JP6088108B6 - 高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速鉄道車両が走行すると強大な騒音と横風圧が発生するため、沿線に防音壁を設置しているが、走行する度に横風圧の繰り返し荷重を受けて劣化、損傷する。
【解決手段】高速鉄道車両の先頭車の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、連結器カバーの後部に整流ドームを取り付け、昇り坂の両側には透明の強化ガラス入りの向い風後送体を取り付けて構成した。これにより、先頭車が受ける全向い風を後方に流すので、騒音と横風圧は著しく減少する。したがって、沿線住民に迷惑をかけないと共に防音壁は劣化、損傷しないので、従来、必要とした先頭車の騒音と横風圧をなくすための研究費を他の分野の研究に回すことができる。
【選択図】図1
【解決手段】高速鉄道車両の先頭車の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、連結器カバーの後部に整流ドームを取り付け、昇り坂の両側には透明の強化ガラス入りの向い風後送体を取り付けて構成した。これにより、先頭車が受ける全向い風を後方に流すので、騒音と横風圧は著しく減少する。したがって、沿線住民に迷惑をかけないと共に防音壁は劣化、損傷しないので、従来、必要とした先頭車の騒音と横風圧をなくすための研究費を他の分野の研究に回すことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置に関する。
従来、高速鉄道車両が走行すると強大な騒音と横風圧が発生するため、沿線に防音壁を設置しているが、走行する度に横風圧の繰り返し荷重を受けて劣化、損傷する。
このため、高速鉄道車両は利便性の反面、防音壁の点検、補修や騒音と横風圧を減ずる先頭車両の研究、開発に相当の費用を費している。
このため、高速鉄道車両は利便性の反面、防音壁の点検、補修や騒音と横風圧を減ずる先頭車両の研究、開発に相当の費用を費している。
本発明は、騒音と横風圧の発生を防止し、沿線の住民に迷惑をかけないようにすると共に防音壁の劣化、損傷を防止し、且、従来の騒音と横風圧をなくすための先頭車の研究、開発費が不要になるようにしたものである。
本発明は、前記特許文献の1の改良に関する。すなわち、特許文献1の構造は、高速鉄道車両の先頭車と後尾車(反対方向に走行する時は先頭車になる)の先端まで、客車と同じ巾に形成すると共に、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、該昇り坂の最上部に運転室を設置し、昇り坂の両側には客車と同じ高さの向い風後送体を取り付け、該向い風後送体には透明の強化ガラスを取り付け、また、運転室を前記昇り坂の最上部よりやや下方に設置して客車の客席を1列増し、向い風後送体は先端方向に向けて下方に傾斜した構造であるが、
本発明は、先頭車の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、自動連結カバーの後部には整流ドームを取り付け、該後部は昇り坂に接合したものである。
本発明は、先頭車の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、自動連結カバーの後部には整流ドームを取り付け、該後部は昇り坂に接合したものである。
本発明は、以上のように、昇り坂の両側に向い風後送体を立設し、且、昇り坂は自動連結器カバーの下部を基点にしたので、先頭車が受けるすべての向い風を昇り坂に沿って後方に流し、且、自動連結器カバーの後部に整流ドームを取り付け、向い風が乱流を起こさないようにしたので、騒音と横風圧を著しく減少させることができる。
したがって、沿線住民に迷惑をかけないと共に防音壁は劣化、損傷しないので、従来必要とした先頭車の騒音と横風圧をなくすための研究開発費を他の分野の研究に回すことができる。
したがって、沿線住民に迷惑をかけないと共に防音壁は劣化、損傷しないので、従来必要とした先頭車の騒音と横風圧をなくすための研究開発費を他の分野の研究に回すことができる。
更に、向い風後送体には、透明の強化ガラスを取り付けたので、運転士は前方から左右までの、180度の視界が得られるので、何ら問題なく安全運転することができる。
また、走行時、向い風が後方に流れる時、昇り坂を上から押し付けるので車輪とレールの粘着性能は高まる。
したがって、駆動性とブレーキ性能が向上すると共に電力の消費量を軽減することができる。
また、走行時、向い風が後方に流れる時、昇り坂を上から押し付けるので車輪とレールの粘着性能は高まる。
したがって、駆動性とブレーキ性能が向上すると共に電力の消費量を軽減することができる。
なお、本発明は運行中の車両に実施可能であり、リニア超高速鉄道車両に実施すれば、更に、有効に作用する等の諸効果を発揮させることができる。
図中1は先頭車で、自動連結器カバー2の付け根部分の下部まで客車3と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂4を形成している。
5は昇り坂4の上部に設置した運転室、6は昇り坂4の両側に立設した向い風後送体で客車3と同じ高さか、先端方向に向け下方に傾斜する。また、向い風後送体6には透明の強化ガラス7を取り付けている。
また、8は整流ドームで、自動連結器カバー2の後端に取り付け、該後部は昇り坂4に接合している。
5は昇り坂4の上部に設置した運転室、6は昇り坂4の両側に立設した向い風後送体で客車3と同じ高さか、先端方向に向け下方に傾斜する。また、向い風後送体6には透明の強化ガラス7を取り付けている。
また、8は整流ドームで、自動連結器カバー2の後端に取り付け、該後部は昇り坂4に接合している。
1 先頭車
2 自動連結器カバー
3 客車
4 昇り坂
5 運転室
6 向い風後送体
7 透明の強化ガラス
8 整流ドーム
2 自動連結器カバー
3 客車
4 昇り坂
5 運転室
6 向い風後送体
7 透明の強化ガラス
8 整流ドーム
Claims (1)
- 高速鉄道車両の先頭車と後尾車(反対方向に走行する時は先頭車になる)の先端まで、客車と同じ巾に形成すると共に、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、該昇り坂の最上部に運転室を設置し、昇り坂の両側には客車と同じ高さの向い風後送体を取り付け、該向い風後送体には透明の強化ガラスを取り付け、また、運転室を前記昇り坂の最上部よりやや下方に設置して客車の客席を1列増し、向い風後送体は先端方向に向けて下方に傾斜した構造において、先頭車の自動連結器カバーの付け根部分の下部まで、客車と同じ巾に形成し、該先端から後方に向け緩傾斜の昇り坂を形成し、自動連絡カバーの後部には整流ドームを取り付け、該後部は昇り坂に接合したことを特徴とする高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199532A JP6088108B6 (ja) | 2016-08-29 | 高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016199532A JP6088108B6 (ja) | 2016-08-29 | 高速鉄道車両走行時の騒音と横風圧防止装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6088108B1 JP6088108B1 (ja) | 2017-03-01 |
JP6088108B6 true JP6088108B6 (ja) | 2017-07-12 |
JP2018034769A JP2018034769A (ja) | 2018-03-08 |
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