JP6132227B2 - 香り付きポケットティシュー製品 - Google Patents
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Description
また、ティシュペーパー製品には、香料を付与した香り付きティシュペーパーを包装したものがある。この種の香り付きティシュペーパー製品では、特に、使用時に適度な香りが確実に感じられることが重要である。
従来の香り付きのティシュペーパーは、ティシュペーパーにスプレー塗布等によって香料を直接に付与する、或いは、香料を封入したマイクロカプセルをティシュペーパーに付与する等して製造されていた。
このため、香り付きティシュペーパー専用の製造ラインを設ける或いは、香り付きティシュペーパーの製造後に製造ラインの香料除去のための清掃作業が必須となるという問題があった。
このため、無駄となるマイクロカプセルが多く、コスト高になる問題があった。また、そのような製造時のマイクロカプセルの崩壊を考慮して、香りの強さを設計することが難しかった。
〔請求項1記載の発明〕
折り畳まれたティシュペーパーが複数枚重ねられたティシュペーパーの束が、樹脂製の個包装フィルムにより個包装されたポケットティシュー製品であって、
前記個包装フィルムのティシュペーパー束の上面に対面する部分にティシュペーパーの取り出し口を備え、
前記個包装フィルムとティシュペーパー束の底面との間にシート材が介在され、
そのシート材の外面に香料を封入したマイクロカプセルが担持され、
マイクロカプセルが担持されている部分が、個包装フィルムとティシュペーパー束の底面との間であってかつ個包装フィルム外面側からの外圧により前記マイクロカプセルが崩壊して香料を個包装フィルム内に揮散させる位置にある、
ことを特徴とする香り付きポケットティシュー製品。
本発明は、包装フィルムとティシュペーパー束の底面との間にシート材が介在し、そのシート材の外面に香料を封入したマイクロカプセルを担持させた。このため、ポケットティシュー製品を鞄等に入れて持ち運ぶ携帯の際や手で掴んだ際に、シート材に担持されたマイクロカプセルが少なからず崩壊する。その際に、香料が蒸散して、ティシュペーパーに香りが付与される。
さらに、保管期間や使用開始からの期間が長期となり、ティシュペーパーに付与された香気が低下した際にも、シート材の介在部位を外面側から押したり揉んだりして、意図的にマイクロカプセルを崩壊させて、個包装フィルム内に香気を再度蒸散させることができる。
他方、本発明に係るティシュペーパー製品では、ティシュペーパーに香料を付与する必要がない。したがって、香り付きティシュペーパーを製造した設備を洗浄する手間や、香り付きティシュペーパーの専用設備を設ける必要がなくなる。
また、ティシュペーパー束や個包装フィルムとは別にシート材を予め製造しておき、ティシュペーパー製品の最終工程であるティシュペーパー束を個包装フィルムで包む作業の際に、当該シート材を挿入することで製造できるため製造過程でマイクロカプセルが崩壊するおそれが格段に小さく、無駄となるマイクロカプセルの量は少なく、マイクロカプセルの付与量の設計がし易い。
さらに、ティシュペーパー自体に香料或いは香料入りマイクロカプセルを付与する場合と比較して製造は格段に容易である。
前記シート材が、紙又は不織布である請求項1記載の香り付きポケットティシュー製品。
シート材を紙又は不織布としたので、マイクロカプセルが崩壊して、外部に漏れ出た香料がシート材に吸収された後、そのシート材から香料が個包装フィルム内に拡散するようになり、ティシュペーパー束を構成する各ティシュペーパーに間接的に香りが移り、ほのかな適度な香りを付与することができるようになる。
前記シート材に、徐放性の異なる複数種のマイクロカプセルが担持されている請求項1又は2記載の香り付きポケットティシュー製品。
香料が拡散しやすい即効性のマイクロカプセルと、香料が揮散しづらい遅効性のマイクロカプセルとを担持させることで、長期間にわたり継続的に個包装フィルム内に香気を蒸散させることができるようになり、継続的に安定してほのかに香りをティシュペーパーに付与することができるようになる。また、製造後に経時的に香りが異なるようにすることもできる。
前記シート材に、香料の異なる複数種のマイクロカプセルが担持されている請求項1〜3の何れか1項に記載の香り付きポケットティシュー製品。
本発明によれば、ティシュペーパーに異なる香りを別々に付与したり、或いは混合した香りを付与したりすることができるようになる。
香料の異なる複数種のマイクロカプセルが、シート材の異なる位置に担持されている請求項3又は4記載の香り付きポケットティシュー製品。
香料の異なる複数種のマイクロカプセルが、シート材の異なる位置に担持されていると、その異なる位置毎に、ティシュペーパー製品を押したり揉んだりする位置を変化させることで、異なる香料のマイクロカプセルを崩壊させることができる。よって、異なる香気を意図してティシュペーパーに付与することができるものとなる。
マイクロカプセル担持部位の少なくとも一つが、シート材のティシュペーパー束に対面する面にある1〜5記載の香り付きポケットティシュー製品。
ティシュペーパー束に対面する面にあれば、香料がよりティシュペーパー束に移りやすくなる。
その形状は、略長方形状の上下面(上面を符号11で示す)及びこれらを繋ぐ長側縁12及び短側縁13とからなる座布団様の偏平状の立体形状の外形をなし、その大きさは、概ね短側縁13の長さL1×長側縁12の長さL2×厚さが、75±10mm×125±10mm×15±5mmである。
図示の形態では、既知の包装態様にしたがって、フィルム縁部同士が重ならない面がティシュペーパー束2の上面21に対面するように構成されているが、この形態に限定されない。
内包されるティシュペーパー束2を構成するティシュペーパーは、既知のものが使用できる。
シート材40に担持されたマイクロカプセルが外圧等により崩壊して香料が揮散することにより、個包装フィルム1で包まれた空間内に香料が放たれ、ティシュペーパー束2に香りが付与される。
シート材1へのマイクロカプセルの担持態様は、シート材の全体にベタ付与するようにしてもよいし、点在的に付与してもよい。適宜の模様を描くように付与してもよい。
その本発明に係るポケットティシュー製品100について説明すると、内包されるティシュペーパー束2を構成するティシュペーパーは、2枚〜3枚の薄葉紙が積層されたプライ構造を有する。
Claims (6)
- 折り畳まれたティシュペーパーが複数枚重ねられたティシュペーパーの束が、樹脂製の個包装フィルムにより個包装されたポケットティシュー製品であって、
前記個包装フィルムのティシュペーパー束の上面に対面する部分にティシュペーパーの取り出し口を備え、
前記個包装フィルムとティシュペーパー束の底面との間にシート材が介在され、
そのシート材の外面に香料を封入したマイクロカプセルが担持され、
マイクロカプセルが担持されている部分が、個包装フィルムとティシュペーパー束の底面との間であってかつ個包装フィルム外面側からの外圧により前記マイクロカプセルが崩壊して香料を個包装フィルム内に揮散させる位置にある、
ことを特徴とする香り付きポケットティシュー製品。 - 前記シート材が、紙又は不織布である請求項1記載の香り付きポケットティシュー製品。
- 前記シート材に、徐放性の異なる複数種のマイクロカプセルが担持されている請求項1又は2記載の香り付きポケットティシュー製品。
- 前記シート材に、香料の異なる複数種のマイクロカプセルが担持されている請求項1〜3の何れか1項に記載の香り付きポケットティシュー製品。
- 香料の異なる複数種のマイクロカプセルが、シート材の異なる位置に担持されている請求項3又は4記載の香り付きポケットティシュー製品。
- マイクロカプセル担持部位の少なくとも一つが、シート材のティシュペーパー束に対面する面にある1〜5記載の香り付きポケットティシュー製品。
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