JP6142604B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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なお、写真画像から目を検出して、その検出結果を利用して目の表現力の向上を図る手法も考えられるが、目の検出精度が高くないと不自然な画像が生成されてしまうといった問題も生じる。
元画像を取得する第1取得手段と、前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する第2取得手段と、前記第1取得手段により取得された元画像内で目の位置を検出する目検出手段と、前記目検出手段による目の位置の検出結果に基づいて、前記第2取得手段により取得された処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除する削除手段と、を備えたことを特徴としている。
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、元画像を取得するステップと、前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得するステップと、取得された元画像内で目の位置を検出するステップと、目の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除するステップと、を含むことを特徴としている。
画像処理装置のコンピュータを、元画像を取得する第1取得手段、前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する第2取得手段、前記第1取得手段により取得された元画像内で目の位置を検出する目検出手段、前記目検出手段による目の位置の検出結果に基づいて、前記第2取得手段により取得された処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除する削除手段、として機能させることを特徴としている。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、具体的には、撮像部1と、撮像制御部2と、画像データ生成部3と、メモリ4と、画像記録部5と、画像処理部6と、表示制御部7と、表示部8と、操作入力部9と、中央制御部10とを備えている。
また、撮像部1、撮像制御部2、画像データ生成部3、メモリ4、画像記録部5、画像処理部6、表示制御部7及び中央制御部10は、バスライン11を介して接続されている。
また、撮像制御部2は、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行っても良い。
カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリにDMA転送される。
なお、画像記録部5は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
なお、画像処理部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
即ち、画像取得部(第1取得手段)6aは、元画像(例えば、写真画像等;図示略)の画像データを取得する。具体的には、第1画像取得部6aは、撮像部1及び撮像制御部2による被写体の撮像によって画像データ生成部3により生成された元画像の画像データ(RGBデータやYUVデータ)の複製をメモリ4から取得したり、画像記録部5に記録されている元画像の画像データの複製を取得する。
また、画像取得部(第2取得手段)6aは、画像生成処理の処理対象画像として、似顔絵画像(処理済み顔画像)P1の画像データを取得する(図3(a)参照)。具体的には、画像取得部6aは、例えば、似顔絵画像生成部6bにより生成されて画像記録部5に記録されている似顔絵画像P1の画像データの複製を取得する。
なお、後述する画像処理部6による各処理は、元画像や似顔絵画像P1の画像データ自体に対して行われても良いし、必要に応じて元画像や似顔絵画像P1の画像データを所定の比率で縮小した所定サイズ(例えば、VGAサイズ等)の縮小画像データに対して行われても良い。
即ち、似顔絵画像生成部6bは、元画像(図示略)に対して所定の閾値で二値化処理を施して似顔絵画像(処理済み顔画像)P1を生成する。具体的には、似顔絵画像生成部6bは、例えば、元画像(例えば、写真画像等)に対して平滑化処理やぼかし処理等を行なった後、所定の閾値で二値化処理を施して二値化画像を生成する。次に、似顔絵画像生成部6bは、例えば、所定の顔検出処理により二値化画像から顔領域を検出した後、顔領域に対して微細部抽出処理を施して、例えば、目、鼻、口、眉、髪の毛、顔の輪郭等の顔構成部を線で表した顔微細部画像(図示略)を生成する。そして、似顔絵画像生成部6bは、顔領域内の顔の輪郭内に存する顔構成部及び当該輪郭と接する顔構成部を線で表した、例えば、目、鼻、口、眉等の主要な顔構成部のパーツ画像を含む顔構成部画像(図示略)を生成する。その後、似顔絵画像生成部6bは、所定の髪型画像の顔の輪郭よりも内側にて各顔構成部のパーツ画像を重畳させる位置を特定し、当該位置に各顔構成部のパーツ画像を重畳させて、元画像を似顔絵で模式的に表した似顔絵画像P1の画像データを生成する。
ここで、似顔絵画像生成部6bは、似顔絵画像P1の所定の部分(例えば、目、口、眉等の顔構成部等)に所定の色を付けて表した画像を生成しても良い。
なお、上記した平滑化処理、ぼかし処理、二値化処理、顔検出処理等は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
即ち、目検出部(目検出手段)6cは、画像取得部6aにより取得された元画像内で目Eの位置を検出する。具体的には、目検出部6cは、例えば、AAM(Active Appearance Model)を用いた処理により目Eを構成する黒目Ea、上瞼Eb及び下瞼Ecを元画像内で特定する。
ここで、AAMとは、視覚的事象のモデル化の一手法であり、任意の顔領域の画像のモデル化を行う処理である。例えば、目検出部6cは、複数のサンプル顔画像における所定の特徴部位(例えば、目じりや鼻頭やフェイスライン等)の位置や画素値(例えば、輝度値)の統計的分析結果を所定の登録手段に登録しておく。そして、目検出部6cは、上記の特徴部位の位置を基準として、顔の形状を表す形状モデルや平均的な形状における「Appearance」を表すテクスチャーモデルを設定し、これらのモデルを用いて顔領域の画像をモデル化する。これにより、元画像内で目Eを構成する黒目Ea、上瞼Eb及び下瞼Ecがモデル化される(図3(b)参照)。
また、目検出部6cは、元画像内での、黒目Ea、上瞼Eb、下瞼Ecを構成する各画素のxy座標の位置を検出して、黒目位置データ、上瞼位置データ及び下瞼位置データを生成する。
即ち、上瞼探索部(上瞼探索手段)6dは、目検出部6cによる上瞼Ebの位置の検出結果に基づいて、似顔絵画像(処理済み顔画像)P1内で上瞼に対応する上瞼輪郭A2を探索する。具体的には、上瞼探索部6dは、例えば、目検出部6cにより生成された左右各々の目Eの上瞼位置データを取得し、上瞼Ebを構成する各画素(Xuei, Yuei)について、似顔絵画像P1の所定の探索範囲(Xuei, Yuie+Tue1)〜(Xuei, Yuei-Tue2)内で画素値が黒(例えば、「0」等)の画素を探索する。そして、上瞼探索部6dは、探索された画素値が黒の画素を上瞼輪郭A2を構成する画素として特定する。
なお、Tue1、Tue2の値は、例えば、目検出部6cにより検出された目Eの左右幅や上下幅等を基準として所定の値に設定される。また、目検出部6cによる上瞼Ebの位置の検出精度が低い場合には、例えば、上瞼Ebの幅を太く(上瞼Ebを構成する画素の数を多く)した上で上瞼輪郭A2の探索を行うようにしても良い。
即ち、黒目探索部(黒目探索手段)6eは、目検出部6cによる黒目Eaの位置の検出結果に基づいて、似顔絵画像(処理済み顔画像)P1内で黒目に対応する黒目領域A1を探索する。具体的には、黒目探索部6eは、例えば、目検出部6cにより生成された左右各々の目Eの黒目位置データを取得し、黒目Eaを構成する各画素(Xpi, Ypi)により閉じられた領域を黒目領域A1とする。さらに、黒目探索部6eは、黒目Eaを構成する各画素(Xpi, Ypi)について、似顔絵画像P1の所定の探索範囲(Xpi+Tp, Ypi)〜(Xpi‐Tp, Ypi)内で画素値が黒(例えば、「0」等)の画素を探索する。そして、黒目探索部6eは、探索された画素値が黒の画素を黒目領域A1を構成する画素として特定する。
なお、Tpの値は、例えば、目検出部6cにより検出された目Eの左右幅や上下幅等を基準として所定の値に設定される。また、目検出部6cによる黒目Eaの位置の検出精度が低い場合には、例えば、黒目Eaの幅を太く(黒目Eaを構成する画素の数を多く)した上で黒目領域A1の探索を行うようにしても良い。
即ち、マスク生成部(生成手段)6fは、似顔絵画像(処理済み顔画像)P1内で、例えば、左右各々の目Eについて、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1を被覆するためのマスク領域Maを有するマスク画像M(図4(a)参照)を生成する。
マスク生成部6fにより生成されたマスク画像Mは、左右のマスク領域Maの中心(例えば、黒目に相当する部分の中心等)が対応する目Eの黒目Eaの中心と略一致するように似顔絵画像P1に適用されることで、当該マスク画像Mによって似顔絵画像P1の上瞼輪郭A2及び黒目領域A1が被覆された状態(上瞼輪郭A2及び黒目領域A1以外の部分は露出されたままの状態)となる。
即ち、下瞼探索部(下瞼探索手段)6gは、目検出部6cによる下瞼Ecの位置の検出結果に基づいて、似顔絵画像(処理済み顔画像)P1内で下瞼に対応する下瞼輪郭A3を探索する。具体的には、下瞼探索部6gは、例えば、目検出部6cにより生成された左右各々の目Eの下瞼位置データを取得し、下瞼Ecを構成する各画素(Xlei, Ylei)について、似顔絵画像P1の所定の探索範囲(Xlei, Ylei+Tle1)〜(Xlei, Ylei‐Tle2)内で画素値が黒(例えば、「0」等)の画素を探索する。そして、下瞼探索部6gは、探索された画素値が黒の画素を下瞼輪郭A3を構成する画素として特定する(図4(b)参照)。
なお、Tle1、Tle2の値は、例えば、目検出部6cにより検出された目Eの左右幅や上下幅等を基準として所定の値に設定される。ここで、探索範囲は、上瞼側に対して鼻や口の存する側の方が相対的に広くなるように設定されるのが好ましい。
また、図4(b)には、似顔絵画像P1内で探索された下瞼輪郭A3のみを模式的に表している。
即ち、下瞼削除部(削除手段)6hは、目検出部6cによる目Eの位置の検出結果に基づいて、似顔絵画像(処理済み顔画像)P1内で下瞼に対応する下瞼輪郭A3を削除する。具体的には、下瞼削除部6hは、似顔絵画像P1内で、上瞼探索部6dにより探索された上瞼輪郭A2及び黒目探索部6eにより探索された黒目領域A1を保護して下瞼輪郭A3を削除する。
例えば、下瞼削除部6hは、マスク生成部6fにより生成されたマスク画像Mを各マスク領域Maの中心が対応する目Eの黒目Eaの中心と略一致するように似顔絵画像P1に適用する。そして、下瞼削除部6hは、当該似顔絵画像P1における下瞼輪郭A3のうち、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1と重なる画素部分(例えば、目尻や黒目の下端部等)をマスク画像Mを用いて保護しつつ、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1と重ならない画素部分を削除する。
なお、下瞼輪郭A3のうち、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1と重ならない画素部分の削除は、例えば、画素値を白や肌色の画素に変換されることによって行われる。また、削除される画素部分の画素値を白の画素に変換後に、例えば、肌色に描画し直すようにしても良い。
具体的には、表示制御部7は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部10の制御下にてメモリ4から読み出されてVRAM(図示略)に格納されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部8に出力する。
次に、撮像装置100による画像生成処理について、図2〜図5を参照して説明する。
図2は、画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
また、画像生成処理の処理対象となる元画像及び似顔絵画像P1の画像データは、予め画像記録部5に記録されているものとする。
次に、目検出部6cは、画像取得部6aにより取得された元画像の画像データに対して所定の目検出処理(例えば、AAM等)を行って、目Eを構成する黒目Ea、上瞼Eb、下瞼Ecの位置を検出する(ステップS2;図3(b)参照)。そして、目検出部6cは、黒目Ea、上瞼Eb、下瞼Ecを構成する各画素のxy座標の位置を検出して、黒目位置データ、上瞼位置データ及び下瞼位置データを生成する。
その後、黒目探索部6eは、目検出部6cから左右各々の目Eの黒目位置データを取得し、黒目Eaの位置の検出結果に基づいて、似顔絵画像P1内で黒目を構成する画素を探索して黒目領域A1を特定する(ステップS4参照)。
具体的には、下瞼削除部6hは、似顔絵画像P1における下瞼輪郭A3のうち、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1と重なる画素部分(例えば、目尻や黒目の下端部等)をマスク画像Mを用いて保護しつつ、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1と重ならない画素部分を削除して、下瞼削除画像P2を生成する。その後、画像記録部5は、下瞼削除画像P2の画像データを取得して記録する。
これにより、画像生成処理を終了する。
例えば、上記実施形態にあっては、マスク画像Mを用いて上瞼輪郭A2及び黒目領域A1を保護しつつ下瞼輪郭A3を削除するようにしたが、下瞼輪郭A3の削除の手法の一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、下瞼輪郭A3の探索(特定)を高い精度で行うことができる場合には、必ずしもマスク画像Mを用いた上瞼輪郭A2及び黒目領域A1の保護は必要ない。
また、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1の保護にマスク画像Mを用いるようにしたが、上瞼輪郭A2及び黒目領域A1の保護の手法の一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
また、上記実施形態にあっては、画像生成処理の処理対象画像として、似顔絵画像P1を例示したが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、似顔絵に加工する処理前の画像、即ち、撮像部1により撮像された画像であっても良い。加えて、似顔絵に加工する処理前の画像から似顔絵画像P1を生成する際に、下瞼輪郭A3を削除するようにしても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、第1取得処理ルーチン、第2取得処理ルーチン、目検出処理ルーチン、削除処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、第1取得処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、元画像を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、第2取得処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、目検出処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、取得された元画像内で目Eの位置を検出する手段として機能させるようにしても良い。また、削除処理ルーチンにより中央制御部10のCPUを、目Eの位置の検出結果に基づいて、処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭A3を削除する手段として機能させるようにしても良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
元画像を取得する第1取得手段と、
前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段により取得された元画像内で目の位置を検出する目検出手段と、
前記目検出手段による目の位置の検出結果に基づいて、前記第2取得手段により取得された処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除する削除手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記目検出手段は、更に、前記目を構成する下瞼の位置を検出し、
前記目検出手段による下瞼の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で前記下瞼輪郭を探索する下瞼探索手段を更に備え、
前記削除手段は、
前記処理済み顔画像内で、前記下瞼探索手段により探索された前記下瞼輪郭を削除することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記目検出手段は、更に、前記目を構成する上瞼及び黒目の位置を検出し、
前記目検出手段による上瞼の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で上瞼に対応する上瞼輪郭を探索する上瞼探索手段と、
前記目検出手段による黒目の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で黒目に対応する黒目領域を探索する黒目探索手段と、を更に備え、
前記削除手段は、
前記処理済み顔画像内で、前記上瞼探索手段により探索された上瞼輪郭及び前記黒目探索手段により探索された黒目領域を保護して前記下瞼輪郭を削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記処理済み顔画像内で、前記上瞼輪郭及び前記黒目領域を被覆するマスク画像を生成する生成手段を更に備え、
前記削除手段は、
前記下瞼輪郭のうち、前記上瞼輪郭及び前記黒目領域と重なる部分を前記生成手段により生成されたマスク画像を用いて保護し、前記上瞼輪郭及び前記黒目領域と重ならない部分を削除することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記処理済み顔画像は、顔を模式的に表した似顔絵画像を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項6>
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
元画像を取得するステップと、
前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得するステップと、
取得された元画像内で目の位置を検出するステップと、
目の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除するステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
<請求項7>
画像処理装置のコンピュータを、
元画像を取得する第1取得手段、
前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する第2取得手段、
前記第1取得手段により取得された元画像内で目の位置を検出する目検出手段、
前記目検出手段による目の位置の検出結果に基づいて、前記第2取得手段により取得された処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除する削除手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 撮像部
5 画像記録部
6 画像処理部
6a 画像取得部
6c 目検出部
6d 上瞼探索部
6e 黒目探索部
6f マスク生成部
6g 下瞼探索部
6h 下瞼削除部
10 中央制御部
Claims (7)
- 元画像を取得する第1取得手段と、
前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する第2取得手段と、
前記第1取得手段により取得された元画像内で目の位置を検出する目検出手段と、
前記目検出手段による目の位置の検出結果に基づいて、前記第2取得手段により取得された処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除する削除手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記目検出手段は、更に、前記目を構成する下瞼の位置を検出し、
前記目検出手段による下瞼の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で前記下瞼輪郭を探索する下瞼探索手段を更に備え、
前記削除手段は、
前記処理済み顔画像内で、前記下瞼探索手段により探索された前記下瞼輪郭を削除することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記目検出手段は、更に、前記目を構成する上瞼及び黒目の位置を検出し、
前記目検出手段による上瞼の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で上瞼に対応する上瞼輪郭を探索する上瞼探索手段と、
前記目検出手段による黒目の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で黒目に対応する黒目領域を探索する黒目探索手段と、を更に備え、
前記削除手段は、
前記処理済み顔画像内で、前記上瞼探索手段により探索された上瞼輪郭及び前記黒目探索手段により探索された黒目領域を保護して前記下瞼輪郭を削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記処理済み顔画像内で、前記上瞼輪郭及び前記黒目領域を被覆するマスク画像を生成する生成手段を更に備え、
前記削除手段は、
前記下瞼輪郭のうち、前記上瞼輪郭及び前記黒目領域と重なる部分を前記生成手段により生成されたマスク画像を用いて保護し、前記上瞼輪郭及び前記黒目領域と重ならない部分を削除することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記処理済み顔画像は、顔を模式的に表した似顔絵画像を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
元画像を取得するステップと、
前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得するステップと、
取得された元画像内で目の位置を検出するステップと、
目の位置の検出結果に基づいて、前記処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除するステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 画像処理装置のコンピュータを、
元画像を取得する第1取得手段、
前記元画像に対して所定の閾値で二値化処理が施されることで生成された処理済み顔画像を取得する第2取得手段、
前記第1取得手段により取得された元画像内で目の位置を検出する目検出手段、
前記目検出手段による目の位置の検出結果に基づいて、前記第2取得手段により取得された処理済み顔画像内で下瞼に対応する下瞼輪郭を削除する削除手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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