JP6147251B2 - 作動状態および不作動状態を有する針防護具 - Google Patents

作動状態および不作動状態を有する針防護具 Download PDF

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Description

本発明は、偶然の接触から針をシールドするように用意される針防護具に関する。
人間または動物に対する、尖った中空針の臨床利用は、溶液または懸濁液(例えば薬品)の管理のために医術では公知である。皮膚に穴をあけて針の先端を導入した後、シリンジ(概して針の後部に接続している)の内容物は、中空針を通して人間または動物に与えられる。針は、それからその役目を果たして、回収される。保護されていない回収された針は、しかしながら、容易に皮膚を貫通する針の先端の固有の能力と結合して、例えば患者の血液または他の体液から生じる感染因子によって、それが汚染されるかもしれないという事実のせいで、健康に重篤な有害なものを構成する。それ故、回収された針を扱う医療関係者は、それが彼らの皮膚と偶然に接触する場合、対応する疾患(例えばHIVまたは肝炎)を得るかもしれない。とりわけこの種の回収された針に付随する健康に有害なものを回避するかまたは軽減するために、さまざまな種類の針先プロテクタの開発に充てられる多くの努力があった。
特許文献1は、取付けベースおよび、取付けベースに枢着されたジャケットアセンブリを備える針防護具アセンブリを開示する。ジャケットアセンブリは、シールド部材、レバー部材および起動手段を備える。起動手段は、収納位置から針の周りの閉位置までジャケットアセンブリを移動するために適している。この針防護具アセンブリの不利な点は、その複雑な構造および固有のかさばりを含む。前者は、大きな生産コストを伴い、後者は、少なくともバイオハザード処分の増加した量を有する。さらに、これのような多数の部品の針防護具は、比較的高い生産コストおよびそのアセンブリの困難さを伴う。
特許文献2は、針ハブの近くの点の周りに枢支している安全カバーを記載する。安全カバーは、注入および皮膚からの針の回収の後、前方へ折り畳まれて、針の上の側方にある。充分な係止力を保証するために、ピボット式安全カバーは、係止にあたり針ハブと嵌合する係止フック機構を備える。そしてそれは、係止フック機構の抵抗に打ち勝つのに十分なピボット式安全カバーの手動プッシュを要求する。この力は、比較的高いことを必要とする。そしてそれは、安全カバーを例えばストレス状況において係止しないためにユーザの危険度を増す。安全カバーは、したがって、潜在的な健康に有害なものに結果としてなる係止されないままであるかもしれない。また、ピボットアームが針の軸に手動で押しつけられるまで、針の先端は固定されず、それまでユーザは、刺される/切られる影響を受けやすい。
特許文献2に記載される安全カバーの構造と類似の構造を有する従来技術の追加の安全カバー(例えば特許文献3に開示される安全カバー)は、針の軸の周りに係止する追加の係止フック機構または針の軸の周りに係止する係止フック機構だけを備えてよい。係止フック機構の抵抗に打ち勝つために必要な力は、これらの場合もまた、全く高いことを必要とする。この力は、針にも適用される。したがって、針は、ハブとの協働から壊れるかもしれずまたは損なわれるかもしれない。ユーザが壊れた/損なわれた針に刺されるかもしれずまたは切られるかもしれないので、これは、ユーザに危険を提示する。
上記された針防護具のいずれも、皮膚から抜き取られた直後の針を保護しない。それ故、ユーザは、針の抜き取りとユーザによる針防護具の起動との間の時間幅において、針の先端と偶然に接触するかもしれない。例えば針を通る薬品の痛みを伴う投与の間、すなわち接続されたシリンジの内容物が注入されるときに、患者がしばしば動くことはよく知られている。患者によるこの種の動きは、したがって、針の無意識の抜き取りに結果としてなって、これを露出したまま、そして偶然の接触から保護しないままにしておく場合がある。医療関係者が注入中に針で傷つけられるすべての事故の20〜25%は、シリンジの内容物の実際の注入中に起こっていると推定される。
過去10〜20年間の薬品の注入中に、かつ薬品の注入のせいで起こる事故の課題の一般知識にもかかわらず、この課題に対処してそれを解決する注入針の自動シールド装置は、まだ記載されていない。
それ故、例えば注入のためのその利用中およびその後の針の自動シールドのための改良された針防護具は、要求される。
米国特許第5603699号 欧州特許第0887082 A2号 米国特許第4982842号
前述の不利な点を考慮して、患者の皮膚からの針の抜き取りの直後に針を自動的に保護する改良された針防護具を提供することは、本発明の目的である。
本発明の別の目的は、広範囲にわたる標準的な針上に、または標準的な針および標準的なシリンジからなるアセンブリ上に取り付けることのできる針防護具を提供することにある。
本発明の別の目的は、1つの部分において生産されてよい針防護具を提供することにある。
以下の説明から明らかになるこれらのおよび他の目的は、針防護具に接続して配置される針を偶然の接触から保護するための針防護具であって、針シールドが針から離間している開位置から、針シールドが針を囲んで保護している閉位置まで回動可能なばね仕掛けの針シールド、および、針防護具が使用されるときに、針との一定の空間関係を有する取付けベースであって、取付けベースは、開位置と閉位置との間の移動を可能にするために針シールドに可動に接続される、取付けベース、を備え、針シールドは、不作動状態および作動状態を有し、作動状態にあるときに、針シールドは、閉位置に向けて付勢される、針防護具によって現在達成された。
本発明の別の態様によれば、針防護具は、針シールドを開位置または閉位置の1つに押し込むために針シールドを取り付けベースに接続しているヒンジ構造を備えてよく、ヒンジ構造は、中心点位置を有し、針シールドが不作動状態にあれば、それにより、中心点位置が閉位置に到達するために通過しなければならない場合、それは、ヒンジ構造によって第1の位置から開位置へと押し込まれ、作動状態にあれば、それにより、中心点位置が開位置に到達するために通過しなければならない場合、それは、ヒンジ構造によって第2の位置から閉位置へと押し込まれる。
本発明のさらに別の態様によれば、ヒンジ構造は、少なくとも1つのトグルジョイントおよび少なくとも1つの引張り部材を含んでよい。少なくとも1つのトグルジョイントおよび少なくとも1つの引張り部材は、針シールドおよび取付けベースに接続していてよい。
本発明のさらに別の態様によれば、取付けベースは、針が延びる針ハブへの取り付けのための針ハブ孔を備えてよい。
本発明のさらに別の態様によれば、取付けベースおよび針ハブが同じモノリシック的に形成された物品の一部であるように、取付けベースは、針が延びる針ハブと統合されてよい。取付けベースが針ハブと統合されるときに、取付けベースは、シリンジの遠位端への接続のための、例えば雌部品のような接続手段を好ましくは備える。この種の接続手段は、概して針ハブの一部である。
さらに別の態様によれば、取付けベースは、針が延びる針ハブおよびシリンジの両方への接続のための手段を備えてよい。この態様によれば、針防護具を担持する取付けベースは、針ハブとシリンジとの中間に位置する。取付けベースは、それから、シリンジの遠位に、かつ針ハブの近位に配置される。接続のための手段は、針ハブへの接続のための雄部品およびシリンジへの接続のための雌部品のうちの少なくとも1つを含んでよい。このようにして、針防護具は、Luer−Lok(登録商標)またはLuer−Slip(登録商標)のような標準化された部品を用いて標準化された針ハブおよびシリンジを設けられてよい。
本発明のさらに別の態様によれば、針が延びる針ハブに取付けベースが取り付けられるかまたはそれと統合されるときに、中心点位置は、針の長手方向の延長と針シールドの長手方向の延長との間の角度が45°〜170°の範囲である位置でもよい。
さらに別の態様によれば、針防護具は、針シールドから延びるかまたはその一部を形成する少なくとも1つのロック部材をさらに備えてよく、少なくとも1つのロック部材は、針シールドを閉位置にロックするために、針シールドが閉位置にあるときに、取付けベースまたはその任意の延長または凹所とロック的に係合される。
さらに別の態様によれば、ロック部材は、針シールドが比較的低い力の利用によって取付けベースとロック的に係合することを許容するための少なくとも1つのスリットを備えてよい。
さらに別の態様によれば、針防護具は、針シールドによって囲まれる容積において針シールドから延びる少なくとも1つの一方向ゲートバーをさらに備えてよい。一方向ゲートバーは、針シールドを閉位置にロックするために、針シールドが閉位置にあるときに、針シールドとロック的に係合してよい。
さらに別の態様によれば、一方向ゲートバーは、針シールドが比較的低い力の利用によって針とロック的に係合することを許容するための少なくとも1つのスリットを備えてよい。
さらに別の態様によれば、作動状態にあるときに、針シールドが閉位置に向けて付勢されている力(例えば、ヒンジ構造によって提供される力)によって閉位置における針シールドのロックを許容するために、針シールドが取付けベースまたは針と係合するために必要な力は、作動状態にあるときに、針シールドが閉位置に向けて付勢されている力(例えば、針シールドを閉位置に押し込むときに、ヒンジ構造によって適用される力)よりも小さくてよい。
さらに別の態様によれば、針防護具は、製造されるときに、単一の物品としてモノリシック的に形成されてよい。
さらに別の態様によれば、針防護具は、熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料でできていてよい。
さらに別の態様によれば、針防護具は、熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料を成形するかまたは射出成形するステップを含む方法によって製造されてよい。
さらに別の態様によれば、針防護具アセンブリは、針防護具、針ハブおよび針を備えて提供され、針防護具は、針ハブに取り付けられるかまたはそれと統合される。
さらに別の態様によれば、取付けベースが針ハブ孔を設けられるときに、取付けベースを針ハブ上に圧入するかまたは接着するステップ、取付けベースが針ハブと統合されるときに、針を針ハブ内に圧入するかまたは接着するステップ、または、取付けベースが針ハブへの接続のための手段を備えるときに、取付けベースを針ハブに接続するステップ、を含む、針防護具アセンブリの製造のための方法は、提供される。
本発明のさらなる特徴およびその実施形態は、添付の請求の範囲に記載される。
本発明が可能であるこれらのおよび他の態様、特徴および利点は、添付の図面を参照してなされる本発明の非限定的な実施形態の以下の説明から明らかであり、解明される。
図1は、本発明の一実施形態による、一方向ゲートバーによって係止されて、針ハブの遠位端から針シールドの内側へと延びる針を有し、そして針ハブの近位端に取り付けられるシリンジを有し、取付けベースによって針ハブ上に取り付けられる閉位置にある針防護具の側面図である。 図2は、一実施形態による開位置にある図1の針防護具である。 図3は、本発明の一実施形態による、針の最も近位部を除いて針を囲む針シールドにおける長スロットを示す、閉位置にある針防護具の斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態による、取付けベースの周りをクランプする2つのロック部材を有する閉位置にある針防護具を長スロットの側から見た図であり、取付けベースは、ロック部材がロック位置へと移動するときにスライドしてよい平坦面を備える。 図5は、本発明の一実施形態による、図4の針防護具を平坦面の側から見た図である。 図6は、本発明の一実施形態による、それが取付けベースの周りをクランプするように、ロック部材の延長を示す、図4の針防護具の拡大図である。 図7は、本発明の一実施形態による、取付けベースの平坦面と接触しているロック部材の鉤状の遠位端を示し、それにより、スリットが図4、図6の針防護具の同じスリットに比べていくぶん拡大された、中心点位置と閉位置との間の位置にある図6の針防護具である。 図8A、B、C、Dは、長スロットのさまざまな実施形態を示す各針シールドの容積内に囲まれる針を有する閉位置にある針シールドの断面図である。 図9は、本発明の一実施形態による、針シールドの容積内へと内向きに延びて、付着点の近くに1つのスリットを備える1つの一方向ゲートバーを有する針シールドの断面図である。 図10は、本発明の一実施形態による、針シールドの容積内へと内向きに、かつ互いに対向して延びて、付着点の近くにそれぞれ1つのスリットを備える2つの一方向ゲートバーを有する針シールドの断面図である。 図11は、本発明の一実施形態による、閉位置にある針防護具の1つのトグルジョイントおよび1つの引張り部材を備えるヒンジ構造の横側の拡大図であり、トグルジョイントは、トグルジョイント膝で接続された2つの脚部を備える。 図12は、本発明の一実施形態による、中心点位置にある図11の針防護具のヒンジ構造を示す。 図13は、本発明の一実施形態による、開位置にある図11、図12の針防護具のヒンジ構造を示す。 図14は、本発明の一実施形態による、開位置にある針防護具の、1つのトグルジョイントおよびV字形の引張り部材を備えるヒンジ構造の横側の拡大図であり、トグルジョイントは、トグルジョイント膝で接続された2つの脚部を備え、V字形の引張り部材は、V字形の引張り部材の遠位端におけるV点に圧縮部材を有する。 図15は、一実施形態による、取付けベース、ヒンジ構造および、閉位置にある取付けベースの周りをクランプするロック部材を備える針シールドの一部の側面図である。 図16は、一実施形態による、その中に一方向ゲートバーのスリットが存在して、それにより、スロットが針と接触するようにもたらされることができないスリット保護スロットを備える針シールドの長スロットの側から見た拡大図である。 図17は、一実施形態による、それに取り付けられるときに、針ハブの対応する突起と嵌合するために4つのスロットを備える針ハブ孔を示す、開位置にある針防護具の上面図である。 図18Aは、本発明の一実施形態による、針ハブがその上に取り付けられてよい雄部品、およびシリンジがその中に取り付けられてよい反対に位置する雌部品を示す、シリンジ、針ハブおよび針のない開位置にある針防護具の斜視図である。 図18Bは、図18Aの針防護具の断面図である。 図19は、本発明の一実施形態による、シリンジの対応する部品、および針ハブの対応する部品を、雌部品内に、および雄部品上にそれぞれ圧入することによって、シリンジおよび、針を有する針ハブが取り付けられた、図18A、図18Bの針防護具の斜視図である。 図20A、Bは、図19の針防護具の側面図である。 図21Aは、それらの取付けベースの相対物と接触しているがそれらとまだ係合していないロック部材を示す、中心点位置と閉位置との間の位置にある図19の針防護具である。 図21Bは、それらの取付けベースの相対物とロック的に係合しているロック部材を示す、閉位置にある図19の針防護具である。
本発明を実施することが可能な当業者のために、本発明の実施形態について添付の図面を参照して以下でさらに詳細に説明する。本発明は、しかしながら、多くの異なる形で実施されてよく、本明細書に記載される実施形態に制限されるように解釈されてはならない。むしろ、この開示が完全でかつ完璧であり、そして当業者に本発明の範囲を詳細に伝えるように、これらの実施形態は、提供される。実施形態は、本発明を制限しないが、本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。さらに、添付の図面に示される具体例の詳細な説明において使用する用語は、本発明を制限することを目的としない。
本発明の実施形態は、図1〜図21を参照して以下に説明される。図面のさまざまな部分は、下表の番号によって参照される。
Figure 0006147251
針防護具100は、基本的に、ばね仕掛けの針シールド110と、取付けベース140と、針シールド110を取付けベース140に接続するための手段との、独特の、新規な、発明の、そして有利な組み合わせを備える。取付けベース140は、液体が取付けベース140の近位端からその遠位端まで通過してよく、その逆もよいように、中心軸線を有するルーメンを備える。ロッド、アーム、または他の任意の長い形を有する形状でよい針シールド110は、開位置から閉位置まで取付けベース140に関して旋回軸的に移動可能である。取付けベース140は、取付けベース140上に配置されるかまたは取付けベース140に部品を介して接続される針210との関係において移動可能でない。そうすると、針防護具が使用されるとき、すなわち針防護具が針210との一定の空間関係を有するときに、針210は、取付けベース140から遠位に延びて、針210の先端において遠位に終端する。針210は、それを通って流体を送給するためのルーメンを備える注入針である。注入針210のルーメンは、取付けベース140のルーメンと流体連通する。そうすると、液体は、針210の遠位端(すなわち針210の先端)で放出されるべく、例えば取付けベース140の近位端に接続したシリンジから、取付けベース140および針210を通過してよい。針シールド110が旋回してよい回転中心で取付けベース140に接続するための可動手段によって、針シールド110は、取付けベース140に接続される。針シールド110は、取付けベース140に配置されるかまたは接続される針210の近位端の近傍において、取付けベース140に接続されてよい。接続のためのこの種の可動手段は、ヒンジ構造120または他の適切な可動手段でよい。接続のための可動手段は、弾性部品(例えば、ばねまたは引張り部材124)をさらに備えてよいか、または弾性部品に接近して位置してよい。針防護具100の安全機構がユーザによって起動されるとき、すなわち針シールド110が作動状態にもたらされるときに、弾性部品によって適用される力は、針シールド110が針210を囲んで保護している閉位置へと針シールド110を付勢する。対応する不作動状態において、弾性部品は、針シールド110が針210から離間される開位置へと針シールド110を付勢してよいかまたは付勢しなくてよい。開位置では、そして概して不作動状態でも、針210は、例えば薬品の注入のために使用されてよい。
針シールド110の動きは、ヒンジ構造120の中心点位置を介して、概して発生してよい。ユーザによる安全機構の起動(すなわち不作動状態から作動状態への移行)は、したがって、中心点位置をちょうど過ぎた閉位置への針シールド110の移動によって達成されてよい。取付けベース140は、任意に例えば雄部品150を介して接続されるように、または、概して標準の針ハブ−針アセンブリの針ハブ220と一体化されるように構成される。取付けベース140が雄部品150を備えるときに、取付けベース140は、シリンジの遠位放出部に接続するための、対応するそして反対に向いた雌部品151も好ましくは備える。シリンジの内容物は、これにより、シリンジから、雌部品151および雄部品150を通る共通の穴またはホールを介して、針ハブ−針アセンブリへと移されてよい。結果として生じる針防護具アセンブリは、さまざまなアプリケーション(例えば、医療用のアプリケーション、または、有毒な組成物が針210に接続しているシリンジを介して移されるアプリケーション)において、都合よく使用されてよい。開位置において、針シールド110は、例えば、針210に接続しているシリンジから液体の薬品を引き出してそれを患者に注入するために針210が使われてよいように、針210に関して離れて配置される。閉位置において、針シールド110は、針210がユーザによって偶然に触れられることができない程度まで針210を包囲するかまたは囲んでいる。ユーザは、さらにそれに接続している部品を介して、針シールド110を開位置から閉位置の方へ、中心点位置をちょうど通過して直接的にまたは間接的に動かすことによって、針防護具100の安全機能を手動で起動させてよい。針シールド110は、それから、閉位置に入るか、または、いかなる異物(例えば患者の外面)によっても妨げられないときに、自動的に閉位置に入って、これにより、針210を偶然の接触から保護する作動状態にある。好ましくは、針防護具100はまた、ロック機構を備える。そしてそれは、針シールド110が開位置に戻されなくてよいかまたは、大きな困難をともなってのみ戻されてよいように、針シールド110を閉位置にロックする。ヒンジ構造120によって適用される力は、針防護具100のロック機構と協働して、いかなる適用外力も必要とせずに針シールド110を閉位置にこのようにロックしてよい。針防護具100がロック機構を備える実施形態において、ヒンジ構造120は、針防護具100のロック機構が針シールド110を閉位置にロックするために必要な力よりも大きい力によってヒンジ構造120が針シールド110を閉位置へと押し込むように、好ましくは配置される。針防護具100のロック機構は、1または複数のロック部材132、あるいは1または複数の一方向ゲートバー130、あるいは従来公知の他の任意の適切なロック機構を備えてよい。針防護具100のロック機構は、従来技術において知られた他の任意の適切なロック機構なしでまたそれと組み合わせて、1または複数の一方向ゲートバー130と組み合わせて1または複数のロック部材132を備えてもよい。以下の医療用アプリケーションのために例示されるように、ユーザは、針防護具100を備える針防護具アセンブリを3つのステップ手順にしたがって概して使用してよい。(i)ユーザが針210を用いて患者の皮膚を貫通するときに、針シールド110は、開位置にある。(ii)針シールド110が中心点位置を通過して、それにより、針シールド110が作動状態にセットされて、患者の皮膚と接触してよいように針シールド110を手動で動かすことによって、ユーザは、安全機能を起動させる。(iii)ユーザは、針210を通って薬品を注入する。そして、(iv)ユーザは、患者から針210を抜き、それにより、針シールド110は、針210を保護するために自動的に閉位置に入る。
本発明の針防護具100は、ユーザによるいかなる追加の行為も必要とせずに、患者の皮膚から針が抜き取られた直後に針210を自動的に保護する。ステップ(iii)中に患者の皮膚から偶然に解除される場合、針210が露出したままであり、したがって健康に大きな危険をもたらすので、これは、本発明の針防護具100の非常に有利な特徴である。従来技術の類似の針保護装置は、この意味において自動ではなく、ステップ(iii)の後ユーザによる手動の起動を必要とする。
[針シールド110]
針シールド110は、さまざまな形の長手構造(例えば、その内容積に針210を完全にまたは部分的に囲むように適合される従来公知の針シールドアーム)であってよい。針210の少なくとも先端および直に隣接する部分は、したがって、偶然にまたは自発的に届くのが可能でなくてもよい。例えば、その長さに沿って長手方向に形をなした長スロット115を備えることによって、針シールド110は、針210が横から入るのを許容するために適合されてよい。針シールド110が開位置から閉位置まで移動するときに、針210は、針シールド110の内容積によって基本的に囲まれるスロット115を通過している。長スロット115の幅は、針210が容易に入れるようなものでよい。例えば、スロット115の幅と針の直径との間の比率は、1:10(例えば1.1:5または好ましくは1.5:3)でよい。閉位置にあるとき、針シールド110の下部は、針ハブ220または取付けベース220と接触していてよい。そうすると、針210は、その全長が針シールド110によって囲まれる。閉位置にあるとき、針210の下部(すなわち針ハブ220により近い針210の部分)は、針シールド110によって囲まれてよく、または囲まれなくてもよい。閉位置にあるとき、好ましくは、針210の少なくとも先端およびその軸の長さの80%は、針シールド110によって囲まれてよい。閉位置にあるとき、針シールド110は、例えば針210の軸、針ハブ220または取付けベース140との安全な係合の達成のための、本明細書においてさらに説明されるような、または従来公知のような1または複数のロック機構を備えてよい。針シールド110は、したがって、開位置に戻されることができない。そしてそれは、針防護具100の安全性のために有益である。針シールド110は、例えば、針防護具100の安全性、外観または取扱いの改良のための追加の要素を備えていてもよい。この種の要素は、例えば、外力に抵抗する能力および例えば針210の寸法を示すための彩色の改良のための統合リブを含む。追加の要素は、例えば、使用後の残った血液または有毒化学物質の吸収のための吸収パッド、および、安全機構の起動の後患者の皮膚に接触してよい外面の滑らかなおよび/または適切な形状を含む。
一実施形態によれば、針シールド110の裏側(すなわち長スロット115の側とは反対側)は、閉位置に向かう手動の動きを容易にする1または複数の要素を備えてよい。例えば、針シールド110は、ユーザの指によって届きうる延長を備えていてよい。表面は、部分的にまたは完全に粗面であってよいかまたはリブ等を備えていてよい。そしてそれは、その表面と指先との間の摩擦を増加させてよい
一実施形態によれば、針シールド110は、1または複数の一方向ゲートバー130をその中に置くための1または複数のスリット保護スロット116を備えていてよい。この種のスロットは、針シールド110の延長に対して基本的に垂直に延びてよい内容積を有する。1または複数の一方向ゲートバー130の1または複数のスリット131は、スリット保護スロット116の容積内に位置してよい。スリット131は、それが開位置から閉位置まで移動するように、針210の経路の平面の外側に好ましくは位置してよい。1または複数のスリット保護スロット116の利点は、例えば、スリット131上で動けなくなる針210の危険性を最小化するかまたは除去することを含む。
一実施形態によれば、針シールド110の前側(すなわち長スロット115の側と同じ側)は、皮膚上の動きを容易にする1または複数の要素を備える。それは、例えば注入の後針210を引っ込めるときに、閉位置への動きに応じて皮膚に接触する縁部がないように、例えば、曲がっていてもよい。その表面は、それと皮膚との間の摩擦が低いように、好ましくは適合される。それは、例えば、よく磨かれていてよいか、または低摩擦材料でできていてよい。利点は、針防護具100の安全機構の故障の危険を最小化することを含む。
[取付けベース140]
取付けベース140は、針ハブ220に確実に適合して、それと嵌合するための手段を備えてよい。この種の手段は、取付けベース140を通って延びる針ハブ孔141によって構成されてよい。針ハブ孔141の内面は、取付けベース140が適合する断面において針ハブ220の外面と同じ形状を基本的に有してよい。針ハブ孔141の空間的拡張(例えば直径)は、取付けベース140が適合する断面において針ハブ220の対応する空間的拡張よりもわずかに少なくてよい。例えば圧入によって針ハブ220上に適合されるときに、取付けベース140は、したがって、その上に確実に適合されて、針ハブ220に対して移動することができない。確実な圧入のための針ハブ220および針ハブ孔141の空間的拡張における最適の相違は、当業者にとって公知である。
一実施形態によれば、針ハブ孔141は、針210の延長と同じ方向に狭くなる直径を有する円錐形の孔でよい。
一実施形態によれば、針ハブ孔141は、標準の針ハブ220の長手方向の突起と対応して合う長手方向の凹所を備えていてよい。針ハブ孔141は、例えば、2〜5(例えば3〜4または4)のこの種の凹所を備えていてよい。
一実施形態によれば、取付けベース140は、針ハブ220上に取付けベース140を圧入することによって、針ハブ220に確実に嵌合されてよい。針ハブ220は、これにより、例えば、取付けベース140の針ハブ孔141内に確実に嵌入される。圧入された取付けベース140の利点は、接続の他の手段と比較して低い生産コストを含む。
一実施形態によれば、取付けベース140は、接着によって針ハブ220に確実に係着されてよい。針ハブ220は、例えば、取付けベース140の針ハブ孔141に接着されてよい。
一実施形態によれば、取付けベース140は、溶接によって針ハブ220に確実に係着されてよい。
一実施形態によれば、取付けベース140は、針ハブ220と統合されてよい。取付けベース140および針ハブ220は、したがって、同じモノリシック的に形成された物品の一部である。針210は、この統合された取付けベース140および針ハブの針ハブ220物品の針ハブ部分に圧入されてよいかまたは接着されてよい。
取付けベース140は、針ハブ−針アセンブリの近位端におよび/またはシリンジ310の遠位端に適合するための手段を備えてよい。この種の手段は、概して、シリンジ310および針ハブ220の標準部品に安全に適合しうるタイプの部品でもよい。この種の標準部品の例は、従来公知の、Luer−Lok(登録商標)、Luer−Slip(登録商標)および差込ソケット等のさまざまなタイプを含む。好ましくは、この種の部品(例えば雄部品150または雌部品151)は、気体または液体(例えば血液または他の任意の体液)がこれらの接触領域と針ハブ220およびシリンジ310の対応する部品との間をそれぞれ通過することができないように、気密である。このようにして、取付けベース140は、針ハブ−針アセンブリとシリンジ310との中間に配置される。そうすると、取付けベース140は、シリンジ先端の遠位に設けられて、適合装置(例えば、Luer−Lok(登録商標)またはLuer−Slip(登録商標))によってそれに接続され、そして、針ハブ−針アセンブリの近位に設けられて、適合装置(例えば、Luer−Lok(登録商標)またはLuer−Slip(登録商標))によってそれに接続される。基本的に、例えばホールまたは孔のような通路は、シリンジ310の遠位端に接続している取付けベース140の適合部(例えば雌部品151のような)を通り、針ハブ220に接続している取付けベース140の適合部(例えば雄部品150のような)をさらに通り、これにより針ハブ−針アセンブリに入る流体通路を可能にしている。シリンジ310の内部から針210の内部への流体通路は、したがって達成される。針ハブ−針アセンブリの近位端におよび/またはシリンジ310の遠位端に適合するための手段は、概して、シリンジ310の長手方向の延長が針210の長手方向の延長と一致するように配置されてよい。針ハブ−針アセンブリおよびシリンジに適合するための手段を備える取付けベース140によって、針防護具100は、非常に用途が広い。例えば、標準のシリンジおよび針ハブ−針アセンブリ(そしてそれは、現在いかなる種類の針先プロテクタも欠いていて、したがって使用に安全でない)の大規模な供給は、使用の前に例えば看護師または他の任意のユーザによる単純な手動組み立てによって本発明の針防護具100を提供されてよい。それ故、一旦これらの針が安全法規のせいでもう用いられることができないならば、本発明の針防護具100は、現在の安全でない医療機器を安全な医療機器に再利用することができる。この種の用途が広い針防護具100がなければ、この種の安全でない医療機器は、捨てられなければならず、交換されなければならず、高い環境コストおよび経済コストに繋がる。
[ヒンジ構造120]
ヒンジ構造120の中心点トグル機能は、それが力を用いて針シールド110を2つの反対に配置された位置(開位置または閉位置)のどちらか1つに移動させるように配置される。閉位置において、針210は、針シールド110によって保護されている。開位置において、針210は、露出して、患者の皮膚を貫通するために用いてよい。例えばユーザによって、針シールド110またはその任意の延長に対して開位置から中心点位置を通り過ぎる方向により大きな逆の外力が適用されるときに、それが中心点位置を通り過ぎた直後に、例えば患者の皮膚または衣類のような外部オブジェクトによって妨げられない限り、ヒンジ構造120は、針シールド110を閉位置にパチンとはめる。
ヒンジ構造120の上記された中心点トグル機能は、従来公知のさまざまなアセンブリ(例えば、ばね付勢ヒンジまたは他の「スナップ」機構)によって達成されてよい。
ヒンジ構造120は、1または複数のトグルジョイント121および1または複数の引張り部材124を含んでよい。ヒンジ構造120の中心点トグル機能は、したがって、達成されてよい。1または複数のトグルジョイント121は、針シールド110および取付けベース140の空間的に近い関連した部分に接続されてよい。各トグルジョイント121は、トグルジョイント膝123でそれらの長手方向の端部が一緒に取り付けられる2つの比較的堅い脚部122から好ましくは構成されてよい。閉位置と開位置との間で針シールド110の移動を許容するために脚部122が互いに移動してよいように、トグルジョイント膝123は、可撓性でもよい。1または複数の引張り部材124は、限界量まで弾性的に伸びるかまたは拡張することが可能でもよい。伸ばされるかまたは拡張されるときに、引張り部材124は、細長くなって、その最初のより短い長さを保持するように努める。それ故、伸ばされたかまたは拡張された引張り部材124は、伸びるかまたは拡張する方向の反対の方向に力を課す。針シールド110での引張り部材124の取付け位置は、対応するトグルジョイント121の取付け位置の上であることが好ましい。取付けベース140での引張り部材124の取付け位置は、対応するトグルジョイント121の取付け位置の下であることが好ましい。引張り部材124は、好ましくは対応するトグルジョイント121の近くに取り付けられてよいが、それが後者のいかなる部分も接触してよいように好ましくは近くなくてもよい。それにより、ヒンジ構造120の意図された機能は、さもなければ妥協されてよい。ヒンジ構造120の中心点位置は、針210の長手方向の延長と針シールド110の長手方向の延長との間の特定の角度(中心点角度)に対応する。針210の長手方向の延長と針シールド110の長手方向の延長との間の角度が中心点角度よりも少ない場合、針シールド110は、閉位置の方に向けて努める。この角度が中心点角度よりも大きい場合、針シールド110は、開位置の方に向けて努める。中心点角度は、45°〜170°(例えば80°〜120°または90°〜110°)の範囲であってよい。当業者は、所望の中心点角度を達成するためにヒンジ構造120を容易に構成してよい。例えば、より長い脚部122は、中心点角度の増加に結果としてなる。そして、対応するトグルジョイント121の取付け位置よりもさらに上に引張り部材124の取付け位置を動かすことは、中心点角度の減少に結果としてなる。
一実施形態によれば、ヒンジ構造120は、少なくとも1つ(例えば1つ)のヒンジおよび少なくとも1つ(例えば1つ)のバネを備えてよい。
一実施形態によれば、ヒンジ構造120は、1つのトグルジョイント121および1つの引張り部材124を備えてよい。そしてそれは、隣接して配置されてよい。
一実施形態によれば、ヒンジ構造120は、2つのトグルジョイント121および1つの引張り部材124を備えてよい。そしてそれは、隣接して配置されてよい。引張り部材124は、2つのトグルジョイント121の間に配置されてよい。
一実施形態によれば、ヒンジ構造120は、1つの引張り部材124を備えてよい。そしてそれは、それがユーザによって容易に押圧されることができるように、V字形で、外向きに延びる。遠位端(すなわちV字形の引張り部材124のVの位置)は、圧縮部材125として形成されてよいかまたはそれを備えてよい。ユーザは、それから、例えば、シリンジを持っているのと同じ手の指によってその引張り部材124または圧縮部材125を押圧することによって、安全機構を都合よく起動させてよい。圧縮部材125は、公知技術のように、ユーザに容易に届いて、指を用いて押圧されるように構成される。その外面(それをユーザが押圧する)は、平らでよく、あるいはわずかに凸または凹でもよい。それは、針シールド110の延長に対して基本的に垂直な方向において延びているグローブ(grove)または隆起(elevation)を備えていてよい。ユーザがそれを押すときに、この種のグローブまたは隆起は、圧縮部材125の指滑りの危険を最小化する。
[ロック機構]
開位置または針210が露出する他のいかなる位置へもそれが戻る移動をすることができないように、針防護具100のロック機構は、針シールド110を閉位置に固定する。好ましくは、針シールド110が閉位置に入るときに、ロック機構は、自動的に起動する。それが針シールド110を閉位置に移動させるにつれてヒンジ構造120によって提供される力、運動エネルギまたは運動量は、ロック機構を起動させるのに十分でもよい。ロック機構は、例えば、針シールド110の一部または延長でもよい。それは、例えば取付けベース140に接続された対応する突起が閉位置において嵌合する針シールド110の凹所でもよい。ロック機構が起動するときに、針シールド110は、ロック機構によって、例えば針110、針ハブ220または取付けベース140に機械的に接続される。公知技術のように、取付けベース140は、ロック機構のロックを可能にするかまたは容易にする特徴または要素を備えていてよい。それは、例えば、閉位置に移動するときに、ロック部材132がスライドしてそれぞれ周りをロックする縁部を有する平坦面を備えていてよい。それは、ロックするときにロック部材132の一部が嵌合する例えば凹所または類似のものを備えていてもよい。
一実施形態によれば、ロック機構は、針シールド110から延びるかまたはその一部をなしている1または複数(例えば1または2)のロック部材132を備えていてよい。ロック部材132は、針シールド110の鉤状の形成された延長でもよい。それは、閉位置に向かう移動において取付けベース140との最初の接触にあたりその休止状態から弾性的に曲げられてよい。閉位置に入ると、ロック部材132の一部(例えば鉤状の遠位端)は、取付けベース140の対応する凹所に、または取付けベース140の縁部の周りにスナップ係合してよく、これにより、針シールド110を閉位置に固定してよい。
一実施形態によれば、ロック機構は、1または複数のスリット131を備える1または複数(例えば1または2)のロック部材132を備えてよい。この種のスリット131は、針シールド110が閉位置にあるときに、取付けベース140に面しているロック部材132の側に位置してよい。スリット131は、その長手方向の延長に対して基本的に垂直な方向において、ロック部材132の一部(例えば10〜95%または25〜75%)を通るカットでもよい。それは、針シールド110に対するロック部材132の取付け位置の近く(例えば、取付け位置からのロック部材132の長手方向の延長の全長の0〜60%または0〜40%)に位置してよい。スリット131は、ロック部材132の取付け位置の近くの針シールド110の一部を通るカットでもよい。この種のスリット131の深さまたは延長(extension)は、ロック部材132の幅以上でよい。1または複数のスリット131の利点は、例えば、針シールド110を閉位置へと動かすために必要な力の減少を含む。1または複数のスリット131を備えるときに、ロック部材132は、取付けベース140との最初の接触にあたりその休止状態からより容易に曲げられる。例えばヒンジ構造120により提供される力によって、ロック機構の自動的起動を達成しない危険は、これにより最小化される。
一実施形態によれば、ロック機構は、1または複数(例えば1または2)の一方向ゲートバー130を備えてよい。この種のバーは、内側から、そして針シールド110の範囲内に延びてよい。それ故、この種のバーは、例えば、針シールド110の長手方向の延長に対して基本的に垂直な平面において、針シールド110によって囲まれる容積内に延びてよい。一方向ゲートバー130の長手方向の延長は、長スロット115から針シールド110の内側に向かう方向にあってよい。一方向ゲートバー130の長手方向の延長と、開位置から閉位置への移動中の針210の経路の平面との間の角度は、したがって、例えば20°〜85°(30°〜85°または40°〜75°等)であってよい。これにより、針シールドが閉位置へ向けて移動するときに、針210は、一方向ゲートバー130とその内向きに傾く斜面上のその位置で初めに接触する。好ましくは、一方向ゲートバー130は、それが針210の軸の容易な入り込み(すなわち、針210の軸の周りを閉じる)を許容するが、しかし針210が針シールド110の内容積に含まれないいかなる位置への針210の復帰も防止するように適合される。針シールド110が閉位置に向かって移動するときに、少なくとも1つの一方向ゲートバー130を備えるロック機構の起動中に発生するイベントは、以下の通りでよい。(i)長スロット115に面する一方向ゲートバー130の表面上の位置で針210の軸の間に接触する。(ii)軸がその内向きに傾く斜面上に内向きにスライドするように、一方向ゲートバー130は、針210の軸によって印象づけられる力から離れる方へ弾性的にたわんでいる。(iii)軸は、一方向ゲートバー130の遠位端に到達し、そしてそれは、その最初の構成(すなわちそのリラックスした状態)に弾性的に戻って、針210を針シールド110内に捕らえる。そのリラックスした状態にある一方向ゲートバー130の遠位端と、そのリラックスした状態にある別の反対に位置する一方向ゲートバー130の遠位端、または針シールド110の内面との間の距離は、好ましくは、針210の軸の直径よりも小さい。
一実施形態によれば、ロック機構は、1または複数のスリット131を備える1または複数(例えば1または2)の一方向ゲートバー130を備えてよい。この種のスリット131は、閉位置へ向かって移動するときに針210に面する一方向ゲートバー130の側に好ましくは位置してよい。スリット131は、一方向ゲートバー130の延長に沿って、針シールド110でのその取付け位置から、閉位置へと移動するときに針210が一方向ゲートバー130と最初に接触している位置まで、どこにでも位置してよい。針210がバーとのその最初の接触位置から、バーが針シールド110の内側に針を捕らえる位置までそれと決して接触しないように、スリット131は、したがって、バー上に置かれてよい。スリット131は、その長手方向の延長に対して基本的に垂直な方向において、一方向ゲートバー130の一部(例えば10〜95%または25〜75%)を通るカットでよい。それは、針シールド110に対する一方向ゲートバー130の取付け位置の近く(例えば取付け位置からの一方向ゲートバー130の長手方向の延長の全長の0〜50%または0〜40%)に位置してよい。1または複数のスリット131の利点は、例えば、針シールド110を閉位置へと動かすために必要な力の減少を含む。1または複数のスリット131を備えるときに、一方向ゲートバー130は、針210との最初の接触にあたりその休止状態からより容易に曲げられる。例えばヒンジ構造120により提供される力によって、ロック機構の自動的起動を達成しない危険は、これにより最小化される。
一実施形態によれば、ロック機構は、針シールド110の同じ内側から、針シールド110の反対の内側に向かって延びる1または複数(例えば1または2)の一方向ゲートバー130を備えてよい。
一実施形態によれば、ロック機構は、1または複数(例えば1または2)のペアの一方向ゲートバー130を備えてよい。各ペアの一方向ゲートバー130は、針シールド110の反対の内側から互いに向かって延びてよい。遠位端は、リラックスした状態において互いに接触してよい。または、リラックスした状態にあるときに、これらの遠位端の間の距離は、針210の直径よりも好ましくは小さくてよい。
材料および製造
針防護具100またはその分離部品は、適切な材料(例えば、熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料のような)でできていてよい。例えばヒンジ構造120、一方向ゲートバー130またはロック部材132における固有の弾力性の達成のための適切な材料は、公知技術である。この種の適切な材料の例には、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリアミド(PA)およびアクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)が含まれるが、これに限定されない。好ましくは、ポリプロピレン(PP)のような材料は、選択される。これらの材料は、モノリシック的に形成された単一の物品として針防護具100の製造のためのすべてを許容する。そしてそれは、製造費用を抑えることに関して非常に有益である。好ましくは、熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料は、その意図された目的のために、引っ張り強さ、剛性、耐疲労性、弾性およびクリープ変形抵抗の好適な組み合わせを有する。適切な熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料の選択は、当業者によって容易になされてよい。熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料の範囲を区切るために、当業者は、標準的実験を行ってもよい。それによって、適切な材料は、この種の実験の結果に基づいて選択されてよい。本発明の針防護具100または針防護具100を備える針防護具アセンブリの製造は、以下からなるステップのグループから選択される1または複数のステップを含んでよい。針防護具100のための出発材料としての熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料の供給。熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料を1つのモノリシック的に形成された針防護具100(それは、針ハブ220を備えてよくまたは備えなくてもよい。)へと成形するかまたは射出成形すること。および、取付けベース140を針ハブ220にまたは針210を針ハブ220に例えば圧入するかまたは接着することによって、針防護具100を針ハブ220上にまたは針210を針ハブ220内に取り付けること。
一実施形態によれば、公知技術のように、針防護具100は、熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料でできている。針防護具100の構造のための熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料の使用の利点は、例えば金属と比較して、同じもののさまざまな詳細の変化のより大きな自由度である。例えば、プラスチック針防護具100は、対応する金属的物品よりも都合よく成形されてよい。他の利点は、プラスチック針防護具100を例えば針サイズにより色分けする可能性を含む。プラスチックまたは高分子材料の針防護具100のさらに他の利点は、例えば金属と比較して、例えば腐食に対するより高い化学不活性および/または抵抗である。本発明の針防護具100(プラスチックまたは高分子材料の針防護具100のような)のさらに他の利点は、それが成形されてよく、1つの機能部分において生産されてよい、すなわち、それは、従来技術の他の対応する装置のような複数の別々の物品の組み合わせによって組立てられる必要はないということである。それ故、生産コストの減少は、結果として起こる。
請求項において、「を備える/を含む」という用語は、他の要素またはステップの存在を除外しない。さらに、個々にリストされるにもかかわらず、複数の手段、要素または方法ステップは、例えば単一のユニットまたはプロセッサによって行ってよい。加えて、個々の特徴が異なる請求項に含まれてよいにもかかわらず、これらは、おそらく都合よく組み合わされてよく、そして、異なる請求項における包含は、特徴の組み合わせが可能でなくおよび/または有利でないことを意味しない。加えて、単一の参照は、複数を除外しない。用語「1」、「1つ」、「第1」、「第2」などは、複数を排除しない。請求項の参照符号は、単に例を明確にするものとしてのみ設けられて、いかなる形であれ請求項の範囲を制限するものとして解釈されない。

Claims (17)

  1. 針防護具(100)に接続して配置される針を偶然の接触から保護するための針防護具(100)であって、
    前記針防護具(100)に接続して配置される前記針が中心軸線に沿って実質的に延びるように、前記中心軸線を有するルーメンを有する取付けベース(140)、
    前記取付けベース(140)に配置されるばね仕掛けの針シールド(110)であって、前記ばね仕掛けの針シールド(110)は、当該針シールド(110)が前記針から離間している開位置から、当該針シールド(110)が前記針を囲んで保護している閉位置まで回動してよいように、前記開位置から前記閉位置まで回動可能である、ばね仕掛けの針シールド(110)、
    前記針シールド(110)を前記開位置または前記閉位置の1つに押し込むために前記針シールド(110)を前記取り付けベース(140)に接続しているヒンジ構造(120)であって、前記ヒンジ構造(120)は、少なくとも1つのトグルジョイント(121)および少なくとも1つの引張り部材(124)を含み、前記少なくとも1つのトグルジョイント(121)および前記少なくとも1つの引張り部材(124)は、前記針シールド(110)および前記取り付けベース(140)に接続している、ヒンジ構造(120)、を備え、
    前記取付けベース(140)は、前記開位置と前記閉位置との間の移動を可能にするために前記針シールド(110)に可動に接続しており、
    前記針シールド(110)は、不作動状態および作動状態を有し、前記作動状態にあるときに、前記針シールド(110)は、前記閉位置に向けて付勢され、
    前記ヒンジ構造(120)は、中心点位置を有し、前記針シールド(110)が前記不作動状態にあるときに、前記中心点位置が前記閉位置に到達するために通過しなければならない場合、前記針シールド(110)は、前記ヒンジ構造(120)によって前記開位置へと押し込まれ、前記針シールド(110)が前記作動状態にあるときに、前記中心点位置が前記開位置に到達するために通過しなければならない場合、前記針シールド(110)は、前記ヒンジ構造(120)によって前記閉位置へと押し込まれ、および、
    前記中心点位置は、前記取付けベース(140)のルーメンの中心軸線と、前記針シールド(110)の長手方向の延長との間の角度が45°〜170°の範囲にある位置である、
    針防護具(100)。
  2. 前記取付けベースの遠位端に注入針(210)が配置され、前記注入針(210)は、前記取付けベースから前記中心軸線に沿って延び、前記注入針(210)のルーメンは、前記取付けベース(140)のルーメンと連通し、前記ばね仕掛けの針シールド(110)は、当該針シールド(110)が前記注入針(210)から離間している前記開位置から、当該針シールド(110)が前記注入針(210)を囲んで保護している前記閉位置まで回動し、
    前記取付けベース(140)は、前記針防護具(100)が使用されるときに、前記注入針(210)との相対的位置関係変更されない、
    請求項1に記載の針防護具(100)。
  3. 前記取付けベース(140)は、注入針(210)が延び出る針ハブ(220)およびシリンジ(310)の両方への接続のための手段を備える、請求項1に記載の針防護具。
  4. 接続のための前記手段は、前記針ハブ(220)への接続のための雄部品(150)および前記シリンジ(310)への接続のための雌部品(151)のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の針防護具。
  5. 前記取付けベース(140)は、前記針ハブ(220)への接続のための遠位の雄部品および前記シリンジ(310)への接続のための近位の雌部品を備える、請求項3または4に記載の針防護具。
  6. 前記取付けベース(140)は、前記針(210)が延びる針ハブ(220)への取り付けのための針ハブ孔(141)を備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  7. 前記取付けベース(140)および前記針ハブ(220)が同じモノリシック的に形成された物品の一部であるように、前記取付けベース(140)は、前記針(210)が延びる前記針ハブ(220)と統合される、請求項1または2に記載の針防護具(100)。
  8. 前記針シールド(110)から延びるかまたはその一部を形成する少なくとも1つのロック部材(132)をさらに備え、前記少なくとも1つのロック部材(132)は、前記針シールド(110)を前記閉位置にロックするために、前記針シールド(110)が前記閉位置にあるときに、前記取付けベース(140)またはその任意の延長または凹所と係合される、請求項1〜のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  9. 前記ロック部材(132)は、前記針シールド(110)が前記取付けベース(140)と係合することを許容するための少なくとも1つのスリット(131)を備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  10. 前記針シールド(110)によって囲まれる容積において前記針シールド(110)から延びる少なくとも1つの一方向ゲートバー(130)をさらに備え、前記一方向ゲートバー(130)は、前記針シールド(110)を前記閉位置にロックするために、前記針シールド(110)が前記閉位置にあるときに、前記針シールド(110)と係合する、請求項1〜のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  11. 前記一方向ゲートバー(130)は、前記針シールド(110)が前記針(210)と係合することを許容するための少なくとも1つのスリット(131)を備える、請求項10に記載の針防護具(100)。
  12. 前記作動状態にあるときに、前記針シールド(110)が前記閉位置に向けて付勢されている力によって前記閉位置における前記針シールド(110)のロックを許容するために、前記針シールド(110)が前記取付けベース(140)または前記針(210)と係合するために必要な力は、前記作動状態にあるときに、前記針シールド(110)が前記閉位置に向けて付勢されている力よりも小さい、請求項11のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  13. 前記針防護具(100)は、製造されるときに、単一の物品としてモノリシック的に形成される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  14. 熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料でできている、請求項1〜13のいずれか1項に記載の針防護具(100)。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の針防護具(100)の製造のための方法であって、熱可塑性材料、プラスチックまたは高分子材料を前記針防護具(100)へと成形するかまたは射出成形するステップを含む、方法。
  16. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の針防護具(100)、針ハブ(220)および針(210)を備え、前記針防護具(100)は、前記針ハブ(220)に取り付けられるか接続されるかまたは統合される、針防護具アセンブリ。
  17. 請求項16に記載の針防護具アセンブリの製造のための方法であって、前記取付けベース(140)が前記針ハブ孔(141)を設けられるときに、前記取付けベース(140)を前記針ハブ(220)上に圧入するかまたは接着するステップ、前記取付けベース(140)が前記針ハブ(220)と統合されるときに、前記針(210)を前記針ハブ(220)内に圧入するかまたは接着するステップ、または、前記取付けベース(140)が針ハブ(220)への接続のための手段を備えるときに、前記取付けベース(140)を前記針ハブ(220)に接続するステップ、を含む、方法。
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