JP6147066B2 - ピッキングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、作業者による作業ミスの軽減を図ることができるピッキングシステムに関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載されたピッキングシステムが知られている。
この従来のピッキングシステムは、物品が保管される複数の保管部を有する保管手段と、保管部からピッキングされた物品が投入される集品容器を搬送する搬送手段と、作業者に対してピッキングすべき物品が保管されている保管部を指示する保管部指示手段と、作業者に対してピッキングすべき物品のピック数を指示するピック数指示手段と、作業者に対してピッキングした物品を投入すべき集品容器を指示する容器指示手段と、作業者に対するピック指示を決定する制御手段とを備えている。
特開2010−1152号公報(図6、図8等)
そして、このようなピッキングシステムにおいては、作業者がピック指示に従って指示通りに作業をすることが重要であり、作業者による作業ミスの軽減を図ることが求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業者による作業ミスの軽減を図ることができるピッキングシステムを提供することを目的とする。
請求項1記載のピッキングシステムは、物品が保管される複数の保管部を有する保管手段と、前記保管部からピッキングされた物品が投入される集品容器を搬送する搬送手段と、作業者に対してピッキングすべき物品が保管されている前記保管部を指示する保管部指示手段と、作業者に対してピッキングすべき物品のピック数を指示するピック数指示手段と、作業者に対してピッキングした物品を投入すべき集品容器を指示する容器指示手段と、前記保管部指示手段、前記ピック数指示手段および前記容器指示手段による作業者に対するピック指示を決定し、この決定したピック指示に基づいて前記保管部指示手段、前記ピック数指示手段および前記容器指示手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、同一ピック数のピック指示が連続する場合において、ピック数が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を前記同一ピック数のピック指示間に割り込ませるピック指示ソート処理を実施し、前記ピック指示ソート処理後のピック指示に基づいて前記保管部指示手段、前記ピック数指示手段および前記容器指示手段を制御するものである。
請求項2記載のピッキングシステムは、請求項1記載のピッキングシステムにおいて、制御手段は、ピック指示ソート処理を実施する前において、一のピック指示のピック数が分割設定値以上である場合には、前記一のピック指示を分割テーブルに基づいてピック数が前記分割設定値未満である複数のピック指示に分割し、次いで、前記分割されたピック指示が、アイテム情報による分割が必要なものであって、当該アイテム情報に基づいて特定の物品に関して設定された指示上限値を超えるピック数のピック指示である場合には、前記分割されたピック指示をピック数が前記指示上限値以下である複数のピック指示に更に分割するものである。
請求項3記載のピッキングシステムは、請求項1または2記載のピッキングシステムにおいて、制御手段は、同一保管部でピック指示ソート処理を実施した後、同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示が連続する場合において、ピック数が同じで保管部が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を前記同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示間に割り込ませたものである。
請求項4記載のピッキングシステムは、請求項1または2記載のピッキングシステムにおいて、制御手段は、同一保管部でピック指示ソート処理を実施した後、同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示が連続する場合において、保管部が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を前記同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示間に割り込ませたものである。
本発明によれば、作業者による作業ミスの軽減を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係るピッキングシステムの概略側面図である。 同上ピッキングシステムの概略斜視図である。 同上ピッキングシステムの容器指示手段および検知手段を示す図である。 同上ピッキングシステム全体の概略平面図である。 同上ピッキングシステムの制御手段の並べ替え機能を説明するための図である。 分割設定値が「5」の分割テーブルの一例である。 分割設定値が「6」の分割テーブルの一例である。 3つの機能の組合せのパターンを示す表である。 ピック指示3回の場合の一例である。 ピック指示2回の場合の一例である。 並び替えをしても同一ピック数のピック指示になってしまう場合の一例である。 同上ピッキングシステムの制御手段の処理を説明するためのフローチャートである。
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図中の1は、集品システムであるピッキングシステムで、このピッキングシステム1は、図1、図2および図4に示されるように、商品である物品Wが段ボール箱等の保管容器Bに複数収容された状態で保管される複数の保管部(間口)2を有する水平方向長手状の保管手段である保管棚3を備えている。
また、ピッキングシステム1は、図1ないし図4に示されるように、保管棚3の前方に配設され、作業者Xによって保管部2からピッキングされた物品Wが投入される集品容器Aを保管棚3の長手方向に沿って搬送方向に搬送する複数の搬送手段、すなわち例えば互いに平行な第1集品容器搬送手段6および第2集品容器搬送手段7を備えている。
両搬送手段6,7の搬送始端部には空の集品容器Aを複数個(例えば5個)ずつに編成して両搬送手段6,7に搬入する搬入搬送手段8が連設され、両搬送手段6,7の搬送終端部には物品Wを収容した集品容器Aを次工程へ搬出する搬出搬送手段9が連設されている(図1参照)。
なお、集品容器Aは、物品Wを複数個収容可能な大きさのもので、例えば上面が開口した外形直方体状の出荷容器である。そして、各搬送手段6,7上で搬送方向に連なった複数個(例えば5個)の集品容器Aによって編成容器群がそれぞれ形成され、この群単位で集品作業が行なわれる。
さらに、ピッキングシステム1は、図1および図4に示されるように、第2集品容器搬送手段7の上方にこの第2集品容器搬送手段7と平行に配設され、空になった保管容器Bを搬送する保管容器搬送手段10を備えている。
保管棚3は、この保管棚3の長手方向に並ぶ複数、すなわち例えば13のゾーンにて構成され、各ゾーンは、複数列複数段、すなわち例えば4列3段(合計12)の保管部2にて構成されている。そして、保管棚3と第1集品容器搬送手段6との間の作業者用スペース5には、作業者Xが各ゾーンに対応して配置され、1人の作業者Xが対応する1つのゾーン(12の間口)を担当する。
また、保管棚3は、例えば流動棚で、枠体11を有し、この枠体11には、物品Wが保管容器Bに複数収容された状態で保管される複数の保管部2が設けられている。各保管部2は、枠体11の後側から前側に向って下り傾斜状に互いに間隔をおいて並設された複数本のフリーローラ12と、これらフリーローラ12上に載置された先頭の保管容器Bと当接するストッパ13とを有し、これらフリーローラ12の上方に物品Wが収容された状態となる。
そして、作業者Xは、先頭の保管容器Bが空になると、空の保管容器Bをフリーローラ12上から保管容器搬送手段10の搬送面10a上に移す。先頭の保管容器Bがフリーローラ12上から取り出されると、後続の保管容器Bはストッパ13に当接するまで自重でフリーローラ12上を前方へ移動する。フリーローラ12上への保管容器Bの補充、つまり保管部2への物品Wの補充は、保管棚3の後面側から行なわれる。
なお、例えば各保管部2ごとに物品Wの種類が異なる。つまり、一の保管部2には同一物品Wが複数保管されている。もっとも、注文頻度の高い物品Wがある場合には、同一種類の物品Wが複数の保管部2に保管されることがある。
さらに、保管棚3の前面側には、各保管部2に対応して位置し、作業者Xに対してピッキングすべき物品Wが保管されている保管部2を指示する保管部指示手段15が設けられている。つまり、各保管部2ごとに保管部指示手段15が設けられている。各保管部指示手段15は、光源からの光によって指示するもので、例えば表示器であるLEDランプ等にて構成されている。
保管棚3側に水平状に配設された第1集品ラインである第1集品容器搬送手段6は、例えばローラコンベヤで、コンベヤフレーム22を有し、このコンベヤフレーム22には複数本の搬送ローラ23が回転可能に設けられている。
そして、これら複数本の搬送ローラ23は、モータ等の単一駆動源24からの動力によって一斉に同期駆動回転して複数の集品容器Aを搬送方向に向けて搬送する。なお、複数本の搬送ローラ23にて水平状の搬送面6aが構成されている。
また、コンベヤフレーム22のうち保管棚3と対向する側の面には、第1集品容器搬送手段6の搬送面6a上の各集品容器A、つまり第1集品容器搬送手段6の停止時にこの停止した第1集品容器搬送手段6上の各集品容器Aに対応して位置し、作業者Xに対して保管部2からピッキングした物品Wを投入すべき集品容器Aを指示する容器指示手段である第1集品容器指示手段26が設けられている。つまり、搬送面6a上で停止した各集品容器Aごとに第1集品容器指示手段26が設けられている。各第1集品容器指示手段26は、光源からの光によって指示するもので、例えば表示器であるLEDランプ等にて構成されている。
保管容器搬送手段10側に傾斜状に配設された第2集品ラインである第2集品容器搬送手段7は、第1集品容器搬送手段6と同様、例えばローラコンベヤで、コンベヤフレーム32を有し、このコンベヤフレーム32には複数本の搬送ローラ33が回転可能に設けられている。
そして、これら複数本の搬送ローラ33は、モータ等の単一駆動源34からの動力によって一斉に同期駆動回転して複数の集品容器Aを搬送方向に向けて搬送する。なお、複数本の搬送ローラ33にて傾斜状の搬送面7aが構成されている。
また、図1に示されるように、第1集品容器搬送手段6の単一駆動源24および第2集品容器搬送手段7の単一駆動源34は制御手段36に電気的に接続されており、この制御手段36によって両搬送手段6,7がそれぞれ個別に制御される。つまり、第1集品容器搬送手段6の駆動および停止と第2集品容器搬送手段7の駆動および停止とがそれぞれ個別に制御される。
保管容器搬送手段10は、両搬送手段6,7と同様、例えばローラコンベヤで、コンベヤフレーム42を有し、このコンベヤフレーム42には複数本の搬送ローラ43が回転可能に設けられている。そして、これら複数本の搬送ローラ43は、図示しないモータ等からの動力によって駆動回転して空の保管容器Bを搬送する。なお、複数本の搬送ローラ43にて水平状の搬送面10aが構成されている。
また、コンベヤフレーム42のうち保管棚3と対向する側の面には、第2集品容器搬送手段7の搬送面7a上の各集品容器A、つまり第2集品容器搬送手段7の停止時にこの停止した第2集品容器搬送手段7上の各集品容器Aに対応して位置し、作業者Xに対して保管部2からピッキングした物品Wを投入すべき集品容器Aを指示する容器指示手段である第2集品容器指示手段46が設けられている。つまり、搬送面7a上で停止した各集品容器Aごとに第2集品容器指示手段46が設けられている。各第2集品容器指示手段46は、光源からの光によって指示するもので、例えば表示器であるLEDランプ等にて構成されている。
また一方、ピッキングシステム1は、図1および図2に示されるように、作業者Xに対して保管部指示手段15による指示に係る一の保管部2からピッキングすべき物品Wのピック数(ピッキング数量)を指示するピック数指示手段51を備えている。
ピック数指示手段51は、保管棚3の各ゾーンごとに設けられ、1人の作業者Xに対して1つのピック数指示手段51がその作業者Xから目視可能な位置に配置されている。各ピック数指示手段51は、例えば液晶表示装置にて構成されたもので、ピック数(例えば1〜5の整数)を表示する表示画面52を有している。
そして、例えばピック数指示手段51の表示画面52に「3」と表示された場合には、作業者Xは、保管部指示手段15による指示(保管部指示)に係る一の保管部2から同一の物品Wを3個同時にピッキングし、この手に持った物品Wを容器指示手段26,46(第1集品容器指示手段26または第2集品容器指示手段46)による指示(容器指示)に係る一の集品容器Aに3個同時に投入する。すなわち例えば、第1集品容器搬送手段6または第2集品容器搬送手段7上に位置する5個編成の集品容器Aのうち、指示された1つの集品容器A内に物品Wが3個同時に投入収容される。
このようにピック数指示手段51による指示(ピック数指示)に係るピック数が複数の場合、つまり、n点集品作業(nは例えば2〜5の整数で、n個の物品Wのピッキング作業および投入作業)の場合には、保管部指示手段15および容器指示手段26,46が例えば緑色で点滅し、かつ、n点集品作業であることを作業者Xに知らせるための予告音を音発生手段(図示せず)が発する。
なお、ピック数指示手段51による指示に係るピック数が単数の場合、つまり1点集品作業(1個の物品Wのピッキング作業および投入作業)の場合には、保管部指示手段15および容器指示手段26,46が例えば緑色で点灯する。
また、ピッキングシステム1は、図2に示されるように、n点集品作業である複数点集品作業時において、作業者Xがピック数指示手段51による指示に係る複数のピック数の物品Wを集品容器Aに投入した後にオン操作する作業確認用のスイッチ手段53を備えている。
スイッチ手段53は、ピック数指示手段51と同様、保管棚3の各ゾーンごとに設けられ、1人の作業者Xに対して1つのスイッチ手段53がその作業者Xが操作可能な位置に配置されている。
各スイッチ手段53は、例えばロープスイッチにて構成されたもので、ばね等の付勢体と、この付勢体にて引張方向に付勢されて略水平状態となって作業者Xが操作可能な位置に位置するロープ54と、このロープ54の引き操作によりオンしその引き操作の解除によりオフするスイッチとを有している。なお、例えば図示しないが、スイッチ手段53は、第1集品容器搬送手段6のコンベヤフレーム22に設けられたテープスイッチ等でもよい。
そして、n点集品作業時にスイッチ手段53が作業者Xによってオン操作されると、保管部指示手段15および容器指示手段26,46が消灯し、かつ、一のピック指示(保管部指示、容器指示およびピック数指示からなる集品指示)に係る集品作業が完了したことを作業者Xに知らせるための完了音を音発生手段(図示せず)が発する。その後、制御手段36の制御により、作業者Xに対して次のピック指示が出される。また、制御手段36は、全ゾーンにおいて5個編成(複数個編成)の集品容器(編成容器群)Aに関する集品作業が完了した場合には、完了した側の搬送手段6,7を駆動させて集品容器Aを搬出させる。
さらに、ピッキングシステム1は、図1および図3に示されるように、容器指示手段26,46による指示に係る一の集品容器Aに物品Wが投入されたか否かを検知する光電センサ等の検知手段(投入センサ)、すなわち例えば第1検知手段61および第2検知手段62を備えている。
第1検知手段61は、第1集品容器指示手段26による指示に係る集品容器Aに物品Wが投入されたか否かを検知するもので、各第1集品容器指示手段26ごとに設けられ、第1集品容器搬送手段6上の各集品容器Aに対応して位置する。各第1検知手段61は、検知光を投光する投光部61aと、この投光部61aからの検知光を受光する受光部61bとを有している。
第2検知手段62は、第2集品容器指示手段46による指示に係る集品容器Aに物品Wが投入されたか否かを検知するもので、各第2集品容器指示手段46ごとに設けられ、第2集品容器搬送手段7上の各集品容器Aに対応して位置する。各第2検知手段62は、検知光を投光する投光部62aと、この投光部62aからの検知光を受光する受光部62bとを有している。
そして、1点集品作業時に容器指示手段26,46による指示に係る一の集品容器A上の検知光が物品Wや作業者Xの手で遮光されると、保管部指示手段15および容器指示手段26,46が消灯し、かつ、一のピック指示(保管部指示、容器指示およびピック数指示からなる集品指示)に係る集品作業が完了したことを作業者Xに知らせるための完了音を音発生手段(図示せず)が発する。その後、制御手段36の制御により、作業者Xに対して次のピック指示が出される。また、制御手段36は、全ゾーンにおいて5個編成(複数個編成)の集品容器(編成容器群)Aに関する集品作業が完了した場合には、完了した側の搬送手段6,7を駆動させて集品容器Aを搬出させる。
ここで、制御手段36は、CPUやメモリ等のハードウェアおよびプログラム等のソフトウェアにて構成されたもので、指示手段15,26,46,51による作業者Xに対するピック指示、つまり保管部指示、容器指示およびピック数指示からなる集品指示を各編成容器群ごとに決定し、この決定した指示が作業者Xに対して出されるように、指示手段15,26,46,51を適宜制御する。
そして、制御手段36は、同一ピック数のピック指示が連続しないようにピック指示を並べ替える機能(並べ替え機能)と、予め設定された分割テーブルに基づいてピック指示を分割する機能(ピック数分割機能)と、アイテム情報に基づいてピック指示を分割する機能(アイテム情報分割機能)とを有している。
まず、制御手段36による並べ替えについて説明すると、制御手段36は、一の編成容器群内で同一ピック数のピック指示が連続する場合において、その一の編成容器群内にピック数が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を同一ピック数のピック指示間に割り込ませる。
例えば図5に示すように、制御手段36は、3回のピック指示のピック数が「2−2−1」となっていた場合には、ピック数が「2−1−2」となるようにピック指示を並べ替える。
このため、同一ピック数のピック指示が連続せず、作業者Xによる同数の集品作業が続くことがなく、作業者Xがピッキングすべき物品Wのピック数である物品個数を間違え難くなり、作業者Xによる集品作業ミスが軽減される。
次いで、制御手段36によるピック数分割について説明すると、制御手段36は、一のピック指示(1回のピック指示)のピック数が予め設定された分割設定値(例えば「5」等)以上である場合に、その一のピック指示を予め設定された分割テーブルに基づいてピック数がその予め設定された分割設定値未満である複数のピック指示(複数回のピック指示)に分割する。なお、ピック数が分割設定値未満のピック指示については、分割せずにそのまま指示を行う。
図6には分割設定値が「5」の分割テーブルの一例が示され、図7には分割設定値が「6」の分割テーブルの一例が示されている。なお、分割設定値は、作業者Xが手で一度に持つことが可能でかつ目視で個数確認が可能な物品Wの数であり、例えば「4」、「5」および「6」のいずれか一である。
また、制御手段36は、ピック数が分割設定値以上である一のピック指示を分割テーブルに基づいて分割する際に、同一ピック数のピック指示を連続させない。例えばピック数「8」は、「4−4」や「2−2−2−2」ではなく、例えば「2−4−2」や「5−3」に分割する。
さらに、制御手段36は、ピック数が分割設定値以上である一のピック指示を分割テーブルに基づいて分割する際に、ピック数が「1」のピック指示を作成しない。なお、作業効率化のためには、ピック数が「1」のピック指示を作成しないことが好ましいが、ピック数「1」のピック指示を作成してもよい。
また、ピック数分割については、より少ない指示回数とすることが好ましく、分割後のピック数が極端に開いたり偏らないようにすることが好ましい。例えばピック数「9」は、「8−1」ではなく、例えば「5−4」や「3−4−2」に分割する。
そして、このようにピック数分割機能によってピック数が分割設定値以上のピック指示を複数に分割するため、作業者Xは各ピック指示に係るピック数の物品Wを一度に持って確認することが可能となり、その結果、作業者Xがピッキングすべき物品Wのピック数である物品個数を間違え難くなり、作業者Xによる集品作業ミスが軽減される。
次いで、制御手段36によるアイテム情報分割について説明すると、制御手段36は、例えば物品Wのサイズ、重量および特性等を含むアイテム情報(物品情報)に基づいて特定の物品Wに関する一のピック指示を複数のピック指示に分割する。
つまり、制御手段36は、アイテム情報に基づいて作業者Xによる1回の動作で集品可能な個数を算出し、この算出した個数を指示上限値として一のピック指示をその指示上限値以下の複数のピック指示に分割する。
例えばサイズ・重量の関係で、作業者Xが手で一度に持つことができる個数が2個(アイテム情報分割用の指示上限値が「2」)である物品Wに関し、1回のピック指示のピック数が「8」の場合には、例えば「2−1−2−1−2」という5回のピック指示に分割する。このとき、同一ピック数のピック指示を連続させない。なお、例えば変形し易く持ち難い物品Wである場合には、指示上限値を例えば「1」と設定することも可能である。
そして、このようにアイテム情報分割機能によってピック数が指示上限値を超えるピック指示を複数に分割するため、作業者Xによる無理な物品保持が回避され、物品Wの落下や破損等が軽減される。
ここで、前記3つの機能の組合せのパターンは、図8に示すように、8通りある。例えば「パターンNo.4」は、ピック数分割、アイテム情報分割および並べ替えの3つをすべて実施する場合である。
そして、図9には、あるゾーンにおける一の編成容器群に対するピック指示が3回の場合の一例が示されている。図10には、あるゾーンにおける一の編成容器群に対するピック指示が2回の場合の一例が示されている。これら図9および図10のパターンNo.は、図8におけるパターンNo.に対応するものである。
なお、図9でのピック数分割は、図6に示す分割テーブルに基づくものであるが、図10でのピック数分割は、図6に示す分割テーブルとは異なる図示しない分割テーブル(ピック数「1」を含む)に基づくものである。
また、図11には、並び替えをしても同一ピック数のピック指示になってしまう場合の一例である。つまり、この図11に示す例のように、設定回数分の並び替えを実施しても、同一ピック数のピック指示が連続してしまう場合がある。
そして、このような場合に、制御手段36は、同一保管部(間口)2に関する同一ピック数のピック指示が連続しないように、ピック指示を並べ替える。つまり、制御手段36は、同一間口でかつ同一ピック数のピック指示が連続する場合において、ピック数が同じだが間口が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を同一間口でかつ同一ピック数のピック指示間に割り込ませる。これにより、作業者Xによる同じ物品Wで同数の集品作業が続くことがなく、作業者Xによる集品作業ミスが軽減される。
次に、図12に示すフローチャートを参照して制御手段36の処理を説明する。
複数個の集品容器Aからなる各編成容器群が発進(或いは到着)すると(ステップ1)、制御手段36は、データを検索してピック指示があるか否かを判断する(ステップ2)。
ステップ2において、ピック指示があると判断した場合には、ピック指示分割処理を開始し(ステップ3)、ピック指示のピック数が分割設定値以上であるか否かを判断する(ステップ4)。
ステップ4において、ピック指示のピック数が分割設定値以上であると判断した場合には、そのピック指示を分割テーブルに基づいて分割する(ステップ5)。
次いで、制御手段36は、アイテム情報を参照し(ステップ6)、アイテム情報による分割が必要であるか否かを判断する(ステップ7)。
ステップ7において、アイテム情報による分割が必要であると判断した場合には、ピック指示のピック数が指示上限値(物品特性により特定の物品にのみ設定される分割時の上限値)を超えているか否かを判断する(ステップ8)。
ステップ8において、ピック指示のピック数が指示上限値を超えていると判断した場合には、アイテム情報による分割を実施し、そのピック指示を分割する(ステップ9)。
一方、ステップ8において、ピック指示のピック数が指示上限値を超えていないと判断した場合には、アイテム情報による分割を実施しない(ステップ10)。
また、ステップ7において、アイテム情報による分割が必要でないと判断した場合には、分割処理が未実施のピック指示があるか否かを判断し(ステップ11)、分割未実施のピック指示があればステップ4に戻る。
ステップ11において、分割未実施のピック指示がないと判断した場合には、同一ピック数解消のためのピック指示ソート処理を開始し(ステップ12)、同一ピック数のピック指示が連続しているか否かを判断する(ステップ13)。
ステップ13において、同一ピック数のピック指示が連続していると判断した場合には、ピック数が異なる他のピック指示があるか否かを判断する(ステップ14)。
ステップ14において、ピック数が異なる他のピック指示があると判断した場合には、そのピック数が異なる他のピック指示を、連続した同一ピック数のピック指示間に割り込ませる(ステップ15)。
一方、ステップ13で同一ピック数のピック指示が連続していないと判断した場合や、ステップ14でピック数が異なる他のピック指示がないと判断した場合には、ソート処理が未実施のピック指示があるか否かを判断し(ステップ16)、ソート未実施のピック指示があればステップ13に戻る。
ステップ16において、ソート未実施のピック指示がないと判断した場合には、各編成容器群ごとの全ピック指示を決定する(ステップ17)。
そして、上記ピッキングシステム1によれば、制御手段36が同一ピック数のピック指示が連続しないようにピック指示を並べ替える機能を有するため、作業者Xによる同数の集品作業が続くことがなく、よって、作業者Xがピッキングすべき物品Wのピック数を間違え難くなり、作業者Xによる作業ミスの軽減を図ることができる。
また、制御手段36が分割テーブルに基づいてピック指示を分割する機能を有するため、
作業者Xが1回のピック指示に対して複数回の集品作業をすることがなく、よって、作業者Xがピッキングすべき物品Wのピック数を間違え難くなり、作業者Xによる作業ミスの軽減を図ることができる。
さらに、制御手段36が商品情報であるアイテム情報に基づいてピック指示を分割する機能を有するため、作業者Xによる無理な物品保持を回避し、物品Wの落下や破損等を軽減できる。
なお、上記実施の形態では、集品容器Aを搬送する2列の搬送手段6,7を備えた構成について説明したが、例えば1列或いは3列以上でもよく、搬送手段のライン数は任意である。
また、各ゾーンごとの保管部(間口)2の数は、4列3段の合計12には限定されず、例えば4列4段或いは5列3段等でもよい。
さらに、例えば検知手段61,62の代わりに、投入完了ボタン等を設けた構成でもよい。
また、制御手段36は、並べ替え機能、ピック数分割機能およびアイテム情報分割機能の3つの機能を有するものには限定されず、これら3つの機能のうちの少なくともいずれか1つを有するものでもよい。
さらに、ピック数分割機能における分割設定値は、例えば集品対象物である物品Wが小さい物であれば、「7」以上に設定する場合もある。
また、ピック数指示手段51が保管棚3の各ゾーンごとに設けられた構成には限定されず、例えばピック数指示手段が各保管部ごとに設けられた構成でもよい。
さらに、例えばピック数指示手段を各保管部ごとに設ける場合において、ピック数指示手段と保管部指示手段とを一体の構成としてもよい。すなわち例えば、両指示手段を構成する表示装置が保管部の指示とピック数の指示とを同時に行う構成や、両指示手段を構成する表示装置が保管部の指示を兼ねたピック数の指示を行う構成等でもよい。
1 ピッキングシステム
2 保管部
3 保管手段である保管棚
6 搬送手段である第1集品容器搬送手段
7 搬送手段である第2集品容器搬送手段
15 保管部指示手段
26 容器指示手段である第1集品容器指示手段
36 制御手段
46 容器指示手段である第2集品容器指示手段
51 ピック数指示手段
A 集品容器
W 物品
X 作業者

Claims (4)

  1. 物品が保管される複数の保管部を有する保管手段と、
    前記保管部からピッキングされた物品が投入される集品容器を搬送する搬送手段と、
    作業者に対してピッキングすべき物品が保管されている前記保管部を指示する保管部指示手段と、
    作業者に対してピッキングすべき物品のピック数を指示するピック数指示手段と、
    作業者に対してピッキングした物品を投入すべき集品容器を指示する容器指示手段と、
    前記保管部指示手段、前記ピック数指示手段および前記容器指示手段による作業者に対するピック指示を決定し、この決定したピック指示に基づいて前記保管部指示手段、前記ピック数指示手段および前記容器指示手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    同一ピック数のピック指示が連続する場合において、ピック数が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を前記同一ピック数のピック指示間に割り込ませるピック指示ソート処理を実施し、
    前記ピック指示ソート処理後のピック指示に基づいて前記保管部指示手段、前記ピック数指示手段および前記容器指示手段を制御する
    ことを特徴とするピッキングシステム。
  2. 制御手段は、
    ピック指示ソート処理を実施する前において、一のピック指示のピック数が分割設定値以上である場合には、前記一のピック指示を分割テーブルに基づいてピック数が前記分割設定値未満である複数のピック指示に分割し、
    次いで、前記分割されたピック指示が、アイテム情報による分割が必要なものであって、当該アイテム情報に基づいて特定の物品に関して設定された指示上限値を超えるピック数のピック指示である場合には、前記分割されたピック指示をピック数が前記指示上限値以下である複数のピック指示に更に分割する
    ことを特徴とする請求項1記載のピッキングシステム。
  3. 制御手段は、同一保管部でピック指示ソート処理を実施した後、同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示が連続する場合において、ピック数が同じで保管部が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を前記同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示間に割り込ませる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のピッキングシステム。
  4. 制御手段は、同一保管部でピック指示ソート処理を実施した後、同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示が連続する場合において、保管部が異なる他のピック指示があるときに、この他のピック指示を前記同一保管部でかつ同一ピック数のピック指示間に割り込ませる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のピッキングシステム。
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