JP6144963B2 - コンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法に関する。
従来から、利用者が過去に利用したコンテンツの情報に基づいて、利用者が所望すると考えられるコンテンツを提供する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の技術では、利用者履歴情報中のメタ情報に基づいて利用者毎の項目別特徴度を算出し、該項目別特徴度の値からレコメンド対象となるコンテンツを取得している。
特開2004−362011号公報
ところで、上述した技術を利用して、過去に利用したコンテンツの情報に基づきコンテンツを提供する場合には、検索結果として類似のコンテンツが多数提供され易い。そのため、検索結果を表示する端末には類似するコンテンツが多く表示されることとなり、ユーザにとっては、様々な種類のコンテンツを検索結果として確認することが困難である。このような問題は、検索結果を表示する端末が携帯電話などの小型の端末である場合に特に大きな問題となる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザが検索結果として様々な種類のコンテンツを容易に確認できるコンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法を提供することを目的とする。
本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置は、検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得手段と、検索結果取得手段により取得されたコンテンツ検索結果を、所定の類似範囲毎に集約するコンテンツ集約手段と、複数の所定の類似範囲を階層構造化した類似範囲構造を記憶する類似範囲構造記憶手段と、コンテンツ集約手段により集約されたコンテンツ検索結果を出力する出力手段と、を備え、コンテンツ集約手段は、各類似範囲のうち基準となる基準類似範囲を決定し、該基準類似範囲との関連度を、類似範囲構造における各階層構造毎の一致度から算出し、算出した該関連度に基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約する。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供方法は、コンテンツの検索結果を提供するコンテンツ検索結果提供装置が行うコンテンツ検索結果提供方法であって、検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得ステップと、検索結果取得ステップにおいて取得されたコンテンツ検索結果を、所定の類似範囲毎に集約するコンテンツ集約ステップと、複数の所定の類似範囲を階層構造化した類似範囲構造を記憶する類似範囲構造記憶ステップと、コンテンツ集約ステップにおいて集約されたコンテンツ検索結果を出力する出力ステップと、を含み、コンテンツ集約ステップでは、各類似範囲のうち基準となる基準類似範囲を決定し、該基準類似範囲との関連度を、類似範囲構造における各階層構造毎の一致度から算出し、算出した該関連度に基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約する。
このようなコンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法によれば、検索クエリに対するコンテンツ検索結果が所定の類似範囲毎に集約され、出力される。これにより、ユーザの端末には所定の類似範囲毎に集約された後のコンテンツ検索結果が表示され、類似するコンテンツの表示数が少なくなる。類似するコンテンツの表示数が少なくなることから、従来と比較し、様々な種類のコンテンツが表示され易くなり、ユーザは、検索結果として様々な種類のコンテンツを容易に確認できることとなる。
本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、コンテンツ集約手段は、各コンテンツの種別を示すジャンルを所定の類似範囲としてコンテンツ検索結果を集約してもよい。この発明によれば、コンテンツの種別を示すジャンルによりコンテンツ検索結果が集約され、特徴が類似するコンテンツを適切に集約することができる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、コンテンツ集約手段は、所定の類似範囲毎の重要度に応じた検索結果数を決定し、コンテンツ検索結果を集約してもよい。この発明によれば、重要な類似範囲の検索結果を多数表示しながら、様々な種類のコンテンツ表示が可能となる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、複数の所定の類似範囲を階層構造化した類似範囲構造を記憶する類似範囲構造記憶手段をさらに備え、コンテンツ集約手段は、類似範囲構造記憶手段に記憶された類似範囲構造に基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約してもよい。この発明によれば、類似範囲の階層構造に基づいて、コンテンツ検索結果の集約を容易に行うことができる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、コンテンツ集約手段は、各類似範囲のうち基準となる基準類似範囲を決定し、基準類似範囲を特定する識別子と各類似範囲を特定する識別子とに基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約してもよい。基準類似範囲を決定し、該基準類似範囲に基づいて各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約することにより、各類似範囲のコンテンツ検索結果の集約をより容易に行うことができる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、検索結果取得手段により取得されたコンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価手段をさらに備え、コンテンツ集約手段は、コンテンツ評価手段が算出したコンテンツ検索結果の評価値に基づいて、基準類似範囲を決定してもよい。評価値が高いジャンルを基準類似範囲とすることにより、ユーザが所望するコンテンツに関する類似範囲を基準類似範囲とできる。
本発明によれば、ユーザが検索結果として様々な種類のコンテンツを容易に確認することが可能となる。
本実施形態の情報システム構成図である。 本実施形態の情報配信サーバ200の機能を示すブロック図である。 情報配信サーバ200のハードウェア構成図である。 コンテンツ履歴情報のデータ構造を示す図である。 コンテンツメタデータ記憶部202が管理している情報のデータ構造を示す図である。 コンテンツ評価部207により評価値が算出されたコンテンツ検索結果を示す表である。 ジャンル構造記憶部210が記憶するジャンル構造を模式的に表した図である。 ジャンル構造記憶部210が記憶するジャンル構造テーブルを示す表である。 ジャンル構造記憶部210が記憶する関連度テーブルを示す表である。 ジャンル毎に集約されたコンテンツ検索結果を示す表である。 本実施形態のレコメンドサーバ300の機能を示すブロック図である。 本実施形態の検索サーバ400の機能を示すブロック図である。 本実施形態のユーザ端末100の機能を示すブロック図である。 本実施形態のシーケンス図である。 コンテンツ評価計算の詳細処理のフローチャートである。 コンテンツ集約の詳細処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(情報処理システムの構成)
図1に示すように、情報処理システムは、情報配信サーバ200(コンテンツ検索結果提供装置)、レコメンドサーバ300、及び検索サーバ400から構成される。携帯電話等のユーザ端末100は、ネットワークを介して情報配信サーバ200と接続している。
情報配信サーバ200は、ユーザ端末100から検索クエリを受信すると共に、検索要求を受け付けると、過去の検索クエリに基づいて検索された結果から選択されたコンテンツの情報を用いて、当該検索クエリと関連性のあるコンテンツを決定し、当該コンテンツに関連するコンテンツ、及び検索クエリに対応するコンテンツをユーザ端末100へ提供する。なお、ここでいう選択とは、予め定められた選択手段(リンク、ボタン等)に対する選択を意味し、閲覧を意味する選択(例えば、コンテンツ詳細情報のリンク選択等)だけでなく、購入を目的とする選択(例えば、コンテンツ購入用のリンク選択等)も含む。また、ここでコンテンツとは、コンテンツの内容だけでなく、コンテンツの識別情報も含む。
図2は、本実施形態の情報配信サーバ200の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるように、情報配信サーバ200は、コンテンツ履歴情報記憶部201、コンテンツメタデータ記憶部202、検索要求受付部203、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204、関連コンテンツ取得部205(検索結果取得手段)、クエリ検索結果取得部206(検索結果取得手段)、コンテンツ評価部207(コンテンツ評価手段)、コンテンツ集約部208(コンテンツ集約手段)、コンテンツ検索結果出力部209(出力手段)、及びジャンル構造記憶部210(類似範囲構造記憶手段)を含んで構成されている。
図3は、情報配信サーバ200のハードウェア構成図である。図1に示される情報配信サーバ200は、物理的には、図3に示すように、1又は複数のCPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置14、ディスプレイ等の出力装置15、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール16、半導体メモリ等の補助記憶装置17などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2における各機能は、図3に示すCPU11、RAM12等のハードウェア上に1又は複数の所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで入力装置14、出力装置15、通信モジュール16を動作させるとともに、RAM12や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図2に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
コンテンツ履歴情報記憶部201は、過去の検索クエリと、当該過去の検索クエリに基づいた検索結果から選択されたコンテンツとを対応付けた情報であるコンテンツ履歴情報を記憶するデータベースである。
図4は、コンテンツ履歴情報の記憶内容を示す説明図である。図4に示すように、コンテンツ履歴情報は、ユーザID、検索クエリ、選択されたコンテンツID、及び選択時の日時を含む。
図4では、例えば、ユーザIDが「User1」のユーザ端末100が検索クエリ「飲み物」で検索要求し、その検索結果からジュースA(オレンジ)(500ml×24本入り)が、2013年1月10日に選択されたことを示している。
コンテンツメタデータ記憶部202は、コンテンツと当該コンテンツのメタデータとを関連付けた情報(コンテンツメタデータ)を記憶するデータベースである。
図5は、コンテンツメタデータの記憶内容を示す説明図である。図5に示すように、コンテンツメタデータは、コンテンツID、及びメタデータを含む。ここでメタデータとは、データ検索用の情報(例えば、コンテンツの属性情報等)を意味する。
図5では、例えば、コンテンツID「ジュースA(オレンジ)(500ml×24本入り)」のメタデータが「ソフトドリンク・清涼飲料、飲み物/ソフトドリンク、炭酸、カラダに嬉しい製品設計」であることを示している。
検索要求受付部203は、ユーザ端末100から、ユーザID及び検索クエリを取得すると共にコンテンツの検索要求を受け付ける。
レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、検索要求時の検索クエリと、コンテンツ履歴情報記憶部201が記憶しているコンテンツ履歴情報とに基づいて、レコメンド取得対象となるコンテンツであるレコメンド取得対象コンテンツを決定する。
具体的に、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、コンテンツ履歴情報を参照して、検索要求時の検索クエリに対応するコンテンツをレコメンド取得対象コンテンツに決定する。また、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、検索要求時の検索クエリに対応する過去の検索クエリが無い場合(すなわち、検索要求時の検索クエリに対応するコンテンツが無い場合)は、コンテンツ履歴情報のコンテンツの内、検索要求時の検索クエリとメタデータに基づいてレコメンド取得対象コンテンツを決定する。そして、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、コンテンツ履歴情報のコンテンツの内、検索要求時の検索クエリに基づいたメタデータが無い場合、最新のコンテンツ履歴情報のコンテンツをレコメンド取得対象コンテンツに決定する。なお、検索要求時の検索クエリに対応する過去の検索クエリには、検索要求時の検索クエリに完全一致する過去の検索クエリだけでなく、部分一致する過去の検索クエリも含む。
関連コンテンツ取得部205は、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204が決定したレコメンド取得対象コンテンツをレコメンドサーバ300へ通知すると共に、関連コンテンツの取得要求を行い、レコメンドサーバ300から関連コンテンツを第1の検索結果として取得する。ここで、関連コンテンツとは、レコメンド取得対象コンテンツに類似するコンテンツ(例えば、メタデータが共通しているコンテンツ)をいう。
クエリ検索結果取得部206は、検索クエリを検索サーバ400へ通知すると共に、当該検索クエリに対応するコンテンツを第2の検索結果として検索サーバ400から取得する。
コンテンツ評価部207は、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ及びクエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの評価値を算出する。図6は、コンテンツ評価部207により評価値が算出されたコンテンツ検索結果を示す表である。図6では、検索クエリ「飲み物」で検索要求した際にヒットする各コンテンツが評価値順に並んでいる。ここで、各コンテンツのジャンルとは、各コンテンツの種別(各コンテンツが属するカテゴリ)を示すものであり、例えばコンテンツ「山のおいしい水(500ml×24本入)」は、ジャンル「飲み物/水/山のおいしい水」に属するコンテンツである。ジャンル「飲み物/水/山のおいしい水」とは、コンテンツが、「飲み物」(上位概念)の中の「水」(中位概念)であって「山のおいしい水」(下位概念)に関するコンテンツであることを示している。
コンテンツ集約部208は、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ及びクエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツを、所定の類似範囲毎に集約する。ここで、所定の類似範囲とは、例えば各コンテンツの種別を示すジャンルである。なお、所定の類似範囲とはジャンルに限定されず、他のメタデータや、各コンテンツを所定の纏まりで集約可能なその他の情報に基づくものであってもよい。以下では、ジャンルを所定の類似範囲として説明する。
また、コンテンツ集約部208は、ジャンル毎の重要度に応じた検索結果数を決定し、コンテンツ検索結果を集約する。検索結果数とは、コンテンツ検索結果出力部209が出力するコンテンツ検索結果の上限数である。コンテンツ集約部208は、あるジャンルの検索結果数を決定すると、該ジャンルのコンテンツ検索結果を、検索結果数となるように集約する。例えば、あるジャンルのコンテンツ検索結果が10あった場合であっても、検索結果数が3と決まった場合には、コンテンツ集約部208は、該ジャンルのコンテンツ検索結果が3となるようにコンテンツ検索結果の集約を行う。なお、コンテンツ集約部208は、集約後にコンテンツ検索結果とするコンテンツとして、上述したコンテンツ評価部207により算出された評価値が高いコンテンツを優先的に選択する。
また、コンテンツ集約部208は、ジャンル構造記憶部210に記憶されたジャンル構造に基づいて、各ジャンルのコンテンツ検索結果を集約する。ジャンル構造とは、各ジャンルを階層構造化したものであり、例えば、図7に示すヒエラルキーで表される。図7は、ジャンル構造記憶部210が記憶するジャンル構造を模式的に表した図である。
ジャンル構造では、各ジャンルの関係性を階層構造で表しており、図7に示す例では、最も上位のジャンルとして「飲み物」及び「美容」を有しており、「飲み物」の下位概念として「水」及び「ソフトドリンク」を、「水」の下位概念として「山のおいしい水」及び「森のおいしい水」を、それぞれ有している。そして、「山のおいしい水」に関するコンテンツとして、「500ml×24本入」「500ml×48本入×2コセット」「500ml×48本入」「3.78l×6本入」を有している。
コンテンツ集約部208は、各ジャンルのうち基準となる基準ジャンルを決定し、基準ジャンルと各ジャンルとの関連度をジャンル構造から特定し、該関連度に基づいて、各ジャンルの検索結果数を決定する。ここでは、基準ジャンルとの関連度が、上述した各ジャンルの重要度である。コンテンツ集約部208は、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツ検索結果の評価値に基づいて、基準ジャンルを決定する。具体的には、コンテンツ集約部208は、コンテンツ検索結果の評価値が最も高いコンテンツに関するジャンルを基準ジャンルとする。基準ジャンルは評価値が最も高いコンテンツに関するジャンルであるため、通常、検索結果数が最も多いジャンルとされる。
コンテンツ集約部208は、各ジャンルの基準ジャンルとの関連度を特定するに際し、ジャンル毎に設定されたジャンル識別子を用いる。ジャンル識別子を用いた関連度の特定については後述する。
以下、図6〜図10を用いて、上述したコンテンツ集約部208によるジャンル毎の検索結果数の決定処理、及び、コンテンツ検索結果の集約処理の一例について説明する。まず、検索クエリ「飲み物」で検索要求した際にヒットした各コンテンツに対して、コンテンツ評価部207が評価値を算出し、図6に示す評価値順にコンテンツが並んでいるとする。この場合、コンテンツ集約部208は、評価値が最も高いコンテンツである「山のおいしい水(500ml×24本入)」に関するジャンルである「飲み物/水/山のおいしい水」を基準ジャンルとする。
コンテンツ集約部208は、基準ジャンルと各ジャンルとの関連度をジャンル構造から特定する。以下では、図7に示すジャンル構造における最下層のジャンル(例えば「山のおいしい水」や「俺の桃!」など)を下層ジャンル、下層ジャンルの1つ上位階層のジャンル(例えば「水」や「ソフトドリンク」など)を中層ジャンル、中層ジャンルの1つ上位階層のジャンル(例えば「飲み物」や「美容」など)を上層ジャンルと定義して説明する。
基準ジャンルと各ジャンルとの関連度は、下層ジャンル、中層ジャンル、及び上層ジャンルの一致度から特定される。以下の順に、基準ジャンルとの関連度が高いジャンルであると特定される。すなわち、下層ジャンルは異なるが中層ジャンルが基準ジャンルと一致するジャンル、中層ジャンルが異なるが上層ジャンルが基準ジャンルと一致するジャンル、上層ジャンルが基準ジャンルと異なるジャンル、の順で基準ジャンルとの関連度が高いジャンルであるとされる。いま基準ジャンルが、「飲み物/水/山のおいしい水」であるため、該基準ジャンルと中層ジャンル「水」が一致する「飲み物/水/森のおいしい水」の関連度が最も高く、次いで、中層ジャンルは異なるが上層ジャンル「飲み物」が一致する「飲み物/ソフトドリンク/俺の桃!」及び「飲み物/ソフトドリンク/おいしいオレンジジュース」の関連度が高くなる。そして、最も関連度が低いのは、上層ジャンルが異なる「美容/シャンプー/美髪シャンプー」「美容/トリートメント/潤いコンディショニング」となる。
このような、ジャンル構造に基づく各ジャンルの関連度は、基準ジャンルを基準とした階層毎の減衰定数(上位階層への減衰定数g及び同一階層における減衰定数h)の積により定められる。図7に示す例では、下層ジャンル間での同一階層における減衰定数をh、中層ジャンル間での同一階層における減衰定数をh、上層ジャンル間での同一階層における減衰定数をhとし、下層ジャンル及び中層ジャンル間での上位階層への減衰定数をg、中層ジャンル及び上層ジャンル間での上位階層への減衰定数をgとしている。
例えば、「飲み物/水/森のおいしい水」は、基準ジャンルである「飲み物/水/山のおいしい水」と中層ジャンルが一致するため、下層ジャンル間での同一階層における減衰定数hを関連度とする。また、「飲み物/ソフトドリンク/俺の桃!」は、基準ジャンルである「飲み物/水/山のおいしい水」と中層ジャンルが異なり上層ジャンルが一致するため、下層ジャンル及び中層ジャンル間での上位階層への減衰定数g、及び、中層ジャンル間での同一階層における減衰定数hの積を関連度とする。また、「飲み物/ソフトドリンク/おいしいオレンジジュース」は、基準ジャンルである「飲み物/水/山のおいしい水」と中層ジャンルが異なり上層ジャンルが一致するため、下層ジャンル及び中層ジャンル間での上位階層への減衰定数g、及び、中層ジャンル間での同一階層における減衰定数hの積を関連度とする。また、「美容/シャンプー/美髪シャンプー」は、基準ジャンルである「飲み物/水/山のおいしい水」と上層ジャンルが異なるため、下層ジャンル及び中層ジャンル間での上位階層への減衰定数g、中層ジャンル及び上層ジャンル間での上位階層への減衰定数g、及び、上層ジャンル間での同一階層における減衰定数hの積を関連度とする。
コンテンツ集約部208による、関連度に基づく各ジャンルの検索結果数の決定について説明する。ジャンル構造記憶部210には、ユーザが予め設定した基準ジャンル「飲み物/水/山のおいしい水」の検索結果数である基準結果数Nが設定されている。そして、コンテンツ集約部208は、該基準結果数Nに、関連度である減衰定数(g及びh)の積を掛け合わせて、各ジャンルの検索結果数を決定する。ここでは基準結果数N=3とし、上位階層への減衰定数g=0.8、g=0.6とし、同一階層における減衰定数h=0.8、h=0.6、h=0.4とする。なお、掛け合わせて算出された値は四捨五入する。また、算出された値が1以下の場合には切り上げる。
上述したように、下層ジャンル及び中層ジャンル間での上位階層への減衰定数gの値(0.8)よりも、中層ジャンル及び上層ジャンル間での上位階層への減衰定数gの値(0.6)を小さくすることにより、上層ジャンルが基準ジャンルと一致するジャンルに比べて、上層ジャンルが基準ジャンルと一致しないジャンルの関連度をより小さくすることができる。また、下層ジャンル間での同一階層における減衰定数hの値(0.8)よりも、中層ジャンル間での同一階層における減衰定数hの値(0.6)を小さくし、該減衰定数hの値(0.6)よりも、上層ジャンル間での同一階層における減衰定数hの値(0.4)をより小さくすることにより、中層ジャンルが基準ジャンルと一致するジャンルに比べて、中層ジャンルが基準ジャンルと一致しないジャンルの関連度をより小さくでき、また、上層ジャンルが基準ジャンルと一致するジャンルに比べて、上層ジャンルが基準ジャンルと一致しないジャンルの関連度をより小さくできる。
なお、図7に示す例では、下層ジャンル間での同一階層における減衰定数は、上位階層である中層ジャンルに関らず、hで共通としたが、上位階層である中層ジャンルの種別毎に異なるものとしてもよい。
例えば、ジャンル「飲み物/水/森のおいしい水」は関連度がhであるため、検索結果数はN×h=3×0.8=2.4≒2であると算出される。また、ジャンル「飲み物/ソフトドリンク/俺の桃!」及び「飲み物/ソフトドリンク/おいしいオレンジジュース」は関連度がg×hであるため、検索結果数はN×g×h=3×0.8×0.6=1.44≒1であると算出される。また、ジャンル「美容/シャンプー/美髪シャンプー」は関連度がg×g×hであるため、検索結果数はN×g×g×h=3×0.8×0.6×0.4=0.576≒1であると算出される。このように、コンテンツ集約部208は、基準ジャンルとの関連度が高いジャンルは検索結果数を多く、基準ジャンルとの関連度が低いジャンルは検索結果数を少なくするように、検索結果数を決定する。
なお、図7に示すジャンル構造は階層構造を説明するために模式的に表した図であり、実際には、ジャンル構造記憶部210には、図8に示すジャンル構造テーブルが記憶されている。図8に示したジャンル名は、3列のうち左の列が上層ジャンル、真中の列が中層ジャンル、右の列が下層ジャンルにそれぞれ該当する。また、ジャンル構造テーブルにおいては、ジャンルを一意に定めるジャンル識別子が予め設定されている。例えば、ジャンル「飲み物/水/山のおいしい水」にはジャンル識別子aが設定されている。
そして、ジャンル構造記憶部210は、上述した検索結果数を算出するための関連度を、各ジャンルの組合せ毎(各ジャンルの識別子の組合せ毎)に関連度テーブルにより記憶している。図9は、ジャンル構造記憶部210が記憶する関連度テーブルである。図9に示すように、関連度テーブルには、基準ジャンルの識別子と各ジャンルの識別子との組合せにおける関連度(減衰定数の積)が設定されている。このため、コンテンツ集約部208は、図8に示したジャンル構造テーブルに基づいて基準ジャンルと各ジャンルのジャンル識別子を特定し、図9に示した関連度テーブルに基づいて基準ジャンルと各ジャンルとの関連度を特定する。関連度特定後の各ジャンルに関する検索結果数の算出は上述したとおりである。
コンテンツ集約部208によるコンテンツ検索結果の集約処理は、各ジャンル毎に決定した検索結果数に基づいて行われる。すなわち、上述したように、基準ジャンルであるジャンル「飲み物/水/山のおいしい水」の集約後コンテンツ検索結果Pの検索結果数は3であり、ジャンル「飲み物/水/森のおいしい水」の集約後コンテンツ検索結果Qの検索結果数は2であり、ジャンル「飲み物/ソフトドリンク/俺の桃!」の集約後コンテンツ検索結果Rの検索結果数、及び、「飲み物/ソフトドリンク/おいしいオレンジジュース」の集約後コンテンツ検索結果Sの検索結果数は1である。このため、コンテンツ集約部208は、当該検索結果数となるように、各ジャンルのコンテンツ検索結果を集約する(図10参照)。なお、コンテンツ集約部208は、集約後コンテンツ検索結果として、上述したコンテンツ評価部207により算出された評価値が高いコンテンツを優先的に選択している。
コンテンツ検索結果出力部209は、コンテンツ集約部208により集約されたコンテンツ検索結果をユーザ端末100へ出力する。
(レコメンドサーバ)
次に、レコメンドサーバ300について説明する。図11は、レコメンドサーバ300の機能構成を示すブロック図である。図11に示すとおり、レコメンドサーバ300は、レコメンド取得対象コンテンツ取得部301、関連コンテンツ計算部302、及び関連コンテンツ送信部303を含んで構成されている。このレコメンドサーバ300は、CPU、RAM、ROMなどのハードウェアにより構成されており、記憶されているプログラムにしたがってCPUは動作するよう構成されている。具体的には、情報配信サーバ200と同様の構成をとるものであって、図3に示されるハードウェア構成により実現される。以下、各構成について説明する。
レコメンド取得対象コンテンツ取得部301は、情報配信サーバ200からレコメンド取得対象コンテンツを取得するものである。
関連コンテンツ計算部302は、レコメンド取得対象コンテンツ取得部301が取得したレコメンド取得対象コンテンツに関連するコンテンツを、図示しないコンテンツのデータベースから検索し、計算することにより関連コンテンツを決定する。例えば、関連コンテンツ計算部302は、レコメンド取得対象コンテンツのメタデータと同一のメタデータを有するコンテンツを関連コンテンツとする。
関連コンテンツ送信部303は、関連コンテンツ計算部302が計算した結果により定められた関連コンテンツ及び各関連コンテンツの順位情報を情報配信サーバ200へ送信する。
(検索サーバ)
次に、検索サーバ400について説明する。図12は、検索サーバ400の機能構成を示すブロック図である。図12に示すとおり、検索サーバ400は、クエリ取得部401、コンテンツ計算部402、及びクエリ検索結果コンテンツ送信部403を含んで構成されている。この検索サーバ400は、CPU、RAM、ROMなどのハードウェアにより構成されており、記憶されているプログラムにしたがってCPUは動作するよう構成されている。具体的には、情報配信サーバ200と同様の構成をとるものであって、図3に示されるハードウェア構成により実現される。以下、各構成について説明する。
クエリ取得部401は、情報配信サーバ200から検索クエリを取得するものである。
コンテンツ計算部402は、クエリ取得部401が取得した検索クエリに対応するコンテンツを、図示しないコンテンツのデータベースから検索して、送信対象となるコンテンツを決定する。具体的には、コンテンツ計算部402は、コンテンツのデータベースから検索したそれぞれのコンテンツに対して計算処理をした結果に基づいて情報配信サーバ200へ送信する対象となるコンテンツを決定する。上記計算処理の具体例として、コンテンツ計算部402は、検索クエリに対応するコンテンツについて、当該検索クエリに対応するメタデータ数等を計算する。
クエリ検索結果コンテンツ送信部403は、コンテンツ計算部402が計算した結果定めたコンテンツ及び各コンテンツの順位情報を情報配信サーバ200へ送信する。
(ユーザ端末)
次に、ユーザ端末100について説明する。図13は、ユーザ端末100の機能構成を示すブロック図である。図13に示すとおり、ユーザ端末100は、ブラウザ101、レコメンド要求送信部102、及び配信情報表示部103を含んで構成されている。このユーザ端末100は、CPU、RAM、ROMなどのハードウェアにより構成されており、記憶されているプログラムにしたがってCPUは動作するよう構成されている。具体的には、情報配信サーバ200と同様の構成をとるものであって、図3に示されるハードウェア構成により実現される。以下、各構成について説明する。
ブラウザ101は、インターネットに接続するためのアプリケーション部分であり、インターネット上に配置されているサイトに対してアクセスし、サイトに保持されているコンテンツをユーザに閲覧可能にさせるものである。
レコメンド要求送信部102は、図示しない操作部をユーザが操作することにより、検索クエリ及びユーザIDとともにレコメンド情報の要求を情報配信サーバ200に送信する部分である。
情報配信表示部103は、ブラウザ101により取得されたメニュー画面およびコンテンツ(Webページ)を表示する部分である。
つぎに、これらユーザ端末100、情報配信サーバ200、レコメンドサーバ300、及び検索サーバ400の動作について図14を用いて説明する。図14は、ユーザ端末100の要求に応じて検索結果を配信するときのユーザ端末100、情報配信サーバ200、レコメンドサーバ300、及び検索サーバ400の処理を示すシーケンス図である。
図14に示すとおり、ユーザ端末100のレコメンド要求送信部102は、ユーザIDと検索クエリとを情報配信サーバ200へ送信すると共に、検索結果送信要求する(ステップS1)。
情報配信サーバ200の検索要求受付部203は、ユーザIDと検索クエリとを取得すると共に、検索結果送信要求を受け付け、クエリ検索結果取得部206は、当該検索クエリを検索サーバ400へ送信する(ステップS2)。
レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、検索要求時の検索クエリと、コンテンツ履歴情報記憶部201が記憶しているコンテンツ履歴情報とに基づいて、レコメンド取得対象となるコンテンツであるレコメンド取得対象コンテンツを決定する(ステップS3)。
関連コンテンツ取得部205は、レコメンド取得対象コンテンツのコンテンツIDをレコメンドサーバ300へ送信する(ステップS4)。レコメンドサーバ300の関連コンテンツ計算部302は、当該レコメンド取得対象コンテンツの関連コンテンツを計算し(ステップS5)、レコメンドサーバ300の関連コンテンツ送信部303は、当該関連コンテンツの計算結果を情報配信サーバ200へ送信する(ステップS6)。
検索サーバ400のコンテンツ計算部402は、検索クエリに対応するコンテンツを計算し(ステップS7)、検索サーバ400のクエリ検索結果コンテンツ送信部403は、計算に基づく結果を情報配信サーバ200へ送信する(ステップS8)。
コンテンツ評価部207は、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツの評価値と、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの評価値とに基づいて、検索結果として出力するコンテンツの優先度を決定する(ステップS9)。そして、コンテンツ集約部208は、コンテンツ評価部207による評価後のコンテンツ検索結果をジャンル毎に集約する(ステップS10)。最後に、コンテンツ検索結果出力部209は、集約後のコンテンツ検索結果をユーザ端末100へ出力する(ステップS11)。なお、ステップS9〜ステップS11の処理の詳細については、後述する。
続いて、図15のフローチャートを用いて評価算出処理を説明する。この処理は、図14に示したシーケンス図のステップS9に対応する。まず、コンテンツ評価部207は、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの集合であるコンテンツ群C1のそれぞれのコンテンツについて評価値V1を求める(ステップS91)。コンテンツ評価部207が算出する評価値V1は、以下の式(1)により求めることができる。
V1=(M−α)×{(x+1−rank)/x}・・・(1)
ここで、xは、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの件数であり、αは、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツと、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツとの優先度合を定める指標値であり、Mは、αが取り得る最大値であり、rankは、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位である。よって、評価値V1は、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの件数と、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位とに基づいて算出される値である。クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位が上位であれば、上位であるほど、評価値V1が高くなる。なお、コンテンツ評価部207は、上記式(1)により評価値V1を算出したが、他の種々の式により評価値V1を算出するようにしても良い。例えば、上記式(1)では、(x+1−rank)をxで割っているが、xをrankで割るようにしても良い。
コンテンツ群C1に含まれるコンテンツの中に、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツの集合であるコンテンツ群C2に含まれるコンテンツが無い場合(ステップS92;NO)、コンテンツ検索結果出力部208は、評価値V1のランキング通りの順位のコンテンツを出力する(ステップS93)。コンテンツ群C1に含まれるコンテンツの中に、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ群C2に含まれるコンテンツがある場合(ステップS92;YES)、コンテンツ評価部207は、関連コンテンツ群C2のコンテンツの内、コンテンツ群C1にも含まれるコンテンツの評価値V2を求める(ステップS94)。関連コンテンツ群C2のコンテンツの内、コンテンツ群C1のコンテンツには含まれないコンテンツは、評価対象外とするものとする。なお、関連コンテンツ群C2のコンテンツの内、コンテンツ群C1のコンテンツには含まれないコンテンツの評価値V2を求めるようにしても良い。
コンテンツ評価部207が算出する評価値V2は、以下の式(2)により求めることができる。
V2=α×{(x+1−rank)/x}・・・(2)
ここで、xは、関連コンテンツ取得部205が取得した件数であり、αは、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツと、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツとの優先度合を定める指標値であり、rankは、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ内における各コンテンツの順位である。よって、評価値V2は、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツの件数と、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位とに基づいて算出される値である。関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位が上位であれば、上位であるほど、評価値V2が高くなる。なお、コンテンツ評価部207は、上記式(2)により評価値V2を算出したが、他の種々の式により評価値V2を算出するようにしても良い。例えば、上記式(2)では、(x+1−rank)をxで割っているが、xをrankで割るようにしても良い。
続いて、コンテンツ評価部207は、評価値V1、V2から最終評価値V3を求める(ステップS95)。最終評価値V3は、以下の式(3)により求めることができる。このように、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツ内における評価値V1と、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における評価値V2とを用いて、最終的な評価値を算出することにより、複数の観点の評価値を算出することができ、適切なコンテンツの評価値を算出することができる。
V3=V1+V2・・・(3)
続いて、図16のフローチャートを用いてコンテンツ集約処理を説明する。この処理は、図14に示したシーケンス図のステップS10とステップS11に対応する。
まず、コンテンツ集約部208は、コンテンツ評価部207が算出した評価値V3が最も高いコンテンツに関するジャンルを、基準ジャンルに決定する(ステップS101)。基準ジャンルの決定後、コンテンツ集約部208は、ジャンル構造記憶部210が記憶する関連度テーブル(図9参照)に基づき、各ジャンルの集約後検索結果数を求める(ステップS102)。具体的には、基準ジャンルの識別子、各ジャンルの識別子、及び関連度テーブルから、各ジャンルの関連度(減衰定数)を特定し、基準ジャンルの検索結果数である基準結果数Nに、各ジャンルの関連度を掛け合わせることで、各ジャンルの検索結果数を決定する。
そして、コンテンツ集約部208は、各ジャンル毎のコンテンツを集約する(ステップS103)。具体的には、コンテンツ集約部208は、各ジャンル毎に決定した検索結果数となるように、各ジャンルのコンテンツ検索結果の集約処理を行う。なお、コンテンツ集約部208は、集約後にコンテンツ検索結果とするコンテンツとして、上述したコンテンツ評価部207により算出された評価値が高いコンテンツを優先的に選択する。
最後に、コンテンツ検索結果出力部209は、コンテンツ集約部208により集約されたコンテンツ検索結果をユーザ端末100へ出力する(ステップS104)。
次に、本実施形態の情報配信サーバ200の作用効果について説明する。本実施形態の情報配信サーバ200によれば、コンテンツ集約部208により検索クエリに対するコンテンツ検索結果が所定の類似範囲毎に集約され、コンテンツ検索結果出力部209により該集約後のコンテンツ検索結果が出力される。これにより、ユーザ端末100には所定の類似範囲毎に集約された後のコンテンツ検索結果が表示され、類似するコンテンツの表示数が少なくなる。類似するコンテンツの表示数が少なくなることから、従来、ユーザ端末100(の1画面)に表示しきれていなかったコンテンツが表示されることとなる。すなわち、従来と比較し、様々な種類のコンテンツが表示され易くなる。このことで、ユーザは、検索結果として様々な種類のコンテンツを従来よりも容易に確認可能となる。また、様々な種類のコンテンツが表示され易くなることで、ユーザのセレンディピティが向上することが期待できる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、コンテンツ集約部208は、各コンテンツの種別を示すジャンルを所定の類似範囲としてコンテンツ検索結果を集約することにより、特徴が類似するコンテンツを適切に集約することが可能となる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、コンテンツ集約部208は、ジャンル毎の重要度、例えば基準ジャンルとの関連度に応じて検索結果数を決定し、コンテンツ検索結果を集約することにより、ユーザにとって重要度の高いジャンルのコンテンツは多数表示しながら、様々な種類のコンテンツ表示を行うことができる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、各ジャンルを階層構造化したジャンル構造を記憶するジャンル構造記憶部210をさらに備え、コンテンツ集約部208は、ジャンル構造記憶部210に記憶されたジャンル構造に基づいて、各ジャンルの検索結果数を決定し、コンテンツ検索結果を集約する。ジャンル構造により各ジャンル間の関連度を簡易かつ適切に定義できるため、各ジャンルの検索結果数の決定が容易になり、ひいては、コンテンツ検索結果の集約が容易になる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、コンテンツ集約部208は、各ジャンルのうち基準となる基準ジャンルを決定し、基準ジャンルを特定する識別子と各ジャンルを特定する識別子とに基づいて、各ジャンルの検索結果数を決定し、コンテンツ検索結果を集約する。基準ジャンルを決定し、該基準ジャンルとの関連度から各ジャンルの検索結果数を決定することにより、各ジャンルのコンテンツ検索結果の集約をより容易に行うことができる。また、基準ジャンルの識別子、各ジャンルの識別子、及び関連度テーブルから、各ジャンルの関連度(減衰定数)を特定し、各ジャンルの検索結果数を決定することで各ジャンルの検索結果数の決定が容易になり、ひいては、コンテンツ検索結果の集約が容易になる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、コンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価部207をさらに備え、コンテンツ集約部208は、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツ検索結果の評価値に基づいて、基準ジャンルを決定することにより、ユーザが所望するコンテンツに関するジャンルを基準ジャンルとすることができる。そして、該ユーザが所望とする基準ジャンルとの関連度に基づいて各ジャンルの検索結果数を決定するため、ユーザが所望するジャンルのコンテンツは多数表示しながら、様々な種類のコンテンツ表示が可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、ジャンル構造記憶部210には、階層構造化されたジャンルが記憶されているとして説明したが、必ずしもジャンルは階層構造化されていなくてもよく、各ジャンル間の関係性(関連度合い)が特定可能なようにジャンルが記憶されていればよい。
また、基準ジャンルはコンテンツ評価部207が算出した評価値に基づいて決定されるとして説明したが、単にユーザが履歴として保持するコンテンツに関するジャンルを基準ジャンルとしてもよい。
200…情報配信サーバ、205…関連コンテンツ取得部、206…クエリ検索結果取得部、207…コンテンツ評価部、208…コンテンツ集約部、209…コンテンツ検索結果出力部、210…ジャンル構造記憶部。

Claims (6)

  1. 検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得手段と、
    前記検索結果取得手段により取得されたコンテンツ検索結果を、所定の類似範囲毎に集約するコンテンツ集約手段と、
    複数の前記所定の類似範囲を階層構造化した類似範囲構造を記憶する類似範囲構造記憶手段と、
    前記コンテンツ集約手段により集約されたコンテンツ検索結果を出力する出力手段と、
    を備え、
    前記コンテンツ集約手段は、各類似範囲のうち基準となる基準類似範囲を決定し、該基準類似範囲との関連度を、前記類似範囲構造における各階層構造毎の一致度から算出し、算出した該関連度に基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約するコンテンツ検索結果提供装置。
  2. 前記コンテンツ集約手段は、各コンテンツの種別を示すジャンルを前記所定の類似範囲としてコンテンツ検索結果を集約する、請求項1に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  3. 前記コンテンツ集約手段は、前記所定の類似範囲毎の重要度に応じた検索結果数を決定し、コンテンツ検索結果を集約する、請求項1又は2に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  4. 前記コンテンツ集約手段は、各類似範囲のうち基準となる基準類似範囲を決定し、基準類似範囲を特定する識別子と各類似範囲を特定する識別子とに基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  5. 前記検索結果取得手段により取得されたコンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価手段をさらに備え、
    前記コンテンツ集約手段は、前記コンテンツ評価手段が算出したコンテンツ検索結果の評価値に基づいて、前記基準類似範囲を決定する、請求項4に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  6. コンテンツの検索結果を提供するコンテンツ検索結果提供装置が行うコンテンツ検索結果提供方法であって、
    検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得ステップと、
    前記検索結果取得ステップにおいて取得されたコンテンツ検索結果を、所定の類似範囲毎に集約するコンテンツ集約ステップと、
    複数の前記所定の類似範囲を階層構造化した類似範囲構造を記憶する類似範囲構造記憶ステップと、
    前記コンテンツ集約ステップにおいて集約されたコンテンツ検索結果を出力する出力ステップと、
    を含み、
    前記コンテンツ集約ステップでは、各類似範囲のうち基準となる基準類似範囲を決定し、該基準類似範囲との関連度を、前記類似範囲構造における各階層構造毎の一致度から算出し、算出した該関連度に基づいて、各類似範囲のコンテンツ検索結果を集約するコンテンツ検索結果提供方法。
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