JP2008176623A - データ検索システム、データ検索方法、およびデータ検索プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】利用者が要求する検索条件が厳密に定まっていない場合であっても多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択する。
【解決手段】データ検索サーバ１０が、ユーザからの検索キーワードの指定を受け付け、検索対象データＤＢ１７に記憶された複数の被検索データの中から、ユーザに指定された１または２以上の検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出し、抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する。この場合において、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示をも当該ユーザから受け付け、受け付けたユーザに指定された検索キーワードから除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた被検索データを抽出する。
【選択図】図２

Description

本発明は、ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索するデータ検索システム、データ検索方法、およびデータ検索プログラムに関する。

近年、インターネットオークションなどの電子商取引の普及に伴い、多様な商品群の中から顧客の要求に適合した商品を選び出すためのデータ検索技術が提案され、実用化されている。

従来のデータ検索技術では、顧客であるユーザによって指定された検索条件に合致する商品が検索され、検索された商品が検索結果として提示される。そして、ユーザに検索条件を追加指定させていくことで検索結果として提示される商品を絞り込んでいき、ユーザの要求に適合した商品が選び出される。

例えば、従来から、ユーザの入力した検索キーワード又はキーデータに関連するキーワード又はキーデータを提供する検索システムなどがある（特許文献１−２参照）。

特開２００６−１６３６４５号公報 特開２００６−２６０２８０号公報

しかしながら、上述した従来の技術では、多様な検索条件がある場合に、一連の絞り込み検索の行為にて、指定された検索条件に合致する検索結果を得ることは容易ではないという課題があった。

また、利用者が要求する検索条件が厳密に定まっておらず、複数の検索条件を取捨選択して検索結果を得ようとしても、検索条件の選択如何により検索結果が大幅に異なる可能性があるため、事前に検索条件を定めておく必要があった。また、検索条件が変更された場合に、その変更が有効に反映されず、利用者が重要視する検索条件が検索結果に適切に反映されないという課題があった。

本発明は、上述した問題を解消し、利用者が要求する検索条件が厳密に定まっていない場合であっても、多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択していくことができるようにすることを目的とする。

本発明のデータ検索サーバは、ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索するデータ検索サーバであって、１または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた前記複数の被検索データを記憶するデータ記憶手段と、ユーザからの検索キーワードの指定を受け付ける受付手段と、前記データ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付手段が受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する被検索データ抽出手段と、該被検索データ抽出手段が抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する検索結果出力手段と、を備え、前記受付手段は、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示を当該ユーザから受け付け、前記被検索データ抽出手段は、前記受付手段が受け付けたユーザに指定された検索キーワードから前記受付手段が除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出することを特徴とする。

上記のように構成したことで、利用者が要求する検索条件が厳密に定まっていない場合であっても、多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択していくことができる。

被検索データの全体集合の一部または全部からなる被検索データ集合と該被検索データ集合に含まれる被検索データの全てに共通に対応付けされている属性データの集合とによって構成される複数の検索ポイントが、一の検索ポイントにおける属性データの集合を含む属性データの集合を有する他の検索ポイントが当該一の検索ポイントの下位であるものとしてそれぞれマッピングされた検索ポイントマップを記憶するマップ記憶手段を備え、前記被検索データ抽出手段は、前記検索ポイントマップにもとづいて、前記データ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付手段が受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の集合を有する検索ポイントを特定し、特定した検索ポイントにおける被検索データ集合を抽出することが好ましい。このように構成すれば、データ検索結果を効率よく得られるようにすることができる。

前記検索ポイントマップを作成するマップ作成手段を備えていてもよい。このように構成すれば、被検索データや属性データの追加や削除などがあった場合に、それらの変更を反映させた検索ポイントマップを作成することができる。

本発明のデータ検索方法は、ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索するデータ検索方法であって、ユーザからの検索キーワードの指定を受け付ける受付ステップと、１または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた前記複数の被検索データを記憶するデータ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する被検索データ抽出ステップと、該被検索データ抽出ステップにて抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する検索結果出力ステップと、を含み、前記受付ステップでは、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示を当該ユーザから受け付け、前記被検索データ抽出ステップでは、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された検索キーワードから前記受付ステップにて除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出することを特徴とする。

本発明のデータ検索プログラムは、ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索させるデータ検索プログラムであって、コンピュータに、ユーザからの検索キーワードの指定を受け付ける受付ステップと、１または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた前記複数の被検索データを記憶するデータ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する被検索データ抽出ステップと、該被検索データ抽出ステップにて抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する検索結果出力ステップと、を実行させ、前記受付ステップでは、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示を当該ユーザから受け付け、前記被検索データ抽出ステップでは、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された検索キーワードから前記受付ステップにて除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する処理を実行させるためのものである。

本発明によれば、利用者が要求する検索条件が厳密に定まっていない場合であっても、多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択していくことができるようになる。

以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図１は、本発明の一実施の形態におけるデータ検索システム１００の構成の例を示すブロック図である。

図１に示すように、本例のデータ検索システム１００は、データ検索サーバ１０と、複数のユーザ端末２０Ａ〜２０Ｎとを含む。データ検索サーバ１０と、複数のユーザ端末２０Ａ〜２０Ｎとは、それぞれインターネットなどの通信ネットワーク３０に接続されている。

データ検索サーバ１０は、例えば、ＷＷＷ（World Wide Web)サーバやワークステーションサーバなどの情報処理装置によって構成され、例えば本システム１００の管理者によって管理される。

ユーザ端末２０Ａ〜２０Ｎは、それぞれ、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって構成され、本システム１００を利用するユーザによって管理される。ユーザ端末２０Ａ〜２０Ｎは、それぞれ、例えばブラウザなどが搭載され、通信ネットワーク３０を介して各種情報の送受信を行う機能や、通信ネットワーク３０を介して受信した各種情報を表示する機能などの各種機能を有する。

図２は、データ検索サーバ１０の構成の例を示すブロック図である。図２に示すように、データ検索サーバ１０は、データ入力部１１と、データ表示部１２と、データ通信部１３と、検索ポイントマップ作成部１４と、検索キーワード受付部１５と、データ検索処理部１６と、検索対象データＤＢ１７と、検索ポイントマップＤＢ１８とを含む。

データ入力部１１は、例えば、キーボードやマウスなどの情報入力装置によって構成され、例えばサーバ１０の管理者が各種の情報を入力する際に用いられる。データ表示部１２は、例えばＬＣＤ（液晶表示装置）などの表示装置によって構成され、各種情報を表示するために用いられる。

データ通信部１３は、通信ネットワーク３０を介して、例えばユーザ端末２０Ａ〜２０Ｎとの間で各種の情報を送受する機能を有する。

検索ポイントマップ作成部１４は、検索対象データＤＢ１７からデータ検索の対象と属性を抽出し、後述する検索ポイントマップを作成する処理を実行する機能を有する。

検索キーワード受付部１５は、ユーザ端末２０Ａ〜２０Ｎから検索キーワードを受信し、検索に用いる検索キーワードを受け付ける処理を実行する機能を有する。ここで、「検索キーワード」は、データ検索に用いるためのものであって、本システム１００において検索用フロントページにて検索条件、または検索用ページにおいて追加または除外可能な検索条件の中からユーザが選択したものである。「検索用フロントページ」は、本システム１００において最初にユーザに提示される、選択可能な検索条件を示した画面である（例えば図７参照）。「検索用ページ」は、本システム１００においてユーザの検索後に提示される、検索結果と追加及び除外可能な検索条件を示した画面である（例えば図８参照）。

データ検索処理部１６は、検索キーワード受付部１５が受け付けた検索キーワードにもとづいて、検索ポイントマップを利用して検索キーワードが示す属性を持つ検索ポイントを選び出す処理を実行する機能を有する。ここで、「検索ポイント」とは、例えば、検索の対象、属性などの各種の情報を含み、検索対象と属性の組で一意的に定まる検索ポイントマップ上のポイントを意味する。また、「検索ポイントマップ」とは、例えば、各検索ポイントや、各検索ポイント間の関係などの各種の情報を含み、データ検索に利用可能なようにマッピングされているものを意味する。

検索対象データＤＢ１７は、例えばデータベース装置によって構成され、本システム１００における検索の対象と、その属性の情報とを含む検索対象データなどの各種の情報が記憶される。

検索ポイントマップＤＢ１８は、例えばデータベース装置によって構成され、データ検索の際に用いられる検索ポイントマップを示す検索ポイントマップデータなどの各種の情報が記憶される。

図３は、検索対象データＤＢ１７における検索対象データの格納状態を説明するための説明図である。図３に示すように、検索対象データＤＢ１７には、複数の検索対象データである商品データとして、複数の商品１〜Ｎ（Ｎ：任意の正の整数）が登録されており、それぞれの商品１〜Ｎに各種の属性１〜Ｍ（Ｍ：任意の正の整数）を示す属性データが対応付けされて登録されている。図３においては、ある商品が該当する属性を有する場合には属性データとして「１」が対応付けされ、ある商品が該当する属性を有しない場合には属性データとして「０」が対応付けされているものとする。

「商品データ」としては、例えば、自動車や衣服などの物を示すデータの他、ホテルの宿泊サービスなどのサービスを示すデータなども該当するものとする。「属性データ」は、該当する商品の属性を示すデータであり、具体的には、例えば自動車であれば、自動車のメーカー、車種、色、価格、用途、各種の付属品が装備されているか、新車であるかなどのデータを意味する。

次に、本例のデータ検索システム１００の動作について説明する。
図４は、本例のデータ検索システム１００におけるデータ検索サーバ１０による検索ポイントマップ作成処理の例を示すフローチャートである。検索ポイントマップ作成処理は、例えば、検索対象データＤＢ１７に検索対象データが追加登録されたとき、検索対象データＤＢ１７に登録されている検索対象データの一部が削除されたとき、システム管理者からのデータ入力部１１の操作による指示があったとき、あるいは定期的に実行される。

本例では、検索対象データＤＢ１７に検索対象データである商品データとして、商品１〜商品Ｎの各商品名と、それぞれの商品１〜Ｎに対応付けされている属性１〜属性Ｍの各属性データが登録されているものとする（図３参照）。

検索ポイントマップ作成処理において、先ず、データ検索サーバ１０の検索ポイントマップ作成部１４は、検索対象データＤＢ１７に登録されている全ての商品データを取得する（ステップＳ１０１）。

ここで、商品データに含まれる商品１〜Ｎの集合をＧとする。すなわち、集合Ｇ＝｛商品１，商品２，商品３，・・・，商品Ｎ｝とする。また、商品データに含まれる属性１〜属性Ｍの集合をＨとする。すなわち、集合Ｈ＝｛属性１，属性２，属性３，・・・，属性Ｍ｝とする。

集合Ｇに含まれる商品の集合Ａについて、集合Ａに含まれる商品すべてが有する属性の集合を集合Ａ’とする。また、集合Ｈに含まれる属性の集合Ｂについて、集合Ｂに含まれる属性すべてを有する商品の集合を集合Ｂ’とする。

集合Ａ’＝集合Ｂ、かつ集合Ｂ’＝集合Ａとなるような（Ａ，Ｂ）の組を検索ポイントと呼ぶことにする。商品の集合Ａと属性の集合Ｂの組として、検索ポイントは一意的に定まる。

検索ポイントマップ作成部１４は、検索対象データＤＢ１７に登録されている全ての商品と属性についての検索ポイントを求める（ステップＳ１０２）。

次に、検索ポイントマップ作成部１４は、検索ポイント間の上位下位関係を求める（ステップＳ１０３）。例えば、ある２つの検索ポイントが検索ポイント１（Ａ１，Ｂ１）と検索ポイント２（Ａ２，Ｂ２）である場合に、商品集合Ａ１が商品集合Ａ２に含まれるとき、検索ポイント２は検索ポイント１より上位に存在することとして、検索ポイント間の上位下位関係を求める。

すべての検索ポイントにおいて検索ポイント間の上位下位関係を求めると、検索ポイントマップ作成部１４は、各検索ポイントすべての上位下位関係が識別可能な検索ポイントマップを作成する（ステップＳ１０４）。

図５は、検索ポイントマップの例を示す説明図である。図５に示す例では、商品が商品０〜１０の１１個あり、属性が属性１〜８の８個あるものとされている。そして、ステップＳ１０２にて検索ポイント（ＫＰ）がＫＰ０〜ＫＰ１１の１２個導出され、ステップＳ１０３にて導出された上位下位関係に従って検索ポイントＫＰ０〜ＫＰ１１がマッピングされることによって、図５に示すような検索ポイントマップが作成される。図５に示す例では、上方により上位の検索ポイントがマッピングされ、上位下位関係を有する検索ポイント同士が線分で結ばれている。

図５に示す例では、検索ポイントＫＰ０が最上位であり、その直下に検索ポイントＫＰ３が配され、その直下に３つの検索ポイントＫＰ２，５，７が配されている。また、検索ポイントＫＰ２の直下に３つの検索ポイントＫＰ４，８，６が配され、検索ポイントＫＰ７の直下に２つの検索ポイントＫＰ８，１０が配され、検索ポイントＫＰ５の直下に２つの検索ポイントＫＰ６，１０が配されている。さらに、検索ポイントＫＰ４と検索ポイントＫＰ８の直下に検索ポイントＫＰ９が配され、検索ポイントＫＰ８と検索ポイントＫＰ６と検索ポイントＫＰ１０の直下に検索ポイントＫＰ１１が配されている。そして、検索ポイントＫＰ９と検索ポイントＫＰ１１の直下に、最下位として検索ポイントＫＰ１が配されている。検索ポイントマップは、検索ポイントが上位から下位になるに従って、その検索ポイントにおける商品の商品数が減少（同数の場合もある）していき、属性の属性数が増加していく。

検索ポイントマップを作成すると、検索ポイントマップ作成部１４は、作成した検索ポイントマップを検索ポイントマップＤＢ１８に保存する（ステップＳ１０５）。

図６は、本例のデータ検索システム１００におけるデータ検索サーバ１０によるデータ検索処理の例を示すフローチャートである。ここでは、検索対象データＤＢ１７に格納された商品データにもとづいて作成された検索ポイントマップ（図５参照）が、検索ポイントマップＤＢ１８に保存されているものとする。また、データ検索処理は、ユーザＸが管理するユーザ端末２０Ａからの検索要求を通信ネットワーク３０を介して受けたことに応じて、本例のデータ検索サーバ１０によって実行される。

データ検索処理において、データ検索サーバ１０のデータ通信部１３は、ユーザ端末２０Ａから通信ネットワーク４０を介して検索要求を受信し、検索要求を受け付ける（ステップＳ２０１）。

検索要求を受け付けると、データ検索サーバ１０は、検索対象データＤＢ１７に格納された検索対象データにもとづいて検索用フロントページを作成し、作成した検索用フロントページをユーザ端末２０Ａに対して送信する（ステップＳ２０２）。

検索用フロントページは、例えば図７に示すように、検索対象データに含まれている検索条件のいずれかを選択（指定）するための条件選択領域を含む。条件選択領域には、検索対象データに含まれている属性データが示す属性が、検索条件として一覧表示される。図７に示す例では、検索対象データに８種類の属性データが含まれているものとし、８個の検索条件が一覧表示されている。

ユーザＡは、検索用フロントページに表示されている選択可能な複数の検索条件の中から、検索に適用する検索条件をユーザ端末２０Ａが備える入力装置を用いて指定する。ユーザ端末２０Ａは、ユーザＡによって指定された検索条件を、検索キーワードとして受け付け、受け付けた検索キーワードを示す検索キーワード情報をデータ検索サーバ１０に送信する。

データ検索サーバ１０の検索キーワード受付部１５は、ユーザ端末２０Ａからの検索キーワード情報を受信し、受信した検索キーワード情報が示す検索キーワードを受け付ける（ステップＳ２０３）。ここでは、検索キーワードとして、検索条件（属性）１が受け付けられたものとする。

検索キーワードを受け付けると、データ検索サーバ１０のデータ検索処理部１６は、ステップＳ２０３にて受け付けた検索キーワードを属性集合Ｂ（ｕ）とする検索ポイント（Ａ（ｕ），Ｂ（ｕ））を、検索ポイントマップＤＢ１８に保存されている検索ポイントマップに含まれる複数の検索ポイントの中から選択する（ステップＳ２０４）。なお、検索キーワードを属性集合Ｂ（ｕ）とする検索ポイント（Ａ（ｕ），Ｂ（ｕ））が存在しない場合には、検索キーワードを属性として含む属性集合Ｂ’（ｕ）を属性集合とする検索ポイントのうち、最上位の検索ポイントを選択するようにすればよい。ここでは、図５に示した検索ポイントマップが用いられ、検索ポイントＫＰ３が選択される。

次いで、データ検索サーバ１０のデータ検索処理部１６は、ステップＳ２０４にて選択した検索ポイントと検索ポイントマップＤＢ１８に保存されている検索ポイントマップとにもとづいて、追加受付許容属性（追加受付許容検索条件：追加可能条件）と除外受付許容属性（除外受付許容検索条件：除外可能条件）とを特定し、検索結果・指定属性変更画面を作成して、作成した検索結果・指定属性変更画面をユーザ端末２０Ａに対して送信する（ステップＳ２０６）。

追加受付許容属性は、ステップＳ２０４にて選択した検索ポイントの属性集合を、１ランク下位の検索ポイントの属性集合からそれぞれ除いたときに残るそれぞれの属性（集合）とされる。ここでは、図５に示した検索ポイントマップが用いられ、追加受付許容属性は、検索条件２と検索条件３の組、検索条件４、及び検索条件５に特定される。

除外受付許容属性は、ステップＳ２０４にて選択した検索ポイントの属性集合を、１ランク上位の検索ポイントの属性集合からそれぞれ除いたときに残るそれぞれの属性（集合）とされる。ここでは、図５に示した検索ポイントマップが用いられ、除外受付許容属性は、検索条件１に特定される。

検索結果・指定属性変更画面は、検索結果と変更可能な検索条件の提示、及び検索条件の追加あるいは除外の受け付けを行う画面であって、例えば図８に示すように、除外可能条件を表示する除外条件表示領域と、追加可能条件を表示する追加条件表示領域と、検索結果を表示する検索結果表示領域とを含む。ここでは、除外可能条件として検索条件１が表示され、追加可能条件として検索条件２と検索条件３の組、検索条件４、及び検索条件５が表示される。また、検索結果表示領域には、検索条件（指定条件）と、検索結果とが表示される。

ユーザＡは、検索結果・指定属性変更画面に表示されている検索結果を見て、検索条件を追加するか、検索条件を除外するか、終了するか判断する。追加する場合には、追加条件表示領域に表示されている追加可能条件のいずれかをユーザ端末２０Ａが備える入力装置を用いて選択する。除外する場合には、除外条件表示領域に表示されている除外可能条件のいずれかをユーザ端末２０Ａが備える入力装置を用いて選択する。終了する場合には、検索結果・指定属性変更画面に設けられている図示しない終了ボタンをユーザ端末２０Ａが備える入力装置を用いて押下する。ユーザ端末２０Ａは、ユーザＡによって指定された検索条件（追加可能条件、除外可能条件）あるいは終了指示を受け付け、受け付けた検索キーワード（検索条件）を示す検索キーワード情報あるいは終了指示をデータ検索サーバ１０に送信する。

データ検索サーバ１０の検索キーワード受付部１５は、ユーザ端末２０Ａからの検索キーワード情報を新たに受信すると、受信した検索キーワード情報が示す検索キーワードを受け付け、ステップＳ２０４に移行する（ステップＳ２０７）。ここでは、新たな検索キーワードとして、検索条件（属性）２，３が受け付けられたものとする。なお、データ検索サーバ１０は、ユーザ端末２０Ａからの終了指示を受信すると、検索処理を終了する（ステップＳ２０８）。

新たな検索キーワードとして検索条件（属性）２，３を受け付けると、データ検索サーバ１０のデータ検索処理部１６は、ステップＳ２０３にて受け付けた検索キーワードと今回の検索処理にてステップＳ２０７にて受け付けた全ての検索キーワードとによって構成される属性集合を、属性集合として有する検索ポイントを、検索ポイントマップＤＢ１８に保存されている検索ポイントマップに含まれる複数の検索ポイントの中から選択する（ステップＳ２０４）。ここでは、図５に示した検索ポイントマップが用いられ、検索ポイントＫＰ２が選択される。そして、上述したステップＳ２０５の処理が実行されたあと、ステップＳ２０６にて図９に示す検索結果・指定属性変更画面が作成されて送信される。

その後、さらにステップＳ２０７にて、新たな検索キーワードとして、検索条件（属性）４が受け付けられたものとする。新たな検索キーワードとして検索条件（属性）４をさらに受け付けると、データ検索サーバ１０のデータ検索処理部１６は、ステップＳ２０３にて受け付けた検索キーワードと今回の検索処理にてステップＳ２０７にて受け付けた全ての検索キーワードとによって構成される属性集合を、属性集合として有する検索ポイントを、検索ポイントマップＤＢ１８に保存されている検索ポイントマップに含まれる複数の検索ポイントの中から選択する（ステップＳ２０４）。ここでは、図５に示した検索ポイントマップが用いられ、検索ポイントＫＰ８が選択される。そして、上述したステップＳ２０５の処理が実行されたあと、ステップＳ２０６にて図１０に示す検索結果・指定属性変更画面が作成されて送信される。

その後に、ステップＳ２０７にて、除外する検索キーワードとして、検索条件（属性）２，３が受け付けられたものとする。除外する検索キーワードとして検索条件（属性）２，３を受け付けると、データ検索サーバ１０のデータ検索処理部１６は、ステップＳ２０３にて受け付けた検索キーワードと今回の検索処理にてステップＳ２０７にて追加するものとして受け付けた全ての検索キーワードから、今回の検索処理にてステップＳ２０７にて除外するものとして受け付けた全ての検索キーワードを除外したものによって構成される属性集合を、属性集合として有する検索ポイントを、検索ポイントマップＤＢ１８に保存されている検索ポイントマップに含まれる複数の検索ポイントの中から選択する（ステップＳ２０４）。ここでは、図５に示した検索ポイントマップが用いられ、検索ポイントＫＰ７が選択される。そして、上述したステップＳ２０５の処理が実行されたあと、ステップＳ２０６にて図１１に示す検索結果・指定属性変更画面が作成されて送信される。

以上に説明したように、上述した一実施の形態では、データ検索サーバ１０が、ユーザからの検索キーワードの指定を受け付け、１または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた複数の被検索データ（商品名を示す商品データ）を記憶する検索対象データＤＢ１７に記憶された複数の被検索データの中から、受け付けたユーザに指定された１または２以上の検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出し、抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する構成とし、データ検索サーバ１０が、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示をも当該ユーザから受け付け、受け付けたユーザに指定された検索キーワードから除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する構成とことを特徴とするので、利用者が要求する検索条件が厳密に定まっていない場合であっても、多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択していくことができる。

また、上述した一実施の形態では、被検索データの全体集合の一部または全部からなる被検索データ集合と該被検索データ集合に含まれる被検索データの全てに共通に対応付けされている属性データの集合とによって構成される複数の検索ポイントが、一の検索ポイントにおける属性データの集合を含む属性データの集合を有する他の検索ポイントが当該一の検索ポイントの下位であるものとしてそれぞれマッピングされた検索ポイントマップを記憶する検索ポイントマップＤＢ１８を備え、データ検索サーバ１０が、検索ポイントマップにもとづいて、検索対象データＤＢ１７に記憶された複数の被検索データの中から、ユーザに指定された１または２以上の検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の集合を有する検索ポイントを特定し、特定した検索ポイントにおける被検索データ集合を抽出する構成としているので、データ検索結果を効率よく得られるようにすることができる。

また、上述した一実施の形態では、データ検索サーバ１０が、検索ポイントマップを作成する構成としているので、被検索データや属性データの追加や削除などがあった場合に、それらの変更を反映させた検索ポイントマップを作成することができる。

なお、上述した実施の形態では、システム１００の動作の説明において、検索対象データを構成する被検索データである商品名や属性の具体的内容については特に言及していないが、例えば、商品としては、ホテル（宿泊サービス）、自動車、衣服、音楽ＣＤなど、商取引可能な商品であればどのようなものであってもよい。

商品がホテルである場合には、図１０に示した検索結果提示画面／検索条件変更画面は図１２に示すようになり、図１１に示した検索結果提示画面／検索条件変更画面は図１３に示すようになる。この場合、被検索データとしてホテルを用い、宿泊などをするホテルを顧客が決めるときの判断基準となり得る情報を属性情報として各ホテルに対応付けして検索対象データを作成しておくようにすればよい。このように構成すれば、ホテルの利用希望者が要求する検索条件（判断基準）が厳密に定まっていない場合であっても、検索条件の追加や削除を行いながら、多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択していくことができ、最適なホテルを容易に選定することが可能となる。

また、商品が自動車である場合には、図１０に示した検索結果提示画面／検索条件変更画面は図１４に示すようになり、図１１に示した検索結果提示画面／検索条件変更画面は図１５に示すようになる。この場合、被検索データとして自動車を用い、自動車の購入を顧客が決めるときの判断基準となり得る情報を属性情報として各自動車に対応付けして検索対象データを作成しておくようにすればよい。このように構成すれば、自動車の購入希望者が要求する検索条件（判断基準）が厳密に定まっていない場合であっても、検索条件の追加や削除を行いながら、多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択していくことができ、最適な自動車を容易に選定することが可能となる。

なお、検索対象データを構成する被検索データは、商取引される商品に限らず、惑星や動物などの物であってもよい。この場合、被検索データとして惑星や動物などの特徴物を用い、その特徴物の特徴を示す情報（例えば、惑星であれば衛星の有無など、動物であれば哺乳類であるか否かなど）を属性情報として各特徴物に対応付けして検索対象データを作成しておくようにすればよい。このように構成すれば、本システム１００を辞書や教材として利用することが可能となる。

なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、サーバ１０が実行する上述した各処理は、サーバ１０が備えるプログラム（データ検索プログラム）に従って行われる。

本発明によれば、利用者が要求する検索条件が厳密に定まっていない場合であっても多様な検索条件の中からより適切な検索条件を選択するデータ検索サーバに適応するのに有効である。

本発明の一実施の形態におけるデータ検索システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態におけるデータ検索サーバの構成例を示すブロック図である。 検索対象データＤＢにおける検索対象データの格納状態を説明するための説明図である。 検索ポイントマップ作成処理の例を示すフローチャートである。 検索ポイントマップの例を示す説明図である。 データ検索処理の例を示すフローチャートである。 検索用フロントページの例を示す説明図である。 検索結果提示画面／検索条件変更画面の例を示す説明図である。 検索結果提示画面／検索条件変更画面の例を示す説明図である。 検索結果提示画面／検索条件変更画面の例を示す説明図である。 検索結果提示画面／検索条件変更画面の例を示す説明図である。 ホテル検索結果提示画面／ホテル検索条件変更画面の例を示す説明図である。 ホテル検索結果提示画面／ホテル検索条件変更画面の例を示す説明図である。 自動車検索結果提示画面／自動車検索条件変更画面の例を示す説明図である。 自動車検索結果提示画面／自動車検索条件変更画面の例を示す説明図である。

符号の説明

１０ データ検索サーバ
１１ データ入力部
１２ データ表示部
１３ データ通信部
１４ 検索ポイントマップ作成部
１５ 検索キーワード受付部
１６ データ検索処理部
１７ 検索対象データＤＢ
１８ 検索ポイントマップＤＢ
２０Ａ,２０Ｂ,・・・,２０Ｎ ユーザ端末
３０ 通信ネットワーク
１００ データ検索システム

Claims (5)

1. ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索するデータ検索サーバであって、
   １または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた前記複数の被検索データを記憶するデータ記憶手段と、
   ユーザからの検索キーワードの指定を受け付ける受付手段と、
   前記データ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付手段が受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する被検索データ抽出手段と、
   該被検索データ抽出手段が抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する検索結果出力手段と、を備え、
   前記受付手段は、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示を当該ユーザから受け付け、
   前記被検索データ抽出手段は、前記受付手段が受け付けたユーザに指定された検索キーワードから前記受付手段が除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する
   ことを特徴とするデータ検索サーバ。
2. 被検索データの全体集合の一部または全部からなる被検索データ集合と該被検索データ集合に含まれる被検索データの全てに共通に対応付けされている属性データの集合とによって構成される複数の検索ポイントが、一の検索ポイントにおける属性データの集合を含む属性データの集合を有する他の検索ポイントが当該一の検索ポイントの下位であるものとしてそれぞれマッピングされた検索ポイントマップを記憶するマップ記憶手段を備え、
   前記被検索データ抽出手段は、前記検索ポイントマップにもとづいて、前記データ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付手段が受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の集合を有する検索ポイントを特定し、特定した検索ポイントにおける被検索データ集合を抽出する
   請求項１記載のデータ検索サーバ。
3. 前記検索ポイントマップを作成するマップ作成手段を備えた
   請求項２記載のデータ検索サーバ。
4. ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索するデータ検索方法であって、
   ユーザからの検索キーワードの指定を受け付ける受付ステップと、
   １または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた前記複数の被検索データを記憶するデータ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する被検索データ抽出ステップと、
   該被検索データ抽出ステップにて抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する検索結果出力ステップと、を含み、
   前記受付ステップでは、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示を当該ユーザから受け付け、
   前記被検索データ抽出ステップでは、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された検索キーワードから前記受付ステップにて除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する
   ことを特徴とするデータ検索方法。
5. ユーザに指定された検索キーワードにもとづいて複数の被検索データから当該検索キーワードが示す属性情報が対応付けされた被検索データを検索させるデータ検索プログラムであって、
   コンピュータに、
   ユーザからの検索キーワードの指定を受け付ける受付ステップと、
   １または２以上の属性情報がそれぞれ対応付けされた前記複数の被検索データを記憶するデータ記憶手段に記憶された複数の被検索データの中から、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する被検索データ抽出ステップと、
   該被検索データ抽出ステップにて抽出した被検索データを含む検索結果情報を出力する検索結果出力ステップと、を実行させ、
   前記受付ステップでは、ユーザによって既に指定された検索キーワードの除外指示を当該ユーザから受け付け、
   前記被検索データ抽出ステップでは、前記受付ステップにて受け付けたユーザに指定された検索キーワードから前記受付ステップにて除外指示を受け付けた検索キーワードを除外した１または２以上の前記検索キーワードがそれぞれ示す１または２以上の属性情報の全てが対応付けされた１または２以上の被検索データを抽出する
   処理を実行させるためのデータ検索プログラム。

Images