JP6152704B2 - ストレージシステム、情報処理装置の制御プログラム、およびストレージシステムの制御方法 - Google Patents

ストレージシステム、情報処理装置の制御プログラム、およびストレージシステムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステム、情報処理装置の制御プログラム、およびストレージシステムの制御方法に関する。
ストレージシステムに格納されるデータには、アクセス頻度の高いデータや、アクセス頻度が低いデータ、滅多にアクセスされることのないデータなどがある。
また、ストレージシステムに組み込まれるストレージ装置には、SSD(Solid State Drive)などの相対的にアクセス性能が高いストレージ装置とHDD(Hard Disk Drive)などの相対的にアクセス性能が高くないストレージ装置とを混在させるものもある。
一般に、アクセス性能が高いストレージ装置は、データ格納容量当たりの価格がアクセス性能が低いストレージ装置よりも高い。ストレージシステムは、アクセス頻度などのデータの特性に応じて格納先となるストレージ装置を決定することで、内蔵するすべてのストレージ装置を高性能にしなくても、大容量でありながら低コストにして全体のアクセス性能を高めることができる。
このようなデータの特性に応じたデータの格納先となるストレージ装置への振り分けは、ストレージシステムにおける階層制御方法として知られている。また、データの特性の変化を監視し、データの特性の変化に応じて格納先となるストレージ装置を変更する階層制御方法も知られている。
特開2000−187608号公報 特開平7−306757号公報
ストレージ装置からSUB−LUN(Logical Unit Number)単位で記憶領域の割当を受けて仮想ボリュームを構成する技術が知られている。この場合、ストレージシステムは、SUB−LUN単位で格納先となるストレージ装置を変更する階層制御をおこなうことができる。
これにより、ストレージシステムは、ボリューム単位のデータの特性の評価が難しかった場合であっても、より小さなSUB−LUN単位でデータの特性を評価し、ストレージ装置へのSUB−LUN単位の記憶領域の割当をおこなうことができる。
しかしながら、記憶領域の割当の変更は、ストレージ装置へのSUB−LUN単位であっても、ユーザアクセスへの影響を抑えるためにユーザアクセスの少ない時間帯におこなうことが求められる。そのため、記憶領域の割当の変更は、ボリュームに対する負荷変動にリアルタイムに近い形で追随することができず、階層制御の効果を十分に享受することができない。
1つの側面では、本発明は、負荷変動に対してアクセス性能を改善できるストレージシステム、情報処理装置の制御プログラム、およびストレージシステムの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような、ストレージシステムが提供される。ストレージシステムは、第1のストレージ装置と、第2のストレージ装置と、情報処理装置とを備える。第2のストレージ装置は、第1のストレージ装置よりアクセス速度が速い。情報処理装置は、第1のストレージ装置および第2のストレージ装置から仮想ボリュームへの記憶容量の割当をおこなう。情報処理装置は、管理部と、評価部と、移動制御部と、を備える。管理部は、第1のストレージ装置および第2のストレージ装置の割当単位となる複数の割当単位領域を仮想ボリュームに割り当てる。評価部は、割当単位領域を分割した複数の分割領域ごとのアクセスに対する評価情報を生成する。移動制御部は、第1のストレージ装置の第1の割当単位領域から第2のストレージ装置の第2の割当単位領域に仮想ボリュームへの割当を変更する場合、評価情報に基づいて、第1の割当単位領域から第2の割当単位領域への分割領域単位のデータの移動順序を決定し、移動順序に従い、データを移動させる。
一態様によれば、ストレージシステム、情報処理装置の制御プログラム、およびストレージシステムの制御方法において、負荷変動に対してアクセス性能を改善できる。
第1の実施形態のストレージシステムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のストレージシステムの装置構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のストレージシステムの機能構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の仮想ボリュームとSUB−LUNの関係の一例を示す図である。 第2の実施形態のSUB−LUNとサブブロックの関係の一例を示す図である。 第2の実施形態の変換テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態のサブブロック評価テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態の仮想ボリュームとデータ移動中のSUB−LUNの関係の一例を示す図である。 第2の実施形態のデータ格納サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のデータアクセス制御処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のサブブロック評価処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の構成分析処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のSUB−LUN移動処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の変換テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の評価を示すイメージ図である。 第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の累積評価との比較例を示すイメージ図である。 第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の累積評価を示すイメージ図である。 第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の累積評価を示すイメージ図である。 第2の実施形態のI/Oリクエスト処理件数のシミュレーションの一例を示す図である。 第2の実施形態のI/Oリクエスト処理件数のシミュレーションの一例を示す図である。 第3の実施形態のSUB−LUN移動処理のフローチャートを示す図である。 第3の実施形態の読み出し時間のシミュレーションの一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳細に説明する。
「第1の実施形態」
まず、第1の実施形態のストレージシステムについて図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態のストレージシステムの構成の一例を示す図である。
ストレージシステム1は、第1のストレージ装置2と、第2のストレージ装置3と、情報処理装置10を備える。第1のストレージ装置2と第2のストレージ装置3は、それぞれデータを格納可能な1または複数のストレージデバイスである。ストレージデバイスは、たとえば、HDDやフラッシュメモリドライブ等のSSDなどである。
第1のストレージ装置2は、第2のストレージ装置3と比較してアクセス速度が遅い。また、第1のストレージ装置2は、第2のストレージ装置3と比較して大容量であり、容量当たりのコストが小さい。第2のストレージ装置3は、第1のストレージ装置2と比較してアクセス速度が速い。また、第2のストレージ装置3は、第1のストレージ装置2と比較して小容量であり、容量当たりのコストが大きい。たとえば、第1のストレージ装置2がHDDであるときに、第2のストレージ装置3は、SSDである。また、第1のストレージ装置2がニアラインディスクであるときに、第2のストレージ装置3は、オンラインディスクである。この場合、第1のストレージ装置2、第2のストレージ装置3ともに、性能の異なるHDD、あるいは性能の異なるSSDであることがある。
情報処理装置10は、仮想ボリューム4を管理し、仮想ボリューム4へのユーザからのI/Oリクエスト(アクセス)を受け付ける。
第1のストレージ装置2および第2のストレージ装置3は、仮想ボリューム4への記憶容量の割当単位となる複数の割当単位領域5を有する。割当単位領域5は、たとえば、SUB−LUNと呼ばれる。仮想ボリューム4は、1以上の割当単位領域5が割り当てられる。仮想ボリューム4は、異なるストレージ装置(第1のストレージ装置2、第2のストレージ装置3)にある割当単位領域5が割り当てられる場合がある。たとえば、仮想ボリューム4は、第1のストレージ装置2から4つの割当単位領域5(「A」,「B」,「C」,「D」)の割当を受けている。
情報処理装置10は、管理部11と、評価部12と、移動制御部13を備える。管理部11は、仮想ボリューム4に割当単位領域5を割り当てる。管理部11は、仮想ボリューム4に割り当てられる複数の割当単位領域5のそれぞれについて割当元(第1のストレージ装置2、または第2のストレージ装置3)との対応関係を管理する。
これにより、情報処理装置10は、たとえば、仮想ボリューム4に割り当てられるすべての割当単位領域5のアクセス頻度が小さい場合に、すべての割当単位領域5について第1のストレージ装置2から仮想ボリューム4に割り当てることができる。また、情報処理装置10は、たとえば、仮想ボリューム4に割り当てられるすべての割当単位領域5のアクセス頻度が大きい場合に、すべての割当単位領域5について第2のストレージ装置3から仮想ボリューム4に割り当てることができる。また、情報処理装置10は、たとえば、仮想ボリューム4に割り当てられるすべての割当単位領域5のアクセス頻度の変化に応じて、仮想ボリューム4に割り当てる割当単位領域5を、第1のストレージ装置2と第2のストレージ装置3とから構成することができる。また、情報処理装置10は、第1のストレージ装置2と第2のストレージ装置3の構成比を変更することができる。
たとえば、情報処理装置10は、割当単位領域5(「A」)のアクセス頻度が大きくなった場合に、割当単位領域5(「A」)について仮想ボリューム4への割当元を第1のストレージ装置2から第2のストレージ装置3に変更することができる。
なお、割当単位領域5は、仮想ボリューム4の大きさ(たとえば、4GB)に比較して小さいものの、ある程度の大きさ(たとえば、1GB)を有する。したがって、情報処理装置10は、仮想ボリューム4の割当単位領域5の割当元の変更に時間を要する。そこで、情報処理装置10は、各割当単位領域5をより小さなサイズ(たとえば、256MB)の分割領域6に分割する。たとえば、割当単位領域5(「A」)は、分割領域6(「A1」,「A2」,「A3」,「A4」)に分割される。
評価部12は、割当単位領域5より小さなサイズの分割領域6ごとに、ユーザからのI/Oリクエスト(アクセス)に対する評価情報を生成する。たとえば、評価部12は、分割領域6ごとのユーザからの直近のアクセス頻度を評価した評価情報を生成する。評価情報を生成する際の評価指標は、アクセス頻度に限らず、IOPS(Input Output Per Second)やスループットなど、任意の指標を用いることができる。
移動制御部13は、仮想ボリューム4への割当を、第1のストレージ装置2の割当単位領域5(第1の割当単位領域)から第2のストレージ装置3の割当単位領域5(第2の割当単位領域)に変更する場合、評価情報に基づいてデータの移動制御をおこなう。まず、移動制御部13は、評価情報に基づいて第1の割当単位領域から第2の割当単位領域への分割領域6単位のデータの移動順序を決定する。移動制御部13は、決定した移動順序に従いデータを移動させる。
たとえば、移動制御部13は、仮想ボリューム4に割り当てられている第1のストレージ装置2の割当単位領域5(「A」)を、第2のストレージ装置3の割当単位領域5(「A」)部変更する場合、分割領域6単位でデータを移動する。評価情報が示す評価部12の評価が、分割領域6において「A1」,「A2」,「A3」,「A4」の順であれば、「A1」,「A2」,「A3」,「A4」の順にデータ移動をおこなう。
一般に、割当単位領域5がある程度の大きさを有することから、割当単位領域5のうちでもアクセス頻度の高い領域とアクセス頻度の低い領域とが混在する。分割領域6は、このようなアクセス頻度の局所的な偏りを小区分ごとに評価することに寄与する。移動制御部13は、アクセス頻度の偏りに応じて分割領域6単位でデータを移動することから、アクセス頻度の高い領域ほどより早く第2のストレージ装置3にデータを移動することができる。すなわち、ユーザは、第2のストレージ装置3にデータを移動することの特典を遅滞なく享受することができる。ストレージシステム1は、負荷変動に対するアクセス性能の改善を効率的におこなうことができる。
「第2の実施形態」
次に、第2の実施形態のストレージシステムの装置構成について図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態のストレージシステムの装置構成の一例を示す図である。
ストレージシステム20は、データ移動指示サーバ21と、データ格納サーバ22と、ディスクエンクロージャ23を備える。データ移動指示サーバ21とデータ格納サーバ22は、通信パス25により相互に通信可能に接続される。データ格納サーバ22とディスクエンクロージャ23は、通信パス26により相互に通信可能に接続される。データ格納サーバ22は、ネットワーク27を介してクライアント24と通信可能に接続する。
ディスクエンクロージャ23は、ストレージ資源として高速デバイス31と低速デバイス33を収容する。高速デバイス31は、高速なアクセス速度のSSDである。複数の高速デバイス31は、高速デバイス群30を構成する。低速デバイス33は、低速なアクセス速度のHDDである。複数の低速デバイス33は、低速デバイス群32を構成する。なお、アクセス速度の高速と低速とは、ストレージシステム20が有するストレージ資源である高速デバイス31と低速デバイス33とを比較した相対的なアクセス速度を規定するものである。
データ移動指示サーバ21は、所定のポリシーに従い仮想ボリュームに割り当てるSUB−LUN(割当単位領域)を構成するデバイス(高速デバイス31または低速デバイス33)を判断する。データ移動指示サーバ21は、仮想ボリュームに割り当てるSUB−LUNの構成の変更をおこなう場合に、変更内容をデータ格納サーバ22に指示する。たとえば、データ移動指示サーバ21は、低速デバイス33にあるSUB−LUNへのI/Oリクエストが増えてきたら、高速デバイス31にあるSUB−LUNにデータの移動を判定する。
データ格納サーバ22は、クライアント24からのI/Oリクエスト(アクセス要求)を受け付け、I/Oリクエストに応答する。また、データ格納サーバ22は、データ移動指示サーバ21からのSUB−LUNの構成の変更指示に応じて、仮想ボリュームに割り当てられたSUB−LUNを構成するデバイスを変更する。
なお、データ移動指示サーバ21とデータ格納サーバ22とを別体にしているが、それぞれの機能を統合した一体の装置であってもよい。
このようなストレージシステム20は、ストレージ資源のすべてを高速デバイス31にしなくても、低コストにして仮想ボリュームのI/O性能を高水準に保持することができる。
次に、第2の実施形態のストレージシステムの機能構成について図3から図9を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のストレージシステムの機能構成の一例を示す図である。
データ移動指示サーバ21は、構成分析部40を有する。データ格納サーバ22は、構成分析インタフェース部41と、サブブロック評価テーブル保持部42と、変換テーブル保持部43と、SUB−LUN移動制御部44と、データアクセス制御部45と、ディスクドライバ部46,47を有する。
各機能について説明する前に、まず、仮想ボリュームとSUB−LUNについて図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の仮想ボリュームとSUB−LUNの関係の一例を示す図である。
仮想ボリューム50は、仮想的に分割した領域のSUB−LUN51(「A」,「B」,「C」,「D」)に対応する物理的な領域のSUB−LUN52により構成される。たとえば、仮想ボリューム50は、高速デバイス31aのSUB−LUN52を含まずに、低速デバイス33aのSUB−LUN52(「A」,「B」)と、低速デバイス33bのSUB−LUN52(「C」,「D」)との組み合わせで構成される。なお、仮想ボリューム50のSUB−LUN51と、SUB−LUN52との対応関係は、後で説明する変換テーブルによって保持される。
次に、SUB−LUNのデータ移動単位となるサブブロックについて図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のSUB−LUNとサブブロックの関係の一例を示す図である。
SUB−LUN51(「SUB−LUN#1」)に対応するSUB−LUN52は、複数のサブブロック53(分割領域)で構成される。なお、サブブロック53は、SUB−LUN52をデータ移動単位で分割したものである。分割数は、任意の数をとることができ、図示した4つに限定されない。たとえば、サブブロック53は、SUB−LUN52をあらかじめ設定する所定数で分割したものであってもよいし、SUB−LUN52をあらかじめ設定するサイズで分割したものであってもよい。サブブロック53は、相互関係を特定可能な識別情報(「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」)を有する。
次に、仮想的な領域のSUB−LUNと物理的な領域のSUB−LUNとの対応関係を保持する変換テーブルについて図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態の変換テーブルの一例を示す図である。
変換テーブル60は、SUB−LUN51とSUB−LUN52との対応関係を保持する。変換テーブル60は、仮想的な領域のSUB−LUNと、物理ディスク(高速デバイス31、低速デバイス33)とを含む。仮想ボリュームSUB−LUNは、仮想ボリューム50のSUB−LUN51を示す情報であり、たとえば、「SUB−LUN#1」,「SUB−LUN#2」,「SUB−LUN#3」,「SUB−LUN#4」がある。
物理ディスクは、ディスクID(IDentification)、SUB−LUN、サブブロックID、データ移動中サブブロックを含む。ディスクIDは、デバイス(物理ディスク)を特定可能な識別情報である。SUB−LUNは、SUB−LUNを特定可能な識別情報である。サブブロックIDは、サブブロックを特定可能な識別情報を含む。なお、サブブロックIDは、サブブロック53を特定可能な識別情報に加えて、あるいはサブブロック53を特定可能な識別情報に代えてサブブロック53にアクセスするためのアドレス情報を含むものであってもよい。データ移動中サブブロックは、データ移動中のサブブロックを示す情報である。データ移動中のサブブロックがない場合、データ移動中サブブロックは、「−」である。
たとえば、「SUB−LUN#1」で特定される仮想ボリューム50のSUB−LUN51は、ディスクID「HDD#2」で特定されるデバイスの、SUB−LUN「SL#1」で特定されるSUB−LUN52に対応する。このSUB−LUN52は、4つのサブブロック53(「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」)で構成され、データ移動中のサブブロック53がないことを示す。
ここで、図3の説明に戻る。構成分析部40は、仮想ボリューム50に割り当てるSUB−LUN52について、SUB−LUN52を構成するデバイスの分析をおこなう。構成分析部40は、分析により仮想ボリューム50に割り当てるSUB−LUN52を構成するデバイスの変更の是非を判断する。構成分析部40は、仮想ボリューム50に割り当てるSUB−LUN52の構成の変更を判断した場合に、SUB−LUN単位のデータ移動をデータ格納サーバ22に指示する。SUB−LUN52のデータ移動指示は、移動元のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報と、移動先のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報とを含む。なお、構成分析部40は、SUB−LUN52を構成するデバイスの分析に用いる構成情報を構成分析インタフェース部41より得る。
構成分析インタフェース部41は、構成分析部40からSUB−LUN52のデータ移動指示を受け取る。構成分析インタフェース部41は、受け取ったデータ移動指示をSUB−LUN移動制御部44に通知する。また、構成分析インタフェース部41は、構成情報を構成分析部40に通知する。
サブブロック評価テーブル保持部42は、サブブロック単位のアクセス状態を評価したサブブロック評価テーブルを保持する。サブブロック評価テーブルについては、後で図7を用いて説明する。変換テーブル保持部43は、変換テーブル60を保持する。
SUB−LUN移動制御部44は、構成分析インタフェース部41を介して構成分析部40からSUB−LUN52のデータ移動指示を受け取る。SUB−LUN移動制御部44は、移動元として指定されたSUB−LUN52のデータを、移動先として指定されたSUB−LUN52に移動(コピー)する。SUB−LUN移動制御部44は、データを移動する際に、サブブロック単位のデータの移動順序を決定し、決定した移動順序でデータの移動をおこなう。SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック単位のデータの移動順序をサブブロック評価テーブルに基づいておこなう。SUB−LUN移動制御部44は、ディスクドライバ部46,47,48を介してそれぞれのデバイス(高速デバイス31a、低速デバイス33a,33b)にアクセスする。
データアクセス制御部45は、I/Oリクエストを受け付ける。データアクセス制御部45は、変換テーブル60を参照し、ディスクドライバ部46,47,48を介してそれぞれのデバイス(高速デバイス31a、低速デバイス33a,33b)にI/Oリクエストを発行する。このとき、データアクセス制御部45は、サブブロックのアクセス状態を評価してサブブロック評価テーブルを更新する。
次に、サブブロック評価テーブルについて図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態のサブブロック評価テーブルの一例を示す図である。
サブブロック評価テーブル62は、SUB−LUN51とサブブロック53ごとのアクセス状態の評価との対応関係を保持する。サブブロック評価テーブル62は、仮想ボリュームSUB−LUNと、サブブロック53ごとのアクセス状態の評価とを含む。仮想ボリュームSUB−LUNは、仮想ボリューム50のSUB−LUN51を示す情報であり、たとえば、「SUB−LUN#1」,「SUB−LUN#2」,「SUB−LUN#3」,「SUB−LUN#4」がある。サブブロック53ごとのアクセス状態の評価は、たとえば、所定時間内のアクセス回数(アクセス頻度)である。
たとえば、仮想ボリュームSUB−LUN「SUB−LUN#1」で特定される仮想ボリューム50のSUB−LUN51は、4つのサブブロック53(「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」)で構成されることを示す。仮想ボリュームSUB−LUN「SUB−LUN#1」におけるサブブロック53(「SB#1」)の評価は、「10」である。同じくサブブロック53(「SB#2」)の評価は、「30」であり、サブブロック53(「SB#3」)の評価は、「10」であり、サブブロック53(「SB#4」)の評価は、「10」である。
なお、サブブロック評価テーブル62は、2つあり、一方が更新用サブブロック評価テーブルであるときに他方が参照用サブブロック評価テーブルとなる。更新用サブブロック評価テーブルは、所定時間内のアクセス回数を蓄積するために評価を更新する。所定時間経過後、更新用サブブロック評価テーブルは、所定時間の間、評価が固定され参照用サブブロック評価テーブルとなる。再び所定時間経過後、参照用サブブロック評価テーブルは、評価をリセットして更新用サブブロック評価テーブルとなる。したがって、2つのサブブロック評価テーブル62が所定時間ごとに、更新用サブブロック評価テーブルと参照用サブブロック評価テーブルとを切り替える。
次に、サブブロック単位のデータ移動について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の仮想ボリュームとデータ移動中のSUB−LUNの関係の一例を示す図である。
たとえば、SUB−LUN移動制御部44が構成分析インタフェース部41を介して構成分析部40から低速デバイス33aのSUB−LUN52aから高速デバイスのSUB−LUN52bにデータ移動をおこなう指示を受け取ったとする。
SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック評価テーブル62を参照し、SUB−LUN51(「A」)に対応するサブブロック53の評価からデータの移動順序を「SB#2」、「SB#3」、「SB#4」、「SB#1」の順に決定したとする。この場合、SUB−LUN移動制御部44は、「SB#2」、「SB#3」、「SB#4」、「SB#1」の順でサブブロック単位に、SUB−LUN52aからSUB−LUN52bへのデータ移動をおこなう。
これにより、ストレージシステム20は、アクセス状態の評価の高いサブブロック53のデータ移動を優先させることで、SUB−LUN52aからSUB−LUN52bにデータを移動することの特典を遅滞なく享受することができる。ストレージシステム20は、負荷変動に対するアクセス性能の改善を効率的におこなうことができる。
次に、第2の実施形態のデータ格納サーバのハードウェア構成について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態のデータ格納サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
データ格納サーバ22は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101には、バス106を介してRAM(Random Access Memory)102と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、データ格納サーバ22の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるオペレーティングシステム(Operating System)のプログラムやファームウェア、アプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データ(たとえば、システム制御の情報管理)が格納される。また、RAM102は、各種データの格納に用いるメモリと別体にキャッシュメモリを含むものであってもよい。
バス106に接続されている周辺機器としては、不揮発性メモリ103、入出力インタフェース104、および通信インタフェース105がある。
不揮発性メモリ103は、データ格納サーバ22の電源遮断時においても記憶内容を保持する。不揮発性メモリ103は、たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリなどの半導体記憶装置や、HDDなどである。また、不揮発性メモリ103は、データ格納サーバ22の補助記憶装置として使用される。不揮発性メモリ103には、オペレーティングシステムのプログラムやファームウェア、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。
入出力インタフェース104は、図示しない入出力装置と接続して入出力をおこなう。
通信インタフェース105は、通信パス25,26を形成するネットワークと接続することで、通信パス25,26を介して、データ移動指示サーバ21やディスクエンクロージャ23との間でデータの送受信をおこなう。また、通信インタフェース105は、ネットワーク27と接続することで、クライアント24との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態のデータ格納サーバ22の処理機能を実現することができる。なお、データ格納サーバ22の他、データ移動指示サーバ21、第1の実施形態に示した情報処理装置10も、図示したデータ格納サーバ22と同様のハードウェアにより実現することができる。
データ格納サーバ22は、たとえばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。データ格納サーバ22に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、データ格納サーバ22に実行させるプログラムを不揮発性メモリ103に格納しておくことができる。プロセッサ101は、不揮発性メモリ103内のプログラムの少なくとも一部をRAM102にロードし、プログラムを実行する。またデータ格納サーバ22に実行させるプログラムを、図示しない光ディスク、メモリ装置、メモリカードなどの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。メモリ装置は、入出力インタフェース104あるいは図示しない機器接続インタフェースとの通信機能を搭載した記録媒体である。たとえば、メモリ装置は、メモリリーダライタによりメモリカードへのデータの書き込み、またはメモリカードからのデータの読み出しをおこなうことができる。メモリカードは、カード型の記録媒体である。
可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ101からの制御により、不揮発性メモリ103にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ101が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、第2の実施形態のデータアクセス制御処理について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態のデータアクセス制御処理のフローチャートを示す図である。
データアクセス制御処理は、I/Oリクエストを受け付けてデバイス(高速デバイス31、低速デバイス33)にデータアクセスをおこなう処理である。データアクセス制御処理は、データ格納サーバ22の起動を契機にして、データアクセス制御部45が実行する処理である。
[ステップS11]データアクセス制御部45は、I/Oリクエスト受付の有無を判定する。データアクセス制御部45は、I/Oリクエストを受け付けた場合にステップS12にすすみ、I/Oリクエストを受け付けていない場合にステップS13にすすむ。
[ステップS12]データアクセス制御部45は、受け付けたI/OリクエストをI/O待ちキューにエンキューする。
[ステップS13]データアクセス制御部45は、I/O待ちキューのI/Oリクエストの有無を判定する。データアクセス制御部45は、I/O待ちキューにI/Oリクエストがある場合にステップS14にすすみ、I/O待ちキューにI/Oリクエストがない場合にステップS11にすすむ。
[ステップS14]データアクセス制御部45は、I/O待ちキューからI/Oリクエストをデキューする。
[ステップS15]データアクセス制御部45は、I/Oリクエストから仮想ボリューム50へのアクセス情報(アクセス位置、サイズ、書き込み時のデータなど)を取得する。
[ステップS16]データアクセス制御部45は、変換テーブル60を参照する。
[ステップS17]データアクセス制御部45は、変換テーブル60に基づいて仮想ボリューム50へのアクセス情報を物理ディスク(デバイス:高速デバイス31、低速デバイス33)のアクセス情報(アクセス位置(ディスク、SUB-LUN、サブブロック)、サイズ、書き込み時のデータなど)に変換する。
[ステップS18]データアクセス制御部45は、アクセス対象がデータ移動中のSUB−LUNであるか否かを判定する。データアクセス制御部45は、アクセス対象がデータ移動中のSUB−LUNである場合にステップS19にすすみ、アクセス対象がデータ移動中のSUB−LUNでない場合にステップS21にすすむ。
[ステップS19]データアクセス制御部45は、アクセス対象がデータ移動中のサブブロックであるか否かを判定する。データアクセス制御部45は、アクセス対象がデータ移動中のサブブロックである場合にステップS20にすすみ、アクセス対象がデータ移動中のサブブロックでない場合にステップS21にすすむ。
[ステップS20]データアクセス制御部45は、処理対象としたI/OリクエストをI/O待ちキューにエンキューしてステップS11にすすむ。
[ステップS21]データアクセス制御部45は、物理ディスクへのデータアクセスをおこないリクエスト対象に対して所要の応答をおこなう。
次に、第2の実施形態のサブブロック評価処理について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態のサブブロック評価処理のフローチャートを示す図である。
サブブロック評価処理は、I/Oリクエストに基づいて変換テーブル60を更新する処理である。サブブロック評価処理は、データ格納サーバ22の起動を契機にして、データアクセス制御部45が実行する処理である。
[ステップS31]データアクセス制御部45は、I/Oリクエスト受付の有無を判定する。データアクセス制御部45は、I/Oリクエストを受け付けた場合にステップS32にすすみ、I/Oリクエストを受け付けていない場合にステップS34にすすむ。
[ステップS32]データアクセス制御部45は、受け付けたI/Oリクエストがアクセス対象とするサブブロック53を特定する。なお、データアクセス制御部45は、データアクセス制御処理のステップS15からステップS17と同様にしてサブブロック53を特定することができる。
[ステップS33]データアクセス制御部45は、特定したサブブロック53のアクセス回数をインクリメントして更新用サブブロック評価テーブルを更新する。
[ステップS34]データアクセス制御部45は、入替タイマがタイムアップしたか否かを判定する。入替タイマは、更新用サブブロック評価テーブルと参照用サブブロック評価テーブルの入替周期を決定するタイマである。データアクセス制御部45は、入替タイマがタイムアップした場合にステップS35にすすみ、タイムアップしていない場合にステップS31にすすむ。
[ステップS35]データアクセス制御部45は、更新用サブブロック評価テーブルと参照用サブブロック評価テーブルとを入れ替える。たとえば、データアクセス制御部45は、ポインタ切替により更新用サブブロック評価テーブルと参照用サブブロック評価テーブルの入替をおこなうことができる。
[ステップS36]データアクセス制御部45は、更新用サブブロック評価テーブルを初期化(たとえば、評価のゼロクリア)する。
[ステップS37]データアクセス制御部45は、入替タイマを再設定してステップS31にすすむ。
次に、第2の実施形態の構成分析処理について図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の構成分析処理のフローチャートを示す図である。
構成分析処理は、仮想ボリューム50に割り当てるSUB−LUN52について、SUB−LUN52を構成するデバイスの分析をおこない、構成情報の変更を構成分析部40に通知する処理である。構成分析処理は、データ移動指示サーバ21の起動を契機にして、構成分析部40が実行する処理である。
[ステップS41]構成分析部40は、分析対象となる仮想ボリューム50の有無を判定する。構成分析部40は、分析対象となる仮想ボリューム50があれば、ステップS42にすすみ、分析対象となる仮想ボリューム50がなければ待機する。
[ステップS42]構成分析部40は、分析対象となる仮想ボリューム50を特定する。
[ステップS43]構成分析部40は、特定した仮想ボリューム50の構成分析をおこなう。構成分析は、仮想ボリューム50に割り当てられたSUB−LUN52を構成するデバイスの妥当性を評価する。妥当性の評価は、仮想ボリューム50ごとに任意の評価基準を適用できる。
[ステップS44]構成分析部40は、SUB−LUN52を構成するデバイスの変更の是非、すなわちSUB−LUN52の移動の是非を判定する。SUB−LUN52の移動は、仮想ボリューム50に割り当てられたSUB−LUN52の変更と、移動元のデバイスのSUB−LUN52から移動先のデバイスのSUB−LUN52へのデータ移動を含む。構成分析部40は、SUB−LUN52の移動要と判定した場合にステップS45にすすみ、移動不要と判定した場合にステップS41にすすむ。
[ステップS45]構成分析部40は、移動元のデバイスのSUB−LUN52および移動先のデバイスのSUB−LUN52を決定する。
[ステップS46]構成分析部40は、データ格納サーバ22にSUB−LUN移動指示をおこない、ステップS41にすすむ。SUB−LUN移動指示は、構成情報として移動元のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報と、移動先のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報とを含む。
次に、第2の実施形態のSUB−LUN移動処理について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態のSUB−LUN移動処理のフローチャートを示す図である。
SUB−LUN移動処理は、SUB−LUN移動指示に基づいてサブブロック53単位でSUB−LUN52のデータ移動をおこなう処理である。SUB−LUN移動処理は、データ格納サーバ22のSUB−LUN移動指示の受信を契機にして、SUB−LUN移動制御部44が実行する処理である。
[ステップS51]SUB−LUN移動制御部44は、SUB−LUN移動指示を取得する。
[ステップS52]SUB−LUN移動制御部44は、SUB−LUN移動指示に含まれる構成情報から移動元のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報と、移動先のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報を取得する。SUB−LUN移動制御部44は、変換テーブル60を参照して、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53を特定する。SUB−LUN移動制御部44は、特定したサブブロック53に対応するサブブロック評価テーブル62を参照する。
[ステップS53]SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック評価テーブル62の評価をキーにして、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53をソートする。たとえば、SUB−LUN移動制御部44は、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更をおこなう場合、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53を高評価順に並べる。また、SUB−LUN移動制御部44は、高速デバイス31から低速デバイス33への構成変更をおこなう場合、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53を低評価順に並べる。
[ステップS54]SUB−LUN移動制御部44は、ソート順をサブブロック53の移動順序に決定する。
[ステップS55]SUB−LUN移動制御部44は、未移動のサブブロック53のうちから最先のサブブロック53を移動対象として、移動対象のサブブロック53をデータ移動中サブブロックとして変換テーブル60を更新する。
[ステップS56]SUB−LUN移動制御部44は、移動対象のサブブロック53を移動する。すなわち、SUB−LUN移動制御部44は、移動元のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53から移動先のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53にデータをコピーする。
[ステップS57]SUB−LUN移動制御部44は、移動対象のサブブロック53がデータ移動中サブブロックではないとして変換テーブル60を更新する。
[ステップS58]SUB−LUN移動制御部44は、未移動のサブブロック53の有無を判定する。SUB−LUN移動制御部44は、未移動のサブブロック53がある場合にステップS55にすすみ、未移動のサブブロックがない場合にSUB−LUN移動処理を終了する。
これにより、ストレージシステム20は、サブブロック53単位で、移動元のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53から移動先のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53にデータをコピーすることができる。また、ストレージシステム20は、アクセス状態の評価の高いサブブロック53のデータ移動を優先させることで、SUB−LUNの構成変更に伴う特典をユーザが遅滞なく享受することができる。また、ストレージシステム20は、SUB−LUN52の単位を過小にしなくともよいので、SUB−LUN52の管理および処理に伴う負担を低減することができる。したがって、ストレージシステム20は、負荷変動に対するアクセス性能の改善を効率的におこなうことができる。
なお、ユーザが享受する特典とは、ユーザアクセスが低速デバイス33ではなく高速デバイス31でおこなえることである。低速デバイス33から高速デバイス31への移動の場合、高評価のサブブロック53を優先して移動することで、ユーザアクセス効率よく高速デバイス31でおこなえることが期待できる。
逆に、高速デバイス31から低速デバイス33への移動の場合には、高評価のサブブロック53を遅れて移動することで、ユーザアクセスが効率よく高速デバイス31でおこなえることが期待できる。
なお、ステップS52において、SUB−LUN移動制御部44は、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更をおこなう場合、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53を、最高評価のサブブロック53を先頭にして、SUB−LUN52においてサブブロック53を順方向に並べてもよい。この場合、SUB−LUN52の終端のサブブロック53の次は、SUB−LUN52の先頭のサブブロック53とする。また、SUB−LUN移動制御部44は、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更をおこなう場合、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53を、最低評価のサブブロック53を先頭にして、SUB−LUN52においてサブブロック53を順方向に並べてもよい。この場合、SUB−LUN52の終端のサブブロック53の次は、SUB−LUN52の先頭のサブブロック53とする。
なお、SUB−LUN移動処理において、変換テーブル60は、図14に示すように更新される。図14は、第2の実施形態の変換テーブルの一例を示す図である。変換テーブル60aは、図8を用いて示した仮想ボリューム50のSUB−LUN51(「SUB−LUN#1」)の低速デバイス33aから高速デバイス31aへのSUB−LUN52の移動過程を示す。
変換テーブル60aは、仮想ボリュームSUB−LUNとして「SUB−LUN#1」,「SUB−LUN#1」,「SUB−LUN#2」,「SUB−LUN#3」,「SUB−LUN#4」がある。これは、仮想ボリュームSUB−LUN(「SUB−LUN#1」)が移動対象であるため、移動元SUB−LUNと移動先SUB−LUNとがあるため、仮想ボリュームSUB−LUN「SUB−LUN#1」が2つある。
移動元SUB−LUNは、ディスクID「HDD#2」のSUB−LUN「SL#1」であり、移動先SUB−LUNは、ディスクID「SSD#1」のSUB−LUN「SL#1」である。
移動元SUB−LUNのサブブロックIDは、「SB#1」,「SB#3」,「SB#4」があり、データ移動中のサブブロック53(「SB#3」)を除く2つのサブブロック53がアクセス可能である。なお、データ移動中のサブブロック53(「SB#3」)についてデータの読み出しを許容するようにしてもよい。移動先SUB−LUNのサブブロックIDは、「SB#2」があり、1つのサブブロック53がアクセス可能である。サブブロック53(「SB#3」)のデータ移動が完了した場合、移動元SUB−LUNのサブブロックIDは、「SB#1」,「SB#4」となり、移動先SUB−LUNのサブブロックIDは、「SB#2」,「SB#3」となる。
すべてのサブブロック53のデータ移動が完了した場合、移動元SUB−LUNは、仮想ボリューム50の割当から解放される。したがって、移動元SUB−LUNは、ディスクID「HDD#2」のSUB−LUN「SL#1」は、すべてのサブブロック53のデータ移動完了後に変換テーブル60aから削除される。
次に、第2の実施形態のアクセス性能の評価について図15から図18を用いて説明する。図15は、第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の評価を示すイメージ図である。
評価70は、サブブロック53(「SB#1」)の評価であり、たとえば、サブブロック評価テーブル62における仮想ボリューム50のSUB−LUN51(「SUB−LUN#1」)のサブブロック53の評価であるとすれば評価「10」である。以下同様に、評価71は、サブブロック53(「SB#2」)の評価「30」であり、評価72は、サブブロック53(「SB#3」)の評価「10」であり、評価73は、サブブロック53(「SB#4」)の評価「10」である。各評価の外形の大きさは、各評価の大きさに対応する。
たとえば、この評価を前提にして従来のように先頭から順にデータ移動をおこなうと、図16に示すようになる。図16は、第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の累積評価との比較例を示すイメージ図である。
サブブロック53(「SB#1」)は、タイミングt1からデータ移動を開始し、タイミングt2までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#2」)は、タイミングt2からデータ移動を開始し、タイミングt3までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#3」)は、タイミングt3からデータ移動を開始し、タイミングt4までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#4」)は、タイミングt4からデータ移動を開始し、タイミングt5までにデータ移動を完了する。
このような場合に、ユーザは、タイミングt1からタイミングt5までの間に、太枠で表される大きさに相当する累積評価74を得るとみなすことができる。累積評価74は、概算すると累積評価「160(=(10)+(10+30)+(10+30+10)+(10+30+10+10))」となる。
一方、サブブロック53単位でデータの移動順序を並び替えた場合、図17、図18に示すようになる。まず、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更をおこなう場合のアクセス性能の累積評価を図17に示す。図17は、第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の累積評価を示すイメージ図である。
SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック53単位でデータの移動順序を高評価順とする。サブブロック53(「SB#2」)は、タイミングt1からデータ移動を開始し、タイミングt2までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#1」)は、タイミングt2からデータ移動を開始し、タイミングt3までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#3」)は、タイミングt3からデータ移動を開始し、タイミングt4までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#4」)は、タイミングt4からデータ移動を開始し、タイミングt5までにデータ移動を完了する。
このような場合に、ユーザは、タイミングt1からタイミングt5までの間に、太枠で表される大きさに相当する累積評価75を得るとみなすことができる。累積評価75は、概算すると累積評価「180(=(30)+(30+10)+(30+10+10)+(30+10+10+10))」となる。
したがって、累積評価75は、累積評価74よりも大きく、従来と比較してユーザがより大きな特典を享受する。
次に、高速デバイス31から低速デバイス33への構成変更をおこなう場合のアクセス性能の累積評価を図18に示す。図18は、第2の実施形態のサブブロックごとのアクセス性能の累積評価を示すイメージ図である。
SUB−LUN移動制御部44は、高速デバイス31から低速デバイス33への構成変更をおこなう場合、サブブロック53単位でデータの移動順序を低評価順とする。サブブロック53(「SB#1」)は、タイミングt1からデータ移動を開始し、タイミングt2までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#3」)は、タイミングt2からデータ移動を開始し、タイミングt3までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#4」)は、タイミングt3からデータ移動を開始し、タイミングt4までにデータ移動を完了する。サブブロック53(「SB#2」)は、タイミングt4からデータ移動を開始し、タイミングt5までにデータ移動を完了する。
このような場合に、ユーザは、タイミングt1からタイミングt5までの間に、太枠で表される大きさに相当する累積評価76を得るとみなすことができる。累積評価76は、概算すると累積評価「120(=(10)+(10+10)+(10+10+10)+(10+10+10+30))」となる。
ただし、高速デバイス31から低速デバイス33に変更する場合、速やかな構成変更は、ユーザにとって不利益であり最小化することが好ましい。したがって、累積評価76は、累積評価74よりも小さく、従来と比較してユーザがより大きな特典を享受する。
なお、各評価は、低速デバイス33から高速デバイス31にデータ移動をおこなう場合に、ユーザにとっての利得(利益)として捉えることができる。また、各評価は、高速デバイス31から低速デバイス33にデータ移動をおこなう場合に、ユーザにとっての逆利得(損失)として捉えることができる。
次に、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更時のシミュレーションの一例について図19に示す。図19は、第2の実施形態のI/Oリクエスト処理件数のシミュレーションの一例を示す図である。
図示するグラフは、8つの128MBのサブブロック53からなるSUB-LUN51を低速デバイス33から高速デバイス31に移動したときのシミュレーション例である。横軸は時間経過を示し、縦軸は単位時間となる1秒当たりのI/O数(IOPS)を示す。破線で示す移動例1は、先頭のサブブロック53からデータ移動をおこなう場合を示し、実線で示す移動例2は、移動順序を高評価順にしたサブブロック53からデータ移動をおこなう場合を示す。なお、サブブロック53ごとのIOPSは、サブブロック53の評価に用いられている。
なお、128MBのデータの移動に1秒を要し、高速デバイス31は、2000IOPSの処理能力を有するとした。また、データ格納サーバ22は、SUB-LUN51の移動指示を6秒の時点で受けた。
シミュレーション例によると、移動例2は、移動指示の後、評価の高いサブブロック53を低速デバイス33から高速デバイス31に速やかに移動している。これにより、移動例2は、移動例1より高いアクセス速度となることがわかる。
さらに、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更時のシミュレーションの一例について図20に示す。図20は、第2の実施形態のI/Oリクエスト処理件数のシミュレーションの一例を示す図である。
データ格納サーバ22は、SUB-LUN51の移動指示を1500秒の時点で受けた。シミュレーション例によると、移動例2は、移動指示の後、評価の高いサブブロック53を低速デバイス33から高速デバイス31に速やかに移動している。これにより、移動例2は、移動例1より高いアクセス速度となることがわかる。
以上、説明したように、ストレージシステム20は、負荷変動に対するアクセス性能の改善を効率的におこなうことができる。
「第3の実施形態」
次に、第3の実施形態のSUB−LUN移動処理について図21を用いて説明する。図21は、第3の実施形態のSUB−LUN移動処理のフローチャートを示す図である。なお、第2の実施形態と同様の構成については、符号を同じにして説明を省略する。
SUB−LUN移動処理は、SUB−LUN移動指示に基づいてサブブロック53単位でSUB−LUN52のデータ移動をおこなう処理である。SUB−LUN移動処理は、データ格納サーバ22のSUB−LUN移動指示の受信を契機にして、SUB−LUN移動制御部44が実行する処理である。
[ステップS61]SUB−LUN移動制御部44は、SUB−LUN移動指示を取得する。
[ステップS62]SUB−LUN移動制御部44は、SUB−LUN移動指示に含まれる構成情報から移動元のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報と、移動先のデバイスのSUB−LUN52を特定可能な情報を取得する。SUB−LUN移動制御部44は、変換テーブル60を参照して、移動元のデバイスのSUB−LUN52に対応するサブブロック53を特定する。SUB−LUN移動制御部44は、特定したサブブロック53に対応するサブブロック評価テーブル62を参照する。
[ステップS63]SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック評価テーブル62の評価に基づいてサブブロック53の順方向移動を評価する。サブブロック53の順方向移動とは、サブブロック53の1つを始点にした順方向(昇順)の移動順序であり、サブブロック53の数だけ移動パタンがある。たとえば、4つのサブブロック53(「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」)があるとき、以下の4つの移動パタンがある。
順方向パタン1:「SB#1」⇒「SB#2」⇒「SB#3」⇒「SB#4」
順方向パタン2:「SB#2」⇒「SB#3」⇒「SB#4」⇒「SB#1」
順方向パタン3:「SB#3」⇒「SB#4」⇒「SB#1」⇒「SB#2」
順方向パタン4:「SB#4」⇒「SB#1」⇒「SB#2」⇒「SB#3」
たとえば、仮想ボリューム50のSUB−LUN51(「SUB−LUN#3」)のサブブロック53の評価によれば、各サブブロック53の評価は、「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」の順に「10」,「40」,「20」,「10」である。このとき、それぞれの移動パタンの評価は、以下のようになる。
順方向パタン1の評価:「210(=10+(10+40)+(10+40+20)+(10+40+20+10))」
順方向パタン2の評価:「250(=40+(40+20)+(40+20+10)+(40+20+10+10))」
順方向パタン3の評価:「170(=20+(20+10)+(20+10+10)+(20+10+10+40))」
順方向パタン4の評価:「170(=10+(10+10)+(10+10+40)+(10+10+40+20))」
[ステップS64]SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック評価テーブル62の評価に基づいてサブブロック53の逆方向移動を評価する。サブブロック53の逆方向移動とは、サブブロック53の1つを始点にした逆方向(降順)の移動順序であり、サブブロック53の数だけ移動パタンがある。たとえば、4つのサブブロック53(「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」)があるとき、以下の4つの移動パタンがある。
逆方向パタン1:「SB#4」⇒「SB#3」⇒「SB#2」⇒「SB#1」
逆方向パタン2:「SB#3」⇒「SB#2」⇒「SB#1」⇒「SB#4」
逆方向パタン3:「SB#2」⇒「SB#1」⇒「SB#4」⇒「SB#3」
逆方向パタン4:「SB#1」⇒「SB#4」⇒「SB#3」⇒「SB#2」
たとえば、仮想ボリューム50のSUB−LUN51(「SUB−LUN#3」)のサブブロック53の評価によれば、各サブブロック53の評価は、「SB#1」,「SB#2」,「SB#3」,「SB#4」の順に「10」,「40」,「20」,「10」である。このとき、それぞれの移動パタンの評価は、以下のようになる。
逆方向パタン1の評価:「190(=10+(10+20)+(10+20+40)+(10+20+40+10))」
逆方向パタン2の評価:「230(=20+(20+40)+(20+40+10)+(20+40+10+10))」
逆方向パタン3の評価:「230(=40+(40+10)+(40+10+10)+(40+10+10+20))」
逆方向パタン4の評価:「150(=10+(10+10)+(10+10+20)+(10+10+20+40))」
[ステップS65]SUB−LUN移動制御部44は、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更をおこなう場合、順方向の移動パタンの最大評価と逆方向の移動パタンの最大評価とを比較する。SUB−LUN移動制御部44は、順方向の移動パタンの最大評価と逆方向の移動パタンの最大評価のうちから高評価な移動パタンをサブブロック53の移動順序に決定する。たとえば、SUB−LUN移動制御部44は、順方向の移動パタンの最大評価(順方向パタン2の評価:「250」)と、逆方向の移動パタンの最大評価(逆方向パタン2の評価:「230」)とから順方向パタン2をサブブロック53の移動順序に決定する。
なお、SUB−LUN移動制御部44は、高速デバイス31から低速デバイス33への構成変更をおこなう場合、順方向の移動パタンの最小評価と逆方向の移動パタンの最小評価とを比較して、より低評価な移動パタンをサブブロック53の移動順序に決定する。
[ステップS66]SUB−LUN移動制御部44は、未移動のサブブロック53のうちから最先のサブブロック53を移動対象として、移動対象のサブブロック53をデータ移動中サブブロックとして変換テーブル60を更新する。
[ステップS67]SUB−LUN移動制御部44は、移動対象のサブブロック53を移動する。すなわち、SUB−LUN移動制御部44は、移動元のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53から移動先のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53にデータをコピーする。
[ステップS68]SUB−LUN移動制御部44は、移動対象のサブブロック53がデータ移動中サブブロックではないとして変換テーブル60を更新する。
[ステップS69]SUB−LUN移動制御部44は、未移動のサブブロック53の有無を判定する。SUB−LUN移動制御部44は、未移動のサブブロック53がある場合にステップS66にすすみ、未移動のサブブロックがない場合にSUB−LUN移動処理を終了する。
このようなSUB−LUN移動制御部44は、処理負担を過大にすることなく、移動パタンの決定をおこなうことができる。これにより、ストレージシステム20は、サブブロック53単位で、移動元のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53から移動先のデバイスのSUB−LUN52のサブブロック53にデータをコピーすることができる。また、ストレージシステム20は、アクセス状態の評価の高いサブブロック53のデータ移動を優先させることで、SUB−LUNの構成変更に伴う特典をユーザが遅滞なく享受することができる。また、ストレージシステム20は、SUB−LUN52の単位を過小にしなくともよいので、SUB−LUN52の管理および処理に伴う負担を低減することができる。したがって、ストレージシステム20は、負荷変動に対するアクセス性能の改善を効率的におこなうことができる。
次に、低速デバイス33から高速デバイス31への構成変更時のシミュレーションの一例について図22に示す。図22は、第3の実施形態の読み出し時間のシミュレーションの一例を示す図である。
図示するグラフは、サブブロック53のサイズが異なる場合の、順方向の移動パタンと逆方向の移動パタンを適用したときの1GBの読み出し時間のシミュレーション例である。横軸はサブブロック53のサイズ[KB]を示し、縦軸は1GBを読むのにかかる時間[sec]を示す。実線は、順方向の移動パタンを示し、破線は逆方向の移動パタンを示す。
順方向の移動パタンは、サブブロック53のサイズの大きさの違いによる性能差が小さいが、逆方向の移動パタンは、サブブロック53のサイズの大きさの違いによる性能差が大きい。順方向の移動パタンと逆方向の移動パタンの性能差は、サブブロック53のサイズが大きくなると縮小する傾向にあり、1024KB近傍で大きく縮小し、4096KB近傍からほぼ同等となる。
したがって、SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック53のサイズが所定値より小さい場合には、逆方向の移動パタンを選択しないようにしてもよい。あるいは、SUB−LUN移動制御部44は、サブブロック53のサイズに応じて、逆方向の移動パタンの評価値、または順方向の移動パタンの評価値を補正してもよい。
なお、第1の実施形態のストレージシステム1、第2実施形態のストレージシステム20は、2段階でアクセス速度の異なるストレージ装置を例示したが、3段階以上でアクセス速度の異なるストレージ装置を含むものであってもよい。たとえば、アクセス速度の遅いストレージ装置としてHDDからなるニアラインディスク、やや速いストレージ装置としてHDDからなるオンラインディスク、最も速いストレージ装置としてSSDからなるオンラインディスクとすることができる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、データ格納サーバ22、データ移動指示サーバ21、第1の実施形態に示した情報処理装置10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLDなどの電子回路で実現することもできる。
1,20 ストレージシステム
2 第1のストレージ装置
3 第2のストレージ装置
4,50 仮想ボリューム
5 割当単位領域
6 分割領域
10 情報処理装置
11 管理部
12 評価部
13 移動制御部
21 データ移動指示サーバ
22 データ格納サーバ
23 ディスクエンクロージャ
24 クライアント
25,26 通信パス
27 ネットワーク
30 高速デバイス群
31,31a 高速デバイス
32 低速デバイス群
33,33a,33b 低速デバイス
40 構成分析部
41 構成分析インタフェース部
42 サブブロック評価テーブル保持部
43 変換テーブル保持部
44 SUB−LUN移動制御部
45 データアクセス制御部
46,47 ディスクドライバ部
53 サブブロック
60,60a 変換テーブル
62 サブブロック評価テーブル
101 プロセッサ
102 RAM
103 不揮発性メモリ
104 入出力インタフェース
105 通信インタフェース
106 バス

Claims (9)

  1. 第1のストレージ装置と、
    前記第1のストレージ装置よりアクセス速度が速い第2のストレージ装置と、
    前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置から仮想ボリュームへの記憶容量の割当をおこなう情報処理装置とを備えるストレージシステムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置の割当単位となる複数の割当単位領域を前記仮想ボリュームに割り当てる管理部と、
    前記割当単位領域を分割した複数の分割領域ごとのアクセス頻度を示す評価情報を生成する評価部と、
    前記第1のストレージ装置の第1の割当単位領域から前記第2のストレージ装置の第2の割当単位領域に前記仮想ボリュームへの割当を変更する場合、前記評価情報に基づいて、前記第1の割当単位領域から前記第2の割当単位領域へのアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした前記分割領域単位のデータの移動順序を決定し、前記移動順序に従い、データを移動させる移動制御部と、
    を備えることを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記移動制御部は、前記評価情報に基づいてアクセス頻度の高い順に前記分割領域単位のデータの移動順序を決定することを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  3. 前記管理部は、前記分割領域ごとに識別番号を対応付けて管理し、
    前記移動制御部は、前記評価情報に基づいてアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にして、先頭の前記分割領域に対応する識別番号から昇順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序を決定することを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  4. 前記管理部は、前記分割領域ごとに識別番号を対応付けて管理し、
    前記移動制御部は、各分割領域を先頭にして先頭の前記分割領域に対応する識別番号から昇順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序のうちから、前記評価情報に基づいてアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした移動順序を決定することを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  5. 前記管理部は、前記分割領域ごとに識別番号を対応付けて管理し、
    前記移動制御部は、各分割領域を先頭にして先頭の前記分割領域に対応する識別番号から昇順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序と、各分割領域を先頭にして先頭の前記分割領域に対応する識別番号から降順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序のうちから、前記評価情報に基づいてアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした前記昇順または前記降順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序を決定することを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  6. 前記管理部は、前記分割領域ごとに識別番号を対応付けて管理し、
    前記移動制御部は、前記分割領域単位が所定のサイズより大きい場合に、各分割領域を先頭にして先頭の前記分割領域に対応する識別番号から昇順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序と、各分割領域を先頭にして先頭の前記分割領域に対応する識別番号から降順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序のうちから、前記評価情報に基づいてアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした前記昇順または前記降順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序を決定し、
    前記分割領域単位が所定のサイズより小さい場合に、各分割領域を先頭にして先頭の前記分割領域に対応する識別番号から昇順する方向に前記分割領域単位でデータを移動させる移動順序から、前記評価情報に基づいてアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした移動順序を決定することを特徴とする請求項記載のストレージシステム。
  7. 前記移動制御部は、前記第2のストレージ装置の前記第2の割当単位領域から前記第1のストレージ装置の前記第1の割当単位領域に前記仮想ボリュームへの割当を変更する場合、前記評価情報に基づいてアクセス頻度が最も低い前記分割領域単位を先頭にしたデータの移動順序を決定することを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
  8. 第1のストレージ装置および前記第1のストレージ装置よりアクセス速度が速い第2のストレージ装置から仮想ボリュームへの記憶容量の割当をおこなう情報処理装置の制御プログラムにおいて、
    前記情報処理装置に、
    前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置の割当単位となる複数の割当単位領域を前記仮想ボリュームに割り当てさせ、
    前記割当単位領域を分割した複数の分割領域ごとのアクセス頻度を示す評価情報を生成させ、
    前記第1のストレージ装置の第1の割当単位領域から前記第2のストレージ装置の第2の割当単位領域に前記仮想ボリュームへの割当を変更する場合、前記評価情報に基づいて、前記第1の割当単位領域から前記第2の割当単位領域へのアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした前記分割領域単位のデータの移動順序を決定させ、
    前記移動順序に従い、データを移動させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
  9. 第1のストレージ装置と、前記第1のストレージ装置よりアクセス速度が速い第2のストレージ装置と、前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置から仮想ボリュームへの記憶容量の割当をおこなう情報処理装置とを備えるストレージシステムの制御方法において、
    前記情報処理装置が、
    前記第1のストレージ装置および前記第2のストレージ装置の割当単位となる複数の割当単位領域の前記仮想ボリュームに割り当て、
    前記割当単位領域を分割した複数の分割領域ごとのアクセス頻度を示す評価情報を生成し、
    前記第1のストレージ装置の第1の割当単位領域から前記第2のストレージ装置の第2の割当単位領域に前記仮想ボリュームへの割当を変更する場合、前記評価情報に基づいて、前記第1の割当単位領域から前記第2の割当単位領域へのアクセス頻度が最も高い前記分割領域を先頭にした前記分割領域単位のデータの移動順序を決定し、
    前記移動順序に従い、データを移動させることを特徴とするストレージシステムの制御方法。
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