により多層基板11上の所定箇所に固定する。このとき、垂直共振器面発光レーザ20を発光させて反射光量が所定の光路に伝送されているかをモニタしつつ、光学ブロック22の位置調整を行うようにする。その後、光学ブロック22の各保持壁22gと、ブロックホルダ23の各保持腕23aとの間の一部に、所定量の接着剤BOを充填し、光学ブロック22をブロックホルダ23に保持させるようにする。これにより、多層基板11に対する光学ブロック22およびブロックホルダ23の組み立てが完了する。
以上詳述したように、実施の形態1に係る光通信モジュール10によれば、光学ブロック22を保持しつつ、発光駆動IC21に熱的に接触される金属製のブロックホルダ23を備えるので、発熱体である発光駆動IC21が発生する熱を、ブロックホルダ23を介して放熱することができる。
ブロックホルダ23は、発光駆動IC21の配置部分から光学ブロック22の配置部分に延在されるため、ブロックホルダ23の表面積を比較的大きくして、ひいては放熱効率を向上させることができる。また、ブロックホルダ23単体で、光学ブロック22の保持機能および発光駆動IC21の放熱機能の双方を有するため、放熱構造のために部品点数を増加させることが無い。
次に、本発明の実施の形態2について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4は実施の形態2に係る光通信モジュールの図3に対応した斜視図を示している。
図4に示すように、実施の形態2に係る光通信モジュール30は、実施の形態1に比して、ブロックホルダ23の放熱フィン23eに、複数の切欠部31を形成した点のみが異なっている。各切欠部31は、放熱フィン23eの表面積を増加させるものであって、放熱フィン23eの先端側を所定の幅および深さで切り欠いて形成され、それぞれ同じ形状となっている。ここで、各切欠部31によって放熱フィン23eの表面積を増加させるための条件は、各切欠部31の幅寸法Wを、放熱フィン23eの厚み寸法Lよりも小さい値に設定することである(W<L)。
また、各切欠部31は、ブロックホルダ23の本体部23bおよび保持腕23aに沿って所定間隔で配置されている。なお、各切欠部31は、ブロックホルダ23をプレス加工する際に一緒に形成され、ブロックホルダ23の成形工程を複雑化させるようなことは無い。
以上のように形成した実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2においては、放熱フィン23eの高さ寸法を変えずに、放熱フィン23eの表面積をさらに増加させることができ、ひいては、ブロックホルダ23の大型化を避けつつ、発光駆動IC21が発生する熱の放熱効率をより向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態3について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5は実施の形態3に係る光通信モジュールの図3に対応した斜視図を示している。
図5に示すように、実施の形態3に係る光通信モジュール40は、実施の形態1に比して、ブロックホルダ23の放熱フィン23eに、複数の孔部41を形成した点のみが異なっている。各孔部41は、放熱フィン23eの表面積を増加させるものであって、放熱フィン23eをその厚み方向に打ち抜くことで略長方形形状に形成されている。ここで、各孔部41によって放熱フィン23eの表面積を増加させるための条件は、各孔部41の表裏両側にある開口部の合計面積OSを、各孔部41を形成する内側壁の合計面積WSよりも小さい値に設定することである(OS<WS)。
また、各孔部41は、放熱フィン23eの高さ方向に2列で配置され、ブロックホルダ23の本体部23bおよび保持腕23aに沿って所定間隔で配置されている。なお、各孔部41は、ブロックホルダ23をプレス加工する際に一緒に形成され、ブロックホルダ23の成形工程を複雑化させるようなことは無い。
以上のように形成した実施の形態3においても、上述した実施の形態2と同様の作用効果を奏することができる。
次に、本発明の実施の形態4について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は実施の形態4に係る光通信モジュールの図3に対応した斜視図を示している。
図6に示すように、実施の形態4に係る光通信モジュール50は、実施の形態1に比して、発光駆動IC21が垂直共振器面発光レーザ20から離れた位置に配置された点、ブロックホルダ23に設けられる接触片51の屈曲方向が光学ブロック22側とは反対側である点、接触片51が発光駆動IC21に直接接触される点が異なっている。この場合においても、光学ブロック22と、接触片51が設けられる部分の放熱フィン23eとの間には、十分な離間寸法L3の間隙S3が形成されている。なお、離間寸法L3は、離間寸法L1よりも大きく、離間寸法L2よりも小さい寸法に設定されている(L1<L3<L2)。
以上のように形成した実施の形態4においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。ただし、接触片51と発光駆動IC21との間に、断熱材となる微小隙間が生じないようにするために、接触片51と発光駆動IC21との間に、熱伝導性グリス(図示せず)を塗布するのが望ましい。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態1〜3において、サーマルシート24を設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、実施の形態4と同様にサーマルシート24を省略しても良い。また、実施の形態4において、サーマルシート24を設けることもできる。
また、上記実施の形態2,3においては、放熱フィン23eに、切欠部31および孔部41のいずれか一方のみをそれぞれ設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、放熱フィンに、切欠部および孔部の双方を混在させて設けても良い。また、切欠部および孔部の形状は長方形形状に限らず、円形形状や三角形形状等、他の形状であっても良い。要は、放熱フィンの表面積を増加できるのであればその形状は問わない。
10 光通信モジュール
11 多層基板(基板)
12,13 絶縁層
14 内層
15 プリント配線
20 垂直共振器面発光レーザ(半導体光素子)
21 発光駆動IC(電子部品)
22 光学ブロック
22a 本体部
22b 傾斜凹部
22c 反射面
22d 出力凹部
22e ガイドピン
22f 固定脚
22g 保持壁
23 ブロックホルダ
23a 保持腕
23b 本体部
23c 固定脚
23d 接触片
23e 放熱フィン
24 サーマルシート(熱伝導性シート)
30 光通信モジュール
31 切欠部
40 光通信モジュール
41 孔部
50 光通信モジュール
51 接触片
BO 接着剤(エポキシ樹脂)
CB 光ケーブル
CN 光コネクタ
G ガイド穴
S,S1〜S3 間隙

Claims (5)

  1. 基板上に搭載される光通信モジュールであって、
    光信号を発光または受光する半導体光素子と、
    前記半導体光素子に電気的に接続される電子部品と、
    前記半導体光素子に対向して設けられ、前記半導体光素子からの光信号、または前記半導体光素子への光信号の光路を略90°変換する光学ブロックと、
    前記光学ブロックを保持しつつ、前記電子部品に熱的に接触される金属製のブロックホルダと、
    を備え
    前記ブロックホルダは、前記基板に対し垂直方向から見た平面視で略U字形状に形成された板材からなり、一対の保持腕と、一対の前記保持腕の間に設けられる本体部と、前記本体部に一体に設けられ、前記本体部の前記基板側が前記基板に平行な方向に屈曲された接触片と、を備え、
    前記光学ブロックは一対の前記保持腕に接着されて保持され、
    前記ブロックホルダは前記接触片を介して前記電子部品と熱的に接触される、
    光通信モジュール。
  2. 請求項1記載の光通信モジュールにおいて、
    前記ブロックホルダに、前記基板に対して垂直方向に延びる放熱フィンが一体に設けられる、光通信モジュール。
  3. 請求項2記載の光通信モジュールにおいて、
    前記放熱フィンに、当該放熱フィンの表面積を増加させる切欠部または孔部のうちの少なくともいずれか一方が設けられる、光通信モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光通信モジュールにおいて、
    前記電子部品と前記ブロックホルダの前記接触片との間に、可撓性を有する熱伝導性シートが設けられる、光通信モジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光通信モジュールにおいて、
    前記光学ブロックと前記ブロックホルダとの間の一部に、熱伝導率が金属よりも小さな接着剤が介在される、光通信モジュール。
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