JP6146897B2 - シート材の裁断装置 - Google Patents

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本発明は、積層されたシート材を所望の形状に裁断するシート材の裁断装置に関する。さらに詳しくは、積層されたシート材を裁断する際の裁断刃の上昇量を制御することによって裁断を効率良く行うようにしたシート材の裁断装置に関する。
従来より、シート材を裁断テーブル上に積層して吸引保持し、裁断テーブル上を水平動自在に配した裁断ヘッド(カッターヘッドに相当)を予め設計されたパターンに従って移動させながら、裁断ヘッドに設けられた裁断刃を上下に往復動させて前記シート材を所望の形状に裁断するシート材の裁断装置が知られている(例えば特許文献1)。
この特許文献1のシート材の裁断装置においては、裁断刃の往復動作の際に前記シート材が持ち上がらないように裁断刃の周囲にシート押え(押圧盤に相当)が設けられ、このシート押えは、シート材の表面を押圧するようにスプリングで下方向に向けて付勢されている。
また、特許文献1のシート材の裁断装置における裁断刃の往復機構は、裁断刃に1つのクランク機構を設け、このクランク機構を回転させることによって裁断刃に上下方向の往復動を与えるようになっている。
上記の特許文献1のシート材の裁断装置においては、シート材を裁断する際に裁断ヘッドに設けられた裁断刃の昇降機構によって、裁断刃を裁断テーブル上の剛毛内に至るまでの予め定まった量だけ下降させてシート材に貫通させ、この状態で裁断刃を上下に往復動させてシート材を裁断するようになっている。
また、上記のシート押えは、裁断刃の昇降手段と同一のフレームに搭載されているので裁断刃の下降と共にシート押えも下降し、シート押えがシート材と当接することで上記のスプリングによってシート材の表面を押圧し、裁断ヘッドの移動と共にシート材の表面上を追従しながら移動するようになっている。
ところで、上記特許文献1のシート材の裁断装置においては、所定の裁断パターンの1つを裁断した後、次の裁断パターンへ移動する際には、予め定められた量だけ裁断刃を上昇させて裁断刃をシート材から引き抜いており、この量は、安全を見てシート材から裁断刃が完全に抜け切るように多めに設定されている。
従って、1パターンの裁断後に次のパターンに移動する際には裁断刃の必要以上の上昇動作が行われるため、複数のパターンを裁断する程、裁断刃の上昇に伴う移動時間が累積され裁断効率が低下する問題があった。
そこで、シート材の厚みをシート押え(フットプレッサに相当)に内蔵されたロータリーエンコーダで予め求めて設定し、裁断パターン間の裁断ヘッドの移動の際にシート材の厚みからその表面位置を基準にして裁断刃の上昇量を制御することで、その上昇量を最小限にするようにしたシート材の裁断装置が知られている(例えば特許文献2)。
特公平4−33595号公報 特許第3786975号
ところで、上記特許文献2のシート材の裁断装置においては、裁断刃の往復機構が内蔵されたヘッドブロックと裁断刃をシート材に貫通させるための裁断刃下降用シリンダとを摺動板に固定されたR軸本体上に設け、さらに、シート押えが前記R軸本体にバネを介して下垂させて設けられている。
また、R軸本体下方に向けてシート押えを下方に付勢する付勢シリンダが設けられている。そして、R軸本体の下降に伴って前記シート押えがシート材表面に当接し、さらなるR軸本体の下降により前記付勢シリンダに抗してシート押えが上昇する。そして、この時のシート押えの上昇量を読み取るロータリーエンコーダが付勢シリンダに沿ってR軸本体に設けられている。
また、前記の摺動板を所定量昇降動させることにより、前記裁断刃及びシート押えを一体に昇降動させるステッピングモータからなるZ軸リフトモータが設けられている。
そして、上記特許文献2のシート材の裁断装置の起動に際して、まず、前記Z軸リフトモータを所定のストローク分駆動させて、前記裁断刃及びシート押えを一体に下降させて、前記シート押えがシート材表面を押圧した際の上昇量をロータリーエンコーダで読み取る。続いて、その読み取り値を基にシート材表面を基準として非裁断位置で裁断刃の刃先がシート材の表面から予め定める間隔を有するように前記装置に裁断刃の昇降量が予め入力設定される。
しかし、上記特許文献2の装置においては、上記のようにまず、ロータリーエンコーダを使用して、シート材の表面位置を求め、Z軸リフトモータでの裁断刃の昇降量を定めなければ、基準位置が決まらないのでシート材の裁断を即座に開始することができない問題がある。特に部位毎に厚みのばらつきがあるシート材では、再度、シート材の厚みの測定が必要になったり、凹凸の激しいシート材ではシート押えの高さ位置が逐次変化し、予め設定したシート材表面位置と差が生じるため、裁断刃とシート材表面との距離にばらつきが生じたりする問題があった。このように裁断刃とシート材表面との距離にばらつきが生じると、裁断刃の上昇量が少ない場合にシート材と裁断刃が接触する問題がある。また、裁断刃の上昇量が多い場合に裁断パターン間の移動に時間を要する問題がある。
これは、シート押えを利用してシート材の表面位置を特定してから摺動板の下降量を決定するようにしていることによる。すなわち、シート押えの付勢手段と裁断刃が同一の摺動板に固定されて一体に移動させるように構成されており、この摺動板を昇降させる基準位置(シート材表面位置)をまず決定しないと、摺動板を昇降させることができないからである。
従って、摺動板の昇降手段(裁断ヘッド全体の昇降手段)以外に別途、裁断刃をシート材に貫通させる裁断刃下降用シリンダが必要になるなどコストが高く付く問題があった。また、摺動板の昇降手段として精密なステッピングモータが必要となったり、シート押えの上昇量を測定するためのロータリーエンコーダが必要となるなど、装置が複雑になり、制御も複雑化する問題や全体としてのコストも高く付く問題があった。
そこで、本発明の目的は、装置を簡素化するとともに、シート材表面の凹凸に左右されずに絶えず裁断刃の上昇量をシート表面から所定量の距離を保って、裁断ヘッドを移動させることで裁断効率を向上させることにある。
そこで請求項1の発明は、剛毛が敷設された裁断テーブル面上にシート材を吸引保持しておき、前記裁断テーブル面上を移動自在となる裁断ヘッドで前記シート材を所望の形状に裁断するシート材の裁断装置において、
前記裁断ヘッドは、
X方向に移動自在となるYビームに沿って移動自在に設けた裁断ヘッド固定枠と、
シート材の浮き上がりを防止するシート押えを有するシート押え機構と、
前記裁断ヘッド固定枠に昇降自在に設けた昇降枠と、
前記昇降枠に設けられ裁断刃を上下に往復動させる裁断刃往復動機構と、
前記昇降枠を最上昇端の第1位置と前記裁断刃が前記シート材を貫通して剛毛内に挿入状態となる最下降端の第2位置との間を昇降させる裁断刃昇降手段と、
被検出部及び前記被検出部と近接することで前記被検出部を検出する検出手段と、を備え、
前記シート押え機構は、
裁断するシート材を押圧するシート押えと、
前記昇降枠とは分離して前記ヘッド固定枠に設けられると共に前記シート押えの底面がシート材表面から離間した上昇端とシート材表面に接する下降端との間で昇降させるシート押え昇降手段と、を備え、
前記被検出部及び前記検出手段は、一方が前記シート押えと一体に昇降するようにシート押え機構に設けられ、他方が前記昇降枠に一体に昇降するように設けられ、
前記検出手段及び被検出部は、前記第1位置と第2位置との間で裁断刃の刃先がシート押えの底面と所定の間隔を開けて位置する第3位置を検出するように配置され、
前記昇降枠が第3位置まで上昇した際に、前記被検出部が検出手段によって検出されることで昇降枠の上昇を停止させて前記裁断ヘッドの裁断パターン間の移動を可能にせしめるようにした構成を採用するシート材の裁断装置である。
また、請求項2の発明において、前記シート押えは、
下降時にシート材の表面にその底面が接離する押圧皿と、
前記押圧皿に立設された支柱と、
前記支柱の上端部を保持する支持円板と、を備え
前記昇降枠に、裁断刃及びシート押えのZ軸回りの回動と前記裁断刃の上下の往復動及びシート押えのZ軸方向に沿った昇降動を許容する回動部材を前記支持円板と押圧皿との間に位置するように軸支し、
前記支持円板は、その下面に前記回動部材に接離可能なストッパが設けられ
前記昇降枠が昇降動する際に前記ストッパが、前記回動部材と接している間は、昇降枠と一体に前記シート押えが昇降し、前記押圧皿がシート材の表面と当接した後、前記昇降枠が下降する際には、前記ストッパと回動部材の上面とが離間して昇降枠のみが下降するようにした構成を採用した請求項1に記載のシート材の裁断装置である。
また、請求項3の発明は、剛毛で形成された裁断テーブルの表面に吸引保持されたシート材を、予め設計された裁断パターンに従って裁断ヘッドを移動させながら所望の形状に裁断するシート材の裁断方法において、
前記裁断ヘッドは、前記シート材の浮き上がりを防止するシート押えを有するシート押え機構と、前記シート材を裁断する裁断刃が設けられた昇降枠と、前記昇降枠を最上昇端の第1位置と前記裁断刃が前記シート材を貫通して剛毛内に挿入状態となる最下降端の第2位置との間を昇降させる裁断刃昇降手段とを備え、
前記シート押え機構は、前記シート押えの底面が前記シート材表面から離間した上昇端と前記シート材表面に接する下降端との間で昇降させるシート押え昇降手段を備え、
前記シート押えの底面が前記シート材の表面に接触するまで前記シート押えを下降させると共に、前記裁断刃を前記第2位置まで下降させて、前記シート材を裁断することで1の裁断パターンの裁断が終了した後、
前記裁断刃を上昇させ、前記第1位置と前記第2位置との間で前記裁断刃の刃先が前記シート押えの底面と所定の間隔を開けて位置する第3位置で前記裁断刃の上昇を停止して、前記裁断ヘッドを次の裁断パターンへ移動させるようにした構成を採用したシート材の裁断方法である。
また、請求項4の発明において、前記裁断刃は、
前記シート押えの底面が前記シート材の表面と接触するまでは、前記シート押えと共に昇降し、
前記シート押えの底面が前記シート材の表面と接触した後は、単独で昇降する構成を採用した請求項3記載のシート材の裁断方法である。
請求項1の発明によれば、シート押えの底面と裁断刃の刃先とが所定量開いた状態にある第3位置を検出するように、シート押えと一体に昇降動する被検出部位と、裁断刃と共に昇降動する検出手段とを設けて、前記昇降枠の上昇に伴う裁断刃の上昇時に、前記検出手段が前記被検出部位を検出することで、第3位置の状態にあると判断して昇降枠の上昇を停止させて裁断ヘッドの裁断パターン間の移動を可能にしたので、必要以上に裁断刃を上昇させる必要がなくなり、裁断効率が向上する。即ち、シート押えの底面位置を基準とし、裁断刃の刃先が所定の間隔が開いた第3位置の状態を検出手段によって自動的に認識できる。
また、前記発明によれば、裁断刃の昇降手段とシート押えの昇降手段が分離して設けられているので、予めシート材の表面位置を求めることなく(基準位置を設定することなく)、昇降枠と一体に昇降する裁断刃が上下動する最上昇端の第1位置とシート材を貫通して剛毛内に挿入状態となる最下降端の第2位置との間の決まったストロークの下降量を裁断刃の昇降量として設定しておくだけでその後の裁断刃の上昇量をシート押えの底面から所定間隔を開けた位置に制限できるので、裁断効率が飛躍的に向上する。
また、前記発明によれば、裁断刃の昇降手段とシート押えの昇降手段が分離して設けられているので、裁断刃の昇降手段を2種類設けることなく、1つの裁断刃を昇降させる昇降手段を設けるだけで裁断刃の高さ位置を制御できるのでコストが低減できる。さらに、シリンダのストロークのみで構成できるので装置の制御が複雑化せず、コストも低減できる。また、ロータリーエンコーダを用いることなく、シート押えと裁断刃の相対的な位置関係を判断するだけで良いのでコストを低減できる。
また、請求項2の発明によれば、シート押えの底面と裁断刃との間隔が一定以上にならないようにストッパを設ければ、シート押えの昇降手段と裁断刃の昇降手段が分離して設けられていても、ストッパが作用している間は、シート押えの昇降と裁断刃の昇降を一体に行うことができ、ストッパが離間している際は、裁断刃のみの下降が行えるのでシート押えと裁断刃の昇降制御が簡素に行える。
また、ストッパの長さを調整するだけで、例えば、裁断刃を研磨するための第1位置と裁断パターン間の移動を行う第3位置を容易に分離して設けることができる。
本発明のシート材裁断装置の全体を表す一部切欠き斜視図である。 本発明のシート材裁断装置の裁断ヘッドの一部切欠き正面図である。 本発明のシート材裁断装置の裁断ヘッドの右側面図である。 図3のA−A方向矢視断面図である。 図2のB−B方向矢視断面図である。 (a)及び(b)は図3を簡略化した裁断ヘッドの動作を表す説明図である。 (c)及び(d)は図3を簡略化した裁断ヘッドの動作を表す説明図である。 (e)は本発明のシート材裁断装置の裁断ヘッドの動作を表す説明図である。
以下、本発明のシート材裁断装置の一実施形態について図1乃至図5に基づいて説明する。
図1は、本発明のシート材裁断装置の全体を表す一部切欠き斜視図である。図示のようにシート材裁断装置1は、吸引ボックスとなる裁断機本体80の上面に剛毛3で形成された裁断テーブル2が設けられている。この裁断テーブル2上に織物生地や不織布、革、炭素繊維材等のシート材7を積層載置すると共にその表面に必要に応じて気密性を保つビニールシート8を被せて、前記裁断テーブル2の表面に前記シート材7を吸引保持するようになっている。
また、この裁断テーブル2の上部にはX方向(長手方向)と垂直にYビーム4が懸架され、X方向に移動自在となっている。このYビーム4上に裁断ヘッド10が設けられ、該裁断ヘッド10は、前記Yビーム4に敷設されたレール5、6に沿って移動自在となっている。
前記裁断ヘッド10には昇降動と往復動によって前記シート材7を予め設計された所望の形状に裁断する裁断刃11が設けられ、その周囲にはシート材7が浮き上がらないようにシート材7を裁断テーブル2の表面に押圧する押圧皿20を備えるシート押え12が設けられている。
図2は、前記裁断ヘッド10の一部を切り欠いた正面図であり、図3は、図2の一部切欠き右側面図を、図4は図3のA−A方向から見た矢視断面図、図5は図のB−B方向から見た矢視断面図である。
図2乃至図4のように、裁断ヘッド10には、Yビーム4に沿って敷設されたレール5、6に夫々嵌合したスライダ37、38を介して摺動可能に設けられたヘッド固定枠9が設けられている。前記ヘッド固定枠9は、前記Yビーム4上を適宜の駆動源(図示しない)によるYビームに沿った移動と、前記Yビーム4に設けられた適宜の駆動源(図示しない)によるX方向への移動とにより、裁断テーブル2上を水平動自在になっている。
上記ヘッド固定枠9には、裁断刃11及びその昇降手段としての昇降シリンダ14と、裁断刃11を往復動させる裁断刃往復動機構40と、裁断刃11を所定方向に回動させる裁断刃回動機構79と、シート材7の表面に接することで該シート材7の浮き上がりを防止するシート押え12及びその昇降手段としてのシリンダ28とを含むシート押え機構81が設けられている。
上記ヘッド固定枠9は、Yビーム4に沿った立設部9aとこの立設部9aから後方に垂直に分岐した後方延設部9bとからなり、この立設部9aに沿ってガイド軸17が2本立設されている。また、図2のように前記ヘッド固定枠9の右側には裁断刃11の昇降手段となる昇降シリンダ14が上方に向けて動作可能なように立設されている。
また、図3及び図4のように上記ヘッド固定枠9の立設部9aと平行に昇降枠13が設けられ、この昇降枠13の背面に設けられた2個のスライドガイド18が前記ガイド軸17に摺動自在に挿通されることにより、前記昇降枠13は、ガイド軸17に沿ったZ軸方向に昇降自在になっている。前記昇降枠13の右側面の略中央には固定枠16が設けられ、この固定枠16と前記昇降シリンダ14のシリンダ軸15の先端が接続されることで、前記昇降シリンダ14により昇降枠13が、最上昇端である第1位置と、裁断刃11を下降させてシート材7を貫通させ剛毛3内に挿入した状態となる第2位置との間を昇降駆動されるようになっている。なお、後述するが、昇降シリンダ14にはストッパが内蔵され、適宜なストロークで停止させることが可能なシリンダを用いることが好ましい。
前記裁断刃往復動機構40は、昇降枠13と平行に設けられた支持板41上に設けられ、この支持板41は昇降枠13の上端側面に前方に向かって延設された突出部13aに固定されており、昇降枠13と一体に昇降動するようになっている。
図5のように前記支持板41の前面側の中央下端寄りに駆動プーリ46が設けられ、この駆動プーリ46の回転軸45は、支持板41に軸支され、回転軸45の後端が、カップリング44を介して設けられたモータ43に接続されることにより回転自在になっている。また、前記モータ43は、昇降枠13の背面に固定され、この昇降枠13と共に昇降動するようになっており、このモータ43がヘッド固定枠9と干渉しないようにヘッド固定枠9には、開口部9がモータ43と対応する位置に設けられている。
また、図2のように前記支持板41上には駆動プーリ46の両側に2個の従動プーリ48a、48bが設けられ、さらに従動プーリ48a、48bの夫々上方にはアイドルプーリ47a、47bが設けられている。また、前記駆動プーリ46、従動プーリ48a、48b及びアイドルプーリ47a、47bには、タイミングベルト50が張設されている。前記タイミングベルト50は、前記駆動プーリ46と従動プーリ48a、48bとが互いに相反して回転するように張られている。
上記により、モータ43を一方向に駆動して駆動プーリ46を回転させることで駆動プーリ46と従動プーリ48a、48bが互いに相反して回転するようになっている。
上記駆動プーリ46の前面には半円形状のウエイト46aが固定されている。また、同様に従動プーリ48a、48bの前面には、夫々半円形状のウエイト49a、49bがプーリ48a及び48bと共に回転するように固定され、前記ウエイト46a、49a、49bは、回転した際に重心がそれぞれ左右方向の慣性力を打ち消すように配置されている。
前記駆動プーリ46の前面には駆動軸45の偏心位置に偏心軸51が軸止されている。この偏心軸51には、コンロッド52がベアリング53を介して軸支され、このコンロッド52にリンク棒54が下方に向けて接続されている。前記リンク棒54は、下端部がジョイント55に軸支され、このジョイント55の下端にツイストロッド63が接続されている。また、前記支持板41の従動プーリ48bの下方には支点軸57が軸止されており、この支点軸57にガイドレバー56の一端が軸支されている。前記ガイドレバー56は、横方向に延設され、その他端側は、前記ジョイント55に軸支されている。
従って、前記駆動プーリ46が駆動回転されることで、前記偏心軸51が前記駆動プーリ46に対して偏心回転する。前記偏心軸51の偏心回転により、この偏心軸51に軸支されたコンロッド52が偏心回転を上下運動に変換する。また、このコンロッド52の上下動は、前記リンク棒54及びジョイント55を介してツイストロッド63に伝達される。なお、このツイストロッド63は、裁断刃往復動機構40から駆動力が伝達される上下方向の軸芯と裁断刃11の上下駆動方向の軸芯を一致させて、裁断刃11の上下方向駆動時の芯振れによる振動を軽減させるようになっている。
また、前記ツイストロッド63の下端にはスイベル機構69が設けられ、このスイベル機構69の下端に裁断刃11がネジ等で交換可能に固定されている。前記スイベル機構69は、後述する回動部材66に嵌着され、裁断刃11の回動を許容すると共に上下の往復動を裁断刃11に伝達するようになっている。また、前記スイベル機構69は、回動部材66が回動することをツイストロッド63に伝わらないようにしている。
前記裁断刃回動機構79は、円形穴が設けられてドーナツ形状を成す支持枠65と、前記円形穴に軸支された回動部材66と、前記回動部材66を駆動させるモータ71とから構成される。
図3及び図4のように前記支持枠65は、昇降枠13の下端に前方に突出するように固定され、前述のように縦方向に貫通した円形穴が設けられてドーナツ形状を成しており、この円形穴にベアリング67が嵌合されている。
前記回動部材66は、円柱状に形成されると共に支持枠65の円形穴に嵌入され、前記ベアリング67を介して支持枠65に軸支されている。また、前記回動部材66の上端は後述するストッパ25と当接するように上方に突出している。
また、前記回動部材66の支持枠65から上方に突出した外周部分には歯車70が設けられ、この歯車70と係合するように歯車73が設けられている。
また、前記モータ71は、昇降枠13から前方に突出して設けられたモータ固定板72上に固定され、そのモータ軸下端に上記歯車73が接続されている。前記モータ71を駆動して前記歯車73を回動させることで回動部材66が前記歯車70を介して回動するようになっている。従って、前記回動部材66を回動させることで、予め設計されたパターンに従って裁断刃11がZ軸を中心に回動するようになっている。
前記シート押え機構81は、シート押え12と、このシート押え12の昇降手段としてのシリンダ28とから構成されている。前記シート押え12は、シート材7上に被せられたビニールシート8にその底面が接してシート材7の浮き上がりを防止する押圧皿20と、前記押圧皿20に立設された2本の支柱21と、前記支柱の上端部に固定された支持円板22とから構成されている。
前記押圧皿20は中央付近に裁断刃11が挿通される開口(図示しない)が設けられ、また、押圧皿20の上部で裁断刃11の周囲には適宜の刃物ガイド(図示しない)が設けられて裁断刃11を支持するようになっている。
前記支柱21は、中間部分が前記回動部材66にスライドガイド68を介して上下方向に摺動可能に保持されている。また、前記スライドガイド68は、前記回動部材66の回動に伴って裁断刃11と一体に回動するようになっている。従って、シート押え12は、回動部材66の回動により、前記支柱21と一体に回動するようになっている。また、前記支柱21の上端部には、中央に開口を持つドーナツ形状の支持円板22が固定されており、この開口に上記ツイストロッド63が挿通されることで、シート押え12の昇降動とは独立して裁断刃11が昇降動と往復動するようになっている。
前記支持円板22の前方側には、この支持円板22を回動可能に挟持するよう上下方向にベアリングで構成される2つのローラ23、24が設けられている。また、前記両ローラ23、24を軸支するローラ支持板26が設けられ、このローラ支持板26に昇降部材27が固定されている。また、前記昇降部材27には、下向きに設けられたシリンダ28のシリンダ軸29が接続され、シリンダ28の伸縮により、ローラ23、24に挟持された支持円板22が昇降されるようになっており、前記シート押え12は、支持円板22の昇降に伴って昇降動するようになっている。また、シート押え12が回動した際は、前記ローラ23、24の回転により、支持円板22の回動が許容されるようになっている。
前記シリンダ28は、裁断ヘッド10の前端部に立設された固定板31に固定され、この固定板31は固定枠30を介してヘッド固定枠9に固定されており、このシリンダ28の伸縮によってシート押え12が、ヘッド固定枠9に対して昇降自在になっている。また、シリンダ28のストロークは、各種のシート材7の厚みに対応できるよう、少なくとも剛毛3の表面に達するようにしておく。なお、このシート押え12は、シート材7の材質によって、シート材7を押圧するようにするか、当接させるだけか、あるいは、シート材7から少し離間させるかによって、適宜ストロークを調整することができる。
また、支持円板22の下面には、鉛直方向にストッパ25が設けられ、このストッパ25の長さを調節することで支持円板22と所定距離開けてストッパ25が回動部材66の上面と接するようになっている。
このようにストッパ25を設けることで、シート押え12の押圧皿20と裁断刃11の刃先11aが所定距離を保つようになっている。また、裁断刃11の下降の際に、ストッパ25が回動部材66に当接して係合している間は、昇降シリンダ14と連動しながらシリンダ28の下方への付勢によってシート押え12が下降するようになっている。そして、押圧皿20の底部がシート材7の表面に当接した後は、回動部材66とストッパ25が離間して係合が解除され、前記回動部材66の下降と共に裁断刃11がシート押え12とは独立して下降するようになっている。
また、前記昇降枠13の上昇に伴う裁断刃11の上昇により裁断刃11がシート材7から抜けた後、ストッパ25が再び回動部材66の上面と当接する。そして、ストッパ25が回動部材66と当接した後は裁断刃11の上昇と共にシート押え12も上昇していくことになる。
前記昇降部材27の側面には検出板固定枠32が設けられ、その先端に被検出部位となる検出板33が設けられており、この検出板33と対向するように検出手段としてのセンサ34が設けられている。このセンサ34は、昇降枠13に設けられたセンサ固定枠35の先端に固定されている。即ち、このセンサ34は、昇降枠13と共に昇降動し、他方検出板33は、シート押え12と共に前記センサ34とは独立分離して昇降動するようになっている。
上記センサ34は、検出板33を検出することで裁断刃11とシート押え12との相対的な位置関係を検出するようになっている。前記センサ34は、検出板33を検出するように磁気等を利用した近接センサを好ましく使用できるが、これに限定されず、光学センサ等の各種センサを使用できる。
上記センサ34、裁断刃11の刃先11aがシート押え12の押圧皿20の底面から所定距離開いた状態で検出板33を検出するように設けられる。そして、このセンサ34が検出板33を検出した際に裁断刃11の上昇を停止させて、パターン間の裁断ヘッド10の移動を可能にせしめる制御を制御部(図示しない)で行なうようにすれば、裁断ヘッド10がパターン間を移動する際に必要以上のストロークで裁断刃11を上昇させる必要がなくなり、効率良い裁断が行えることになる。
本発明のシート材裁断装置1の構成は、上記の通りであり、次に裁断ヘッド10の動作について図6乃至図8に基づいて以下に説明する。
図6乃至図8は、理解が容易なように上記裁断ヘッド10を模式的に簡略化して描いている。
図6(a)は、昇降枠13が最上昇端(第1位置)にあり、シート押え12の押圧皿20の底面がシート材7表面から離間した上昇端にある状態を表す。即ち、裁断刃11の昇降手段である昇降シリンダ14は伸長状態にあり、シート押え12のシリンダ28は収縮状態にある。また、ストッパ25は、回動部材66の上面に当接し、昇降シリンダ14によりシリンダ28の下方向の付勢に抗してシリンダ28を圧縮状態にしている。また、センサ34は検出板33の上端付近を検出した状態となっており、裁断刃11は、少なくともシート材7を非裁断状態にあることを制御部(図示しない)で判断している。
図6(b)は、昇降シリンダ14を収縮させて裁断刃11を下降させていく状態を表す。この時、ストッパ25は、回動部材66の上面と当接しており、シリンダ28は、下方向に付勢されているので、支持円板22がローラ23、24に挟持されながら、昇降枠13と一体に下降していく。即ち、シート押え12が昇降枠13と共に下降していくことになる。
上記のようにシート押え12と昇降枠13が下降しながら、シート押え12の押圧皿20の底面がシート材7(便宜上、ビニールシート8は省略している)の表面に接触する。この時、裁断刃11は、シート押え12の押圧皿20の底面から離間した状態にあり、センサ34は検出板33の上端付近を検出した状態にある。
図7(c)は、さらに昇降枠13が下降して、シート材7を貫通し、剛毛3内に裁断刃11が挿入された状態(第2位置)を表す。この時、ストッパ25と回動部材66が離間し、シート押え12の押圧皿20の底面は、シート材7の表面に当接したまま、昇降枠13のみが昇降シリンダ14の収縮で下降していく。この時、裁断刃11が、前記昇降枠13と共に下降してシート押え12の押圧皿20の開口部(図示しない)を貫通することで、押圧皿20の底面よりも下方に位置するので、昇降枠13の下降と一体にセンサ34が下降する。また、検出板33はシート押え12がシート材7の表面で接触して停止した状態のため、センサ34では検出板33が検出されない。即ち、裁断中であると判断し、裁断ヘッド10のパターン間の移動が行なえない状態であると制御部で認識する。また、この状態で裁断刃往復動機構40を作用させて裁断刃11を上下に往復動させながら、所望の形状にシート材7の裁断を行う。
図7(d)は、パターンの裁断が終わり、次のパターンに移動するために昇降枠13を上昇させ、裁断刃11がシート材7から引き抜かれた状態を表す。この時、センサ34が未だ検出板33を検出していないので、昇降シリンダ14が伸長を続け、裁断刃11が上昇していく。また、ストッパ25も未だ回動部材66と離間した状態にあるので、シート押え12は、シリンダ28によってシート材7の表面に当接した下後端にあり、シート押え12は、上昇しない。
図8(e)は、1パターンの裁断が終了し、次のパターンに裁断ヘッド10を移動させる状態を表し、図7(d)の状態からセンサ34が検出板33を検出するまで、さらに昇降シリンダ14を伸長させて昇降枠13を上昇させる。センサ34が検出板33を検出した時、昇降シリンダ14に内蔵されたストッパ(図示しない)を作用させて昇降枠13の上昇を停止させる。昇降シリンダ14を最大伸長状態よりも手前で停止させるためである。
上記の状態で昇降枠13の上昇を停止させることで裁断刃11の上昇を停止させると、裁断刃11の刃先11aが、シート押え12の押圧皿20の底面から距離dだけ離れた状態(第3位置)となる。この状態で、センサ34が検出板33を検出しているので、少なくとも刃先11aがシート材7の内部には無いと判断し、裁断ヘッド10の次のパターンへの移動を許容するように制御部で制御を行う。
このように、シート押え12の押圧皿20と裁断刃11の相対的な位置関係が認識できるので、絶えず、シート押え12の押圧皿20の底面から裁断刃11の刃先11aが所定距離dだけ開いていることを認識できる。即ち、パターン間の移動の際に何らシート材7の厚みを測定することなく、また、予めシート材7の厚み情報を制御部に入力せずとも、シート押え12をシート材7の表面に追従させながら、パターン間の移動時には最小限の裁断刃11の上昇にできるので、効率的な裁断が行える。
なお、上記シート押え12の押圧皿20の底面と刃先11aの間隔の距離dは、センサ34と検出板33との相対的な位置を調整することで適宜設定できる。例えば、距離dをゼロに設定すれば最小の裁断刃11の上昇量となり、図7(d)の状態が第3位置となる。また、シリンダ28のストロークを調節することで、シート押え12の押圧皿20をシート材7に押圧するようにしたり、シート材7の表面から離間した状態にすることもでき、これは、シート材7の材質等で適宜選定することができる。
本発明のシート材裁断装置は、以上の構成であるが、発明の範囲内で適宜変更できる。
例えば、裁断刃11の昇降手段にシリンダを用いたが、パルスモータ等で適宜位置で停止させるようにしても良く、シート押え12の付勢手段にシリンダを用いているが、一定力で付勢できるものであればバネ等の弾性部材であっても良い。
また、検出板33を使用せずとも、シート押え12と裁断刃11の相対的な位置を検出できるものであれば各種のものが使用できる。また、検出板33を昇降枠13に設け、センサ34をシート押え12と共に昇降動するようにシート押え機構に設けて構成しても良い。また、本実施形態においてはシート押え12の上端付近を検出するようにしているが、シート押え12の押圧皿20の底面と裁断刃11の刃先11aが所定距離開いていることを検出できるものであれば、相当する位置にセンサ34を設けることができる。
また、ストッパ25のストロークは、裁断刃11とシート押え12の間隔を規制して、例えば、裁断刃11を自動研磨する場合のようにシート押え12から所定距離裁断刃11の間隔を開けたい場合に調整すれば良い。
1 シート材裁断装置
2 裁断テーブル
3 剛毛
4 Yビーム
5 レール
6 レール
7 シート材
8 ビニールシート
9 ヘッド固定枠
9a 立設部
9b 後方延設部
9c 開口部
10 裁断ヘッド
11 裁断刃
11a 刃先
12 シート押え
13 昇降枠
13a 突出部
14 昇降シリンダ
15 シリンダ軸
16 固定枠
17 ガイド軸
18 スライドガイド
19 側板
20 押圧皿
21 支柱
22 支持円板
23 ローラ
24 ローラ
25 ストッパ
26 ローラ支持板
27 昇降部材
28 シリンダ
29 シリンダ軸
30 固定枠
31 固定板
32 検出板固定枠
33 検出板
34 センサ
35 センサ固定枠
36 カバー
37 スライドガイド
38 スライドガイド
40 裁断刃往復動機構
41 支持板
42 固定枠
43 モータ
44 カップリング
45 駆動軸
46 駆動プーリ
46a ウエイト
47a アイドルプーリ
47b アイドルプーリ
48a 従動プーリ
48b 従動プーリ
49a ウエイト
49b ウエイト
50 タイミングベルト
51 偏心
52 コンロッド
53 ベアリング
54 リンク棒
62 スライドガイド
63 ツイストロッド
65 支持枠
66 回動部材
67 ベアリング
68 スライドガイド
69 スイベル機構
70 歯車
71 モータ
72 モータ固定板
73 歯車
79 裁断刃回動機構
80 裁断機本体
81 シート押え機構

Claims (4)

  1. 剛毛が敷設された裁断テーブル面上にシート材を吸引保持しておき、前記裁断テーブル面上を移動自在となる裁断ヘッドで前記シート材を所望の形状に裁断するシート材の裁断装置において、
    前記裁断ヘッドは、
    X方向に移動自在となるYビームに沿って移動自在に設けた裁断ヘッド固定枠と、
    シート材の浮き上がりを防止するシート押えを有するシート押え機構と、
    前記裁断ヘッド固定枠に昇降自在に設けた昇降枠と、
    前記昇降枠に設けられ裁断刃を上下に往復動させる裁断刃往復動機構と、
    前記昇降枠を最上昇端の第1位置と前記裁断刃が前記シート材を貫通して剛毛内に挿入状態となる最下降端の第2位置との間を昇降させる裁断刃昇降手段と、
    被検出部及び前記被検出部と近接することで前記被検出部を検出する検出手段と、を備え、
    前記シート押え機構は、
    裁断するシート材を押圧するシート押えと、
    前記昇降枠とは分離して前記ヘッド固定枠に設けられると共に前記シート押えの底面がシート材表面から離間した上昇端とシート材表面に接する下降端との間で昇降させるシート押え昇降手段と、を備え、
    前記被検出部及び前記検出手段は、一方が前記シート押えと一体に昇降するようにシート押え機構に設けられ、他方が前記昇降枠に一体に昇降するように設けられ、
    前記検出手段及び被検出部は、前記第1位置と第2位置との間で裁断刃の刃先がシート押えの底面と所定の間隔を開けて位置する第3位置を検出するように配置され、
    前記昇降枠が第3位置まで上昇した際に、前記被検出部が検出手段によって検出されることで昇降枠の上昇を停止させて前記裁断ヘッドの裁断パターン間の移動を可能にせしめるようにしたことを特徴とするシート材の裁断装置。
  2. 前記シート押えは、
    下降時にシート材の表面にその底面が接離する押圧皿と、
    前記押圧皿に立設された支柱と、
    前記支柱の上端部を保持する支持円板と、を備え
    前記昇降枠に、裁断刃及びシート押えのZ軸回りの回動と前記裁断刃の上下の往復動及びシート押えのZ軸方向に沿った昇降動を許容する回動部材を前記支持円板と押圧皿との間に位置するように軸支し、
    前記支持円板は、その下面に前記回動部材に接離可能なストッパが設けられ
    前記昇降枠が昇降動する際に前記ストッパが、前記回動部材と接している間は、昇降枠と一体に前記シート押えが昇降し、前記押圧皿がシート材の表面と当接した後、前記昇降枠が下降する際には、前記ストッパと回動部材の上面とが離間して昇降枠のみが下降するようにしたことを特徴とする請求項1記載のシート材の裁断装置。
  3. 剛毛で形成された裁断テーブルの表面に吸引保持されたシート材を、予め設計された裁断パターンに従って裁断ヘッドを移動させながら所望の形状に裁断するシート材の裁断方法において、
    前記裁断ヘッドは、前記シート材の浮き上がりを防止するシート押えを有するシート押え機構と、前記シート材を裁断する裁断刃が設けられた昇降枠と、前記昇降枠を最上昇端の第1位置と前記裁断刃が前記シート材を貫通して剛毛内に挿入状態となる最下降端の第2位置との間を昇降させる裁断刃昇降手段とを備え、
    前記シート押え機構は、前記シート押えの底面が前記シート材表面から離間した上昇端と前記シート材表面に接する下降端との間で昇降させるシート押え昇降手段を備え、
    前記シート押えの底面が前記シート材の表面に接触するまで前記シート押えを下降させると共に、前記裁断刃を前記第2位置まで下降させて、前記シート材を裁断することで1の裁断パターンの裁断が終了した後、
    前記裁断刃を上昇させ、前記第1位置と前記第2位置との間で前記裁断刃の刃先が前記シート押えの底面と所定の間隔を開けて位置する第3位置で前記裁断刃の上昇を停止して、前記裁断ヘッドを次の裁断パターンへ移動させることを特徴とするシート材の裁断方法。
  4. 前記裁断刃は、
    前記シート押えの底面が前記シート材の表面と接触するまでは、前記シート押えと共に昇降し、
    前記シート押えの底面が前記シート材の表面と接触した後は、単独で昇降することを特徴とする請求項3記載のシート材の裁断方法。
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