JP6142065B1 - 高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来、高速鉄道車両が走行すると強大な騒音と横風圧が発生するため、沿線に防音壁を設置しているが、横風圧の繰り返し荷重を受けて劣化、損傷する。このため、高速鉄道車両は利便性の反面、防音壁の点検、補修費や騒音と横風圧を減ずる先頭車両の研究、開発に多額の費用を要している。【解決手段】 先頭車の自動連結器カバーの下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、該昇り坂の両側に向い風後送体か後送壁を立設し、向い風後送体は運転室上の屋根上まで延設するか後送壁後部の運転室上の屋根に整流器を立設して構成した。これにより、先頭車が受けるすべての向い風を、後方に流すので、騒音と横風圧を防止することができる。したがって、沿線住民に迷惑をかけないと共に防音壁は劣化、損傷せず、今まで必要とした、先頭車の騒音と横風圧の研究、開発費は不要となるので、該分を他の分野の研究に回すことができる。【選択図】図1
Description
本発明は、高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置に関する。
従来、高速鉄道車両が走行すると強大な騒音と横風圧が発生するため、沿線に、防音壁を設置しているが、走行する度に横風圧の繰り返し荷重を受けて劣化、損傷する。
このため、高速鉄道車両は利便性の反面、防音壁の点検、補修費や騒音と横風圧を減ずる先頭車両の研究、開発に多額の費用を要している。
このため、高速鉄道車両は利便性の反面、防音壁の点検、補修費や騒音と横風圧を減ずる先頭車両の研究、開発に多額の費用を要している。
1、特許第6030742
2、 〃 2016−199532
3、 〃 2016−207348
4、意願2016−22092
5、 〃 2016−23973
2、 〃 2016−199532
3、 〃 2016−207348
4、意願2016−22092
5、 〃 2016−23973
本発明は、騒音と横風圧の発生を防止し、沿線の住民に迷惑をかけないようにすると共に防音壁の劣化、損傷を防止し、且、騒音と横風圧をなくすための先頭車の研究、開発費が不要になるようにしたものである。
実施例1の図1から図4は、特許文献2の関連発明に関する。
すなわち、特許文献2は、先頭車と後尾車(反対方向に走行する時は先頭車になる)の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向けて昇り坂を形成し、昇り坂の両側には、透明の強化ガラス入りの向い風後送体を立設し、また、自動連結器カバーの後部には整流ドームを取り付け、該後部は昇り坂に接合した構造であるが、
本発明は、向い風後送体の上枠を運転室上の屋根より高い位置に向けて昇り傾斜状に形成し、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成して屋根上に取り付けたものである。
すなわち、特許文献2は、先頭車と後尾車(反対方向に走行する時は先頭車になる)の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向けて昇り坂を形成し、昇り坂の両側には、透明の強化ガラス入りの向い風後送体を立設し、また、自動連結器カバーの後部には整流ドームを取り付け、該後部は昇り坂に接合した構造であるが、
本発明は、向い風後送体の上枠を運転室上の屋根より高い位置に向けて昇り傾斜状に形成し、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成して屋根上に取り付けたものである。
実施例2の図5から図7は、特許文献3の関連発明に関する。
すなわち、特許文献3は、昇り坂の両側に、後部が運転室と同じ高さで、前部が、自動連結器カバーより高めの、向い風後送壁を前方に下り傾斜状に立設した構造であるが、
本発明は、運転室上の屋根両側に、屋根より高い整流器を立設し、該後部は後方に向け、下り傾斜状に形成したものである。
すなわち、特許文献3は、昇り坂の両側に、後部が運転室と同じ高さで、前部が、自動連結器カバーより高めの、向い風後送壁を前方に下り傾斜状に立設した構造であるが、
本発明は、運転室上の屋根両側に、屋根より高い整流器を立設し、該後部は後方に向け、下り傾斜状に形成したものである。
実施例1の図1から図4は、上述のように構成したので、先頭車が受けるすべての向い風は、昇り坂と向い風後送体に囲い込まれて後方に流れ、更に、向い風後送体は、運転室上の屋上まで延長して立設したので、向い風は拡散せず、すべての向い風を確実に後方に流すことができる。
実施例2の図5から図7は、運転室の屋上両側に整流器を立設したので、昇り坂と向い風後送壁に囲い込まれて、後方に流れる向い風は、整流器効果により、向い風は拡散せず、向い風を確実に後方に流すことができる。
以上の効果から、すべてのホームを高速で通過でき、列車がすれ違う時、互いの風圧を受けないので横揺れせず、両列車共速度を落とさず高速で走行することができる。
また、沿線住民に迷惑をかけないと共に防音壁は劣化、損傷しないので、従来、必要とした、先頭車の騒音と横風圧対策の研究、開発費を他の分野の研究、開発に回すことができる。
更に、実施例1(図1から図4)の向い風後送体は透明の強化ガラスを取り付け、実施例2(図5から図7)は向い風後送壁を運転席の下方まで取り付けたので、運転士は前方から左右まで、180度の広角度の視界が得られ、何ら問題なく、従来通り安全運転することができる。
また、走行時、向い風が後方に流れる時、昇り坂を上から押し付けるので、車輪とレールの粘着性能が高まる。
したがって、駆動性能とブレーキ性能が高まると共に電力消費量を軽減することができる。
また、走行時、向い風が後方に流れる時、昇り坂を上から押し付けるので、車輪とレールの粘着性能が高まる。
したがって、駆動性能とブレーキ性能が高まると共に電力消費量を軽減することができる。
なお、本発明は、運行中の車両に実施可能であり、リニア超高速鉄道車両に実施すれば、更に、有効に作用する等の諸効果を発揮するものである。
実施例1
実施例1の正面図 図1の平面図 図1の左側面図 図1の応用実施例を示す正面図 実施例2
実施例2の正面図 図4の平面図 図5の左側面図
実施例1の図1から図4の1は先頭車で、自動連結器カバー2の付け根部分の下部まで客車3と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂4を形成している。
5は昇り坂4の上部に設けた運転室、6は昇り坂4の両側に立設した向い風後送体で、該向い風後送体6には透明の強化ガラス7を取り付けている。8は整流ドームで該後部は昇り坂4に接合している。
而して、本発明は、向い風後送体6の上枠を運転室5の屋根9より高い位置に向けて昇り傾斜状に形成している。また、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成して屋根9に取り付けている。
5は昇り坂4の上部に設けた運転室、6は昇り坂4の両側に立設した向い風後送体で、該向い風後送体6には透明の強化ガラス7を取り付けている。8は整流ドームで該後部は昇り坂4に接合している。
而して、本発明は、向い風後送体6の上枠を運転室5の屋根9より高い位置に向けて昇り傾斜状に形成している。また、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成して屋根9に取り付けている。
実施例2の図5から図7の10は昇り坂4の両側に立設した向い風後送壁で、後部が運転室5と同じ高さで、前部は自動連結器カバー2より高めにして、前方に向け、下り傾斜状に取り付けている。
而して、本発明の11は運転室5上の屋根9両側に立設した屋根9より高い整流器で、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成している。
而して、本発明の11は運転室5上の屋根9両側に立設した屋根9より高い整流器で、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成している。
1 先頭車
2 自動連結器カバー
3 客車
4 昇り坂
5 運転室
6 向い風後送体
7 透明の強化ガラス
8 整流ドーム
9 屋根
10 向い風後送壁
11 整流器
2 自動連結器カバー
3 客車
4 昇り坂
5 運転室
6 向い風後送体
7 透明の強化ガラス
8 整流ドーム
9 屋根
10 向い風後送壁
11 整流器
Claims (2)
- 先頭車と後尾車(反対方向に走行する時は先頭車になる)の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該下部から後方に向けて昇り坂を形成し、昇り坂の両側には、透明の強化ガラス入りの向い風後送体を立設し、また、自動連結器のカバーの後部に整流ドームを取り付け、該後部は昇り坂に接合した構造において、向い風後送体の上枠を運転室上の屋根より高い位置に向けて昇り傾斜状に形成し、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成したことを特徴とする高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置。
- 昇り坂の両側に、後部が運転室と同じ高さで、前部が、自動連結器カバーより高めの、向い風後送壁を、前方に下り傾斜状に立設した構造において、運転室上の屋根両側に、屋根より高い整流器を立設し、該後部は後方に向け下り傾斜状に形成したことを特徴とする高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置。
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JP2007176192A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Hitachi Ltd | 鉄道車両の遮音壁 |
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