JP6153531B2 - 粘着ディスク付バレル・プランジャ・ユニットii - Google Patents

粘着ディスク付バレル・プランジャ・ユニットii Download PDF

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Description

本発明は、注射溶液を収容する少なくとも1つのシリンダと、少なくとも1つのピストンと、シリンダの自由端面の領域に配置された粘着コーティングとを有するシリンダ・ピストン・ユニットに関する。
特許文献1には、無針注射器のシリンダ・ピストン・ユニットが開示されており、そのシリンダは、その前端面に、圧感粘着剤によって固定された封止フィルムを有する。この圧感粘着剤は、封止フィルムが取り外された後に、圧感粘着剤が注射中に所定の場所にとどまって患者の皮膚を注射器に固定するように、シリンダの端面に対する親和性が封止フィルムに対する親和性より大きくなっている。
特許文献2には、薬剤を入れる患者の部位に可撓性カニューレを経皮的に入れるためのデバイスが記載されている。この目的のために、デバイスはアダプタ・セットと、張力をかけることができハウジング内に収容されるばねアキュムレータとを有する。前方からハウジングの中に挿入できるアダプタ・セットは、主に粘着板、可撓性カニューレおよび挿入針から構成される。デバイスを作動させるとき、アダプタ・セットは、ばねアキュムレータを緩和することによって皮膚上に置かれる。カニューレは、挿入針の助けによって皮下に押し込まれる。ハウジングが取り外され、挿入針が引き抜かれた後に、注入を始めることができる。
無針注射では、注射溶液が高速ジェットによって患者の皮膚を貫通して投与されなければならない。皮膚の上層は、その下にある皮膚層の強い機械的被覆を構成し、外部影響から皮膚層を保護する。皮膚の上層は、互いに横に並んで重なって横たわる角化細胞から成り、その間隙は脂質によって裏打ちされている。
DE102005054600 DE69836594T3
したがって、モジュラ注射器との関連において、本発明の目的は、注射溶液を皮中または皮下に運搬し、そこに限定できる期間保持するために、「真皮」という語に包含される皮膚の外層を(または場合により他の層も)安全に貫くのに適した放出システムを有するシリンダ・ピストン・ユニットを開発することである。
この目的は、本発明によれば、主請求項の特徴によって達成される。この目的のために、シリンダは、放出管が配置される底部分を有する。シリンダ・ピストン・ユニットの中心線の方向に、取付け位置と印加位置の間で変位可能である弾性粘着円盤が、放出管上、および/または底部分上に配置される。底部分から離れるように向けられたその端面に、粘着円盤は、皮膚に貼着するための粘着コーティングを有する。収納位置において、粘着円盤は、放出管を閉鎖するための少なくとも1つの封止要素または封止領域を有し、この封止要素または封止領域の効果は、印加位置ではもはや存在しない。皮膚を傷つけずに窪ませるために、放出管の自由端面の前縁部は、印加位置において、粘着円盤の粘着コーティングを少なくとも0.5mm越えて突出する。皮膚には、粘着円盤の伸張および放出管の突出によって張力をかけることができる。シリンダ・ピストン・ユニットが取り外された後に皮膚上にとどまっている粘着円盤は、別途取り除くことができる。
ここでは、例えば無針注射器のシリンダ・ピストン・ユニットが本発明によって提案される。注射器は、使い捨て注射器とすることもでき、シリンダ・ピストン・ユニットを収容するだけでなく、注射器ハウジング内に取り付けられピストン駆動ラムに作用する駆動機構も収容する。実現可能な駆動機構として、ばねアキュムレータ、開閉可能ガス・カートリッジ付ガス駆動器、または発火駆動器(pyrotechnic drive)を使用することが可能である。知られているばねエネルギー・アキュムレータには、あらかじめ張力をかけた機械的ばねもしく機械的ばねシステム、または空気ばねもしくは空気ばねシステムが使用される。ばねエネルギー・アキュムレータが駆動機構として使用される場合、このばねエネルギー・アキュムレータにあらかじめ張力をかけ保持するために、ピストン駆動ラムが、注射器ハウジングの上または中に配置された少なくとも1つの支持ロッドまたは引き抜きフック(draw hook)を介して、形状を合わせて保持される。1つまたはそれ以上の支持ロッドまたは引き抜きフックは、注射器が使用されるまで1つまたはそれ以上の起動要素によってそのロック位置に維持される。注射器を起動させるために、ばねエネルギー・アキュムレータの作用を受けるピストン駆動ラムが注射器の中心線と少なくともほぼ平行に動くことができるように、1つまたはそれ以上の支持ロッドまたは引き抜きフックが解放されると、シリンダ・ピストン・ユニットのシリンダ内にある注射溶液が、少なくとも1つのノズルを経由して排出されることになる。
本事例では、シリンダ上で変位させることができる粘着ディスクが、シリンダ・ピストン・ユニットの前に取り付けられる。使用準備済みの注射器が患者の皮膚上に置かれると、患者の皮膚は第1の工程で、取付け位置においてシリンダ上に位置している粘着円盤に粘着する。この段階では、粘着円盤はシリンダを以前のように閉鎖したままに保持する。注射器を皮膚にさらに押し付けることによって、粘着円盤は滑り、それによって、粘着円盤に一体化された封止手段が押し開けられる。必要な粘着円盤の変位後に、シリンダに一体化形成または固定された放出管が前記円盤を越えて突出し、この突出の結果として、シリンダのノズルの領域内の皮膚に張力がかかる。
出口ノズルの領域内の皮膚の上層に張力がかかると、皮膚の角層の角化細胞が2段階で引き離されることになる。第1の段階は、放出管が粘着円盤の粘着層を貫通した瞬間に皮膚が伸びることを含む。第2の段階は、皮膚を部分的に押して粘着円盤から離すことを含む。それに伴う皮膚の窪みにより皮膚がさらに伸びる。このようにして、投与時の注射ジェットの貫入が容易になる。
本発明のさらなる詳細が従属請求項から、また概略的に図示された諸実施形態についての以下の説明から明らかになろう。
一体化して形成された放出管と保護ハウジングを有するシリンダ・ピストン・ユニットを示す図である。 図1と同じであるが金属放出管を有するものを示す図である。 注射溶液が投薬された後の、一体化して形成された放出管を有するシリンダ・ピストン・ユニットの前領域の断面を示す図である。 図1および図3による粘着円盤によって再び閉鎖された皮膚の断面を示す図である。 図3と同じであるが金属放出管を有するものを示す図である。 図2および図5による粘着円盤によって再び閉鎖された皮膚の断面を示す図である。 患者の皮膚上に置かれた後で、粘着円盤を完全に貫く前の金属放出管の断面を示す図である。 図7と同じであるが、粘着円盤を完全に貫き、患者の皮膚に張力かけた後を示す図である。
図1は、無針注射器のシリンダ・ピストン・ユニット(10)を示す。シリンダ・ピストン・ユニット(10)は、シリンダ(20)と、例えば2つの部分から成るピストン(80)であるピストンとから構成される。シリンダ(20)はさらに、例えば保護ハウジング(150)によって取り囲まれる。ピストン(80)の上方に、注射器(ここでは図示せず)に属するピストン駆動ラム(7)の下部が示されている。シリンダ(20)は、シリンダの後領域にある外側ねじ山(22)を用いて、またはスリット(23)を用いて注射器に固定される。シリンダ下部の領域には、粘着円盤(110)もまたシリンダ(20)と保護ハウジング(150)の間に配置される。
例えば、1つの部分から成るシリンダ(20)は、ハウジング・アダプタ(21)、管部分(28)および下部(33)から構成される。ハウジング・アダプタ(21)によって、シリンダ(20)は注射器ハウジング(図示せず)内に固定される。この目的のために、シリンダの半径方向の外壁は、外側ねじ山(22)、および/または互いに反対側にある少なくとも2つのスリット(23)を有する。スリット(23)は、深さが例えば2mmである。スリットは、管部分(28)のすぐ近くのねじ山末端に位置する。スリット(23)の幅は、例えば0.6mmである。
スリット(23)と管部分(28)の間に、当接ウェブ(24)があり、その外径は、例えばねじ山の外径と同一にすることができる。管部分(28)の外径は、内壁(31)の直径の2倍よりも大きい。管部分は、その材料が少なくとも350×10Paの圧力負荷に耐えるように寸法設定される。
ハウジング・アダプタ(21)には、管部分(28)のシリンダ壁(29)が隣接する。管部分の全長に沿って、シリンダ壁(29)は、例えば3.25mmの一定壁厚を有する。
下部部分(33)は、管部分(28)の領域内のシリンダ壁(29)の平均壁厚に対応する外向きの平坦な下部板(34)を有する。環状ウェブ(51)(例えば、円筒形管の形状)が、下部板(34)の外側領域に一体化して形成される。粘着円盤用の受入れ空間(53)を囲む環状ウェブ(51)は、例えば下部板(34)の壁厚ほどの高さである。環状ウェブ(51)の壁厚は、管部分(28)の円筒壁(29)壁厚の約3分の1である。
出口ノズル(60)を支持する放出管(54)は、平坦下部板(34)の中心に配置される。放出管(54)は、その外径が測定すると例えば2.25mmあり、環状ウェブ(51)を約1mm越えて突出する前端部を有する。少なくともおおよそ、放出管(54)の円筒形外壁と環状ウェブ(51)の円筒形内壁(52)との間に、例えば深さが3mmの、粘着円盤用の受入れ空間(53)がある。
放出管(54)の端面(58)は、少なくとも一部で球状に湾曲しているか、または平坦である。前部にある出口ノズル(60)は0.2〜0.4mmの内径を有するのに対し、出口ノズル(60)につながる孔(56)の内径は、測定すると少なくともその前半部で約0.5〜1mmある。
図2によると、シリンダの内壁(31)は、少なくとも管部分(28)において円筒形に成形されている。その部分でシリンダ内壁は、例えば5.5mmの内径を有する。ハウジング・アダプタ(21)の領域内では、シリンダの内壁(31)は切頭円錐の形で外に広がる。この広がり(25)の円錐角は、例えば50度である。広がり(25)の長さは、ハウジング・アダプタ(21)の全長の約3分の1に相当する。
下部(33)の領域において、シリンダの内壁(31)はシリンダ底部(45)で終わり、その円錐角は、測定すると例えば160度ある。図1によれば、放出孔(56)は、シリンダ底部(45)と、放出管(54)内に配置された出口ノズル(60)との間に位置し、前記放出孔(56)は、少なくとも出口ノズル(60)の前の領域に円筒形壁を有する。図示の実施形態では、シリンダ底部(45)の方に向けられた孔(56)の後部は切頭円錐として設計される。この切頭円錐は、例えば12度の円錐角を有する。切頭円錐は、例えば下部板(34)の壁の領域内に広がる。
一体化形成放出管(54)の代わりに、薄壁管(55)(図2参照)を出口ノズル(60)が配置される前端部に使用することもまた可能である。例えばステンレス鋼から製作される薄壁管(55)は、例えば0.5mmの外径を有する。出口ノズル(60)後ろの放出管(55)の壁厚は、測定すると例えば0.05mmある。ノズル径、または放出管(55)の内径は、一般に前変形形態から分かっている値に対応する。図7および図8によれば、内径は、測定すると例えば0.2mmあり、外径は、測定すると0.36mmある。この出口ノズル(60)を製作するために、放出管(55)の前領域は、出口ノズル(60)のすぐ後ろにテーパ(63)が得られるように、材料圧縮によって約0.325mmの長さまで縮小される。
自由ノズル端は、使用時に皮膚(200)を傷つけないように、例えば0.05mmの半径で丸みがつけられる。
図1によれば、粘着円盤(110)が、粘着円盤用の受入れ空間(53)の前領域内の、放出管(55)と環状ウェブ(51)の間に配置される。粘着円盤は、粘着円盤用の受入れ空間(53)の深さよりも少なくとも0.5mm厚い材料厚さを有する。粘着円盤(110)は、向かい合わせの方向の2つの中心盲穴(126、127)を有する。両盲穴(126、127)は、粘着円盤(110)の中心領域において、封止要素として機能する前方膨張薄壁膜(116)の前で終わる。後盲穴(127)は、放出管(55)の前方領域を封止可能に取り囲み、放出管をしっかりと支承する。膜(116)は、場合により球状に湾曲した放出管(55)の前端面(58)に、キャップのようにぴったり合わせて置かれている。その壁厚は、例えば0.13mmである。図1によれば、放出管(54)による拡張がないために、前方盲穴(126)の直径は、後盲穴(127)の直径よりも約0.5〜1mm小さい。
接合(cemented-in)または密閉放出管(55)を有するシリンダ変形形態では、穴がない粘着円盤(110)が使用される。放出管(55)の前に置かれた粘着円盤(110)の領域が、膜(116)に取って代わる封止領域(117)として機能する。
粘着円盤(110)の実質的に円筒形の外壁は、環状ウェブ(51)の円筒形内壁(52)に案内される。図1によれば、粘着円盤(110)は、その外壁の上方領域に、半径方向に例えば0.5mmだけ突出する外周ウェブ(123)を有し、この外周ウェブによって粘着円盤は、環状ウェブ(51)の前方内側縁部(59)を弾性的に支承する。
粘着円盤(110)を底部分(33)の環状ウェブ(51)上に配置するために、後者もまた、半径方向内側に突出するウェブを有することができ、このウェブは、環状ウェブ(51)の前領域に一体化して形成され、粘着円盤(110)の対応する環状溝の中に弾性的に突出する。
粘着円盤(110)は、例えばゴム、または他のエラストマーで作製され、その平坦な前端面に、例えば圧感粘着剤から成る粘着層(121)を備える。その表面領域の残りの部分は、粘着円盤(110)が少なくとも部分的にシリコーン油で処理され、またはテフロン(登録商標)でコーティングされているので、良好な摺動機能を有する。放出管(54)に適している変形形態では(図1、図3および図4参照)、粘着層(121)が穴(126)の領域において省かれる。金属放出管(55)の変形形態では、粘着層(121)は、直径が少なくとも出口ノズル(60)の領域内の放出管(55)の外径よりも大きい中央凹部(124)を有することができる(図7参照)。
粘着円盤の圧感粘着剤(121)は、その粘着円盤(110)に対する粘着力が消毒された皮膚表面(201)に対する粘着力より少なくとも50%大きくなるようなものである。
剛化円盤(119)を粘着円盤(110)の中に挿入することができる。これは図3に破線で示されている。例えば封入または加硫されたこの剛化円盤(119)は、例えば0.5〜1mmの壁厚を有する。これは、例えば従来の鉄金属または非鉄金属から作製される。その孔は、放出管(54)の外径より少なくとも1mm大きい。剛化円盤(119)の外径は、粘着円盤(110)の外径よりも例えば1〜2mm小さい。ここでは粘着円盤(110)に組み込まれている剛化円盤(119)は、例えば、前面粘着層(121)の後ろ0.5〜1mmに配置される。粘着円盤(110)の中心線と剛化円盤(119)の中心線は一致している。
適切な場合、粘着円盤(110)は、中心線(5)と平行の向きの少なくとも1つの側面切込みを有し、この切込みによって、粘着円盤(110)を受入れ空間(53)の中に入れるときに、その中にある空気を容易に変位させることができる。空気はまた、底部分(33)の端面(46)近くの、環状ウェブ(51)に配置された穴を経由して逃げることもできる。
図1および図2によれば、ポット形保護ハウジング(150)(無菌閉鎖)が、挿入されたシリンダ(20)の粘着円盤(110)と共に、管部分(28)および底部分(33)を取り囲む。このハウジングは、ここでは管状ジャケット(151)および平坦底部(152)から成る。図示の例示的な実施形態では、保護ハウジング(150)は、その形状の故に、プラスチック材料のシクロオレフィン共重合体(COC)から作製される。この材料は、ガスおよび水蒸気の透過性が特に低い。より簡単な形状では、保護ハウジング(150)をガラスで作製することができる。
管部分(28)の領域では、管部分(28)の外壁(32)と保護ハウジング(150)の内壁(155)との間の間隔は、例えば1.5mmである。保護ハウジング(150)の底部(152)と粘着円盤(110)の間の軸方向間隔は、図1によれば、測定すると例えば1mmある。
保護ハウジング(150)は、シリンダ(20)に解除可能に2つの場所で固定される。第1の場所は、管部分(28)とシリンダ(20)の当接ウェブ(24)との間の移行部にある。ここで、図1によれば、Oリング(161)がシリンダ(20)の切込みに置かれており、シリンダ(20)に対して保護ハウジング(150)を封止する。同時に、Oリング(161)により、保護ハウジング(150)をシリンダ(20)の中心に合わせる。従来のOリング(161)の代わりに、クアッド・リング(quad ring)、またはプロファイルド・リング(profiled ring)などを使用することも可能である。
組み立てると封止リング(161)は、保護ハウジング(150)とシリンダ(20)の間に留められ、そのため、封止機能に加えて心出し・保持機能を容易に果たすこともできる。適切な場合、封止リング(161)はまた、丈夫な封止粘着剤に置き換えることもできる。
保護ハウジング(150)をシリンダ(20)上に支持するための第2の場所は、保護ハウジング(150)の底部(152)の中心に位置している。その位置に中心支持スタブ(157)が配置され、これは、底部分(33)の盲穴(126)のずっと中まで突出するので、そこで膜(116)と接触する。支持スタブ(157)は、粘着円盤(110)を半径方向で覆う保護ハウジング(150)の前端部を固定し、粘着円盤はシリンダ(20)の管状ウェブ(51)を支承する。
粘着円盤(110)を軸方向に支持するために、底部(152)はさらに環状支持ウェブ(153)を備え、このウェブは、その上方環状縁部で粘着円盤(110)をその縁部領域で支承する。この縁部は非常に幅が狭いので、粘着円盤(110)に対してわずかな粘着力しか生じさせない。
鋼放出管(55)を有する図2による変形形態において、前領域で保護ハウジング(150)をシリンダ(20)上に、半径方向にも支持することができるように、保護ハウジング(150)は、例えば半径方向の向きの5つの支持リブ(159)を有する。これらの、ジャケット(151)の外周に等距離に分布した支持リブ(159)は、例えば、底部(152)およびジャケット(151)に一体化して形成される。支持リブ(159)は、粘着円盤(110)の円筒形外面(118)を支承する半径方向内面を有する。
図1および図2によれば、シリンダ(20)は部分的に注射溶液(1)で満たされる。注射溶液(1)の液面(2)は、ハウジング・アダプタ(21)と管部分(28)の間の移行領域に位置している。円盤形封止体(100)が液面(2)に無菌で、かつ気泡なしに配置され、また半径方向の締付けの作用を受けて、シリンダの内壁(31)を封止可能に支承する。ポット形駆動体(81)が、封止体(100)の後ろに配置される。駆動体(81)は、封止体(100)を部分的に支承するか、または封止体から例えば0.2〜0.5mmの距離のところにある。
封止体(100)はここでは円盤であり、その変形されていない直径は、例えばその円盤厚さの2倍である。その外周に円盤(100)は、例えば2つの溝(108)による溝付きプロファイル(107)を有することができる(図2参照)。溝付きプロファイル(107)は、例えば、ここでは封止体(100)が断面で波線を有し、波の2つの谷が溝(108)を形成するように構成される。この波線は、ここでは円弧から成る。
封止体(100)がエラストマー本体であるので、封止円盤の波の山は平らになる(図1、2、4および6参照)。
ポット形駆動体(81)は、長さが例えばその外径と一致しており、円盤形衝撃板(83)と、その上に一体化して形成されたスカート(90)とから成る。衝撃板(83)の厚さは、ここではスカート(90)の長さよりもわずかに厚い(図2参照)。
注射器が起動されたときにピストン駆動ラム(7)が衝突する衝撃板(83)は、駆動体(81)の前後に置かれたシリンダ・チャンバ領域(11、12)を互いに最小制限で連結するための、例えば中心孔(97)を少なくとも有する。例示的な実施形態によれば、最小径が1から2mmの間である孔(97)は、駆動体(81)の後面(85)で、例えば、孔(97)の領域内で交差する2つのチャネルから成るチャネル交差点(88)で、終わる。チャネル交差点(88)のチャネルはそれぞれ、例えば半円形の断面を有し、この断面の直径は、例えば孔の直径と一致する。
衝撃板(83)の前面(84)には、弾性封止リップとして設計されているスカート(90)が隣接する。前面(84)から始まるスカート(90)の壁は、前方外側封止縁部(91)に向かって先細りになっており、この前方外側封止縁部は、注射器の各動作状態においてシリンダの内壁(31)を弾性的に支承する。取り付けられた状態では、スカート(90)および前面(84)は浸漬空間(96)を囲む。後者は、実質的に切頭円錐の形状を有し、その円錐角は、測定すると例えば20度である。
ピストン(80)、すなわち、駆動体(81)と封止体(100)を組み合わせたものにより、シリンダ・ピストン・ユニット(10)の簡単な無気泡、無菌の充填および閉鎖が、最高で350×10Paまでの非常に高い圧縮パルスに耐える注射器を開放する射出手順と関連して、可能になる。
注射器が注射の準備ができると、保護ハウジング(150)がシリンダ(20)の前部から、例えば手動力によって引き離される。これを行う際、粘着円盤(110)はシリンダ(20)の底部分(33)にとどまる。封止リング(161)もまた、シリンダ(20)の外壁(32)にとどまる。
注射溶液を投与することができるように、注射器は、粘着円盤(110)を前の方に向けて、患者の皮膚表面(201)上に置かれる。依然としてその取付け位置(111)に置かれている粘着円板(110)は、例えば10mmの直径では約75mmの表面積を有するその粘着層(121)によって、皮膚表面(201)に貼着する。図1の例示的な実施形態によれば、粘着円盤(110)の中心だけに粘着層(121)が備えられていない。粘着層がない場所の直径は、例えば1〜2mmである。
注射器の押圧によって粘着円盤(110)には、外周ウェブ(123)のロック作用が克服され、膜(116)が破られることで、それが放出管(54)に沿って底部分(33)の方向に動くように負荷がかけられる。放出管(54)の前端面(58)が皮膚に向かって動く間、放出管(54)は、前盲穴を約0.5〜1mmだけ広げる。このように拡張することには、ただ単に盲穴(126)を広くするだけで、粘着層(121)に貼着した皮膚の層に第1の段階であらかじめ張力が能動的にかけられるという効果がある。
それに続く注射器の前方への動きで、粘着円盤(110)は、その後面(115)で底部分(33)の端面(46)を支承するために、粘着円盤用の受入れ空間(53)の中へさらに摺動する。粘着円盤(110)は今や、その印加位置(112)に置かれている。粘着円盤は今や、粘着円盤用の受入れ空間(53)を完全に埋めている。
粘着円盤(110)のこのさらなる行程は、一方では、接触圧の増大によって粘着層(121)と患者の皮膚の間の粘着性が強化されることを意味し、もう一方では、放出管(54)が粘着円盤(110)から10分の数mm突出することを意味する(図3参照)。
例えばほとんど球状に湾曲した前面(58)を有する突出放出管(54)の前端(58)は、皮膚(200)を強制的にへこませ、その結果、皮膚伸張の第2の段階が始まる。結果として生じる窪みの深さは、粘着層(121)下部と放出管(54)の最前方点または最前方縁部との間の距離であるが、例えば、放出管(54)の外径の半分に相当する。この場合、放出管(54)の前面(58)の領域内の皮膚表面(201)は、全体で約100%だけ能動的に伸ばされる。
図2の注射器が使用される場合、図1による例と同様に、比較可能な2段階の皮膚の引き伸ばしが原則的にある。出口ノズル(60)領域にテーパ(63)を有する相対的に細い放出管(55)の故に、皮膚のタイプに応じて、引き伸ばされるべき皮膚(200)には2つの異なる接触状態がある。
第1の接触条件では、放出管(55)が出てくるとき、皮膚(200)は、引き伸ばされた皮膚(200)の表面(201)が段付きのブリキ缶の形状を呈するように外壁(57)に添い、この段付きのブリキ缶の形状は、放出管(55)のテーパ(63)によって生じる。2段階皮膚伸張では、この変形形態により、結果として例えば3.5〜4の膨張係数が得られる。
第2の接触条件では角層(203)が、一部には出口ノズル(60)によって、皮膚(200)を傷つけずに粘着層(121)から持ち上げられ、または引き離される。この持ち上げ領域は、例えば、測定すると最大で1mmまでになりうる直径(207)を有する。
出口ノズル(60)まわりの領域でより大きく伸張すると、皮膚(200)はここでは、例えば漏斗状の形態を呈する(図8参照)。ここでは、表皮(202)および真皮(205)は皮下組織(206)の中に窪んでいる。図8による幾何形状の状態では、角層の窪みが、粘着層(121)から引き離された皮膚表面(201)の直径(207)の約半分に相当し、そこでは60〜70%の角層伸張が漏斗状の窪みの領域で得られる。
同時に、注射器は、皮膚(200)上に押し付けられることによって起動される。機械ばねまたは空気ばねによってあらかじめ張力がかけられているピストン駆動ラム(7)は、急激な負荷をピストン(80)に加え、その結果、注射溶液(1)が高速ジェットとして、張力がかけられた患者の皮膚を貫通して貫入することになる。
ピストン駆動ラム(7)はまず、大きい力で駆動体(81)に当たる(図1の矢印方向(3)参照)。駆動体(81)は、液面(2)にあるほとんど圧縮不可能な封止円盤(100)に押し付けられる。スカート(90)は、封止円盤(100)のプロファイルド外壁(105)を介してシリンダの内壁(31)に沿って摺動する。封止円盤(100)は、駆動体(81)の浸漬空間(96)に入る(図3および図5参照)。変位される空気は孔(97)を通り、ピストン駆動ラム(7)上のチャネル交差点(88)に沿って、注射器の外部環境(9)の中へ流れる。
封止円盤(100)と駆動体(81)はここで、実質上剛性の組合せ、つまりピストン(80)を形成し、これは注射溶液(1)を前方に押す。シリンダの内壁(31)に関する封止は、スカート(90)の封止縁部(91)に引き継がれ、この封止縁部は、液体の圧力で負荷がかけられた封止円盤(100)によってより強く押される。封止縁部(91)の摺動摩擦係数は、駆動体に使用された材料の故に封止円盤(100)の摺動摩擦係数よりも小さいので、高い封止効果にもかかわらず摺動摩擦抵抗が小さい。
例えば約150m/秒の流速の皮下注射で、測定すると少なくとも250×10Paある高圧の液体の結果として、液体ジェットは、合わせて例えば最大で4mmまでの厚さがある表皮(202)と真皮(205)を貫く(図3および図5参照)。皮下注射では、液体ジェットで生成された流入チャネル(211)は、皮下組織(206)でようやく終わる。毛細血管が入り込み、脂肪組織が豊富な皮下組織(206)の結合組織では、その後、液体ジェットによって供給される注射溶液の、例えば円盤形プール(210)が生じる。
注射溶液のこの加圧プール(210)の少なくとも一部は、注射器がその全部品を備えて皮膚(200)から持ち上げられると、流入チャネル(211)によってただちに空になる。注射器が取り去られた後、このように破壊的に空になることは、皮膚伸張が再び減少し、少なくとも非常に少ない注射量の場合には、ほとんどの部分で流入チャネル(211)が閉鎖されるので、皮膚によって対処される。
本事例では、注射器が取り去られた後、粘着円盤(110)は、その粘着層(121)の故に、後の時点で別途除去されるまで所定の場所に付加的にとどまる。しかし、そのような時間まで、前に破れた粘着円盤の膜(116)が、ありうる流出方向と反対の向きに湾曲しているために、粘着円盤(110)の盲穴(126)を塞ぐ。少ない副次的な量の注射溶液が場合により、膜(116)の前の前盲穴(126)の中に損失として蓄積する。患者は粘着円盤(110)を、それに粘着している粘着層(121)を含めて、注射で誘発した皮膚の膨れが実質的に後退したらすぐに取り外す。
図2による変形形態は、注射溶液の導入によって同じ挙動を示す(図5参照)。しかし、図6による流入チャネル(211)の外部閉鎖は、図4による溶液での閉鎖よりも効果的である。注射の前に、粘着円盤(110)が細い鋼放出管(55)だけで貫かれ、狭いチャネルが生成されるので、後者は、注射器が取り去られた直後に完全に閉じる。ここでも、粘着円盤(110)は、注射溶液のプール(210)を取り囲む組織の中に注射溶液(1)が分散したときに、ようやく皮膚表面(201)から引き離される。
1 注射溶液
2 液面
3 注射器解放の矢印方向
5 中心線
7 ピストン駆動ラム
9 環境
10 シリンダ・ピストン・ユニット
11 ピストンの前のシリンダ・チャンバ領域
12 ピストンの後ろのシリンダ・チャンバ領域
20 シリンダ
21 ハウジング・アダプタ
22 外側ねじ山
23 スリット
24 当接ウェブ
25 内側の広がり
28 管部分
29 シリンダ壁
31 内壁、半径方向
32 外壁、半径方向
33 底部分
34 底板
45 シリンダ底部、シリンダ底部の内側
46 底部分の端面、前
51 環状ウェブ
52 内壁、円筒形
53 粘着円盤用の受入れ空間
54 放出管、プラスチック
55 放出管、管、鋼管
56 穴、内側孔
57 外壁
58 面、端面
59 前縁部
60 ノズル、出口ノズル
63 テーパ
80 ピストン、(81)と(100)の組合せ
81 駆動体
83 衝撃板
84 前面
85 後面
88 チャネル交差点
90 弾性スカート、封止リップ
91 縁部、封止縁部
96 浸漬空間、空洞
97 凹部、孔、中心
100 封止体、封止円盤
102 後面
105 外壁、プロファイルド
107 溝付きプロファイル
108 溝
110 粘着円盤、エラストマー円盤
111 取付け位置
112 印加位置
113 前面
115 後面
116 封止要素、膜
117 封止領域
118 外面、半径方向
119 剛化円盤
121 粘着層、前面、圧感粘着剤、粘着コーティング
123 外周ウェブ
124 (121)の凹部
126 穴部分、前
127 穴部分、後
150 保護ハウジング、ガラス、外殻、無菌閉鎖
151 ジャケット、管状
152 底部、平面
153 支持ウェブ
155 内壁
157 支持スタブ
159 支持リブ
161 Oリング
200 皮膚
201 皮膚表面
202 表皮
203 角層(角質層)
204 角化および再生層
205 乳頭および網状層(真皮)
206 皮下組織
207 引き離された皮膚表面(201)の直径
210 注射溶液のプール
211 流入チャネル

Claims (6)

  1. 注射溶液を収容する少なくとも1つのシリンダ(20)と、少なくとも1つのピストン(80)と、該シリンダ(20)の自由端面の領域内に配置された粘着コーティング(121)とを有するシリンダ・ピストン・ユニット(10)であって、
    該シリンダ(20)は、放出管(54、55)が配置される底部分(33)を有すること、
    該シリンダ・ピストン・ユニット(10)の中心線(5)の方向に取付け位置(111)と印加位置(112)の間で変位可能である弾性粘着円盤(110)は、放出管(54、55)上、および/または底部分(33)上に配置されること、
    該粘着円盤(110)は、底部分(33)から離れるように向けられたその端面(113)に、皮膚(200)に貼着するための粘着コーティング(121)を有すること、
    該粘着円盤(110)は取付け位置(111)において、放出管(54、55)を閉鎖するための少なくとも1つの封止要素(116)または封止領域(117)を有し、この封止要素または封止領域の効果は、印加位置(112)ではもはや存在しないこと、
    皮膚(200)を傷つけずに窪ませるために、放出管(54、55)の自由端面(58)の前縁部(59)は、印加位置(112)において、
    該粘着円盤(110)の粘着コーティング(121)を少なくとも0.5mm越えて突出すること、
    皮膚(200)に、該粘着円盤(110)の伸張および放出管(54、55)の突出によって張力をかけることができること、
    シリンダ・ピストン・ユニットが取り外された後に皮膚(200)上にとどまっている該粘着円盤(110)は、別途取り除くことができること
    を特徴とする、上記シリンダ・ピストン・ユニット(10)
  2. 粘着円盤(110)は印加位置(112)において底部分(33)の前端面(46)を支承することを特徴とする、請求項1に記載の粘着円盤付シリンダ・ピストン・ユニット。
  3. 放出管(54、55)の外壁(57)は少なくとも一部は円筒形に成形されていることを特徴とする、請求項1に記載の粘着円盤付シリンダ・ピストン・ユニット。
  4. 底部分(33)は、シリンダの外壁(32)の延長として前方に延びる環状ウェブ(51)を有することを特徴とする、請求項1に記載の粘着円盤付シリンダ・ピストン・ユニット。
  5. 環状ウェブ(51)は円筒形内壁(52)を有することを特徴とする、請求項4に記載の粘着円盤付シリンダ・ピストン・ユニット。
  6. 粘着円盤(110)は、同軸で前後して置かれ膜の形の封止要素(116)によって分離されている2つの穴(126)および(127)を有することを特徴とする、請求項1に記載の粘着円盤付シリンダ・ピストン・ユニット。
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