JP6150272B2 - コンベア装置、並びに、ローラの取り付け方法 - Google Patents

コンベア装置、並びに、ローラの取り付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンベア装置における搬送用のローラをフレームに固定するための軸固定部材に関するものである。また、本発明は、その軸固定部材を備えたコンベア装置に関するものである。また、本発明は、コンベア装置における搬送用のローラをフレームに固定するための取り付け方法に関するものである。
従来より、物品を搬送する搬送装置として、ローラコンベア装置が知られている。
ローラコンベア装置は、主要構成部材として、一対のフレームと搬送用ローラ(以下、単にローラという)を有し、物品の搬送方向たる搬送ラインに沿って一対のフレームを設置し、その一対のフレーム間に複数のローラを固定してなるものである。そして、この種のローラコンベア装置(以下、単にコンベア装置ともいう)では、フレーム間に配されたローラは、その両端から突出した支軸にナット等を装着し、フレームに締め付けて固定する構造が広く採用されている。
例えば、そのような技術が、特許文献1に開示されている。
ところで、ローラコンベア装置は、ローラを駆動させて物品を搬送するものであるため、通常、モータ等の駆動源が備えられている。近年、ローラの本体(ローラ本体)内にモータ等の駆動源を内蔵したモータ内蔵ローラを備えたコンベア装置が普及している。しかしながら、この種のコンベア装置では、コスト等の観点から、全てのローラにモータ内蔵ローラを採用することは稀で、モータ内蔵ローラとフリーローラ(駆動源を備えないローラ)の双方を採用した組み合わせの方式が主流である。
そして、このようなローラの組み合わせ方式を採用した場合、搬送効率の観点から、環状を呈した動力伝達用のベルトを用いて、フリーローラをモータ内蔵ローラの回転に同期させることが好適とされている(例えば、特許文献2)。すなわち、この種のコンベア装置においては、モータ内蔵ローラ及びフリーローラのいずれにも、ローラ本体の外側表面に外周方向に沿った係合溝が形成されており、隣接したローラ同士は、その係合溝にベルトを懸架させている。
一般的に、隣接したローラ同士にベルトを懸架する場合、まず、ベルトを掛けた一方のローラをフレームに固定し、その後に、そのベルトを他方のローラにも掛けてフレームに固定する。より詳細には、一方のローラの両端の支軸をフレームの軸孔に固定した後、他方のローラを介して、双方のローラに懸架されたベルトを引っ張って当該ベルトにテンションを付与する。そして、ベルトにテンションが掛かった緊張状態を維持させつつ、前記一方のローラと同様、その他方のローラの両端の支軸をフレームの軸孔に固定する。
特開2008−30907号公報 特開2005−104604号公報
ここで、動力伝達用のベルトには、Vベルト、Vリブドベルト等、多種存在するが、いずれの種類もほぼ伸縮することがない構造である。一方で、ベルトによる動力伝達機能を効果的に発揮させるためには、ローラに懸架させた状態において弛みが形成されることは避けなければならない。そして、そのような条件下において、隣接したローラ同士にベルトを懸架する場合においては、ベルトを引っ張ってテンションを付与する工程と、ローラの両端の支軸をフレームに固定する工程を、同時に行う必要があった。このような事情により、隣接するローラにベルトを懸架する作業は、見かけ以上に手間を要してしまう場合があった。
したがって、モータ内蔵ローラとフリーローラとを組み合わせたコンベア装置では、搬送効率の観点から、動力伝達用のベルトの採用は必須であるが、前記したように、隣接するローラ同士に、ベルトを懸架する作業に相当の手間を要してしまうため、改善が望まれていた。
そこで、本発明では、従来技術の問題点に鑑み、隣接するローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する作業の効率化が図れる軸固定部材、コンベア装置、並びに、ローラの取り付け方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく提供される発明は、ローラ本体と一体的又は相対的に回転する軸部材を保持し、当該ローラ本体によって物品を搬送するコンベア装置のフレームへの固定を可能とする軸固定部材であって、弾性を有した保持部を備え、当該保持部は、前記軸部材を直接的又は間接的に保持するものであると共に、変形によって、保持した前記軸部材の相対的な姿勢変更を可能にすることを特徴とする軸固定部材である。
ここで、先にも説明したように、従来、隣接したローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する場合においては、そのベルトを引っ張ってテンション掛ける工程と、ローラの両端の支軸をフレームに固定する工程を、同時に行う必要があり、見かけ以上に手間を要してしまう場合があった。
そこで、本態様の軸固定部材は、ローラ本体と一体的又は相対的に回転する軸部材を、弾性を有した保持部に直接的又は間接的に保持させて、その保持部の変形作用によって、軸部材の相対的な姿勢変更を可能とした構成とされている。より具体的には、ローラ本体の軸線方向一方の端部側に配された軸部材を軸固定部材に保持させ、当該ローラ本体の軸線方向他方の端部側に配された軸部材をフリーな状態、つまり軸固定部材やフレーム等に固定しない状態にすれば、当該ローラ本体を、軸部材を保持した軸固定部材を基点として回動させることが可能となる。
これにより、本発明では、隣接したローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する場合において、一方のローラを、その軸部材が固定された軸固定部材を支点として、回動させることができるため、ベルトの引っ張り作業に「テコの原理」を利用することができる。すなわち、本発明によれば、従来に比べて、ベルトを引っ張って当該ベルトにテンションを付与する際に要する力が低減される。そして、本発明は、ローラの軸線方向一方の端部側、つまり軸部材が固定された軸固定部材を支点基点とした「テコの原理」により、ベルトを引っ張りつつ、そのローラを前記回動方向と逆方向に回動することによって、ローラの軸線方向他方の端部側(フリー側)をフレーム等の固定位置まで移動させることができるため、従来よりもローラをフレームに固定する作業が容易化される。その結果、本発明によれば、隣接するローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する際の作業時間が大きく短縮され、作業効率の大幅な向上を図ることができる。
本発明は、前記フレームへの固定に寄与する外郭部を有し、当該外郭部に保持部が取り付けられていることが推奨される。
保持部と前記軸部材との間には、ベアリング機構を備えた軸受けが介在していることが望ましい。
かかる構成によれば、軸部材を軸受けを介して間接的に保持部に保持させているため、軸部材の回転による摩擦力によって、保持部を損傷してしまうおそれがない。
請求項1に記載の発明は、ほぼ平行に並べられた一対のフレームと、当該一対のフレーム間に複数のローラが配され、隣接するローラ同士にベルトが懸架されたコンベア装置であって、前記ローラには、ローラ本体と軸部材が備えられ、前記ローラ本体と一体的又は相対的に回転する軸部材を保持しつつ、前記一対のフレームのうちの少なくとも一方側に固定される軸固定部材を備え、軸固定部材は、弾性を有した保持部を備え、当該保持部によって、軸部材を直接的又は間接的に保持することが可能であり、さらに当該保持部は、変形によって、保持した軸部材の相対的な姿勢変更を可能にするものであってローラを、その軸部材が固定された軸固定部材を支点として、水平方向に回動させることができ、少なくとも一方の軸部材は、ローラ本体に対して脱着可能であり、前記フレームにおける外側面側から挿通してローラ本体に挿着されることを特徴とするコンベア装置である。
本発明のコンベア装置は、隣接したローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する場合において、一方のローラであって軸部材が固定された軸固定部材を支点として、ローラを回動させて姿勢変更させることができるため、ベルトの引っ張り作業に「テコの原理」を利用することができる。すなわち、本発明によれば、従来に比べて、ベルトを引っ張って当該ベルトにテンションを付与する際に要する力が低減される。そして、本発明は、ローラの軸線方向一方の端部側、つまり軸部材が固定された軸固定部材を支点とした「テコの原理」により、ベルトを引っ張りつつ、そのローラを前記回動方向と逆方向に回動することによって、ローラの軸線方向他方の端部側(フリー側)をフレーム等の固定位置まで移動させることができるため、従来よりもローラをフレームに固定する作業が容易化される。その結果、本発明によれば、隣接するローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する際の作業時間が大きく短縮され、作業効率の大幅な向上を図ることができる。
ローラ本体の軸線方向一方の端部側に配される軸部材はプーリ部が設けられたプーリ付き軸部材であり、プーリ付き軸部材は、ローラ本体に対して脱着可能であり、前記フレームにおける外側面側から挿通してローラ本体に挿着されることが推奨される。(請求項3)
本発明のコンベア装置は、軸固定部材は、前記フレームにおける内側面に固定されるものであることが推奨される。(請求項4)
請求項に記載の発明は、軸部材は、ローラ本体に対して脱着可能であり、前記フレームにおける外側面側から挿通して軸固定部材及びローラ本体に挿着されることを特徴としている。
かかる構成によれば、軸部材がローラ本体に対して脱着可能であり、軸部材をフレームの外側面側から挿通してローラ本体に挿着できるため、ローラに懸架されたベルトを引っ張った状態で、当該ローラをフレーム等に固定する際の作業性を高めることができる。
ところで、先にも説明したように、従来より、動力伝達用のベルトは、ローラ本体に形成された係合溝に係合させる構成が広く採用されている。しかしながら、ローラ本体は、物品が載置される搬送面を形成する部分であるため、本来、ベルトを設けることは好ましくない。つまり、搬送面にベルトを設ければ、そのベルトには、搬送ライン上を流れる物品が頻繁に接触するため、摩耗による劣化を促進させてしまう問題を抱えていた。また、この種のベルトは、その構造上、ローラ本体の外周面よりも外側に突出してしまうため、搬送面に段部を形成し、搬送される物品に不具合をもたらしてしまうおそれがあった。
そこで、そのような不具合を解消するべく提供される請求項5に記載の発明は、ローラ本体の軸線方向一方の端部側に挿着される軸部材は、環状のベルトが懸架されるプーリ部が備えられており、ローラ本体に挿着された状態において、そのプーリ部は、フレームの外側に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンベア装置である。
かかる構成によれば、動力伝達用のベルトやプーリ部を、フレームの外側に配することができるため、搬送ライン上を流れる物品が接触して、ベルト等の劣化が促進されてしまうことが起き得ない。また、ベルト等によって、搬送面に段部が形成されないため、搬送される物品に不具合がもたらされることがない。
請求項6に記載の発明は、物品を搬送するコンベア装置に備えられたローラの取り付け方法であって、ほぼ平行に並べられた一対のフレームの少なくとも一方側には、ローラ本体と一体的又は相対的に回転する軸部材が保持される軸固定部材が設けられ、当該軸固定部材には、軸部材を直接的又は間接的に保持する弾性を有した保持部が備えられているものであり、一対のフレーム間にローラを配して、当該ローラの軸線方向一方の端部側に配された軸部材を前記一方の軸固定部材の保持部に保持させ、当該軸固定部材に保持させた当該一方の軸部材を基点に、当該ローラを回動して所定の向きに傾かせて当該ローラに掛けられたベルトを弛ませた状態にし、その後、当該ローラを前記回動方向と逆方向に回動して、当該ローラの軸線方向他方の端部側に配された軸部材をフレーム又は別の軸固定部材に保持させることを特徴とするローラの取り付け方法である。
本発明のローラの取り付け方法は、隣接したローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する場合において、一方のローラであって軸部材が固定された軸固定部材を支点として、ローラを回動して所定の向きに傾かせて、当該ローラに掛けられたベルトを弛んだ状態にし、その状態から、「テコの原理」によって、前記回動方向と逆方向に回動して、ベルトを引っ張ってテンションを掛けることができる。すなわち、本発明によれば、従来に比べて、ベルトにテンションを付与する際に要する力が低減される。そして、本発明は、ローラの軸線方向一方の端部側、つまり軸部材が固定された軸固定部材を支点とした「テコの原理」により、ベルトを引っ張りつつ、そのローラを前記回動方向と逆方向に回動することによって、ローラの軸線方向他方の端部側(フリー側)をフレーム等の固定位置まで移動させることができるため、従来よりもローラをフレームに固定する作業が容易化される。その結果、本発明によれば、隣接するローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する際の作業時間が大きく短縮され、作業効率の大幅な向上を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、ローラは、ローラ本体と軸部材を有し、ローラ本体の軸線方向両端側に配される軸部材は、いずれもローラ本体に対して脱着可能であり、少なくとも当該ローラ本体の軸線方向一方の端部側に配される軸部材には、プーリ部が備えられており、当該プーリ部を具備した軸部材を、フレームの外側から、当該フレーム及び軸固定部材に跨るようにして、ローラ本体に挿着し、その後、ローラ本体を所定の向きに傾かせて、フレームの外側に位置する前記プーリ部にベルトを懸架することを特徴とする請求項6に記載のローラの取り付け方法である。
かかる構成によれば、軸部材がローラ本体に対して脱着可能であり、軸部材をフレームの外側面側から挿通してローラ本体に挿着できるため、ローラをフレーム等に固定する際の作業性が高い。また、本発明では、動力伝達用のベルトを、フレームの外側に配したプーリ部に懸架することができるため、ベルトに、搬送ライン上を流れる物品が接触して劣化が促進されてしまうことが起き得ない。また、ベルトによって、ローラにより形成された搬送面に段部が形成されないため、搬送される物品に不具合がもたらされることがない。
本発明の軸固定部材、コンベア装置、並びに、ローラの取り付け方法は、弾性を有した保持部に、ローラの軸部材を保持させて、その軸部材の相対的な姿勢変更を可能としたため、隣接したローラ同士に動力伝達用のベルトを懸架する際の作業効率の大幅な向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係るコンベア装置を示す斜視図である。 図1のコンベア装置の動力伝達手段に注目した斜視図である。 一対のフレームを示す斜視図である。 モータ内蔵ローラを示す断面図である。 フリーローラを示す断面図である。 (a)、(b)は、軸固定部材を示す斜視図である。 軸固定部材を示す分解斜視図である。 図6の軸固定部材を示すA−A断面図である。 (a)、(b)は、プーリ付き軸部材を示す斜視図である。 (a)、(b)は、軸のみ軸部材を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、フリーローラをフレームに固定する際の取り付け方法を示す説明図である。 (a)〜(c)は、モータ内蔵ローラをフレームに固定する際の取り付け方法を示す説明図である。 (a)〜(c)は、隣接するフリーローラ同士にベルトを懸架する際であって、ローラにベルトが掛けられるまでのローラの取り付け方法を示す説明図である。 (d)、(e)は、隣接するフリーローラ同士にベルトを懸架する際であって、ローラが軸部材によってフレームに固定されるまでのローラの取り付け方法を示す説明図である。 ローラをフレームに対して傾斜するように固定したコンベア装置を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態に係るコンベア装置1について説明する。
本実施形態のコンベア装置1は、図1に示すように、ローラコンベア装置であり、主要構成部材として、一対のフレーム11、13と、物品が搬送される搬送面を形成する多数のローラ15と、ローラ15を支持する軸固定部材2を備えている。
なお、本発明では、ローラ15を制御する制御部等は公知のものが採用されているため、以下においては、それらの説明については省略する。
フレーム11、13は、図3に示すように、いずれも同一の大きさ及び形状を有するものであり、本実施形態では軽量溝型鋼が採用されている。すなわち、フレーム11、13は、断面形状がほぼ「コ」字型を呈している。そして、本実施形態では、フレーム11、13を、「コ」字の内側が相反する方向に向くような姿勢、つまり「コ」字の外側面が向き合うような姿勢にして、物品の搬送ラインに沿って平行に並べている。そして、その2つのフレーム11、13間を図示しない連結部材で結合してフレーム体3が形成されている。
また、本実施形態で採用するフレーム11、13は、その側面に円形を呈した多数の円形孔16と、六角形を呈した1つの六角孔17が設けられている。円形孔16はいずれも、開口径が同一の大きさであり、後述する軸固定部材2における外郭部材6の軸挿通孔60の開口径と同程度の大きさ、あるいは、それよりも若干大小する大きさに設定されている。また、六角孔17は、後述するモータ内蔵ローラ20の一方の回転側軸(六角形を呈した軸)41の断面の大きさとほぼ同一の大きさに設定されている。
なお、六角孔17は後述するモータ内蔵ローラ20の固定を目的としたものであり、本実施形態では、一方のフレーム11にのみ設けられている。
ローラ15は、モータ内蔵ローラ20とフリーローラ21により構成されており、本実施形態では、図2に示すように、1本のモータ内蔵ローラ20と、複数(例えば7本)のフリーローラ21を同期的に回転させるべく、それらが動力伝達手段たるベルト23を介して接続されている。
モータ内蔵ローラ20は、主要な構成が公知のそれと同様であり、図4に示すように、円筒形のローラ本体25を有し、そのローラ本体25にモータ26と減速機27が内蔵されている。そして、このモータ内蔵ローラ20は、減速機27の出力軸28をローラ本体25の内面と係合させており、モータ26の回転力が減速機27で減速されてローラ本体25を回転させる構成である。
また、モータ内蔵ローラ20は、ローラ本体25の両端に支持軸40、41が設けられている。具体的には、支持軸40、41は、図4に示すように、ローラ本体25の両端に装着された蓋部材45、46に、ローラ本体25の内外に渡るように挿通されている。より詳細には、一方(左側)の支持軸40は、蓋部材45よりもローラ本体25の内側に位置する軸受け50を介して、ローラ本体25に取り付けられており(以下、固定側軸という)、他方(右側)の支持軸41は、蓋部材46を介して、ローラ本体25に取り付けられている(以下、回転側軸という)。したがって、本実施形態のモータ内蔵ローラ20は、ローラ本体25が、固定側軸(一方の支持軸)40に対しては相対的に回転する反面、回転側軸(他方の支持軸)41と一体的に回転する構造である。
なお、固定側軸40は、前記した六角孔17に挿通される軸であり、その断面形状は六角形である。
ここで、モータ内蔵ローラ20の回転側軸41について詳述すると、この回転側軸41は、図9に示すように、外観が直方体状であり、さらに内部が空洞の中空体であり、ローラ本体25内に位置する端部側に、その軸線方向に沿って形成された複数(本実施形態では合計4つであり、軸の周方向90°ごとに1つずつ設けられている)のスリット55が設けられている。そして、回転側軸41には、そのスリット55以外の外周面に係合突起51が設けられている。つまり、回転側軸41は、ローラ本体25に挿着する際に、外周壁が径方向内側に変形し、所定の位置まで挿通が進むと、外周壁が復元し、係合突起51が蓋部材46に係合する機能を有する。
そして、本実施形態では、このような機能を備えた回転側軸41が、プーリ部42が設けられた軸部材(以下、プーリ付き軸部材という)30の一部を構成している。すなわち、プーリ付き軸部材30は、その軸線方向一方の端部に回転側軸41が設けられ、他方の端部にプーリ部42が設けられている。
なお、プーリ部42は、後述する動力伝達手段たるベルト34の懸架を可能とする部分であり、その外周面に周方向に環状を呈した溝52が形成されている。
一方、フリーローラ21は、モータ内蔵ローラ20と同様のローラ本体25を有しているが、その内部にはモータ等の駆動源を具備しない構成である。また、フリーローラ21には、そのローラ本体25の両端に、支持軸35、36が設けられている。そして、2つの支持軸35、36は、図5に示すように、ローラ本体25の両端に装着された蓋部材47、48に、ローラ本体25の内外に渡って挿通されている(以下、いずれも回転側軸という)。つまり、本実施形態のフリーローラ21は、ローラ本体25と双方の回転側軸35、36が一体的に回転する構造である。
また、フリーローラ21の回転側軸35、36は、前記したモータ内蔵ローラ20の回転側軸41と同様の構造である。すなわち、回転側軸35、36は、外観が直方体状であり、さらに内部が空洞の中空体であり、ローラ本体25内に位置する端部側に、その軸線方向に沿って形成された複数(本実施形態では4つ)のスリット55が設けられ、さらにそのスリット55以外の外周面に係合突起51が設けられている。
そして、本実施形態では、これらの回転側軸35、36が、2種類の軸部材30、31によって構成されている。具体的には、他方(右側)の回転側軸35が、前記同様のプーリ付き軸部材30の一部を構成しており(図9)、一方(左側)の回転側軸36が、プーリ付き軸部材30とは異なる軸部材31の一部を構成している。すなわち、この軸部材31は、図10に示すように、プーリ部42を備えておらず、その軸線方向一方の端部側に回転側軸36のみが設けられた構造とされている(以下、軸のみ軸部材という)。
動力伝達用のベルト34は、前記したプーリ部42に懸架して使用するものであり、本実施形態では、このベルト34として、Vリブドベルトが採用されている。
なお、動力伝達用のベルトには、Vリブドベルトの他、Vベルトや平ベルト等他の形式のベルトを採用しても構わない。ただし、その場合、プーリ部の構造等を変更する必要がある。
軸固定部材2は、前記したように、ローラ15を支持するものであり、本実施形態では、図1、2に示すように、フレーム11、13に固定されて使用される。すなわち、軸固定部材2は、図6に示すように、前記した軸部材30、31の回転側軸35、36、41を挿通可能な連通孔29を有し、その連通孔29がフレーム11、13に設けられた各円形孔16と連通するような配置でフレーム11、13に固定されて、ローラ15を軸支可能なものである。
そして、本実施形態の軸固定部材2は、図6、7に示すように、フレーム11、13への固定に寄与する外郭部材(外郭部)6と、外郭部材6に収容された保持部材(保持部)7と、保持部材7に保持された公知のベアリング機構を備えた軸受け8とを備えており、各部材6、7、8に設けられた軸挿通孔60、61、62が連通する配置になっている。
外郭部材6は、ステンレス鋼等の金属により形成されており、外観が「開かれた瞼の間から見える眼」のような形状を呈している。すなわち、外郭部材6は、中央に配された円形状の収容部37と、その周囲に配されたほぼ三角形状の取付部38とを備えている。より詳細には、外郭部材6は、黒目に相当する位置に収容部37が配され、その収容部37を中心として、その直径上であって、対向する位置に取付部38a、38bが1つずつ配されている。換言すれば、取付部38a、38bは、それぞれ白目に相当する位置に配されている。
収容部37は、保持部材7が収容される空間Rを備え、その空間Rの内外を連通する軸挿通孔60が設けられている。この軸挿通孔60は、軸部材30、31が挿通された際に、その軸部材30、31が、当該孔60の軸線方向に交差する方向に回動し得るように、軸部材30、31の断面径よりも十分大きい開口径となるように設定されている。また、取付部38a、38bには、それぞれビス等を挿通するための取付用孔63が1つずつ設けられている。
保持部材7は、弾性を有した材料、具体的には、常温における「引張強さ」が15〜20MPa、好ましくは17〜18MPaであり、さらに「伸び」が370〜420%、好ましくは400%のニトリルゴム(NBR)やウレタンゴム等の合成ゴムによって成形されたものが採用されている。すなわち、保持部材7は、合成ゴムによって成形されたリング状の部材であり、その中心に軸挿通孔61が形成されている。より詳細には、保持部材7は、そのリングの外径が外郭部材6の空間Rにほぼ隙間なく嵌り込む大きさに設定されている。すなわち、保持部材7の外径は、空間Rの内径とほぼ同じ大きさあるいは空間Rよりも若干大きくされている。
また、軸挿通孔61を形成する周壁、つまり保持部材7の内面には、図7、8に示すように、後述する軸受け8が嵌り込む軸挿通孔61の周壁に沿って環状に形成された嵌合溝43が設けられている。そして、嵌合溝43の直径は、その軸受け8の外径とほぼ同一の大きさあるいはそれよりも若干小さく設定さている。なお、嵌合溝43の幅(軸挿通孔61の軸線方向長さ)は、後述する軸受け8の部材厚とほぼ同一の大きさあるいはそれよりも若干小さく設定されている。
なお、本実施形態では、保持部材7として、NBR 70(国際ゴム硬さの数値) IRHD(国際ゴム硬さの記号)の合成ゴムが採用されている。
軸受け8は、前記したように公知のそれと同様であり、外輪と内輪との間に球状の転動体を配した構造であり、内輪の内側に軸部材30、31を保持する軸挿通孔62が形成されている。なお、軸受け8の軸挿通孔62は、その内径が軸部材30、31の回転側軸35、36、41の断面径とほぼ同一の大きさに設定されている。
続いて、本実施形態のコンベア装置の各部材の位置関係について説明する。
本実施形態のコンベア装置1は、図1〜3に示すように、一対のフレーム11、13を搬送ラインに沿って平行に並べられており、そのフレーム11、13間に複数のローラ15を配している。具体的には、フレーム11、13間には、8本のローラ15が配されており、そのうち1本だけがモータ内蔵ローラ20である。そして、その1本のモータ内蔵ローラ20は、フレーム11、13の前方から4本目の位置に配されている。換言すれば、フレーム11、13の前方から4本目以外の位置には、フリーローラ21が配されている。
そして、フレーム11、13間に配された各ローラ15は、両端から突出した支持軸40、41、35、36を、フレーム11、13あるいはフレーム11、13の内側に固定された軸固定部材2に保持させている。より詳細に説明すると、モータ内蔵ローラ20は、固定側軸40をフレーム11の六角孔17に挿通した状態で、フレーム11の外側から図示しないナット等で締め付けて固定し、回転側軸41、つまりプーリ付き軸部材30の一部を軸固定部材2の連通孔29及びフレーム13の円形孔16に挿通して、軸固定部材2の軸受け8に保持させている。フリーローラ21は、一方の回転側軸35、つまり軸のみ軸部材31の一部を軸固定部材2の連通孔29及びフレーム11の円形孔16に挿通して、軸固定部材2の軸受け8に保持させ、他方の回転側軸36、つまりプーリ付き軸部材30の一部を軸固定部材2の連通孔29及びフレーム13の円形孔16に挿通して、軸固定部材2の軸受け8に保持させている。
そして、この状態において、他方のフレーム13に固定されたプーリ付き軸部材30のプーリ部42は、フレーム13の外側、つまりフレーム13の「コ」字の内側に位置している。また、フレーム13の外側に位置するプーリ部42には、ベルト23が懸架されている。具体的には、ベルト23は、2本のローラ15が1組となるように、隣接するローラ15同士に懸架されている。より詳細に言うと、最前方のローラ15と最前方から2つ目のローラ15とが組となるように1つのベルト23が懸架されており、その2つ目のローラ15とその2つ目のローラ15の1つ後方(最前方から3つ目)のローラ15とが組となるように1つのベルト23が懸架されており、その3つ目・・・のように、隣接した2つのローラ15同士が組となるようにベルト23が懸架されている。
次に、ローラをフレームに固定する際の取り付け方法について説明する。
まず、フリーローラ21とモータ内蔵ローラ20のそれぞれを、フレーム11、13に固定する際のローラの取り付け方法について説明する。
(フリーローラについて)
フリーローラ21をフレーム11、13に固定する場合は、図11(a)に示すように、ローラ本体25をフレーム11、13の所定の位置に配置する。具体的には、ローラ本体25をフレーム11、13と直交するような姿勢でフレーム11、13間に配すると共に、当該ローラ本体25に装着された蓋部材47、48の開口形状が方形状の軸孔56、57が、軸固定部材2の連通孔29及びフレーム11、13の円形孔16と連通するようにする。そして、図11(b)に示すように、ローラ本体25に対して、フレーム11、13の外側に軸部材30、31を配置する。そして、次工程において、軸部材30、31をフレーム11、13の内側に向けて円形孔16から挿通する。すると、各軸部材30、31の回転側軸35、36の先端側は、軸固定部材2の連通孔29を通過して、ローラ本体25に挿着され、またその回転側軸35、36の中途においては、軸固定部材2の軸受け8に軸支される。こうして、図11(c)に示すように、フリーローラ21は、フレーム11、13に固定される。
なお、軸部材30、31は、前記したように、ローラ本体25に対して、同時に挿着する必要はなく、最初に、いずれか一方の軸部材をローラ本体25に挿着し、その次に、他方の軸部材を挿着するようにしても構わない。
(モータ内蔵ローラについて)
モータ内蔵ローラ20をフレーム11、13に固定する場合は、フリーローラ21と同様、最初に、ローラ本体25をフレーム11、13間に配するが、固定側軸40がローラ本体25に対して脱着可能にされていないため、図12(a)に示すように、ローラ本体25をフレーム11、13間に配したと同時に、固定側軸40をフレーム11の六角孔17に挿通する。そして、図12(b)に示すように、ローラ本体25に対して、フレーム13の外側にプーリ付き軸部材30を配置する。そして、次工程において、プーリ付き軸部材30をフレーム11の内側に向けて円形孔16から挿通する。すると、そのプーリ付き軸部材30は、ローラ本体25に挿着されて、軸固定部材2に軸支される。こうして、図12(c)に示すように、モータ内蔵ローラ20は、フレーム11、13に固定される。
続いて、隣接するローラ15同士にベルト23を懸架する際のローラの取り付け方法について説明する。
前記した方法によって、フレーム11、13間に、フリーローラ21あるいはモータ内蔵ローラ20(以下、既設ローラ15aという)が固定されれば、その既設のローラ15aに隣接する位置に新たなフリーローラ(以下、新設ローラ15bという)21のローラ本体(以下、新設ローラ本体という)25を配置する。より詳細には、新設ローラ本体25を、その軸線方向がフレーム11、13と直交するような姿勢で、フレーム11、13間に配する。そして、図13(a)に示すように、一方のフレーム13の外側から、プーリ付き軸部材30を当該フレーム13と軸固定部材2と新設ローラ本体25に跨るように挿通する。
新設ローラ本体25に、プーリ付き軸部材30が挿通されて、一方のフレーム13に固定された状態となれば、その軸線方向他方の端部側を軸のみ軸部材31を挿着することなく、プーリ付き軸部材30を軸支した軸固定部材2を基点として、新設ローラ本体25の姿勢を変更するべく、新設ローラ本体25に対して所定の方向に力を加える。すると、新設ローラ本体25に装着されたプーリ付き軸部材30を介して、軸受け8及び保持部材7に回動力が伝わる。
ここで、保持部材7は、前記したように、弾性を有した合成ゴムにより形成されているため、プーリ付き軸部材30から伝導された回動力が一定以上となれば変形する。
したがって、新設ローラ本体25に対して一定以上の力を加えると、保持部材7が変形して、新設ローラ15の姿勢を変更させることができる。
すなわち、新設ローラ本体25に対して、その軸線方向端部が既設ローラ15aに対して離反する方向に力を加えると、図13(b)に示すように、保持部材7の変形作用によって、新設ローラ本体25が、軸固定部材2を基点として前記離反方向に回動する。そして、その回動動作によって、新設ローラ本体25が所定姿勢(例えば、フレーム11、13に固定される姿勢から5〜15°、好ましくは7〜10°程度の角度に至った状態)となれば、既設ローラ15aのプーリ付き軸部材30と、新設ローラ本体25に挿着されたプーリ付き軸部材30にベルト23を懸架する。換言すれば、既設ローラ15aのプーリ付き軸部材30と、新設ローラ本体25に挿着されたプーリ付き軸部材30を近接した状態にして、ベルト23を懸架する。
図13(c)に示すように、既設ローラ15aのプーリ付き軸部材30と、新設ローラ本体25に挿着されたプーリ付き軸部材30にベルト23が懸架されると、新設ローラ本体25を既設ローラ15aに近接する方向(前記離反方向と逆方向)に回動する。このとき、新設ローラ本体25に対して掛けられていた前記離反方向の力が解放されるため、軸固定部材2の保持部材7は、自己の弾性作用によって、変形された状態から元の状態に復元される。また同時に、既設ローラ15aのプーリ付き軸部材30と、新設ローラ本体25に挿着されたプーリ付き軸部材30に懸架されたベルト23が引っ張られてテンションが付与される。
そして、図14(d)に示すように、新設ローラ本体25が、フレーム11、13に対して直交した姿勢に戻ると、ベルト23の弛みが完全になくなり、当該ベルト23が張設された状態となる。そして、その新設ローラ本体25の軸線方向他方の端部に装着された蓋部材48の軸孔57を、フレーム11の円形孔16と連通した状態にする。そして、軸孔57と円形孔16とが連通した状態となれば、図14(e)に示すように、フレーム11の外側からフレーム11と軸固定部材2と新設ローラ本体25に跨るように挿通する。こうすることで、新設ローラ15bと既設ローラ15aにベルト23を懸架しつつ、新設ローラ15bを既設ローラ15aに隣接する位置に容易に固定することができる。
以上のように、本実施形態のコンベア装置1は、隣接したローラ15同士に動力伝達用のベルト23を懸架する場合において、一方のローラ(新設ローラ)15を、そのプーリ付き軸部材30が固定された軸固定部材2を基点として、回動させることができるため、ベルト23の引っ張り作業に「テコの原理」を利用することができる。すなわち、本実施形態によれば、従来に比べて、ベルト23を引っ張って当該ベルト23にテンションを付与する際に要する力が低減される。そして、本実施形態は、プーリ付き軸部材30が固定された軸固定部材2を支点とした「テコの原理」により、ベルト23を引っ張りつつ、そのローラ15を前記回動方向と逆方向、つまり他方のローラ(既設ローラ)15aに近接する方向に回動することによって、新設ローラ15bの軸線方向他方側(フリー側)をフレーム11等への固定位置まで移動させることができるため、従来よりもローラ15をフレーム11、13に固定する作業が容易化される。その結果、本実施形態によれば、隣接するローラ15同士に動力伝達用のベルト23を懸架する際の作業時間が大きく短縮され、作業効率の大幅な向上を図ることができる
上記実施形態では、軸固定部材2に軸受け8を設け、軸部材30、31を軸受け8によって保持する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、軸受け8を省略し、保持部材7に軸部材30、31を直接的に保持させる構成であっても構わない。
上記実施形態では、保持部材7を合成ゴムで形成した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、可塑剤の作用によって若干軟化させて弾性作用が期待できる樹脂を用いて形成した保持部材を採用しても構わない。
上記実施形態では、ローラコンベア装置に軸固定部材2を採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、ベルトコンベア装置における搬送用ベルトを送り出すローラの固定手段として採用しても構わない。
上記実施形態では、軸固定部材2の外郭部材6を金属によって形成した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、樹脂製の外郭部材を採用した構成であっても構わない。
上記実施形態では、軸部材30にベルト23を懸架するプーリ部42を設けた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、軸部材にプーリ部を設けることなく、ローラ本体25にベルト23係合用の溝を設け、その溝を介して、ローラ本体25にベルト23を懸架する構成であっても構わない。
上記実施形態では、ローラ15を、その軸線方向が、フレーム11、13に対して直交するように固定したコンベア装置を示したが、本発明はこれに限定されず、図15に示すように、ローラ15を、その軸線方向が、フレーム11、13に対して幾分傾斜(前記直交姿勢を基準に1〜10°程度の傾斜)するような姿勢で固定したコンベア装置であっても構わない。
上記実施形態では、7本のフリーローラ21と、1本のモータ内蔵ローラ20によって構成されたコンベア装置1に軸固定部材2を採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、1〜6本又は8本以上のフリーローラ21と、2本以上のモータ内蔵ローラ20によって構成されたコンベア装置に軸固定部材2を採用しても構わない。
1 コンベア装置
2 軸固定部材
6 外郭部材(外郭部)
7 保持部材(保持部)
8 軸受け
11、13 フレーム
15 ローラ
20 モータ内蔵ローラ
21 フリーローラ
23 ベルト
29 連通孔
30、31 軸部材
42 プーリ部

Claims (7)

  1. ほぼ平行に並べられた一対のフレームと、当該一対のフレーム間に複数のローラが配され、隣接するローラ同士にベルトが懸架されたコンベア装置であって、
    前記ローラには、ローラ本体と軸部材が備えられ、
    前記ローラ本体と一体的又は相対的に回転する軸部材を保持しつつ、前記一対のフレームのうちの少なくとも一方側に固定される軸固定部材を備え、
    軸固定部材は、弾性を有した保持部を備え、当該保持部によって、軸部材を直接的又は間接的に保持することが可能であり、さらに当該保持部は、変形によって、保持した軸部材の相対的な姿勢変更を可能にするものであってローラを、その軸部材が固定された軸固定部材を支点として、水平方向に回動させることができ
    少なくとも一方の軸部材は、ローラ本体に対して脱着可能であり、前記フレームにおける外側面側から挿通してローラ本体に挿着されることを特徴とするコンベア装置。
  2. 軸部材は、前記フレームにおける外側面側から挿通して軸固定部材及びローラ本体に挿着されることを特徴とする請求項1に記載のコンベア装置。
  3. ローラ本体の軸線方向一方の端部側に配される軸部材はプーリ部が設けられたプーリ付き軸部材であり、プーリ付き軸部材は、ローラ本体に対して脱着可能であり、前記フレームにおける外側面側から挿通してローラ本体に挿着されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンベア装置。
  4. 軸固定部材は、前記フレームにおける内側面に固定されるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンベア装置。
  5. ローラ本体の軸線方向一方の端部側に挿着される軸部材は、環状のベルトが懸架されるプーリ部が備えられており、ローラ本体に挿着された状態において、そのプーリ部は、フレームの外側に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンベア装置。
  6. 物品を搬送するコンベア装置に備えられたローラの取り付け方法であって、
    ほぼ平行に並べられた一対のフレームの少なくとも一方側には、ローラ本体と一体的又は相対的に回転する軸部材が保持される軸固定部材が設けられ、当該軸固定部材には、軸部材を直接的又は間接的に保持する弾性を有した保持部が備えられているものであり、
    一対のフレーム間にローラを配して、当該ローラの軸線方向一方の端部側に配された軸部材を前記一方の軸固定部材の保持部に保持させ、当該軸固定部材に保持させた当該一方の軸部材を基点に、当該ローラを回動して所定の向きに傾かせて当該ローラに掛けられたベルトを弛ませた状態にし、その後、当該ローラを前記回動方向と逆方向に回動して、当該ローラの軸線方向他方の端部側に配された軸部材をフレーム又は別の軸固定部材に保持させることを特徴とするローラの取り付け方法。
  7. ローラの軸線方向両端側に配される軸部材は、いずれもローラ本体に対して脱着可能であり、少なくとも当該ローラ本体の軸線方向一方の端部側に配される軸部材には、プーリ部が備えられており、当該プーリ部を具備した軸部材を、フレームの外側から、当該フレーム及び軸固定部材に跨るようにして、ローラ本体に挿着し、その後、ローラ本体を所定の向きに傾かせて、フレームの外側に位置する前記プーリ部にベルトを懸架することを特徴とする請求項に記載のローラの取り付け方法。
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