JP6153425B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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この発明は、車輪のロックによる滑走の発生を低減すべく、アンチロックブレーキシステムの作動により左右の車輪ごとにアンチロックブレーキ制御を行う車両用制御装置に関する。
従来、車両において急ブレーキをかけたときや、走行路面が凍結しているときに、車輪をロックさせずに車体姿勢を保持するために、左右の車輪別にブレーキ制御を行い、車輪の滑走(スリップ)の発生を低減できるようにしたいわゆるアンチロックブレーキシステム(ABS: Antilock Brake System)を搭載した車両が開発されている。
ところで、この種のABS搭載車両では、ABSの作動を継続したまま自車を減速させていくといつまでも自車を停止できなくなることから、自車の車速が予め定められた所定車速以下になったときに、ABSの作動を終了して車輪のロックを可能な状態にし、自車を停止できるように制御するのが一般的である。
特開昭61−218463号公報(第6頁左上欄第9行〜左下欄第11行および第1図参照)
しかし、上記したABS搭載車両では、ABSの作動を終了して車両が停止する際に、車体の重心が左右のいずれかに偏るアンバランスが生じたり、路面の凍結に起因して自車の車輪と路面との摩擦係数に左右車輪間で差が生じるなどして、停止時における車体姿勢が偏向するおそれがあり、従来、このようなABSの作動終了後における停止時の車体偏向を改善することは不可能であった。
本発明は、ABS(アンチロックブレーキシステム)の作動終了後における停止時の車体姿勢の偏向を回避できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用制御装置は、車輪のロックによる滑走の発生を低減すべく、アンチロックブレーキシステムの作動により左右の車輪ごとにアンチロックブレーキ制御を行う車両用制御装置において、自車の重心の左右への偏りの有無、および、車輪と路面との摩擦係数の左右車輪での差の有無を検出する検出手段と、自車が減速して前記アンチロックブレーキシステムの作動を停止する直前に、前記検出手段により重心の偏りあり、または、摩擦係数の左右車輪間での差ありが検出されると、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪の前記アンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速を、重心の偏りがある側または摩擦係数の低い側よりも低くなるように前記アンチロックブレーキシステムを制御する制御手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、本発明の車両用制御装置は、車輪のロックによる滑走の発生を低減すべく、アンチロックブレーキシステムの作動により左右の車輪ごとにアンチロックブレーキ制御を行う車両用制御装置において、自車の重心の左右への偏りの有無、および、車輪と路面との摩擦係数の左右車輪での差の有無を検出する検出手段と、自車が減速して前記アンチロックブレーキシステムの作動を停止する直前に、前記検出手段により重心の偏りあり、または、摩擦係数の左右車輪間での差ありが検出されると、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪の前記アンチロックブレーキ制御の終了タイミングを、重心の偏りがある側よりもまたは摩擦係数の低い側よりも遅らせるように前記アンチロックブレーキシステムを制御する制御手段とを備えることを特徴としている(請求項2)。
請求項1に係る発明によれば、自車が減速してアンチロックブレーキシステムの作動を停止する直前に、検出手段により重心の偏りあり、または、左右車輪間で路面との摩擦係数の差ありが検出されると、制御手段により、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了車速が、重心の偏りがある側または摩擦係数の低い側よりも低くなるようにアンチロックブレーキシステムが制御されるため、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪は、重心の偏りがある側または摩擦係数の低い側の車輪よりもロックするタイミングが遅れ、その結果、重心の偏りのない側または摩擦係数の高い側の車輪がロックすることによる停止時の車体姿勢の偏向を未然に回避することができる。
このとき、重心の偏重りのない側または摩擦係数の高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了車速を、予め実験的に定められた車速にまで一律に下げてもよいし、重心の偏り度合いや左右車輪間で路面との摩擦係数の差ごとに、終了車速との関係を予め実験的に求めて重心の偏り度合いと終了車速との関係をマップ化しておき、重心の偏りのない側または摩擦係数の高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了車速をマップから読み出した車速に下げるようにしてもよい。
また、請求項2に係る発明によれば、自車が減速してアンチロックブレーキシステムの作動を停止する直前に、検出手段により重心の偏りあり、または、左右車輪間で路面との摩擦係数の差ありが検出されると、制御手段により、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングが、重心の偏りがある側または摩擦係数の低い側よりも遅れるようにアンチロックブレーキシステムが制御されるため、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪は、重心の偏りがある側または摩擦係数の低い側の車輪よりもロックするタイミングが遅れ、その結果、重心の偏りのない側または摩擦係数の高い側の車輪がロックすることによる車体姿勢の偏向の発生を未然に回避することができる。
このとき、重心の偏りのない側または摩擦係数の高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングを、予め実験的に定められた所定時間だけ一律に遅延させてもよいし、重心の偏りの度合いや左右車輪間で路面との摩擦係数の差ごとに、遅延時間との関係を予め実験的に求めて重心の偏り度合いと遅延時間との関係をマップ化しておき、重心の偏りのない側または摩擦係数の高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングをマップから読み出した遅延時間だけ遅らせるようにしてもよい。
本発明に係る車両用制御装置の第1実施形態のブロック図である。 第1実施形態の車両の左右における重心の偏り状態の説明図である。 第1実施形態の動作説明用フローチャートである。 第2実施形態の動作説明用フローチャートである。
(第1実施形態)
次に、本発明に係る車両用制御装置の第1実施形態について、図1のブロック図、図2および図3の動作説明図およびフローチャートを参照して詳細に説明する。
本実施形態における車両1は、図1に示すように、アンチロックブレーキシステム(ABS)を搭載し、このABSの制御を司るABSECU((Engine Contoroll Unit)2が設けられ、ABSECU2によりマスタシリンダ等のブレーキアクチュエータ3が制御され、右の車輪に制動力を加える右ホイールシリンダ4R、左の車輪に制動力を加える左ホイールシリンダ4Lにシリンダ圧が加えられて左右の車輪にブレーキがかけられる。
さらに、図1に示すように、車両(自車)1の左右における重心の偏りを検出するために車両のヨーレートを検出するヨーレートセンサ5が設けられるとともに、車輪速を検出する車輪速センサ6が設けられ、これら両センサ5,6の検出信号がABSECU2に取り込まれる。そして、ヨーレートセンサ5により検出されるヨーレートに基づき、ABSECU2により車両1の左右における重心の偏りの有無が検出される。ヨーレートセンサが設けられていない場合は、左右の車輪速センサ値の差からヨーレートを求めてもよい。このように、ABSECU2による車両1の重心の偏りの有無の検出処理が、本発明における検出手段に相当する。
そして、ドライバのブレーキ操作により、車両1がABSの作動を終了する所定の車速V1にまで減速してABSECU2によりABSの作動を停止する直前において、検出手段としてのABSECU2により重心の偏りありが検出されると、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速V1が、重心の偏りがある側よりも低いV2(<V1)に切り替えられ、重心の偏りがある側の車輪のアンチロックブレーキ制御は、車速がV1に減速した時点で終了される一方、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御はさらに継続されて車速がV2(<V1)にまで減速した時点で終了される。
そのため、車両1がABSECU2によりABSの作動を停止する直前において、ABSECU2により、例えば右側に重心の偏りありが検出されるとすると、車両1がV1に減速したときには重心の偏りのある右側のアンチロックブレーキ制御は終了され、右側の車輪はドライバのブレーキ操作に基づきロックされるが、左ホイールシリンダ4Lの圧力が右ホイールシリンダ4Rよりも減圧されて、左側のアンチロックブレーキ制御は車速V2に低下するまで継続されることになり、車速V2に減速されるまでの間、重心の偏りがない左側の車輪はロックされることがなく、その間の重心の偏りによる車体姿勢の偏向を未然に回避できる。
続いて、重心の偏りがあるときにおけるアンチロックブレーキ制御の終了車速の切り替え動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3に示すように、ドライバによるブレーキ操作がなされたときに、ABSECU2により、ヨーレートセンサ5により検出されるヨーレートに基づき、ABSの作動が必要か否かの判定がなされ(ステップS1)、この判定結果がNOであれば動作は終了し、ステップS1の判定結果がYESであれば、車両1の左右における重心の偏りの有無の判定がなされる(ステップS2)。
そして、ステップS2の判定結果がNOであれば動作は終了する一方、YESであれば次のステップS3において、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速V1が、重心の偏りがある側よりも低いV2(<V1)に切り替えられ(ステップS3)、車速がV2に低下するまでの間、重心の偏りがない側である一方の車輪に対するホイールシリンダ4Rまたは4Lの圧力が他方の車輪に対するホイールシリンダ4Lまたは4Rよりも減圧され、重心の偏りがない側のアンチロックブレーキ制御が継続され、その後車速がV2に達して時点で継続されていたアンチロックブレーキ制御も終了され、すべての動作は終了する。
例えば、平面視した車両1を示す図2のように、ブレーキ操作により車両1が減速し、車速がABSの作動を停止してアンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速V1にまで低下する直前で、右側に重心Gの偏りがあると判断されたときに、左右の車輪のアンチロックブレーキ制御を同時に終了すると、右側への重心の偏りにより車両1に対して図2中の矢印に示す左方向への回転モーメントが右方向回転モーメントよりも大きくなり、車両1は左方向に回転して左偏向した状態で停止してしまう。なお、図2中のFL,RLは左の前後輪、FR,RRは右の前後輪である。
そこで、ABSECU2により、右側に重心の偏りがあると判断されたときに、上記したように、重心の偏りがない左側の車輪のアンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速をV1よりも低いV2に切り替えることにより、重心の偏りがある右側の車輪のアンチロックブレーキ制御が、終了車速V1に減速した時点で終了されるのに対し、重心の偏りがない左側の車輪のアンチロックブレーキ制御は車速がV2(<V1)に低下するまで継続され、車速がV2になるまでの間、重心の偏りがない左側の車輪はロックされず、車体姿勢の偏向を未然に回避することができる。
ここで、重心の偏重りのある側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了車速V2は、例えば予め実験的に定められた所定車速(=V2)であるとよい。また、重心の偏り度合いごとに終了車速との関係を予め実験的に求めて重心の偏り度合いと終了車速との関係をマップ化しておき、重心の偏り度合いに応じて、マップから読み出した車速を適宜終了車速として切り替え設定するようにしてもよい。
したがって、上記した第1実施形態によれば、車両1が減速してABS(アンチロックブレーキシステム)の作動を停止する直前に、ABSECU2により重心の偏りありが検出されると、ABSECU2により、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了車速が、重心の偏りがある側よりも低くなるようにABSが制御されるため、重心の偏りがない側の車輪は、重心の偏りがある側の車輪よりもロックするタイミングが遅れ、停止時の車体姿勢の偏向を未然に回避することが可能になる。
(第2実施形態)
本発明に係る車両用制御装置の第2実施形態について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態における車両用制御装置のブロック構成は、図1と同じであるため、以下では図1も参照しつつ、主として上記した第1実施形態と異なる点について説明することとする。
ABSECU2は、ヨーレートセンサ5により検出されるヨーレートから車両1の左右における重心の偏りの有無を検出する。ヨーレートセンサが設けられていない場合は、左右の車輪速センサ値の差からヨーレートを求めてもよい。この点は、上記した第1実施形態と同様である。
そして、ドライバのブレーキ操作により、車両1がABSの作動を終了する所定の車速V1にまで減速してABSECU2によりABSの作動を停止する直前において、偏重心検出手段としてのABSECU2により重心の偏りありが検出されると、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングが、重心の偏りがある側よりもΔt時間遅れたタイミングに切り替えられ、重心の偏りがある側の車輪のアンチロックブレーキ制御は、車速がV1に減速した時点で終了される一方、重心の偏りがない側である一方の車輪に対するホイールシリンダ4Rまたは4Lの圧力が他方の車輪に対するホイールシリンダ4Lまたは4Rよりも減圧され、重心の偏りがない側のアンチロックブレーキ制御はさらにΔt時間継続され、Δt時間後に重心の偏りがない側のアンチロックブレーキ制御は終了される。
そのため、例えば車両1がABSECU2によりABSの作動を停止する直前において、ABSECU2により右側に重心の偏りありが検出されるとすると、車両1がV1に減速したときには重心の偏りのある右側のアンチロックブレーキ制御は終了され、右側の車輪はドライバのブレーキ操作に基づきロックされるが、左側のアンチロックブレーキ制御はさらにΔt時間継続されることになり、その間重心の偏りがない左側の車輪はロックされず、車体の偏向を未然に回避できることになる。
そして、重心の偏りがあるときにおけるアンチロックブレーキ制御の終了車速の変更動作手順について、図4のフローチャートを参照して説明すると、いま図4に示すように、ドライバによるブレーキ操作がなされたときに、ABSECU2により、ヨーレートセンサ5により検出されるヨーレートに基づき、ABSの作動が必要か否かの判定がなされ(ステップS11)、この判定結果がNOであれば動作は終了し、ステップS11の判定結果がYESであれば、車両1の左右における重心の偏りの有無の判定がなされる(ステップS12)。
そして、ステップS12の判定結果がNOであれば動作は終了する一方、YESであれば次のステップS13において、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングが予め定められたΔt時間だけ遅延され(ステップS13)、その後動作は終了する。
したがって、上記した第2実施形態によれば、車両1が減速してABS(アンチロックブレーキシステム)の作動を停止する直前に、ABSECU2により重心の偏りありが検出されると、ABSECU2により、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングが、重心の偏りがある側よりもΔt時間だけ遅れるようにABSが制御されるため、重心の偏りがない側の車輪は、重心の偏りがある側の車輪よりもロックするタイミングが遅れ、停止時の車体の偏向を未然に回避することが可能になる。
なお、遅延時間Δtは上記した一定時間でなくてもよく、重心の偏りの度合いごとに遅延時間との関係を予め実験的に求めて重心の偏り度合いと遅延時間との関係をマップ化しておき、重心の偏りのない側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングをマップから読み出した時間だけ遅延させるようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
たとえば、上記した第1実施形態では、ヨーレートセンサ5により検出されたヨーレートに基づき車両1の左右における重心の偏りの有無を検出し、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速を、重心の偏りがある側よりも低いV2(<V1)に切り替えるようにしたが、ABSECU2により、車輪速センサ6により検出される車速と左右の車輪速とから、左右の車輪それぞれと路面との間の摩擦係数(以下、これを路面μという)を導出し、導出した左右の路面μの差の有無を検出するようにし、車両(自車)1が減速してABSの作動を停止する直前に、左右車輪間で路面μの差ありが検出されたときに、ABSECU2により、路面μの高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了車速が路面μの低い側よりも低くなるようにABSを制御してもよい。
このとき、路面μの高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速をV1よりも低いV2に切り替えることにより、路面μの低い側の車輪のアンチロックブレーキ制御が、終了車速V1に減速した時点で終了されるのに対し、路面μの高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御は車速がV2(<V1)に低下するまで継続され、車速がV2になるまでの間、路面μの高い側の車輪はロックされず、車両1の車体姿勢の偏向を未然に回避できることになる。
また、上記した第2実施形態では、ヨーレートセンサ5により検出されたヨーレート、あるいは左右の車輪速差から算出したヨーレートに基づき車両1の左右における重心の偏りの有無を検出し、重心の偏りがない側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングを、重心の偏りがある側よりも遅延させるようにしたが、ABSECU2により、車輪速センサ6により検出される車速と左右の車輪速とから、左右車輪間で路面μの差の有無を検出するようにし、車両(自車)1が減速してABSの作動を停止する直前に、左右車輪間で路面μの差ありが検出されたときに、ABSECU2により、路面μの高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングが路面μの低い側よりも遅れるようにABSを制御してもよい。
このとき、路面μの高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御の終了タイミングを、路面μの低い側よりも遅延することにより、路面μの低い側の車輪のアンチロックブレーキ制御が、終了車速V1に減速した時点で終了されるのに対し、路面μの高い側の車輪のアンチロックブレーキ制御はさらに継続され、遅延される間だけ路面μの高い側の車輪はロックされず、停止時の車体の偏向を未然に回避できる。
1 …車両(自車)
2 …ABSECU(検出手段、制御手段)

Claims (2)

  1. 車輪のロックによる滑走の発生を低減すべく、アンチロックブレーキシステムの作動により左右の車輪ごとにアンチロックブレーキ制御を行う車両用制御装置において、
    自車の重心の左右への偏りの有無、および、車輪と路面との摩擦係数の左右車輪での差の有無を検出する検出手段と、
    自車が減速して前記アンチロックブレーキシステムの作動を停止する直前に、前記検出手段により重心の偏りあり、または、摩擦係数の左右車輪間での差ありが検出されると、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪の前記アンチロックブレーキ制御を終了すべき終了車速を、重心の偏りがある側または摩擦係数の低い側よりも低くなるように前記アンチロックブレーキシステムを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両用制御装置。
  2. 車輪のロックによる滑走の発生を低減すべく、アンチロックブレーキシステムの作動により左右の車輪ごとにアンチロックブレーキ制御を行う車両用制御装置において、
    自車の重心の左右への偏りの有無、および、車輪と路面との摩擦係数の左右車輪での差の有無を検出する検出手段と、
    自車が減速して前記アンチロックブレーキシステムの作動を停止する直前に、前記検出手段により重心の偏りあり、または、摩擦係数の左右車輪間での差ありが検出されると、重心の偏りがない側または摩擦係数の高い側の車輪の前記アンチロックブレーキ制御の終了タイミングを、重心の偏りがある側よりもまたは摩擦係数の低い側よりも遅らせるように前記アンチロックブレーキシステムを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両用制御装置。
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