JP6147479B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子や受光素子等の光学素子を保持枠に取り付けた光学装置に関し、特に、カメラ等の測光用に搭載されると共にレンズの光軸に対して所定向きに方向付けして組み付けられる光学装置に関する。
従来の光学装置としては、略箱形の保持枠、保持枠の内部空間に順次に配置された、測光レンズ、絞り部材、視感度補正フィルター、受光素子を実装し保持枠の後方側から視感度補正フィルターに受光素子を対向させるように配置される基板、基板の背後に当て付けられる親板、保持枠を収容して組み付ける収容枠、収容枠の内壁と親板の間に配置されて親板を基板に向けて付勢する押さえバネ等を備え、全体の組付けを簡素で容易にした測光装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、この測光装置においては、受光素子を基板に実装し、基板を保持枠に固定することで、受光素子と他の部品(測光レンズ、絞り部材、視感度フィルター)を位置決めする(中心位置及び直角度を合わせる)ものであるため、受光素子の基板への実装のバラツキにより、基板に対して受光素子の傾き等が発生し、他の部品を通過してきた光の受光角度がずれる虞がある。
また、他の光学装置としては、メイン基板に実装された受光素子、略箱形の受光素子カバーを備え、受光素子カバーが、外光の一部を受光面に入射させる導光開口、受光素子を収容する収納室、メイン基板のガイド溝に嵌め込まれる2つの嵌合爪を有するように形成されて、受光素子カバーを、メイン基板に近づけてその収納室の上面壁を受光素子の上面に当接させつつ嵌め込むことにより、導光開口を受光素子の前方に位置決めするように構成された測光装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この測光装置においては、受光素子を実装したメイン基板に対して受光素子カバーを嵌め込み、受光素子に対して導光開口を位置決めするものであるため、受光素子のメイン基板への実装のバラツキにより、メイン基板に対して受光素子の傾き等が発生し、その結果、メイン基板を基準として組み付けられる受光素子カバーの導光開口は、受光素子の前方からずれて組み付けられる虞がある。
特開2002−287200号公報 特開2002−14401号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、組付け作業の容易化等を図りつつ、光学素子及びその他の光学要素を所望の位置あるいは向きに高精度に位置決めして組み付けることができる光学装置を提供することにある。
本発明の光学装置は、前面,外側面,及び後側に実装面を有する光学素子を備えた光学装置であって、上記実装面を介して光学素子を実装したフレキシブル配線板と、上記フレキシブル配線板に実装された光学素子の前面の外周領域及び/又は外側面の少なくとも一部を受け入れて位置決めしかつ前面の少なくとも中央領域を露出させる凹状嵌合部を有する本体保持枠と、少なくとも光学素子が実装された領域におけるフレキシブル配線板を覆うように本体保持枠の後方側から離脱可能に結合されるカバー保持枠と、光学素子を本体保持枠の凹状嵌合部に向けて押圧する付勢力を及ぼす付勢部材を含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、フレキシブル配線板に(実装面側が)直接実装された光学素子は、その前面の外周領域及び/又は外側面の少なくとも一部が本体保持枠の凹状嵌合部に嵌め込まれて位置決めされると共に固定され、又、光学素子が本体保持枠の凹状嵌合部に向けて付勢部材により付勢されつつ、フレキシブル配線板の後方側からカバー保持枠が結合される。
このように、光学素子は、フレキシブル配線板を基準としてではなく、本体保持枠を基準として位置決めされつつ固定保持されるため、この基準とされる本体保持枠をさらに他の部材(例えば、カメラ内に配置されるメイン基板)に固定することで、カメラのレンズ光軸(撮影光軸)に対して光学素子の素子光軸(例えば、光学素子が受光素子の場合、受光される光線の光軸、光学素子が発光素子の場合、発光される光線の光軸)を所定の向きに高精度に位置決めすることができる。また、本体保持枠に形成された又は組み付けられた他の光学要素に対して光学素子を高精度に位置決めすることができる。
上記構成において、付勢部材は、カバー保持枠に一体的に形成されてフレキシブル配線板に対して弾性変形しつつ当接する弾性変形部である、構成を採用することができる。
この構成によれば、付勢部材として、カバー保持枠に一体的に形成された(例えば、樹脂材料を用いて型成形された)弾性変形部を採用するため、構造を簡素化して、部品点数を削減することができ、又、組み付け工数を削減することができる。
上記構成において、カバー保持枠の後方には、少なくとも弾性変形部が形成された領域を覆うように遮光シール部材が配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、弾性変形部をカバー保持枠に一体的に形成する場合、弾性変形部を画定させるために一部の連結領域を除いて周りに切り抜き部(貫通部分)が形成されるが、この領域を遮光シール部材で覆うことにより、外部から光が侵入して光学素子に影響を及ぼすのを防止することができる。
上記構成において、本体保持枠は、凹状嵌合部の前方側において、光の通過範囲を規定する開口部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、本体保持枠が開口部を有するため、例えば光学素子が受光素子の場合に、前方から進入してきた光の受光範囲を開口部により制限することができる。
上記構成において、本体保持枠は、レンズ光軸に対して垂直な面を有するメイン基板に対して、光学素子の素子光軸をレンズ光軸に対して所定角度傾くように取り付けるための取付け部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、例えば、カメラ内においてレンズ光軸に対して垂直に配置されるメイン基板に対して光学装置を組み付ける場合において、取付け部を介してメイン基板に本体保持枠を組み付けることにより、レンズ光軸に対して光学素子の素子光軸を所定角度傾けて(例えば、光学素子の素子光軸が被写体の下方領域に向かうように斜め下向きに)容易に位置決めすることができる。
上記構成をなす光学装置によれば、構造の簡素化、組付け作業の容易化等を達成しつつ、光学素子及びその他の光学要素を所望の位置あるいは向きに高精度に位置決めして組み付けることができる光学装置を得ることができる。
本発明に係る光学装置が搭載されるカメラの分解斜視図である。 図1に示すカメラ内に配置されるメイン基板と光学装置との関係を示す分解斜視図である。 図1に示すカメラ内に配置されるメイン基板に対して光学装置が取り付けられた状態を示す断面図である。 本発明に係る光学装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図4に示す光学装置の一部をなす本体保持枠を示す背面図である。 図4に示す光学装置の一部をなす本体保持枠を示す正面図である。 図4に示す光学装置の一部をなす本体保持枠を示すものであり、図6中のE1−E1における断面図である。 本発明に係る光学装置の一部をなす光学素子(第1受光素子)を示すものであり、(a)は上面図であり、(b)は正面(前面)図である。 本発明に係る光学装置の一部をなす光学素子(第2受光素子)を示すものであり、(a)は上面図であり、(b)は正面(前面)図である。 本発明に係る光学装置の一部をなすフレキシブル配線板及び実装された光学素子(第1受光素子及び第2受光素子)を示す正面図である。 本発明に係る光学装置の一部をなす口径板を示すものであり、(a)は正面(前面)図であり、(b)は(a)中のE2−E2における断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
この実施形態に係る光学装置は、インスタント写真用のフィルムユニットが装填されるカメラCの測光装置OUとして適用されるものである。
ここで、カメラCは、図1に示すように、カメラ本体10、撮影時にカメラ本体10からレンズ光軸L方向において繰り出した状態に位置するレンズ鏡筒LUを保持するユニットベースUB、ユニットベースUBに固定されるメイン基板MB、ユニットベースUBに組み付けられるファインダユニットFU及びレリーズボタンRB、メイン基板MBに組み付けられる光学装置OU、メイン基板MBに組み付けられるフラッシュF等を備えている。
カメラ本体10は、図1に示すように、レンズ鏡筒LUの繰り出しを許容する前側カバー11、前側カバー11に着脱自在に結合される後側カバー12、後側カバー12に着脱自在に結合されるバッテリカバー13により構成されている。
前側カバー11は、ファインダ窓11a、レリーズボタンRB用の開口11b、フラッシュ窓11c、光学装置OUに向けて光を通す受光窓11d,11e等を備えており、後側カバー12は、フィルムユニットを排出する排出口12a等を備えている。
受光窓11dは、光学装置OUの光学素子(第1受光素子40)に向けて光を導くものである。
受光窓11eは、光学装置OUの光学素子(第2受光素子50)に向けて光を導くものである。
メイン基板MBは、図1及び図2に示すように、カメラ(のレンズ鏡筒LU)のレンズ光軸Lに対して垂直な面Svを有する略矩形形状の平板として形成されており、その略中央領域において、光学装置OU(の本体保持枠20)を取り付けるための略矩形の取付け孔H、その他種々の部品を取り付けるための取付け孔等を備えている。
光学装置OUは、図3及び図4に示すように、本体保持枠20、本体保持枠20に対して着脱自在に結合されるカバー保持枠30、光学素子としての第1受光素子40及び第2受光素子50、第1受光素子40及び第2受光素子50が直接実装されたフレキシブル配線板60、所定の口径をなす開口部71を画定する口径板70、フィルター部材80、透明カバー部材90、カバー保持枠30の後面側に設けられた遮光フィルム部材100等を備えている。
本体保持枠20は、図3ないし図7に示すように、その背面側(後側)において、第1受光素子40を嵌め込む(受け入れて位置決めする)と共に少なくとも中央領域(受光部41a)を露出させる凹状嵌合部21、第2受光素子50を嵌め込む(受け入れて位置決めする)と共に少なくとも中央領域(受光部51a)を露出させる凹状嵌合部22、カバー保持枠30を結合するための(一部がその外周領域に形成された)カバー結合部23を備え、その前面側において、凹状嵌合部21に連通する開口部24及び取付け段差部25、凹状嵌合部22に連通する開口部26及び取付け段差部27、その外周領域において、メイン基板MBへ取り付けるための取付け部28等を備えている。
凹状嵌合部21は、図3及び図5に示すように、図8に示された第1受光素子40(の前面41の中央領域に位置する受光部41a)を嵌め込むと共に受光部41aを露出させる嵌合孔21a、第1受光素子40の前面41の外周領域を当接させる受け面21b、第1受光素子40の外側面42の一部を当接させ位置決めする位置決め部21c等により構成されている。
嵌合孔21aは、その中心線CL1と同軸上に第1受光素子40の素子光軸L1を位置付けるように形成されている。
受け面21bは、第1受光素子40の前面41の外周領域を素子光軸L1方向の後方側から当接させて素子光軸L1方向における位置決めを行うように形成されている。
位置決め部21cは、第1受光素子40の外側面42の一部(凹状や平面状の外側面)を嵌め込んで保持すると共に素子光軸L1回りの角度位置を位置決めするように形成されている。
凹状嵌合部22は、図3及び図5に示すように、図9に示された第2受光素子50の前面51の中央領域の一部(受光部51a)を露出させる貫通孔22a、第2受光素子50の前面51の外周領域を当接させる受け面22b、第2受光素子50の外側面52の一部を嵌め込んで保持すると共に素子光軸L2回りの角度位置を位置決めする位置決め保持部22c等により構成されている。
貫通孔22aは、その中心線CL2と同軸上に第2受光素子50の素子光軸L2が位置付けられるように形成されている。
受け面22bは、第2受光素子50の前面51の外周領域を素子光軸L2方向の後方側から当接させて素子光軸L2方向における位置決めを行うように形成されている。
位置決め保持部22cは、第2受光素子50の外側面52の一部(平面部分)を嵌め込んで保持すると共に素子光軸L2回りの角度位置を位置決めするように形成されている。
カバー結合部23は、図3及び図5に示すように、本体保持枠20の後方側から離脱可能に本体保持枠20に結合されるものであり、カバー保持枠30の嵌合溝31に嵌め込まれる嵌合リブ23a、カバー保持枠30の位置決めピン32を嵌め込む位置決め穴23b、カバー保持枠30の掛止片35を掛止する掛止爪23c等により構成されている。
開口部24は、図3に示すように、嵌合孔21aの中心線CL1方向の前方側に向けて末広がる円錐状に形成されている。
取付け段差部25は、図3及び図7に示すように、中心線CL1方向に垂直な環状平面部25a、環状平面部25aの外周を画定する円筒状の内側面25b、内側面25bにおいて一部が平坦に形成された回転止め部25b´、環状平面部25aよりも前方側においてより大きい径をなすと共に中心線CL1方向に垂直な環状平面部25c、環状平面部25cの外周を画定する円筒状の内側面25d、内側面25dの一部を肉抜きして形成された接着剤溜め部25d´等により構成されている。
環状平面部25aは、口径板70を嵌め込んで、中心線CL1方向における位置決めを行うように形成されている。
内側面25bは、口径板70を嵌め込んで、中心線CL1に垂直な方向における位置決めを行うように形成されている。
回転止め部25b´は、口径板70を嵌め込んだ状態で、口径板60の中心線CL1回りの回転を規制して、矩形状の開口部71の角度位置を位置決めするように形成されている。
環状平面部25cは、フィルター部材80を嵌め込んで、中心線CL1方向における位置決めを行うように形成されている。
内側面25dは、フィルター部材80を嵌め込んで、中心線CL1に垂直な方向における位置決めを行うように形成されている。
接着剤溜め部25d´は、フィルター部材80が嵌め込まれた後に、その抜け落ちを防止するべく接着剤を注入し得るように形成されている。
開口部26は、図6及び図7に示すように、貫通孔22aの中心線CL2方向の前方側に向けて末広がる略矩形の角錐状に形成されており、第2受光素子50に受光される光の通過範囲を規定するように形成されている。
このように、本体保持枠20の凹状嵌合部22の前方側において、光の通過範囲を規定する開口部26を有するため、第2受光素子50の前方から進入してきた光の受光範囲を開口部26により制限することができる。
取付け段差部27は、図3及び図7に示すように、中心線CL2方向に垂直な環状平面部27a、環状平面部27aの外周を画定する円筒状の内側面27b、内側面27bの一部を肉抜きして形成された接着剤溜め部27b´等により構成されている。
環状平面部27aは、透明カバー部材90を嵌め込んで、中心線CL2方向における位置決めを行うようになっている。
内側面27bは、透明カバー部材90を嵌め込んで、中心線CL2に垂直な方向における位置決めを行うように形成されている。
接着剤溜め部27b´は、透明カバー部材90が嵌め込まれた後に、その抜け落ちを防止するべく接着剤を注入し得るように形成されている。
取付け部28は、図3ないし図7に示すように、メイン基板MBの垂直な面Svに当接させる当接面28a、メイン基板MBの取付け孔Hの内壁面に当接させて位置決めする複数の位置決め突起28b、当接面28aと協働してメイン基板MBを挟み込むように形成されたフック部28c等により構成されている。
このように、本体保持枠20は、レンズ光軸Lに対して垂直な面Svを有するメイン基板MBに対して、光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)の素子光軸L1,L2をレンズ光軸Lに対して所定角度傾くように取り付けるための取付け部28(当接面28a及びフック部28c)を有するため、取付け部28を介してメイン基板MBに本体保持枠20を組み付けることにより、レンズ光軸Lに対して第1受光素子40及び第2受光素子50の素子光軸L1,L2を所定角度傾けて、例えば、素子光軸L1,L2が被写体の下方領域に向かうように斜め下向きに、容易に位置決めすることができる。
カバー保持枠30は、図4に示すように、本体保持枠20の嵌合リブ23aを嵌め込む嵌合溝31、本体保持枠20の位置決め穴23bに嵌合される位置決めピン32、片持ち梁状に一体的に形成された2つの弾性変形部33、弾性変形部33を画定する切り抜き部34、本体保持枠20の掛止爪23cに掛止される掛止片35等を備えている。
弾性変形部33は、カバー保持枠30が本体保持枠20に結合された状態で、第1受光素子40及び第2受光素子50を実装したフレキシブル配線板60を後方側から押圧し、第1受光素子40を凹状嵌合部21に向けて付勢すると共に第2受光素子50を凹状嵌合部22に向けて付勢する付勢力を及ぼすべく、片持ち梁状に弾性変形させられるように形成されている。
このように、付勢部材として、カバー保持枠30に一体的に形成された弾性変形部33を採用するため、構造を簡素化して、部品点数を削減することができ、又、組み付け工数を削減することができる。
第1受光素子40は、ストロボ光を受光するストロボセンサーであり、図8(a),(b)に示すように、素子光軸L1を中心とする半球状の受光部41aを有する前面41、外側面42、素子光軸L1の後方側に位置する実装面43等を備えている。
半球部41aは、本体保持枠20の嵌合孔21aに嵌め込まれて前方側に露出するようになっている。
前面41は、少なくともその受光部21aを除いた外周領域が、本体保持枠20の受け面21bに当接されるようになっている。
外側面42は、少なくともその一部が本体保持枠20の位置決め部21cに嵌め込まれるようになっている。
実装面43は、フレキシブル配線板60に対して直接実装されるようになっている。
第2受光素子50は、被写体光を受光するAEセンサーであり、図9(a),(b)に示すように、素子光軸L2を中心とする平面状の受光部51aを有する前面51、外側面52、素子光軸L2の後方側に位置する実装面53等を備えている。
受光部51aは、本体保持枠20の貫通孔22aを通して前方側に露出するようになっている。
前面51は、少なくともその受光部51aを除いた外周領域が、本体保持枠20の受け面22bに当接されるようになっている。
外側面52は、少なくともその一部が本体保持枠20の位置決め保持部22cに嵌め込まれて素子光軸L2回りの角度位置が位置決めされるようになっている。
実装面53は、フレキシブル配線板60に対して直接実装されるようになっている。
フレキシブル配線板60は、図4及び図10に示すように、第1受光素子40を実装する実装部61、第2受光素子50を実装する実装部62、実装部61及び実装部62を一緒にして光学装置OUの外部に引き出すための引出部63等を備えている。
そして、フレキシブル配線板60は、第1受光素子40及び第2受光素子50が実装された状態で、第1受光素子40が凹状嵌合部21に嵌め込まれかつ第2受光素子50が凹状嵌合部22に嵌め込まれることにより、本体保持枠20の背面側に配置され、又、その後方側からカバー保持枠30が結合されることにより、本体保持枠20とカバー保持枠30との間に少なくとも実装部61,62が収容されるようになっている。
口径板70は、第1受光素子40に対する光の通過範囲を規定するものであり、図11(a),(b)に示すように、略円形の平板状に形成されており、中心線L3を画定する矩形状の開口部71、中心線L3を中心とする円弧状の外側面72、外側面72の一部に形成された直線部73等を備えている。
そして、口径板70は、本体保持枠20の取付け段差部25に収容されて固定されるべく、環状平面部25aに当接されて素子光軸L1(中心線CL1)の方向において位置決めされ、又、内側面25bに嵌め込まれて素子光軸L1(中心線CL1)に垂直な方向において位置決めされる(中心線L3が素子光軸L1と同軸上に位置付けられる)と共に、回転止め部25bに直線部73が接触して開口部71の素子光軸L1回りにおける角度位置が位置決めされるようになっている。
このように、本体保持枠20には、第1受光素子40の前方側において、開口部71を画定する口径板70が着脱自在に配置されているため、本体保持枠20を基準として、第1受光素子40と口径板70との位置決めを高精度に行うことができると共に、開口部71の口径が異なる口径板70に適宜変更することにより、所望の受光範囲を設定することができる。
フィルター部材80は、第1受光素子40に対して可視光線をカットするものであり、図3及び図4に示すように、円板状に形成されている。
そして、フィルター部材80は、本体保持枠20の取付け段差部25に収容されて固定されるべく、環状平面部25cに当接されて素子光軸L1(中心線CL1)の方向において位置決めされ、又、内側面25dに嵌め込まれて素子光軸L1(中心線CL1)に垂直な方向において位置決めされ、その後、接着剤溜め部25d´に接着剤が注入されることにより、その脱落が防止されるようになっている。
このように、本体保持枠20には、第1受光素子40の前方側において、フィルター部材80が着脱自在に配置されているため、本体保持枠20を基準として、第1受光素子40とフィルター部材80との位置決めを高精度に行うことができ、又、通過する光をフィルター部材80に通すことで、所望の特性にすることができる。
透明カバー部材90は、第2受光素子50に対するゴミ等の侵入及び付着を防止するものであり、図3及び図4に示すように、円板状に形成されている。
そして、透明カバー部材90は、本体保持枠20の取付け段差部27に収容されて固定されるべく、環状平面部27aに当接されて素子光軸L2(中心線CL2)の方向において位置決めされ、又、内側面27bに嵌め込まれて素子光軸L2(中心線CL2)に垂直な方向において位置決めされ、その後、接着剤溜め部27b´に接着剤が注入されることにより、その脱落が防止されるようになっている。
遮光シール部材100は、図3及び図4に示すように、カバー保持枠30の背面側に貼付されて、少なくとも切り抜き部34を覆うように形成されている。
このように、カバー保持枠30の後方において少なくとも弾性変形部33が形成された領域を覆うように遮光シール部材100が配置されているため、外部から光が侵入して光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)に影響を及ぼすのを防止することができる。
次に、上記光学装置OUの組み付けについて説明する。
先ず、本体保持枠20、カバー保持枠30、第1受光素子40及び第2受光素子50を実装したフレキシブル配線板60、口径板70、フィルター部材80、透明カバー部材90、遮光シール部材100を準備する。
そして、本体保持枠20の背面(後面)側において、第1受光素子40を凹状嵌合部21に嵌め込みかつ第2受光素子50を凹状嵌合部22に嵌め込む。
続いて、フレキシブル配線板60を後方側から挟み込むようにして、カバー保持枠30を本体保持枠20に結合する。これにより、その弾性変形部33が弾性変形しつつ、フレキシブル配線板60の実装部61,62の領域を後方側から押圧し、さらに、第1受光素子40及び第2受光素子50を本体保持枠20の凹状嵌合部21,22に向けて押圧する状態になる。これにより、第1受光素子40は凹状嵌合部21に対して堅固に保持されて位置決めされ、又、第2受光素子50は凹状嵌合部22に対して堅固に保持されて位置決めされることになる。
また、カバー保持枠30の背面側において、遮光シール部材100が貼付される。尚、遮光シール部材100は、予めカバー保持枠30に貼付されていてもよい。
一方、本体保持枠20の前面側において、口径板70及びフィルター部材80が取付け段差部25に取り付けられ、透明カバー部材90が取付け段差部27に取り付けられる。
すなわち、口径板70が、環状平面部25aに当接されつつ内側面25bに嵌め込まれ、その外側から、口径板70を押し付けるようにして、フィルター部材80が、環状平面部25cに当接されつつ内側面25dに嵌め込まれ、その後、接着剤溜め部25d´に接着剤が注入される。
また、透明カバー部材90が、環状平面部27aに当接されつつ内側面27bに嵌め込まれ、その後、接着剤溜め部27b´に接着剤が注入される。
以上により、本体保持枠20に対する、第1受光素子40、第2受光素子50、フレキシブル配線板60、カバー保持枠30、遮光シール部材100、口径板70、フィルター部材80、及び透明カバー部材90の組み付けが完了する。
このように、フレキシブル配線板60に(実装面43,53側が)直接実装された光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)は、その前面41,51の外周領域及び/又は外側面42,52の少なくとも一部が本体保持枠20の凹状嵌合部21,22に嵌め込まれて位置決めされると共に固定され、又、光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)が本体保持枠20の凹状嵌合部21,22に向けて(付勢部材としてのカバー保持枠30の)弾性変形部33により付勢されつつ、フレキシブル配線板60の後方側からカバー保持枠30が結合される。
すなわち、光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)は、フレキシブル配線板60を基準としてではなく、本体保持枠20を基準として位置決めされつつ固定保持されるため、この基準とされる本体保持枠20をさらにカメラC内に配置されるメイン基板MBに固定することで、カメラCのレンズ光軸L(撮影光軸)に対して光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)の素子光軸L1,L2を所定の向きに高精度に位置決めすることができ、又、本体保持枠20に組み付けられる他の光学要素(口径板70、フィルター部材80、透明カバー部材90)と光学素子(第1受光素子40及び第2受光素子50)とを高精度に位置決めすることができる。
上記実施形態においては、光学素子として、第1受光素子40及び第2受光素子50を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、一つの受光素子、3つ以上の受光素子、一つ以上の発光素子、その他の光学素子を適用することができる。
上記実施形態においては、光学素子((第1受光素子40及び第2受光素子50)を本体保持枠20の凹状嵌合部21,22に向けて押圧する付勢力を及ぼす付勢部材として、カバー保持枠30に一体的に形成された弾性変形部33を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、弾性変形部を備えないカバー保持枠と、別体として形成された付勢バネ、弾性ゴム等の付勢部材を採用し、フレキシブル配線板とカバー保持枠の間に付勢部材を配置する構成を採用してもよい。
以上述べたように、本発明に係る光学装置は、構造の簡素化、組付け作業の容易化等を達成しつつ、光学素子及びその他の光学要素を所望の位置あるいは向きに高精度に位置決めして組み付けることができるため、インスタントカメラの光学装置に限らず、その他のカメラ、光学機器等に搭載される光学装置としても有用である。
C カメラ
10 カメラ本体
11 前側カバー
11a ファインダ窓
11b 開口
11c フラッシュ窓
11d,11e 受光窓
12 後側カバー
12a 排出口
13 バッテリカバー
FU ファインダユニット
F フラッシュ
RB レリーズボタン
LU レンズ鏡筒
L レンズ光軸
UB ユニットベース
MB メイン基板
H 取付け孔
Sv レンズ光軸に対して垂直な面
OU 光学装置
20 本体保持枠
21 凹状嵌合部
21a 嵌合孔
CL1 中心線
21b 受け面
21c 位置決め部
22 凹状嵌合部
22a 貫通孔
CL2 中心線
22b 受け面
22c 位置決め保持部
23 カバー結合部
23a 嵌合リブ
23b 位置決め穴
23c 掛止爪
24 開口部
25 取付け段差部
25a 環状平面部
25b 内側面
25b´ 回転止め部
25c 環状平面部
25d 内側面
25d´ 接着剤溜め部
26 開口部
27 取付け段差部
27a 環状平面部
27b 内側面
27b´ 接着剤溜め部
28 取付け部
28a 当接面
28b 位置決め突起
28c フック部
30 カバー保持枠
31 嵌合溝
32 位置決めピン
33 弾性変形部(付勢部材)
34 切り抜き部
35 掛止片
40 第1受光素子(光学素子)
41 前面
41a 受光部
42 外側面
43 実装面
50 第2受光素子(光学素子)
51 前面
51a 受光部
52 外側面
53 実装面
60 フレキシブル配線板
61,62 実装部
63 引出部
70 口径板
71 開口部
72 外側面
73 直線部
80 フィルター部材
90 透明カバー部材
100 遮光シール部材

Claims (4)

  1. レンズを備えたカメラ、光学機器等に搭載される、前面,外側面,及び後側に実装面を有する光学素子を備えた光学装置であって、
    前記実装面を介して前記光学素子を実装したフレキシブル配線板と、
    前記フレキシブル配線板に実装された光学素子の前面の外周領域及び/又は外側面の少なくとも一部を受け入れて位置決めしかつ前記前面の少なくとも中央領域を露出させる凹状嵌合部を有する本体保持枠と、
    少なくとも前記光学素子が実装された領域における前記フレキシブル配線板を覆うように前記本体保持枠の後方側から離脱可能に結合されるカバー保持枠と、
    前記光学素子を前記本体保持枠の凹状嵌合部に向けて押圧する付勢力を及ぼす付勢部材と、を含み、
    前記本体保持枠は、前記レンズのレンズ光軸に対して垂直な面を有するメイン基板に対して、前記光学素子の素子光軸をレンズ光軸に対して所定角度傾くように、前記メイン基板の取付け孔の内壁面に当接させて位置決めをして取り付けるための取付け部を有する、
    ことを特徴とする光学装置。
  2. 前記付勢部材は、前記カバー保持枠に一体的に形成されて前記フレキシブル配線板に対して弾性変形しつつ当接する弾性変形部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記カバー保持枠の後方には、少なくとも前記弾性変形部が形成された領域を覆うように遮光シール部材が配置されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記本体保持枠は、前記凹状嵌合部の前方側において、光の通過範囲を規定する開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載の光学装置。
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