JP6150301B2 - セシウム吸着材及びその製造方法並びにそれを用いた環境処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セシウムを効率良く吸着し不溶化できる吸着材とその製造方法、この吸着材を用いた環境処理方法に関する。
原子炉から排出される放射性廃棄物処理について、従来より、様々な方法が開発されてきたが、2011年の東日本大震災によって発生した、福島原子力発電所の爆発事故以来、環境中に飛散した放射性物質が大きな社会問題となり、その除染技術が求められている。例えば、放射性物質の中でも、半減期の長い放射性セシウムの除染には、水酸化鉄等の鉄化合物を用いる技術(特許文献1)、酸化鉄及びフェロシアン化アルカリ金属塩を吸着材に用いる技術(特許文献2)、酸化鉄、群青及び高分子化合物を吸着材に用いる技術(特許文献3)等が提案されている。
特開2013−88150号公報 特開2013−36970号公報 特開2013−2865号公報
これらの従来技術より、一層優れた放射性セシウムの吸着能力を有する吸着材が求められている。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、ケイ素を含有する鉄酸化物は、セシウムの吸着能力が優れ、吸着したセシウムを高度に不溶化でき、そうすると、当然のこととして、放射性セシウムの吸着能力が優れ、吸着した放射性セシウムを高度に不溶化できることを見出して本発明を完成した。
即ち、本発明は、(1)ケイ素を含有する鉄酸化物を含むことを特徴とするセシウム吸着材であり、(2)鉄化合物とケイ素化合物とを媒液中で中和し酸化することを特徴とするセシウム吸着材の製造方法であり、(3)セシウムを含む環境中に当該セシウム吸着材を投入してセシウムを吸着させることを特徴とする環境処理方法である。
本発明の吸着材は、セシウム、放射性セシウム等の吸着能力が高く、特に放射性セシウムで汚染された水、土壌等を効果的に除染できる。従来のセシウム吸着材はナトリウムなどの夾雑イオンが存在すると、浄化対象のセシウムの吸着能力が低下することが知られているが、本発明の吸着材は夾雑イオンが存在しても優れた吸着能力を発揮する。
本発明はセシウム吸着材であって、ケイ素を含有する鉄酸化物を含むことを特徴とする。本発明の吸着材はセシウム、放射性セシウム等の吸着能力が優れているので、放射性セシウムで汚染された水、土壌等の環境の除染に有用である。
ケイ素を含有する鉄酸化物の様態としては、(イ)鉄とケイ素の複合酸化物、(ロ)鉄酸化物とケイ素酸化物の混合物等が挙げられる。鉄とケイ素の複合酸化物は、鉄とケイ素と酸素から構成されるものであれば特に限定されず、同様に、鉄酸化物は、鉄と酸素から構成されるものであれば特に限定されず、ケイ素酸化物は、ケイ素と酸素から構成されるものであれば、特に限定されない。
(ロ)の様態には、鉄酸化物とケイ素酸化物の一様な混合物及び一様ではない混合物の双方がふくまれ、一様ではない混合物としては、例えば、鉄酸化物の表面等の一部にケイ素酸化物が偏在しているものが挙げられる。
上記(イ)(ロ)以外の様態として、(ハ)コア部の表面にシェル部を有するコア・シェル構造を成し、シェル部が鉄とケイ素の複合酸化物であるか、又は、鉄酸化物とケイ素酸化物との混合物であるものが挙げられる。
コア部の部材は、環境に二次的な汚染が生じないようなものであれば、鉄酸化物、ケイ素酸化物、硫酸カルシウム、活性炭、ゼオライト、タルク等制限は無く、中でも鉄酸化物が好ましい。鉄酸化物は前記と同様、鉄と酸素から構成されるものであればよく、化学組成がFeO、Fe、Fe、過還元マグネタイトFeO(1.0<x<1.33)、ベルトライドFeO(1.33<x<1.5)、FeOH、FeOOH、Fe(OH)等のいずれの酸化物も用いることができる。コア部とシェル部の鉄酸化物は同じであっても、異なっていてもよい。また、シェル部はコア部の全体を被覆するものであっても、一部を被覆するものであってもよい。
様態(イ)、(ロ)のケイ素含有量、または、様態(ハ)のシェル部のケイ素含有量は、Fe/Siで表される鉄酸化物中の鉄とのモル比で、1/0.1〜1/10.0の範囲であれば、セシウムの吸着能力が一層高くなるので好ましく、1/0.1〜1/5.0の範囲が更に好ましい。ケイ素を含有する鉄酸化物(以下、ケイ素含有鉄酸化物という場合がある)の形状は、球状、塊状等の等方性形状、針状、板状等の異方性形状等制限を受けず、いずれの形状でもよく、BET法による比表面積が10〜100m/gの範囲にあれば好ましい。
鉄酸化物には、詳細には、様態(イ)、(ロ)の鉄酸化物や、様態(ハ)のシェル部の鉄酸化物には、ケイ素以外の無機元素、例えば、アルミニウム、マグネシウム、マンガン等が含まれていても良く、特にアルミニウムは、セシウムの吸着能力を向上させる効果が高く好ましい。ケイ素以外の無機元素の含有量は、アルミニウムであれば、Fe/Alで表される鉄酸化物中の鉄とのモル比で、1/0.005〜1/2.0の範囲が好ましい。
更に、様態(イ)、(ロ)における鉄酸化物、及び、様態(ハ)におけるシェル部の鉄酸化物に磁着性を付与するとセシウムを吸着させた後、磁別によって分離できる。様態(ハ)において、シェル部及びコア部の双方に鉄酸化物に用いた場合はコア部またはシェル部の少なくとも一方の鉄酸化物に磁着性を付与すれば磁別によって分離できる。
本発明のセシウム吸着材には、ケイ素含有鉄水酸化物以外にも、必要に応じて、(a)他の吸着材(活性炭、ゼオライト、キレート樹脂等)、(b)粘土鉱物(ベントナイト、タルク、クレー等)、(c)有機高分子(アニオン系有機高分子(ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸ソーダ−アクリルアミド共重合体、カルボキシメチルセルロースソーダ塩、デンプン−アクリル酸−アクリル酸ソーダ共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸ソーダ共重合体等)、非イオン系有機高分子(ポリアクリルアミド、アルキルセルロース、ポリエチレンオキサイド等)等)、(d)固化材(セメント、石灰等)及び固化遅延剤(クエン酸等)、(e)分散剤等が配合されていてもよい。
次に、本発明は、セシウム吸着材の製造方法であって、鉄化合物とケイ素化合物とを媒液中で中和し酸化することを特徴とする。様態(イ)のケイ素含有鉄酸化物は、(i)鉄化合物とケイ素化合物を混合した後、中和剤を添加して中和し酸化するか、又は、(ii)ケイ素化合物を中和剤として用いて、鉄化合物とケイ素化合物とを中和反応させ、中和し酸化することで得られる。一方、様態(ロ)では、(iii)鉄化合物を中和し酸化後、ケイ素化合物を中和し酸化するか、または、(iv)鉄化合物を中和し、ケイ素化合物を中和した後、酸化することで得られ、中和剤の添加は、鉄化合物の添加後やケイ素化合物の添加後に行うことも、鉄化合物、ケイ素化合物と同時に平行添加することもできる。更に、様態(ハ)では、コア部となる基材の存在下で、鉄化合物とケイ素化合物を中和し酸化して、コア部の表面に、ケイ素を含有の鉄酸化物を含むシェル部を形成する。酸化は中和前、中和中、中和後のいずれのタイミングで行ってもよい。
鉄化合物、ケイ素化合物の中和方法は、所望するコア部の様態に応じて、(i)〜(iv)のいずれかを選択する。様態(ハ)でコア部に鉄酸化物を用いる場合は、予め調製した鉄酸化物を用いても良く、あるいは、鉄化合物溶液の一部を中和、酸化して生成させた鉄酸化物をコア部として、引き続き(i)〜(iv)の方法を適用してもよい。
中和pHは、(i)、(ii)の方法であれば、3.0〜7.0の範囲が好ましく、5.0〜7.0の範囲が更に好ましく、(iii)、(iv)の方法であれば、鉄化合物、ケイ素化合物の好ましい中和pHは、それぞれ7.0〜10.0の範囲、4.0〜7.0の範囲である。酸化は、中和剤の添加前、添加中あるいは添加後の媒液中に、酸化剤を投入して行う。中和及び酸化時の温度は、25〜80℃の範囲が好ましい。鉄酸化物の酸化数は、酸化還元電位の測定により、酸化率を制御することで調整できる。アルミニウム、マンガン、マグネシウム等の、ケイ素以外の無機元素を含有させる場合は、例えば、鉄化合物の中和後で、ケイ素化合物の中和前に無機元素の化合物を添加する等して、(i)〜(iv)の方法に応じ、適当なタイミングで、当該無機元素化合物を中和し酸化する。
(i)、(iii)、(iv)の方法で中和に用いる中和剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、アンモニウムガス、アンモニア水、炭酸アンモニウム等のアンモニウム化合物等の公知の塩基性化合物、及び、塩酸、硫酸、硝酸、有機酸等の公知の酸性化合物を用いることができる。
また、酸化剤としては、空気、酸素、オゾン等の酸化性ガスや、過酸化水素等の酸化性化合物を用いることができ、特に、空気は経済的で取り扱い易く、工業的に有利である。
鉄化合物としては硫酸鉄、塩化鉄等が、ケイ素化合物としては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が挙げられる。硫酸法酸化チタンの製造工程で副生する硫酸には、鉄成分として硫酸鉄が含まれているので、この副生硫酸を鉄化合物を含む媒液とし、ケイ素化合物を添加して用いると、低コストで有害物質吸着材を得ることができ、副生硫酸の処理・再利用にも寄与できる。媒液には、水等の水系媒液を用いるのが工業的に好ましく、前記のように鉄化合物を含む副生硫酸であってもよい。
ケイ素含有鉄酸化物を生成させた後、固液分離してセシウム吸着材を得る。固液分離後は、必要に応じて、乾燥し、乾式粉砕する。固液分離には、例えば、フィルタープレス、ロールプレス等を用いることができる。乾燥には、例えば、バンド式ヒーター、バッチ式ヒーター等を用いることができる。乾式粉砕には、例えば、ハンマーミル、ピンミル等の衝撃粉砕機、解砕機等に摩砕粉砕機、ジェットミル等の気流粉砕機、スプレードライヤー等の噴霧乾燥機等を用いることができる。
また、本発明は環境処理方法であって、セシウムを含む環境中に前記セシウム吸着材を投入してセシウムを吸着させることを特徴とする。水や土壌の環境中に含まれるセシウムを吸着させるには、水処理、土壌処理等で用いられている公知の方法を用いることができる。例えば、水処理では、本発明のセシウム吸着材をセシウムを含む水に投入し、セシウムを吸着不溶化させた後、濾別すればよい。あるいは本発明のセシウム吸着材を処理塔に充填したり、フィルターに担持させて用いることもできる。地下水の処理では、例えば、土壌中に本発明のセシウム吸着材を含む層を形成し、この層を地下水が透過する際に、地下水に含まれるセシウムを吸着させることもできる。土壌処理では、セシウムを含む土壌に直接投入する所謂原位置浄化法に有用であり、土壌に投入する方法には特に制限は無く、(a)土壌を掘り起こし本発明のセシウム吸着材と混合した後埋め戻す、(b)スラリー状にした本発明のセシウム吸着材を土壌に注入する等、土壌の性状、地形等に応じて適宜選択できる。また、水処理、土壌処理のいずれにおいても、当該鉄酸化物が磁着性を有していると、セシウムを吸着させた後、分離する必要が生じれば、磁別することで容易に分離できる。
本発明の環境処理方法は、セシウムの浄化能力に優れ、放射性セシウムの除染に有用である。従来のセシウム吸着材では、浄化対象となる放射性セシウム以外に、ナトリウム等の無機イオンが含まれる環境下では、浄化対象のセシウムの吸着能力が低下することが知られているが、本発明では、このような夾雑イオンの存在下でも、十分な吸着能力を有している。
本発明の吸着材は、中性下では長期に渡って優れたセシウム吸着能を維持でき、一方、酸性下やアルカリ性下では、容易にセシウムを脱離させることができる。このため、放射性セシウムの除染に用いた吸着材を、濾別、磁別等の手段で、環境中から分離、回収し、水中に分散させ、分散液のpHを酸性又はアルカリ性に調整すれば、吸着材から放射性セシウムを除去できる。除去後の吸着材は再使用が可能となり、放射性セシウムが溶出した水を濃縮すれば、放射性廃棄物の量を大幅に低減できる。セシウムを脱離させるpHは、3.0以下又は11.0以上が好ましい。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらに制限されるものではない。
実施例1(様態(イ):(ii)の方法)
純水2リットルに、硫酸第一鉄・7水和物100gを添加し、撹拌、溶解して水溶液とした。その後、撹拌を継続して、液温を70℃に昇温し、4800ミリリットル/分の流速で水溶液中に空気を吹き込みながら、7.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液1170ミリリットルを添加して中和し、酸化率75.4%まで酸化した。酸化後の溶液のpHは、6.0であった。得られた生成物を濾過、洗浄し、恒温乾燥機内で窒素注入しながら60℃の温度で24時間乾燥して、Fe/Si比で1/2.12のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料A)を得た。
実施例2(様態(イ):(ii)の方法)
純水2リットルに、硫酸第一鉄・7水和物20gを添加し、撹拌、溶解して水溶液とした。その後、撹拌を継続して、液温を70℃に昇温し、4800ミリリットル/分の流速で水溶液中に空気を吹き込みながら、水酸化アルミニウム5gを添加した後、13.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液130ミリリットルを添加して中和し、酸化率94.2%まで酸化した。酸化後の溶液のpHは、6.1であった。得られた生成物を、実施例1と同様に、濾過、洗浄、乾燥して、Fe/Si/Al比で1/2.14/0.89のケイ素とアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料B)を得た。
実施例3(様態(イ):(ii)の方法)
実施例2において、硫酸第一鉄・7水和物の添加量を100g、水酸化アルミニウムの添加量を10g、ケイ酸ナトリウム水溶液の添加量を674ミリリットルとし、酸化率を68.9%とした以外は、実施例2と同様にして、Fe/Si/Al比で1/2.22/0.36のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料C)を得た。尚、酸化後の溶液のpHは、6.0であった。
実施例4(様態(イ):(ii)の方法)
純水2リットルに、硫酸第一鉄・7水和物100gを添加し、撹拌、溶解して水溶液とした。その後、撹拌を継続して、液温を70℃に昇温し、4800ミリリットル/分の流速で水溶液中に空気を吹き込みながら、水酸化アルミニウム5g、水酸化マグネシウム5gを添加した後、13.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液545ミリリットルを添加して中和し、酸化率74.8%まで酸化した。酸化後の溶液のpHは、6.0であった。得られた生成物を、実施例1と同様に、濾過、洗浄、乾燥して、Fe/Si/Al/Mg比で1/1.79/0.18/0.24のケイ素、アルミニウム及びマグネシウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料D)を得た。
実施例5(様態(イ):(ii)の方法)
実施例3において、空気の吹込みを、アルミニウム化合物、ケイ素化合物の添加後に行い、ケイ酸ナトリウム水溶液の添加量を410ミリリットルとし、酸化率を60.0%とした以外は、実施例3と同様にして、Fe/Si/Al比で1/1.35/0.36のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料E)を得た。尚、酸化後の溶液のpHは、3.5であった。
実施例6(様態(ロ):(iii)の方法)
純水2リットルに、硫酸第一鉄・7水和物100gを添加し、撹拌、溶解して水溶液とした。その後、撹拌を継続して、液温を70℃に昇温し、5重量%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加してpH8.0に中和した。次いで、13.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液100ミリリットルを添加しながら、pHが10.0になった時点から4800ミリリットル/分の流速で水溶液中に空気を吹き込んだ。ケイ酸ナトリウム水溶液を添加後に、9.8重量%の濃度の硫酸を添加し、最終的にpH6.0に中和して、酸化率73.6%まで酸化した。得られた生成物を、実施例1と同様に、濾過、洗浄、乾燥して、Fe/Si比で1/0.33のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料F)を得た。
実施例7(様態(ロ):(iii)の方法)
純水2リットルに、硫酸第一鉄・7水和物100gを添加し、撹拌、溶解して水溶液とした。その後、撹拌を継続して、液温を70℃に昇温し、4800ミリリットル/分の流速で水溶液中に空気を吹き込みながら、5重量%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加しpH8.0に中和した。次いで、13.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液79ミリリットルを添加し、pHを10.0とした後、9.8重量%の濃度の硫酸でpH6.0に中和して、酸化率69.8%まで酸化した。得られた生成物を、実施例1と同様に、濾過、洗浄、乾燥して、Fe/Si比で1/0.26のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料G)を得た。
実施例8(様態(ロ):(iii)の方法)
実施例6において、硫酸第一鉄・7水和物の中和pHを5.7とし、ケイ酸ナトリウムの添加量を573ミリリットル、酸化率を73.9%とした以外は実施例6と同様にして、Fe/Si比で1/1.88のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料H)を得た。
実施例9(様態(ロ):(iii)の方法)
実施例7において、硫酸第一鉄・7水和物の中和pHを5.7とし、ケイ酸ナトリウムの添加量を194ミリリットル、酸化率を85.2%とした以外は実施例7と同様にして、Fe/Si比で1/0.64のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料I)を得た。
実施例10(様態(ロ):(iii)の方法)
実施例6において、ケイ酸ナトリウムの添加量を145ミリリットルとし、鉄化合物と中和剤の添加後、ケイ素化合物の添加前に、水酸化アルミニウム0.5gを添加して、酸化率を72.4%とした以外は実施例6と同様にして、Fe/Si/Al比で1/0.48/0.02のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料J)を得た。
実施例11(様態(ロ):(iii)の方法)
実施例7において、ケイ酸ナトリウムの添加量を110ミリリットルとし、鉄化合物と中和剤の添加後、ケイ素化合物の添加前に、水酸化アルミニウム0.5gを添加して、酸化率を71.1%とした以外は実施例6と同様にして、Fe/Si/Al比で1/0.36/0.02のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料K)を得た。
実施例12(様態(イ):(ii)の方法)
硫酸第一鉄を総Fe量として8.67g/リットル含む、硫酸法酸化チタンの製造工程から発生した副生硫酸2リットルを70℃に昇温した。撹拌して、4800ミリリットル/分の流速で副生硫酸中に空気を吹き込みながら、13.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液750ミリリットルを添加して中和し、酸化率75.7%まで酸化した。酸化後の溶液のpHは、6.0であった。得られた生成物を、実施例1と同様にして、濾過、洗浄し、乾燥して、Fe/Si比で1/2.86のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料L)を得た。
実施例13(様態(イ):(ii)の方法)
実施例12において、ケイ酸ナトリウムの添加量を642ミリリットルとし、ケイ素化合物の添加前に、水酸化アルミニウム10gを添加して、酸化率を70.6%とした以外は実施例12と同様にして、Fe/Si/Al比で1/2.45/0.41のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料M)を得た。
実施例14(様態(ロ):(iii)の方法)
硫酸第一鉄を総Fe量として8.67g/リットル含む、硫酸法酸化チタンの製造工程から発生した副生硫酸2リットルを70℃に昇温した。撹拌して、4800ミリリットル/分の流速で副生硫酸中に空気を吹き込みながら、5重量%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を250ミリリットル添加し、水酸化アルミニウム0.5gを添加し、更に100ミリリットルのケイ酸ナトリウムを添加した。その後、5重量%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液186ミリリットルを再度添加して、pHを6.0に調整し、酸化率を85.0%とした。得られた生成物を、実施例1と同様にして、濾過、洗浄し、乾燥して、Fe/Si/Al比で1/0.38/0.02のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料N)を得た。
実施例15(様態(ハ):(ii)の方法)
実施例13において、先ず、市販のマグネタイト(Fe)6.0gを添加し、次いで、水酸化アルミニウム0.5gを添加した後、626ミリリットルのケイ酸ナトリウムを添加して、酸化率を71.5%とした以外は実施例13同様にして、コア・シェル構造を有し、コア部がマグネタイトであり、シェル部がFe/Si/Al比で1/2.39/0.02のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料O)を得た。
実施例16(様態(イ):(ii)の方法)
硫酸第一鉄を総Fe量として7.65g/リットル含む、硫酸法酸化チタンの製造工程から発生した副生硫酸2リットルを70℃に昇温した。撹拌して、4800ミリリットル/分の流速で副生硫酸中に空気を吹き込みながら、13.3重量%の濃度のケイ酸ナトリウム水溶液920ミリリットルを添加して中和し、酸化率64.5%まで酸化した。酸化後の溶液のpHは、6.01であった。得られた生成物を、実施例1と同様にして、濾過、洗浄し、乾燥して、Fe/Si比で1/3.97のケイ素を含む、本発明のセシウム吸着材(試料P)を得た。
実施例17(様態(イ):(ii)の方法)
実施例16において、ケイ酸ナトリウムの添加量を1100ミリリットルとし、ケイ素化合物の添加前に、Alとして8.1重量%濃度の硫酸アルミニウム水溶液100ミリリットルを添加して、酸化率を65.4%とした以外は実施例16と同様にして、Fe/Si/Al比で1/4.75/0.76のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料Q)を得た。
実施例18(様態(イ):(ii)の方法)
実施例17において、ケイ酸ナトリウム水溶液の添加量を890ミリリットル硫酸アルミニウム溶液の添加量を50ミリリットルとし、酸化率を65.4%とした以外は、実施例17と同様にして、Fe/Si/Al比で1/3.84/0.38のケイ素及びアルミニウムを含む、本発明のセシウム吸着材(試料R)を得た。
比較例1
市販のγ−Feを、比較対象のセシウム吸着材(試料S)とした。
比較例2
市販のレピドクロサイト鉄酸化物(FeOOH)を、比較対象のセシウム吸着材(試料T)とした。
比較例3
Feとして6.7g/リットルの濃度の硫酸第一鉄・7水和物水溶液7リットルを45℃に昇温した。撹拌して、4800ミリリットル/分の流速で溶液中に空気を吹き込みながら、pHが8.5となるように5重量%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加して中和し、酸化率100%まで酸化した後、得られた生成物を、実施例1と同様にして、濾過、洗浄し、乾燥して、比較対象のセシウム吸着材(試料U)とした。
実施例1〜18で得られた試料A〜Rの内容を、表1に取り纏めた。
Figure 0006150301
評価1
実施例1〜18、比較例1〜3の試料A〜U各2gを、塩化セシウムを溶解してセシウム濃度を10mg/リットルとした試験液200ミリリットルに加えた。24時間振盪後、遠心分離機を用い、回転数3000rpmで20分間かけて遠心分離した。遠心分離した上澄み液(1)を0.45μmのフィルターでろ過してから、セシウムの濃度を、発光分析装置(Thermo Fisher Schientific社製:iCAP Q ICP−MS)により測定した。
評価2
実施例6〜11(試料F〜K)について、評価1を行った後の試料0.5gに純水50ミリリットルを添加し、評価1と同様にして、再度遠心分離し、上澄み液(2)中のセシウムの濃度を測定した。
結果を表2に示す。
本発明のセシウム吸着材は、優れたセシウムの吸着能力を有しており、また、一旦、吸着したセシウムは脱離し難く、セシウムが高度に不溶化されていることが判る。
Figure 0006150301
評価3
実施例3、6、12〜15の試料C、F、L〜O各2gを、塩化セシウムを溶解してセシウム濃度を下記表3記載の濃度とし、更にナトリウム濃度が1重量%となるように塩化ナトリウムを添加した試験液200ミリリットルに加えた。評価1と同様にして、セシウムの除去率を算出した。
結果を表3に示す。
本発明のセシウム吸着材は、夾雑イオンの存在下でも、十分なセシウムの吸着能力を有していることが判る。
Figure 0006150301
評価4
実施例12〜15の試料L〜Oについて、各10gを、塩化セシウムを溶解してセシウム濃度を1mg/リットルとした試験液1リットルに加えた。評価1と同様にして、セシウム吸着試験を行った。この吸着試験後の試料に純水を加え試験溶液とし、pHをシュウ酸・シュウ酸アンモニウム(シュウ酸とシュウ酸アンモニウム)、水酸化ナトリウムを用いて、それぞれ3.0、12.5に調整した。その後、評価2と同様にして、セシウムの溶出率を算出した。
結果を表4に示す。
本発明のセシウム吸着材は、水中でpHを酸性又はアルカリ性に調整することにより、セシウムが容易に脱離することが判る。
Figure 0006150301
本発明の吸着材は、放射性セシウムで汚染された水、土壌等の除染に有用である。

Claims (14)

  1. 下記の(1)〜(3)のいずれか一種の態様を有するケイ素を含有する鉄酸化物を含むことを特徴とする、セシウム吸着材。
    (1)鉄とケイ素の複合酸化物であり、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/10.0の範囲である。
    (2)鉄酸化物とケイ素酸化物とアルミニウムの無機元素とを含む混合物であり、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/10.0の範囲である。
    (3)コア部が表面にシェル部を有するコア・シェル構造を成し、シェル部が、アルミニウムの無機元素を含有する鉄とケイ素の複合酸化物であって、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/10.0の範囲である。
  2. 前記(3)に記載のコア部が鉄酸化物であることを特徴とする請求項1に記載のセシウム吸着材。
  3. 前記(1)〜(3)において、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/5.0の範囲である、請求項1に記載のセシウム吸着材。
  4. 前記(1)の鉄とケイ素の複合酸化物が、アルミニウム又は、アルミニウム及びマグネシウムの無機元素を含有することを特徴とする請求項1に記載のセシウム吸着材
  5. 水、又は酸化チタンの製造工程から副生する副生硫酸の媒液に溶解した鉄化合物とケイ素化合物とを前記媒液中で中和し酸化することを特徴とする、鉄とケイ素の複合酸化物であって、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/10.0の範囲である前記複合酸化物を含むセシウム吸着材の製造方法
  6. 水の媒液に溶解した鉄化合物とケイ素化合物とを、アルミニウム又は、アルミニウム及びマグネシウムの無機元素の存在下で、前記水の媒液中で中和し酸化することを特徴とする、請求項5に記載のセシウム吸着材の製造方法
  7. 水、又は酸化チタンの製造工程から副生する副生硫酸の媒液に溶解した鉄化合物を前記媒液中で中和した後、前記媒液に溶解したケイ素化合物と、アルミニウムの無機元素との存在下で中和し酸化することを特徴とする、鉄酸化物とケイ素酸化物とアルミニウムの無機元素とを含む混合物であって、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/10.0の範囲である前記混合物を含むセシウム吸着材の製造方法
  8. コア部となる基材とアルミニウムの無機元素の存在下で、酸化チタンの製造工程から副生する副生硫酸の媒液に溶解した鉄化合物とケイ素化合物を前記媒液中で中和し酸化して、コア部の表面にアルミニウムの無機元素を含有する鉄とケイ素の複合酸化物を含むシェル部を形成することを特徴とする、コア部が表面にシェル部を有するコア・シェル構造であって、ケイ素の含有量がFe/Siで表される鉄とのモル比で1/0.1〜1/10.0の範囲である前記コア・シェル構造を有するセシウム吸着材の製造方法
  9. コア部となる基材が鉄酸化物であることを特徴とする請求項8に記載のセシウム吸着材の製造方法
  10. 鉄化合物が酸化チタンの製造工程から副生する副生硫酸に含まれる鉄成分であることを特徴とする請求項5〜9のいずれか一項に記載のセシウム吸着材の製造方法
  11. セシウムを含む環境中に請求項1に記載のセシウム吸着材を投入してセシウムを吸着させることを特徴とする環境処理方法
  12. 環境中に対象となるセシウム以外の夾雑イオンが含まれることを特徴とする請求項11に記載の環境処理方法
  13. セシウムを吸着させた後、pHが酸性又はアルカリ性に調整された水中で当該吸着材からセシウムを脱離させることを特徴とする請求項11に記載の環境処理方法
  14. セシウムを脱離させるpHが3.0以下又は11.0以上であることを特徴とする請求項13に記載の環境処理方法
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