JP6146079B2 - 画像処理装置および画像処理装置のドット抜け検出方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置のドット抜け検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェットヘッドを備えた画像処理装置および画像処理装置のドット抜け検出方法に関するものである。
従来、画像処理装置として、各種記録媒体にインクを吐出して印字を行うインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターでは、インクの固着やプリンター自体に衝撃が加わることによってノズルに目詰まりが生じ、インクが適正に吐出されない場合がある。このような場合、記録媒体上にインクが着弾せず、印字された画像(文字やグラフィック)に白スジなどが生じる、いわゆる「ドット抜け」が発生し、画質が劣化するおそれがある。そこで、インクジェットプリンターにより画像を印字する際に、インクジェットヘッド群(ヘッドの各ノズル)からインクが正常に吐出できるか否かの検査(以下、「ドット抜け検査」ともいう)を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ドット抜け検査として、インクジェットヘッド群により記録媒体にテストパターンを印字し、そのテストパターンをラインCCDで読み取り、読み取ったテストパターンと予めメモリに格納した検査用データとの間でマッチング処理を行うことで、各インクジェットヘッド列の各ノズルに吐出不良があるか否かの検査を行っている。
特開2006−35727号公報
ところで、上記のようにテストパターンを用いてノズル単位でドット抜け検査を行うことで、インクの吐出不良などによるドット抜けを防止し、印字品質を向上させることができる。しかしながら、印刷物によっては、文字が判読できる程度であれば多少のドット抜けが発生しても問題なく(印字不良とみなす必要がなく)、例えば、文字が判読できない程の大量のドット抜けが発生した場合(連続してドット抜けが発生した場合)のみを印字不良として検出したい場合がある。このような場合、上記特許文献1のように各インクジェットヘッド列のノズル単位でドット抜けの検査を行うことは、かえって効率が悪いという問題がある。
また、テストパターンによる検査は、印字処理の開始前などの定期的なタイミングで行われるため、例えば、連続的に印字処理を行っている途中でドット抜けが発生した場合は、ユーザーが実際に印字された印刷物を目視で確認するまではドット抜けが発生していること(吐出不良が発生していること)に気づくことは困難である。このため、印字処理が開始された後でドット抜けに気付いた時に、既に大量の印刷が行われている場合には、再度印字処理をやり直す必要があり、多くの時間や費用が掛かってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、大量のドット抜けを簡易に、且つ効率的に検出することが可能な画像処理装置および画像処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、印字データに基づく印字データ画像を取得する印字データ画像取得部と、複数のノズルが列設したノズル列を有するインクジェットヘッドにより、記録媒体に対して印字データに基づく印字処理を行う印字部と、印字部により印字された記録媒体を読み取る読取部と、読取部で読み取った記録媒体の画像を示す読取画像から、印字領域を切出画像として切り出す印字領域切出部と、印字データ画像および切出画像のそれぞれにおいて、インクジェットヘッドのノズル列方向に所定幅を有する矩形領域ごとに文字画素数を算出する文字画素数算出部と、各矩形領域に含まれる、印字データ画像の文字画素数に対する切出画像の文字画素数の比率を算出する比率算出部と、算出した文字画素数の比率が予め設定した所定の閾値以下の場合、矩形領域内にドット抜けが発生したと判定するドット抜け判定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像処理装置のドット抜け検出方法は、複数のノズルが列設したノズル列を有するインクジェットヘッドにより、記録媒体に対して印字データに基づく印字処理を行う印字部と、印字部により印字された記録媒体を読み取る読取部と、を備える画像処理装置のドット抜け検出方法であって、印字データに基づく印字データ画像を取得するステップと、読取部で読み取った記録媒体の画像を示す読取画像から、印字領域を切出画像として切り出すステップと、印字データ画像および切出画像のそれぞれにおいて、インクジェットヘッドのノズル列方向に所定幅を有する矩形領域ごとに文字画素数を算出するステップと、各矩形領域に含まれる、印字データ画像の文字画素数に対する切出画像の文字画素数の比率を算出するステップと、算出した文字画素数の比率が予め設定した所定の閾値以下の場合、矩形領域内にドット抜けが発生したと判定するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の構成によれば、2つの画像(印字データ画像および切出画像)のそれぞれにおいて、インクジェットヘッドのノズル列方向に所定幅を有する矩形領域ごとに文字画素数(黒画素数)を算出して比較することでドット抜け検出を行う。すなわち、ある程度広い領域毎に画像の文字画素数を算出・比較してドット抜けを検出することにより、印字した文字が判読できない程の大量のドット抜けが発生しているか否か(連続してドット抜けが発生しているか否か)を検出することができる。これにより、従来のようにインクジェットヘッドのノズル単位でドット抜けの検出を行う方法に比して、簡易に、且つ効率良く大量のドット抜けが発生したことを検出することができる。
また、テストパターンを用いず、印字データに基づく画像(印字データ画像)と、印字データに基づいて実際に記録媒体に印字した画像の読み取り結果(読取画像)と、に基づいてドット抜けの有無を検出するため(すなわち、実際の印字処理で使用するデータや、その成果物を用いてドット抜けの有無を検出するため)、例えば、連続的に印字処理を行っている途中でドット抜けが発生した場合であっても、これを検出できる。
なお、本明細書において「印字」という言葉は、文字やグラフィック(図形)を印刷(記録)することを意味する。また、印字データ画像とは、印字データを印字バッファに展開した画像(ビットマップ画像)を意味する。
本発明の画像処理装置において、矩形領域の所定幅は、少なくとも印字可能な最少フォントのフォントサイズに基づいて設定されることが好ましい。
本発明の構成によれば、最少フォントで印字が行われた場合であっても、文字画素数を算出するための矩形領域にフォント全体(フォントのほぼ全体)が存在することになるため、精度良く、大量のドット抜けが発生したか否かを検出できる。なお、フォントサイズとは、フォントの高さやフォントの幅を意味する。
本発明の画像処理装置において、矩形領域の所定幅は、最少フォントのフォントサイズに加え、印字データで指定された行間隔に基づいて設定されることが好ましい。
本発明の構成によれば、印字時の行間隔が広い場合(例えば、行間隔が最少フォントの高さよりも広い場合など)であっても、文字画素数を算出するための矩形領域にフォント全体(フォントのほぼ全体)が存在することになるため、さらに精度良く、大量のドット抜けが発生したか否かを検出できる。
本発明の画像処理装置において、記録媒体に対する印字データの印字領域を示す印字位置情報を取得する印字位置情報取得部を、さらに備え、印字領域切出部は、取得した印字位置情報に基づいて、読取画像から印字領域を切り出すことが好ましい。
本発明の構成によれば、読取画像における印字領域を正確に切り出すことができる。
本発明の画像処理装置において、インクジェットヘッドの印字解像度と、読取部の読取解像度とが異なる場合、印字解像度に基づいて生成される印字データ画像の解像度を読取部の解像度に変換する解像度変換部を、さらに備え、文字画素数算出部は、変換した解像度の印字データ画像の文字画素数を算出することが好ましい。
本発明の構成によれば、印字データ画像を切出画像(読取画像)の解像度に合わせることで(言い換えれば、印字データ画像と切出画像の解像度を一致させることで)、両画像の文字画素数の比較を正確に行うことができる。
本発明の画像処理装置において、ドット抜け判定部によりドット抜けが発生したと判定した場合、その旨を報知する報知部を備えたことが好ましい。
本発明の構成によれば、大量のドット抜けが発生したことを、ユーザーに報知できる。これにより、例えば、連続的に印字処理を行っている途中でドット抜けが発生した場合であっても、ユーザーは即座にドット抜けが発生したことを把握することができるため、印字作業のやり直しに係る時間や費用を大幅に削減することができる。
なお、報知方法としては、ビープ音や音声などで通知しても良いし、ランプ(例えば、LEDランプなど)の明滅により通知しても良い。また、ドット抜けが発生した旨を示す情報を印字した印刷物を出力して通知しても良い。あるいは、画像処理装置と接続されている情報処理装置(例えば、パーソナルコンピューターなど)の画面上にドット抜けが発生した旨を示す情報を表示しても良い。または、これらを組み合わせても良い。
本実施形態に係る複合処理装置の外観斜視図である。 複合処理装置の内部構造を示す図である。 インクジェットヘッドの構成を説明するための模式図である。 複合処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るドット抜け検出処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る特徴量抽出処理(図5のステップS08)を説明するフローチャートである。 図(a)は印字データ画像を説明する図であり、図(b)は読取画像を説明する図である。 図(a)は読取画像から印字領域を特定する手順を補足説明する図であり、図(b)は読取画像から切り出した切出画像を説明する図である。 特徴量抽出処理を補足説明するための図である。 印字データ画像および切出画像の特徴量を示すグラフである。 印字データ画像および切出画像の特徴量の比率を示すグラフである。 第2実施形態に係るドット抜け検出処理の概要を説明するための図である。 第2実施形態に係るドット抜け検出処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る印字位置特定処理(図13のステップS38)を説明するフローチャートである。 図(a)は印字データ画像の横方向のプロジェクションヒストグラムであり、図(b)はマージン付き切出画像の横方向のプロジェクションヒストグラムである。 印字データ画像およびマージン付き切出画像の横方向のプロジェクションヒストグラムにおける特徴量を示すグラフである。 図(a)は印字データ画像の縦方向のプロジェクションヒストグラムであり、図(b)はマージン付き切出画像の縦方向のプロジェクションヒストグラムである。 印字データ画像およびマージン付き切出画像の縦方向のプロジェクションヒストグラムにおける特徴量を示すグラフである。 図(a)はマージン付き切出画像から対象領域を切り出す手順を補足説明する図であり、図(b)はマージン付き切出画像から切り出した切出画像を説明する図である。 第3実施形態に係るドット抜け検出処理を説明するフローチャートである。 第3実施形態に係る印字位置特定処理(図20のステップS76)を説明するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置および画像処理装置のドット抜け検出方法について説明する。本実施形態では、画像処理装置として、印字機能と、印字処理済の記録媒体を読み取る読取機能と、を備えた複合処理装置を例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る複合処理装置1(画像処理装置)の外観斜視図である。複合処理装置1は、読取対象媒体であるシート状の小切手4(記録媒体)や帳票類に対し、この読取対象物に記録された磁気インク文字の読み取り、読取対象物の両面の光学的読み取り、および当該読取対象物への画像(文字やグラフィックなど)の印字を行う装置である。また、複合処理装置1は、クレジットカードなどのカード型の媒体に記録された磁気情報を読み取るリーダーとしての機能、および感熱ロール紙に画像を印字して切断することにより、画像が印字された所定の紙片を発行する機能を備えている。
本実施形態では、読取対象物として小切手4を処理する場合を例に挙げて説明する。小切手4は、図1に示すように、所定の模様や装飾が施されたシートに金額、振出人、通し番号、サインなど記録された帳票である。これら金額、振出人、通し番号、サインなどは表面4aに記録される。小切手4の表面4aには、小切手4の長辺方向に延びる磁気インク文字列4cが形成されている。磁気インク文字列4cは、磁気インクで印字された複数の磁気インク文字(MICR文字)が並んだものであり、磁気的または光学的に読み取ることができる。
小切手4の裏面4bには裏書き欄が設けられている。この裏書き欄には、後述するインクジェットヘッド10によって、裏書きに係る画像が印字される。小切手4の短辺方向および長辺方向のサイズは規格化されているものの、多様な規格が存在するため、実際には様々なサイズがある。複合処理装置1では、一般的な小切手4のサイズをほぼ包含し得る最大サイズを想定し、この最大サイズ内の小切手4であれば処理できる。
図1に示すように、複合処理装置1は、本体下部を覆う下部ケース11、および下部ケース11に被せられるカバー12から成る外装を有し、外装の内部に複合処理装置1の本体13(図2参照)が収容されている。複合処理装置1の前面には、小切手4を挿入する挿入口14が開口しており、挿入口14の奥には複数の小切手4を積層して収納できるストッカー15が設けられている。このストッカー15は、前面側に向かって引き出し自在に構成されており、ストッカー15に収納すべき小切手4のサイズに応じてストッカー15を引き出した上で、このストッカー15に小切手4を収納させることが可能である。
また、カバー12には、上面視で略U字形状に、小切手4の搬送路Wとなるスリット18が形成されている。スリット18は、上述したストッカー15に連通すると共に、複合処理装置1の前面に設けられたポケット19に連通している。ストッカー15に収納された小切手4は、1枚ずつ複合処理装置1の内部に取り込まれ、スリット18(搬送路W)を通る間に処理されて、処理後の小切手4はポケット19に排出される。ポケット19には、複数の小切手4を収納することができる。
ストッカー15の側方には、磁気カードリーダーユニット20が設けられている。磁気カードリーダーユニット20は、カバー12に形成されたカードスリット21と、このカードスリット21に対応して設けられたMCRヘッド22(図4参照)とを備え、カードスリット21を通るカード類に磁気的に記録された情報をMCRヘッド22によって読み取る。
図2は、複合処理装置1の外装内部に収容されている本体13の構成を示す平面図である。図2に示すように、ストッカー15の一側面にはホッパー25が設けられている。このホッパー25は、ホッパー駆動モーター26(図4参照)により、図中矢印方向に回動可能に構成されており、ストッカー15に貯留された小切手4を他方の側面側に付勢する。ストッカー15の他方の側面には、後述するASF(Automatically Sheet Feeder)モーター27(図4参照)により駆動されるピックアップローラー28が配置されており、ホッパー25がピックアップローラー28側に回動すると、この回動に応じてストッカー15内の小切手4のうち1枚がピックアップローラー28に付勢され、当該ローラー28に接触して、当該ローラー28の回転に応じて搬送路Wに引き込まれる。
ストッカー15の奥には、一対のローラーで構成されるASFローラー29が配置されている。ASFローラー29の2つのローラーは、搬送路Wの両側に配置され、一方はASFモーター27の動力により回転し、他方のローラーは従動ローラーである。ピックアップローラー28に接した小切手4は、ASFローラー29に挟まれて、スリット18内を下流側へ搬送される。ストッカー15の所定の位置には、ASF用紙検出器31(図4参照)が設けられている。ASF用紙検出器31は、例えば透過型光センサーで構成され、ストッカー15における小切手4の有無を検出する。また、ストッカー15において、ホッパー25の待機位置には、ホッパー位置検出器32(図4参照)が設けられている。ホッパー位置検出器32は、例えば透過型光センサーで構成され、ホッパー25が待機位置に位置しているか否かを検出する。
ASFローラー29の下流側には、小切手4の表面4aに接して磁気インク文字列4c(図1参照)を磁気的に読み取るMICR(Magnetic Ink Character Recognition)ヘッド35が配置されている。MICRヘッド35には、MICRローラー36が対向配置される。MICRローラー36は、MICRヘッド35側に付勢されており、小切手4をMICRヘッド35に押し付けながら回転して、小切手4をMICR文字の読み取りに適した定速で搬送する。MICRヘッド35の上流側には、ASFローラー29により繰り出された小切手4をMICRヘッド35に案内する、一対のローラーから成るアシストローラー37が配置されている。
また、搬送路W上においてアシストローラー37とMICRヘッド35との間には、用紙長検出器38が配置されている。用紙長検出器38は、例えば反射型光センサーで構成され、搬送路W上を通る小切手4の検出位置における有無を検出することにより、小切手4の先端および後端を検出する。この用紙長検出器38の検出値の変化に基づいて小切手4の長さが求められる。
搬送路W上でMICRヘッド35の下流側には、搬送路Wを挟んで対向する一対のローラーを有する第1搬送ローラー40が設けられ、さらに、この第1搬送ローラー40の下流側には第2搬送ローラー41が設けられている。これら第1搬送ローラー40および第2搬送ローラー41は、搬送モーター42(図4参照)によって回転駆動されるローラーであり、これらローラーによって小切手4はインクジェットプリンターユニット44(印字部)へ搬送される。
インクジェットプリンターユニット44は、インクジェットヘッド10を備えている。インクジェットヘッド10は、本体13の前部に収容されているインクカートリッジ45からインクの供給を受けて、小切手4にインクを吐出するインクジェット方式の印字ヘッドである。図3に示すように、このインクジェットヘッド10は、所謂ラインインクジェットヘッドであり、複数のノズルNが列設されたノズル列NLが、搬送路Wにおける小切手4の搬送方向YJ1に直交する方向(以下、「ノズル列方向YJ2」と称す)に延在している。このノズル列NLにより、小切手4のノズル列方向YJ2(小切手4の縦方向)の広い範囲(小切手4のノズル列方向YJ2のほぼ全域)に画像を印字することが可能となっている。小切手4に対する印字の際は、搬送方向YJ1に向かって一定の速度で搬送される小切手4の裏面4bに対して、固定された状態のインクジェットヘッド10(ノズル列NL)の各ノズルNから選択的にインクが吐出されて、画像が印字される(図3は、小切手4の網掛け部分(以下、「印字領域R」と称す)に画像が印字されている様子を示している)。この小切手4の裏面4b(印字領域R)に印字される画像は、いわゆる裏書きと呼ばれる文字や記号などである。なお、図3では、インクジェットヘッド10に1つのノズル列NLが設けられているが、あくまでも一例であり、インクジェットヘッド10に複数のノズル列が設けられていても良い。
図2の説明に戻る。インクジェットヘッド10の上流側であって、インクジェットヘッド10と、第2搬送ローラー41との間には、中間検出器46が設けられている。中間検出器46は、例えば反射型光センサーで構成され、検出位置における小切手4の有無を検出する。
インクジェットヘッド10の下流には、小切手4を光学的に読み取るCIS(Contact Image Sensor)ユニットが配置されている。このCISユニットは、小切手4の表面4aを読み取る表面CISユニット47と、裏面4bを読み取る裏面CISユニット48(読取部)とを有し、小切手4の両面を光学的に読み取り可能である。表面CISユニット47と裏面CISユニット48は、搬送路Wを挟んで対向配置されており、これらユニットの上流側には第1CISローラー50が配置され、また、下流側には第2CISローラー51が配置されている。これら第1CISローラー50および第2CISローラー51は、搬送モーター42によって回転駆動されるローラーであり、これらローラーによってCISユニットによって読み取り中の小切手4が安定して搬送される。第2CISローラー51の下流には、排出検出器52が設けられている。排出検出器52は、例えば反射型光センサーで構成され、検出位置における小切手4の有無を検出する。
表面CISユニット47、裏面CISユニット48の下流側には、上述したポケット19が設けられている。ポケット19は、メインポケット19aと、サブポケット19bとに区画されており、スリット18が分岐して、それぞれのポケット19に連通している。これらメインポケット19aおよびサブポケット19bには、それぞれ複数の小切手4を収納できる。そして、スリット18が分岐した位置には、小切手4を排出すべきポケット19を、メインポケット19aとサブポケット19bとのいずれかに切り替える切替板54が配置されている。
切替板54は、メインポケット19aに連通する経路とサブポケット19bに連通する経路のいずれか一方を塞ぐことで小切手4を他方に案内するガイドであり、切替板駆動モーター55によって駆動される。切替板54からメインポケット19aに繋がる経路には排出ローラー56が設けられ、また、切替板54からサブポケット19bに繋がる経路には排出ローラー57が設けられている。小切手4は、これらローラーにより切替板54に案内されたいずれかのポケット19にスムーズに排出される。複合処理装置1は、MICRヘッド35による磁気インク文字列4cの読み取り結果に基づいて、小切手4が正しくセットされていると判別した場合は、小切手4をメインポケット19aに排出し、一方、小切手4が正しくセットされていないと判別した場合は、サブポケット19bに排出する。
また、図1および図2に示すように、複合処理装置1の中央部には、画像が印字された紙片を発行するサーマルプリンターユニット60が設けられている。図1に示すように、サーマルプリンターユニット60は、ユニット本体の上部を覆うプリンターカバー61を備えている。このプリンターカバー61は、カバー12に対して開閉自在に取り付けられており、プリンターカバー61を開くと、感熱ロール紙を収容可能な空間であるロール紙収容部62(図2参照)が露出し、感熱ロール紙の補充や交換が可能となる。プリンターカバー61には、排紙口63が形成されており、ロール紙収容部62に収容された感熱ロール紙は、排紙口63を介して排出される。
サーマルプリンターユニット60は、ロール紙収容部62に収容した感熱ロール紙を繰り出して搬送路上を搬送させるローラー状のプラテン(図示省略)と、プラテンに対向配置されたサーマルヘッド65(図4参照)と、搬送方向に対して直交する方向に感熱ロール紙を切断するカッターユニット66とを備えている。紙片の発行に際し、サーマルプリンターユニット60は、プラテンを駆動して感熱ロール紙を搬送方向に搬送しつつ、サーマルヘッド65により感熱ロール紙に画像を印字し、カッターユニット66によって所定の位置で感熱ロール紙を切断することにより、紙片を発行する。
図4は、複合処理装置1とホストコンピューター5とを接続して構成される複合処理システム8の機能的構成を示すブロック図である。複合処理装置1は、複合処理装置1全体を制御するCPU、RAM、フラッシュROMなどにより構成される制御部70と、インクジェットプリンターユニット44およびサーマルプリンターユニット60を制御するプリンター制御部71と、ヘッド駆動回路72と、モータードライバー73と、読取制御回路74と、センサー駆動回路75と、インターフェース部76とを有し、これらの各部は相互に通信可能に接続されている。
制御部70は、フラッシュROMに記憶されている制御プログラムをCPUにより読み出して実行することにより、複合処理装置1の各部を制御する。また、制御部70は、制御プログラムを実行することによりドット抜け検出制御部81の機能を実現する。このドット抜け検出制御部81は、インクジェットヘッド10により小切手4の裏面4b(印字領域R)に印字された画像にドット抜けが発生しているか否か(インクジェットヘッド10のノズルNに吐出不良があるか否か)を検出する。本実施形態では、小切手4の裏面4bへの印字対象となる印字データに基づいて生成した画像と、上記印字データに基づいて小切手4の裏面4bに実際に印字した画像とを比較して、ドット抜けの有無を検出する(詳細は後述する)。ドット抜け検出制御部81は、機能ブロックとして、印字データ画像取得部、解像度変換部、印字位置情報取得部、文字画素数算出部、比率算出部、ヒストグラム生成部、印字領域切出部、ドット抜け判定部、およびマージン付き印字領域切出部を含んでいる。
プリンター制御部71は、ヘッド駆動回路72を介してインクジェットヘッド10に駆動電流を供給し、小切手4への印字を行う。また、プリンター制御部71は、ヘッド駆動回路72を介してサーマルヘッド65に駆動電流を供給し、感熱ロール紙への印字を行う。
モータードライバー73は、ホッパー駆動モーター26に接続され、ホッパー25を回動させる。また、モータードライバー73は、ASFモーター27および搬送モーター42に接続され、これら各モーターに駆動電流や駆動パルスを出力して各モーターを駆動させ、これら各モーターに接続されたローラーを駆動する。また、モータードライバー73は、切替板駆動モーター55に接続され、当該モーターに駆動電流や駆動パルスを出力することによって切替板54を移動させ、小切手4が排出されるポケット19を、メインポケット19a側またはサブポケット19b側に切り替える。
読取制御回路74は、MCRヘッド22、MICRヘッド35、表面CISユニット47、および裏面CISユニット48に接続されている。読取制御回路74は、カードスリット21(図1参照)にカード類が通される際にMCRヘッド22によって磁気情報を読み取らせる。また、読取制御回路74は、MICRヘッド35によって磁気インク文字列4cを読み取らせる。また、読取制御回路74は、表面CISユニット47および裏面CISユニット48に、小切手4の表面4aおよび裏面4bの読み取りを実行させる。
センサー駆動回路75は、ASF用紙検出器31、ホッパー位置検出器32、用紙長検出器38、中間検出器46、および排出検出器52に接続され、これら各検出器に電流を供給して、所定周期で出力値を取得し、取得した出力値をデジタルデータに変換して制御部70に出力する。インターフェース部76は、ホストコンピューター5に対して有線または無線で接続され、制御部70の制御に従って、ホストコンピューター5との間で制御データを含む各種データを送受信する。
次に、図5ないし図11を参照して、第1実施形態の複合処理装置1によるドット抜け検出の処理手順について説明する。このドット抜け検出は、上述のようにドット抜け検出制御部81により、小切手4の裏面4bへの印字対象となる印字データに基づいて生成した画像と、上記印字データに基づいて小切手4の裏面4bに実際に印字した画像とを比較することで行われるものであり、小切手4の裏面4bに印字された画像(文字)が判読できない程、大量にドット抜けが発生しているか否かを検出することを主目的とする。
図5は、第1実施形態に係るドット抜け検出の処理手順を示すフローチャートであり、図6は、図5の特徴量抽出処理(S08)を説明するフローチャートである。また、図7ないし図11は、第1実施形態のドット抜け検出処理のフローを補足説明するための図である。
図5に示すように、複合処理装置1(ドット抜け検出制御部81)は、小切手4の裏面4bへの印字対象となる印字データを印字バッファ(図示省略)に展開したビットマップ画像(以下、「印字データ画像91(図7(a)参照)」と称す)を取得する(S01,印字データ画像取得部としての機能)。この印字データ画像91は、インクジェットヘッド10の印字解像度で生成される。ここではインクジェットヘッド10の印字解像度を180dpiとする。すなわち、S01で取得する印字データ画像91の解像度は180dpiとなる。
次に、複合処理装置1は、取得した印字データ画像91に対して二値化処理(S02)、および解像度変換処理を行う(S03,解像度変換部としての機能)。解像度変換処理では、印字データ画像91の解像度(180dpi)を、裏面CISユニット48の解像度(読取解像度)に変換する。ここでは裏面CISユニット48の読取解像度を200dpiとする。すなわち、複合処理装置1は、解像度変換処理により印字データ画像91の解像度を180dpiから200dpiに変換する。この解像度200dpiの印字データ画像91が、ドット抜け検出をする際の基準画像(辞書画像)となる。なお、言うまでもないが、インクジェットヘッド10の印字解像度と、裏面CISユニット48の読取解像度が同一であれば、解像度変換処理は行われない。
次に、複合処理装置1は、印字データに基づいて印字処理が行われた小切手4の裏面4bを、裏面CISユニット48により読み取った画像(以下、「読取画像92(図7(b)参照)」と称す)を取得し(S04)、この読取画像92に対して二値化処理を行う(S05)。なお、図7(b)の読取画像92では、点線で囲った2カ所でドット抜けが発生している様子を示しており、本実施形態では、この2カ所のドット抜けを検出するものとする。
次に、複合処理装置1は、読取画像92(二値化処理済み)から実際に印字が行われている領域を抽出する切り出し処理を実行する。この切り出し処理では、まず、複合処理装置1は、ホストコンピューター5のプリンタードライバー(図示省略)から、小切手4の裏面4bに対する印字データの印字位置(印字領域Rの位置)を示す印字位置情報を取得する(S06,印字位置情報取得部としての機能)。この印字位置情報には、小切手4の裏面4bに対する印字開始位置、印字領域の横幅(印字横幅)、および印字領域の縦幅(印字縦幅)に関する情報が含まれている。そして、複合処理装置1は、取得した印字位置情報に基づいて、読取画像92から印字領域R(実際に印字が行われている領域)を特定し(図8(a)参照)、この印字領域Rを切り出した画像(以下、「切出画像93(図8(b)参照)」と称す)を取得する(S07,印字領域切出部としての機能)。
複合処理装置1は、この切出画像93と、基準画像となる印字データ画像91(解像度200dpiの印字データ画像91)の特徴量を抽出して比較することにより、ドット抜けの有無を検出する。以下、特徴量抽出処理(文字画素数算出部としての機能)について説明する。
特徴量抽出処理(S08)は、図6のフローチャートに示す手順で行われる。なお、この特徴量抽出処理は、印字データ画像91および切出画像93のそれぞれに対して実行されるが、処理手順は同一であるため、以下の説明では印字データ画像91に対する処理について説明する。
まず、複合処理装置1は、印字データ画像91を、印字データ画像91の縦方向(すなわち、図3のノズル列方向YJ2)に所定の縦幅95aを有する矩形領域95で区切る(S21,図9(a)参照)。この矩形領域95の縦幅95aは、印字可能な最少フォントの高さを考慮して設定される。例えば、印字可能な最少フォントサイズが8ポイントの場合、矩形領域95の縦幅95aは20ドットに設定される。縦幅95aを20ドットという値に設定することで、フォントサイズ8ポイントで印字された文字列が解像度200dpiで読み取られた時に、丸々1行消えてしまう程度のドット抜けを検出することができる。なお、矩形領域95の縦幅95aは、最少フォントの高さに加えて行間隔も考慮して設定するようにしても良い。また、印字される文字の向きに応じ、最小フォントの幅や文字間隔などを考慮して縦幅95aを設定するようにしても良い。
次に、複合処理装置1は、設定した矩形領域95内に含まれる文字画素(黒画素)の合計を算出し、これを特徴量として抽出する。複合処理装置1は、矩形領域95が印字データ画像91の下端に到達するまで、矩形領域95を印字データ画像91の上端から1ドットずつ下方向(印字データ画像91の下端方向)にずらしながら、各矩形領域95内に含まれる文字画素の合計を算出する(S22〜S24、図9(b)および図9(c)参照)。なお、算出した特徴量は矩形領域95の面積を最大値として正規化される。このようにして、複合処理装置1は、印字データ画像91および切出画像93において各矩形領域95に含まれる文字画素数を算出することで、例えば、図10に示すような各画像の特徴量を示すグラフを得ることができる。
図5の説明に戻る。複合処理装置1は、特徴量抽出処理(S08)により印字データ画像91および切出画像93の特徴量を抽出した後、この両画像の特徴量を比較し(図10の両特徴量グラフを比較し)、両画像の特徴量の比率を算出する(S09,比率算出部としての機能)。具体的には、上述した両画像の矩形領域95毎に、切出画像93の特徴量を印字データ画像91の特徴量で除算することで、印字データ画像91に対する切出画像93の特徴量の比率(すなわち、各矩形領域95に含まれる、印字データ画像91の文字画素数に対する切出画像93の文字画素数の比率)を算出する。これにより、例えば、図11のような特徴量の比率(以下、「特徴比」ともいう)を示すグラフを得ることができる。
次に、複合処理装置1は、両画像の各矩形領域95における特徴比を閾値処理し、特徴比が予め設定した閾値以下になる部分があるか否かを判定する(S10,ドット抜け判定部としての機能)。両画像の各矩形領域95における特徴比が閾値を越えている部分はドット抜けが発生していないと判定し、両画像の各矩形領域95における特徴比が閾値以下の部分はドット抜けが発生していると判定する。例えば、図11の特徴比のグラフの場合、ポイントP1およびポイントP2のように、大きく値が下がっている部分を閾値処理で抽出して(閾値以下であると判定して)ドット抜けが発生したと判定する。これにより、図7(b)で示した読取画像92における2カ所のドット抜け部分(連続してドット抜けが発生している部分)を検出することができる。ドット抜けが発生していると判定された場合(S11;Yes)、複合処理装置1は、その旨をサーマルプリンターユニット60で印字出力し、ユーザーに通知する(S12)。
以上説明したように、第1実施形態によれば、2つの画像(印字データ画像91および切出画像93)のそれぞれにおいて、画像の縦方向(インクジェットヘッド10のノズル列方向YJ2)に所定幅95aを有する矩形領域95ごとに文字画素数(黒画素数)を算出し、比較することでドット抜け検出を行う。すなわち、ある程度広い領域毎に画像の文字画素数を算出・比較してドット抜けを検出することにより、印字した文字が判読できない程の大量のドット抜けが発生しているか否か(連続したノズルNでドット抜けが発生しているか否か)を検出することができる。これにより、従来のようにインクジェットヘッド10のノズル単位でドット抜けの検出を行う方法に比して、簡易に、且つ効率良く大量のドット抜けが発生したことを検出することができる。
また、従来のようにテストパターンを用いず、印字データに基づく画像(印字データ画像91)と、印字データに基づいて実際に小切手4の裏面4bに印字した画像の読み取り結果(読取画像92)と、に基づいてドット抜けの有無を検出するため(すなわち、実際の印字処理で使用するデータや、その印字物を用いてドット抜けの有無を検出するため)、例えば、複数枚の小切手4に対して連続的に印字処理を行っている途中でドット抜けが発生した場合であっても、これを検出できる。
なお、本実施形態では、ドット抜け発生の通知方法として、サーマルプリンターユニット60を報知部として機能させ、ドット抜けが発生した旨を示す情報を印字出力してユーザーに通知しているが、これに限るものではない。例えば、音声発生部(報知部)でビープ音や音声などで通知しても良いし、LEDランプ(報知部)などを明滅させることにより通知しても良い。あるいは、複合処理装置1と接続されているホストコンピューター5の表示画面(不図示のディスプレイなど)にドット抜けが発生した旨を示す情報を表示しても良い。また、これらを組み合わせても良い。
また、ドット抜けの発生を検出した場合、その時点でインクジェットプリンターユニット44による印字処理を自動的に中止(中断)するようにしても良い。これにより、例えば、インクジェットプリンターユニット44により小切手4の裏面4bに対して連続的に印字処理を行っている途中でドット抜けが発生した場合であっても、ドット抜け発生以降の印字処理が行われないため、印字作業のやり直しに係る時間や費用を大幅に削減することができる。
また、ドット抜け検出制御部81によるドット抜け検出処理を実行するか否か(ドット抜け検出のON/OFF)を切り替える切替手段を有する構成とすることも可能である。
また、本実施形態では、インクジェットヘッド10としてラインインクジェットヘッドを例に挙げて説明しているが、シリアル型のインクジェットヘッドを採用する場合においても、本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、複合処理装置1側でドット抜け検出を行っているが、これに限るものではなく、例えば、ホストコンピューター5にドット抜け検出制御部81の機能を持たせ、ホストコンピューター5側でドット抜け検出をする構成としても良い。
[第2実施形態]
次に、図12ないし図19を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、印字位置情報に基づいて小切手4の裏面4bの印字領域Rを特定しているが、本実施形態では、まず、印字位置情報で特定される領域の周囲にマージンを付加した領域を読取画像92から切り出し、切り出したマージン付きの画像から印字領域Rを特定する点が異なる。以下、第1実施形態と異なる点を説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
上述のように第2実施形態のドット抜け検出では、読取画像92から、印字位置情報で特定される領域の周囲にマージンを付加した領域を切り出し、切り出したマージン付きの画像から印字領域Rを切り出す処理を行う。これは、小切手4の裏面4bに印字を行う際、例えば小切手4の搬送(紙送り)が安定せず、実際の印字が、印字位置情報に基づく印字位置とずれた位置に行われる可能性があるからである。
例えば、図12(a)に示すように、読取画像92において、印字位置情報で特定される領域が図中の一点鎖線の位置(以下、「領域R1」と称す)であるのに対し、小切手4の搬送不具合により、実際の印字位置(印字領域R)がずれる場合がある。この場合、切出画像93として、印字位置情報に基づく領域R1を切り出すと、実際に印字された領域(印字領域R)の全体を切り出せず(実際に印字された領域の一部しか切り出せず)、正確なドット抜け検出を行うことができない。このため、第2実施形態では、まず、読取画像92から、印字位置情報で特定される領域R1の周囲に所定のマージンを付加した領域(以下、「マージン付き印字領域R2」と称す)を切り出し、切り出したマージン付き印字領域R2を示す画像(以下、「マージン付き切出画像96(図12(b)参照)」と称す)から実際に印字がされている領域を切り出す処理を行う。すなわち、印字位置のずれを考慮した処理を行う。以下、この処理について、詳細に説明する。
図13は、第2実施形態に係るドット抜け検出の処理手順を示すフローチャートであり、図14は、図13の印字位置特定処理(S38)を説明するフローチャートである。また、図15ないし図19は、第2実施形態のドット抜け検出処理のフローを補足説明するための図である。なお、図13のS31〜S36、およびS40〜S44の処理は、図5のS01〜S06、およびS08〜S12の処理と同様であるため、説明を省略する。
図13に示すように、複合処理装置1は、印字位置情報を取得すると(S36)、読取画像92から、当該印字位置情報で特定される領域の周囲に所定のマージンを付加したマージン付き印字領域R2(マージン付き切出画像96)を切り出す(S37,マージン付き印字領域切出部としての機能)。次に、複合処理装置1は、切り出したマージン付き切出画像96における印字位置を特定する印字位置特定処理を行う(S38)。印字位置特定処理(S38)は、図14のフローチャートに示す手順で行われる。
まず、図15に示す印字データ画像91およびマージン付き切出画像96の横方向(X方向)に関するプロジェクションヒストグラム(Projection histograms)を生成する。図14に示すように、複合処理装置1は、まず、印字データ画像91の縦方向(Y方向)に文字画素数(黒画素数)をカウントして、印字データ画像91の横方向のプロジェクションヒストグラム(以下、「印字データ画像横方向ヒストグラム(図15(a)参照)」と称す)を生成する(S51、ヒストグラム生成部としての機能)。次に、複合処理装置1は、マージン付き切出画像96の縦方向(Y方向)に文字画素数(黒画素数)をカウントして、マージン付き切出画像96の横方向のプロジェクションヒストグラム(以下、「マージン付き切出画像横方向ヒストグラム(図15(b)参照)」と称す)を生成する(S52、ヒストグラム生成部としての機能)。
次に、複合処理装置1は、生成した印字データ画像横方向ヒストグラムと、マージン付き切出画像横方向ヒストグラムとを照合し、特徴量を算出する。この処理は、印字データ画像横方向ヒストグラムとマージン付き切出画像横方向ヒストグラムとを重ねあわせ、印字データ画像横方向ヒストグラムがマージン付き切出画像横方向ヒストグラムの右端に達するまで、印字データ画像横方向ヒストグラムを、マージン付き切出画像横方向ヒストグラムの左端から右端に向かって1ドットずつずらしながら、両ヒストグラムの重畳部分の差分の絶対値の合計を求めることで行われる(S53〜S55)。これにより、両画像の横方向(画像のX方向)に関して、図16のような特徴量を示すグラフを得ることができる。
次に、複合処理装置1は、算出した画像の横方向の特徴量(両ヒストグラムの差分の絶対値の合計)が最小になる、マージン付き切出画像横方向ヒストグラムのx座標位置を求め(S56)、これをマージン付き切出画像96におけるX方向(横方向)の印字開始位置に設定する(S57)。すなわち、両ヒストグラムの差分の絶対値の合計(特徴量)が最小になるということは、そのポイントがマージン付き切出画像96における印字データ画像91と最も類似度の高い部分であることを示すため、この特徴量が最小となるマージン付き切出画像横方向ヒストグラムのx座標位置が、マージン付き切出画像96上で実際に画像が印字されている横方向(X方向)の印字開始位置であると判定することができる。ここでは、図16のグラフより、マージン付き切出画像96の左端からX方向(横方向)に151ドットの位置が印字開始位置(X方向の印字開始位置)であると特定される。
次に、図17に示す印字データ画像91およびマージン付き切出画像96の縦方向(Y方向)に関するプロジェクションヒストグラム(Projection histograms)を生成する。図14に示すように、複合処理装置1は、印字データ画像91の横方向(X方向)に文字画素数(黒画素数)をカウントして、印字データ画像91の縦方向のプロジェクションヒストグラム(以下、「印字データ画像縦方向ヒストグラム(図17(a)参照)」と称す)を生成する(S58,ヒストグラム生成部としての機能)。次に、複合処理装置1は、マージン付き切出画像96の横方向(X方向)に文字画素数(黒画素数)をカウントして、マージン付き切出画像96の縦方向のプロジェクションヒストグラム(以下、「マージン付き切出画像縦方向ヒストグラム(図17(b)参照)」と称す)を生成する(S59,ヒストグラム生成部としての機能)。
そして、複合処理装置1は、上述の横方向のヒストグラムの場合と同様の手順で、印字データ画像縦方向ヒストグラムと、マージン付き切出画像縦方向ヒストグラムとを照合して特徴量を算出する(S60〜S62)。これにより、両画像の縦方向(画像のY方向)に関して、図18のような特徴量を示すグラフを得ることができる。
次に、複合処理装置1は、算出した画像の縦方向の特徴量(両ヒストグラムの差分の絶対値の合計)が最小になる、マージン付き切出画像横方向ヒストグラムのx座標位置を求め(S63)、これをマージン付き切出画像96におけるY方向(縦方向)の印字開始位置に設定する(S64)。すなわち、上述と同様に、両ヒストグラムの特徴量が最小になるということは、そのポイントがマージン付き切出画像96における印字データ画像91と最も類似度の高い部分であること示すため、この特徴量が最小となるマージン付き切出画像縦方向ヒストグラムのx座標位置が、マージン付き切出画像96上で実際に画像が印字されている縦方向(Y方向)の印字開始位置であると判定することができる。ここでは、図18のグラフより、マージン付き切出画像96の上端からY方向(縦方向)に49ドットの位置が印字開始位置(Y方向の印字開始位置)であると特定される。
図13の説明に戻る。複合処理装置1は、印字位置特定処理によりマージン付き切出画像96における印字開始位置を取得後(S38)、この印字開始位置に基づいて、マージン付き切出画像96から対象領域を切り出す(S39,印字領域切出部としての機能)。具体的には、マージン付き切出画像96において、取得した印字開始位置(ここでは、X方向に151ドット、Y方向に49ドットの位置)を原点とし、この原点から印字データ画像91の横幅サイズおよび縦幅サイズで領域を切り出し、これを切出画像93とする(図19参照)。以下、複合処理装置1は、マージン付き切出画像96から切り出した切出画像93と、印字データ画像91とを用いてS40以降の処理を実行することで、ドット抜けの有無を検査する。
以上説明したように、第2実施形態では、印字位置のずれを考慮して、読取画像92から、印字位置情報により特定される領域の周囲にマージンを設けた領域(マージン付き切出画像96)を切り出し、このマージン付き切出画像96と、印字データ画像91とのXY方向のプロジェクションヒストグラムを照合することにより、マージン付き切出画像96(すなわち読取画像92)における正確な印字位置を特定する。これにより、小切手4の搬送(紙送り)が安定せず、小切手4の裏面4bへの印字位置が本来の印字位置(印字位置情報に基づく本来の印字位置)からずれて印字された場合であっても、読取画像92における正確な印字領域Rの位置を特定して切り出すことができるため、ドット抜け検出に係る印字データ画像91との比較処理が正確にでき、ドット抜け検出の誤判定を防止することができる。また、2次元の位置合わせを縦方向と横方向のプロジェクションヒストグラムを用いて行うことで、2次元画像同士のマッチング処理を行う場合に比して、処理コスト(計算コスト)をかけずにマッチング処理と同等の結果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、図20および図21を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。上記の第1実施形態および第2実施形態では、印字位置情報を用いて小切手4の裏面4bの印字領域Rを特定しているが、本実施形態では、印字位置情報を用いずに小切手4の裏面4bの印字領域Rを特定する点が異なる。以下、第1実施形態および第2実施形態と異なる点を説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態および第2実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図20は、第3実施形態に係るドット抜け検出の処理手順を示すフローチャートであり、図21は、図20の印字位置特定処理(S76)を説明するフローチャートである。第3実施形態に係るドット抜け検出の処理は、基本的には第2実施形態のドット抜け検出処理と同様であるが、印字位置情報を用いずに読取画像92そのものから実際の印字位置を切り出す点が第2実施形態の処理とは異なる。このため、図20に示す本実施形態に係るドット抜け検出の処理手順は、第2実施形態のドット抜け検出処理におけるS36およびS37の処理(いずれも図13参照)を省略したものとなり、さらに印字位置特定処理(図20のS76(図21のS1〜S104))においては、マージン付き切出画像96の代わりに、読取画像92全体のプロジェクションヒストグラム(読取画像横方向ヒストグラムおよび読取画像縦方向ヒストグラム)を生成する(ヒストグラム生成部としての機能)ものとなる。これ以外の処理は、第2実施形態と同様である。
以上説明したように、第3実施形態によれば、印字データ画像91および読取画像92のX方向およびY方向のプロジェクションヒストグラムの照合結果に基づいて、読取画像92における印字領域Rの位置を特定する。これにより、ホストコンピューター5(プリンタードライバー)から印字位置情報が取得できない場合であっても、読取画像92における正確な印字領域Rを特定して切り出すことができ、この結果、ドット抜け検出に係る印字データ画像91との比較処理が正確にでき、ドット抜け検出の誤判定を防止することができる。
なお、各実施形態の複合処理装置1の各構成要素をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上記の実施例によらず、複合処理装置1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
1…複合処理装置 4…小切手 4b…裏面 5…ホストコンピューター 8…複合処理システム 10…インクジェットヘッド 44…インクジェットプリンターユニット 48…裏面CISユニット 60…サーマルプリンターユニット 91…印字データ画像 92…読取画像 93…切出画像 95…矩形領域 95a…矩形領域の縦幅 96…マージン付き切出画像 R…印字領域 R2…マージン付き印字領域 N…ノズル NL…ノズル列 YJ2…ノズル列方向

Claims (7)

  1. 記録媒体を搬送する搬送路と、
    受信した印字データに基づき生成した印字データ画像を取得する印字データ画像取得部と、
    複数のノズルが列設したノズル列を有するインクジェットヘッドにより、前記記録媒体に対して前記印字データ画像に基づく印字処理を行う印字部と、
    前記搬送路において前記印字部の下流側に配置され、前記印字部により印字された前記記録媒体を読み取る読取部と、
    前記読取部で読み取った前記記録媒体の画像を示す読取画像から、所定の印字領域を切出画像として切り出す印字領域切出部と、
    前記印字データ画像および前記切出画像のそれぞれにおいて、前記インクジェットヘッドのノズル列に相当する方向に所定幅を有し、ドット単位でずらした複数の矩形領域ごとに文字画素数を算出する文字画素数算出部と、
    前記印字データ画像および前記切出画像において前記ドット単位でずらした各矩形領域に含まれる、前記印字データ画像の文字画素数に対する前記切出画像の文字画素数の比率を算出する比率算出部と、
    算出した前記文字画素数の比率が予め設定した所定の閾値以下の場合、前記矩形領域内に報知すべきドット抜けが発生したと判定し、前記所定の閾値を超える場合はドット抜けがあっても前記報知すべきドット抜けが発生していないと判定するドット抜け判定部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記矩形領域の所定幅は、
    少なくとも印字可能な最少フォントのフォントサイズに基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記矩形領域の所定幅は、
    前記最少フォントのフォントサイズに加え、前記印字データで指定された行間隔に基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記記録媒体に対する前記印字データ画像の印字領域を示す印字位置情報を取得する印字位置情報取得部を、さらに備え、
    前記印字領域切出部は、
    取得した前記印字位置情報に基づいて、前記読取画像から前記印字領域を切り出すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記インクジェットヘッドの印字解像度と、前記読取部の読取解像度とが異なる場合、前記印字解像度に基づいて生成される前記印字データ画像の解像度を前記読取部の解像度に変換する解像度変換部を、さらに備え、
    前記文字画素数算出部は、
    変換した解像度の前記印字データ画像の文字画素数を算出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記ドット抜け判定部により前記ドット抜けが発生したと判定した場合、その旨を報知する報知部を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 複数のノズルが列設したノズル列を有するインクジェットヘッドにより、記録媒体に対して印字処理を行う印字部と、前記記録媒体を搬送する搬送路における前記印字部の下流側に配置される前記印字部により印字された前記記録媒体を読み取る読取部と、を備える画像処理装置のドット抜け検出方法であって、
    受信した印字データに基づき生成した印字データ画像を取得するステップと、
    前記読取部で読み取った前記記録媒体の画像を示す読取画像から、所定の印字領域を切出画像として切り出すステップと、
    前記印字データ画像および前記切出画像のそれぞれにおいて、前記インクジェットヘッドのノズル列に相当する方向に所定幅を有し、ドット単位でずらした複数の矩形領域ごとに文字画素数を算出するステップと、
    前記印字データ画像および前記切出画像において前記ドット単位でずらした各矩形領域に含まれる、前記印字データ画像の文字画素数に対する前記切出画像の文字画素数の比率を算出するステップと、
    算出した前記文字画素数の比率が予め設定した所定の閾値以下の場合、前記矩形領域内に報知すべきドット抜けが発生したと判定し、前記所定の閾値を超える場合はドット抜けがあっても前記報知すべきドット抜けが発生していないと判定するステップと、を実行することを特徴とする画像処理装置のドット抜け検出方法。
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