JP6152122B2 - 米油を処理するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、米油を処理するための方法に関し、詳細には、これに限定されないが、不けん化物質に富む米油を提供するために米油を処理するための方法に関する。
不けん化物質の原料油含量は4.0〜5.0%であり、精製直後でもそのような含量はまだ3.0%を超えることが知られている。精米プロセスからの米ぬかの収率は、約8.0%であり、その油分は、地理的地域、種の品種および米ぬかから油を抽出するために使用されるプロセスに依存して、14%〜18%の間である。これは、処理された米1トン当たり約10〜12kgの原料油が存在することを意味する。
米ぬかから油を抽出するための既存のプロセスは、複雑である。さらに、油の精製は、多くの場合制御することが困難であるその高い酸性度、高い不けん化物質含量、高いワックス含量(3.0%)および高い色素含量のため、容易な手順ではない。
米油は、γ−オリザノール(ガンマ−オリザノール)として知られる化合物を含有する。γ−オリザノールは、酸化阻害剤として分類される。その抗酸化作用は、トコフェロールおよびトコトリエノールの健康効果と相乗的である。γ−オリザノールは、成長に対する効果を有し、頭頸部疾患と闘うために使用することができ、更年期症状を最小限化するために使用することができ、貧血と闘うために使用することができ、ストレスにより引き起こされた潰瘍を治療するために、および循環器疾患の治療を補助するために使用することができる。
γ−オリザノールは、その特性により、乾癬等の皮膚疾患用の医薬として、化粧品においては老化防止薬剤として、および日焼け防止製剤中に広く使用され得る。γ−オリザノールは、安全であり、タンパク同化ステロイドにより引き起こされるもの等の副作用を有さないことから、競走馬および他の乗馬スポーツに参加する馬用の食物に混合されて強壮効果を示す。γ−オリザノールは、植物ステロールおよびトリテルペンアルコールのフェルラ酸エステルの群である。
研究では、米ぬか中に含有される油がLDLコレステロールレベルの減少に関与し、またこれが、γ−オリザノールを含有するその組成、およびその成分の相乗効果(すなわち、トコフェロール、トコトリエノール、フェルラ酸エステル、トリテルペンアルコール等の成分の相乗効果)に起因する(ただし処理後にそれらが油組成物中に保存される場合)という結論に達している。したがって、油がLDLコレステロールレベルを減少させる能力を有するためには、油を抽出するための米ぬかの処理は、油中にγ−オリザノールを維持しなければならない。米ぬかから油を抽出するために使用される化学的プロセスは、典型的には、γ−オリザノールを破壊し、化学的方法を使用して米ぬかから抽出された油は、LDLコレステロールレベルを減少させる能力を有さない。
本発明の技術分野に関する最新技術において検索を行うと、γ−オリザノールを得るためのプロセスを扱った一連の特許文献が示された。
特許BRPI0.215.991(特許文献1)において、Narayan, A.らは、γ−オリザノール濃縮画分からのγ−オリザノールの結晶化のための単純なプロセスを提示している。これは、γ−オリザノールにより濃縮された米ぬかからの油(rbo)のせっけん質材料(saponaceous material)のけん化性画分からのγ−オリザノールを調製するためにただ1つの容器を使用する、単純で新しいプロセスに言及している。
競争において消費されるエネルギーの需要を満たす、脂肪、リシン、繊維およびガンマ−オリザノールに富む馬用の補助食品調合物が、特許BRPI0,401,540(特許文献2)、Meyer, W.において公開されている。そのような馬用の補助食品の製剤は、高含量の脂肪、リシン、繊維およびガンマ−オリザノール、すなわち、1〜4%のリシン、少なくとも20%の脂肪、および0.1〜1%のガンマ−オリザノールを有する。馬用の補助食品として好ましい調合物は、体積で、湿度5〜12%、未処理タンパク質12〜25%、エーテル抽出物20〜30%、繊維5〜12%、無機物質5〜15%、リシン1〜4%、ガンマ−オリザノール0.1〜1%である。選択的に、カルシウム1〜2%、リン0.5〜6%が、馬用の補助食品に添加されてもよい。その他の成分として、亜鉛40〜11,600mg/Kg、鉄50〜5,800mg/Kg、銅50〜13,200mg/Kg、マンガン100〜2,300mg/Kg、コバルト0.1〜2mg/Kg、セレン0.1〜33mg/Kgが、補助食品に添加されてもよい。
また、脂肪をベースとした食品である、油濃縮物を含む黄色脂肪ペースト(yellow fat paste)が知られているが、これは特許BRPI9,608,914(特許文献3)、Lievense, L.に記載されており、製品が消費者ニーズおよび習慣に従って使用される限り、トコトリエノール、γ−オリザノールおよび植物ステロールの少なくとも1種の化合物、好ましくはγ−オリザノールおよび植物ステロールの少なくとも1種の化合物が存在するため、十分な量で血中コレステロールを低減する効果を有する。好ましい様式において、製品中の脂肪は、少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも45重量%のポリ不飽和脂肪酸トリグリセリド(pufatriglyceride)に対応する。全般的な健康および特に血中コレステロールレベルの減少へのプラスの貢献は、発見されたばかりの脂肪をベースとした新たな食品を定期的に摂取することにより達成され得る。
特許BRPI9,710,183(特許文献4)、Amerongem,M.らは、以下のステップにより、γ−オリザノールを含有する脂肪物質、好ましくは原料油から、γ−オリザノール濃縮物を得るための方法を提示している:好ましくは抽出を用いて、既存のリン脂質を除去するため、および遊離脂肪酸を除去するためのプロセスのステップの少なくとも1つ;得られた生成物のアルカリ中和;得られた油相の分離および除去。また、好ましくは、追加的な分離ステップが、pH5未満の酸、好ましくはpH3未満の酸を添加することにより、またその後、使用された水、アルカリ性および酸性の水酸化物等の任意の非脂肪物質を油相から除去することにより水相および油相中で行われる。
特許BRPI9,902,325(特許文献5)、Burruano, B.らは、水分散性ステロール調合物を生成する方法を提示しており、すぐに使用可能な形態のステロールを提供する、β−シトステロール、γ−オリザノール、これらの2種の化合物のエステル、および関連した化合物を調製するための方法を説明している。この方法は、混合菌糸体の製剤化において微粉化によりβ−シトステロールを乾燥させるステップを含む。この生成物は便利な形態で供給され、食物もしくは飲料と共に使用されてもよく、または固体および懸濁液投薬の形態で組み込まれてもよい。
したがって、上述の最新技術における関連する考慮点によれば、γ−オリザノールを得るための異なるプロセスが存在することを見出すことができる。しかしながら、そのようなプロセスは複雑である。そのようなステップは、図らずも工業生産には不十分であり、生産−製品コスト比は好ましいものではない。
当該技術分野において、より高いγ−オリザノール含量を有する米油を提供するために米油を処理する方法が必要とされている。
特許BRPI0.215.991 特許BRPI0,401,540 特許BRPI9,608,914 特許BRPI9,710,183 特許BRPI9,902,325
AOCS (American Oil Chemistry Society) − Ca 5A − 40 (再承認版1977)
本発明によれば、米油を処理する方法であって、米油から1種または複数種のリン化合物を除去するステップと、米油を200℃〜260℃の間の温度に加熱するステップと、0.1〜1kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップと、米油から副生成物を抽出するステップとを含む方法が提供される。
米油は、米ぬかから得られた油である。
米油を精製するために温度および圧力のみが使用されるため、本発明の方法に供された米油は、γ−オリザノールに富む。処理された米油は、典型的には、ウマ用栄養補助食品を作製するために使用され、筋肉量を増加させるために、および高レベルの訓練によりもたらされる酸化作用に対して筋肉を保護するために有益である。
本発明の米油を処理する方法は、不けん化物質に富む高品質米油をもたらす。具体的には、米油は、高含量のトコフェロール、トコトリエノールおよび植物ステロールを含有し、主として、様々な化合物、主にフェルラ酸とトリテルペンステロールまたはアルコールとのエステルの混合物であるγ−オリザノールに富む。そのような要素は、動物および人間におけるコレステロールのレベルを低減する、抗酸化およびコレステロール低下特性を有する。得られた米油は、ビタミン、不飽和脂肪酸に富む栄養価の高い生成物、ならびに老化防止および皮膚疾患の臨床治療において関心のある他の栄養素の優れた源である。したがって、得られた米油は、動物および人間における使用のための米油ベースの機能性製品、例えば食用の機能性食品の製造に使用され得る。
処理された米油は、γ−オリザノールと呼ばれる化合物を含む。γ−オリザノールは、フェルラ酸エステルとステロールおよびトリテルペンアルコールとの混合物から形成され、それらは全て、米油中、特に米ぬか油中に存在する不けん化物質である。処理された米油中のγ−オリザノールの含量は、原料油中2.0%であり、脱ガム油中1.7%である。粗米ぬか油の場合、γ−オリザノールの含量は0.5%であり、本発明による処理の方法を使用して処理された米油は、少なくとも1%のγ−オリザノールを含有する。したがって、不けん化画分を有する処理された米油は、食品成分であるが、また自然に生じる抗酸化成分の独特の複合体を含有する栄養補給、製薬および化粧品成分でもある。栄養補給食品は、食品と薬品との間、栄養素と薬品との間の中間的範囲内にある物質であり、食品中に存在してもよい、または存在しなくてもよい、しばしば機能性食品と呼ばれる、トマト中のリコペン、ワイン中のレスベラトロル、ブドウ果皮中の植物ステロール等の、疾患の予防またはさらに治癒に明らかに寄与する広範な物質の他に、ビタミン、無機塩、アミノ酸またはポリ不飽和脂肪酸等の従来の栄養素だけでなく、繊維等の非栄養素を含む。ほとんどの場合、作用機序はまだ完全には知られておらず、そのような肯定的表現は、生化学的または生理学的評価よりも、疫学的データにより基づいている。本発明による処理を使用して処理された米油は、マーガリン、栄養補助食品およびその他の多くの食品において使用することができる。
米油中の脂肪酸の量は、米油が加熱される温度および米油に付与される圧力を左右する。したがって、方法は、処理される米油中にある遊離脂肪酸の量を決定するステップをさらに含んでもよい。
米油中に含有される遊離脂肪酸の量は、当該技術分野において知られている方法を使用して決定され得る。米油中の遊離脂肪酸の量を決定するための好ましい方法は、1.0〜30%の間の範囲内の遊離脂肪酸の含量を決定するための、AOCS(American Oil Chemistry Society)−Ca 5A−40(再承認版1977)(非特許文献1)に開示される方法である。この好ましい方法において、115ml、230ml、または250mlの油試料のボトル、ならびにエルレンマイヤーフラスコが使用される。使用される試薬は以下の通りである:1.エチルアルコール95%;アルコールは、フェノールフタレインにより決定的で明確および明瞭な終点を示さなければならず、また、使用前に、僅かであるが永久的なピンク色までアルカリで中和されなければならない;2.フェノールフタレイン指示溶液、95%アルコール中1%(イソプロパノール99%が代替溶媒として使用されてもよい);3.正確に標準化された水酸化ナトリウム溶液。方法の手順は以下の通りである:未処理米油は、秤量前に十分混合され、完全に液体でなければならない。7.05±0.05グラムの未処理米油を試料として採取する。試料を油試料ボトルまたはエルレンマイヤーフラスコ内に量り入れる(フラスコまたはボトルに栓をし、米油を二酸化炭素ガスで被覆した場合には1分間激しく振盪する)。75mlの高温中和アルコールおよび2mlの指示薬を、ボトル/フラスコに添加する。アルカリで滴定し(アルカリの強度は0.25Nであるべきである)、試料の添加前の中和アルコールと同じ強度の最初の永久的なピンク色が現れるまで激しく振盪する。色は、30秒間持続しなければならない。
遊離脂肪酸のパーセンテージは、以下の式を使用して、オレイン酸として計算される。
オレイン酸としての遊離脂肪酸%=(アルカリのml.*N*28.2)/(試料の重量)
式中、Nは、アルカリの強度である。
遊離脂肪酸は、しばしば、遊離脂肪酸の%の代わりに、酸価で表現される。酸価は、試料1gを中和するために必要なKOHのmgの数として定義される。遊離脂肪酸(オレイン酸として)の%を酸価に変換するためには、前者に1.99を乗じる。
米油を200℃〜260℃の間の温度に加熱するステップおよび0.1〜1kgf/cmの圧力を米油に付与するステップは、処理される米油中の遊離脂肪酸の量が1〜5重量%の間である場合、米油を200〜220℃の間の温度に加熱し、0.1〜0.3kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップ;処理される米油中の遊離脂肪酸の量が5〜10重量%の間である場合、米油を221〜240℃の間の温度に加熱し、0.3〜0.5kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップ;処理される米油中の遊離脂肪酸の量が10重量%以上である場合、米油を241〜260℃の間の温度に加熱し、0.5〜1.0kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップを含んでもよい。
好ましくは、米油が3〜6重量%の間の遊離脂肪酸を含有する場合、米油は200℃の温度に加熱され、0.1kgf/cmの圧力が米油に付与される。最も好ましくは、米油が5重量%の遊離脂肪酸を含有する場合、米油は200℃の温度に加熱され、0.1kgf/cmの圧力が米油に付与される。
好ましくは、米油を200℃〜260℃の間の温度に加熱するステップおよび0.1〜1kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップは、同時に行われる。
米油から副生成物を抽出するステップは、米油を加熱するステップおよび圧力を米油に付与するステップと同時に行われてもよい。
米油から1種または複数種のリン化合物を除去するステップは、HOベース均質化プロセスを行うステップを含んでもよい。米油から1種または複数種のリン化合物を除去するステップは、米油に水を添加して混合物を形成するステップと、1種または複数種のリン化合物が水と結合するように混合物をブレンドするステップと、水と結合した1種または複数種のリン化合物を除去するステップとを含んでもよい。HOベース均質化プロセスは、パドルスターラーを含む単純な混合槽内で行われてもよい。
水と結合した1種または複数種のリン化合物は、第1の副生成物を形成する。
混合物は、均質となるまでブレンドされてもよい。典型的には、混合物は、混合物が均質となるように、30分から1.5時間の間の期間ブレンドされる。最も好ましくは、混合物は、混合物が均質となるように、1時間の期間ブレンドされる。典型的には、混合物は、50RPMの速度で回転するパドルを使用してブレンドされる。好ましくは、ブレンドするステップは、40〜80℃の間の温度、最も好ましくは60℃の温度で行われる。
水と結合した1種または複数種のリン化合物を除去するステップは、ブレンドされた混合物の遠心分離を行うステップを含んでもよい。高回転プレート(high rotation plate)を有する機械的遠心分離技術を使用してこのステップを行ってもよい。
方法は、さらに、遠心分離を行う前に、ブレンドされた混合物を40〜80℃の間の温度に加熱するステップを含んでもよい。好ましくは、ブレンドされた混合物は、遠心分離の間、40〜80℃の間の温度に維持される。
好ましくは、ブレンドされた混合物は、遠心分離を行う前に、60℃の温度に加熱される。好ましくは、ブレンドされた混合物は、遠心分離の間、60℃の温度に維持される。
ブレンドされた混合物は、スチームジャケットまたはコイルによる間接加熱によって加熱されてもよい。好ましくは、ブレンドされた混合物は、ジャケット付槽内の間接スチームを使用して加熱される。
ブレンドされた混合物が遠心分離に供されると、水と結合したリン化合物が沈積し、脱ガムされた米油がデカンテーションされ得る。
次いで、脱ガムされた米油は、200℃〜260℃の間の温度に加熱されてもよい。好ましくは、脱ガムされた米油は、215℃〜220℃の間の温度に加熱される。典型的には、脱ガムされた米油を215℃〜220℃の間の温度に加熱するステップは、熱交換器内で行われ、熱交換器内の熱油は、脱ガムされた米油を加熱するために使用される。
脱ガムされた米油が加熱される熱交換器にスチームを加えることにより、0.1〜1kgf/cmの間の圧力が、脱ガムされた米油に付与されてもよい。スチームは、熱交換器内の圧力を、0.1〜1kgf/cmの間に増加させる。熱交換器内の圧力は、熱交換器内の脱ガムされた米油に付与される圧力に対応する。好ましくは、0.2kgf/cmの圧力が、脱ガムされた米油に付与される。スチームは、ボイラにより提供されてもよい。
好ましくは、脱ガムされた米油は、200℃〜260℃の間の温度に加熱されると同時に、0.1〜1kgf/cmの間の圧力が脱ガムされた米油に付与される。最も好ましくは、脱ガムされた米油は、215℃〜220C℃の間に加熱されると同時に、0.2kgf/cmの圧力が脱ガムされた米油に付与される。脱ガムされた米油がこれらの温度に加熱されると同時にこれらの圧力に供される場合、脱ガムされた米油中に第2の副生成物が形成される。第2の副生成物は、遊離脂肪酸であってもよい。遊離脂肪酸は、脱ガムされた米油から蒸発する。脱ガムされた米油から蒸発した遊離脂肪酸は、熱交換器内で遊離脂肪酸蒸気を形成し得る。
方法は、第2の副生成物を抽出するステップを含んでもよい。好ましくは、方法は、真空を使用して、熱交換器内部から遊離脂肪酸蒸気を抽出するステップを含む。したがって、方法は、脱ガムされた米油が加熱された、または加熱されている、および圧力が付与された、または付与されている熱交換器のチャンバに、真空を適用するステップを含んでもよい。
真空は、700〜760mmHgの間の負圧であってもよい。好ましくは、真空は、755mmHgの負圧である。
本発明は、例示を目的として記載され図面により示される実施形態の説明の助けを借りて、より良く理解される。
本発明の実施形態による米油を処理する方法を実行することができる処理プラントを示す図である。
図1は、本発明の実施形態による米油を処理する方法を実行することができる処理プラント100を示す。典型的には、未処理米油11が源材料として使用され、したがって図1に示される処理プラント100への投入物として定義される。
本発明による米油を処理する方法は、2つの段階を含む。第1の段階において、米油は脱ガムされ、HOベース均質化プロセスに送られる。
均質化は、互いに関連した物質または互いに関連した物質の群を強力にブレンドして、一定の異なる不溶性相を形成し(時折界面活性剤の添加を伴う)、水と結合したリン脂質およびホスファチド(ガム)等のリン化合物の懸濁液またはエマルジョンを得ることである。この例において、HOベース均質化プロセスは、混合器1内で水が米油とブレンドされるプロセスである。水が米油とブレンドされると、エマルジョンが得られ、米油中のガムが水に結合し、それにより米油が「脱ガム」される(脱ガムは、米油からガムを除去するプロセスである)。ガムは、リン化合物であり、リン化合物は、レシチンおよび/またはリン脂質を含んでもよい。リン化合物(またはガム)は両性であり、したがって相またはミセルを形成する。
水に結合したガムは、第1の副生成物を形成する。この第1の副生成物(リン化合物(または「ガム」))は、遠心分離機2における遠心分離により、ブレンドされた水−米油混合物から除去される。遠心分離の条件は以下の通りである:ブレンドされた水−米油混合物を、遠心分離機2のホルダに設置する;次いでホルダを、7100RPMの速度で回転させる;遠心分離中、ブレンドされた水−米油混合物を、60℃の平均温度で維持する。
遠心分離のステップ中、ホルダの回転により生成された遠心力によって、第1の副生成物(ガム)が遠心分離機の軸から離れて移動し、それにより第1の副生成物(ガム)がホルダの端部に沈積し、脱ガムされた米油は上部に残り、したがって第1の副生成物が米油から分離される。脱ガムされた米油は、遠心分離が完了した後にホルダからデカンテーションされる。
プロセスの第2の段階において、脱ガムされた米油12は、熱交換器3に通され、そこで200℃〜260℃の間の温度および0.1〜1kgf/cmの間の圧力に同時に供される(0.1kgf/cmは9.8Paに等しく、したがって、kgf/cmで示される任意の圧力は容易にパスカルの単位に変換され得ることに留意されたい;例えば、0.2kgf/cmは19.6kPaであり、1kgf/cmは、98kPaである、等)。脱ガムされた米油は、3つの蒸留器3a、b、cを備える熱交換器3において加熱および加圧される。これらの条件下において、遊離脂肪酸の形態の第2の副生成物が米油中に形成される。
脱ガムされた米油が加熱される温度は、米油中に存在する遊離脂肪酸の量に依存する。したがって、未処理米油が混合器1に加えられる前に、未処理米油から試料が採取され、1.0〜30%の間の範囲の遊離脂肪酸の含量を決定するための、AOCS (American Oil Chemistry Society) − Ca 5A − 40 (再承認版1977)(非特許文献1)に概説される方法を使用して、未処理米油の試料中の遊離脂肪酸の量が決定される。
米油中に存在する遊離脂肪酸の量と、脱ガムされた米油が加熱される温度および脱ガムされた米油に付与されるべき圧力との間の関係は、以下の通りである:未処理米油が1〜5重量%の間の遊離脂肪酸含量を含有することが試料から決定された場合、脱ガムされた米油が加熱されるべき適切な温度は、200〜220℃の間であり、脱ガムされた米油に付与する適切な圧力は、0.1〜0.3kgf/cmの間である。未処理米油が5〜10重量%の間の遊離脂肪酸含量を含有することが試料から決定された場合、脱ガムされた米油が加熱されるべき適切な温度は、221〜240℃の間であり、脱ガムされた米油に付与する適切な圧力は、0.3〜0.5kgf/cmの間である。未処理米油が10重量%以上の遊離脂肪酸含量を含有することが試料から決定された場合、脱ガムされた米油が加熱されるべき適切な温度は、241〜260℃の間であり、脱ガムされた米油に付与する適切な圧力は、0.5〜1.0kgf/cmの間である。
米油中に存在する遊離脂肪酸の量は、試料から知られるため、脱ガムされた米油が加熱されるべき200℃〜260℃の間の適切な温度、および米油に付与されるべき0.1〜1kgf/cmの間の圧力が決定され得る。例えば、未処理米油が5%の遊離脂肪酸を含有することが試料から決定された場合、遊離脂肪酸と温度との間の関係を使用して、脱ガムされた米油が200℃の温度に加熱されるべきであること、および0.1kgf/cmの圧力が脱ガムされた米油に付与されるべきであることが決定され得る。例えば、未処理米油が15%の遊離脂肪酸を含有することが試料から決定された場合、遊離脂肪酸と温度との間の関係を使用して、脱ガムされた米油が260℃の温度に加熱されるべきであること、および1kgf/cmの圧力が脱ガムされた米油に付与されるべきであることが決定され得る。
脱ガムされた米油中の遊離脂肪酸の含量が決定されたら、熱交換器3内の、米油が加熱されるべき200℃〜260℃の間の適切な温度および米油に付与する0.1〜1kgf/cmの間の適切な圧力が決定され得る。高温の熱油13aは、熱交換器3に投入されて、遠心分離機2から熱交換器3内に供給された脱ガムされた米油12を、200℃〜260℃の間の適切な温度に加熱する。熱油13の温度は、脱ガムされた米油を200℃〜260℃の間の適切な温度に加熱するような温度であることが理解される。熱交換器3から排出される熱油13bは、熱交換器3内の脱ガムされた米油12にその熱を伝達し、したがって、熱交換器3に投入された高温熱油13aよりも低温である。
ボイラ4は、スチーム14を熱交換器3に投入するが、スチーム14は、熱交換器3内の脱ガムされた米油12が適切な圧力に供されるように、熱交換器3内の圧力を増加させるために使用される。加えられるスチーム14の量は、脱ガムされた米油12に付与される圧力に依存する。スチーム14は、熱交換器3内で0.1〜1kgf/cmの間の適切な圧力が達成されるまで、ボイラ4から熱交換器3に加えられる。脱ガムされた米油12に付与される圧力を増加させるためには、より多くのスチームをボイラ4から熱交換器3に加えて、熱交換器3内の圧力を増加させ;米油に付与される圧力を低減するためには、スチーム14が熱交換器3から抽出される。
脱ガムされた米油12が200℃〜260℃の間の温度に加熱され、同時に0.1〜1kgf/cmの間の圧力に供される場合、脱ガムされた米油12中の遊離脂肪酸は、脱ガムされた米油12から蒸発し、したがって飽和脂肪酸含量が低減された米油が残される。熱交換器3内の脱ガムされた米油から蒸発する遊離脂肪酸は、第2の副生成物として定義される。
蒸発した飽和脂肪酸は、熱交換器3内で蒸気を形成する。真空システム5を使用して、遊離脂肪酸蒸気15が熱交換器3から凝縮器6内に吸引される。通常、提供される真空18は、755mmHgである。好ましくは、真空システム5を使用して、遊離脂肪酸蒸気15が熱交換器3から吸引されると同時に、米油が200℃〜260℃の間の温度に加熱され、0.1〜1kgf/cmの間の圧力に供される。あるいは、真空システム5を使用して、米油が200℃〜260℃の間の温度に加熱され、0.1〜1kgf/cmの間の圧力に供された後に、遊離脂肪酸蒸気15が熱交換器3から吸引される。
遊離脂肪酸蒸気が凝縮して液体遊離脂肪酸17を形成するように、凝縮器6を使用して遊離脂肪酸蒸気が冷却される。液体遊離脂肪酸17は、回収バット7内に排出される。
遊離脂肪酸(すなわち、第2の副生成物)が脱ガムされた米油から除去されたら、熱交換器内に残った米油は、処理された米油16として定義される。処理された米油は、熱交換器から貯蔵容器8内に取り出され、将来の使用のためにそこに保存される。
処理された米油16は、不けん化物質に富む。具体的には、処理された米油16は、高含量のトコフェロール、トコトリエノールおよび植物ステロールを含み、特にγ−オリザノールに富み、遊離脂肪酸(例えばオレイン酸)の重量当たり0.90%の最大酸性度を有する。
処理された米油は、ウマ、ネコ、イヌ用の栄養補助食品等の動物および人間用の機能性食品を作製するために使用することができ、また人間に対しては、米ぬか油は、サラダ用のトッピング、料理油、スプレッドおよびマーガリンとして使用することができる。例えば、高含量のγ−オリザノールを有する米油は、マーガリンの加工における脂質成分として使用することができる。米油は、栄養補助食品として動物用の食物に直接添加されてもよく、または処方食の一要素としての成分として使用されてもよい。

Claims (10)

  1. 少なくとも1%のγ‐オリザノールを含む米油を得るための米油の処理方法であって、
    米油から1種または複数種のリン化合物を除去するステップと、
    米油を200℃〜260℃の間の温度に加熱するステップと、
    0.1〜1kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップと、
    米油から副生成物を抽出して、遊離脂肪酸の重量当たり0.90%の最大酸性度を有する最終生成物を生じるステップと
    を含む、上記方法。
  2. 米油を200℃〜260℃の間の温度に加熱するステップおよび0.1〜1kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップが、同時に行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 米油から副生成物を抽出するステップが、米油を加熱するステップおよび圧力を米油に付与するステップと同時に行われる、請求項2に記載の方法。
  4. 処理される米油中にある遊離脂肪酸の量を決定するステップをさらに含み、
    米油を200℃〜260℃の間の温度に加熱するステップおよび0.1〜1kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップが、
    処理される米油中の遊離脂肪酸の量が1〜5重量%の間である場合、米油を200〜220℃の間の温度に加熱し、0.1〜0.3kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップと、
    処理される米油中の遊離脂肪酸の量が5〜10重量%の間である場合、米油を221〜240℃の間の温度に加熱し、0.3〜0.5kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップと、
    処理される米油中の遊離脂肪酸の量が10重量%以上である場合、米油を241〜260℃の間の温度に加熱し、0.5〜1.0kgf/cmの間の圧力を米油に付与するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 副生成物が、米油が200℃〜260℃の間の温度に加熱され、0.1〜1kgf/cmの間の圧力が米油に付与された時に米油から蒸発した遊離脂肪酸である、請求項1に記載の方法。
  6. 副生成物を抽出するステップが、真空を使用して、米油が200℃〜260℃の間の温度に加熱される/加熱された、また0.1〜1kgf/cmの間の圧力が米油に付与される/付与された熱交換器から、蒸発した遊離脂肪酸を除去するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
  7. 熱交換器から除去された後に蒸発した遊離脂肪酸を凝縮して、液体遊離脂肪酸を形成するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 米油から1種または複数種のリン化合物を除去するステップが、
    水を米油に添加して混合物を形成するステップと、
    1種または複数種のリン化合物が水と結合するように混合物をブレンドするステップと、
    水と結合した1種または複数種のリン化合物を除去するステップと
    を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 水と結合した1種または複数種のリン化合物を除去するステップが、ブレンドされた混合物の遠心分離を行うステップを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 0.1〜0.3kgf/cmの間の圧力が、米油に付与される、請求項1に記載の方法。
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