JP6155518B2 - 超高速ランダム・アクセスを処理するための方法、装置およびシステム - Google Patents

超高速ランダム・アクセスを処理するための方法、装置およびシステム Download PDF

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Description

関連出願の記載
本願は、発明の名称を「超高速ランダム・アクセスを処理するための方法、装置およびシステム」とした、2012年8月7日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願番号第201210278680.4号に対する優先権を主張し、その全体を引用により本明細書に取り込む。
本発明はモバイル通信システムの分野に関し、特に、超高速ランダム・アクセスを処理するための方法、装置およびシステムに関する。
ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムでは、ランダム・アクセス・チャネル(Random Access Channel、RACH)がユーザ機器(User Equipment、UE)の初期アクセスに主に使用され、どのユーザ・データも運搬しない。RACHでUEにより送信される信号はプリアンブル(Preamble)シーケンスであり、当該プリアンブル・シーケンスはZadoff−Chuシーケンス(Zadoff−Chu sequence、ZCシーケンス)である。先行技術では、プリアンブルが2つの部分を含むことができる。当該2つの部分は、長さTCPの循環プレフィックス(Cyclic Prefix、CP)の部分と長さTseqのアクセス・シーケンス(Sequence、SEQ)の部分である。さらに、表1に示すように、様々なフォーマットのプリアンブルのパラメータ設定を様々なセル半径にマッチさせることができる。
Figure 0006155518
ここでTsはLTEプロトコルにおける基本時間単位で、Ts=1/(15000*2048)sである。
先行技術では、15乃至120km/hの高速移動シナリオでも比較的高い性能が依然として実現され120乃至350km/hの高速移動シナリオでも接続を依然として維持できるように、0乃至15km/hの低速シナリオがLTEシステムにより最適化されている。既存のLTEプロトコルでは、2つのセル構成、即ち、制限されていないセル構成と制限されたセル構成がサポートされている。制限されていないセルは(例えば、周波数変動が600Hz未満である)低周波数変動シナリオに適用され、制限されたセルは(例えば、当該周波数変動が600Hzを超える)高周波数変動シナリオに適用される。制限されたセルに関して、UEが送信したランダム・アクセス信号がZCシーケンス(Zadoff−Chu Sequence)をランダム・アクセス・シーケンスとして使用するときには、発展型基地局(evolved Node B、NodeBまたはeNBまたはe−NodeB)により、ΔfRAを当該ランダム・アクセス・チャネルのサブキャリアを表すとして、周波数変動範囲
Figure 0006155518
においてラウンド・トリップ遅延(Round Trip Delay、RTD)が正確に検出されることを保証でき、UEは、当該RTDに従ってタイミング・アドバンス(Timing Advance、TA)を調節する。これにより、メッセージの送信タイミングを調節し、UEが正常にネットワークにアクセスできることが保証される。
通信技術の発展とユーザの通信要求の増大とともに、運用者は、超高速の移動シナリオと高周波数帯の高速鉄道シナリオにおけるカバレッジの要件に想到した。この2つのシナリオでは、ランダム・アクセス信号の周波数変動は大きく、
Figure 0006155518
であり、W≧5である。
eNBが高周波数変動のもとでRTD検出の正確性を保証するのは非常に困難である。その結果、UEがネットワークに正常にアクセスするのを保証するのは非常に困難であり、これが当該ネットワークのアクセス性能に影響を及ぼす。
本発明の諸実施形態では、超高速ランダム・アクセスを処理するための方法、装置およびシステムを提供して、超高速移動シナリオにおいてユーザ機器が正常にネットワークにアクセスできるようにして、当該ネットワークのアクセス性能を高める。
本発明の1態様では超高速ランダム・アクセスを処理するための方法を提供する。当該方法は、ZCシーケンス・グループをセル・タイプと第1の循環シフトパラメータNcsに従って選択するステップと、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップであって、N≧5であるステップと、UEがランダム・アクセス・シーケンスを当該ZCシーケンス・グループから選択するように、当該セル・タイプ、第2のNcs、および当該ZCシーケンス・グループをユーザ機器UEに送信するステップと、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、当該ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得するステップと、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて当該ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を実施し、各ZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウ内の有効ピーク値を検出し、ラウンド・トリップ遅延RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定するステップとを含む。
本発明の別の態様では超高速ランダム・アクセスを処理するための装置を提供する。当該装置は、ZCシーケンス・グループをセル・タイプと第1の循環シフトパラメータNcsに従って設定するように構成された選択ユニットと、当該選択ユニットにより選択されたZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するように構成された設定ユニットであって、N≧5である設定ユニットと、UEがランダム・アクセス・シーケンスを当該ZCシーケンス・グループから選択するように、当該セル・タイプ、第2のNcs、および当該選択ユニットにより選択されたZCシーケンス・グループをユーザ機器UEに送信するように構成された送信ユニットと、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、当該ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得するように構成された受信ユニットと、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて当該受信ユニットにより取得されたランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を実施し、ZCシーケンスごとに当該設定ユニットにより設定されたN個の検出ウィンドウ内の有効ピーク値を検出し、ラウンド・トリップ遅延RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定するように構成された検出ユニットとを備える。
以上の技術的解決策から、本発明の諸実施形態を用いることによって、ZCシーケンス・グループがセル・タイプと第1の循環シフトパラメータNcsに従って選択され、N≧5としてN個の検出ウィンドウが当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定され、当該RTDの推定値が、各ZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウで検出された有効ピーク値に従って決定されることが分かる。このように、ランダム・アクセス信号のRTDを超高速シナリオで正確に検出できないという問題が解決され、超高速で移動しているユーザ機器が検出されたRTDに従ってTA値を正確に調節でき、したがってメッセージ送信タイミングが正確に調節され、超高速シナリオにおいてユーザ機器が正常にネットワークにアクセスでき、それにより当該ネットワークのアクセス性能が高まることが保証される。
本発明諸実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、以下では当該諸実施形態を説明するための添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の諸実施形態の一部を示し、当業者は創造的作業なしにこれらの添付図面から他の図面を導出することができる。
本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための方法の流れ図である。 本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための別の方法の流れ図である。 本発明の1実施形態に従う、検出ウィンドウにおける周波数変動を伴う有効ピーク値の変化を示す略図である。 本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための別の方法の流れ図である。 本発明の1実施形態に従って超高速ランダム・アクセスを処理するためのさらに別の方法の流れ図である。 本発明の1実施形態に従う、有効ピーク値と検出ウィンドウ間の重複との間の位置関係の略図である。 本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための装置の略構造図である。
以下では本発明の諸実施形態の添付図面を参照して本発明の諸実施形態の技術的解決策を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明する以下の諸実施形態は本発明の諸実施形態の全部ではなく一部にすぎない。当業者が本発明の諸実施形態に基づいて創造的作業なしに取得した他の全ての実施形態は本発明の保護範囲に入るものとする。
図1に示すように、本発明の1実施形態に従って超高速ランダム・アクセスを処理するための方法を具体的に以下のように説明する。
101では、セル・タイプと第1の循環シフト(Cyclic shift)パラメータNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択し、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定する。ここで、N≧5である。
当該セル・タイプは、制限されていないセルと制限されたセルを含み、適用シナリオに従って構成することができる。例えば、当該セル・タイプを、低速シナリオに対して制限されていないセルで構成し、高速シナリオに対して制限されたセルで構成してもよい。
当該第1のNcsを用いて、セル・カバレッジ範囲、即ち、セル・カバレッジ半径を表す。当該第1のNcsが大きくなると、セル・カバレッジ範囲が広くなる。当該第1のNcsの構成は先行技術に属し、したがってここではさらに説明することはしない。
当該ZCシーケンス・グループは、M≦64として、M個のZCルート・シーケンスを含む。3GPP TS36.211プロトコルでは、全部で838個のZCルート・シーケンスが定義されている。当該ZCシーケンス・グループが高々64個のZCルート・シーケンスを含んでもよい。
当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップが特に以下のステップを含んでもよい。先ず、当該ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得する。
周波数変動が
Figure 0006155518
であるとき、i番目のZCシーケンスのduHT値は、i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィールPDPにおける鏡像画像ピークのRTDに対するシフトを指し、TSEQはi番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である。当該duHT値を方式A1または方式A2を用いて取得してもよい。
方式A1では、当該値は式1に従う計算により得られる。式1は具体的には以下の通りである。
Figure 0006155518
ここで、pは(p・u) mod Nzc=1であるとき最小の非負整数であり、uは当該ZCシーケンスの物理ルート・シーケンス数であり、Nzcは当該ZCシーケンスの長さであり、Nzcは839または139であってもよい。Nzcが固定値であるとき、pはuの値によって決まる。次に、上の式1に従って、当該duHTをuの値によって決定する。
例えば、Nzc=839である場合には、物理ルート・シーケンス数u=3、(p・3) mod 839=1、p=280であるとき、duHT=−280を式1に従って得ることができ、物理ルート・シーケンス数u=836、(p・836) mod 839=1、p=1119であるとき、duHT=280を式1に従って得ることができる。方式A2では、当該値は表2または表3を参照することで得られる。
表2は、Nzc=839であるときのduHT(u)値を列挙する。u=1,・・・,419である。u=420,・・・,838であるとき、式duHT(Nzc−u)=−duHT(u)、u=1,・・・,419を用いてduHT(u)値を得ることができる。例えば、物理ルート・シーケンス数u=3であるとき、表2を参照することで、duHT=−280が得られ、u=450であるとき、Nzc−u=839−450=389である。u’=389とすると、duHT(Nzc−u’)=−duHT(u’)=−duHT(389)=110である。
Figure 0006155518
Figure 0006155518
表3は、Nzc=139であるときのduHT(u)値を列挙する。u=1,・・・,69である。u=70,・・・,138であるとき、duHT(Nzc−u)=−duHT(u)、u=1,・・・,69を用いてduHT(u)値を得ることができる。
Figure 0006155518
次に、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウの開始位置をi番目のZCシーケンスのduHT値に従って決定する。
検出ウィンドウの数Nを、周波数変動範囲に従って基地局内部で予め設定してもよく、または、操作コンソールおよび保守コンソールにより基地局に対して動的に構成してもよい。例えば、1実施形態として、当該周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であるとき、ZCシーケンスの検出ウィンドウの数を5と構成してもよいが、当該ZCシーケンスの検出ウィンドウの数を5より大きく構成してもよい。当該周波数変動範囲が
Figure 0006155518
でありW>5であるとき、当該ZCシーケンスの検出ウィンドウの数NをWと構成してもよく、当該ZCシーケンスの検出ウィンドウの数NをWより大きく構成してもよい。
最後に、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウを、i番目のZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウの開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定する。
検出ウィンドウの大きさをセル半径に従って予め設定してもよく、当該ウィンドウのサイズは当該セル半径に対応するRTDを下回らない。例えば、当該セル半径に対応するRTDに基づいて、当該検出ウィンドウをマルチパス遅延に従って拡張してもよい。
102では、UEがランダム・アクセス・シーケンスをZCシーケンス・グループから選択するように、セル・タイプ、第2のNcs、および当該ZCシーケンス・グループをユーザ機器UEに送信する。
当該第2のNcsは、UEが当該ZCシーケンス・グループ内のZCルート・シーケンスをランダム・アクセス・シーケンスとして使用するのを保証できるインデックス値を指す。例えば、以下の2つの構成方式を使用してもよい。
方式1:当該セル・タイプが制限されていないセル(または低速セル)に対して構成されているとき、当該第2のNcsインデックスは0である。
方式2:当該セル・タイプが制限されたセル(または高速セル)に対して構成されているとき、当該第2のNcsインデックスは14である。
方式2では、当該第2のNcsインデックスは14に限定されず、ZCシーケンスのN個の検出ウィンドウの重複可能性を減らすために、UEが当該ZCシーケンスをランダム・アクセス・シーケンスとして使用できるようにする他の任意のインデックスであってもよい。当該第2のNcsを基地局内部で設定してもよく、または、基地局内部の構成されたセル・タイプに従って決定してもよく、または、表を参照することで取得してもよく、システムメッセージでUEに送信される。
ステップ101での第1のNcsはセル・カバレッジ範囲に従って設定され、当該セル・カバレッジ半径を反映することに留意されたい。ステップ102での第2のNcsはUEに送信されるためだけに使用される。その結果、UEは、循環的にシフトするZCシーケンスを当該ランダム・アクセス・シーケンスとして使用するのではなく、当該ZCシーケンス・グループ内のZCルート・シーケンスを当該ランダム・アクセス・シーケンスとして使用し、これにより、当該N個の検出ウィンドウの重複可能性を減らすことができる。ステップ101で当該第1のNcsのインデックス値が、循環的にシフトしないZCシーケンスをUEが当該ランダム・アクセス・シーケンスとして使用できるようにする条件を満たす場合には、当該第1のNcsと当該第2のNcsが同じであってもよい。
当該ZCシーケンス・グループ内の部分ZCシーケンスは競合アクセスに使用され、部分ZCシーケンスは競合無しのアクセスに使用される。競合アクセスに関して、UEは、当該ZCシーケンス・グループ内の競合アクセスに使用されるZCシーケンスから1つのZCシーケンスを当該ランダム・アクセス・シーケンスとしてランダムに選択する。競合無しアクセスに関しては、基地局が、ZCシーケンス・グループ内のどのZCシーケンスをランダム・アクセス・シーケンスとして使用すべきかをUEに対して示す。
103では、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得する。
104では、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて当該ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理(correlation)を行い、各ZCシーケンスのN個の検出ウィンドウにおいて有効ピーク値を検出し、ラウンド・トリップ遅延RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定する。
当該有効ピーク値は、各検出ウィンドウ内の最大ピーク値と各検出ウィンドウ内の当該最大ピーク値の位置を決定することで得られ、具体的には以下のように説明される。
1つの最大ピーク値のみが検出閾値より大きいとき、当該検出閾値より大きいピーク値を有効ピーク値として選択する。当該有効ピーク値を一次ピーク値と称してもよい。
3つ以上の最大ピーク値が当該検出閾値より大きいときは、当該2つの最大ピーク値の絶対位置が重複するかどうかを判定する。当該絶対位置が重複しない場合には、当該2つの最大ピーク値を有効ピーク値として選択する。当該2つの有効ピーク値のうち大きい有効ピーク値を一次ピーク値と称し、当該2つの有効ピーク値のうち小さい有効ピーク値を二次ピーク値と称する。当該絶対位置が重複する場合、当該2つの最大ピーク値は同一のピーク値であり、当該一次ピーク値として使用され、当該一次ピーク値が存在する検出ウィンドウの周波数変動プラス1または当該周波数変動マイナス1のRACHサブキャリアの間隔に対応する検出ウィンドウで検出された検出閾値より大きい最大ピーク値は二次ピーク値である。
当該検出閾値を、不連続送信の下での誤り検出性能要件に従って設定してもよい。当該RTDの推定値は、有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置に対する当該有効ピーク値の変動である。当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置がZCシーケンスのduHT値に従って決定された開始位置に基づいてシフトする場合には、当該RTDの推定値を、有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置に対する当該有効ピーク値の変動値、シフト方向およびシフト標本点に従って取得してもよく、具体的には以下のように説明される。
当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置が予め設定した標本点だけ左にシフトすると仮定すると、当該RTDの推定値は、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置に対する当該有効ピーク値の変動値から予め設定した標本点の数を引いたものである。当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置が予め設定した標本点だけ右にシフトすると仮定すると、当該RTDの推定値は、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウの開始位置に対する当該有効ピーク値の変動値に予め設定した標本点の数を足したものである。
前述の実施形態で提供した超高速ランダム・アクセスを処理するための方法を用いることで、ランダム・アクセス信号のRTDを超高速シナリオで正確に検出できないという問題が解決され、超高速で移動しているユーザ機器が検出されたRTDに従ってTA値を正確に調節でき、したがってメッセージ送信タイミングが正確に調節され、超高速シナリオにおいてユーザ機器が正常にネットワークにアクセスでき、それにより当該ネットワークのアクセス性能が高まることが保証される。
図2に示すように、本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための方法を具体的に以下のように説明する。ここで、超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が
Figure 0006155518
N個の検出ウィンドウがZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定され、N=5である。201で、セル・タイプと第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択する。当該セル・タイプおよび当該第1のNcsならびに当該ZCシーケンス・グループの関連説明については、ステップ101を参照されたい。
セル・タイプと第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択するステップは具体的には以下の通りである。
B1で、当該ZCシーケンス・グループを当該セル・タイプと当該第1のNcsに従って選択する。
B2で、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスのduHT値が条件
Figure 0006155518
を満たすかどうかを判定する。ここで、Nzcは各ZCシーケンスの長さであり、Ncsは当該第1のNcsを指し、当該ZCシーケンス・グループ内の少なくとも1つのZCシーケンスのduHT値が当該条件を満たさない場合にはステップB1に戻り、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスのduHT値が全て当該条件を満たす場合、当該ZCシーケンス・グループをユーザ機器に送信する。当該duHT値を取得する方式については、ステップ101における関連説明を参照されたい。
選択されたZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスのduHT値が条件
Figure 0006155518
を満たすとき、各ZCシーケンスのduHT値に従って設定された5個の検出ウィンドウが重複せず、RTD推定の正確性が高まることに留意されたい。
例えば、当該セル・タイプが制限されたセルであり、セル半径に従って設定された第1のNcsが15であり、選択されたZCシーケンス・グループが64個のZCシーケンスを含み、ZCシーケンスの長さが839であると仮定すると、セル・タイプと第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択するための方法は以下のように例を用いて説明される。
先ず、当該64個のZCシーケンスの論理ルート・シーケンス数を当該セル・タイプと当該第1のNcsに従って選択する。
表4は、制限されたセルのNcs値と論理ルート・シーケンス数の対応表である。第1の列は値が15である2つのNcs値を含み、値が15である最初のNcsに対応する最初の論理ルート・シーケンス数は24であり、値が15である2番目のNcsに対応する2番目の論理ルート・シーケンス数は819である。したがって、当該第1のNcsが15であるとき、利用可能な論理ルート・シーケンス数は[24、819]である。
Figure 0006155518
次に、当該64個のZCシーケンスの物理ルート・シーケンス数を、論理ルート・シーケンス数と物理ルート・シーケンス数の対応表に従って取得する。
表5は、部分的な論理ルート・シーケンス数と部分v物理ルート・シーケンス数の対応を提供する。
Figure 0006155518
Figure 0006155518
選択された論理ルート・シーケンス数が384である場合には、当該64個のZCシーケンスの物理ルート・シーケンス数を、3、836、19、820、22、817、41、798、38、801、44、795、52、787、45、794、63、776、67、772、72、767、76、763、94、745、102、737、90、749、109、730、165、674、111、728、209、630、204、635、117、722、188、651、159、680、198、641、113、726、183、656、180、659、177、662、196、643、155、684、214、625、126、713のように、表5の論理ルート・シーケンス数と物理ルート・シーケンス数の対応に従って取得してもよい。次に、当該64個のZCシーケンスのduHT値を取得する。
ステップ101でのduHTの関連説明と取得方法によれば、物理ルート・シーケンス数がu=3であるとき、duHT=−280であり、物理ルート・シーケンス数がu=836であるとき、duHT=280であり、物理ルート・シーケンス数がu=19であるとき、duHT=265である等であることが得られる。
最後に、当該選択された64個のZCシーケンスのduHT値が全て条件
Figure 0006155518
を満たすかどうかを判定する。当該条件が満たされない場合には、当該ZCシーケンス・グループを再選択する。当該第1のNcsとNzcに従って計算することで
Figure 0006155518
を解く。当該選択された64個のZCシーケンスでは、物理ルート・シーケンス数が3および836であるとき、当該duHT値は当該duHT値の条件を満たさない。したがって、64個のZCシーケンスを当該ZCシーケンス・グループの選択ステップに従って再選択する。
再選択された64個のZCシーケンスの物理ルート・シーケンス数が、56、783、112、727、148、691、80、759、42、797、40、799、35、804、73、766、146、693、31、808、28、811、30、809、29、810、27、812、24、815、48、791、68、771、74、765、178、661、136、703、86、753、78、761、43、796、39、800、20、819、21、818、95、744、202、637、190、649、181、658、137、702、125、714であると仮定し、duHT値を取得し、再選択された64個のZCシーケンスのduHT値が当該duHT条件を満たすと判定する。
202では、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定する。ここで、N=5である。
当該ZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、N=5として当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップは具体的には以下のように説明される。
C1で、当該ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得する。周波数変動が
Figure 0006155518
であるとき、i番目のZCシーケンスのduHT値は、i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィールPDPにおける鏡像画像ピークのRTDに対するシフトを指し、TSEQはi番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である。
C2では、i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウをi番目のZCシーケンスのduHT値に従って設定する。先ず、i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウの開始位置をi番目のZCシーケンスのduHT値に従って取得する。i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウはそれぞれ、検出ウィンドウ(1)、検出ウィンドウ(2)、検出ウィンドウ(3)、検出ウィンドウ(4)および検出ウィンドウ(5)である。当該5個の検出ウィンドウ(1)、(2)、(3)、(4)および(5)はそれぞれ、周波数変動0、−ΔfRA、+ΔfRA、−2ΔfRA、および2ΔfRAに対応する。その詳細は以下の通りである。即ち、検出ウィンドウ(1)の開始位置は0であり、検出ウィンドウ(2)の開始位置はmod(duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(3)の開始位置はmod(−duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(4)の開始位置はmod(2*duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(5)の開始位置はmod(−2*duHT、Nzc)である。mod(duHT、Nzc)とはduHTをNzcで除した余りを意味し、Nzcはi番目のZCシーケンスの長さである。当該duHT値を取得する方式については、ステップ101を参照されたい。
次いで、i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを、当該5個の検出ウィンドウの開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定する。
当該検出ウィンドウの大きさは、ステップ101における関連説明と一貫している。当該検出ウィンドウの開始位置を予め設定した標本点に従ってシフトし、UEによる前後のランダム・アクセス信号の送信に対応してもよい。
203では、UEがランダム・アクセス・シーケンスをZCシーケンス・グループから選択するように、セル・タイプ、第2のNcs、および当該ZCシーケンス・グループをUEに送信する。第2のNcsの関連説明については、ステップ102を参照されたい。
204では、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得する。
205では、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスにより当該ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を行い、各ZCシーケンスの5個の検出ウィンドウで有効ピーク値を検出し、RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定する。
当該有効ピーク値と当該RTDの推定値はステップ104における関連説明と一貫している。
当該RTDを当該有効ピーク値に従って決定するステップを、以下のように2つの方法を用いて取得してもよい。
方法(1):当該RTDの推定値を、一次ピーク値検出ウィンドウの開始位置に対する当該一次ピーク値の変動に従って直接取得する。
方法(2):少なくとも2つの検出ウィンドウのデータを、新たな有効ピーク値を得るための予め設定された原理に従って選択およびマージし、当該RTDを推定する。
方法(2)では、当該予め設定された原理に従って、当該一次ピーク値の両側での検出ウィンドウをマージしてもよく、または、当該一次ピーク値が存在する検出ウィンドウと二次ピーク値が存在する検出ウィンドウをマージしてもよく、または、全ての検出ウィンドウをマージしてもよい。検出ウィンドウがマージされるので、有効ピーク値の検出閾値がそれに応じて増大する。したがって、新たな有効ピーク値を取得することができ、当該RTDを、取得した新たな有効値に従って推定することができる。
206では、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って周波数変動を推定する。当該周波数変動の推定値はUEのアップリンク信号の変動を是正し、UEが送信したMessage3メッセージをを復調するために使用される。当該Message3は、UEの識別子を保持する。
図3は、検出ウィンドウにおける周波数変動を伴う有効ピーク値の変化を示す略図である。当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って周波数変動を推定するステップは特に以下のように3つのケースを含む。
ケース1:2つの有効ピーク値が存在するとき、一次ピーク値が検出ウィンドウ(1)に存在し、二次ピーク値が検出ウィンドウ(3)に存在する場合には、図3に示すように、UEのアップリンク信号の周波数変動を、当該周波数変動とともに変化する各ウィンドウ内のピーク値の略図に従って、0から
Figure 0006155518
の範囲内の値と推定してもよい。最大ピーク値が検出ウィンドウ(3)にあり、2番目の最大ピーク値が検出ウィンドウ(5)である場合、UEのアップリンク信号の周波数変動は
Figure 0006155518
の範囲内の値と推定される等である。
ケース2:2つの有効ピーク値が近接して存在し、一方が検出ウィンドウ(1)に存在し、他方が検出ウィンドウ(3)に存在する場合には、UEのアップリンク信号の周波数変動は大よそ
Figure 0006155518
と推定され、2つの有効ピーク値が近接して存在し、一方が検出ウィンドウ(3)に存在し、他方が検出ウィンドウ(5)に存在する場合には、UEのアップリンク信号の周波数変動は大よそ
Figure 0006155518
と推定される等である。
ケース3:1つの有効ピーク値が検出ウィンドウ(1)に存在する場合には、UEのアップリンク信号の周波数変動は0と推定され、1つの有効ピーク値が検出ウィンドウ(2)に存在する場合には、UEのアップリンク信号の周波数変動は−ΔfRAと推定され、1つの有効ピーク値が検出ウィンドウ(4)に存在する場合には、UEのアップリンク信号の周波数変動は−2ΔfRAと推定される等である。
ステップ205は任意であることに留意されたい。具体的には、当該周波数変動は推定されない。その代り、Message3は、周波数変動範囲に従って段階的に復調される。例えば、当該周波数変動範囲が[−3KHz、3KHz]であるとき、復調を6段階で実施してもよい。ここで、1KHzが1つの段階である。
前述の実施形態で提供した超高速ランダム・アクセスを処理するための方法では、ZCシーケンス・グループがセル・タイプと第1のNcsに従って選択され、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスのduHT値が条件
Figure 0006155518
を満たすことが保証され、N=5として、N個の非重複検出ウィンドウが、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスのduHT値に従って当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定され、当該非重複部分検出ウィンドウにおいて有効ピーク値が検出され、ラウンド・トリップ遅延が決定される。このように、当該周波数変動範囲が
Figure 0006155518
である超高速シナリオにおいてUEがネットワークにアクセスする問題が解決されるだけでなく、当該RTDの推定値の正確性も高まる。
図4に示すように、本発明の1実施形態に従って超高速ランダム・アクセスを処理するための方法を具体的に以下のように説明する。ここで、当該超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であるとき、N=5として、N個の検出ウィンドウがZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定される。401では、セル・タイプと第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択する。当該セル・タイプは制限されたセルであり、当該第1のNcsは当該制限されたセルのカバレッジ範囲を表す。当該ZCシーケンス・グループの選択結果を先行技術における制限されたセルのルート・シーケンスに関する選択原理に従って得ることができ、したがってここではさらに説明することはしない。
402では、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定する。ここで、N=5である。当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップの関連説明については、ステップ202を参照されたい。
403では、UEがランダム・アクセス・シーケンスを当該ZCシーケンス・グループから選択するように、当該セル・タイプ、第2のNcs、および当該ZCシーケンス・グループをUEに送信する。第2のNcsの関連説明については、ステップ102を参照されたい。
404では、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得する。
405では、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスにより当該ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を行い、各ZCシーケンスの5個の検出ウィンドウで一次ピーク値を検出し、当該一次ピーク値に従って二次ピーク値に対する検索ウィンドウを決定する。
各ZCシーケンスの当該5個の検出ウィンドウの各々において1つの最大ピーク値を検索し、当該5個の最大ピーク値内の2つの最大ピーク値の絶対位置が重複するかどうかを判定する。当該絶対位置が重複しない場合には、当該2つの最大ピーク値のうち大きいピーク値を一次ピーク値として選択する。当該絶対位置が重複する場合には、当該2つの最大ピーク値が存在するウィンドウを当該一次ピーク値が存在するウィンドウとして選択する。例えば、当該一次ピーク値が2つの検出ウィンドウの重複部分に現れるときには、当該一次ピーク値は当該2つの検出ウィンドウで別々に検出される。即ち、同一のピーク値が2回検出される。したがって、当該ピーク値が同一のピーク値であるかどうかを、当該2つの最大ピーク値の絶対位置が重複するかどうかを判定することで判定してもよい。
Figure 0006155518
例えば、当該一次ピーク値が検出ウィンドウ(4)と検出ウィンドウ(5)の重複部分に現れると仮定すると、表6を参照して、当該二次ピーク値に対する検索ウィンドウがウィンドウ(2)とウィンドウ(3)であることが分かる。
406では、二次ピーク値に対する検索ウィンドウで二次ピーク値を検出し、当該一次ピーク値が存在する検出ウィンドウと当該二次ピーク値が存在する検出ウィンドウの組合せに従って、周波数変動推定ウィンドウとRTD推定ウィンドウの組合せを決定する。
当該二次ピーク値に対する検索ウィンドウで二次ピーク値を検出する。具体的には、二次ピーク値ごとに当該検索ウィンドウにおいて1つの最大ピーク値を発見し、当該最大ピーク値を比較し、検出閾値より大きい最大のものを二次ピーク値として選択する。
周波数変動推定ウィンドウとRTD推定ウィンドウの組合せを、二次ピーク値が存在するウィンドウと一次ピーク値が存在するウィンドウに従って、表7を参照して決定する。
例えば、一次ピーク値が検出ウィンドウ(4)と検出ウィンドウ(5)の重複部分に現れると仮定すると、表7を参照することで、二次ピーク値がウィンドウ(2)とウィンドウ(3)で検索されることが分かる。当該二次ピーク値が検出ウィンドウ(2)で見つかったとき、2つのピーク値を検索した後の検出ウィンドウの組合せは(2)、(4)および(5)である。表7を参照することで、当該RTDを推定するために検出ウィンドウ(4)が選択され、当該周波数変動を推定するために検出ウィンドウ(2)および(4)が選択されることが分かる。当該二次ピーク値が検出ウィンドウ(3)で見つかったとき、2つのピーク値を検索した後の検出ウィンドウの組合せは(3)、(4)および(5)である。表7を参照することで、当該RTDを推定するために検出ウィンドウ(5)が選択され、当該周波数変動を推定するために検出ウィンドウ(3)および(5)が選択されることが分かる。
Figure 0006155518
当該周波数変動推定ウィンドウの組合せが失敗を示す場合には、当該ZCシーケンスの検出ウィンドウではユーザが検出されないことに留意されたい。そうでない場合には、当該RTDは指定されたRTD推定ウィンドウに従って推定される。
407では、当該RTDの推定値を当該RTD推定ウィンドウ内の有効ピーク値の位置に従って決定する。
当該RTDの推定値は、当該RTD推定ウィンドウ内の当該有効ピーク値の、当該RTD推定ウィンドウの開始位置に対する変動である。当該RTD推定ウィンドウの開始位置が予め設定した標本点をシフトすることで得られる場合には、当該RTDの推定値は、当該RTD推定ウィンドウの開始位置に対する当該RTD推定ウィンドウ内の有効ピーク値の変動値に当該予め設定した標本点の数を加算または減算したものである。その詳細は以下の通りである。
当該RTD推定ウィンドウの開始位置が予め設定した標本点だけ左にシフトすると仮定すると、当該RTDの推定値は、当該RTD推定ウィンドウの開始位置の変動値から予め設定した標本点の数を引いたものである。当該RTD推定ウィンドウシフトの開始位置が予め設定した標本点だけ右にシフトすると仮定すると、当該RTDの推定値は、当該RTD推定ウィンドウの開始位置の変動値に予め設定した標本点の数を足したものである。
408では、周波数変動の推定値を周波数変動推定ウィンドウの組合せに従って決定する。当該周波数変動の推定値を当該周波数変動推定ウィンドウの組合せに従って決定する方法については、ステップ206における関連説明を参照されたい。
当該周波数変動の推定値はUEのアップリンク信号の変動を是正するために使用され、それによりMessage3を復調する。
ステップ408は任意であることに留意されたい。具体的には、当該周波数変動を推定しなくともよい。その代り、Message3は、周波数変動範囲に従って段階的に復調される。例えば、当該周波数変動範囲が[−3KHz、3KHz]であるとき、復調を6段階で実施してもよい。ここで、1KHzが1つの段階である。
前述の実施形態で提供した超高速ランダム・アクセスを処理するための方法では、先行技術における制限されたセルに対するZCシーケンスを選択する原理を使用して、ZCシーケンス・グループを選択し、5個の検出ウィンドウが当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定され、各ZCシーケンスの当該5個の検出ウィンドウ内の有効ピーク値が検出され、一次ピーク値が存在する検出ウィンドウと二次ピーク値が存在する検出ウィンドウの組合せに従ってRTD推定ウィンドウが決定され、当該RTDの推定値が決定される。このように、検出ウィンドウの間で有効ピーク値が重複するときにRTDを検出する問題が解決され、周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であるときの超高速移動シナリオにおけるランダム・アクセス信号の処理が実装され、それにより、ネットワークのアクセス性能が高まる。
図5に示すように、本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための方法を具体的に以下のように説明する。ここで、当該超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であるとき、W≧5として、N(N≧W)個の検出ウィンドウがZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定される。
501では、セル・タイプと第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択する。当該ZCシーケンス・グループの選択結果は制限されたセルのルート・シーケンスに対する構成原理に従って得られ、これは先行技術に属し、したがってここではさらに説明することはしない。当該セル・タイプと当該第1のNcsの関連説明については、ステップ101を参照されたい。
502では、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定する。当該ZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップを以下のように具体的に説明する。
D1では、当該ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得する。当該duHT値と取得方法の関連説明については、ステップ101を参照されたい。iの値は[1、M]の中の任意の整数である。
D2では、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウの開始位置をi番目のZCシーケンスのduHT値に従って決定する。i番目のZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウ(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)等はそれぞれ周波数変動0、−ΔfRA/+ΔfRA/−2ΔfRA/+2ΔfRA/−3ΔfRA/+3ΔfRA/等に対応する。当該開始位置は以下の通りである。即ち、検出ウィンドウ(1)の開始位置は0であり、検出ウィンドウ(2)の開始位置はmod(duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(3)の開始位置はmod(−duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(4)の開始位置はmod(2*duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(5)の開始位置はmod(−2*duHT、Nzc)であり、当該検出ウィンドウ(6)の開始位置はmod(3*duHT、Nzc)であり、当該検出ウィンドウ(7)の開始位置はmod(−3*duHT、Nzc)であり、その他も同様に導出することができ、mod(duHT、Nzc)とはduHTをNzcで除した余りを意味し、Nzcはi番目のZCシーケンスの長さである。
D3では、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウの開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウを設定する。
当該検出ウィンドウの大きさをセル半径に従って構成してもよく、当該大きさは当該セル半径に対応するRTDを下回らない。
503では、UEがランダム・アクセス・シーケンスをZCシーケンス・グループから選択するように、当該セル・タイプ、第2のNcs、および当該ZCシーケンス・グループをUEに送信する。第2のNcsの関連説明については、ステップ102を参照されたい。
504では、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得する。
505では、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて当該ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を行い、各ZCシーケンスのN個の検出ウィンドウにおいて有効ピーク値を検出し、当該RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定する。当該有効ピーク値の関連説明については、ステップ104を参照されたい。
当該RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定するステップがステップE1とステップE2を含んでもよい。これを以下で具体的に説明する。
E1で、RTD推定ウィンドウを当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定しする。当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複しない場合には、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウから検出ウィンドウを当該RTD推定ウィンドウとしてランダムに選択するか、または、当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複するが、少なくとも1つの有効ピーク値が重複しない場合には、当該少なくとも1つの有効ピーク値が存在する検出ウィンドウを当該RTD推定ウィンドウとして決定するか、または、当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複し、かつ、当該有効ピーク値が重複する場合には、当該有効ピーク値の一次ピーク値が存在する2つの検出ウィンドウの周波数変動に従ってランダム・アクセス信号に周波数変動処理を実施して新たな有効ピーク値を取得し、当該新たな有効ピーク値に従って当該周波数変動と当該RTD推定ウィンドウを決定する。
当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウは、有効ピーク値が存在する検出ウィンドウを除く、当該ZCシーケンスのN個の検出ウィンドウ内の検出ウィンドウを指す。
例えば、N個の検出ウィンドウがステップ503とステップ504でZCシーケンスごとに設定され、N=6であるを仮定する。具体的には、各ZCシーケンスは検出ウィンドウ(1)、(2)、(3)、(4)、(5)および(6)を有する。有効ピーク値がそれぞれ第1のZCシーケンスの検出ウィンドウ(3)および(5)で検出された場合、当該第1のZCシーケンスの検出ウィンドウ(3)および(5)が当該第1のZCシーケンスの他の検出ウィンドウ、即ち、当該第1のZCシーケンスの検出ウィンドウ(1)、(2)、(5)および(6)と重複するかどうかを判定する。
検出ウィンドウが重複するが少なくとも1つの有効ピーク値が非重複部分に現れるということは、当該検出ウィンドウが重複するが、当該検出された有効ピーク値における少なくとも1つの有効ピーク値が当該検出ウィンドウの当該非重複部分に現れることを意味する。この時点で、当該検出ウィンドウの当該非重複部分に現れている有効ピーク値が存在する検出ウィンドウを選択してRTDを推定する。図6に示すように、これを、5個の検出ウィンドウを例として用いて以下のように説明する。
図6(a)に示すように、二次ピーク値が検出ウィンドウ(1)に現れるとき、検出ウィンドウ(1)を用いてRTDを推定してもよい。
図6(b)に示すように、一次ピーク値が検出ウィンドウ(2)と検出ウィンドウ(5)の重複に現れ、二次ピーク値は存在しない。RTD推定ウィンドウを決定するために、+1/−2ΔfRAの周波数変動を受信信号に対して別々に実装した後、新たな有効ピーク値が取得され、周波数変動が当該新たな有効ピーク値に従って決定される。
図6(c)に示すように、一次ピーク値が検出ウィンドウ(3)と検出ウィンドウ(4)の重複部分に現れ、二次ピーク値が検出ウィンドウ(2)と検出ウィンドウ(5)の重複部分に現れる。新たな有効ピーク値が−1.5/+1.5の周波数変動の後に得られる。当該RTD推定ウィンドウを決定するために、ΔfRAが受信信号に対して別々に実施され、周波数変動が当該新たな有効ピーク値に従って決定される。
1実施形態として、当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複し、当該有効ピーク値が重複する場合には、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウでランダム・アクセス信号が検出されなかったと判定する。UEが開始したランダム・アクセスは失敗し、アクセスが再度開始される。
E2では、当該RTDの推定値を当該RTD推定ウィンドウ内の該有効ピーク値の位置に従って決定する。ステップC2の具体的な実装方法については、ステップ407における関連説明を参照されたい。当該実施形態で提供した超高速ランダム・アクセスを処理するための方法は、周波数変動範囲が
Figure 0006155518
でありW≧5であるケースにも適用可能であることに留意されたい。W>5であるとき、N個の検出ウィンドウが当該選択されたZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスに対して設定される。NはWを下回らない。
前述の実施形態では、先行技術における制限されたセルに対するZCシーケンスを選択する原理を使用してZCシーケンス・グループを選択し、N個の検出ウィンドウが当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定され、有効ピーク値が各ZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウで検出され、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従ってRTD推定ウィンドウが決定され、その結果、ラウンド・トリップ遅延が決定される。このように、周波数変動範囲が
Figure 0006155518
でありW≧5であるとき、超高速シナリオにおいてRTDを正確に検出することが困難であるという問題が解決され、それにより、ネットワークのアクセス性能が高まる。
図7に示すように、本発明の1実施形態に従う超高速ランダム・アクセスを処理するための装置が基地局であってもよい。当該基地局は、選択ユニット701、設定ユニット702、送信ユニット703、受信ユニット704、および検出ユニット705を備える。
選択ユニット701は、セル・タイプと第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを選択するように構成される。
設定ユニット702は、当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するように構成される。ここで、N≧5である。
送信ユニット703は、UEがランダム・アクセス・シーケンスを当該ZCシーケンス・グループから選択するように、当該セル・タイプ、第2のNcs、および当該選択ユニットにより選択されたZCシーケンス・グループ701をユーザ機器UEに送信するように構成される。
受信ユニット704は、UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、ランダム・アクセス・シーケンスを当該ランダム・アクセス信号から取得するように構成される。
検出ユニット705は、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて、受信ユニット704により取得された当該ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を行い、ZCシーケンスごとに設定ユニット702により設定されたN個の検出ウィンドウにおいて有効ピーク値を検出し、ラウンド・トリップ遅延RTDの推定値を当該有効ピーク値に従って決定するように構成される。
場合によっては、図1に示す方法の諸実施形態に対応して、選択ユニット701により選択されたZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、設定ユニット702はさらに、当該ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得し、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウの開始位置をi番目のZCシーケンスの当該duHT値に従って決定し、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウを、i番目のZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウの開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定するように構成される。
周波数変動が
Figure 0006155518
であるとき、i番目のZCシーケンスのduHT値は、i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィールPDPにおける鏡像画像ピークのRTDに対するシフトを指し、TSEQはi番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である。当該duHT値の取得方法については、ステップ101における関連説明を参照されたい。
検出ウィンドウの大きさをセル半径に従って構成してもよく、当該検出ウィンドウの大きさは当該RTDの最大値を下回らない。
場合によっては、当該超高速アクセスの周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であり、かつ、選択ユニット701が選択したZCシーケンスがM個のZCシーケンスを含むとき、即ち、図2に示す方法の諸実施形態に対応して、設定ユニット702はさらに、当該ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得し、i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウをi番目のZCシーケンスのduHT値に従って設定するように構成される。
i番目のZCシーケンスのduHT値は、周波数変動が
Figure 0006155518
であるときの、i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィールPDPにおける鏡像画像ピークのRTDに対するシフトを指し、TSEQはi番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である。duHT値の取得方法については、ステップ101における関連説明を参照されたい。
場合によっては、当該超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であるとき、N=5として、N個の検出ウィンドウが当該ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとに設定されるとき、即ち、図2に示す方法の諸実施形態に対応して、設定ユニット702はさらに、i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウの開始位置をi番目のZCシーケンスのduHT値に従って取得するように構成される。検出ウィンドウ(1)の開始位置は0であり、検出ウィンドウ(2)の開始位置はmod(duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(3)の開始位置はmod(−duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(4)の開始位置はmod(2*duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(5)の開始位置はmod(−2*duHT、Nzc)であり、i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを、当該5個の検出ウィンドウの開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定する。
Nzcはi番目のZCシーケンスの長さである。当該duHT値の取得方法については、ステップ101における関連説明を参照されたい。当該検出ウィンドウの事前設定サイズの関連説明については、ステップ104を参照されたい。当該5個の検出ウィンドウ(1)、(2)、(3)、(4)および(5)はそれぞれ、周波数変動0、−ΔfRA、+ΔfRA、−2ΔfRA、および2ΔfRAに対応する。
場合によっては、当該超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が
Figure 0006155518
であるとき、図2に示す方法の諸実施形態に対応して、設定ユニット701はさらに、選択されたZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスのduHT値が条件
Figure 0006155518
を満たすかどうかを判定し、当該選択されたZCシーケンス・グループ内の少なくとも1つのZCシーケンスのduHT値が当該条件を満たさない場合、当該セル・タイプと当該第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを再選択し、当該選択されたZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスのduHT値が全て当該条件を満たす場合、当該選択されたZCシーケンス・グループを設定ユニット702と送信ユニット703に送信するように構成される。当該条件において、当該Ncsは第1のNcsであり、当該NzcはZCシーケンスの長さである。
場合によっては、図4に示す方法の諸実施形態に対応して、検出ユニット704はさらに、当該ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスの5個の検出ウィンドウにおいて有効ピーク値内の一次ピーク値を検出し、当該有効ピーク値の二次ピーク値に関する検索ウィンドウを当該一次ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定し、当該二次ピーク値に関する検索ウィンドウにおいて二次ピーク値を検出し、当該一次ピーク値が存在する検出ウィンドウと当該二次ピーク値が存在する検出ウィンドウの組合せ関係に従ってRTD推定ウィンドウを決定し、当該RTDの推定値を当該RTD推定ウィンドウ内の有効ピーク値の位置に従って決定するように構成される。
場合によっては、図5に示す方法の諸実施形態に対応して、設定ユニット702はさらに、i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウの開始位置を、当該ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値に従って、検出ウィンドウ(1)の開始位置は0であり、検出ウィンドウ(2)の開始位置はmod(duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(3)の開始位置はmod(−duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(4)の開始位置はmod(2*duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(5)の開始位置はmod(−2*duHT、Nzc)であり、当該検出ウィンドウ(6)の開始位置はmod(3*duHT、Nzc)であり、検出ウィンドウ(7)の開始位置はmod(−3*duHT、Nzc)であり、その他は同様に導出され、mod(duHT、Nzc)とはduHTをNzcで除した余りを意味し、Nzcはi番目のZCシーケンスの長さである、というように決定し、i番目のZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウを、i番目のZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウの開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定するように構成される。
当該ZCシーケンスの当該N個の検出ウィンドウ(1)、(2)、(3)、(4)、(5)等はそれぞれ、周波数変動0、−ΔfRA、+ΔfRA、−2ΔfRA、+2ΔfRA、−3ΔfRA、+3ΔfRA/等に対応する。
検出ユニット704はさらに、RTD推定ウィンドウを有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定し、当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複しない場合には、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウから検出ウィンドウを当該RTD推定ウィンドウとしてランダムに選択するか、または、当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複するが、少なくとも1つの有効ピーク値が重複しない場合、当該少なくとも1つの有効ピーク値が存在する検出ウィンドウを当該RTD推定ウィンドウとして決定するか、または、当該有効ピーク値が存在するZCシーケンスの検出ウィンドウが当該ZCシーケンスの他の検出ウィンドウと重複し、当該有効ピーク値が重複する場合には、当該有効ピーク値が存在する検出ウィンドウでランダム・アクセス信号が検出されなかったと判定するか、もしくは、当該有効ピーク値の一次ピーク値が存在する2つの検出ウィンドウの周波数変動に従って当該ランダム・アクセス信号に周波数変動処理を実施して新たな有効ピーク値を取得し、当該新たな有効ピーク値に従って当該周波数変動と当該RTD推定ウィンドウを決定し、当該RTDの推定値を当該RTD推定ウィンドウ内の当該有効ピーク値の位置に従って決定するように構成される。
当該ZCシーケンス内の他の検出ウィンドウの関連説明はステップ507の関連説明と一貫する。場合によっては、検出ユニット704はさらに、有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って周波数変動を推定するように構成される。
有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って周波数変動を推定するステップについては、ステップ206を参照されたい。
選択ユニット701、設定ユニット702、送信ユニット703、受信ユニット704、および検出ユニット705が全て、CPU、デジタル信号プロセッサ、または他のプロセッサであってもよいことに留意されたい。
前述の諸実施形態で提供した超高速ランダム・アクセスを処理するための装置により、ランダム・アクセス信号のRTDを超高速シナリオで正確に検出できないという問題が解決され、超高速で移動しているユーザ機器が、検出されたRTDに従ってTA値を正確に調節でき、したがってメッセージ送信タイミングを正確に調節することが保証され、その結果、超高速シナリオにおいてユーザ機器が正常にネットワークにアクセスでき、それにより当該ネットワークのアクセス性能が高まる。
当該実施形態で提供した超高速ランダム・アクセスを処理するためのシステムは、図7に示す超高速ランダム・アクセスを処理するための装置を備える。
上述の方法の諸実施形態の諸ステップの全部または一部を、関連するハードウェアに指示するプログラムにより実装してもよいことは当業者には理解される。当該プログラムをコンピュータ可読記憶媒体に格納してもよい。当該プログラムを実行したとき、上述の方法の諸実施形態のステップが実施される。当該記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクのような、プログラム・コードを格納できる任意の媒体を含んでもよい。
最後に、上述の諸実施形態は本発明の技術的解決策を説明することを意図したものにすぎず、本発明を限定するためのものではないことに留意されたい。上述の諸実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、対応する技術的解決策の本質が本発明の諸実施形態の技術的解決策の趣旨と範囲から逸脱しない限り、当業者は、上述の諸実施形態で説明した技術的解決策に修正を加え、または、当該諸実施形態の一部の技術的特徴に均等な置換を行ってもよいことは理解される。
701 選択ユニット
702 設定ユニット
703 送信ユニット
704 受信ユニット
705 検出ユニット

Claims (14)

  1. セル・タイプと第1の循環シフトパラメータNcsに従ってZadoff−Chu(ZC)シーケンス・グループを選択し、前記ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップであって、N≧5であるステップと、
    ユーザ機器(UE)がランダム・アクセス・シーケンスを前記ZCシーケンス・グループから選択するように、前記セル・タイプ、第2のNcs、および前記ZCシーケンス・グループを前記UEに送信するステップと、
    前記UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、前記ランダム・アクセス・シーケンスを前記ランダム・アクセス信号から取得するステップと、
    前記ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて前記ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を実施し、各ZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウ内の複数の有効ピーク値を検出し、前記有効ピーク値の一次ピーク値と、前記一次ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定された検索ウィンドウにおける二次ピーク値とに従ってラウンド・トリップ遅延(RTD)の推定値を決定するステップと、
    を含む、超高速ランダム・アクセスを処理するための方法。
  2. 前記ZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、前記ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップは、
    前記ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得するステップと、
    前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って前記i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウ開始位置を決定するステップと、
    前記i番目のZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウの前記検出ウィンドウ開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って前記i番目のZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウを設定するステップと、
    を含み、
    前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値は、周波数変動が
    Figure 0006155518
    であるときの前記i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィール(PDP)内の鏡像画像ピークの前記RTDに対するシフトを指し、TSEQは前記i番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である。
    請求項1に記載の方法。
  3. 超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が、ΔfRAがランダム・アクセス・チャネルのサブキャリア間隔を表す
    Figure 0006155518
    であり、かつ、前記ZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、前記ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するステップは、
    前記ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得するステップと、
    前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って設定するステップと、
    を含み、 前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値は、周波数変動が
    Figure 0006155518
    であるとき、前記i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィールPDPにおける鏡像画像ピークの前記RTDに対するシフトを指し、TSEQは前記i番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って設定するステップは、
    前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウの開始位置を前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って取得するステップであって、前記5個の検出ウィンドウはそれぞれ検出ウィンドウ(1)、検出ウィンドウ(2)、検出ウィンドウ(3)、検出ウィンドウ(4)および検出ウィンドウ(5)であり、
    前記検出ウィンドウ(1)の開始位置は0であり、
    前記検出ウィンドウ(2)の開始位置はmod(duHT、Nzc)であり、
    前記検出ウィンドウ(3)の開始位置はmod(−duHT、Nzc)であり、
    前記検出ウィンドウ(4)の開始位置はmod(2*duHT、Nzc)であり、
    前記検出ウィンドウ(5)の開始位置はmod(−2*duHT、Nzc)であり、
    Nzcは前記i番目のZCシーケンスの長さであるステップと、
    前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを前記5個の検出ウィンドウの前記開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定するステップと、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記i番目のZCシーケンスのduHT値が全て、条件
    Figure 0006155518
    を満たし、その結果、前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウが重複せず、前記条件において、前記Ncsは前記第1のNcsであり、前記Nzcは前記i番目のZCシーケンスの長さである、
    請求項3または4に記載の方法。
  6. 各ZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウ内の複数の有効ピーク値を検出し、前記有効ピーク値の一次ピーク値と、前記一次ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定された検索ウィンドウにおける二次ピーク値とに従ってラウンド・トリップ遅延(RTD)の推定値を決定するステップは、
    各ZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウにおいて前記有効ピーク値の前記一次ピーク値を検出するステップと、
    前記有効ピーク値の前記二次ピーク値に関する前記検索ウィンドウを前記一次ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定するステップと、
    前記二次ピーク値に関する前記検索ウィンドウにおいて前記二次ピーク値を検出し、RTD推定ウィンドウを前記一次ピーク値が存在する前記検出ウィンドウと前記二次ピーク値が存在する検出ウィンドウの組合せ関係に従って決定するステップと、
    前記RTDの前記推定値を前記RTD推定ウィンドウ内の前記有効ピーク値の位置に従って決定するステップと、
    を含む、請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
  7. 前記複数の有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って周波数変動を推定するステップをさらに含む、請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法。
  8. セル・タイプと第1の循環シフトパラメータNcsに従ってZadoff−Chu(ZC)シーケンス・グループを選択するように構成された選択ユニットと、
    前記選択ユニットにより選択された前記ZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスごとにN個の検出ウィンドウを設定するように構成された設定ユニットであって、N≧5である設定ユニットと、
    ユーザ機器(UE)がランダム・アクセス・シーケンスを前記ZCシーケンス・グループから選択するように、前記セル・タイプ、第2のNcs、および前記選択ユニットにより選択された前記ZCシーケンス・グループを前記UEに送信するように構成された送信ユニットと、
    前記UEにより送信されたランダム・アクセス信号を受信し、前記ランダム・アクセス・シーケンスを前記ランダム・アクセス信号から取得するように構成された受信ユニットと、
    前記ZCシーケンス・グループ内の各ZCシーケンスを用いて前記受信ユニットにより取得された前記ランダム・アクセス・シーケンスに相関関係処理を実施し、ZCシーケンスごとに前記設定ユニットにより設定された前記N個の検出ウィンドウ内の複数の有効ピーク値を検出し、前記有効ピーク値の一次ピーク値と、前記一次ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定された検索ウィンドウにおける二次ピーク値とに従ってラウンド・トリップ遅延(RTD)の推定値を決定するように構成された検出ユニットと、
    を備えた、超高速ランダム・アクセスを処理するための装置。
  9. 前記選択ユニットにより選択された前記ZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、前記設定ユニットはさらに、
    前記ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得し、
    前記i番目のZCシーケンスのN個の検出ウィンドウ開始位置を前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って決定し、
    前記i番目のZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウを、前記i番目のZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウの前記検出ウィンドウ開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定する
    ように構成され、
    前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値は、周波数変動が、
    Figure 0006155518
    であるとき、前記i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィール(PDP)内の鏡像画像ピークの前記RTDに対するシフトを指し、TSEQは前記i番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である、
    請求項8に記載の装置。
  10. 超高速ランダム・アクセスの周波数変動範囲が
    Figure 0006155518
    であり、かつ、前記選択ユニットにより選択された前記ZCシーケンス・グループがM個のZCシーケンスを含むとき、前記設定ユニットはさらに、
    前記ZCシーケンス・グループ内のi番目のZCシーケンスのduHT値を取得し、
    前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って設定する
    ように構成され、
    周波数変動が
    Figure 0006155518
    であるとき、前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値は、前記i番目のZCシーケンスの電力遅延プロフィール(PDP)内の鏡像画像ピークの前記RTDに対するシフトを指し、TSEQは前記i番目のZCシーケンスが占める時間間隔であり、iの値は[1、M]の中の任意の整数である、
    請求項8に記載の装置。
  11. 前記設定ユニットはさらに、
    前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウの開始位置を前記i番目のZCシーケンスの前記duHT値に従って取得し、
    前記i番目のZCシーケンスの5個の検出ウィンドウを前記5個の検出ウィンドウの前記開始位置と検出ウィンドウの事前設定サイズに従って設定する
    ように構成され、
    前記5個の検出ウィンドウはそれぞれ検出ウィンドウ(1)、検出ウィンドウ(2)、検出ウィンドウ(3)、検出ウィンドウ(4)および検出ウィンドウ(5)であり、
    前記検出ウィンドウ(1)の開始位置は0であり、
    前記検出ウィンドウ(2)の開始位置はmod(duHT、Nzc)であり、 前記検出ウィンドウ(3)の開始位置はmod(−duHT、Nzc)であり、
    前記検出ウィンドウ(4)の開始位置はmod(2*duHT、Nzc)であり、
    前記検出ウィンドウ(5)の開始位置はmod(−2*duHT、Nzc)であり、
    Nzcは前記i番目のZCシーケンスの長さである、
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記選択ユニットはさらに、
    前記選択されたZCシーケンス・グループ内のZCシーケンスのduHT値が条件
    Figure 0006155518
    を満たすかどうかを判定し、
    前記選択されたZCシーケンス・グループ内の少なくとも1つのZCシーケンスの前記duHT値が前記条件を満たさない場合には、前記セル・タイプと前記第1のNcsに従ってZCシーケンス・グループを再選択し、
    前記選択されたZCシーケンス・グループ内の前記ZCシーケンスの前記duHT値が全て前記条件を満たす場合には、前記選択されたZCシーケンス・グループを前記設定ユニットと前記送信ユニットに送信する
    ように構成され、
    前記条件において、前記Ncsは前記第1のNcsであり、前記NzcはZCシーケンスの長さである、
    請求項11に記載の装置。
  13. 前記検出ユニットはさらに、
    前記ZCシーケンス・グループの各ZCシーケンスの前記N個の検出ウィンドウにおいて前記有効ピーク値の前記一次ピーク値を検出し、
    前記有効ピーク値の前記二次ピーク値に関する前記検索ウィンドウを前記一次ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って決定し、
    前記二次ピーク値に関する前記検索ウィンドウにおいて前記二次ピーク値を検出し、RTD推定ウィンドウを前記一次ピーク値が存在する前記検出ウィンドウと前記二次ピーク値が存在する検出ウィンドウの組合せ関係に従って決定し、
    前記RTDの前記推定値を前記RTD推定ウィンドウ内の前記有効ピーク値の位置に従って決定する
    ように構成された、請求項8乃至12の何れか1項に記載の装置。
  14. 前記検出ユニットはさらに、前記複数の有効ピーク値が存在する検出ウィンドウに従って周波数変動を推定するように構成された、請求項8乃至13の何れか1項に記載の装置。
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