JP6148847B2 - 地中熱交換器の施工方法及び地中熱交換器 - Google Patents

地中熱交換器の施工方法及び地中熱交換器 Download PDF

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Description

本発明は、内部に流通される熱媒を介して地中熱と熱交換するために用いられる地中熱交換器の施工方法及び地中熱交換器に関する。
地中の深部は年間を通して略一定温度(例えば、15℃程度)に保たれている。そこで、地中に埋設され、地上に設置されたヒートポンプや冷暖房空調機器等の負荷装置との間で不凍液等の熱媒が流通されることにより、地中から採熱し又は地中に放熱する地中熱交換器が用いられている。
地中熱交換器としては、地上から地中へと熱媒が流通する管路をU字状に構成したUチューブ型(特許文献1参照)、建物の基礎杭の内側或いは外側に管路を設置した場所打ち杭型(特許文献2、3参照)、及び、管路を螺旋状に構成することで熱交換面積を向上させたスパイラル型(特許文献4参照)等の各種構造が考案されている。
特開平11−182943号公報 特開2006−010133号公報 特開2005−069507号公報 特許第4594956号公報
Uチューブ型の地中熱交換器は、埋設するための掘削孔径(ボアホール口径)が直径150mm程度と小さく構成でき、製品としても確立されているが、単位掘削深さ当たりの熱交換性能が低いために掘削孔を深く掘る必要があり、掘削費が高い。場所打ち杭型の地中熱交換器は、建物の基礎杭を利用できる利点があるが、構造体となるため建物認定が必要となる場合があり、掘削深さも基礎杭に依存することになる。
一方、スパイラル型の地中熱交換器は、Uチューブ型に比べて単位掘削深さ当たりの熱交換性能が高いため、掘削深度を浅くして掘削費を削減することができるという利点がある。ところが、スパイラル型の地中熱交換器は、施工時に螺旋ピッチが圧縮されてしまい螺旋を所定ピッチに伸張させた状態で埋設することが難しく、また、5m程度の短尺なものを現場で融着して延長することが一般的であり、品質管理の点で問題を生じることもある。
特許文献4記載のスパイラル型の地中熱交換器では、螺旋状の管路と還管との間を連結する間隔保持部材を用いることで、螺旋のピッチを所定ピッチに保持した状態で埋設可能に構成している。ところが、特許文献4記載の構成の場合、間隔保持部材によって施工前から螺旋のピッチが固定されているため、地中熱交換器の全長が長尺なものとなり、搬送時や施工時の取り扱い性が低いという問題を有している。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、螺旋管部を有する地中熱交換器の施工性を向上させることができる地中熱交換器の施工方法及び地中熱交換器を提供することを目的とする。
本発明に係る地中熱交換器の施工方法は、少なくとも一部に螺旋管部を有し、内部に熱媒を流通可能な地中熱交換器の施工方法であって、前記地中熱交換器は、前記螺旋管部を伸張させた状態での第1ピッチと、前記掘削孔に挿入する前に前記螺旋管部を収縮させた状態での第2ピッチとに変形可能な可撓性を有する紐状部材と、前記螺旋管部の各リング部のチューブの外周面に取り付けられ、前記紐状部材が挿通される貫通孔を形成した連結具と、前記紐状部材に前記第1ピッチ毎に固着され、前記貫通孔を挿通不能な留め具と、を有し、前記地中熱交換器を掘削孔に挿入する際に前記紐状部材によって前記螺旋管部の各リング部同士を連結すると共に、前記螺旋管部の下方に錘を設けた後、前記地中熱交換器の上部を把持して吊り上げることで前記螺旋管部を伸張させると共に、前記ピッチ保持部材によって各リング部間を前記第1ピッチに設定し、その状態で前記掘削孔に挿入した後、該掘削孔を埋め戻すことを特徴とする。
このような方法によれば、ピッチ保持部材を用いることで螺旋管部のリング部同士を所定の第1ピッチに保持可能に構成すると共に、ピッチ保持部材の下方に錘を設けることにより、地中熱交換器をクレーン等で吊り上げるだけで螺旋管部を伸張させて第1ピッチに容易に設定することができる。従って、吊り上げた地中熱交換器を掘削孔内に挿入して埋め戻すだけで、螺旋管部を第1ピッチに保持した状態で地中熱交換器を容易に埋設することができ、高い施工性を得ることができる。また、施工前の保管時や輸送時には、螺旋管部を収縮させてピッチ保持部材を第2ピッチとしておくことにより、長尺な地中熱交換器をコンパクトにすることができるため、施工現場でチューブを延長させるための融着作業等も不要となることから接続部での液漏れ等の発生を可及的に抑えた施工が可能となる。
前記ピッチ保持部材として、可撓性を有する紐状部材を用いると、長尺な地中熱交換器を容易にコンパクトな準備形状とすることができると共に、吊り上げ時には容易に第1ピッチまで伸張させることができる。
前記ピッチ保持部材として、前記第2ピッチとなる折畳形状から前記第1ピッチとなる伸張形状へと変化可能な開閉部材を用いてもよい。この開閉部材を用いることによっても、クレーン等で地中熱交換器を吊り上げると、クレーンと錘との間の引張力によって螺旋管部が伸張され、同時に開閉部材が開かれて伸張形状となるため、螺旋管部を容易に第1ピッチに設定することができる。
前記地中熱交換器は、前記螺旋管部と、前記螺旋管部の一端に連結され、該螺旋管部の内側を軸方向に延びる還管とを有し、前記地中熱交換器の前記掘削孔への挿入前には、前記還管をリング状に束ねた準備形状とし、前記地中熱交換器の前記掘削孔への挿入時には、前記還管を前記準備形状から順次直線状に伸ばしつつ送り出すとよい。そうすると、地中熱交換器を施工前にはコンパクトな準備形状として施工現場へと容易に搬送することができ、施工時には伸張される螺旋管部の内側に還管を容易に延在させることができるため、地中熱交換器の搬送性や取り扱い性を向上させつつ、高い施工性を得ることができる。
本発明に係る地中熱交換器は、少なくとも一部に螺旋管部を有し、内部に熱媒を流通可能な地中熱交換器であって、前記螺旋管部を伸張させた状態での第1ピッチと、前記螺旋管部を収縮させた状態での第2ピッチとに変形可能なピッチ保持部材によって前記螺旋管部の各リング部同士を連結すると共に、前記螺旋管部の下方に錘を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、地中熱交換器をクレーン等で吊り上げるだけで螺旋管部を伸張させてピッチ保持部材によって所定の第1ピッチへと容易に設定することができる。従って、吊り上げた地中熱交換器を掘削孔内に挿入して埋め戻すだけで、螺旋管部を第1ピッチに保持した状態で地中熱交換器を容易に埋設することができ、高い施工性を得ることができる。
前記ピッチ保持部材は、可撓性を有する紐状部材であり、前記螺旋管部の各リング部のチューブの外周面には、前記紐状部材が挿通される貫通孔を形成した連結具が取り付けられ、前記紐状部材には、前記貫通孔を挿通不能な留め具が前記第1ピッチ毎に固着されると、紐状部材をクレーン等で吊り上げるたけで各連結具が留め具に引っ掛かり、螺旋管部を所定の第1ピッチに設定することができる。また、ピッチ保持部材として紐状部材を用いると、長尺な地中熱交換器を容易にコンパクトな準備形状とすることができ、保管や搬送に優れた構成となる。
当該地中熱交換器は、前記螺旋管部と、前記螺旋管部の一端に連結され、該螺旋管部の内側を軸方向に延びる還管とを有し、前記還管が前記リング部の中心又は略中心に配置されると、螺旋管部を流通する熱媒と、還管を流通する熱媒との間での熱伝達によって生じる熱ロスを低減することができる。
前記螺旋管部の途中には、一対の屈曲管と該一対の屈曲管の間に接続される直管とを有する継手管部が設けられ、前記リング部よりも前記直管が前記還管に対して近接配置されると、直管が還管をリング部の中心に据えるためのガイドとして機能するため、還管をより確実にリング部の中心付近に配置することが可能となる。
前記直管と前記還管とを固定する固定具を備えると、直管と還管との位置関係を保持しながら施工を行えるため、当該地中熱交換器の取り扱い性が向上すると共に、埋め戻し材による埋め戻し時、螺旋管部のピッチの延び過ぎや圧縮を防止することができる。
本発明によれば、螺旋管部のリング部同士を所定の第1ピッチに保持可能なピッチ保持部材を用い、該ピッチ保持部材の下方に錘を設けることにより、地中熱交換器をクレーン等で吊り上げるだけで螺旋管部を伸張させて第1ピッチに容易に設定することができる。従って、吊り上げた地中熱交換器を掘削孔内に挿入して埋め戻すだけで、螺旋管部を第1ピッチに保持した状態で地中熱交換器を容易に埋設することができ、高い施工性を得ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る地中熱交換器の斜視図である。 図2は、図1に示す地中熱交換器の平面図である。 図3は、連結具の斜視図である。 図4は、リング部を構成するチューブの軸方向に直交する方向での連結具の断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る地中熱交換器の施工方法の手順を示す説明図であり、図5(A)は、螺旋管部を収縮させ、還管を丸いリング状に束ねて地中熱交換器を準備形状とした状態を示す図であり、図5(B)は、図5(A)に示す地中熱交換器をクレーンによって吊り上げた状態を示す図であり、図5(C)は、図5(B)に示す地中熱交換器を掘削孔に埋設した状態を示す図である。 図6は、図1に示す地中熱交換器の変形例に係る地中熱交換器の準備形状での斜視図である。 図7は、図6に示す地中熱交換器を伸張させた状態での要部を拡大した斜視図である。 図8は、本発明の第2の実施形態に係る地中熱交換器の斜視図である。 図9は、図8に示す地中熱交換器の平面図である。 図10は、図8に示す地中熱交換器に適用される継手部材及びその周辺部を拡大した説明図である。 図11は、固定具によって還管と継手部材の直管とを固定した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る地中熱交換器の施工方法について、この方法に用いられる地中熱交換器との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る地中熱交換器10の斜視図であり、図2は、図1に示す地中熱交換器10の平面図である。本実施形態に係る地中熱交換器の施工方法は、内部に媒体が流通されることで地中熱と熱交換可能な地中熱交換器10を掘削孔12に埋設する方法である。
先ず、地中熱交換器10の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、地中熱交換器10は、一部に螺旋状の流路を有したスパイラル型の熱交換器であり、螺旋状の流路を形成する螺旋管部(スパイラル管)14と、螺旋管部14の一端(下端)にエルボ管(屈曲管)16を介して連結された還管(直管部)18とを有する。
地中熱交換器10は、螺旋管部14の上端と還管18の上端が図示しない負荷装置に接続され、図1中の矢印に示すように螺旋管部14から還管18へと熱媒(熱媒体。例えば、不凍液)を流通することができる。前記負荷装置は、地上に設置されたヒートポンプや冷暖房空調機器等であり、地中熱交換器10を流れる熱媒によって地中から採熱し又は地中に放熱する。
螺旋管部14は、チューブ(管)14aを螺旋状に形成した流路であり、円環状のリング部14bの間隔を所定の第1ピッチP1とした状態で掘削孔12内に埋設される。螺旋管部14は、全体として柔軟性や弾性を有するコイルばね状に構成され、全長を軸方向に収縮させた第2ピッチP2(図5(A)参照)から、全長を軸方向に伸張させた前記第1ピッチP1まで変化させることができる。
還管18は、チューブ(管)18aを直線状に伸ばした流路であり、螺旋管部14の下端から上方へと該螺旋管部14の軸方向に沿って延在する。図2に示すように、還管18は、螺旋管部14を構成する各リング部14bの内側の中心又は略中心に配設されている。螺旋管部14と還管18とを連結するエルボ管16は、融着等により両チューブ14a、18aに液密に固着される。
螺旋管部14及び還管18を構成するチューブ14a、18aの管種(材料)は特に限定されないが、柔軟性や所望の強度を備えることが好ましく、例えば、ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管、又は樹脂と金属の複合管等を用いるとよい。本実施形態では、柔軟性、耐腐食性、強度、熱融着性、地中熱の温度範囲、及び経済性等を考慮してポリエチレン管を用いている。
図1に示すように、地中熱交換器10は、さらに、各リング部14b同士を螺旋管部14の軸方向に沿って連結する2本一組の紐状部材(ピッチ保持部材)20を、該螺旋管部14の左右に一対有している。各紐状部材20の下端には、錘22が吊り下げられている。なお、図1では、2本一組の紐状部材20を左右に一対設けた構成を例示しているが、紐状部材20は、2本一組ではなく1本又は3本以上を一組として用いてもよく、また、螺旋管部14の左右に一対ではなく周方向に均等に三組以上設けてもよい。
紐状部材20としては、可撓性と十分な強度を有する紐(ワイヤ)を用いるとよく、例えば、ステンレスワイヤ等の高い荷重に耐え得るものが好ましい。一組の紐状部材20、20は、各リング部14bを構成するチューブ14aに取り付けられた連結具(サドル)24によって螺旋管部14に連結される。錘22は、地中熱交換器10をクレーン32によって上方へと吊り上げた際に(図5(B)参照)、螺旋管部14を第1ピッチP1となる状態まで確実に伸張させることができる程度の重量を有するものであればよい。
図3に、連結具24の斜視図を示し、図4に、チューブ14aの軸方向に直交する方向での連結具24の断面図を示す。図3及び図4に示すように、連結具24は、その内周面26aでチューブ14aの外周面を保持可能な取付部材26と、内周面26aでチューブ14aを保持した取付部材26の開口26bを塞ぐプレート部材28とを有する。
取付部材26は、開口26bから両外側に延びた平坦部26cを有し、各平坦部26cに貫通孔26dが形成されている。プレート部材28は、両側部に貫通孔28aが形成されている。プレート部材28は、貫通孔28aが取付部材26の貫通孔26dに連通する位置で平坦部26cに重ね合わされることで開口26bを閉塞する。取付部材26とプレート部材28とは、ボルト等で互いに締結してもよく、溶接等によって互いに接合してもよく、又は互いに連結しなくてもよい。
各貫通孔26d、28aに紐状部材20が挿通されることにより、連結具24が取り付けられた各リング部14bは、紐状部材20によって螺旋管部14の軸方向に互いに連結される(図1も参照)。この際、紐状部材20には、第1ピッチP1毎に貫通孔26d、28aを挿通不能な外形を持つ留め具30が固着されている。従って、紐状部材20の上部を把持して地中熱交換器10を吊り上げ、紐状部材20が鉛直方向に張られた状態になると、連結具24が留め具30の上端面に引っ掛かる(図4参照)。これにより、各連結具24が第1ピッチP1に設定され、各リング部14bも第1ピッチP1に設定される。留め具30としては、例えばリベットや丸カンを用いるとよい。
連結具24の下側に留め具30を設けることにより、紐状部材20をクレーン32等によって上方に引っ張ると(図5(B)参照)、錘22との間で螺旋管部14が引っ張られてピッチが伸び、留め具30によって螺旋管部14のピッチが第1ピッチP1に規制される(図1及び図4参照)。留め具30は、連結具24の下側にのみ設ければ、上下への引っ張り時のピッチの開き過ぎを防止できるが、連結具24の下側と共に上側にも設ければ、ピッチの大きなずれをなくすことができる。
次に、本実施形態に係る地中熱交換器の施工方法について、図5(A)〜図5(C)を参照しながら説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る地中熱交換器の施工方法の手順を示す説明図であり、図5(A)は、螺旋管部14を収縮させ、還管18を丸いリング状に束ねて地中熱交換器10を準備形状とした状態を示す図であり、図5(B)は、図5(A)に示す地中熱交換器10をクレーン32によって吊り上げた状態を示す図であり、図5(C)は、図5(B)に示す地中熱交換器10を掘削孔12に埋設した状態を示す図である。なお、図5では、1本一組の紐状部材20を螺旋管部14の周方向に均等に三組設置した構成を例示している。
先ず、図5(A)に示すように、例えば、外径が最小で380mm程度に形成された螺旋管部14を軸方向に収縮させて第2ピッチP2とし、還管18の余剰分を丸いリング状に束ね、地中熱交換器10をコンパクトな準備形状とする。この準備形状とすることにより、工場等から掘削孔12の形成される施工現場へと地中熱交換器10を容易に搬送でき、施工前の保管等のスペースも節約できる。また、螺旋管部14及び還管18は、各接続部を全て工場等にて融着し、予め所望の長さに形成してあるため、施工現場での融着作業等が不要となり、接続部からの液漏れを防止でき、施工性も一層向上する。
施工現場では、各紐状部材20の上端をクレーン32に接続された吊り具34に連結し、クレーン32で地中熱交換器10を吊り上げる。これにより、図5(B)に示すように、錘22の重量によって紐状部材20が下方へと引っ張られ、連結具24によって紐状部材20が連結された螺旋管部14も伸張される(図1も参照)。この際、クレーン32の吊り上げに伴って次第に伸張される螺旋管部14に対応するように、リング状に束ねておいた還管18を順次直線状に伸ばしつつ送り出す。還管18の送り出しは、人手で行ってもよいし、リール等の器具を用いてもよい。なお、還管18の外周面にその長さ(深さ)を示す目盛り(図示せず)を設けておくと、地中熱交換器10を掘削孔12内に挿入した際の深さの目安となるため、施工性を一層高めることができる。
クレーン32での吊り上げによる螺旋管部14の伸張と、還管18の送り出しとにより、螺旋管部14の各リング部14bのピッチが準備形状の第2ピッチP2から伸張した第1ピッチP1(例えば、200mm程度)に設定されると、次に、図5(C)に示すように、地中熱交換器10をクレーン32で吊りながら、掘削孔12内へと挿入する。掘削孔(ボアホール)12の大きさは、例えば680mm程度に設定される。そうすると、掘削孔12の形成のために別途掘削機を用意する必要がなく、建物基礎杭掘削時に、該基礎杭掘削のものと同じ装置を用いて掘削孔12を形成することができ、掘削費を低減することができる。また、泥水掘削可能な土地・深さであれば、掘削孔12の孔壁保護部材が不要となるため、掘削費をさらに低減することができる。
続いて、地中熱交換器10が設置された掘削孔12を土又は熱伝導性に優れた材料等の埋め戻し材36で埋め戻すことにより、当該地中熱交換器10の施工が完了する。埋め戻し材36による埋め戻し時、クレーン32で吊り上げ方向のテンションを螺旋管部14にかけておき、紐状部材20が伸びた状態を保つようにしながら埋め戻し材36を投入することにより、螺旋管部14のピッチの延び過ぎや圧縮(潰れ)を防止できる。埋め戻し後は、クレーン32や吊り具34を取り外し、螺旋管部14及び還管18のチューブ14a、18aの端部を所定の負荷装置に接続すればよい。
以上のように、本実施形態に係る地中熱交換器の施工方法によれば、地中熱交換器10を掘削孔12に挿入する際に螺旋管部14を伸張させた状態での第1ピッチP1と、掘削孔12に挿入する前に螺旋管部14を収縮させた状態での第2ピッチP2とに変形可能な紐状部材(ピッチ保持部材)20によって螺旋管部14の各リング部14b同士を連結すると共に、螺旋管部14の下方となる紐状部材20の下端に錘22を設けた後、地中熱交換器10の上部を把持して吊り上げることで螺旋管部14を伸張させると共に、紐状部材20によって各リング部14b間を第1ピッチP1に設定し、その状態で掘削孔12に挿入した後、該掘削孔12を埋め戻す。
このように、紐状部材20を用いることで螺旋管部14のリング部14b同士を所定の第1ピッチP1に保持可能に構成すると共に、紐状部材20の下端に錘22を設けることにより、地中熱交換器10をクレーン32等で吊り上げるだけで螺旋管部14を伸張させて第1ピッチP1に容易に設定することができる。従って、吊り上げた地中熱交換器10を掘削孔12内に挿入して埋め戻し材36で埋め戻すだけで、螺旋管部14を第1ピッチP1に保持した状態で地中熱交換器10を容易に埋設することができ、高い施工性を得ることができる。また、螺旋管部14を設けた地中熱交換器10を用いることにより、Uチューブ型の地中熱交換器に比べて、掘削深さ当たりの採熱量又は放熱量を大きくすることができるため、掘削孔12の掘削深度を浅くすることができ、掘削費を低減することもできる。しかも、地中熱交換器10は、螺旋管部14のピッチ保持部材として、可撓性を持つ柔軟な紐状部材20を用いているため、図5(A)に示すようなコンパクトな準備形状とすることができる。このため、施工前の保管時や搬送時には、このコンパクトな準備形状としておくことで施工現場でチューブ14a、18aを延長させるための融着作業等も不要となり、接続部での液漏れ等の発生を可及的に抑えた施工が可能となる。
地中熱交換器10の掘削孔12への挿入前には還管18をリング状に束ねた準備形状とし、掘削孔12への挿入時には還管18を準備形状から順次直線状に伸ばしながら送り出す。これにより、地中熱交換器10を施工前にはコンパクトな準備形状として施工現場へと容易に搬送することができ、施工時には伸張される螺旋管部14の内側に還管18を容易に延在させることができるため、地中熱交換器10の搬送性や取り扱い性を向上させつつ、高い施工性を得ることができる。
地中熱交換器10において、各リング部14bのチューブ14aの外周面には、紐状部材20が挿通される貫通孔26d、28aが形成された連結具24が取り付けられ、紐状部材20には、貫通孔26d、28aを挿通不能な留め具30が第1ピッチP1毎に固着されている。このように、柔軟性を持った紐状部材20を貫通孔26d、28a内に移動可能な状態で挿通させておくことにより、容易に螺旋管部14を収縮させて準備形状とすることができる一方、クレーン32で吊り上げた場合には留め具30が貫通孔26d、28aに引っ掛かって各連結具24間、つまり各リング部14b間を第1ピッチP1に容易に且つ確実に設定することができる。
地中熱交換器10は、螺旋管部14の軸方向から見た平面視(図2参照)で、還管18がリング部14bの中心又は略中心に配置されている。これにより、螺旋管部14と還管18との間隔を最大限まで離間させることができるため、螺旋管部14を流通する熱媒と、還管18を流通する熱媒との間での熱伝達によって生じる熱ロスを低減することができる。
地中熱交換器10は、図6及び図7に示すように、ピッチ保持部材として、上記の紐状部材20に代えて、第2ピッチP2となる折畳形状(図6参照)から、第1ピッチP1となる伸張形状(図7参照)へと変化する開閉部材40を用いた地中熱交換器10aとして構成することもできる。
開閉部材40は、一対の棒体40aの基端にヒンジ状のばね部40bを設けて構成され、棒体40aの先端が螺旋管部14のリング部14bを構成するチューブ14aに取り付けられている。開閉部材40は、ばね部40bの弾性力により、折畳形状から伸張形状へと一端開かれると、外力を加えない限りは閉じない構成となっている。従って、クレーン32等で地中熱交換器10aを吊り上げると、クレーン32と錘22との間の引張力によって螺旋管部14が伸張され、同時に開閉部材40が開かれて伸張形状となり、図7に示すように、螺旋管部14が第1ピッチP1に規制される。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る地中熱交換器50の斜視図であり、図9は、図8に示す地中熱交換器50の平面図である。また、図10は、図8に示す地中熱交換器50に適用される継手部材52及びその周辺部を拡大した説明図である。なお、第2の実施形態に係る地中熱交換器50において、上記第1の実施形態に係る地中熱交換器10と同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8及び図9に示すように、地中熱交換器50は、螺旋管部14の途中に一定間隔で継手部材52を設けた点が地中熱交換器10(10a)と相違している。換言すれば、地中熱交換器50では、複数の螺旋管部同士を継手部材52で繋ぐことで所望の全長に構成している。図10に示すように、継手部材52は、複数の螺旋管部14同士を連結するための継手となる管路であり、一対のエルボ管(屈曲管)54、54の間に直管56を連結して構成されている。なお、図9及び図10では、紐状部材20及び連結具24を省略している。
直管56は、リング部14bよりも還管18に対して近接配置され、換言すれば、直管56はリング部14bの中心を僅かに外れた位置に配置されている。この位置に直管56を配置することにより、直管56が還管18をリング部14bの中心に据えるためのガイドとして機能する。さらに、図8及び図9に示されるように、上下方向で隣り合う継手部材52について、その直管56を還管18を中心とした反対側、つまり平面視で上下の直管56によって還管18を挟む位置に配置すると、前記ガイドとしての機能を一層向上させることができる。また、地中熱交換器50では、継手部材52が一定間隔で配置されることにより、当該地中熱交換器50を掘削孔12に挿入する際の目安(目盛り)として利用することができる。
図11に示すように、地中熱交換器50では、互いに近接配置される還管18と継手部材52の直管56とを固定具60によって固定してもよい。固定具60は、略90°捩られて互いに固着された一対のリング60a、60bを備え、一方のリング60aに還管18のチューブ18aが挿通され、他方のリング60bに継手部材52の直管56が挿通される。固定具60を用いることにより、直管56と還管18とが固定されるため、当該地中熱交換器50の取り扱い性が向上すると共に、埋め戻し材36による埋め戻し時、螺旋管部14のピッチの延び過ぎや圧縮(潰れ)を防止できる。さらに、固定具60による保持作用により、還管18をリング部14bの中心に据えるための直管56のガイドとしての機能を一層向上させることができる。この固定具60は、全てのリング部14bを還管18に固定するものではないため、取付作業の手間や部品代を抑制できる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、上記第2の実施形態に係る地中熱交換器50(図8参照)についても、変形例に係る地中熱交換器10a(図6及び図7参照)と同様に、紐状部材20に代えて開閉部材40を用いた構成としてもよい。
10、10a、50 地中熱交換器
12 掘削孔
14 螺旋管部
14a、18a チューブ
18 還管
20 紐状部材
22 錘
24 連結具
26d、28a 貫通孔
30 留め具
40 開閉部材
52 継手部材
56 直管
60 固定具

Claims (3)

  1. 少なくとも一部に螺旋管部を有し、内部に熱媒を流通可能な地中熱交換器の施工方法であって、
    前記地中熱交換器は、前記螺旋管部を伸張させた状態での第1ピッチと、前記掘削孔に挿入する前に前記螺旋管部を収縮させた状態での第2ピッチとに変形可能な可撓性を有する紐状部材と、
    前記螺旋管部の各リング部のチューブの外周面に取り付けられ、前記紐状部材が挿通される貫通孔を形成した連結具と、
    前記紐状部材に前記第1ピッチ毎に固着され、前記貫通孔を挿通不能な留め具と、
    を有し、
    前記地中熱交換器を掘削孔に挿入する際に前記紐状部材によって前記螺旋管部の各リング部同士を連結すると共に、前記螺旋管部の下方に錘を設けた後、
    前記地中熱交換器の上部を把持して吊り上げることで前記螺旋管部を伸張させると共に、前記ピッチ保持部材によって各リング部間を前記第1ピッチに設定し、その状態で前記掘削孔に挿入した後、該掘削孔を埋め戻すことを特徴とする地中熱交換器の施工方法。
  2. 請求項1記載の地中熱交換器の施工方法において、
    前記地中熱交換器は、前記螺旋管部と、前記螺旋管部の一端に連結され、該螺旋管部の内側を軸方向に延びる還管とを有し、
    前記地中熱交換器の前記掘削孔への挿入前には、前記還管をリング状に束ねた準備形状とし、前記地中熱交換器の前記掘削孔への挿入時には、前記還管を前記準備形状から順次直線状に伸ばしつつ送り出すことを特徴とする地中熱交換器の施工方法。
  3. 少なくとも一部に螺旋管部を有し、内部に熱媒を流通可能な地中熱交換器であって、
    前記螺旋管部を伸張させた状態での第1ピッチと、前記螺旋管部を収縮させた状態での第2ピッチとに変形可能なピッチ保持部材によって前記螺旋管部の各リング部同士を連結すると共に、前記螺旋管部の下方に錘を設け
    前記ピッチ保持部材は、可撓性を有する紐状部材であり、
    前記螺旋管部の各リング部のチューブの外周面には、前記紐状部材が挿通される貫通孔を形成した連結具が取り付けられ、
    前記紐状部材には、前記貫通孔を挿通不能な留め具が前記第1ピッチ毎に固着されたことを特徴とする地中熱交換器。
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