JP6141752B2 - スキー練習装置 - Google Patents

スキー練習装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6141752B2
JP6141752B2 JP2013224296A JP2013224296A JP6141752B2 JP 6141752 B2 JP6141752 B2 JP 6141752B2 JP 2013224296 A JP2013224296 A JP 2013224296A JP 2013224296 A JP2013224296 A JP 2013224296A JP 6141752 B2 JP6141752 B2 JP 6141752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
pair
inclined plate
ski
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013224296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015084864A (ja
Inventor
慶治 藤原
慶治 藤原
Original Assignee
株式会社フジテクニカ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社フジテクニカ filed Critical 株式会社フジテクニカ
Priority to JP2013224296A priority Critical patent/JP6141752B2/ja
Publication of JP2015084864A publication Critical patent/JP2015084864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6141752B2 publication Critical patent/JP6141752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Description

この発明は、室内等のように実際のゲレンデ以外の場所において、スキーのターン等の練習をすることができるスキー練習装置に関する。
スキーシーズン以外の季節において、ゲレンデ以外の場所(室内等)でスキーのターン等の練習をする装置として、例えば特許文献1−3に記載されている構成のものがある。これらは、いずれも使用者の左右に移動(回動)可能な台を備えている。そして、この台の上に足を固定した上で足を左右に動かすことによって、ゲレンデで行うターン等と同様の練習効果を得ることができる。
特開2000−157656号公報 特開平7−275418号公報 特開平6−134060号公報
特許文献1に係るスキー練習器は、足載盤が左右に水平にスライドするだけなので、ゲレンデの斜面を想定したバランス感覚を養うことは難しい。また、特許文献2に係る訓練装置は、踏み面が傾斜した支持片に支持されているため、この踏み面を傾斜させることはできるが、左右の踏み面が間隔保持体を介してほぼ一体に左右にスライドするため、実際のゲレンデにおける感覚と同等の練習感覚を得ることは難しい。また、特許文献3に係るスキー練習装置は、足載せ台を傾斜させることはできても、両足載せ台が一体となって左右にスライドするため、練習感覚は特許文献2に係る訓練装置と同様である。
そこで、この発明は、実際のゲレンデにおける練習と同等の練習感覚を容易に得ることができるようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明は、床面に設置する平板状の基礎板と、前記基礎板の前端部にヒンジを介して設けられ、前記基礎板に対して前傾するように起伏自在とした平板状の傾斜板と、前記基礎板に設けられ、前記傾斜板を前記基礎板に対して所定角度に傾斜させた状態で固定する固定部材と、前記傾斜板の前端部に、この傾斜板の表面に沿ってそれぞれ回動自在に設けられた左右一対の長尺板と、前記左右一対の長尺板の下面に設けられ、前記左右一対の長尺板を左右方向に自在に移動させるキャスタと、を備えたスキー練習装置を構成した。
このスキー練習装置によると、左右一対の長尺板を傾斜板の表面に沿ってそれぞれ回動自在に設けたので、左右の長尺板を個別に回動させることができる。このため、実際のゲレンデにおける練習と同等の練習感覚を容易に得ることができ、スキー技能を効率よく向上することができる。
また、基礎板に対し、傾斜板を前傾するように起伏自在とするとともに、その傾斜角度を固定部材で固定したことにより、所定の傾斜角度で安全に練習を行うことができる。この傾斜角度を複数設定できるように構成することにより、子供等の初心者から上級者まで、レベルを問わず効率的な練習を行うことができる。しかも、長尺板の下面にキャスタを設けることによって、この長尺板をスムーズに左右に移動させることができる。この長尺板として、もちろんスキー板そのものを用いてもよいし、練習感覚が損なわれない限りにおいて、スキー板の代わりに、長尺の板状木材、樹脂板等を用いることもできる。
前記構成においては、前記傾斜板の表面側に設けられ、前記傾斜板の傾斜方向と直交する方向に沿って上向き凸状の傾斜面を有する滑走板をさらに設け、この滑走板に前記キャスタを当接させて、前記左右一対の長尺板を前記滑走板の表面に沿って、左右方向に移動させることもできる。
このように、傾斜板の表面に滑走板を設けることにより、この長尺板に左右方向の傾斜を与えることができる。このため、特に初心者から中級者が、前記傾斜板を低傾斜角度(10〜20度程度)で練習する際に、実際のゲレンデにおけるパラレルターンの練習感覚を容易に得ることができる。滑走板を設けた構成においては、特に中級者から上級者が高傾斜角度(20度を超える程度)で練習する際に、この滑走板を適宜取り外せるように設計するのが好ましい。高傾斜角度において滑走板を取り付けたままにしておくと、使用者が無理な姿勢をとらざるを得なくなって、練習効率が損なわれる恐れがあるためである。
前記各構成においては、前記傾斜板の左右両端部に、前記キャスタの左右方向の移動を前記傾斜板の面内に限定するストッパ部材を設けることもできる。
このようにすれば、練習中に使用者がバランスを崩したとしても、長尺板が傾斜板の左右外側まで移動しないため、使用者が転倒に至るのを防止することができる。
前記各構成においては、前記左右一対の長尺板の後端に、後端に向かって延設した軸体と、前記軸体に対して軸周りに相対回動自在に設けられた筒体と、前記軸体と前記筒体に介在して設けられ前記軸体に対し前記筒体を一方向に回動した際にこの筒体を前記一方向とは逆の方向に付勢する付勢部材と、を設けることもできる。
このようにすれば、左右の足首を軸周りの一方向にねじると、そのねじりの力に対応する回転角度だけ、付勢部材の付勢力に抗して筒体が回動し、ゲレンデの傾斜に相当する足首のねじりを容易に生じさせることができる。このため、実際のゲレンデでの練習に近い練習感覚を得ることができる。
付勢部材を用いる構成においては、前記左右一対の長尺板のうち、右側の長尺板側に設けた前記付勢部材を右巻きのコイルスプリングとし、前記左右一対の長尺板のうち、左側の長尺板側に設けた前記付勢部材を左巻きのコイルスプリングとすることができる。
同じばね定数のスプリングを用いたとしても、このスプリングの巻きを強める方向に力を作用させる場合と、巻きを緩める方向に力を作用させる場合とでは、同じ大きさの力を作用させた場合における回転角度が異なることが考えられる。このように、右側には右巻きのコイルスプリング、左側には左巻きのコイルスプリングを用いることによって、使用者が左右いずれかの方向にターンの姿勢をとった時に、左右ともにコイルスプリングの巻きを強める、又は、巻きを緩める方向のいずれかとなって、左右の回転角度を同じにすることができる。このため、実際のゲレンデでの練習に近い練習感覚を得ることができる。
上記のように付勢部材を用いる構成とする代わりに、前記左右一対の長尺板の少なくとも一部に、縦断面がコの字形の補強部材を連設することができる。
長尺板には、使用者の体重による大きなモーメントが負荷され、長尺板全体が大きくたわんで、使用者が意図する姿勢を取りにくくなることが生じ得る。そこで、このように長尺板の少なくとも一部に、縦断面がコの字形の補強部材を連設することにより、長尺板全体としての撓みを抑制しつつ、この長尺板の軸方向周りのねじりを許容することができる。
この発明に係るスキー練習装置においては、傾斜板の傾斜方向と直交する方向に沿って上向き凸状の傾斜面を有する滑走板の上を、その直交する方向に左右一対の長尺板を移動させるようにしたので、この長尺板に左右方向の傾斜を与えることができる。しかも、左右一対の長尺板を傾斜板の表面に沿ってそれぞれ回動自在に設けたので、左右の長尺板を個別に回動させることができる。このため、実際のゲレンデにおける練習と同等の練習感覚を容易に得ることができ、スキー技能を効率よく向上することができる。
本願発明に係るスキー練習装置の第一実施形態(傾斜板を収納した状態)を示し、(a)は平面図、(b)は側面図 図1に示すスキー練習装置において、長尺板が左右に傾斜した状態を示す正面図 図1に示すスキー練習装置において、長尺板が左右一方に傾斜した状態を示す平面図 (a)は傾斜板を傾斜させた状態を示す側面図、(b)は傾斜板を傾斜させた状態を示す背面図、(c)は傾斜板を収納した状態を示す側面図 本願発明に係るスキー練習装置の第二実施形態(傾斜板を収納した状態)を示し、(a)要部の平面図、(b)は側面図 図5に示すスキー練習装置において、(a)は長尺板が傾斜していない状態を示す背面図、(b)は長尺板が左右一方に傾斜した状態を示す背面図 図5に示すスキー練習装置の他例を示す要部側面図 図5に示すスキー練習装置のさらなる他例を示す側面図 本願発明に係るスキー練習装置の第三実施形態(傾斜板を収納した状態)を示し、(a)は要部の平面図、(b)は側面図、(c)は本図(b)中におけるc−c線に沿う断面図
本願発明に係るスキー練習装置の第一実施形態を図1(a)及び(b)に示す。このスキー練習装置は、床面Fに設置する平板状の基礎板1の上に、前端部にヒンジ2が設けられ、基礎板1に対して前後方向に起伏自在、すなわち前方に対して後方を高くすることができる平板状の傾斜板3が設けられている。この基礎板1と傾斜板3は、後述する長尺板4の可動範囲に対応する扇状をしている。
傾斜板3の表面側には、傾斜板3の傾斜方向と直交する方向(以降、左右方向という。)に沿って上向き凸状の傾斜面(左右方向の中央で最も高く、左右に向かうほど低くなる傾斜が形成された傾斜面)を有する滑走板5が固定されている。なお、この滑走板5は、傾斜板3を高傾斜角度(例えば、20度以上)に設定して練習する、中上級者向けの装置においては設けない、又は適宜取り外せるように設計するのが好ましい。高傾斜角度において滑走板5を取り付けたままにしておくと、使用者が無理な姿勢をとらざるを得なくなって、練習効率が損なわれる恐れがあるためである。
さらに、傾斜板3の前端部には左右方向に長い長孔6が形成されており、この長孔6に設けられたボールロッドエンド7を介して、左右一対の長尺板4、4が設けられている。この長尺板4は、傾斜板3の表面に沿って、扇状の傾斜板3の範囲内においてそれぞれ回動自在となっている。この長尺板4として、一般的なスキー板を用いることができるが、練習感覚が損なわれない限りにおいて、スキー板の代わりに、長尺の板状木材、樹脂板等を用いることもできる。この長尺板4の表面に、一般的に用いられるビンディング8を用いてスキー靴9が固定される。左右のボールロッドエンド7の位置を長孔6内で左右に適宜移動することで、使用者の体格や、長尺板4の幅等に合わせて、左右一対の長尺板4、4の位置を調整することができる。
左右一対の長尺板4、4のそれぞれの下面には、滑走板5に当接するキャスタ10が設けられている。このキャスタ10を設けることによって、図2に示すように、左右一対の長尺板4、4を滑走板5の表面に沿って、左右方向に自在に移動させることができる。なお、本図では、左右一対の長尺板4、4が、平行を保った状態で左右に移動している状態を示しているが、各長尺板4、4は独立して左右反対方向に移動させることもできる。
図3に示すように、長尺板4、4を左右一方(本図では左側)に傾斜させると滑走板5の左右方向の傾斜に沿って、左右一対の長尺板4、4のうち右側の長尺板4aが傾斜の山側に、左側の長尺板4bが傾斜の谷側に位置することになる。このとき、両長尺板4a、4bはその先端部に取り付けられたボールロッドエンド7を回動軸として回動するため、本図のように左側に傾斜した場合、右側の長尺板4aが、左側の長尺板4bに対して、先端側に突出した状態となる(本図中の符号dを参照)。このとき、使用者の体重は、山側(右側)の長尺板4aよりも、谷側(左側)の長尺板4bの方により多くかかっている。
この左右の長尺板4a、4bの位置関係は、実際のスキーにおいてパラレルターンの姿勢をとったときの左右のスキー板の位置関係と同じである。すなわち、屋内にいながら、通常はゲレンデにおいてしか練習ができない、スキーの基本姿勢の一つを容易に練習することができるというメリットがある。
傾斜板3の左右両端部には、ストッパ部材11が設けられている(図1(a)を参照)。このストッパ部材11を設けることにより、練習中に使用者がバランスを崩したとしても、キャスタ10がストッパ部材11に当接して、長尺板4が滑走板5の左右外側まで移動するのが阻止される。このため、使用者が転倒に至るのを防止することができる。キャスタ10がストッパ部材11に当接した際の衝撃を弱めるために、ストッパ部材11の素材として、ゴム材、樹脂材のように比較的軟質のものを採用するのが好ましい。
傾斜板3の前端部の左右には、ストック穴12が形成されている(図1(a)を参照)。使用者が握るストックの先端をこのストック穴12に挿し込むことにより、ストックが傾斜板3上で不用意に滑るのを防止することができ、練習時の安全性を一層向上することができる。
傾斜板3の左右両端面には係合突起13が設けられるとともに、基礎板1の左右両側には、この基礎板1に対して回動軸14によって起伏自在に固定部材15が設けられている。この固定部材15には、その長さ方向に沿って、複数の係合溝16が形成されている。図4(a)及び(b)に示すように、この固定部材15を起立させつつ、係合溝16に係合突起13を嵌め込むことにより、傾斜板3を基礎板1に対して所定角度で固定することができる。本図においては、傾斜角度を10度、20度、30度、40度とする位置に係合溝16が形成され、そのうち40度とする位置の係合溝16に係合突起13を嵌め込んだ状態を示している。係合溝16を形成する位置はこれに限定されず、使用者の技能を考慮して、これとは異なる位置に形成することもできる。傾斜板3、固定部材15等の素材は、傾斜させた状態で使用者が乗った際に、その体重を十分支え得る程度の強度を備えた素材が適宜選択される。
固定部材15の先端には、着脱式のハンドル17が挿し込まれている。図4(a)に示すように、使用者がストックで体を支えきれないほど傾斜角度を大きくした場合には、ストックの代わりにハンドル17を握って体を支えるようにすることもできる。図4(c)に示すように固定部材15を収納する際には、固定部材15からハンドル17を外しておく。なお、本図においては、長尺板4、滑走板5等のように、傾斜機能に直接関係がない部材の記載を省略している。
本願発明に係るスキー練習装置の第二実施形態を図5(a)及び(b)に示す。このスキー練習装置は、基本的な構成は第一実施形態に係るものと同じであるが、スキー靴9を取り付ける部分の構成が相違している。この相違点について説明する。
左右一対の長尺板4、4の後端に、軸取付部材18を介して、後端に向かって延設した軸体19が固定されている。この軸体19には、軸体19に対して軸周りに相対回動自在に筒体20が設けられている。この筒体20の上部側には平坦部21が形成されており、この平坦部21に一般的なビンディング8を設けてスキー靴9を固定するようになっている。この筒体20の先端(前端)は、軸取付部材18に相対回動自在に挿し込まれている。筒体20の後端側には調節ねじ22がねじ込まれている。
軸体19の外周面と筒体20の内周面との間には隙間が形成されており、この隙間にコイルスプリング23が設けられている。軸取付部材18及び調節ねじ22には、スプリング固定穴24a、24bが形成されており、コイルスプリング23の前端が軸取付部材18側のスプリング固定穴24aに、コイルスプリング23の後端が調節ねじ22側のスプリング固定穴24bにそれぞれ挿し込まれている。筒体20への調節ねじ22のねじ込み量を調節することにより、コイルスプリング23の巻き数が変化し、このコイルスプリング23による付勢力の調節を行うことができる。
左右一対の長尺板4、4のうち、右側の長尺板4側に設けたコイルスプリング23は右巻きのものを、左側の長尺板4側に設けたコイルスプリング23は左巻きのものをそれぞれ使用している。このように長尺板4の左右とコイルスプリング23の左右の巻き方向とを一致させることにより、使用者が左右いずれかの方向にターンの姿勢をとった時に、左右ともにコイルスプリング23の巻きを強める、又は、巻きを緩める方向のいずれかとなって、左右の回転角度を同じにすることができる。このため、実際のゲレンデでの練習に近い練習感覚を得ることができる。上記の代わりに、右側の長尺板4側に設けたコイルスプリング23は左巻きのものを、左側の長尺板4側に設けたコイルスプリング23は右巻きのものをそれぞれ使用するようにしてもよい。このように左右逆にしても、左右対称の練習感覚を得ることができるためである。
左右に体重移動しない場合は、図6(a)に示すように、平坦部21が筒体20の真上に位置した状態となっている。この状態から、左右の足首を軸周りの一方向にねじると、図6(b)に示すように、そのねじりの力に対応する回転角度だけ、コイルスプリング23の付勢力に抗して筒体20が回動し、ゲレンデの傾斜に相当する足首のねじりを容易に形成することができる。このため、実際のゲレンデでの練習に近い練習感覚を得ることができる。
なお、図5(b)においては、長尺板4を断面コ字形の連結部材25に水平回動自在に取り付けた構成を示したが、図7に第二実施形態の他例を示すように、連結部材25と長尺板4の間にボールロッドエンド7を介在させた構成とすることもできる。このようにすれば、傾斜板3上における長尺板4の回動をスムーズに行うことができる。
また、図8に第二実施形態のさらなる他例を示すように、筒体20の上部側に形成された平坦部21にビンディング8を設けてスキー靴9を固定する代わりに、この平坦部21を後方に延長した延長部21aを形成し、この延長部21aの下面にキャスタ10を設ける構成とすることもできる。このようにすれば、図5(b)に示すように筒体20の下部に直接キャスタ10を設けた場合と比較して、この筒体20の直径程度だけ長尺板4の高さを低くすることができる。このように、長尺板4の高さを低くして、重心位置を下げることによって、このスキー練習装置の安全性を一段と向上することができる。
本願発明に係るスキー練習装置の第三実施形態を図9(a)及び(b)に示す。このスキー練習装置も、基本的な構成は第一実施形態に係るものと同じであるが、長尺板4の途中(図9(a)及び(b)における第一長尺板4cと第二長尺板4dの間)に、この長尺板4が使用者の体重によって過度に撓むのを防ぐ補強部材26を用いた点において相違する。この相違点について説明する。
補強部材26は、縦断面が下向きに開口するコの字形となっており(図9(c)を参照)、使用者の体重が負荷された際に、その体重によって長尺板4全体が下向きに大きく撓むのを抑制しつつ、この長尺板4の軸方向周りのねじりを許容するものである。この補強部材26の取り付け位置は特に限定されず、その長さ、素材の厚さ等も、使用者の体重、許容される撓み量の大きさ等を考慮した上で適宜決めることができる。このように縦断面コの字形の補強部材26を用いる代わりに、少なくとも長尺板4よりも高い剛性を有する平板状の部材を補強部材26として採用することもできる。
なお、この第三実施形態においても、第二実施形態において説明した図7と同様に、連結部材25と長尺板4(第一長尺板4c)の間に、ボールロッドエンド7を介在させた構成とすることもできる。
上記の各実施形態はあくまでも例示であって、本願発明の、実際のゲレンデにおける練習と同等の練習感覚を容易に得ることができるようにする、という課題を解決し得る限りにおいて、構成部材の形状、材質等を適宜変更することも許容される。
1 基礎板
2 ヒンジ
3 傾斜板
4 長尺板
5 滑走板
6 長孔
7 ボールロッドエンド
8 ビンディング
9 スキー靴
10 キャスタ
11 ストッパ部材
12 ストック穴
13 係合突起
14 回動軸
15 固定部材
16 係合溝
17 ハンドル
18 軸取付部材
19 軸体
20 筒体
21 平坦部
21a 延長部
22 調節ねじ
23 コイルスプリング(付勢部材)
24a、24b スプリング固定穴
25 連結部材
26 補強部材
F 床面

Claims (6)

  1. 床面(F)に設置する平板状の基礎板(1)と、
    前記基礎板(1)の前端部にヒンジ(2)を介して設けられ、前記基礎板(1)に対して前傾するように起伏自在とした平板状の傾斜板(3)と、
    前記基礎板(1)に設けられ、前記傾斜板(3)を前記基礎板(1)に対して所定角度に傾斜させた状態で固定する固定部材(15)と、
    前記傾斜板(3)の前端部に、この傾斜板(3)の表面に沿ってそれぞれ回動自在に設けられた左右一対の長尺板(4、4)と、
    前記左右一対の長尺板(4、4)の下面に設けられ、前記左右一対の長尺板(4、4)を左右方向に自在に移動させるキャスタ(10)と、
    を備えたスキー練習装置。
  2. 前記傾斜板(3)の表面側に、前記傾斜板(3)の傾斜方向と直交する方向に沿って上向き凸状の傾斜面を有する滑走板(5)をさらに設け、この滑走板(5)に前記キャスタ(10)を当接させて、前記左右一対の長尺板(4、4)を前記滑走板(5)の表面に沿って、左右方向に移動させるようにした請求項1に記載のスキー練習装置。
  3. 前記傾斜板(3)の左右両端部に、前記キャスタ(10)の左右方向の移動を前記傾斜板(3)の面内に限定するストッパ部材(11)を設けた請求項1又は2に記載のスキー練習装置。
  4. 前記左右一対の長尺板(4、4)の後端に、後端に向かって延設した軸体(19)と、前記軸体(19)に対して軸周りに相対回動自在に設けられた筒体(20)と、前記軸体(19)と前記筒体(20)に介在して設けられ前記軸体(19)に対し前記筒体(20)を一方向に回動した際にこの筒体(20)を前記一方向とは逆の方向に付勢する付勢部材(23)と、を設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載のスキー練習装置。
  5. 前記左右一対の長尺板(4、4)のうち、右側の長尺板(4)側に設けた前記付勢部材(23)は右巻きのコイルスプリングであり、前記左右一対の長尺板(4、4)のうち、左側の長尺板(4)側に設けた前記付勢部材(23)は左巻きのコイルスプリングである請求項4に記載のスキー練習装置。
  6. 前記左右一対の長尺板(4、4)の少なくとも一部に、縦断面がコの字形の補強部材(26)を連設した請求項1〜3のいずれか一項に記載のスキー練習装置。
JP2013224296A 2013-10-29 2013-10-29 スキー練習装置 Active JP6141752B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013224296A JP6141752B2 (ja) 2013-10-29 2013-10-29 スキー練習装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013224296A JP6141752B2 (ja) 2013-10-29 2013-10-29 スキー練習装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015084864A JP2015084864A (ja) 2015-05-07
JP6141752B2 true JP6141752B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=53048351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013224296A Active JP6141752B2 (ja) 2013-10-29 2013-10-29 スキー練習装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6141752B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7229517B2 (ja) * 2019-01-08 2023-02-28 株式会社アクセス シミュレータ用水平移動装置及びドライブシミュレータ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT294646B (de) * 1968-12-05 1971-11-25 Hans Natterer Skilauftrainingsgerät
US3707283A (en) * 1970-08-10 1972-12-26 Gerald R Cormier Ski board training device
FR2155709A5 (ja) * 1972-10-09 1973-05-18 Duval Pierre
US4669723A (en) * 1985-10-16 1987-06-02 Panaram Alpine Corporation Inc. Ski trainer
US5374228A (en) * 1992-06-02 1994-12-20 Nordictrack, Inc. Downhill skiing exercise machine
US5496239A (en) * 1993-09-16 1996-03-05 Kallman; Robert Exercise and ski simulating device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015084864A (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6945920B1 (en) Adjustable balancing board
KR102156974B1 (ko) 신체균형 보조기구
US10761878B2 (en) Ski genie training apparatus and methods of use
US9782665B2 (en) Roller skate
EP3177374B1 (en) Standup paddle board core activator
ES2673243T3 (es) Aparato de entrenamiento de swing con palo de golf simplificado
JP6141752B2 (ja) スキー練習装置
US20160001806A1 (en) Apparatus comprising a body support frame and means for manoeuvring this frame with respect to a sports board
CN105080115B (zh) 手控式滑行设备
JP7504105B2 (ja) ノルディックウォーキング/ランニング/エクササイズポール
KR100737378B1 (ko) 스노보드 바인딩 장치
JP2017038679A (ja) チェア付スノーボード
JP3149162U (ja) 運動練習用具
JP4578699B2 (ja) スキー,スノーボード等の練習具
KR20120004381A (ko) 마사지 장치가 구비된 자동 발걸이가 구비된 물구나무서기 운동기구
KR20060041191A (ko) 스케이트 보드
US20160361625A1 (en) Game Board and Seating System
NZ728783B2 (en) Standup paddle board core activator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6141752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250