JP6151366B2 - タイヤ管理システム及びタイヤ管理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の作業効率の低下を極力抑えてタイヤの寿命を延ばすことができるタイヤ管理システム及びタイヤ管理方法に関する。
従来から砕石現場や鉱山などの広域作業現場では、ダンプトラックを走行させて土砂運搬作業を行っている。すなわち、ダンプトラックは、積込場において油圧ショベルやホイールローダなどによって砕石が積荷として積載され、所定の走行経路を経由してこの積荷を排土場まで搬送し、排土場でこの積荷を下ろす。そして、ダンプトラックは、再び所定の走行経路を経由して積込場に移動し、この積込場で積荷積載の待機を行う。ダンプトラックは、この一連の作業を繰り返し行う。
ここで、ダンプトラックのライフサイクルコストの中で、タイヤのコストの占める割合は高い。したがって、タイヤの寿命を延ばし、ライフサイクルコストを低減させることが要望されている。
このタイヤライフサイクルコストの低減のため、例えば、特許文献1では、鉱物資源を運搬する複数の車両のそれぞれに装着されたタイヤの状態を測定するセンサと、前記センサにより出力された測定値を無線により受信するタイヤ情報管理装置とを備え、前記タイヤ情報管理装置が、受信した前記測定値が許容範囲内でない場合には、該測定値の送信元の前記車両に対して、前記タイヤの劣化の進行を抑止するための劣化抑止情報を送信するようにしている。この劣化抑止情報とは、例えば、前記タイヤの点検を促す情報、前記車両の積載量を減少させることを促す情報、あるいは前記車両の速度を減少させることを促す情報である。
また、特許文献2には、タイヤあるいは車両に加わる荷重を測定する荷重センサと、タイヤの回転速度あるいは車の車速を検出するスピードセンサとを備え、これらセンサからのデータを用いて、タイヤの寿命を延ばすために車速や積載荷重を調整するものが記載されている。
特開2007−91202号公報 特開平04−135902号公報
しかしながら、タイヤの寿命を延ばすため、上述したように車両の積載量を減少させ、あるいは車両の速度を減少させると、車両の作業効率が低下するという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の作業効率の低下を極力抑えてタイヤの寿命を延ばすことができるタイヤ管理システム及びタイヤ管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかるタイヤ管理システムは、複数の車両にそれぞれ作業を割り当て、この割り当てられた作業を行う各車両に装着されたタイヤの負荷状態を管理するタイヤ管理システムであって、各車両に割り当てられた作業に対するタイヤ負荷が、各車両のタイヤ自体に設定された所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出する過負荷車両検出部と、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両のタイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する処理を行う作業内容変更処理部と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理システムは、上記の発明において、無線接続された各車両から通知される積載量情報及び車両速度情報をもとに実稼働中の車両のタイヤ負荷である実タイヤ負荷を算出する実タイヤ負荷算出部を備え、前記過負荷車両検出部は、各車両に割り当てられた作業に対する実タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、前記作業内容変更処理部は、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の実稼働中の実タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する処理を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理システムは、上記の発明において、各車両に割り当てられた計画段階の作業に対する予測タイヤ負荷を算出する予測タイヤ負荷算出部を備え、前記過負荷車両検出部は、予測タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、前記作業内容変更処理部は、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の予測タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の計画段階の作業内容を変更する処理を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理システムは、上記の発明において、前記作業内容変更処理部は、検出された過負荷車両が所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かを判断し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がある場合、該走行経路に変更し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がない場合、過負荷車両を減速し、あるいは積載量を減少することを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理システムは、上記の発明において、前記タイヤ負荷は、TKPHであることを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理方法は、複数の車両にそれぞれ作業を割り当て、この割り当てられた作業を行う各車両に装着されたタイヤの負荷状態を管理するタイヤ管理方法であって、各車両に割り当てられた作業に対するタイヤ負荷が、各車両のタイヤ自体に設定された所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出する過負荷車両検出ステップと、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両のタイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する処理を行う作業内容変更処理ステップと、を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理方法は、上記の発明において、無線接続された各車両から通知される積載量情報及び車両速度情報をもとに実稼働中の車両のタイヤ負荷である実タイヤ負荷を算出する実タイヤ負荷算出ステップを含み、前記過負荷車両検出ステップは、各車両に割り当てられた作業に対する実タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、前記作業内容変更処理ステップは、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の実稼働中の実タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する処理を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理方法は、上記の発明において、各車両に割り当てられた計画段階の作業に対する予測タイヤ負荷を算出する予測タイヤ負荷算出ステップを含み、前記過負荷車両検出ステップは、予測タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、前記作業内容変更処理ステップは、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の予測タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の計画段階の作業内容を変更する処理を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理方法は、上記の発明において、前記作業内容変更処理ステップは、検出された過負荷車両が所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かを判断し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がある場合、該走行経路に変更し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がない場合、過負荷車両を減速し、あるいは積載量を減少することを特徴とする。
また、この発明にかかるタイヤ管理方法は、上記の発明において、前記タイヤ負荷は、TKPHであることを特徴とする。
この発明によれば、過負荷車両検出部は、各車両に割り当てられた作業に対するタイヤ負荷が、各車両のタイヤ自体に設定された所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、作業内容変更処理部は、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両のタイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する処理を行うようにしている。この際、所定タイヤ負荷以下となる走行経路への作業内容変更を優先的に行っているので、車両の作業効率の低下を極力抑えてタイヤの寿命を延ばすことができる。
図1は、この発明の実施の形態1であるタイヤ管理システムを含む管理システムの概要構成を示す模式図である。 図2は、走行経路情報DBに格納される走行経路網の一例を示す図である。 図3は、ダンプトラックの構成を示す側面図である。 図4は、ダンプトラックの構成を示すブロック図である。 図5は、管理装置の構成を示すブロック図である。 図6は、タイヤ負荷平準化処理部によるタイヤ負荷平準化処理手順を示すフローチャートである。 図7は、1サイクルの作業例を示すタイムチャートである。 図8は、ダンプトラックの実タイヤ負荷の時間変化を示す図である。 図9は、実施の形態2の管理装置の構成を示すブロック図である。 図10は、図9に示したタイヤ負荷平準化処理部によるタイヤ負荷平準化処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
[システム概要]
図1は、この発明の実施の形態1であるタイヤ管理システムを含む管理システムの概要構成を示す模式図である。この管理システム1は、砕石現場や鉱山などの広域作業現場に設けられ、複数のダンプトラック2を走行させて土砂や鉱石などの運搬作業を行う。広域作業現場には、積込場E21,E22がある。積込場E21,E22には、積込機械3が配置される。積込機械3は、ダンプトラック2に積荷を積み込むことが可能である。積込機械3は、油圧ショベル、電気ショベル、及びホイールローダなどである。ダンプトラック2は、積荷を運搬する走行可能な車両の一例である。積荷は、採掘によって発生した土砂や鉱石である。
ダンプトラック2は、積込場E21,E22と排土場E10,E11との間の走行路HLを走行することが可能である。ダンプトラック2は、積込場E21,E22において積荷が積み込まれる。積込場E21,E22は、鉱山において積荷の積込作業が行われる領域である。ダンプトラック2は、積込場E21,E22の積込位置P21,P22において積荷が積み込まれる。積込機械3は、積込位置P21,P22に配置されたダンプトラック2に積荷を積み込む。その後、ダンプトラック2は所定の走行路HLを介して目的の排土場E10,E11に移動する。そして、ダンプトラック2は、目的の排土場E10,E11において積荷を下ろす。排土場E10,E11は、鉱山において積荷の排出作業が行われる領域である。ダンプトラック2は、排土場E10,E11の排土位置P10,P11において積荷を排土する。
この管理システム1は、少なくとも複数のダンプトラック2を管理する。各ダンプトラック2は、管理装置4からの指令信号によって作動する無人ダンプトラックであり、ダンプトラック2に作業者は搭乗していない。管理装置4は、管制施設6に配置される。管理装置4とダンプトラック2との間は、基地局5を介した無線接続される無線通信システムが形成される。
[走行経路網の一例]
ダンプトラック2は、積荷の運搬を積込場から排土場に運搬し、排土場において積荷を排土し、その後空荷で積込場に戻るというサイクルの作業を繰り返す。ダンプトラック2が行う作業は、積載物の積込、積荷走行、排土、空荷走行などを含む。広域作業現場では、図2に示した走行経路網に示すように、複数の積込場の積込位置P21〜P24、複数の排土場の排土位置P11〜P15、複数の交差点P31〜P34、これらの間を結ぶ複数の走行路HLを有する。なお、図2において、積込位置P21,P22は、鉱石の積込位置であり、積込位置P23,24は、表土の積込位置である。また、排土位置P11は、クラッシャへの排土位置であり、排土位置P12,P13は、鉱石の排土位置であり、排土位置P14,P15は、表土の排土位置である。その他、給油位置P41及び駐機場位置P42がある。具体的なダンプトラック2の作業は、例えば、図2に示した走行経路R1を経由する作業であり、積込位置P21から鉱石を積み込んで交差点P31,P32を介して鉱石を運搬し、排土位置P13で鉱石を排土し、交差点P32,P31を介して積込位置P21に戻る。ダンプトラック2は、管理装置4からの運行指示に従った作業を行う。運行指示には、積込場、排土場、走行経路の情報が含まれる。なお、ダンプトラック2が行う作業には、給油位置への走行や駐機場位置への走行が含まれてもよい。
[ダンプトラック]
図3及び図4に示すように、ダンプトラック2は、車両本体21と、ベッセル22と、処理部23と、ジャイロセンサ24と、速度センサ25と、荷重センサ26と、アンテナ27aが接続された通信部27と、アンテナ28aが接続され、車両本体21の位置を検出するGPS装置28とを有する。車両本体21には、駆動装置が配置される。駆動装置は、ディーゼルエンジンのような内燃機関と、内燃機関によって作動する発電機と、発電機で発生した電力によって作動する電動機とを含む。電動機によって車輪29が駆動される。車輪29は、タイヤ29a及びホイール29bを含む、いわゆる電気駆動式である。なお、内燃機関の動力が、トルクコンバータを含むトランスミッションを介して車輪に伝達される、いわゆる機械駆動式であってもよい。
ベッセル22は、積荷が積載される荷台を含む。ベッセル22は、車両本体21の上部に揺動可能に配置される。積込機械3により、ベッセル22に積荷が積み込まれる。排土時は、ベッセル22を持ち上げて積荷を排出する。荷重センサ26は、サスペンションシリンダ30に設けられ、ベッセル22の積載量を検出する。荷重センサ26は、検出信号を処理部23に出力する。処理部23は、荷重センサ26の検出信号をもとに、ダンプトラック2の積載量を求める。
ジャイロセンサ24は、ダンプトラック2の方位変化量を検出する。ジャイロセンサ24は、検出信号を処理部23に出力する。処理部23は、ジャイロセンサ24の検出信号に基づいて、ダンプトラック2の方位を求めることができる。
速度センサ25は、ダンプトラック2の走行速度を検出する。速度センサ25は、車輪29の駆動軸の回転速度を検出して、ダンプトラック2の走行速度を検出する。速度センサ25は、検出信号を処理部23に出力する。処理部23は、速度センサ25の検出信号と、処理部23内に内蔵されている図示しないタイマからの時間情報とに基づいてダンプトラック2の移動距離(走行距離)を求めることができる。
GPS装置28は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星7(図1参照)からの信号を用いてダンプトラック2の位置を検出する。検出信号は、処理部23に出力される。
処理部23は、ダンプトラック2を識別する識別ID23aを有する。処理部23は、識別ID23aとともに、少なくとも車両位置情報、積載量情報、及び車両速度情報を、通信部27を介して管理装置4側に送信する。
これに対し、管理装置4は、識別ID23aとともに、計画された作業に対応した走行経路を走行するように、ダンプトラック2に対して走行経路や速度指令を出力する。走行制御部31は、入力された走行経路や速度指令をもとに、対応するアクチュエータ32を駆動制御してダンプトラック2を走行制御する。
[管理装置]
図5に示すように、管理装置4は、管理部40と、操作入力部41と、表示部42と、記憶部43と、アンテナ44aを含む通信部44とを有する。
操作入力部41は、キーボード、タッチパネル、マウスなどを含む。操作入力部41は、管理部40に操作信号を入力可能である。なお、操作入力部41は、表示部42を兼ねるタッチパネルであってもよい。
表示部42は、例えば、液晶ディスプレイなどのようなフラットパネルディスプレイを含む。表示部42は、ダンプトラック2の位置に関する情報などを表示可能である。
記憶部43は、作業割当DB(データベース)55と、走行経路情報DB(データベース)56と、地図DB(データベース)57とを有する。作業割当DB55は、たとえは、ダンプトラック2の識別ID23a毎に、1日分の複数の作業内容が記述される。この作業内容には、積込場と排土場と走行経路とが記述される。また、ダンプトラック2の識別ID23a毎に、設定タイヤ負荷と、実タイヤ負荷と、所定タイヤ負荷とが記述される。設定タイヤ負荷と所定タイヤ負荷は、予め設定される値である。一方、実タイヤ負荷は、ダンプトラック2の稼働中にリアルタイムで更新される値である。
一般に、タイヤ負荷には、タイヤ自体に予め設定された負荷指標であるタイヤTKPH(Ton Km Per Hour)と実作業での負荷指標である作業条件TKPHとがある。設定タイヤ負荷は、タイヤTKPHであり、タイヤの発熱に対する限界を超えない範囲で、どれだけの仕事量が可能かを示す指標であり、(荷重×速度)で示される。一方、作業条件TKPHは、実タイヤ負荷であり、(平均タイヤ負荷荷重)×(平均作業速度)で示される。平均タイヤ負荷荷重は、
平均タイヤ負荷荷重=((空車時のタイヤ負荷荷重)+(積載時のタイヤ負荷荷重))/2
平均作業速度は、
平均作業速度=((1サイクルの距離)×(1日のサイクル回数))/(1日の総作業時間)
で求められる。空車時のタイヤ負荷荷重は、予め登録しているダンプトラック2の空車時の荷重をダンプトラックのタイヤ数で除算した平均タイヤ負荷荷重である。また、積載時のタイヤ負荷荷重は、ダンプトラック2側から送られる積載量情報をもとに求めたダンプトラック2の積載時の荷重をダンプトラックのタイヤ数で除算した平均タイヤ負荷荷重である。ここで、設定タイヤ負荷>実タイヤ負荷となるようにタイヤを使用することが好ましい。この条件を満足しないで使用すると、タイヤがヒートセパレーションなどを起こしてタイヤ寿命が短くなる。なお、所定タイヤ負荷は、この実施の形態で設定される値であり、設定タイヤ負荷以下の閾値である。
走行経路情報DB56は、図2に示した走行経路網の情報が記述される。この走行経路網の情報には、それぞれ積込位置、排土位置、交差点などの位置情報と、それぞれの接続関係情報が含まれる。さらに、走行経路情報DB56には、各走行路HL上に設定された車両速度が規定されている。
通信部44は、アンテナ44a及び基地局5を介して各ダンプトラック2に通信接続される。
管理部40は、作業割当処理部50と、タイヤ負荷平準化処理部51と、運行指示制御部52と、監視部53とを有する。作業割当処理部50は、操作入力部41からの操作入力に従って、1日分の作業割当DB55を作成する処理を行う。この際、作業割当DB55の実タイヤ負荷は、設定されない。
タイヤ負荷平準化処理部51は、実タイヤ負荷算出部61、過負荷車両検出部62、及び作業内容変更処理部63を有する。実タイヤ負荷算出部61は、無線接続された各ダンプトラック2から通知される積載量情報及び車両速度情報をもとに実稼働中のダンプトラック2の実タイヤ負荷を算出する。過負荷車両検出部62は、各ダンプトラック2に割り当てられた作業に対する実タイヤ負荷が、各ダンプトラックの設定タイヤ負荷以下の所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出する。作業内容変更処理部63は、過負荷車両を検出した場合、実稼働中の実タイヤ負荷が所定タイヤ負荷以下となるように各ダンプトラック2の作業内容を変更する処理を行う。なお、このタイヤ負荷平準化処理部51の詳細処理については後述する。
運行指示制御部52は、後述するように、作業割当DB55に記述された作業内容を実行させる運行指示を各ダンプトラック2に出力して、ダンプトラック2の走行制御を指示する。
監視部53は、ダンプトラック2の稼働状況を監視する。また、監視部53は、ダンプトラック2から送られてくる車両位置情報や車両速度情報をもとに、ダンプトラック2の稼働状況を表示部42に表示する。この際、表示部42には、地図DB57による地図と、この地図上に、走行経路情報DB56による走行経路網が表示されるとともに、ダンプトラック2のアイコンが表示される。このアイコンは、積荷状態と空荷状態とで別態様の表示となる。例えば、荷台の色を積荷状態と空荷状態とで変えるようにしている。また、このアイコンには、ダンプトラックの識別IDも添えられる。
[ダンプトラックの走行制御]
上述したように、管理部40は、ダンプトラック2に、走行経路や速度指令を出力する。これに対し、ダンプトラック2は、入力された走行経路や速度指令をもとに、積込場と排土場との間の走行路HLを走行する。処理部23は、推測航法を用いてダンプトラック2の現在位置を推測しつつ、生成された走行経路に従ってダンプトラック2を走行させる。推測航法とは、経度及び緯度が既知の起点からの方位と移動距離とに基づいて、ダンプトラック2の現在位置を推測する航法をいう。ダンプトラック2の方位は、ダンプトラック2に配置されたジャイロセンサ24を用いて検出される。ダンプトラック2の移動距離は、ダンプトラック2に配置された速度センサ25を用いて検出される。処理部23は、ダンプトラック2の方位及び移動距離をもとに、ダンプトラック2が計画された走行経路に従って走行するように、走行制御部31に対して操舵指令や速度指令を出力する。
処理部23は、上述した推測航法によって求められた推測位置を、GPS装置28を用いて補正しつつ、ダンプトラック2を走行させる。ダンプトラック2の走行距離が長くなると、ジャイロセンサ24及び速度センサ25の検出誤差の蓄積によって、推測された位置と実際の位置との間に誤差が生じる。この結果、ダンプトラック2は、走行経路から外れて走行してしまう可能性がある。このため、処理部23は、GPS装置28によって検出されたダンプトラック2の位置情報を用いて補正しつつ、ダンプトラック2を走行させる。
[タイヤ負荷平準化処理]
ここで、図6に示したフローチャートを参照して、タイヤ負荷平準化処理部51によるタイヤ負荷平準化処理手順について説明する。なお、この処理は、所定間隔ごとに繰り返し行われる。
図6において、まず、実タイヤ負荷算出部61は、各ダンプトラック2の積載量情報と車両速度情報とを取得する(ステップS101)。そして、実タイヤ負荷算出部61は、1作業サイクルの実タイヤ負荷を算出する(ステップS102)。その後、過負荷車両検出部62は、実タイヤ負荷算出部61が算出した実タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えるか否かを判断する(ステップS103)。その後、作業内容変更処理部63は、実タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えない場合(ステップS103,No)には、本処理を終了する。なお、ステップS102では、1作業サイクルの実タイヤ負荷を算出するようにしているが、これに限らず、複数の作業サイクルの実タイヤ負荷を算出するようにしてもよい。
一方、実タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えた場合(ステップS103,Yes)、作業内容変更処理部63は、所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かを判断する(ステップS104)。作業内容変更処理部63は、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がある場合(ステップS104,Yes)には、対象となっているダンプトラック2の作業内容を、所定タイヤ負荷以下となる走行経路に変更する処理を行って(ステップS105)、本処理を終了する。
また、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がない場合(ステップS104,No)、作業内容変更処理部63は、対象となっているダンプトラック2の作業内容を、所定タイヤ負荷以下となるように減速した作業、または積載量を減少した作業に変更する処理を行って(ステップS106)、本処理を終了する。
ここで、ステップS104において、所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かの判断を行うのは、走行経路のみを変更する作業変更を優先的に行うことによって、ダンプトラック2の作業効率の低下が抑えられるからである。
なお、走行経路のみの作業変更には、図2に示すように、例えば現在の走行経路が、積込位置P24、交差点P34、排土位置P15で定義されるR2である場合、積込位置P24と排土位置P15は変更せず、交差点P34,P33を経由する新たな走行経路R3とする場合や、さらに排土位置P15が排土位置P14に変更された走行経路R4に変更される場合がある。
図7に示すように、走行経路を経由する1つのサイクルの作業は、積込過程、積荷走行過程、排土過程、空荷走行過程より成り立っている。ここで、走行経路によっては、積荷走行過程や空荷走行過程の車両速度が低いものがあり、車両速度の低い走行経路に変更することによって、実タイヤ負荷を減らすことができる。また、積込過程や排土過程では、待ち時間が大きい積込位置や排土位置があるため、この待ち時間が大きい積込位置や排土位置を含む走行経路に変更することによって、実タイヤ負荷を減らすことができる。
なお、ステップS106による作業変更は、走行経路をそのままにして、ダンプトラック2自体の車両速度を減じ、または積載量を減少させるものである。
タイヤ負荷平準化処理部51は、上述したように、極力、走行経路の変更による作業内容変更を行って、作業効率の低下を抑えつつ、各作業のタイヤ負荷を平準化し、全体的なタイヤの寿命を延ばすようにしている。
したがって、図8に示すように、設定タイヤ負荷Lを超える実タイヤ負荷特性L1を示すような作業が少なくなり、実タイヤ負荷特性L2,L3のように、所定タイヤ負荷Lth以下の実タイヤ負荷となるような作業に変更される。このため、作業のタイヤ負荷が平準化されて、全体的なタイヤの寿命を延ばすことができる。
なお、上述した実タイヤ負荷算出部61の構成は、ダンプトラック2側に持たせて、算出結果を管理装置4側に送信するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図9は、この発明の実施の形態2であるタイヤ管理システムの管理装置4の構成を示すブロック図である。上述した実施の形態1では、実タイヤ負荷をリアルタイムで検出して作業内容を変更するものであったが、この実施の形態2では、計画段階で予測タイヤ負荷を算出し、計画段階で、作業のタイヤ負荷を平準化するものである。
図9に示した管理装置4は、図5に示したタイヤ負荷平準化処理部51に替えてタイヤ負荷平準化処理部71を設けている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。タイヤ負荷平準化処理部71は、予測タイヤ負荷算出部81、過負荷車両検出部82、及び作業内容変更処理部83を有する。
予測タイヤ負荷算出部81は、各ダンプトラックに割り当てられた計画段階の作業に対する予測タイヤ負荷を算出する。過負荷車両検出部82は、作業割当DB55を参照して、予測タイヤ負荷が、各ダンプトラック2のタイヤ自体に設定された設定タイヤ負荷以下の所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出する。作業内容変更処理部83は、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の予測タイヤ負荷が所定タイヤ負荷以下となるように各ダンプトラック2の計画段階の作業内容を変更する処理を行う。
[計画段階でのタイヤ負荷平準化処理]
ここで、図10に示したフローチャートを参照して、タイヤ負荷平準化処理部71によるタイヤ負荷平準化処理手順について説明する。なお、この処理は、所定間隔ごとに繰り返し行われる。
図10において、まず、予測タイヤ負荷算出部81は、作業割当DB55から、各ダンプトラック2の計画段階における計画作業を取得する(ステップS201)。そして、予測タイヤ負荷算出部81は、計画作業に対する予測タイヤ負荷を算出する(ステップS202)。
この予測タイヤ負荷(予測作業条件TKPH)は、
予測タイヤ負荷=(予測タイヤ負荷荷重)×(予測作業速度)
で求められる。
予測タイヤ負荷荷重は、
予測タイヤ負荷荷重=((空車時のタイヤ負荷荷重)+(積載時のタイヤ負荷荷重))/2
で求められる。上述したように、空車時のタイヤ負荷荷重は、予め登録しているダンプトラック2の空車時の荷重をダンプトラックのタイヤ数で除算した平均タイヤ負荷荷重である。また、積載時のタイヤ負荷荷重は、ダンプトラック2側から送られる積載量情報をもとに求めたダンプトラック2の積載時の荷重をダンプトラックのタイヤ数で除算した平均タイヤ負荷荷重である。
一方、予測作業速度は、走行経路情報DB56に、走行路HL毎に予め登録されている区間車両速度をもとに求めることができる。なお、この予測作業速度は、走行経路情報DB56の走行経路3次元情報をもとに演算されるダンプトラック2への指示速度(速度指令)をもとに求めてもよい。この指示速度は、走行路HLの傾斜情報、曲率情報、旋回加速度制限等を用いて求まる速度である。また、この予測作業速度は、走行経路に対する過去のダンプトラック走行記録情報をもとに、区間速度情報を予測するようにしてもよい。
その後、過負荷車両検出部82は、予測タイヤ負荷算出部81が算出した予測タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えるか否かを判断する(ステップS203)。その後、作業内容変更処理部83は、予測タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えない場合(ステップS203,No)には、本処理を終了する。
一方、予測タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えた場合(ステップS203,Yes)、作業内容変更処理部83は、所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かを判断する(ステップS204)。作業内容変更処理部83は、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がある場合(ステップS204,Yes)には、対象となっているダンプトラック2の計画作業の内容を、所定タイヤ負荷以下となる走行経路に変更する処理を行って(ステップS205)、本処理を終了する。
また、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がない場合(ステップS204,No)、作業内容変更処理部83は、対象となっているダンプトラック2の計画作業の内容を、所定タイヤ負荷以下となるように減速した計画作業、または積載量を減少した計画作業に変更する処理を行って(ステップS206)、本処理を終了する。
この実施の形態2では、実施の形態1と同様に、ステップS204において、所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かの判断を行うのは、走行経路のみを変更する作業変更を優先的に行うことによって、ダンプトラック2の作業効率の低下が抑えられるからである。
また、この実施の形態2では、ダンプトラック2の実稼働前に作業のタイヤ負荷平準化を行っているので、実稼働開始直後から、作業効率の低下を抑えつつ、タイヤの寿命を延ばすことができる。なお、この実施の形態2において、実稼働時に、実施の形態1と同様なリアルタイムのタイヤ負荷平準化処理を行ってもよい。
なお、上述した実施の形態1,2において、所定タイヤ負荷は、各ダンプトラックのタイヤ負荷(タイヤTKPH)に対する所定割合で設定することが好ましい。また、所定タイヤ負荷は、ダンプトラック2などの各車両毎に設けることが好ましい。さらに、実施の形態2では、予め大きな所定タイヤ負荷を設定しておき、予測タイヤ負荷が所定タイヤ負荷を超えない場合、順次所定タイヤ負荷を下げていき、最も高い予測タイヤ負荷をもつ計画作業に対する作業内容変更を優先して行うことが好ましい。これによって、さらにタイヤの寿命を延ばすことができるタイヤ負荷平準化処理を確実に行うことができる。
また、上述した実施の形態1,2では、運搬車両の一例として無人ダンプトラックを例にあげて説明したが、有人ダンプトラックでも適用することができる。なお、有人ダンプトラックの場合、作業内容変更などの運行指示を有人ダンプトラックの表示部に表示し、これによって、運行指示を有人ダンプトラックのオペレータに通知するようにしてもよい。
さらに、親局としての管理装置4と子局としての各ダンプトラック2との間の無線通信システムは、基地局5を介して接続されるが、基地局5を用いない無線アドホックネットワークシステム、すなわち自律分散型無線ネットワークシステムであってもよい。この場合、1つのダンプトラック2に親局としての管理装置4と同様な機能を搭載しておくことが好ましい。そして、各ダンプトラック2間で車車間通信を行えば、簡易な構成の無線通信システムを実現できる。車車間通信の実現は、ダンプトラック2同士で通信する方式であってもよいし、路側に簡易な無線エリアを作って各ダンプトラック2間を通信接続するようにしてもよい。
1 管理システム
2 ダンプトラック
3 積込機械
4 管理装置
5 基地局
6 管制施設
7 GPS衛星
21 車両本体
22 ベッセル
23 処理部
23a 識別ID
24 ジャイロセンサ
25 速度センサ
26 荷重センサ
27a,28a,44a アンテナ
27,44 通信部
28 GPS装置
29 車輪
29a タイヤ
29b ホイール
30 サスペンションシリンダ
31 走行制御部
32 アクチュエータ
40 管理部
41 操作入力部
42 表示部
43 記憶部
50 作業割当処理部
51,71 タイヤ負荷平準化処理部
52 運行指示制御部
53 監視部
61 実タイヤ負荷算出部
62,82 過負荷車両検出部
63,83 作業内容変更処理部
81 予測タイヤ負荷算出部
55 作業割当DB
56 走行経路情報DB
57 地図DB
R1〜R4 走行経路

Claims (10)

  1. 複数の車両にそれぞれ作業を割り当て、この割り当てられた作業を行う各車両に装着されたタイヤの負荷状態を管理するタイヤ管理システムであって、
    各車両に割り当てられた作業に対するタイヤ負荷が、各車両のタイヤ自体に設定された所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出する過負荷車両検出部と、
    過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両のタイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する制御指令を発して前記タイヤ負荷を平準化する処理を行う作業内容変更処理部と、
    を備えたことを特徴とするタイヤ管理システム。
  2. 無線接続された各車両から通知される積載量情報及び車両速度情報をもとに実稼働中の車両のタイヤ負荷である実タイヤ負荷を算出する実タイヤ負荷算出部を備え、
    前記過負荷車両検出部は、各車両に割り当てられた作業に対する実タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、
    前記作業内容変更処理部は、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の実稼動中の実タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する制御指令を発して前記タイヤ負荷を平準化する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ管理システム。
  3. 各車両に割り当てられた計画段階の作業に対する予測タイヤ負荷を算出する予測タイヤ負荷算出部を備え、
    前記過負荷車両検出部は、予測タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、
    前記作業内容変更処理部は、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の予測タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の計画段階の作業内容を変更する処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ管理システム。
  4. 前記作業内容変更処理部は、検出された過負荷車両が所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かを判断し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がある場合、該走行経路に変更し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がない場合、過負荷車両を減速し、あるいは積載量を減少することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のタイヤ管理システム。
  5. 前記タイヤ負荷は、TKPHであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のタイヤ管理システム。
  6. 複数の車両にそれぞれ作業を割り当て、この割り当てられた作業を行う各車両に装着されたタイヤの負荷状態を管理するタイヤ管理方法であって、
    各車両に割り当てられた作業に対するタイヤ負荷が、各車両のタイヤ自体に設定された所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出する過負荷車両検出ステップと、
    過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両のタイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する制御指令を発して前記タイヤ負荷を平準化する処理を行う作業内容変更処理ステップと、
    を含むことを特徴とするタイヤ管理方法。
  7. 無線接続された各車両から通知される積載量情報及び車両速度情報をもとに実稼働中の車両のタイヤ負荷である実タイヤ負荷を算出する実タイヤ負荷算出ステップを含み、
    前記過負荷車両検出ステップは、各車両に割り当てられた作業に対する実タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、
    前記作業内容変更処理ステップは、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の実稼働中の実タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の作業内容を変更する制御指令を発して前記タイヤ負荷を平準化する処理を行うことを特徴とする請求項6に記載のタイヤ管理方法。
  8. 各車両に割り当てられた計画段階の作業に対する予測タイヤ負荷を算出する予測タイヤ負荷算出ステップを含み、
    前記過負荷車両検出ステップは、予測タイヤ負荷が、前記所定タイヤ負荷を超える過負荷車両を検出し、
    前記作業内容変更処理ステップは、過負荷車両を検出した場合、該過負荷車両の予測タイヤ負荷が前記所定タイヤ負荷以下となるように該過負荷車両の計画段階の作業内容を変更する処理を行うことを特徴とする請求項6に記載のタイヤ管理方法。
  9. 前記作業内容変更処理ステップは、検出された過負荷車両が所定タイヤ負荷以下となる走行経路があるか否かを判断し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がある場合、該走行経路に変更し、所定タイヤ負荷以下となる走行経路がない場合、過負荷車両を減速し、あるいは積載量を減少することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載のタイヤ管理方法。
  10. 前記タイヤ負荷は、TKPHであることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載のタイヤ管理方法。
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