JP6144938B2 - 端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法、端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置 - Google Patents

端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法、端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、帯状のトイレットペーパーを紙管に巻いたトイレットロールであって特に端面に薬液が塗布されたトイレットロール、そのトイレットロールの製造方法及びそのトイレットロールの製造装置に関する。
トイレ空間で発生する臭いを緩和したり消したりする消臭剤や芳香剤を、トイレットロールを構成する紙管の内面に塗布したり、トイレットペーパーを紙管に対して巻き付ける際に用いる接着糊に含有させたり、複数の紙管原紙を接着して紙管を形成する際に用いられる接着剤に添加したりした、トイレットロールが知られる。
しかし、この従来の消臭等の機能を有するトイレットロールは、消臭剤の付与位置が紙管内表面という限られた部位であったり、接着剤によって消臭剤がマスキングされたりと、臭気成分との接触機会が十分なものではなく、消臭機能のさらなる向上が求められるものであった。
特許第4430362号 特開2009−148577 特許第4792131号 実開昭56−111890
そこで、本発明の主たる課題は、臭気成分等のトイレ空間内の種々の成分と消臭剤等の薬液との接触機会に優れるトイレットロールと、係るトイレットロールを効率良く製造可能とするトイレットロールの製造方法及び製造装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明とその効果は次記のとおりである。
<請求項記載の発明>
トイレットロールを各端面が上下方向となるように搬送ベルト上に載置して、その搬送ベルトによって下流に移動させるに際して、前記搬送ベルトに薬液を供給して、その搬送ベルトに供給した薬液をトイレットロールの下側の端面に転写する、ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
薬液が端面に転写されたトイレットロールを、次段の搬送面上に移送する際に、トイレットロールの端面が進行方向前後となるように姿勢変更し、端面が進行方向前後方向となるように前記搬送平面上に載置して下流にトイレットロールを搬送する、請求項記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
搬送ベルトのトイレットロールに接触する部分をフレキソ版とし、そのフレキソ版に薬液を付与する請求項1又は2記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
上側の端面に接触しつつトイレットロールを下流へ移送させる上側搬送ベルトと、下側の端面に接触しつつトイレットロールを下流へ移送させる下側搬送ベルトの各搬送ベルトの少なくとも一方に薬液を供給し、
両搬送ベルト間にトイレットロールの端面が接触するように受け入れトイレットロールを両搬送ベルトによって下流に移動させる過程で、
搬送ベルトに供給した薬液をトイレットロールの上側の端面及び下側の端面の少なくとも一方に転写する、ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間にトイレットロールを受け入れる前に、所定の高さ範囲外のトイレットロールを搬送経路外に排出する、請求項記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトのトイレットロールに接触する部分をフレキソ版とし、そのフレキソ版に薬液を付与する請求項4又は5記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
薬液が消臭剤及び芳香剤の少なくとも一方を含む請求項1〜6の何れか1項に記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間から排出したトイレットロールを、トイレットロールの端面が進行方向前後となるように姿勢変更し、次段の搬送面上に端面が進行方向前後方向となるように載置して下流にトイレットロールを搬送する、請求項4〜7の何れか1項に記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造方法。
<請求項記載の発明>
トイレットロールを各端面が上下方向となるようにして搬送しつつ、
トイレットロールの上側の端面と下側の端面とに薬液を付与したフレキソ版を接触させて、トイレットロールに薬液を塗布する、ことを特徴とする端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造方法。
(作用効果)
本発明に係るトイレットロールの製造方法では、トイレットロールを端面が上下方向になるようにして搬送しつつ、上側の端面及び下側の端面の少なくとも一方に薬液を塗布する。搬送過程で薬液を塗布するため連続生産性があり、生産効率に優れる。
また、トイレットロールは、円筒形状をしているため、端面を上下方向とするとコンベア等の搬送面上に安定的に載置して搬送することができる。したがって、係る姿勢でトイレットロールの端面に薬液を塗布することとすれば、安定的に薬液を端面に塗布することができる。
また、トイレットロールの端面は、トイレットロールの紙管内面と比較して広範な面積を有し、露出される部分でもあるので、本発明の製造方法により製造されるトイレットロールは、トイレットロールに従来以上の薬液を含有せしめることができるとともに、悪臭成分と消臭剤との接触機会を高めることができる。
ここで、トイレットロール端面へ薬液を塗布するにあたっては、トイレットロールの上側の端面と下側の端面にフレキソ版を接触させて薬液を転写させることができる。フレキソ版は、柔軟な版面を有するためトイレットロールの端面を潰すことなく薬液を端面に塗布することができる。また、端面全体に薬液を均一に塗布することができる。
さらに、トイレットロールの端面に薬液を塗布するにあたっては、上側の端面に接触しつつトイレットロールを下流へ移送させる上側搬送ベルトと、下側の端面に接触しつつトイレットロールを下流へ移送させる下側搬送ベルトとの少なくとも一方に薬液を供給し、両搬送ベルト間にトイレットロールの端面が接触するように送り込み、両搬送ベルトによって下流に移動させる過程で各搬送ベルトに供給された薬液をトイレットロールの少なくとも一方の端面に転写して塗布することができる。
このようにすれば、トイレットロールの上下端面を各搬送ベルト間に挟持させて安定的に下流に搬送しつつ薬液を端面に付与することができる。
また、上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの少なくとも一方によりトイレットロールの端面に薬液を転写するならば、上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間にトイレットロールを受け入れる前に、所定の高さ範囲外のトイレットロールを搬送経路外に排出するようにすると、製品寸法から外れる不良トイレットロールに対して薬液を付与することがなくなるため薬液コストを削減できる。また、上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの離間距離よりも過度に高さのあるトイレットロールが上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間に供給されてトイレットロールが上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間で詰まる事故を防止できる。さらに、上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの離間距離よりも過度に低いトイレットロールが上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間に供給され上側の端面が上側搬送ベルトに接触せず、下側の端面のみに薬液が塗布されたトイレットロールが下流へ搬送されることも防止できる。
上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトによりトイレットロールの上下の少なくとも一方の端面に薬液を転写する場合においても、その搬送ベルトの搬送面、特に端面に接触する部分をフレキソ版として、そのフレキソ版に薬液を供給してトイレットロールの各端面に薬液を塗布するのが望ましい。
上述のとおりフレキソ版は柔軟な版面を有するため上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間に受け入れられるトイレットロールの高さの許容範囲を確保しやすい。また、端面を潰すこともなく、均一に端面に薬液を塗布することもできる。
ここで、トイレットロールの端面は、構成するトイレットペーパーの両側縁が重層されて形成されているので、このような端面に薬液が付与されトイレットロールから巻きほどかれるトイレットペーパーは、排泄物の拭き取りなど使用の際に肌に直接ふれる表裏面に薬液が殆ど付着していないものとなる。
したがって、トイレットロールの端面に塗布する薬液としては、トイレ空間との広範な接触が望ましく、かつ、トイレットペーパーとした際には、肌に触れないことが望ましい。係る薬液の代表的なものとしては、消臭剤、芳香剤が挙げられる。保湿剤等と異なり消臭剤や芳香剤は、薬剤や臭いが肌に移るなどの理由により、使用時に肌に直接的に触れることを嫌う消費者がいる。したがって、本発明の製造方法に係る薬液としては、消臭剤及び芳香剤の少なくとも一方を含むものであるのが望ましい。このような、消臭剤や芳香剤が端面に塗布されたトイレットロールは、トイレ空間内のトイレットロール周辺空気と端面に付与された消臭剤等とが接触したり、端面から消臭剤等が揮散することにより、消臭効果や芳香効果が得られ、かつ、トイレットペーパーとして使用する際には、その消臭剤や芳香剤が肌にほとんど触れることがないものとなる。
また、上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの少なくとも一方によりトイレットロールの上下の少なくとも一方端面に薬液を塗布する場合、特に、次段の搬送ベルト上に移す際に、トイレットロールの端面が進行方向前後となるように姿勢変更して、次段の搬送ベルト上に端面が進行方向前後方向となるように載置して下流にトイレットロールを搬送するようにするのが望ましい。姿勢変更によって薬液が塗布されたトイレットロールの端面が搬送ベルトに接触しないこととなるので、次段の搬送ベルトに薬液が付着しなくなり、搬送路の薬液汚染が少なくライン清掃やメンテナンスが容易となる。さらに、姿勢変更によって各端面、特に下側の端面が搬送ベルトと接触しなくなることにより端面に塗布された薬液の乾燥性に優れるようになる。
<請求項10記載の発明>
トイレットロールの下側の端面に接触してトイレットロールを下流へ移送させる搬送ベルトと、この搬送ベルトに薬液を供給する薬液供給手段と、を備え、
搬送ベルト上に載置されたトイレットロールの下側の端面に薬液が塗布されるように構成されている、
ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
<請求項11記載の発明>
搬送ベルトの搬送面がフレキソ版とされている請求項10記載のトイレットロールの製造装置。
<請求項12記載の発明>
搬送ベルトの次段にトイレットロールをさらに下流に搬送する搬送ベルトを備え、
この次段の搬送ベルトが薬液が供給される搬送ベルトより低い位置にあって、トイレットロールが次段の搬送ベルトに移る際に、端面が進行方向前後に向くようにトイレットロールが姿勢変更されるように構成されている、請求項10又は11記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造装置。
<請求項13記載の発明>
トイレットロールの上側の端面に接触してトイレットロールを下流へ移送させる上側搬送ベルトと、
トイレットロールの下側の端面に接触して、前記上側搬送ベルトとともにトイレットロールを下流へ移送させる下側搬送ベルトと、
各搬送ベルトのそれぞれに薬液を供給する薬液供給手段と、を備え、
両搬送ベルト間にトイレットロールの端面が接触するように受け入れ、そのトイレットロールを両搬送ベルトによって下流に移動させる過程で、トイレットロールの上側の端面と下側の端面とに薬液を塗布するように構成されている、
ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
<請求項14記載の発明>
上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの前段に、所定の高さ範囲外のトイレットロールを搬送路外に排出する排出装置を備える、請求項13記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
<請求項15記載の発明>
上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの搬送面がフレキソ版とされている請求項13又は14記載のトイレットロールの製造装置。
<請求項16記載の発明>
下側搬送ベルトの次段にトイレットロールをさらに下流に搬送する搬送ベルトを備え、
この次段の搬送ベルトが前記下側搬送ベルトより低い位置にあって、下側搬送ベルトから次段の搬送ベルトにトイレットロールが移る際に、端面が進行方向前後に向くようにトイレットロールが姿勢変更されるように構成されている、請求項13〜15の何れか1項に記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造装置。
<請求項17記載の発明>
トイレットロールの上側の端面に接触する版胴を備える上側フレキソ印刷装置と、
トイレットロールの下側の端面に接触する版胴を備える下側フレキソ印刷装置と、
下側フレキソ印刷装置に連続するようにしてその上流側及び下流側に位置する各搬送ベルトと、
トイレットロールを端面が上下方向となるように上流側搬送ベルト上に載置する載置手段と、を備え、
上流側搬送ベルト上を搬送されてきたトイレットロールが上下の各版胴の間を通り、その際にトイレットロールの上下各端面に薬液が塗布され、その後に下流側の搬送ベルトで下流に搬送されるように構成されている、
ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
(作用効果)
本発明に係る装置は、トイレットロールの下側の端面に接触してトイレットロールを下流へ移送させる搬送ベルトと、この搬送ベルトに薬液を供給する薬液供給手段と、を備えるため、搬送ベルトを移送させて載置されたトイレットロールを搬送する過程で、特に下側の端面に薬液を塗布することができる。
また、本発明に係る装置が、トイレットロールの上側の端面に接触してトイレットロールを下流へ移送させる上側搬送ベルトと、トイレットロールの下側の端面に接触して、前記上側搬送ベルトとともにトイレットロールを下流へ移送させる下側搬送ベルトとを有するものである場合は、トイレットロールの上下端面を各搬送ベルト間に挟持させて、トイレットロールの各端面が上下方向となる姿勢で安定的に下流に搬送することができる。そして、搬送ベルトの少なくとも一方に薬液を供給する薬液供給手段を備えるため、トイレットロールを端面が上下方向になるようにして搬送しつつ上下の少なくとも一方の端面に薬液を塗布することができる。
また、上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの前段に、所定の高さ範囲外のトイレットロールを搬送経路外に排出する排出装置を設けると、所定の製品高さ寸法から外れる不良トイレットロールが両搬送ベルト間に供給される前に搬送経路外へ排出することが可能となる。このようにすれば、不良トイレットロールに高価な薬液を付与することを防止できる。また、上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの離間距離よりも過度に高さのあるトイレットロールが上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間に供給されてトイレットロールが上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間で詰まる事故が防止される。さらに、上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの離間距離よりも過度に低いトイレットロールが上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間に供給され上側の端面が上側搬送ベルトに接触せず、下側の端面のみに薬液が塗布されたトイレットロールが下流へと移送されることも防止できる。
また、トイレットロールの端面に接する搬送ベルトの搬送面はフレキソ版であるのが望ましい。フレキソ版は柔軟な版面を有するため、端面を潰すことなく好適に薬液を塗布できる。また、端面に均一に薬液を塗布することができる。また、特に、上側搬送ベルトと下側搬送ベルトを有する装置では、その間に受け入れられるトイレットロールの高さの許容範囲を確保することができる。
他方、薬液を供給する搬送ベルトの次段の搬送ベルトをより低い位置に設けるように構成すれば、次段の搬送ベルトにトイレットロールが移る際に、トイレットロールの端面が進行方向前後に向くように姿勢変更することができる。このように姿勢変更して搬送すれば、薬液が塗布されたトイレットロールの端面が次段の搬送ベルトに接触しなくなり搬送路の薬液汚染が少なく、ライン清掃やメンテナンスが容易となる。さらに、姿勢変更によって各端面、特に下側の端面が搬送ベルトと接触しなくなることにより端面に塗布された薬液の乾燥性に優れたものとなる。
また、トイレットロールの上側の端面に接触する版胴を備える上側フレキソ印刷装置と、トイレットロールの下側の端面に接触する版胴を備える下側フレキソ印刷装置を、搬送路の途中に介在させるようにして、各版胴によって各端面に薬液を付与しつつ下流に搬送するようにしてもよい。
本発明に係るトイレットロール1
帯状のトイレットペーパーが、紙管に巻かれたトイレットロールであって、
その少なくとも一方の端面に、消臭剤又は芳香剤の少なくとも一方が塗布されていることを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロール。
本発明に係るトイレットロール2
紙管に消臭剤及び芳香剤の少なくとも一方が含有されている上記本発明に係るトイレットロール1。
(作用効果)
本発明に係るトイレットロールでは、端面に消臭剤又は芳香剤の少なくとも一方が塗布されているため、トイレ空間内のトイレットロール周辺空気と端面に付与された消臭剤等とが接触したり、端面から消臭剤等が揮散することにより、高い消臭効果や芳香効果が得られる。
その一方、トイレットロールの端面は、トイレットペーパーの両側縁が重層されて形成されており、この両側縁はトイレットロールから巻きほどいてトイレットペーパーとして、排泄物の拭き取りなど使用する際には殆ど肌に接触しない。したがって、本発明に係るトイレットロールは、トイレットペーパーとして使用する際に、消臭剤や芳香剤が肌に触れることがほとんどない。
また、本発明に係るトイレットロールは、紙管にも消臭剤及び芳香剤の少なくとも一方が含有されているのが望ましく、この場合、消臭剤、芳香剤の効果がより一層発揮されるものとなる。
以上のとおり本発明によれば、臭気成分等のトイレ空間内の種々の成分と消臭剤等の薬液との接触機会に優れるトイレットロールと、係るトイレットロールを効率良く製造可能とするトイレットロールの製造方法と、製造装置とが提供される。
本発明に係るトイレットロールを説明するための図である。 トイレットロールの製造工程のログカッターまでの概要を説明する図である。 本発明に係るトイレットロールの第1実施形態の製造工程の説明図である。 本発明に係るトイレットロールの製造装置例の特に一部の平面図である。 本発明に係るトイレットロールの製造装置例の他の例の一部を示す平面図である。 本発明に係るトイレットロールの第2実施形態の製造工程の説明図である。 本発明に係るトイレットロールの第4実施形態の製造工程の説明図である。 第4実施形態に係るトイレットロールの製造装置例の一部を示す平面図である。 本発明に係るトイレットロールの第5実施形態の製造工程の説明図である。
本発明の実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。
「トイレットロール」
図1に示すとおり、本発明に係るトイレットロール10は、紙管11に帯状のトイレットペーパーS3が巻かれたものであり、その端面14に薬液が塗布されている。薬液は、何れか一方の端面に塗布されていればよいが、本発明に係るトイレットロールとして好適な形態は、より薬液含有量が多くなる両端面に薬液が塗布されているものである。
トイレットロール10の大きさ等は、高さ(幅)L1が100〜115mm、直径L2が100〜120mm、巻き長さ(トイレットペーパーの全長)が18〜70m、紙管直径L3が35〜50mmであるのが望ましい。この大きさであれば一般的なトイレットロール用のペーパーホルダーが利用でき、トイレットペーパーの長さも十分である。また、端面に含有される薬液量も十分となり、薬液の効果を発揮させることができる。
トイレットペーパーS3は、1プライから3プライのものが望ましい。1プライ当り紙厚は100〜180μm、1プライ当り米坪は11.0〜25.0g/m2が望ましい。この範囲であればトイレットペーパーとして使用するに柔らかさ、吸水性を確保できるとともに、後述の製造方法で端面14に薬液を塗布して保持させることができる。
なお、本発明に係る米坪とは、JIS P 8124(1998)の米坪測定方法によるものであり、紙厚とは、JIS P 8111(1998)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて5回測定した平均値をいう。
端面14に塗布する薬液の量は、特に限定されない。塗布する薬液の効力、トイレットロールの端面面積、トイレットペーパーの積層具合などによって適宜設計すればよい。
他方、端面14に塗布される薬液としては、使用時に肌に押さえつけられるトイレットペーパーに表裏面に塗布し難い薬液が適し、例えば、消費者が肌に直接触れることを嫌う傾向にあるトイレ洗浄剤、消臭剤、芳香剤などが適する。もちろん、トイレ洗浄剤、消臭剤、芳香剤等は、単独で薬液としても適宜数種を混合して薬液としてもよい。
薬液が、トイレ洗浄剤、消臭剤、芳香剤などの場合には、端面14からの浸透深さは10mm未満、好ましくは5mm未満、より好ましくは1mmであるのがよい。換言すればトイレットペーパーの両側縁から10mm幅未満、好ましくは5mm幅未満、より好ましくは1mm幅未満の範囲まで薬液が浸透するのがよい。この程度であれば、肌を清拭した際に肌に直接触れるおそれが格段に少ないものとなる。
また、トイレットロール10の端面14は、トイレットペーパーの両側縁が重層されて形成されているため、接着性の高い薬液の場合、トイレットペーパーのスムーズな引き出しを阻害し、引き出す時にトイレットペーパーが破断したり、乾燥した薬液が粉落ちしてトイレ空間を汚したりするおそれが高まる。したがって、薬液は、過度の接着性を有さないものが望ましい。
本発明に係るトイレットロール10に用いられる消臭剤としては、悪臭成分を吸着するものよりもトイレ空間内における悪臭成分との化学反応により消臭効果を奏する種の消臭剤が適する。具体例としては、ポリフェノール系消臭剤が挙げられる。ポリフェノール系消臭剤であれば、上述の形状のトイレットロールの端面に塗布することで十分な消臭機能を発揮する。
ここで、ポリフェノール系消臭剤は、植物及び植物の加工品から抽出されるポリフェノール、及びそのポリフェノールの誘導体であり、フェノール系水酸基による反応性により、少なくともトイレ空間に存在する主たる悪臭成分の一つであるアンモニアに対する消臭機能を有する。もちろん、アンモニアに加えて、トイレ空間の悪臭成分として知られる、硫化水素、メチルメルカプタン、トリメチルアミンに対して反応性を有して消臭機能を有するものも存在し、用いるポリフェノール系消臭剤はそのようなものであってもよい。例えば、ポリフェノール誘導体の中には、特許3919729号のように人為的に分子量の高いポリフェノールに対して適宜の官能基を持たせて、特定の成分に対する消臭機能を付加或いは高めたものが知られているが、そのようなものであってもよい。なお、ポリフェノール系消臭剤は、ポリフェノール、ポリフェノール誘導体の何れか一方に限定されるわけではなく、双方が含まれていてもよい。また、数種のポリフェノール、ポリフェノール誘導体の混合物でもよい。
また、特に、ポリフェノール系消臭剤のなかでも、タンニン及びその誘導体が望ましい。タンニン及びタンニン誘導体は、分子量が大きくフェノール系水酸基を多く有するため消臭機能に優れる。なお、タンニンは、縮合型タンニン、加水分解型タンニンのいずれでよい。また、タンニンのなかでも、柿由来の柿タンニンは、分子量が非常に大きく、消臭効果に極めて優れるため、ポリフェノール系消臭剤としては、この柿タンニン及び柿タンニン誘導体の少なくとも一方を含むようにするのがよい。
ポリフェノール系消臭剤のより具体的な製品としては、リリース科学工業株式会社製のPancil COS-15、Pancil COS-17、Pancil CL-10、Pancil AS-10、Pancil AS-20、Pancil BA-210-1、Pancil COS-5、Pancil FG-22、Pancil FG-25、Pancil FG-30、Pancil FG-60、Pancil FG-70、Pancil FG-99、Pancil FX-10、Pancil PO -10、Pancil BA-200E-1が例示できる。
他方、本発明に係るトイレットロールに用いられる芳香剤としては、天然系あるいは合成系の既知の香料を用いることができる。具体例としては、レモン油、グレープフルーツ油、ローズマリー油、ペパーミント油、マンダリン油、ライム油、ユズ油、カモミール油、ラベンダー油、ローズ油、スペアミント油等の天然香料類;リナロール、シトロネロール、メントール、ゲラニオール等のアルコール類等の合成香料などが挙げられる。これらは単独で用いても、複数を組み合わせて調合香料として用いてもよい。香料の選択は、所望の香調によって決定すればよい。
他方、本発明に係るトイレットロールに用いられるトイレ洗浄剤としては、重層、クエン酸、界面活性剤などが例示できる。
他方、本発明に係るトイレットロールでは、好ましくは紙管内面にも薬液を付与するのが望ましい。紙管内面に薬液を付与する場合には、端面に塗布する薬液と同一でも異なるものでもよい。
「トイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第1実施形態」
次に、上記の本発明に係るトイレットロールの製造方法例及びトイレットロール製造装置の第1実施形態について特に図2〜図5を参照しながら説明する。但し、本発明のトイレットロールの製造方法及び装置は、この方法に必ずしも限定されるわけではない。
本実施形態のトイレットロール10の製造方法は、長尺の紙管15を製造する工程(A)と、ログ製造工程(B)と、裁断工程(C)を有している。
長尺の紙管15を製造する工程(図3中(A))は、二枚の帯状の紙管原紙12,12を原反ロール2,2からそれぞれ繰り出しつつ、所定位置に糊付けロール13により糊を付与し、当該糊付けされた部分を重ねつつコアワインダーによりシャフトに螺旋状に巻付けつつシャフト上を移動させて筒状に形成し、生産品種に合わせた規定長さにスリッターにて切り揃えることで、円筒の長尺の紙管15を形成する。糊の付与量は特に限定されないが、概ね4.0〜10.0g/m2程度である。また、糊は、本発明の効果を妨げない範囲で既知の紙管用のものを用いることができ、アクリル系接着剤、ホットメルト接着剤、澱粉糊、PVA(ポリビニルアルコール)等が例示できる。
紙管に薬液を付与する場合には、上記接着剤中に薬液を含有させるようにしてもよいし、紙管原紙に薬液を塗布するようにしてもよい。紙管原紙に薬液を塗布する場合には、既知の印刷機等を用いることができる。
なお、各紙管原紙12,12は、各々違う原反を使用してもよく、例えば、一方に印刷を施したり、各々の米坪を変えたりしてもよい。本発明においても、必ずしも紙管原紙12,12は、同様のものである必要はない。
次いで、この長尺紙管15の製造と平行して又はその後においては、ログ製造工程(図3中(B)にて、ログ20を製造する。なお、ログ20とは、業界においての一般用語であり、最終製品であるトイレットロール10の径と同径でありかつ幅が最終製品の複数個分ある中間製品である。
このログ20の製造は、連続的に又は段階的に、長尺紙管15と実質的に同幅のトイレットペーパー原紙S1,S1を、ロールR,Rから繰り出すとともに巻き付けてログ20を形成する。この巻き付けは、既知のワインダー装置X2が利用できる。なお、図示例は、二つのロールR,Rからトイレットペーパー原紙S1,S1を繰り出して、重ね合わせ部16にて2プライ構造のトイレットペーパー原紙S2とした後、既知のコンタクトエンボス付与装置17及びミシン目線形成装置18にてコンタクトエンボスの付与とミシン目線(図示しない)の形成を行なった後、巻き取り装置19にて巻き取り2プライ構造となるようにしている。
なお、図示の形態では、2つのロールR、Rからトイレットペーパー原紙S1、S1を繰り出し、積層構造とした2プライ構造のトイレットペーパー原紙S2としているが、本発明においては、かかる2プライに限定されず、1プライ若しくは3プライ以上であってもよい。さらには、複数プライ構造とする場合には、各原紙の米坪や物性等は同じである必要もない。
また、予め積層されたシートを巻き取ったロールから積層シートを繰出して長尺紙管15に巻き付けてログ20を形成すようにしてもよい。
ログ20を製造したならば、このログ20を既知のログアキュームレーターX3で複数本とストックしつつ後段のログカッター設備X4へと移動させる。そして、その後に図3中(C)に示すように、既知のログカッター21でログ20を製品幅に裁断し、個々の薬液塗布前のトイレットロール1,1…とする。
本実施形態では、個々のトイレットロール1,1…がログカッターから各端面が進行方向前後となるように排出され、ログカッター21のトイレットロール排出位置22よりも、一段低い位置に配置された次段のベルトコンベアやロールコンベアの搬送面23上に、個々のトイレットロール1,1…が端面から落下するように構成されており、その落下の過程で端面14が上下方向となるように姿勢変更される。もちろん、個々のトイレットロール1,1…を人手により或いはロボットアーム等により、端面が上下方向となるように搬送面上に載置してもよい。また、ログ20から個々のトイレットロール1,1…が端面上下方向となるように搬送面上に排出されるように構成してもよい。
姿勢変更等により端面14,14が上下方向となるようにして搬送面23の上に載置されたトイレットロール1,1…は搬送面23の移動等によりそのままの姿勢で下流へと搬送され、次いで、その搬送過程でロールの高さ検査装置24により検査が行なわれ、所定の高さ範囲外のものが連動する排出装置25によって搬送経路外へと排出される。ロールの高さ検査24の具体的な方法及び装置構成は特に限定されない。光電センサーによって所定高さ範囲のものと所定高さ範囲外のものとを区別する方法や、搬送されるトイレットロールをCCDカメラなどで撮影し、その撮像を画像解析して所定高さ範囲のものと所定高さ範囲外のものとを区別する方法等が例示できる。排出装置25は、上記高さ検査装置に連動して、搬送路上のトイレットロール1,1…を搬送面23の上から搬送経路脇に押し出すプッシュバーや空圧発生装置が例示できる。
ロール高さ検査により所定高さ範囲のトイレットロール1,1…は、そのままコンベア23により端面14が上下方向となるようにして搬送されて、薬液塗布手段5に供給される。
本実施形態における薬液塗布手段5は、上方側と下方側とに設けられた一対のベルトコンベア30,40を基本構成とし、上下各ベルトコンベア30,40の搬送ベルト31,41間が概ねトイレットロール1,1…の高さ距離分だけ離間していて、端面14が上下方向となる姿勢で搬送されてきたトイレットロール1,1…がこの上下の搬送ベルト31,41間に供給されると、トイレットロール1,1…の端面14が各搬送ベルト31,41の搬送面31A,41Aに接触するように構成されている。
上下の各搬送ベルト31,41は、図示されないサーボモーター等によって移動速度が同期して下流側に向かって移動するようになっており、トイレットロール1,1…の端面14が各搬送ベルト31,41に面接触した状態の姿勢を保持したまま下流に移送される。
また、本実施形態における薬液塗布手段5は、図3及び下側コンベアの平面図を示した図4から理解されるように、各搬送ベルト31,41に対して薬液を供給する薬液供給手段32,42が設けられており、搬送ベルト31,41に供給された薬液が、トイレットロール1,1…が下流に搬送される過程で両端面14に転写されるようになっている。
ここでベルトコンベア30,40の具体的な構成は限定されるものではなく、搬送ベルト31,41となる無端ベルトが両端ローラ間に巻き掛けられて、適宜の駆動原によって搬送ベルト31,41が移動される既知の構成を採用できる。
本実施形態では、上下の搬送面31A,41Aを構成する各搬送ベルト31,41のトイレットロール1,1…と接触する部分は、ゴム製や樹脂製の弾性のあるフレキソ版となっており、トイレットロール1,1…の高さに多少のバラツキがあっても許容して各々の端面14に接触することが可能となっている。なお、ここで許容できない程度の高さ範囲のものについては、前段のロール高さ検査装置24及び排出装置25によって薬液塗布手段5に供給されないようにすればよい。
各搬送ベルト31,41のトイレットロール1,1…と接触する部分をフレキソ版にするにあたっては、搬送ベルト31,41そのものをフレキソ版にするほか、搬送ベルト31,41の表面に弾性ゴム製のシート状のフレキソ版を貼付けるようにしてもよい。
なお、上側搬送ベルト31の搬送面31Aの全部又は一部分を下方に付勢した状態で上下移動可能としておき、下側搬送ベルト41と上側搬送ベルト31の間に異なる高さのトイレットロールが供給された際に上側の搬送平面31Aがトイレットロール1の端面14に追随して接するように構成することができる。
他方、本実施形態の薬液供給装置32,42は、薬液溜まり33,43からファウンテンロール34,44及び適宜のロール35を介してアニロックスロール36,46に薬液が転写され、そのアニロックスロール36,46から搬送面がフレキソ版とされた搬送ベルト31,41に対して、薬液が供給されるようになっている。但し、本発明に係る薬液供給の方法はこれに限らず、ドクターチャンバー式にアニロックスロールに薬液を供給するようにしてもよいし、アニロックスロールを介さずに搬送平面上にスプレー式やドクターチャンバー式に薬液を供給するようにしてもよい。
フレキソ版の線数、版厚は特に限定されない。線数については端面に供給する薬液の種類と供給量に応じて適宜設計すればよい。また、版厚についてはトイレットロールの端面の剛性等に応じて適宜変更すればよい。
また、上下ベルトコンベア30,40の搬送長は、800〜1500mmが望ましい。800mm未満では十分に薬液を塗布することができず、1500mmを超えると搬送ベルト31,41に供給した薬液がトイレットロールに転写されずに乾燥するおそれが高まる。
他方、本実施形態においては、図5に示した上側ベルトコンベアを省略した平面図から理解されるように、上下のベルトコンベア30,40の間にトイレットロール1,1…の搬送位置を搬送面31A,41Aの搬送方向に直行する方向の所定範囲に案内するとともに、トイレットロール1,1…の搬送方向に直行する方向へ移動を制限するガイド手段60を設けてもよい。ガイド手段を設けることにより、上下搬送ベルト31,41の幅方向の所定位置のみトイレットロール1,1…が通過するようになり、その部分にのみ薬液を供給するようにして薬液使用量を低減することができる。また、安定した搬送が可能となる。図示のガイド手段は、上下ベルトコンベア30,40の間に搬送方向と直行する方向に離間するようにして立設するように設置した一対のガイド板61,61で構成している。また、図示の形態では、ガイド板61,61の間隔を上流側においてやや広くしてトイレットロール1,1…がガイド板61,61の間にスムーズに案内されるようにしている。
薬液塗布手段5によって各端面14に薬液が塗布されたトイレットロール10は上下の各ベルトコンベア30,40の間を抜け出て次段のベルトコンベア、ロールコンベア等の搬送面50に移り、そのまま下流へ搬送される。その搬送過程で或いは適宜の乾燥工程を経て、端面に塗布された薬液の乾燥がされ、その後に複数個をまとめて或いは個別に包装フィルム等によって包装してトイレットロール製品とされる。
ここで、本実施形態においては、トイレットロールの端面に対する具体的な薬液の塗布量は特に限定されない。薬液の種類などに応じて適宜変更すればよい。
端面14に塗布する薬液は、特に限定されない。上述のトイレットロールの欄で説明した消臭剤、芳香剤、トイレ洗浄剤などは好ましい。
好ましい消臭剤として例示したポリフェノール系消臭剤を塗布するのであれば、ポリフェノール系消臭剤を含む消臭剤を25〜37%、メタノール、エタノール、プロパノールの群から選ばれる少なくとも一つの低級アルコールを3〜15%、さらに非有効成分として水を48〜72%、体積比で混合した消臭剤薬液を20〜50g/m2塗布するのが望ましい。20g/m2未満ではムラ無く塗工することが難しく、50g/m2を超えると乾燥に時間がかかるようになる。
薬液を塗布するにあたっては、適宜の溶媒などにより塗布に適したものとすることができる。
他方、本発明に係るトイレットロールは、フィルム包装等して製品とすることができるが、本発明に係るトイレットロール10において、端面に塗布する薬液を消臭剤や芳香剤とするのであれば、製造後に店舗へ輸送する間や店舗で商品として陳列されている間に、異臭成分と消臭剤とが接触したり、消臭剤や芳香剤が意図せず揮散したりして、消臭機能が低下しないように、JIS K 7126−2(2006)(等圧法:モコン法/23℃×65%RH)による酸素透過度が0.1〜50ml/m2・day・atmのガスバリア性を有する樹脂製フィルムによって包装するのが望ましい。
係る樹脂製フィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム等が例示できる。
「トイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第2実施形態」
次いで、本発明に係るトイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第2実施形態を図6を参照しながら説明する。この第2実施形態では、薬液塗布手段5の構成が第1実施形態と異なっている。その他の構成については第1の実施形態と同様であるから重複する説明を省略し、異なる点のみ以下に記載する。
本実施形態では、上側搬送ベルト31の全部又は上流側端から一部範囲を下り傾斜させるように構成した形態である。図示の形態では、薬液塗布手段5に係る上側搬送ベルト31を有するベルトコンベア30が搬送方向上流側から下流側に向かってやや下り傾斜しており、これに伴い上側の搬送ベルト31及び搬送面31Aも上流側から下流側に向かって下り傾斜している。
そして、本実施形態は、上下搬送ベルト間の離間距離が、薬液塗布手段5の上流側端においてトイレットロール1,1…の所定高さに対して、それ以上に十分に離間している。このようにすることで、上側搬送ベルト31と下側搬送ベルト41との間にトイレットロール1,1…が供給される際に、上側搬送ベルト31の上流側端にトイレットロール1,1…が当たって姿勢を崩すおそれがなくなり、端面14が上下方向となる姿勢で、安定して上側搬送ベルト31と下側搬送ベルト41との間に供給されるようになる。
したがって、本実施形態では、供給されたトイレットロール1,1…は、まず下側の搬送面41Aのみで搬送され、その際にトイレットロール1,1…の下側端面に薬液が塗布され、そのまま下流に向かって移送される過程で、その進行方向に向かって上側搬送ベルト31と下側搬送ベルト41との間の距離が徐々に狭まり、トイレットロール1,1…の上側端面に対して、上側搬送面31Aが徐々に接触して、その際に上側端面にも薬液が塗布される。上側搬送ベルト31と下側搬送ベルト41が最も近接する部分の離間距離は、トイレットロールの所定高さを許容できる範囲に適宜調整する。
なお、図示の形態は、ベルトコンベア全体が下り傾斜しており、最下流において上側の搬送ベルトに端面が接触するように構成されているがこれに限定されない。上側搬送ベルトの上流側端から一部範囲のみ下り傾斜するようにしてもよい。
傾斜の角度については許容するトイレットロールの高さ範囲により適宜変更するものであるが概ね1〜15°程度、好ましくは3〜10°である。
「トイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第3実施形態」
次いで、本発明に係るトイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第3実施形態を説明する。本実施形態は、一方端面にのみ薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法及び製造装置である。第3実施形態は、図示はしないが、上記第1実施形態及び第2実施形態において、上側薬液供給装置及び下側薬液供給装置の何れか一方にのみを作動させて、上側搬送ベルト又は下側搬送ベルトの何れか一方に薬液を供給するようにすればよい。また、上記第1実施形態及び第2実施形態において、上側薬液供給装置及び下側薬液供給装置の何れか一方のみを有する装置構成としてもよい。さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態において、特にトイレットロールの下側端面にのみ薬液を塗布するのであれば、上側ベルトコンベアや上側薬液供給装置がない装置構成とすることができる。
「トイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第4実施形態」
次いで、本発明に係るトイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第4実施形態を図7を参照しながら説明する。
この第4実施形態は、薬液塗布手段後の構成が第1〜第3実施形態と異なる。その他の構成については第1〜第3実施形態と同様とすることができる。以下、第1〜第3実施形態と異なる点を詳述する。
第4実施形態は、上側搬送ベルト31と下側搬送ベルト41の後段のトイレットロール10をさらに下流に搬送するベルトコンベア70が設けられている。
そのベルトコンベア70は、搬送ベルト71の搬送面71Aが、前記下側搬送ベルト41の搬送面41Aよりやや低い位置となるように配置されており、上側及び下側の各搬送ベルト31,41の間から下流の側搬送ベルト71上に端面14に薬液が塗布されたトイレットロール10,10…が移る際に、トイレットロール10,10…が胴面から落下して端面14が進行方向前後に向くようして姿勢変更するようになっている。
落下による姿勢変更がスムーズに行えるように、図8に示した上側ベルトコンベアを省略した平面図から理解されるように、搬送方向に直行する方向にトイレットロールがブレ落ちないように、適宜のガイド手段73を設けるようにしてもよい。ガイド手段73は、搬送面71の上に立設するように配置したガイド板74,74が例示できる。
姿勢変更により下流側搬送ベルト71上に端面14,14が進行方向前後に向いた状態となったトイレットロール10,10…は、下流側の搬送ベルト71の移動にともなって端面が進行方向前後となった状態で搬送される。
第4実施形態では、特に薬液塗布後の下側端面が姿勢変更によって搬送面との間に隠れた状態から露出されて外気との接触が確保されるため薬液の乾燥性に優れる。また、薬液が塗布された両端面が搬送平面に接触することなく搬送されるので薬液塗布手段の後段の搬送装置の薬液汚染を減ずることができる。
なお、薬液塗布手段から排出された個々のトイレットロールを下流側搬送ベルト上に端面が進行方向前後方向に姿勢変更するにあたっては、図示の装置に限らず、人手により或いはロボットアーム等により行なってもよい。
「トイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第5実施形態」
次いで、本発明に係るトイレットロールの製造方法及びトイレットロールの製造装置の第5実施形態を図9を参照しながら説明する。
この第5実施形態は、薬液塗布手段5の構成が第1〜第3実施形態と異なる。その他の構成については第1〜第4の実施形態と同様とすることができる。以下、第1〜第3実施形態と異なる点を詳述する。
第5の実施形態は、薬液塗布手段が上下一対の版胴81,91を有するフレキソ印刷装置80,90となっている。上下のフレキソ印刷装置80,90の各版胴(刷版ロールとも言われる)81,91の間がトイレットロール1の所定高さ範囲を許容するように離間しており、この版胴間を通る際にトイレットロール1の端面14に薬液が転写される。
フレキソ印刷装置の形式は特に限定されず2ロール式やドクターチャンバー式のものが採用できる。版胴81,91の線数は、薬液種や塗布量などにおうじて適宜設計すればよい。また、版厚についてもトイレットロール1の高さの範囲に応じて適宜設計すればよい。上下の版胴の回転速度は、既知のサーボ機構により同期させるようにすればよい。本実施形態では、既知のフレキソ印刷装置を用いることができるため設備設計がし易いという利点がある。
1…薬液塗布前のトイレットロール、2…原反ロール、10…トイレットロール、11…紙管、12…紙管原紙、14…端面、S3…トイレットペーパー、S1…トイレットペーパー原紙、S2…2プライのトイレットペーパー原紙、L1…トイレットロールの高さ(幅)、L2…トイレットロールの直径、L3…紙管直径、15…長尺紙管、13…糊付けロール、20…ログ、R…ロール、X2…ワインダー装置、X3…ログアキュームレーター、X4…ログカッター設備、16…重ね合わせ部、17…コンタクトエンボス付与装置、18…ミシン目線付与装置、19…巻き取り装置、21…ログカッター、22…ログカッターのトイレットロール排出位置、23…搬送面(ベルトコンベア)、24…ロール高さ検査装置、25…排出装置、5…薬液塗布手段、30…上側ベルトコンベア、40…下側ベルトコンベア、31…上側搬送ベルト、41…下側搬送ベルト、31A…上側搬送面、 41A…下側搬送面、32…上側薬液供給装置、42…下側薬液供給装置、33,43…薬液溜まり、34,44…ファウンテンロール、35…ロール、36,46…アニロックスロール、50…搬送面、60…ガイド手段、61…ガイド板、70…下流側のベルトコンベア、71…搬送ベルト、71A…搬送面、73…ガイド手段、74…ガイド板、80…上側フレキソ印刷装置、90…下側フレキソ印刷装置、81…上側版胴、91…下側版胴。

Claims (17)

  1. トイレットロールを各端面が上下方向となるように搬送ベルト上に載置して、その搬送ベルトによって下流に移動させるに際して、前記搬送ベルトに薬液を供給して、その搬送ベルトに供給した薬液をトイレットロールの下側の端面に転写する、ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
  2. 薬液が端面に転写されたトイレットロールを、次段の搬送面上に移送する際に、トイレットロールの端面が進行方向前後となるように姿勢変更し、端面が進行方向前後方向となるように前記搬送面上に載置して下流にトイレットロールを搬送する、請求項記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造方法。
  3. 搬送ベルトのトイレットロールに接触する部分をフレキソ版とし、そのフレキソ版に薬液を付与する請求項1又は2記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
  4. 上側の端面に接触しつつトイレットロールを下流へ移送させる上側搬送ベルトと、下側の端面に接触しつつトイレットロールを下流へ移送させる下側搬送ベルトの各搬送ベルトの少なくとも一方に薬液を供給し、
    両搬送ベルト間にトイレットロールの端面が接触するように受け入れトイレットロールを両搬送ベルトによって下流に移動させる過程で、
    搬送ベルトに供給した薬液をトイレットロールの上側の端面及び下側の端面の少なくとも一方に転写する、ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
  5. 上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間にトイレットロールを受け入れる前に、所定の高さ範囲外のトイレットロールを搬送経路外に排出する、請求項記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
  6. 上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトのトイレットロールに接触する部分をフレキソ版とし、そのフレキソ版に薬液を付与する請求項4又は5記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
  7. 薬液が消臭剤及び芳香剤の少なくとも一方を含む請求項1〜6の何れか1項に記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造方法。
  8. 上側搬送ベルトと下側搬送ベルトとの間から排出したトイレットロールを、トイレットロールの端面が進行方向前後となるように姿勢変更し、次段の搬送面上に端面が進行方向前後方向となるように載置して下流にトイレットロールを搬送する、請求項4〜7の何れか1項に記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造方法。
  9. トイレットロールを各端面が上下方向となるようにして搬送しつつ、
    トイレットロールの上側の端面と下側の端面とに薬液を付与したフレキソ版を接触させて、トイレットロールに薬液を塗布する、ことを特徴とする端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造方法。
  10. トイレットロールの下側の端面に接触してトイレットロールを下流へ移送させる搬送ベルトと、この搬送ベルトに薬液を供給する薬液供給手段と、を備え、
    搬送ベルト上に載置されたトイレットロールの下側の端面に薬液が塗布されるように構成されている、
    ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
  11. 搬送ベルトの搬送面がフレキソ版とされている請求項10記載のトイレットロールの製造装置。
  12. 搬送ベルトの次段にトイレットロールをさらに下流に搬送する搬送ベルトを備え、
    この次段の搬送ベルトが薬液が供給される搬送ベルトより低い位置にあって、トイレットロールが次段の搬送ベルトに移る際に、端面が進行方向前後に向くようにトイレットロールが姿勢変更されるように構成されている、請求項10又は11記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造装置。
  13. トイレットロールの上側の端面に接触してトイレットロールを下流へ移送させる上側搬送ベルトと、
    トイレットロールの下側の端面に接触して、前記上側搬送ベルトとともにトイレットロールを下流へ移送させる下側搬送ベルトと、
    各搬送ベルトのそれぞれに薬液を供給する薬液供給手段と、を備え、
    両搬送ベルト間にトイレットロールの端面が接触するように受け入れ、そのトイレットロールを両搬送ベルトによって下流に移動させる過程で、トイレットロールの上側の端面と下側の端面とに薬液を塗布するように構成されている、
    ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
  14. 上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの前段に、所定の高さ範囲外のトイレットロールを搬送路外に排出する排出装置を備える、請求項13記載の端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
  15. 上側搬送ベルト及び下側搬送ベルトの搬送面がフレキソ版とされている請求項13又は14記載のトイレットロールの製造装置。
  16. 下側搬送ベルトの次段にトイレットロールをさらに下流に搬送する搬送ベルトを備え、
    この次段の搬送ベルトが前記下側搬送ベルトより低い位置にあって、下側搬送ベルトから次段の搬送ベルトにトイレットロールが移る際に、端面が進行方向前後に向くようにトイレットロールが姿勢変更されるように構成されている、請求項13〜15の何れか1項に記載の端面に薬液が付与されたトイレットロールの製造装置。
  17. トイレットロールの上側の端面に接触する版胴を備える上側フレキソ印刷装置と、
    トイレットロールの下側の端面に接触する版胴を備える下側フレキソ印刷装置と、
    下側フレキソ印刷装置に連続するようにしてその上流側及び下流側に位置する各搬送ベルトと、
    トイレットロールを端面が上下方向となるように上流側搬送ベルト上に載置する載置手段と、を備え、
    上流側搬送ベルト上を搬送されてきたトイレットロールが上下の各版胴の間を通り、その際にトイレットロールの上下各端面に薬液が塗布され、その後に下流側の搬送ベルトで下流に搬送されるように構成されている、
    ことを特徴とする端面に薬液が塗布されたトイレットロールの製造装置。
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