JP6113574B2 - コンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法に関する。
従来から、利用者が過去に利用したコンテンツの情報に基づいて、利用者が所望すると考えられるコンテンツを提供する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載の技術では、利用者履歴情報中のメタ情報に基づいて利用者毎の項目別特徴度を算出し、該項目別特徴度の値からレコメンド対象となるコンテンツを取得している。
特開2004−362011号公報
ところで、上述した技術を利用して、過去に利用したコンテンツの情報に基づきコンテンツを提供する場合には、同一の検索クエリに対しては常に同一の検索結果が出力され易い。そのため、例えば、検索結果の中にユーザにとって有益でないコンテンツが含まれている場合であっても、同一の検索クエリに対しては、当該有益でないコンテンツが繰り返し出力されることとなる。検索結果を表示する端末に表示可能なコンテンツ数には限りがあるため、ユーザにとって価値がある可能性のあるコンテンツの表示数が少なくなってしまう。このような問題は、検索結果を表示する端末が携帯電話などの小型の端末である場合に特に大きな問題となる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって価値があるコンテンツを多数表示すべく、同一の検索クエリに対する検索結果を検索の都度調整可能なコンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法を提供することを目的とする。
本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置は、検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得手段と、検索結果取得手段により取得されたコンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価手段と、コンテンツ評価手段が評価値を算出したコンテンツのうち、評価値が高いコンテンツを固定コンテンツとして特定し、該固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定し、該入替候補コンテンツの入替評価値を算出する入替評価手段と、コンテンツ評価手段が評価値を算出したコンテンツ検索結果のうち、入替候補コンテンツについては入替評価値順にソートし、コンテンツ検索結果を決定する検索結果決定手段と、、検索結果決定手段により決定されたコンテンツ検索結果を出力する出力手段と、を備え、入替評価手段は、コンテンツ検索結果としてユーザに露出した回数である出現回数少な入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出する。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供方法は、検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得ステップと、検索結果取得ステップにおいて取得されたコンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価ステップと、コンテンツ評価ステップにおいて評価値が算出されたコンテンツのうち、評価値が高いコンテンツを固定コンテンツとして特定し、該固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定し、該入替候補コンテンツの入替評価値を算出する入替評価ステップと、コンテンツ評価ステップにおいて評価値を算出したコンテンツ検索結果のうち、入替候補コンテンツについては入替評価値順にソートし、コンテンツ検索結果を決定する検索結果決定ステップと、検索結果決定ステップにおいて決定されたコンテンツ検索結果を出力する出力ステップと、を含み、入替評価ステップにおいて、コンテンツ検索結果としてユーザに露出した回数である出現回数少な入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出する。
このようなコンテンツ検索結果提供装置及びコンテンツ検索結果提供方法によれば、評価値が高い固定コンテンツが特定され、該固定コンテンツ以外の入替候補コンテンツの入替評価値が算出される。入替評価値は、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど高くなるため、入替評価値順にソートされたコンテンツ検索結果では、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど上位に順位付けされることとなる。すなわち、ユーザにとって有意義なコンテンツである可能性が高い評価値が高いコンテンツ(固定コンテンツ)についてはその評価値どおりの順位で出力しながら、それ以外のコンテンツ(入替候補コンテンツ)については、出現回数が少ないものほど上位の順位で出力することができる。上位の順位で出力された入替候補については、出現回数が増えることとなるため次回の検索時には下位の順位で出力されることとなり、このことで、検索の都度、上位の順位で出力される入替候補コンテンツは変更されることとなる。よって、同一の検索クエリに対する検索結果を検索の都度変更(調整)することが可能となる。
本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、入替評価手段は、クリック率入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出してもよい。この発明によれば、クリック率が高い入替候補コンテンツ、すなわち、ユーザにとって価値がある可能性が高い入替候補コンテンツを上位に出力し易くできる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、入替評価手段は、コンテンツ評価手段が算出した評価値入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出してもよい。この発明によれば、固定コンテンツと同一の基準で評価した評価値が高い入替候補コンテンツ、すなわち、ユーザがにとって価値がある可能性が高い入替候補コンテンツを上位に出力し易くできる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、入替評価手段は、コンテンツ評価手段がソートして評価値順に並んだ各コンテンツのうち、所定の順位以上の上位のコンテンツを固定コンテンツとしてもよい。この発明によれば、評価値が所定の順位以上のコンテンツを固定コンテンツとでき、ユーザにとって有意義なコンテンツである可能性が高い評価値が高いコンテンツ(固定コンテンツ)を、一定数必ず出力することができる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、入替評価手段は、コンテンツ評価手段がソートして評価値順に並んだ各コンテンツのうち、該評価値が所定の値よりも大きいコンテンツを固定コンテンツとしてもよい。この発明によれば、予め設定した値以上の評価値を有するコンテンツのみが、固定コンテンツとして上位で出力されるため、評価値の順位に関らず、真に評価値が高いコンテンツのみを固定コンテンツとできる。
また、本発明に係るコンテンツ検索結果提供装置では、入替評価手段は、コンテンツ評価手段がソートして評価値順に並んだ各コンテンツであって固定コンテンツ以外のコンテンツのうち、所定の順位以上、或いは、評価値が所定の値よりも大きいコンテンツを入替候補コンテンツとして特定してもよい。この発明によれば、評価値の順位または評価値の値が所定以上のコンテンツのみが入替候補コンテンツとされるため、コンテンツ評価手段による評価が極めて低いコンテンツ(ユーザにとって有意義なコンテンツである可能性が極めて低いコンテンツ)については入替候補コンテンツから除外できる。このことにより、出現回数が少ないコンテンツが出力される回数を増やすという本発明の効果を奏しながらも、ユーザにとって明らかに有意義でないコンテンツが上位で出力されることを抑制できる。
本発明によれば、同一の検索クエリに対する検索結果を検索の都度、調整することが可能となる。
本実施形態の情報システム構成図である。 本実施形態の情報配信サーバ200の機能を示すブロック図である。 情報配信サーバ200のハードウェア構成図である。 コンテンツ履歴情報のデータ構造を示す図である。 コンテンツメタデータ記憶部202が管理している情報のデータ構造を示す図である。 コンテンツ評価部207により評価値が算出されたコンテンツ検索結果を示す表である。 入替評価部208により入替評価値が算出された入替候補コンテンツを示す表である。 検索結果決定部209により入替候補コンテンツが再ソートされたコンテンツ検索結果を示す表である。 ユーザ端末100におけるコンテンツ検索結果表示イメージである。 本実施形態のレコメンドサーバ300の機能を示すブロック図である。 本実施形態の検索サーバ400の機能を示すブロック図である。 本実施形態のユーザ端末100の機能を示すブロック図である。 本実施形態のシーケンス図である。 コンテンツ評価値算出の詳細処理のフローチャートである。 入替評価値算出の詳細処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(情報処理システムの構成)
図1に示すように、情報処理システムは、情報配信サーバ200(コンテンツ検索結果提供装置)、レコメンドサーバ300、及び検索サーバ400から構成される。携帯電話等のユーザ端末100は、ネットワークを介して情報配信サーバ200と接続している。
情報配信サーバ200は、ユーザ端末100から検索クエリを受信すると共に、検索要求を受け付けると、過去の検索クエリに基づいて検索された結果から選択されたコンテンツの情報を用いて、当該検索クエリと関連性のあるコンテンツを決定し、当該コンテンツに関連するコンテンツ、及び検索クエリに対応するコンテンツをユーザ端末100へ提供する。なお、ここでいう選択とは、予め定められた選択手段(リンク、ボタン等)に対する選択を意味し、閲覧を意味する選択(例えば、コンテンツ詳細情報のリンク選択等)だけでなく、購入を目的とする選択(例えば、コンテンツ購入用のリンク選択等)も含む。また、ここでコンテンツとは、コンテンツの内容だけでなく、コンテンツの識別情報も含む。
図2は、本実施形態の情報配信サーバ200の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるように、情報配信サーバ200は、コンテンツ履歴情報記憶部201、コンテンツメタデータ記憶部202、検索要求受付部203、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204、関連コンテンツ取得部205(検索結果取得手段)、クエリ検索結果取得部206(検索結果取得手段)、コンテンツ評価部207(コンテンツ評価手段)、入替評価部208(入替評価手段)、検索結果決定部209(検索結果決定手段)、及びコンテンツ検索結果出力部210(出力手段)を含んで構成されている。
図3は、情報配信サーバ200のハードウェア構成図である。図1に示される情報配信サーバ200は、物理的には、図3に示すように、1又は複数のCPU11、主記憶装置であるRAM12及びROM13、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置14、ディスプレイ等の出力装置15、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール16、半導体メモリ等の補助記憶装置17などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2における各機能は、図3に示すCPU11、RAM12等のハードウェア上に1又は複数の所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU11の制御のもとで入力装置14、出力装置15、通信モジュール16を動作させるとともに、RAM12や補助記憶装置17におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図2に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
コンテンツ履歴情報記憶部201は、過去の検索クエリと、当該過去の検索クエリに基づいた検索結果から選択されたコンテンツとを対応付けた情報であるコンテンツ履歴情報を記憶するデータベースである。
図4は、コンテンツ履歴情報の記憶内容を示す説明図である。図4に示すように、コンテンツ履歴情報は、ユーザID、検索クエリ、選択されたコンテンツID、及び選択時の日時を含む。
図4では、例えば、ユーザIDが「User1」のユーザ端末100が検索クエリ「飲み物」で検索要求し、その検索結果からジュースA(オレンジ)(500ml×24本入り)が、2013年1月10日に選択されたことを示している。
コンテンツメタデータ記憶部202は、コンテンツと当該コンテンツのメタデータとを関連付けた情報(コンテンツメタデータ)を記憶するデータベースである。
図5は、コンテンツメタデータの記憶内容を示す説明図である。図5に示すように、コンテンツメタデータは、コンテンツID、及びメタデータを含む。ここでメタデータとは、データ検索用の情報(例えば、コンテンツの属性情報等)を意味する。
図5では、例えば、コンテンツID「ジュースA(オレンジ)(500ml×24本入り)」のメタデータが「ソフトドリンク・清涼飲料、飲み物/ソフトドリンク、炭酸、カラダに嬉しい製品設計」であることを示している。
検索要求受付部203は、ユーザ端末100から、ユーザID及び検索クエリを取得すると共にコンテンツの検索要求を受け付ける。
レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、検索要求時の検索クエリと、コンテンツ履歴情報記憶部201が記憶しているコンテンツ履歴情報とに基づいて、レコメンド取得対象となるコンテンツであるレコメンド取得対象コンテンツを決定する。
具体的に、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、コンテンツ履歴情報を参照して、検索要求時の検索クエリに対応するコンテンツをレコメンド取得対象コンテンツに決定する。また、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、検索要求時の検索クエリに対応する過去の検索クエリが無い場合(すなわち、検索要求時の検索クエリに対応するコンテンツが無い場合)は、コンテンツ履歴情報のコンテンツの内、検索要求時の検索クエリとメタデータに基づいてレコメンド取得対象コンテンツを決定する。そして、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、コンテンツ履歴情報のコンテンツの内、検索要求時の検索クエリに基づいたメタデータが無い場合、最新のコンテンツ履歴情報のコンテンツをレコメンド取得対象コンテンツに決定する。なお、検索要求時の検索クエリに対応する過去の検索クエリには、検索要求時の検索クエリに完全一致する過去の検索クエリだけでなく、部分一致する過去の検索クエリも含む。
関連コンテンツ取得部205は、レコメンド取得対象コンテンツ決定部204が決定したレコメンド取得対象コンテンツをレコメンドサーバ300へ通知すると共に、関連コンテンツの取得要求を行い、レコメンドサーバ300から関連コンテンツを第1の検索結果として取得する。ここで、関連コンテンツとは、レコメンド取得対象コンテンツに類似するコンテンツ(例えば、メタデータが共通しているコンテンツ)をいう。
クエリ検索結果取得部206は、検索クエリを検索サーバ400へ通知すると共に、当該検索クエリに対応するコンテンツを第2の検索結果として検索サーバ400から取得する。
コンテンツ評価部207は、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ及びクエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ(コンテンツ検索結果)の評価値を算出する。以下では、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツの評価値をコンテンツ評価値として説明する。また、コンテンツ評価部207は、算出した評価値順にコンテンツを並び替え(ソートし)、コンテンツリストを生成する。
図6は、コンテンツ評価部207によりコンテンツ評価値が算出されたコンテンツ検索結果を示す表である。図6では、検索クエリ「飲み物」で検索要求した際にヒットする各コンテンツがコンテンツ評価値順にソートされて並んでいる。コンテンツ評価部207によるコンテンツ評価値算出の詳細については後述する。
入替評価部208は、コンテンツ評価部207がコンテンツ評価値を算出したコンテンツのうち、コンテンツ評価値が高いコンテンツを固定コンテンツとして特定し、該固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定し、該入替候補コンテンツの入替評価値を算出する。すなわち、入替評価部208は、固定コンテンツ特定処理、入替候補コンテンツ特定処理、入替評価値算出処理、を行う手段である。
入替評価部208による固定コンテンツ特定処理は、コンテンツ評価部207により算出されたコンテンツ評価値に基づいて行われる。入替評価部208は、コンテンツ評価部207がソートしてコンテンツ評価値順に並んだ各コンテンツのうち、所定の順位以上の上位のコンテンツを固定コンテンツとする。該所定の順位に関する情報(上位何位までを固定コンテンツとするか、を示す情報)は、固定コンテンツ決定情報として、予め入替評価部208に記憶されている。
例えば、固定コンテンツ決定情報として、コンテンツ評価値が上位3位までのコンテンツを固定コンテンツとする旨の情報が入替評価部208に記憶されている。また、このような固定コンテンツ決定情報は、コンテンツ検索結果の出力先であるユーザ端末100におけるコンテンツ表示数に応じて設定されていてもよい。例えば、ユーザ端末100におけるコンテンツ表示数の3割を固定コンテンツとする旨の情報が固定コンテンツ決定情報として入替評価部208に記憶されていてもよい。この場合、ユーザ端末100におけるコンテンツ表示数が10であれば、その3割である上位3位までのコンテンツが固定コンテンツとされる。
また、入替評価部208は、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツ評価値に所定の閾値を設け、コンテンツ評価値が該閾値よりも大きいコンテンツを固定コンテンツとしてもよい。このようなコンテンツ評価値の閾値は、固定コンテンツ決定情報として、予め入替評価部208に記憶されている。
入替評価部208による入替候補コンテンツ特定処理は、固定コンテンツ特定処理後、固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定することにより行われる。入替評価部208は、コンテンツ評価部207がソートしてコンテンツ評価値順に並んだ各コンテンツであって固定コンテンツ以外のコンテンツのうち、コンテンツ評価値が所定の順位以上のコンテンツを入替候補コンテンツとする。該所定の順位に関する情報(固定コンテンツを除いたコンテンツのうち上位何位までを入替候補コンテンツとするか)は、入替候補コンテンツ決定情報として、予め入替評価部208に記憶されている。入替候補コンテンツ決定情報として記憶されている所定の順位に関する情報は、上述した固定コンテンツ決定情報と同様、具体的な順位(上位3位など)であってもよいし、ユーザ端末100におけるコンテンツ表示数に応じて設定された情報(コンテンツ表示数の3割など)であってもよい。
また、入替評価部208は、コンテンツ評価部207がソートしてコンテンツ評価値順に並んだ各コンテンツであって固定コンテンツ以外のコンテンツのうち、コンテンツ評価値が所定の閾値よりも大きいコンテンツを入替候補コンテンツとしてもよい。このようなコンテンツ評価値の閾値は、入替候補コンテンツ決定情報として、予め入替評価部208に記憶されている。なお、入替評価部208は、コンテンツ評価部207によりコンテンツ評価値が算出されたコンテンツのうち、固定コンテンツを除く全コンテンツを、入替候補コンテンツとしてもよい。
入替評価部208による入替評価値算出処理は、特定した入替候補コンテンツの入替評価値を算出することにより行われる。入替評価部208は、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど、入替評価値を高くする。出現回数とは、コンテンツ検索結果出力部210が出力し且つユーザ端末100において表示されユーザが閲覧可能な状況になった回数である。すなわち、出現回数とは、コンテンツ検索結果としてユーザに露出した回数である。なお、出現回数は、情報配信サーバ200と通信可能な外部DB(図示せず)に保持されており、入替評価部208は、入替評価値を算出する度毎に、当該外部DBと通信することにより、各コンテンツの出現回数を取得する。外部DBにおいて保持される各コンテンツの出現回数は、出現回数の変動があった際にリアルタイムに更新されてもよいし、例えば1日1回のように所定の周期で更新されてもよい。
また、入替評価部208は、出現回数に加えてクリック率を考慮して入替評価値を算出する。具体的には、入替評価部208は、クリック率が高い入替候補コンテンツほど、入替評価値を高くする。クリック率とは、コンテンツがクリックされた回数を、該コンテンツがユーザ端末に表示された回数で割ったものであり、いわゆるCTR(Click Through Rate)である。クリック率が高い入替候補コンテンツは、すなわち、ユーザにとって価値があるコンテンツであると判別できる。このようなクリック率は、上述した出現回数と同様、外部DB(図示せず)に保持されており、入替評価部208は当該外部DBと通信することにより、各コンテンツのクリック率を取得する。
また、入替評価部208は、出現回数及びクリック率に加えて、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツ評価値を考慮して入替評価値を算出する。具体的には、入替評価部208は、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツ評価値が高い入替候補コンテンツほど、入替評価値を高くする。コンテンツ評価値が高い入替候補コンテンツは、すなわち、ユーザにとって価値があるコンテンツであると判別できる。
このような、出現回数、クリック率、及びコンテンツ評価値に基づく入替評価値の算出は、以下の式により表される。
r=V×(1/imp)×ctr (2)
上記(2)式において、rは入替評価値、Vはコンテンツ評価値、impは出現回数、ctrはクリック率である。入替評価部208が(2)式を用いて入替候補コンテンツの入替評価値を算出することにより、コンテンツ評価値及びクリック率が高く、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど、入替評価値を高くすることができる。
検索結果決定部209は、コンテンツ評価部207がコンテンツ評価値順でソートして生成したコンテンツリストのうち、入替候補コンテンツについては入替評価値順に再ソートし(再ソート処理)、最終的にコンテンツ検索結果出力部210が出力する最終的なコンテンツ検索結果を決定する。
以下、図6〜図8を用いて、上述したコンテンツ評価部207によるコンテンツリスト生成処理、入替評価部208による固定コンテンツ特定処理、入替候補コンテンツ特定処理、入替評価値算出処理、検索結果決定部209による再ソート処理の一例について説明する。
まず、検索クエリ「飲み物」で検索要求した際にヒットした各コンテンツに対して、コンテンツ評価部207がコンテンツ評価値を算出し、コンテンツ評価値順にソートして、図6に示すコンテンツリストを生成する(コンテンツリスト生成処理)。
予め、入替評価部208には固定コンテンツ決定情報として、コンテンツ評価値が上位4位までのコンテンツを固定コンテンツとする旨の情報が記憶されている。この場合、入替評価部208は、図6に示すコンテンツリストのうちコンテンツ評価値の上位4位までのコンテンツである、「山のおいしい水(500mL×24本入)」「山のおいしい水(500mL×48本入)」「山のおいしい水(500mL×48本入×2コセット)」「俺の桃!(1.0L×12本入)」を固定コンテンツPとして特定する(固定コンテンツ特定処理)。
また、入替評価部208は、固定コンテンツを除く検索結果の全コンテンツを入替候補コンテンツQとする(入替候補コンテンツ特定処理)。この場合、入替評価部208は、固定コンテンツを除く全コンテンツの入替評価値を算出する(入替評価値算出処理)。入替評価部208による入替評価値算出処理について図7により説明する。
図7は、入替評価部208により入替評価値が算出された入替候補コンテンツを示す表であり、入替評価部208により生成された入替評価値テーブルである。図7に示された各コンテンツは入替候補コンテンツQである。入替候補コンテンツQは、それぞれ入替評価値が算出されており、具体的には、コンテンツ評価値V、出現回数imp、クリック率ctrから入替評価値rが算出されている。
入替評価部208は、入替評価値rを算出するに際し(図7に示した入替評価値テーブルを生成するに際し)、上述したコンテンツ評価値V、出現回数imp、クリック率ctrを各コンテンツ分取得する必要がある。入替評価部208は、コンテンツ評価部207が生成したコンテンツリスト(図6)に基づいて、入替候補コンテンツQ及び入替候補コンテンツQのコンテンツ評価値Vを取得できる。また、入替評価部208は、入替候補コンテンツQの出現回数imp及びクリック率ctrを外部DBとの通信により取得することができる。
そして、入替評価部208は、上記(2)式に基づいて、入替評価値rを算出する。例えば、図7に示した入替評価値テーブルにおけるコンテンツ「俺の桃!(1.5L×8本入)」はコンテンツ評価値Vが0.3であり、出現回数impが1000であり、クリック率ctrが3%であるため、
r=V(0.3)×(1/imp(1000))×ctr(3/100)
=9×10-6
となる。同様にして、他の入替候補コンテンツQの入替評価値rを算出する。このようにして、図7に示した入替評価値テーブルが生成される。
入替評価部208による入替評価値算出処理後、検索結果決定部209は、図7に示した入替評価値テーブルに基づいて入替候補コンテンツQを再ソートし入替評価値順コンテンツRとする。具体的には、各入替候補コンテンツQの入替評価値rを降順にソートする。そして、検索結果決定部209は、図6に示すコンテンツリストにおける固定コンテンツP(「山のおいしい水(500mL×24本入)」「山のおいしい水(500mL×48本入)」「山のおいしい水(500mL×48本入×2コセット)」「俺の桃!(1.0L×12本入)」)をコンテンツ評価値V順に並べ、該固定コンテンツPの次に、再ソート後の入替評価値順コンテンツRを並べ、図8に示す最終的なコンテンツ検索結果を示す表を生成する。
図6に示すコンテンツリストと図8に示す最終的なコンテンツ検索結果とを比較すると明らかなように、入替候補コンテンツQを入替評価値rで再ソートすることにより、最終的なコンテンツ検索結果が変更されている。例えば、コンテンツ「おいしいりんごジュース450mL×24本入」は、コンテンツ評価値は0.06であり、図6に示すコンテンツリストでは、コンテンツ評価値Vが10位(このまま出力された場合、ユーザ端末100での表示順位が10位)であるが、図7に示すように、出現回数impが200と少ないため、入替評価値は6と高い値となっている。このため、図8に示すように、再ソート後の最終的なコンテンツ検索結果では、入替評価値rが2位(ユーザ端末100での表示順位が6位)となる。
図2に戻り、コンテンツ検索結果出力部210は、検索結果決定部209により決定されたコンテンツ検索結果をユーザ端末100へ出力する。なお、コンテンツ検索結果出力部210は、ユーザ端末100において1ページで表示可能な件数単位でコンテンツ検索結果を纏めて出力する。例えば、ユーザ端末100において1ページで表示可能な件数が10件であれば、コンテンツ検索結果出力部210は、コンテンツ検索結果の上位10コンテンツで1組の纏まりとし、以下、検索結果の順位に沿って、10コンテンツ毎に1組の纏まりとして出力する。
コンテンツ検索結果出力部210により出力されたコンテンツのユーザ端末100における表示イメージは図9に示すとおりである。図9(a)は、入替評価部208による再ソートが行われていない場合のコンテンツ検索結果であり、図9(b)は、入替評価部208による再ソートが行われた場合のコンテンツ検索結果である。図9(a)及び(b)を比較すると明らかなように、再ソートが行われていない場合には、コンテンツ検索結果の5位〜10位には、再ソート前の入替候補コンテンツQが表示されているのに対し(図9(a))、再ソートが行われた場合には、コンテンツ検索結果の5位〜10位には、入替評価値順コンテンツRが表示されている(図9(b))。
(レコメンドサーバ)
次に、レコメンドサーバ300について説明する。図10は、レコメンドサーバ300の機能構成を示すブロック図である。図10に示すとおり、レコメンドサーバ300は、レコメンド取得対象コンテンツ取得部301、関連コンテンツ計算部302、及び関連コンテンツ送信部303を含んで構成されている。このレコメンドサーバ300は、CPU、RAM、ROMなどのハードウェアにより構成されており、記憶されているプログラムにしたがってCPUは動作するよう構成されている。具体的には、情報配信サーバ200と同様の構成をとるものであって、図3に示されるハードウェア構成により実現される。以下、各構成について説明する。
レコメンド取得対象コンテンツ取得部301は、情報配信サーバ200からレコメンド取得対象コンテンツを取得するものである。
関連コンテンツ計算部302は、レコメンド取得対象コンテンツ取得部301が取得したレコメンド取得対象コンテンツに関連するコンテンツを、図示しないコンテンツのデータベースから検索し、計算することにより関連コンテンツを決定する。例えば、関連コンテンツ計算部302は、レコメンド取得対象コンテンツのメタデータと同一のメタデータを有するコンテンツを関連コンテンツとする。
関連コンテンツ送信部303は、関連コンテンツ計算部302が計算した結果により定められた関連コンテンツ及び各関連コンテンツの順位情報を情報配信サーバ200へ送信する。
(検索サーバ)
次に、検索サーバ400について説明する。図11は、検索サーバ400の機能構成を示すブロック図である。図11に示すとおり、検索サーバ400は、クエリ取得部401、コンテンツ計算部402、及びクエリ検索結果コンテンツ送信部403を含んで構成されている。この検索サーバ400は、CPU、RAM、ROMなどのハードウェアにより構成されており、記憶されているプログラムにしたがってCPUは動作するよう構成されている。具体的には、情報配信サーバ200と同様の構成をとるものであって、図3に示されるハードウェア構成により実現される。以下、各構成について説明する。
クエリ取得部401は、情報配信サーバ200から検索クエリを取得するものである。
コンテンツ計算部402は、クエリ取得部401が取得した検索クエリに対応するコンテンツを、図示しないコンテンツのデータベースから検索して、送信対象となるコンテンツを決定する。具体的には、コンテンツ計算部402は、コンテンツのデータベースから検索したそれぞれのコンテンツに対して計算処理をした結果に基づいて情報配信サーバ200へ送信する対象となるコンテンツを決定する。上記計算処理の具体例として、コンテンツ計算部402は、検索クエリに対応するコンテンツについて、当該検索クエリに対応するメタデータ数等を計算する。
クエリ検索結果コンテンツ送信部403は、コンテンツ計算部402が計算した結果定めたコンテンツ及び各コンテンツの順位情報を情報配信サーバ200へ送信する。
(ユーザ端末)
次に、ユーザ端末100について説明する。図12は、ユーザ端末100の機能構成を示すブロック図である。図12に示すとおり、ユーザ端末100は、ブラウザ101、レコメンド要求送信部102、及び配信情報表示部103を含んで構成されている。このユーザ端末100は、CPU、RAM、ROMなどのハードウェアにより構成されており、記憶されているプログラムにしたがってCPUは動作するよう構成されている。具体的には、情報配信サーバ200と同様の構成をとるものであって、図3に示されるハードウェア構成により実現される。以下、各構成について説明する。
ブラウザ101は、インターネットに接続するためのアプリケーション部分であり、インターネット上に配置されているサイトに対してアクセスし、サイトに保持されているコンテンツをユーザに閲覧可能にさせるものである。
レコメンド要求送信部102は、図示しない操作部をユーザが操作することにより、検索クエリ及びユーザIDとともにレコメンド情報の要求を情報配信サーバ200に送信する部分である。
配信情報表示部103は、ブラウザ101により取得されたメニュー画面およびコンテンツ(Webページ)を表示する部分である。
つぎに、これらユーザ端末100、情報配信サーバ200、レコメンドサーバ300、及び検索サーバ400の動作について図13を用いて説明する。図13は、ユーザ端末100の要求に応じて検索結果を配信するときのユーザ端末100、情報配信サーバ200、レコメンドサーバ300、及び検索サーバ400の処理を示すシーケンス図である。
図13に示すとおり、ユーザ端末100のレコメンド要求送信部102は、ユーザIDと検索クエリとを情報配信サーバ200へ送信すると共に、検索結果送信要求する(ステップS1)。
情報配信サーバ200の検索要求受付部203は、ユーザIDと検索クエリとを取得すると共に、検索結果送信要求を受け付け、クエリ検索結果取得部206は、当該検索クエリを検索サーバ400へ送信する(ステップS2)。
レコメンド取得対象コンテンツ決定部204は、検索要求時の検索クエリと、コンテンツ履歴情報記憶部201が記憶しているコンテンツ履歴情報とに基づいて、レコメンド取得対象となるコンテンツであるレコメンド取得対象コンテンツを決定する(ステップS3)。
関連コンテンツ取得部205は、レコメンド取得対象コンテンツのコンテンツIDをレコメンドサーバ300へ送信する(ステップS4)。レコメンドサーバ300の関連コンテンツ計算部302は、当該レコメンド取得対象コンテンツの関連コンテンツを計算し(ステップS5)、レコメンドサーバ300の関連コンテンツ送信部303は、当該関連コンテンツの計算結果を情報配信サーバ200へ送信する(ステップS6)。
検索サーバ400のコンテンツ計算部402は、検索クエリに対応するコンテンツを計算し(ステップS7)、検索サーバ400のクエリ検索結果コンテンツ送信部403は、計算に基づく結果を情報配信サーバ200へ送信する(ステップS8)。
コンテンツ評価部207は、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ及びクエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ(コンテンツ検索結果)の評価値を算出する(ステップS9)。そして、入替評価部208は、入替候補コンテンツの入替評価値を算出する(ステップS10)。そして、検索結果決定部209は、入替候補コンテンツについては入替評価値順に再ソートし、出力するコンテンツ検索結果を決定する(ステップS11)。最後に、コンテンツ検索結果出力部210は、再ソート後のコンテンツ検索結果をユーザ端末100へ出力する(ステップS12)。なお、ステップS9〜ステップS12の処理の詳細については、後述する。
続いて、図14のフローチャートを用いてコンテンツ評価値算出処理の詳細を説明する。この処理は、図13に示したシーケンス図のステップS9に対応する。まず、コンテンツ評価部207は、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの集合であるコンテンツ群C1のそれぞれのコンテンツについてコンテンツ評価値V1を求める(ステップS91)。コンテンツ評価部207が算出するコンテンツ評価値V1は、以下の式(2)により求めることができる。
V1=(M−α)×{(x+1−rank)/x} (3)
ここで、xは、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの件数であり、αは、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツと、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツとの優先度合を定める指標値であり、Mは、αが取り得る最大値であり、rankは、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位である。よって、コンテンツ評価値V1は、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツの件数と、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位とに基づいて算出される値である。クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位が上位であれば、上位であるほど、コンテンツ評価値V1が高くなる。なお、コンテンツ評価部207は、上記式(3)によりコンテンツ評価値V1を算出したが、他の種々の式によりコンテンツ評価値V1を算出するようにしても良い。例えば、上記式(3)では、(x+1−rank)をxで割っているが、xをrankで割るようにしても良い。
コンテンツ群C1に含まれるコンテンツの中に、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツの集合であるコンテンツ群C2に含まれるコンテンツが無い場合(ステップS92;NO)、コンテンツ検索結果出力部210は、コンテンツ評価値V1のランキング通りの順位のコンテンツを出力する(ステップS93)。コンテンツ群C1に含まれるコンテンツの中に、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ群C2に含まれるコンテンツがある場合(ステップS92;YES)、コンテンツ評価部207は、関連コンテンツ群C2のコンテンツの内、コンテンツ群C1にも含まれるコンテンツのコンテンツ評価値V2を求める(ステップS94)。関連コンテンツ群C2のコンテンツの内、コンテンツ群C1のコンテンツには含まれないコンテンツは、評価対象外とするものとする。なお、関連コンテンツ群C2のコンテンツの内、コンテンツ群C1のコンテンツには含まれないコンテンツのコンテンツ評価値V2を求めるようにしても良い。
コンテンツ評価部207が算出するコンテンツ評価値V2は、以下の式(4)により求めることができる。
V2=α×{(x+1−rank)/x} (4)
ここで、xは、関連コンテンツ取得部205が取得した件数であり、αは、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツと、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツとの優先度合を定める指標値であり、rankは、関連コンテンツ取得部205が取得した関連コンテンツ内における各コンテンツの順位である。よって、コンテンツ評価値V2は、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツの件数と、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位とに基づいて算出される値である。関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツ内における各コンテンツの順位が上位であれば、上位であるほど、コンテンツ評価値V2が高くなる。なお、コンテンツ評価部207は、上記式(4)によりコンテンツ評価値V2を算出したが、他の種々の式によりコンテンツ評価値V2を算出するようにしても良い。例えば、上記式(4)では、(x+1−rank)をxで割っているが、xをrankで割るようにしても良い。
続いて、コンテンツ評価部207は、コンテンツ評価値V1、V2から最終コンテンツ評価値V3を求める(ステップS95)。最終コンテンツ評価値V3は、以下の式(5)により求めることができる。このように、関連コンテンツ取得部205が取得したコンテンツ内におけるコンテンツ評価値V1と、クエリ検索結果取得部206が取得したコンテンツ内におけるコンテンツ評価値V2とを用いて、最終的なコンテンツ評価値を算出することにより、複数の観点のコンテンツ評価値を算出することができ、適切なコンテンツのコンテンツ評価値を算出することができる。
V3=V1+V2 (5)
続いて、コンテンツ評価部207は、コンテンツ評価値V3順にコンテンツをソートしたコンテンツリストを生成する(ステップS96)。
次に、図15のフローチャートを用いて入替評価値算出処理の詳細を説明する。この処理は、図13に示したシーケンス図のステップS10〜ステップS12に対応する。
まず、入替評価部208は、コンテンツ評価部207が生成したコンテンツリストのうち、コンテンツ評価値が高い所定のコンテンツを固定コンテンツとして特定し、該固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定する(ステップS101)。続いて、入替評価部208は、入替候補コンテンツの入替評価値を算出する。具体的には、入替評価部208は、出現回数、クリック率、及びコンテンツ評価値を考慮して入替評価値を算出し、コンテンツ評価値及びクリック率が高く、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど、入替評価値を高くする(ステップS102)。
続いて、検索結果決定部209は、入替候補コンテンツについては入替評価値順に再ソートし(再ソート処理)、最終的にコンテンツ検索結果出力部210が出力する最終的なコンテンツ検索結果を決定する(ステップS103)。
そして、最後に、コンテンツ検索結果出力部210は、検索結果決定部209により再ソートされたコンテンツ検索結果をユーザ端末100へ出力する(ステップS104)。コンテンツ検索結果出力部210は、ユーザ端末100において1ページで表示可能な件数単位でコンテンツ検索結果を纏めて出力する。
次に、本実施形態の情報配信サーバ200の作用効果について説明する。本実施形態の情報配信サーバ200によれば、コンテンツ評価値が高い固定コンテンツが特定され、該固定コンテンツ以外の入替候補コンテンツの入替評価値が算出される。入替評価値は、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど高くなるため、入替評価値順にソートされたコンテンツ検索結果では、出現回数が少ない入替候補コンテンツほど上位に順位付けされることとなる。すなわち、ユーザにとって有意義なコンテンツである可能性が高い評価値が高いコンテンツ(固定コンテンツ)についてはその評価値どおりの順位で出力しながら、それ以外のコンテンツ(入替候補コンテンツ)については、出現回数が少ないものほど上位の順位で出力することができる。上位の順位で出力された入替候補については、出現回数が増えることとなるため次回の検索時には下位の順位で出力されることとなり、このことで、検索の都度、上位の順位で出力される入替候補コンテンツは変更されることとなる。よって、同一の検索クエリに対する検索結果を検索の都度変更(調整)することが可能となる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、入替評価部208は、クリック率の高さに応じて入替候補コンテンツの入替評価値が高くなるように入替評価値を算出することにより、ユーザにとって価値がある可能性が高い入替候補コンテンツを上位で出力し易くできる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、入替評価部208は、コンテンツ評価部207が算出したコンテンツ評価値の高さに応じて入替候補コンテンツの入替評価値が高くなるように入替評価値を算出することにより、ユーザにとって価値がある可能性が高い入替候補コンテンツを上位で出力し易くできる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、入替評価部208は、コンテンツ評価部207がソートしてコンテンツ評価値順に並んだ各コンテンツのうち、所定の順位以上の上位のコンテンツを固定コンテンツとすることにより、コンテンツ評価値が所定の順位以上のコンテンツを固定コンテンツとでき、ユーザにとって有意義なコンテンツである可能性が高いコンテンツ評価値が高いコンテンツ(固定コンテンツ)を、一定数必ず出力することができる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、入替評価部208は、コンテンツ評価部207がソートしてコンテンツ評価値順に並んだ各コンテンツのうち、該コンテンツ評価値が所定の値よりも大きいコンテンツを固定コンテンツとすることにより、予め設定した値(閾値)以上のコンテンツ評価値を有するコンテンツのみが、固定コンテンツとして上位で出力されるため、コンテンツ評価値の順位に関らず、真にコンテンツ評価値が高いコンテンツのみを固定コンテンツとできる。
また、本実施形態の情報配信サーバ200において、入替評価部208は、コンテンツ評価部207がソートしてコンテンツ評価値順に並んだ各コンテンツであって固定コンテンツ以外のコンテンツのうち、所定の順位以上、或いは、コンテンツ評価値が所定の値よりも大きいコンテンツを入替候補コンテンツとして特定することで、コンテンツ評価値の順位またはコンテンツ評価値の値が所定以上のコンテンツのみが入替候補コンテンツとされるため、コンテンツ評価部207による評価が極めて低いコンテンツ(ユーザにとって有意義なコンテンツである可能性が極めて低いコンテンツ)については入替候補コンテンツから除外できる。このことにより、出現回数が少ないコンテンツが出力される回数を増やすという効果を奏しながらも、ユーザにとって明らかに有意義でないコンテンツが上位で出力されることを抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、入替候補コンテンツの特定においては、コンテンツ評価値の順位、或いは、コンテンツ評価値の値を用いるとして説明したが、これに限定されるものではあく、予め、入替候補コンテンツになり得るコンテンツが設定されていてもよい。
200…情報配信サーバ、205…関連コンテンツ取得部、206…クエリ検索結果取得部、207…コンテンツ評価部、208…入替評価部、209…検索結果決定部、210…コンテンツ検索結果出力部。

Claims (7)

  1. 検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得手段と、
    前記検索結果取得手段により取得されたコンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価手段と、
    前記コンテンツ評価手段が評価値を算出したコンテンツのうち、評価値が高いコンテンツを固定コンテンツとして特定し、該固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定し、該入替候補コンテンツの入替評価値を算出する入替評価手段と、
    前記コンテンツ評価手段が評価値を算出したコンテンツ検索結果のうち、前記入替候補コンテンツについては入替評価値順にソートし、コンテンツ検索結果を決定する検索結果決定手段と、
    前記検索結果決定手段により決定されたコンテンツ検索結果を出力する出力手段と、を備え、
    前記入替評価手段は、コンテンツ検索結果としてユーザに露出した回数である出現回数少な入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出する、コンテンツ検索結果提供装置。
  2. 前記入替評価手段は、クリック率入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出する、請求項1に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  3. 前記入替評価手段は、前記コンテンツ評価手段が算出した評価値入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出する、請求項1又は2に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  4. 前記入替評価手段は、前記コンテンツ評価手段がソートして評価値順に並んだ各コンテンツのうち、所定の順位以上の上位のコンテンツを固定コンテンツとする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  5. 前記入替評価手段は、前記コンテンツ評価手段がソートして評価値順に並んだ各コンテンツのうち、該評価値が所定の値よりも大きいコンテンツを固定コンテンツとする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  6. 前記入替評価手段は、前記コンテンツ評価手段がソートして評価値順に並んだ各コンテンツであって固定コンテンツ以外のコンテンツのうち、所定の順位以上、或いは、評価値が所定の値よりも大きいコンテンツを入替候補コンテンツとして特定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツ検索結果提供装置。
  7. 検索クエリに対する複数のコンテンツ検索結果を取得する検索結果取得ステップと、
    前記検索結果取得ステップにおいて取得されたコンテンツ検索結果に含まれる各コンテンツの評価値を算出するコンテンツ評価ステップと、
    前記コンテンツ評価ステップにおいて評価値が算出されたコンテンツのうち、評価値が高いコンテンツを固定コンテンツとして特定し、該固定コンテンツ以外の少なくとも2つ以上のコンテンツを入替候補コンテンツとして特定し、該入替候補コンテンツの入替評価値を算出する入替評価ステップと、
    前記コンテンツ評価ステップにおいて評価値を算出したコンテンツ検索結果のうち、前記入替候補コンテンツについては入替評価値順にソートし、コンテンツ検索結果を決定する検索結果決定ステップと、
    前記検索結果決定ステップにおいて決定されたコンテンツ検索結果を出力する出力ステップと、を含み、
    前記入替評価ステップにおいて、コンテンツ検索結果としてユーザに露出した回数である出現回数少な入替候補コンテンツほど入替評価値が高くなるように入替評価値を算出する、コンテンツ検索結果提供方法。
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