JP6142603B2 - 画像ファイル出力装置、画像ファイル出力方法、及び画像ファイル出力プログラム - Google Patents

画像ファイル出力装置、画像ファイル出力方法、及び画像ファイル出力プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像ファイル出力装置、画像ファイル出力方法、及び画像ファイル出力プログラムに関する。
従来、グラフと画像とを重ねて表示することのできるグラフ表示装置では、画像データに座標系の表示範囲データ(Xmin,Xmax,Ymin,Ymax)が付加されて画像ファイルとして記憶されており、ユーザが画像ファイルを指定すると、ディスプレイに座標系の表示範囲が設定されてグラフが表示され、画像が背景として表示されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
このようなグラフ表示装置によれば、例えば画像内の横線(地面の線など)にX軸が重なるように座標系の表示範囲を設定して画像ファイルを作成しておくことにより、画像ファイルを指定するだけで、画像内容に対応した表示範囲を自動で設定させることができ、その結果、画像に所望のグラフを適切に重ねて描画させることが可能となる。
ところで、近年、グラフ表示装置のディスプレイは大型化しており、グラフと画像とをディスプレイの全面に表示したり、ディスプレイの表示領域を2分割してグラフ及び画像を一方の領域に、グラフ式を他方の領域に表示したりすることができるようになっている。
特許第5029721号
しかしながら、特許文献1記載の技術では、画像全体のサイズに対応する表示範囲データのみが付加されて画像ファイルが作成されているため、表示領域のサイズを変更した場合には、変更後の表示領域のサイズに合わせてグラフ及び画像が縮小して表示されてしまい、見難くなってしまう。
本発明の課題は、表示領域のサイズを変更した場合であっても、グラフ及び画像を適切に重ねて見やすく表示させることのできる画像ファイル出力装置、画像ファイル出力方法、及び画像ファイル出力プログラムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、画像ファイル出力装置において、
画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御手段により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定手段と、
前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力手段と、
を備え
前記範囲指定手段は、
前記画像表示制御手段により表示された画像上に、横軸方向及び縦軸方向の一方向が当該画像と同じサイズで、他方向が元のサイズより小さいサイズの範囲指定枠を表示させる範囲指定枠表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて前記範囲指定枠を前記他方向に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定する範囲指定枠内指定手段と、
前記付加データに応じて前記画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、前記範囲指定枠における上下左右の直線のうちの前記他方向に直交する直線と、横軸方向及び縦軸方向の座標軸のうちの前記他方向に直交する座標軸とに対するユーザ操作により、当該座標軸上に当該直線が位置するよう、当該範囲指定枠を移動させる範囲指定枠自動移動手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、画像ファイル出力装置において、
画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御手段により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定手段と、
前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力手段と、
表示領域の全体に前記画像データの画像を表示させるとともに、前記付加データに応じて、当該画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる全画面グラフ表示制御手段と、
表示領域の半分の領域に前記画像データの画像のうち前記指定範囲内の画像部分を表示させるとともに、前記付加データ及び前記指定範囲についてのデータに応じて、前記画像部分上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる半画面グラフ表示制御手段と、
ユーザ操作に応じて、前記全画面グラフ表示制御手段と、前記半画面グラフ表示制御手段との何れを機能させるかを切り替える表示モード切替手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、表示領域のサイズを変更した場合であっても、グラフ及び画像を適切に重ねて見やすく表示させることができる。
グラフ表示システムの概略構成を示す平面図である。 パソコンの機能構成を示すブロック図である。 画像ファイルのデータ構造を示す図である。 関数電卓の機能構成を示すブロック図である。 画像座標範囲設定処理の流れを示すフローチャートである。 関数グラフ表示処理の流れを示すフローチャートである。 ディスプレイの表示内容を示す図である。 ディスプレイの表示内容を示す図である。 ディスプレイの表示内容を示す図である。 ディスプレイの表示内容を示す図である。 ディスプレイの表示内容を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[1.グラフ表示システムの構成]
図1は、グラフ表示システム900の概略構成を示す概念図である。
この図に示すように、グラフ表示システム900は、パソコン200と、関数電卓1とを備えている。
[1−1.パソコンの構成]
まず、パソコン200について説明する。
図2は、パソコン200の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、パソコン200は、表示部202、入力部201、通信部203、記録媒体読取部207、記憶部204及びCPU(Central Processing Unit)206等の機能部を備えており、各機能部はバスで接続されている。
表示部202は、ディスプレイ220を備えており、CPU206からの信号に基づいて各種情報をディスプレイ220に表示するようになっている。なお、このディスプレイ220は例えば縦400ドット横320ドットのドットマトリクス液晶で構成されているものとして説明するが、例えばTFT(Thin Film Transistor)液晶や、PDP(Plasma Display Panel)等、他の表示装置でも良いことは勿論である。また、本実施の形態におけるディスプレイ220には、タッチパネル212が表示画面全面に亘って一体的に設けられている。
入力部201は、入力キー群210やマウス211、タッチパネル212等を備えており、押下されたキーや、マウス211により操作されるポインタの位置、タッチパネル30のタッチ位置等に対応する信号をCPU206に出力するようになっている。なお、本実施の形態におけるマウス211は、表示部202と協働することにより、GUI(Graphical User Interface)を用いて数式の入力操作などを受けるようになっている。
通信部203は、関数電卓1との間でデータ通信を行うものである。また通信部203は、ネット上の教育サーバ、具体的には後述の画像ファイル245を記憶したサーバに接続され、ユーザの指定操作に応じて、当該教育サーバから画像ファイル245を取得するようにしてもよい。なお、通信は無線で行っても良いし有線で行っても良い。
記録媒体読取部207は、着脱自在に装着されるUSBメモリ等の記録媒体207Aから情報を読み取るものである。
記憶部204は、パソコン200の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU206の作業領域として機能するメモリである。本実施の形態においては、記憶部204は、画像座標設定プログラム240と、画像データ群242と、画像ファイル群244とを記憶している。
画像座標設定プログラム240は、本発明に係る画像ファイル出力プログラムであり、後述の画像座標範囲設定処理(図5参照)をCPU206に実行させるようになっている。
画像データ群242は、関数電卓1において座標系に重ねて表示される画像についての画像データ243を複数記憶している。
画像ファイル群244は、画像ファイル245を複数記憶している。各画像ファイル245は、図3(a),(b)に示すように、画像データ243と付加データ246とを有している。
この付加データ246は、画像データ243の画像に対応させるべき座標系の表示範囲(XYの最大最小座標の値(上限座標値及び下限座標値);すなわちXmin,Xmax,Ymin,Ymax)と、各座標軸の目盛間隔(スケール値)等とを示しており、関数電卓1において後述のビューウィンドウ情報として用いられるようになっている。
ここで、本実施の形態においては、付加データ246として、全画面付加データ246Zと、半画面付加データ246Hとが用いられており、各画像ファイル245には、少なくとも全画面付加データ246Zが付加されている。
このうち、全画面付加データ246Zは、画像データ243の画像を全画面表示させる場合に当該画像に対応させるべき座標系の表示範囲と、各座標軸の目盛間隔とを示すデータである(図3の「全画面ビューウィンドウ情報」の欄参照)。
また、半画面付加データ246Hは、画像データ243の画像から矩形状の画像部分を抜き出して全画面(縦400ドット、横320ドットの正方形のドットマトリックス)より小さい領域(例えば半画面;縦200ドット、横320ドットの正方形のドットマトリックス)に表示させる場合に当該画像部分に対応させるべき座標系の表示範囲と、各座標軸の目盛間隔と(図3の「半画面ビューウィンドウ情報」の欄参照)、画像部分の画像範囲(図3の「半画面画像範囲」の欄参照)とを示すデータである。より詳細には、本実施の形態における画像部分の画像範囲は、画像部分の四隅の点の位置データによって表されており、具体的には、元の画像を全画面表示して、この画像の左下隅のドット位置(座標)を(1,1)とした場合における、当該画像部分の四隅の点のドット位置の位置データによって表されている。なお、本実施形態では、全画面(縦方向400ドット)に対して縦方向を正確に半分(縦方向200ドット)にして半画面を設定したが、縦方向が正確に半分でなくても、ほぼ半分の所定サイズであってもよい。例えば、全画面(縦方向401ドット)に対して縦方向をほぼ半分の所定値(縦方向185ドット)としても良い。また縦方向でなく横方向をほぼ半分として半画面を設定するようにしてもよい。
なお、図3(a)に示した画像ファイル245では、半画面付加データ246Hが記憶されていない状態となっている。このような画像ファイル245は、例えば特許文献1に記載の技術を用いて作成することができる。但し、このような画像ファイル245は、パソコン200内で作成されても良いし、パソコン200とは別の装置で作成された後、通信部203等を介してパソコン200にダウンロードされても良い。
また、図3(b)に示した画像ファイル245では、図中の画像データ243内の破線枠内の画像部分を抜き出して半画面に表示させる場合での半画面付加データ246Hが記憶されている。
CPU206は、パソコン200の各部を中央制御する。具体的には、CPU206は、記憶部204に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを記憶部204内のワークエリアに展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
[1−2.関数電卓の構成]
[1−2−1.外観構成]
続いて、関数電卓1について説明する。
上述の図1に示すように、関数電卓1は、各種キー群を有する入力キー群2と、ディスプレイ3と、を備えている。
入力キー群2は、ユーザから数値や演算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。
ディスプレイ3は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等により構成されており、入力キー群2などの操作に応じた文字や符号、数式、演算結果などの他、関数電卓1を使用するために必要な各種データを複数のドットにより表示するようになっている。なお、本実施の形態におけるディスプレイ3は、縦長に形成されており、横方向にX軸、縦方向にY軸が表示され、当該XY軸によりXY座標系が表示されるようになっている。また、本実施の形態におけるディスプレイ3には、タッチパネル30(図4参照)が表示画面全面に亘って一体的に設けられている。
[1−2−2.機能構成]
続いて、関数電卓1の機能構成を説明する。
図4は、関数電卓1の機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、関数電卓1は、入力部14と、表示部15と、通信部16と、記録媒体読取部17と、記憶部13と、CPU(Central Processing Unit)11と、を備えて構成されている。
入力部14は、上述の入力キー群2やタッチパネル30を備えており、押下されたキーやタッチパネル30の位置に対応する信号をCPU11に出力するようになっている。
表示部15は、上述のディスプレイ3を備えており、CPU11からの表示信号に従って各種情報をディスプレイ3に表示するようになっている。
通信部16は、パソコン200における通信部203との間でデータ通信を行うものである。なお、本実施の形態における通信部16は、パソコン200から画像ファイル245を受信して、記憶部13に記憶させるようになっている。
記録媒体読取部17は、着脱自在に装着されるUSBメモリ等の記録媒体17Aから情報を読み取るものである。
記憶部13は、関数電卓1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU11の作業領域として機能するメモリである。本実施の形態においては、記憶部13は、関数グラフ表示プログラム130と、画像ファイル群131等とを記憶している。また、この記憶部13には、数式記憶領域120と、ビューウィンドウ情報記憶領域121等とが形成されるようになっている
関数グラフ表示プログラム130は、後述の関数グラフ表示処理(図6参照)をCPU11に実行させるためのプログラムである。
画像ファイル群131は、通信部16を介してパソコン200から送信された画像ファイル245を複数記憶している。
数式記憶領域120には、後述の関数グラフ表示処理(図6参照)において入力されるグラフ式が記憶されるようになっている。
ビューウィンドウ情報記憶領域121には、後述の関数グラフ表示処理(図6参照)において設定されるビューウィンドウ情報が記憶されるようになっている。ここで、ビューウィンドウ情報とは、XY座標系の表示態様を示す情報であり、本実施の形態においては、XY座標系の表示範囲(XYの最大最小座標の値;すなわちXmin,Xmax,Ymin,Ymax)と、各座標軸の目盛間隔(Xscl,Yscl)等となっている。
CPU11は、関数電卓1の各部を中央制御する。具体的には、CPU11は、記憶部13に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを記憶部13内のワークエリアに展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
[2.グラフ表示システムの動作]
[2−1.パソコンの動作]
続いて、パソコン200の動作について説明する。
図5は、パソコン200において実行される画像座標範囲設定処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この画像座標範囲設定処理は、ユーザにより入力部201を介して画像座標範囲設定処理の実行指示が入力されると、記憶部204から画像座標設定プログラム240が読み出されて適宜展開される結果、当該画像座標設定プログラム240とCPU206との協働によって実行される。
この図に示すように、画像座標範囲設定処理においては、まずユーザが記憶部13に記憶された画像ファイル群131における何れかの画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定すると(ステップS1)、CPU206は、指定画像ファイル245Sの画像を記憶部13から読み出して取得して、ディスプレイ220に全画面表示させる。なお指定画像ファイル245Sの画像は本体の記憶部13から取得するのではなく、ユーザの指定操作に応じて、通信部16を介して通信接続された教育サーバからダウンロードして取得するようにしてもよい。(ステップS2)。本実施の形態においては、このときCPU206は、ディスプレイ220の表示領域内に、関数電卓1のディスプレイ3と縦横比の同じウィンドウW(図8参照)を形成し、このウィンドウWの全体に画像を表示させるようになっている。
次に、CPU206は、指定画像ファイル245Sに付加された全画面付加データ246Zから座標系の表示範囲(Xmin,Xmax,Ymin,Ymax)を読み出し、表示領域(本実施の形態においてはウィンドウW)の全体に対して当該表示範囲を設定する(ステップS3)。
次に、CPU206は、ディスプレイ220(本実施の形態においてはウィンドウW)の端部に半画面設定アイコンI(図8(a)参照)を表示させ、当該半画面設定アイコンIに対するタッチ操作を受ける(ステップS4)。ここで、半画面設定アイコンIは、画像を半画面表示させる場合の設定を行うために操作されるアイコンである。
次に、CPU206は、ディスプレイ220(本実施の形態においてはウィンドウW)に表示された画像上に、範囲指定枠H(図8(b)参照)を表示させる(ステップS5)。より詳細には、このときCPU206は、横方向のサイズが表示画像(ウィンドウWの全体)と同じサイズで、縦方向のサイズが表示画像(ウィンドウWの全体)の半分のサイズの範囲指定枠Hを、上下方向の中央部分に黄色線で表示させる。
次に、CPU206は、範囲指定枠Hにおける上下の直線(辺)に対してタッチ操作が行われるか否かを判定し(ステップS6)、行われたと判定した場合(ステップS6;Yes)には、タッチ位置が上下に移動するか否か、つまりドラッグ操作が行われるか否かを判定する(ステップS7)。
このステップS7においてタッチ位置が上下に移動したと判定した場合(ステップS7;Yes)には、CPU206は、タッチ位置の移動に追従させて範囲指定枠Hを画像上で移動させる(ステップS8)。
次に、CPU206は、指定画像ファイル245Sの更新保存を実行する旨のユーザ操作が行われるか否かを判定し(ステップS10)、行われないと判定した場合(ステップS10;No)には、上述のステップS5に移行する。
また、ステップS10において指定画像ファイル245Sの更新保存を実行する旨のユーザ操作が行われたと判定した場合(ステップS10;Yes)には、CPU206は、現時点で表示されている範囲指定枠Hで囲まれた画像上の範囲を指定範囲として指定し、その指定範囲のデータを半画面付加データ246Hの一部として指定画像ファイル245Sに付加することにより、記憶部204における指定画像ファイル245Sの内容を更新する(ステップS11)。
そして、CPU206は、現時点で表示されている範囲指定枠Hで囲まれた指定範囲に対応する座標系の表示範囲を半画面付加データ246Hの一部として指定画像ファイル245Sに付加することにより、記憶部204における指定画像ファイル245Sの内容を更新し(ステップS12)、画像座標範囲設定処理を終了する。これらのステップS11〜S12により、半画面付加データ246Hが画像データ243に付加されて指定画像ファイル245Sが記憶部204等に出力される。そして、作成された指定画像ファイル245S(画像ファイル245)は、通信部203から関数電卓1に送信(出力)されることとなる。
また、上述のステップS7においてタッチ位置が上下に移動しないと判定した場合(ステップS7;No)には、CPU206は、一定の時間だけタッチ操作が継続したか否かを判定し(ステップS21)、継続していないと判定した場合(ステップS21;No)には、上述のステップS7に移行する。
また、ステップS21において一定の時間だけタッチ操作が継続したと判定した場合(ステップS21;Yes)には、CPU206は、表示領域(本実施の形態においてはウィンドウW)に対して設定されている座標系の表示範囲に基づいて、画像上に座標軸(X軸、Y軸)を表示させる(ステップS22)。
次に、CPU206は、Y軸に対してタッチ操作が行われるか否かを判定し(ステップS23)、行われないと判定した場合(ステップS23;No)には、上述のステップS7に移行する。
また、ステップS23においてY軸に対してタッチ操作が行われたと判定した場合(ステップS23;Yes)には、CPU206は、範囲指定枠Hにおける上下の直線(辺)のうち、ステップS6でタッチ操作のされた直線がY軸上に位置するよう、範囲指定枠Hを自動的に移動させ(ステップS24)、上述のステップS10に移行する。
また、上述のステップS6において範囲指定枠Hにおける上下の直線(辺)に対してタッチ操作が行われないと判定した場合(ステップS6;No)には、CPU206は、範囲指定枠Hの角に対してタッチ操作と、タッチ位置を移動させる操作(ドラッグ操作)とが行われるか否かを判定する(ステップS31)。
このステップS31において範囲指定枠Hの角に対してタッチ操作及びドラッグ操作が行われたと判定した場合(ステップS31;Yes)には、CPU206は、ドラッグ操作に基づいて、範囲指定枠Hの縦横比を維持しつつ、当該範囲指定枠Hを拡大または縮小する(ステップS32)。
次に、CPU206は、範囲指定枠Hにおける上下左右の直線(辺)に対してタッチ操作と、タッチ位置を移動させる操作(ドラッグ操作)とが行われるか否かを判定し(ステップS33)、行われないと判定した場合(ステップS33;No)には上述のステップS10に移行する。
また、ステップS33において範囲指定枠Hにおける上下左右の直線(辺)に対してタッチ操作及びドラッグ操作が行われたと判定した場合(ステップS33;Yes)には、CPU206は、ドラッグ操作に基づいて範囲指定枠Hを画像上で縦方向及び横方向の少なくとも一方に移動させ(ステップS34)、上述のステップS10に移行する。
また、上述のステップS31において範囲指定枠Hの角に対してタッチ操作及びドラッグ操作が行われないと判定した場合(ステップS31;No)には、CPU206は、表示領域における範囲指定枠H以外の部分に対してタッチ操作が行われるか否かを判定する(ステップS41)。
このステップS41において範囲指定枠H以外の部分に対してタッチ操作が行われないと判定した場合(ステップS41;No)には、CPU206は、他の処理へ移行する。
また、ステップS41において範囲指定枠H以外の部分に対してタッチ操作が行われたと判定した場合(ステップS41;Yes)には、CPU206は、このタッチ位置を範囲指定枠Hにおける対角(右上及び左下の角(或いは左上及び右下の角))の一方の位置として記憶部204に一時記憶させる(ステップS42)。
次に、CPU206は、範囲指定枠H以外の部分に対して更にタッチ操作が行われるか否かを判定し(ステップS43)、行われないと判定した場合(ステップS43;No)には、他の処理へ移行する。
また、ステップS43において範囲指定枠H以外の部分に対してタッチ操作が行われたと判定した場合(ステップS43;Yes)には、CPU206は、このタッチ位置を範囲指定枠Hにおける対角の他方の位置として記憶部204に一時記憶させた後、対角の一方の位置、他方の位置として記憶部204に一時記憶された各位置に範囲指定枠Hの対角が位置するよう範囲指定枠Hを表示し直して(ステップS44)、上述のステップS10に移行する。
[2−2.関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1の動作について説明する。
図6は、関数グラフ表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この関数グラフ表示処理は、ユーザによりタッチパネル30や入力部14を介して関数グラフ表示処理の実行指示が入力されると、記憶部13から関数グラフ表示プログラム130が読み出されて記憶部13に適宜展開される結果、当該関数グラフ表示プログラム130とCPU11との協働によって実行される。
この図に示すように、関数グラフ表示処理においては、まずCPU11は、ユーザ操作に基づいてディスプレイ3の全画面と、上半分の画面(以下、上半画面とする)と、下半分の画面(以下、下半画面とする)との何れかを、グラフの表示画面(表示領域)として設定する(ステップT1)。
次に、CPU11は、画像ファイル群131における各画像ファイル245の画像をディスプレイ3に一覧表示させ(ステップT2)、ユーザ操作に基づいて何れかの画像の画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定する(ステップT3)。なお、ステップT2においてCPU11は、ステップT1で設定されたグラフの表示画面に対し、ユーザによる選択中の画像を一時的にプレビュー表示させても良い。
次に、CPU11は、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップT4)、行われないと判定した場合(ステップT4;No)には、ビューウィンドウ情報をビューウィンドウ情報記憶領域121におけるデフォルト値のままで維持し、後述のステップT31に移行する。
また、ステップT4において指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップT4;Yes)には、CPU11は、グラフの表示画面(表示領域)として「全画面」が設定されているか否かを判定する(ステップT11)。
このステップT11においてグラフの表示画面(表示領域)として「全画面」が設定されていると判定した場合(ステップT11;Yes)には、CPU11は、指定画像ファイル245Sに付加された全画面付加データ246Zの内容、つまり座標系の表示範囲(Xmin,Xmax,Ymin,Ymax)と座標軸の目盛間隔とをビューウィンドウ情報として設定し、ビューウィンドウ情報記憶領域121内の情報を更新させる(ステップT12)。
次に、CPU11は、指定画像ファイル245Sの画像を背景としてディスプレイ3に全画面表示させ(ステップT13)、後述のステップT31に移行する。
また、ステップT11においてグラフの表示画面(表示領域)として「全画面」が設定されていない、つまり表示画面として「上半画面」または「下半画面」が設定されていると判定した場合(ステップT11;No)には、CPU11は、指定画像ファイル245Sに半画面付加データ246Hが付加されているか否かを判定する(ステップT21)。
このステップT21において指定画像ファイル245Sに半画面付加データ246Hが付加されていると判定した場合(ステップT21;Yes)には、CPU11は、後述のステップT23に移行する。
また、ステップT21において指定画像ファイル245Sに半画面付加データ246Hが付加されていないと判定した場合(ステップT21;No)には、CPU11は、指定画像ファイル245Sの画像における縦方向の中央の画像部分を抜き出して表示させる場合の当該画像部分の画像範囲や、座標系の表示範囲を算出して半画面付加データ246Hを作成し、指定画像ファイル245Sに付加する(ステップT22)。より具体的には、このときCPU11は、指定画像ファイル245Sに付加された全画面付加データ246Zの内容を読み出し、その座標系の表示範囲「Xmin,Xmax,Ymin,Ymax」を「Xmin,Xmax,YHmin,YHmax」(但し、YHmin=0.75×Ymin+0.25×Ymax,YHmax=0.25×Ymin+0.75×Ymax)に変更し、かつ、ディスプレイ3の全画面に座標系の表示範囲「Xmin,Xmax,Ymin,Ymax」を設定した場合での「Xmin,Xmax,YHmin,YHmax」のドット位置の位置データを加えることにより、半画面付加データ246Hを作成するようになっている。
次に、CPU11は、指定画像ファイル245Sに付加された半画面付加データ246Hの内容、ここでは座標系の表示範囲(Xmin,Xmax,Ymin,Ymax)と座標軸の目盛間隔とをビューウィンドウ情報として設定し、ビューウィンドウ情報記憶領域121内の情報を更新させる(ステップT23)。
次に、CPU11は、指定画像ファイル245Sの画像のうち、半画面付加データ246Hによって範囲指定された画像部分を、グラフの表示画面(表示領域)として設定された画面(表示領域)、つまり「上半画面」または「下半画面」の背景としてディスプレイ3に表示させる(ステップT24)。
次に、CPU11は、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップT31)、行われないと判定した場合(ステップT31;No)には、後述のステップT33に移行する。
また、ステップT31においてビューウィンドウ情報を確認する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップT31;Yes)には、CPU11は、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報をディスプレイ3に表示させる(ステップT32)。
次に、CPU11は、グラフの表示画面(表示領域)の設定を変更する旨のユーザ操作が行われるか否かを判定し(ステップT33)、行われたと判定した場合(ステップT33;Yes)には、ユーザ操作に応じて全画面、上半画面、下半画面の何れかをグラフの表示画面(表示領域)として設定した後、上述のステップT11に移行する。
また、ステップT33においてグラフの表示画面(表示領域)の設定を変更する旨のユーザ操作が行われないと判定した場合(ステップT33;No)には、CPU11は、ユーザから表示モードのセットアップ操作を受ける(ステップT34)。ここで、このステップT34においてユーザは、「Axes」(XY軸)の設定を「on」(座標軸を表示させる),「off」(座標軸を非表示にする),「scale」(目盛値付きで座標軸を表示させる)の何れにするかや、「Label」(XY軸の座標軸名及び原点位置の「0」)の設定を「on」(表示させる),「off」(非表示にする)の何れにするか、「Grid」(グリッド)の設定を「on」(グリッド点を表示),「off」(グリッドを非表示),「line」(グリッド線を表示)の何れにするか、等を設定できるようになっている。
次に、CPU11は、ユーザからグラフ式(数式)の入力操作を受けた後(ステップT35)、ステップT13またはステップT24で表示された指定画像ファイル245Sの画像を、グラフの表示画面(表示領域)として設定された画面(表示領域)の背景として表示させつつ、ビューウィンドウ情報記憶領域121におけるビューウィンドウ情報に基づいてXY軸を当該画像上に設定し、このXY軸により定まるXY座標系内にグラフ式のグラフを表示させる(ステップT36)。また、このときCPU11は、表示モードのセットアップの内容に基づいてXY軸や、各軸の目盛、グリッド点の表示の有無を設定する。例えば、表示モードのセットアップにおいて「Axes」の設定が「scale」になっている場合には、このステップT36においてCPU11は、X軸,Y軸を表示させ、これらXY軸にビューウィンドウ情報の目盛間隔(Xscl,Yscl)で目盛と目盛値を表示させる。
次に、CPU11は、グラフ上の点をトレースする旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップT41)、行われないと判定した場合(ステップT41;No)には、他の処理へ移行する。
また、ステップT41においてトレースする旨の操作が行われたと判定した場合(ステップT41;Yes)には、CPU11は、表示させるべきトレースポインタT(図11(c)参照)についてのX座標値を所定の初期値(例えば「0」)に設定する(ステップT42)。
次に、CPU11は、グラフ上の点のうち、現時点で設定されているX座標値の対応点にトレースポインタTを表示させるとともに、当該トレースポインタTのXY座標をディスプレイ3の下部に表示させる(ステップT43)。
次に、CPU11は、トレースポインタTに対する左右移動操作が行われるか否かを判定し(ステップT44)、行われたと判定した場合(ステップT44;Yes)には、操作によって指定された方向にトレースポインタTのX座標値を所定のドット数(本実施の形態においては「1」)個分だけ増減させて再設定した後(ステップT45)、上述のステップT43に移行する。
また、ステップT44においてトレースポインタTに対する左右移動操作が行われないと判定した場合(ステップT44;No)には、CPU11は、終了操作が行われるか否かを判定する(ステップT46)。
そして、終了操作が行われないと判定した場合(ステップT46;No)には、CPU11は他の処理へ移行する一方、終了操作が行われたと判定した場合(ステップT46;Yes)には、関数グラフ表示処理を終了する。
[2−3.動作例]
続いて、図面を参照しつつ、パソコン200や関数電卓1における上述の動作を具体的に説明する。
(動作例1)
まず、関数電卓1においてユーザがディスプレイ3の全画面をグラフの表示画面(表示領域)として設定し(ステップT1)、図3(a)に示すような画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定して(ステップT3)、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作を行うと(ステップT4;Yes)、指定画像ファイル245Sに付加された全画面付加データ246Zの内容(座標系の表示範囲及び座標軸の目盛間隔)がビューウィンドウ情報として設定されて(ステップT12)、図7(a)に示すように、指定画像ファイル245Sの画像が背景としてディスプレイ3に全画面表示される(ステップT13)。なお、この図では、後述の図7(c)での説明のため、便宜的に画像上に範囲指定枠Hが表示されている。また、この図7(c)や、後述の図8(c)、図9(b)では、座標軸の表示を省略している。
次に、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作をユーザが行うと(ステップT31;Yes)、図7(b)に示すように、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報がディスプレイ3に表示される(ステップT32)。
(動作例2)
まず、関数電卓1においてユーザがディスプレイ3の下半画面をグラフの表示画面(表示領域)として設定し(ステップT1)、図3(b)に示すような画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定して(ステップT3)、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作を行うと(ステップT4;Yes)、指定画像ファイル245Sに付加された半画面付加データ246Hの内容(座標系の表示範囲及び座標軸の目盛間隔)がビューウィンドウ情報として設定されて(ステップT23)、図7(c)に示すように、指定画像ファイル245Sの画像のうち、半画面付加データ246Hによって範囲指定された画像部分が「下半画面」の背景としてディスプレイ3に表示される(ステップT24)。なお、この図で表示されている画像部分は、上述の図7(a)において範囲指定枠Hで囲まれた部分である。
次に、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作をユーザが行うと(ステップT31;Yes)、図7(d)に示すように、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報がディスプレイ3に表示される(ステップT32)。
(動作例3)
まず、パソコン200においてユーザが画像ファイル群131における画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定すると(ステップS1)、図8(a)に示すように、ディスプレイ220にウィンドウWが形成され、指定画像ファイル245Sの画像がウィンドウWの全体に表示される(ステップS2)。
次に、指定画像ファイル245Sに付加された全画面付加データ246Zから座標系の表示範囲(Xmin,Xmax,Ymin,Ymax)が読み出され、ウィンドウWの全体に対して当該表示範囲が設定されて(ステップS3)、ウィンドウWの端部に半画面設定アイコンIが表示される。
次に、ユーザが半画面設定アイコンIに対してタッチ操作を行うと(ステップS4)、図8(b)に示すように、ウィンドウWに表示された画像上に、横方向のサイズがウィンドウWと同じサイズで、縦方向のサイズがウィンドウWの半分のサイズの範囲指定枠Hが表示される(ステップS5)。
次に、範囲指定枠Hにおける上下の直線(辺)に対してユーザがタッチ操作を行い(ステップS6;Yes)、タッチ位置を上下に移動させると(ステップS7;Yes)、タッチ位置の移動に追従して範囲指定枠Hが画像上で移動する(ステップS8)。
次に、指定画像ファイル245Sの更新保存を実行する旨の操作をユーザが行うと(ステップS10;Yes)、現時点で表示されている範囲指定枠Hで囲まれた画像上の範囲が指定範囲として指定され、その指定範囲のデータと、指定範囲に対応する座標系の表示範囲とが半画面付加データ246Hとして指定画像ファイル245Sに付加されることにより、記憶部204における指定画像ファイル245Sの内容が更新される(ステップS11、ステップS12)。
次に、このようにして作成された指定画像ファイル245S(画像ファイル245)をパソコン200から関数電卓1に送信させた後、当該関数電卓1においてユーザがディスプレイ3の下半画面をグラフの表示画面(表示領域)として設定し(ステップT1)この画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定して(ステップT3)、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作を行うと(ステップT4;Yes)、指定画像ファイル245Sに付加された半画面付加データ246Hの内容(座標系の表示範囲及び座標軸の目盛間隔)がビューウィンドウ情報として設定されて(ステップT23)、図8(c)に示すように、指定画像ファイル245Sの画像のうち、半画面付加データ246Hによって範囲指定された画像部分が「下半画面」の背景としてディスプレイ3に表示される(ステップT24)。
次に、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作をユーザが行うと(ステップT31;Yes)、図8(d)に示すように、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報がディスプレイ3に表示される(ステップT32)。
また、上述の図8(b)に示した状態から、ユーザが表示領域における範囲指定枠H以外の部分に対して2回タッチ操作を行うと(ステップS41;Yes、ステップS43;Yes)、図9(a)に示すように、これらの各タッチ位置に範囲指定枠Hの対角が位置するよう範囲指定枠Hが表示し直される(ステップS44)。
次に、指定画像ファイル245Sの更新保存を実行する旨の操作をユーザが行うと(ステップS10;Yes)、現時点で表示されている範囲指定枠Hで囲まれた画像上の範囲が指定範囲として指定され、その指定範囲のデータと、指定範囲に対応する座標系の表示範囲とが半画面付加データ246Hとして指定画像ファイル245Sに付加されることにより、記憶部204における指定画像ファイル245Sの内容が更新される(ステップS11、ステップS12)。
次に、このようにして作成された指定画像ファイル245S(画像ファイル245)をパソコン200から関数電卓1に送信させた後、当該関数電卓1においてユーザがディスプレイ3の下半画面をグラフの表示画面(表示領域)として設定し(ステップT1)この画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定して(ステップT3)、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作を行うと(ステップT4;Yes)、指定画像ファイル245Sに付加された半画面付加データ246Hの内容(座標系の表示範囲及び座標軸の目盛間隔)がビューウィンドウ情報として設定されて(ステップT23)、図9(b)に示すように、指定画像ファイル245Sの画像のうち、半画面付加データ246Hによって範囲指定された画像部分が「下半画面」の背景としてディスプレイ3に表示される(ステップT24)。
次に、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作をユーザが行うと(ステップT31;Yes)、図9(c)に示すように、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報がディスプレイ3に表示される(ステップT32)。
また、上述の図8(b)に示した状態から、ユーザが範囲指定枠Hにおける下側の直線(辺)に対してタッチ操作を行い(ステップS6;Yes)、一定の時間だけタッチ操作を継続すると(ステップS21;Yes)、図10(a)に示すように、ウィンドウWに対して設定されている座標系の表示範囲に基づいて、画像上に座標軸(X軸、Y軸)が表示される(ステップS22)。
次に、ユーザがY軸に対してタッチ操作を行うと(ステップS23;Yes)、図10(b)に示すように、範囲指定枠Hにおける下側の直線(辺)がY軸上に位置するよう、範囲指定枠Hが自動的に移動する(ステップS24)。
次に、指定画像ファイル245Sの更新保存を実行する旨の操作をユーザが行うと(ステップS10;Yes)、現時点で表示されている範囲指定枠Hで囲まれた画像上の範囲が指定範囲として指定され、その指定範囲のデータと、指定範囲に対応する座標系の表示範囲とが半画面付加データ246Hとして指定画像ファイル245Sに付加されることにより、記憶部204における指定画像ファイル245Sの内容が更新される(ステップS11、ステップS12)。
次に、このようにして作成された指定画像ファイル245S(画像ファイル245)をパソコン200から関数電卓1に送信させた後、当該関数電卓1においてユーザがディスプレイ3の下半画面をグラフの表示画面(表示領域)として設定し(ステップT1)この画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定して(ステップT3)、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作を行うと(ステップT4;Yes)、指定画像ファイル245Sに付加された半画面付加データ246Hの内容(座標系の表示範囲及び座標軸の目盛間隔)がビューウィンドウ情報として設定されて(ステップT23)、図10(c)に示すように、指定画像ファイル245Sの画像のうち、半画面付加データ246Hによって範囲指定された画像部分が「下半画面」の背景としてディスプレイ3に表示される(ステップT24)。
次に、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作をユーザが行うと(ステップT31;Yes)、図10(d)に示すように、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報がディスプレイ3に表示される(ステップT32)。
次に、画像内の噴水の放物線形状に合わせたグラフ式「y=−0.1(x−5)+3」の入力操作をユーザが行うと(ステップT35)、図10(c)に示すように、表示されていた指定画像ファイル245Sの画像が「下半画面」の背景として表示され、ビューウィンドウ情報記憶領域121におけるビューウィンドウ情報に基づいてXY軸が当該画像上に設定され、このXY軸により定まるXY座標系内にグラフ式「y=−0.1(x−5)+3」のグラフが表示される(ステップT36)。
また、上述の図8(b)に示した状態から、ユーザが範囲指定枠Hの角に対してタッチ操作及びドラッグ操作を行うと(ステップS31;Yes)、図11(a)に示すように、ドラッグ操作に基づいて、範囲指定枠Hの縦横比が維持されつつ、範囲指定枠Hが縮小される(ステップS32)。
次に、ユーザが範囲指定枠Hにおける上下左右の直線(辺)に対してタッチ操作及びドラッグ操作を行うと(ステップS33;Yes)、図11(b)に示すように、ドラッグ操作に基づいて範囲指定枠Hが画像上で縦方向及び横方向に移動する(ステップS34)。
次に、指定画像ファイル245Sの更新保存を実行する旨の操作をユーザが行うと(ステップS10;Yes)、現時点で表示されている範囲指定枠Hで囲まれた画像上の範囲が指定範囲として指定され、その指定範囲のデータと、指定範囲に対応する座標系の表示範囲とが半画面付加データ246Hとして指定画像ファイル245Sに付加されることにより、記憶部204における指定画像ファイル245Sの内容が更新される(ステップS11、ステップS12)。
次に、このようにして作成された指定画像ファイル245S(画像ファイル245)をパソコン200から関数電卓1に送信させた後、当該関数電卓1においてユーザがディスプレイ3の下半画面をグラフの表示画面(表示領域)として設定し(ステップT1)この画像ファイル245を指定画像ファイル245Sとして指定して(ステップT3)、指定画像ファイル245S内のデータに基づいて座標系の表示範囲等をビューウィンドウ情報として設定する旨の操作を行うと(ステップT4;Yes)、指定画像ファイル245Sに付加された半画面付加データ246Hの内容(座標系の表示範囲及び座標軸の目盛間隔)がビューウィンドウ情報として設定されて(ステップT23)、図11(c)に示すように、指定画像ファイル245Sの画像のうち、半画面付加データ246Hによって範囲指定された画像部分が「下半画面」の背景としてディスプレイ3に表示される(ステップT24)。
次に、ビューウィンドウ情報を確認する旨の操作をユーザが行うと(ステップT31;Yes)、図11(d)に示すように、ビューウィンドウ情報記憶領域121内のビューウィンドウ情報がディスプレイ3に表示される(ステップT32)。
次に、画像内の噴水の放物線形状に合わせたグラフ式「y=−0.1(x−5)+3」の入力操作をユーザが行うと(ステップT35)、図11(c)に示すように、表示されていた指定画像ファイル245Sの画像が「下半画面」の背景として表示され、ビューウィンドウ情報記憶領域121におけるビューウィンドウ情報に基づいてXY軸が当該画像上に設定され、このXY軸により定まるXY座標系内にグラフ式「y=−0.1(x−5)+3」のグラフが表示される(ステップT36)。
次に、グラフ上の点をトレースする旨の操作をユーザが行うと(ステップT41;Yes)、表示させるべきトレースポインタTについてのX座標値が「0」に設定される(ステップT42)。次に、グラフ上の点のうち、X座標値「0」の対応点にトレースポインタTが表示されるとともに、当該トレースポインタTのXY座標がディスプレイ3の下部に表示される(ステップT43)。
そして、ユーザがトレースポインタTに対する右方向への移動操作を行うと(ステップT44;Yes)、右方向にトレースポインタTのX座標値が増加して再設定され(ステップT45)、グラフ上の点のうち、X座標値「5」の対応点にトレースポインタTが表示されるとともに、当該トレースポインタTのXY座標(5,3)がディスプレイ3の下部に表示される(ステップT43)。
以上、本実施の形態によれば、図5や、図7〜図11等に示したように、パソコン200により画像データ243と、全画面付加データ246Zとを有する画像ファイル245が取得されて、その画像が表示され、ユーザ操作により画像上の範囲が指定されると、指定範囲についてのデータが半画面付加データ246Hとして画像ファイル245に付加されて出力されるので、この画像ファイル245の出力を受けた関数電卓1で表示領域のサイズが変更された場合には、変更後の表示領域に対し、指定範囲内の画像を表示させ、かつ、全画面付加データ246Zで示される表示範囲のうち指定範囲に対応する表示範囲を設定することができる。従って、表示領域のサイズを変更した場合に、グラフや画像を縮小することなく、グラフと画像とを適切に重ねて表示させることができる。よって、表示領域のサイズを変更した場合であっても、従来と異なり、グラフ及び画像を適切に重ねて見やすく表示させることができる。
また、図5のステップS5、S8や図8等に示したように、表示された画像上に、横方向が当該画像と同じサイズで、縦方向が半分のサイズの範囲指定枠Hが表示され、この範囲指定枠Hを縦方向に移動させると、内側の範囲が指定範囲として指定されるので、表示領域のサイズが縦方向に半分に変更される場合に、変更後の表示領域に対し、指定範囲内の画像を表示させ、かつ、元の付加データ246で示される表示範囲のうち指定範囲に対応する表示範囲を設定することができる。
また、図5のステップS32〜S34や図9等に示したように、ユーザ操作に基づいて、範囲指定枠Hの縦横比を維持しつつ、当該範囲指定枠Hが拡大または縮小されて縦横方向に移動され、当該範囲指定枠H内の範囲が指定範囲として指定されるので、表示領域のサイズが縦方向に半分ではなく、他のサイズに変更される場合であっても、変更後の表示領域に対し、指定範囲内の画像を表示させ、かつ、元の付加データ246で示される表示範囲のうち指定範囲に対応する表示範囲を設定することができる。
また、図5のステップS24や図10等に示したように、付加データ246に応じて画像上にX軸、Y軸が設定され、範囲指定枠Hにおける上下の直線と、Y軸とに対するユーザ操作により、Y軸上に当該直線が位置するよう、当該範囲指定枠Hが自動的に移動されるので、範囲指定枠Hの位置、つまり指定範囲の位置を容易に座標軸に合わせることができる。
また、図5のステップS41〜S44や図11等に示したように、ユーザ操作に応じて画像上の2点が指定されると、指定された2点の位置を対角とするよう範囲指定枠Hが自動的に移動変形するので、容易に指定範囲を設定することができる。
なお、上記の実施の形態における関数電卓1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
例えば、関数グラフ表示処理がパソコン200で行われることとして説明したが、関数グラフ表示プログラム130の実行により関数電卓1で行われることとしても良い。また、画像座標範囲設定処理が関数電卓1で行われることとして説明したが、画像座標設定プログラム240の実行によりパソコン200で行われることとしても良い。
また、本発明に係るグラフ表示装置を関数電卓1やパソコン200として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、携帯電話、タブレットパソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係るプログラムは、関数電卓1やパソコン200に対して着脱可能なメモリカード、CD等に記憶されることとしてもよい。
また、関数電卓1は通信部16を介してパソコン200から画像ファイル245を受信することとして説明したが、記録媒体読取部17を介して受信することとしても良い。
また、画像データ243の画像を背景に表示させ、XY軸により定まる座標系を当該画像の手前側に表示させることとして説明したが、両者の内容が視認できる限りにおいて、重ねる順序を逆にしても良い。
また、座標系の縦軸をY軸、横軸をX軸として説明したが、他の座標軸名としても良い。更に、座標系を直交座標系として説明したが、斜交座標系や極座標系など、他の種類の座標系としても良い。
また、画像ファイル245における半画面付加データ246Hには、範囲指定枠Hにより指定された画像部分に対応させるべき座標系の表示範囲を示すデータと、画像部分の画像範囲を示すデータとが含まれることとして説明したが、図3(c)に示すように、座標系の表示範囲を示すデータが含まれないこととしても良い。このような場合であっても、範囲指定枠Hにより指定された画像部分の画像を表示させ、かつ、全画面付加データ246Zで示される表示範囲のうち当該画像部分に対応する表示範囲を設定することで、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、図3(c)の半画面付加データ246Hにおける画像部分の画像範囲を示すデータは、横方向のサイズが画像データ243の画像と同じサイズで、縦方向のサイズが当該画像の半分のサイズの範囲指定枠Hが縦方向での画像の中央位置から何ドット分だけ上方(或いは下方)に移動されたかを示すことにより、画像部分の画像範囲を示している。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御手段により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定手段と、
前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力手段と、
を備えることを特徴とする画像ファイル出力装置。
<請求項2>
請求項1記載の画像ファイル出力装置において、
前記範囲指定手段は、
前記画像表示制御手段により表示された画像上に、横軸方向及び縦軸方向の一方向が当該画像と同じサイズで、他方向が半分のサイズ又はほぼ半分の所定サイズの範囲指定枠を表示させる範囲指定枠表示制御手段と、
ユーザ操作に基づいて前記範囲指定枠を前記他方向に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定する範囲指定枠内指定手段と、
を有することを特徴とする画像ファイル出力装置。
<請求項3>
請求項2記載の画像ファイル出力装置において、
前記範囲指定手段は、
ユーザ操作に基づいて、前記範囲指定枠の縦横比を維持しつつ、当該範囲指定枠を拡大または縮小する範囲指定枠サイズ変更手段を有し、
前記範囲指定枠内指定手段は、
ユーザ操作に基づいて、前記範囲指定枠を前記他方向及び前記一方向の少なくとも一方に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定することを特徴とする画像ファイル出力装置。
<請求項4>
請求項2または3記載の画像ファイル出力装置において、
前記範囲指定手段は、
前記付加データに応じて前記画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、前記範囲指定枠における上下左右の直線のうち、前記他方向に直交する直線と、横軸方向及び縦軸方向の座標軸のうち、前記他方向に直交する座標軸とに対するユーザ操作により、当該座標軸上に当該直線が位置するよう、当該範囲指定枠を自動的に移動させる範囲指定枠自動移動手段を有することを特徴とする画像ファイル出力装置。
<請求項5>
請求項1〜4の何れか一項に記載の画像ファイル出力装置において、
前記範囲指定手段は、
ユーザ操作に応じて、前記画像表示制御手段により表示された画像上の2点を指定する点指定手段と、
前記点指定手段により指定された2点の位置を対角とする矩形枠内の範囲を前記指定範囲として指定する矩形枠内指定手段と、
を有することを特徴とする画像ファイル出力装置。
<請求項6>
請求項1〜5の何れか一項に記載の画像ファイル出力装置において、
表示領域の全体に前記画像データの画像を表示させるとともに、前記付加データに応じて、当該画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる全画面グラフ表示制御手段と、
表示領域の半分の領域に前記画像データの画像のうち前記指定範囲内の画像部分を表示させるとともに、前記付加データ及び前記指定範囲についてのデータに応じて、前記画像部分上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる半画面グラフ表示制御手段と、
ユーザ操作に応じて、前記全画面グラフ表示制御手段と、前記半画面グラフ表示制御手段との何れを機能させるかを切り替える表示モード切替手段と、
を備えることを特徴とする画像ファイル出力装置。
<請求項7>
画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段を有するコンピュータに、
前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御機能と、
ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御機能により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定機能と、
前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力機能と、
を実現させることを特徴とする画像ファイル出力プログラム。
1 関数電卓
130 関数グラフ表示プログラム
200 パソコン
240 画像座標設定プログラム

Claims (8)

  1. 画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
    前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御手段と、
    ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御手段により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定手段と、
    前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力手段と、
    を備え
    前記範囲指定手段は、
    前記画像表示制御手段により表示された画像上に、横軸方向及び縦軸方向の一方向が当該画像と同じサイズで、他方向が元のサイズより小さいサイズの範囲指定枠を表示させる範囲指定枠表示制御手段と、
    ユーザ操作に基づいて前記範囲指定枠を前記他方向に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定する範囲指定枠内指定手段と、
    前記付加データに応じて前記画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、前記範囲指定枠における上下左右の直線のうちの前記他方向に直交する直線と、横軸方向及び縦軸方向の座標軸のうちの前記他方向に直交する座標軸とに対するユーザ操作により、当該座標軸上に当該直線が位置するよう、当該範囲指定枠を移動させる範囲指定枠自動移動手段と、を有することを特徴とする画像ファイル出力装置。
  2. 前記範囲指定枠表示制御手段は、前記他方向が半分のサイズ又はほぼ半分の所定サイズの範囲指定枠を表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像ファイル出力装置。
  3. 請求項1記載の画像ファイル出力装置において、
    前記範囲指定手段は、
    ユーザ操作に基づいて、前記範囲指定枠の縦横比を維持しつつ、当該範囲指定枠を拡大または縮小する範囲指定枠サイズ変更手段を有し、
    前記範囲指定枠内指定手段は、
    ユーザ操作に基づいて、前記範囲指定枠を前記他方向及び前記一方向の少なくとも一方に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定することを特徴とする画像ファイル出力装置。
  4. 画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
    前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御手段と、
    ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御手段により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定手段と、
    前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力手段と、
    表示領域の全体に前記画像データの画像を表示させるとともに、前記付加データに応じて、当該画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる全画面グラフ表示制御手段と、
    表示領域の半分の領域に前記画像データの画像のうち前記指定範囲内の画像部分を表示させるとともに、前記付加データ及び前記指定範囲についてのデータに応じて、前記画像部分上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる半画面グラフ表示制御手段と、
    ユーザ操作に応じて、前記全画面グラフ表示制御手段と、前記半画面グラフ表示制御手段との何れを機能させるかを切り替える表示モード切替手段と、
    を備えることを特徴とする画像ファイル出力装置。
  5. 表示部を備える電子機器の画像ファイル出力方法であって、
    画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得機能と、
    前記画像ファイル取得機能により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を前記表示部に表示させる画像表示制御機能と、
    ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御機能により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定機能と、
    前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力機能と、
    を備え、
    前記範囲指定機能は、
    前記画像表示制御機能により表示された画像上に、横軸方向及び縦軸方向の一方向が当該画像と同じサイズで、他方向が元のサイズより小さいサイズの範囲指定枠を表示させる範囲指定枠表示制御機能と、
    ユーザ操作に基づいて前記範囲指定枠を前記他方向に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定する範囲指定枠内指定機能と、
    前記付加データに応じて前記画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、前記範囲指定枠における上下左右の直線のうち、前記他方向に直交する直線と、横軸方向及び縦軸方向の座標軸のうち、前記他方向に直交する座標軸とに対するユーザ操作により、当該座標軸上に当該直線が位置するよう、当該範囲指定枠を自動的に移動させる範囲指定枠自動移動機能と、
    を有する画像ファイル出力方法。
  6. 表示部を備える電子機器の画像ファイル出力方法であって、
    画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得機能と、
    前記画像ファイル取得機能により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を前記表示部に表示させる画像表示制御機能と、
    ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御機能により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定機能と、
    前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力機能と、
    前記表示部の表示領域の全体に前記画像データの画像を表示させるとともに、前記付加データに応じて、当該画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる全画面グラフ表示制御機能と、
    表示領域の半分の領域に前記画像データの画像のうち前記指定範囲内の画像部分を表示させるとともに、前記付加データ及び前記指定範囲についてのデータに応じて、前記画像部分上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる半画面グラフ表示制御機能と、
    ユーザ操作に応じて、前記全画面グラフ表示制御機能と、前記半画面グラフ表示制御機能との何れを機能させるかを切り替える表示モード切替機能と、
    を備える画像ファイル出力方法。
  7. 画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段を有するコンピュータに、
    前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御機能と、
    ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御機能により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定機能と、
    前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力機能と、
    を実現させ、
    前記範囲指定機能は、
    前記画像表示制御機能により表示された画像上に、横軸方向及び縦軸方向の一方向が当該画像と同じサイズで、他方向が元のサイズより小さいサイズの範囲指定枠を表示させる範囲指定枠表示制御機能と、
    ユーザ操作に基づいて前記範囲指定枠を前記他方向に移動させ、当該範囲指定枠内の範囲を前記指定範囲として指定する範囲指定枠内指定機能と、
    前記付加データに応じて前記画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、前記範囲指定枠における上下左右の直線のうち、前記他方向に直交する直線と、横軸方向及び縦軸方向の座標軸のうち、前記他方向に直交する座標軸とに対するユーザ操作により、当該座標軸上に当該直線が位置するよう、当該範囲指定枠を自動的に移動させる範囲指定枠自動移動機能と、
    を有することを特徴とする画像ファイル出力プログラム。
  8. 画像データと、この画像データの横軸方向及び縦軸方向の上限座標値及び下限座標値を含む付加データとを有する画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段を有するコンピュータに、
    前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルにおける画像データの画像を表示させる画像表示制御機能と、
    ユーザ操作に基づいて、前記画像表示制御機能により表示された画像上の範囲を指定範囲として指定する範囲指定機能と、
    前記指定範囲についてのデータを前記画像ファイルに付加して出力する指定範囲付画像ファイル出力機能と、
    表示領域の全体に前記画像データの画像を表示させるとともに、前記付加データに応じて、当該画像上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる全画面グラフ表示制御機能と、
    表示領域の半分の領域に前記画像データの画像のうち前記指定範囲内の画像部分を表示させるとともに、前記付加データ及び前記指定範囲についてのデータに応じて、前記画像部分上に縦軸方向及び横軸方向の座標軸を設定し、これらの座標軸により定まる座標系内に、ユーザ操作により入力される数式のグラフを表示させる半画面グラフ表示制御機能と、
    ユーザ操作に応じて、前記全画面グラフ表示制御機能と、前記半画面グラフ表示制御機能との何れを機能させるかを切り替える表示モード切替機能と、
    を実現させることを特徴とする画像ファイル出力プログラム。
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